JP7208699B2 - アンテナ高さの設定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナ高さの設定方法に関する。
この種の転圧車両は、車体の前後に備えられた走行輪を兼ねた転圧輪により走行しながら、路面に敷きつめた砂利やアスファルト等の舗装材を締め固めるために使用されている。所期の舗装材の締固め度を達成するために、オペレータは予め設定された転圧すべき転圧領域上で転圧車両を繰り返し走行させ、逐次カウントした転圧回数が予め設定された値に達した時点で締固め完了と判断している。
しかしながら、このようなオペレータの感覚に頼った締固め作業では、転圧領域に対する転圧車両の走行経路のズレや転圧回数のカウント間違い等があるため、舗装材の締固め度に過不足が生じて良好な路面品質を実現する点で問題があった。そこで、例えば特許文献1に記載のように、転圧領域上での転圧車両の移動軌跡に基づき、締固め作業の進行状況を演算してディスプレイ上に表示する転圧管理装置が提案されている。
この転圧管理装置では、転圧すべき転圧領域が縦横に区画した複数の管理ブロックに分割して設定・記憶されており、この転圧領域とGNSS衛星から取得した自車位置とがディスプレイ上に表示される。締固め作業では、オペレータの運転により転圧車両が各管理ブロックを順次転圧しながら移動し、各管理ブロックが転圧される毎に、その管理ブロックと自車位置との関係に基づき転圧完了か否かが判定され、転圧完了の場合にはその管理ブロックの転圧回数が加算される。各管理ブロックに対応して転圧回数がディスプレイ上に表示され、その表示に基づきオペレータは各管理ブロックの締固め度を把握でき、転圧が不足している管理ブロックに対して追加の転圧を実施している。
特開2012-158920号公報
ところで、上記のような転圧車両に搭載される転圧管理装置のGNSSアンテナの高さは、複数の観点からの要求を受けている。
まず、転圧車両は街中や僻地等の種々の地域で使用され、その中にはGNSS衛星からの電波の受信状態が良好でない地域も存在する。このためGNSSアンテナの受信感度の観点からは、可能な限りGNSSアンテナを高い位置に設置することが望まれる。
また、この種の転圧車両はトレーラ等の搬送車両に積載して工事現場まで運搬され、法規により積載状態での最大高さが制限(例えば、3.8m以下)されている。このため車両運搬の観点からは、搬送車両への積載状態でGNSSアンテナが高さ制限を満足する必要がある。
また、転圧領域の周囲には障害物が存在する場合が多々あり、特に小型の転圧車両が用いられる狭い転圧領域の締固め作業では周囲に注意すべき障害物が多い。例えば民家の庭先でブロック塀近傍を転圧ぎわとしてこれに沿って転圧する際に、路面の傾斜により転圧車両がブロック塀側に傾く場合がある。このような状況ではGNSSアンテナがブロック塀に接触・破損する場合があり、その可能性はGNSSアンテナが高位置にあるほど高くなる。このため障害物との接触防止の観点からは、可能な限りGNSSアンテナを低い位置に設置することが望まれる。
以上のようにGNSSアンテナの高さは、3種の観点から相反する要求を受けているものの、特許文献1の技術では、転圧車両上にGNSSアンテナを設けた構成しか開示されていない。このため、従来からGNSSアンテナの高さをどのように設定すべきかについて、具体的な推奨値等の提案が要望されていた。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、搬送車両への積載状態での高さ制限を満足すると共に、締固め作業中の障害物との接触・破損を未然に防止でき、しかも良好な受信感度を実現できる高さに転圧管理装置のアンテナを設置できるアンテナ高さの設定方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のアンテナ高さの設定方法は、転圧車両の車幅Wを設定し、前記転圧車両に設けられた転圧輪を加振する起振装置が正常にオイルで潤滑される最大の傾斜角に基づいて路面の最大傾斜角αを設定する第1ステップと、前記転圧車両の車体からブラケットを介して支持された転圧管理装置のアンテナの位置を前記第1ステップで設定された前記車幅Wの中央に設定すると共に、前記アンテナの地表からの高さであるアンテナ高さHと前記第1ステップで設定された前記車幅Wと前記第1ステップで設定された前記最大傾斜角αとの関係が、H=(W/2)/tanαを満足するように前記アンテナ高さHを設定する第2のステップと、前記第2のステップにより設定された前記アンテナ高さHとした前記転圧車両が搬送車両に積載された状態において、前記アンテナの位置が法規による高さ制限を満足するか否かを判定する第3のステップと、前記第3のステップにより前記法規を満足すると判定されたときには、前記第2のステップにより設定された前記アンテナ高さHを確定し、前記第3のステップにより前記法規を満足しないと判定されたときには、前記法規を満足するように前記アンテナ高さHを制限する第4のステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、搬送車両への積載状態での高さ制限を満足すると共に、締固め作業中の障害物との接触・破損を未然に防止でき、しかも良好な受信感度を実現できる高さに転圧管理装置のアンテナを設置できるアンテナ高さの設定方法を提供することができる。
第1実施形態のコンバインド振動ローラを示す側面図である。 コンバインド振動ローラを示す平面図である。 コンバインド振動ローラを示す正面図である。 コンバインド振動ローラを示す後面図である。 コンバインド振動ローラを示す斜視図である。 第2実施形態のコンバインド振動ローラを示す平面図である。 コンバインド振動ローラを示す後面図である。 コンバインド振動ローラを示す斜視図である。 第3実施形態のコンバインド振動ローラを示す側面図である。 コンバインド振動ローラを示す平面図である。 コンバインド振動ローラを示す正面図である。 コンバインド振動ローラを示す斜視図である。
以下、本発明をコンバインド振動ローラのアンテナ高さの設定方法に具体化した一実施形態を説明する。
図1は本実施形態のコンバインド振動ローラを示す側面図、図2はコンバインド振動ローラを示す平面図、図3はコンバインド振動ローラを示す正面図、図4はコンバインド振動ローラを示す後面図であり、これらの図は後述する第1実施形態に相当する。以下の説明では、車両を基準として前後方向及び左右方向を表現する。
コンバインド振動ローラ1(以下、車両と称することもある)の車体は、前部転圧輪2を備えた前部車体4と後部転圧輪3を備えた後部車体5とにより構成されている。これらの車体4,5はアーティキュレート機構6を介して連結されており、前部車体4に設けられた図示しない操舵シリンダの駆動により、アーティキュレート機構6を中心として前部及び後部車体4,5が水平方向に屈曲することで車両1が旋回するようになっている。
前部転圧輪2は、ほぼ車幅と対応する長さを有する金属ドラムから構成され、前部車体4から下方に延設された左右一対の支持アーム9により回転可能に支持されている。また、後部転圧輪3は左右2本ずつ計4本のゴムタイヤから構成され、後部車体5に設けられたアクスル8により回転可能に支持されている。
図1に示すように、前部転圧輪2は走行用油圧モータ2aにより駆動され、後部転圧輪3はアクスル8に設けられた走行用油圧モータ3aにより駆動され、これにより車両1が走行する。また、図示はしないが前部転圧輪2には油圧式の起振装置が内蔵され、例えば路面上の砕石を締め固める際には、起振装置により前部転圧輪2が加振されて効率的に作業が実施される。
後部車体5上の前側位置にはステアリング10を備えた操作台11が設置され、操作台11の後側にはベンチ式の運転席12が設置されている。締固め作業ではオペレータが運転席12に着座し、ステアリング10及び操作台11の両脇の前後進レバー13や図示しない足下のブレーキペダル等を操作する。これらの操作に応じて、前部車体4に搭載されたエンジンを動力源とするHST(Hydro Static Transmission)からの作動油が切り換えられて操舵シリンダ、走行用油圧モータ2a,3a或いは起振装置に適宜供給され、車両1の走行や操舵、前部転圧輪2の加振等が行われる。
運転席12の後側位置に相当する後部車体5上の最後部には、貯水タンク15が設置されている。貯水タンク15には、前部及び後部転圧輪2,3の近傍に配設された転圧輪散水ノズル16,17、及び後部車体5の後端に配設された図示しない路面散水ノズルが配管及び給水ポンプを介して接続されている。舗装作業時には、前部及び後部転圧輪2,3への舗装材の付着防止或いは転圧後の舗装材の冷却等を目的として、貯水タンク15内に貯留された水が給水ポンプにより各散水ノズル16,17に供給されて前部及び後部転圧輪2,3や路面へと散水される。
車両1には、締固め作業の進行状況を表示してオペレータに提示する転圧管理装置20が搭載されている。当該転圧管理装置20の構成及び機能は、例えば特許文献1に記載のものと同様であるため概略のみを述べる。
全体として転圧管理装置20は、ユニット本体21、ディスプレイ22及びGNSSアンテナ23から構成されている。ユニット本体21は運転席12に着座したオペレータの左側に設置され、その内部には、図示はしないが転圧管理の制御を司る制御装置、GNSS受信機、それらの電源であるバッテリ等が内蔵されている。ディスプレイ22はユニット本体21上に固定され、ユニット本体21内の制御装置と配線を介して接続されている。またGNSSアンテナ23はブラケット25を介して車両1の後部に設置され、ユニット本体21内のGNSS受信機と配線を介して接続されている。
制御装置には、転圧すべき転圧領域の形状及び面積が事前にデータとして設定・記憶されると共に、データ上の転圧領域が縦横に区画されて複数の管理ブロックに分割されている。締固め作業では、GNSS衛星からの位置情報信号がGNSSアンテナ23により受信され、その位置情報信号に基づきGNSS受信機により自車位置が所定周期で取得される。制御装置はディスプレイ22上に各管理ブロックに分割された転圧領域を表示すると共に、その転圧領域上にGNSS受信機により取得された自車位置を表示する。
ディスプレイ22の表示を参考にしてオペレータは車両1を運転し、各管理ブロックを順次転圧しながら移動させる。制御装置は各管理ブロックが転圧される毎に、その管理ブロックと自車位置との関係に基づき転圧が正しく完了したか否かを判定し、転圧完了の場合にはその管理ブロックの転圧回数を加算する。締固め作業の進行と共に各管理ブロックの転圧回数は次第に増加し、ディスプレイ22の表示に基づきオペレータは締固め作業の進行状況、詳しくは各管理ブロックの締固め度を把握でき、転圧が不足している管理ブロックに対して追加の転圧を実施する。
転圧ブロックは車両1の進行方向に転圧輪2,3により転圧されるため、転圧輪2,3と管理ブロックとの車幅方向の位置関係に基づき、双方のズレが所定値未満のときに転圧完了と判定している。そして、GNSSアンテナ23の位置(自車位置)から転圧輪2,3の車幅方向の位置を割り出す演算処理の初期設定を簡略化するために、車両1の車幅方向の中央にGNSSアンテナ23を配設して、自車位置から左右に均等に転圧輪2,3が存在すると見なしている。
以上のように構成された転圧管理装置20において、[発明が解決しようとする課題]で述べたように、GNSSアンテナ23の高さは、受信感度、車両運搬及び障害物との接触防止の3種の観点から相反する要求を受けているが、特許文献1には具体的な推奨値等は言及されていなかった。
このような要望を鑑みて本発明者は、具体的な推奨値を定めることが可能な観点として障害物との接触防止に着目した。即ち、受信感度に関しては、GNSSアンテナ23を高い位置に設置するほど望ましいとしか言えず、車両運搬に関しては、車両1を積載するトレーラ等の搬送車両の仕様(荷台高さ等)に応じてGNSSアンテナ23に許容される高さが変化し、また法規による高さ制限が変更される可能性もある。このため、これら2種の観点からGNSSアンテナ23の高さの具体的な推奨値を定めることは困難である。
これに対して障害物との接触防止に関しては、この種の転圧車両1に特有の稼働状態からGNSSアンテナ23に許容される路面からの最大の高さHを特定でき、これに基づき具体的な高さの推奨値も定めることができる。
即ち、転圧すべき転圧領域の周囲を転圧する際には車両を転圧ぎわに沿って移動させているが、転圧領域の周囲には障害物が存在する場合が多々ある。例えばブロック塀により区画された民家の庭先を転圧する場合、ブロック塀近傍を転圧ぎわとして車両1をブロック塀に沿って移動させる。このとき路面の傾斜により車両1がブロック塀側に傾くと、GNSSアンテナ23がブロック塀に接触・破損する可能性が生じるが、接触・破損するか否かは、GNSSアンテナ23の高さHに応じて明確に切り分けることができる。
図3には水平な路面でのGNSSアンテナ23の位置(実線で示す)と共に、左右に傾斜した路面でのGNSSアンテナ23の位置(仮想線で示す)を示している。転圧中の車両1が路面の傾斜により車幅方向の何れかに傾き、その方向に障害物が存在するときには、傾いた方向にGNSSアンテナ23が位置変位して障害物に接近する。
位置変位後のGNSSアンテナ23が水平な路面での車幅W内に収まっていれば、障害物に接触・破損する可能性はない。水平な路面において車両1は障害物を避けていたはずであり、その車幅W内でGNSSアンテナ23が位置変位したとしても障害物に接触しないためである。
一方、位置変位後のGNSSアンテナ23が水平な路面での車幅W内からはみ出していれば、障害物に接触・破損する可能性が格段に高まる。水平な路面において車両1が障害物を避けていたとしても、その車幅W内をはみ出したGNSSアンテナ23が障害物に接触しないと断定できないためである。
そして、車幅方向の路面の傾斜角αが同一であった場合、GNSSアンテナ23が高位置にあるほど車幅方向の位置変位が増加して車幅W内からはみ出し易くなる。従って、路面の傾斜により車両1が車幅方向に傾いたときにGNSSアンテナ23を車幅W内に収めるには、次式(1)の条件を満足するように地表からのGNSSアンテナ23の高さH(mm)を設定する必要がある。
H≦(W/2)/tanα ……(1)
車幅Wは車両1の仕様から自ずと決定され、本実施形態の車両1では、前部転圧輪2を支持する左右一対の支持アーム9の外側面間の距離が車幅Wに相当する。
また、路面の最大傾斜角αは、前部転圧輪2に内蔵された起振装置が正常にオイルで潤滑される最大の傾斜角として設定される。転圧の可能性がある最大の傾斜角でも支障なく潤滑可能なように起振装置が設計されているため、この最大の傾斜角を超えた傾斜角の路面を転圧する機会がないためである。但し、潤滑を配慮した最大の傾斜角には十分な余裕が含まれているため、より小さな値に最大傾斜角αを設定してもよい。
従って、GNSSアンテナ23の高さを上式(1)に基づき算出した高さH(≦(W/2)/tanα)に設定すれば、路面の傾斜により車両1が車幅方向に傾いたとしても、GNSSアンテナ23が車幅W内に収まって障害物との接触・破損を防止できる。一方で、良好な受信感度のためにはGNSSアンテナ23をできるだけ高い位置に設置することが望ましいため、この点を考え合わせると、式(1)に基づき導出される最大の高さH(=(W/2)/tanα)にGNSSアンテナ23を設置することが望ましい。
また、車両1を運搬する際の搬送車両の仕様等が判明しており、仮に式(1)に基づく最大の高さHにGNSSアンテナ23を配置すると、法規による高さ制限を満足しなくなる場合には、それを満足するGNSSアンテナ23高さ(<(W/2)/tanα)に制限する必要が生じる。
そこで、まず障害物との接触防止の観点から式(1)に基づき最大の高さHを算出し、その最大の高さHが車両運搬の際の法規による高さ制限を満足する場合には、受信感度を配慮して最大の高さHにGNSSアンテナ23を設置する。また、高さHが法規による高さ制限を満足しない場合には、それを満足するようにGNSSアンテナ23の高さを制限する。
何れの場合も、全ての観点からの要求を最大限に満足するようにGNSSアンテナ23の高さを設定できる。このため本実施形態によれば、搬送車両への積載状態での高さ制限を満足すると共に、締固め作業中の障害物との接触・破損を未然に防止でき、しかも可能な限り良好な受信感度を実現することができる。
但し、以上のようなGNSSアンテナ23の受信感度及び車両運搬を考慮することなく、式(1)を満足する任意の高さHにGNSSアンテナ23を設置してもよい。受信感度についてはGNSSアンテナ23の性能に依存することから、多少低い位置にGNSSアンテナ23を設置しても良好な受信感度が得られる場合もあり、また法規による高さ制限を満足できれば、それよりも低い位置にGNSSアンテナ23を設置しても問題ないためである。
以上のように本実施形態のコンバインド振動ローラ1はGNSSアンテナ23の高さが設定されており、次いで、具体的なブラケット25,31,41を介したGNSSアンテナ23の設置構造を第1~3実施形態として順次説明する。
[第1実施形態]
図5は第1実施形態のコンバインド振動ローラ1を示す斜視図である。図1~5に示すように、本実施形態では後部車体5の後面5a(運転席よりも後側)にブラケット25を介してGNSSアンテナ23が設置されている。
ブラケット25は、左右両端を後部車体5の後面5aに固定されたステー26と、ステー26の左右両端に左右の下部を溶接された前方視で門型状をなすブラケット本体27とから構成されている。ステー26は鋼板を折曲形成してなり、全体として水平に延びる連結部26aの左右両端からそれぞれ下方に向けて締結部26bが延設された形状をなし、各締結部26bがボルト28により後部車体5の後面5aに締結されている。それぞれの剛性確保のために、連結部26aは断面L字状に折曲され、各締結部26bはリブ壁26cが溶接されて断面T字状をなしている。
ブラケット本体27は鋼管を湾曲形成してなり、上方に面した固定ベース27aが溶接されて水平に延びる上辺27b、上辺27bの左右両端から下方斜め側方に延設された左右一対の斜辺27c、及び各斜辺27cの下端から下方に連続する溶接部27dからなる。各溶接部27dはステー26の左右の締結部26b上に溶接され、これによりステー26を介してブラケット本体27が後部車体5から支持されている。
そして、GNSSアンテナ23はブラケット本体27の固定ベース27a上に固定されており、その上下方向、車幅方向、前後方向の位置は以下に述べるように設定されている。
まず、GNSSアンテナ23の上下方向の位置については、式(1)から導出される高さH(≦(W/2)/tanα)に設定されており、これにより、締固め作業中の障害物との接触・破損を未然に防止できるという効果が得られている。
また、GNSSアンテナ23の車幅方向の位置は、上記のような転圧管理装置20の初期設定を簡略化するために車両1の車幅Wの中央に設定されている。このGNSSアンテナ23の位置設定は、同一の車幅W及び最大傾斜角αにおいてGNSSアンテナ23の高さを最も高く設定できることにもつながる。
即ち、GNSSアンテナ23が車幅方向の何れかに偏って設置されている場合、偏った側への路面が傾斜したときに車幅W内からGNSSアンテナ23がはみ出し易くなるため、その高さを制限せざるを得なくなる。換言すると、式(1)で左右均等に分割されていた(W/2)が不均等になり、小側の値に基づき式(1)から算出されるGNSSアンテナ23の高さHに制限せざるを得なくなる。
GNSSアンテナ23の位置を車幅Wの中央に設定した場合に最大の高さHが算出されるため、障害物との接触を防止した上で最も良好な受信感度を実現できるのである。但し、必ずしもGNSSアンテナ23を車幅Wの中央に設置する必要はなく、車幅方向の何れかに偏って設置してもよい。
また、特に図1に示すように、ブラケット25は後部車体5の後面5aから前後に傾くことなく垂直に立設されている。そして、この後面5aよりも後部転圧輪3は後方に張り出して車両1の最後部を形成しており、ブラケット25上に固定されたGNSSアンテナ23の前後方向の位置は後部転圧輪3よりも前方に位置している。換言すると、車両1の最後部から後方にはみ出すことなくGNSSアンテナ23が設置されている。
このGNSSアンテナ23の位置設定は、車両1の後退時においてGNSSアンテナ23が障害物と接触・破損する事態を防止することにつながる。例えば車両後方の障害物にオペレータが気付かない場合であってもGNSSアンテナ23が障害物に接触せず、必然的に破損も防止されるためである。
また車両後退時の障害物との接触に関しては、ブラケット25が門型状をなすことも有利に作用する。万一ブラケット25が障害物と接触した場合であっても、高い剛性の門型状をなすブラケット25は多少の接触では変形しない。ブラケット25の変形は正規位置からのGNSSアンテナ23のズレ、ひいては自車位置の誤差により管理ブロックの転圧完了を誤判定する要因になり得るが、このような事態を未然に防止できるという別の効果も得られる。
一方、車両1を後退させながら左右何れかの転圧ぎわに沿って路面を転圧する場合、オペレータは後部転圧輪3の転圧ぎわ、或いはこれから車両1が進行するより後方の路面(車両進行方向)を視認する必要がある。このときのオペレータの視線Lを図2,4に示しているが、左右のオペレータの視線Lの間にブラケット25が配置されているため、オペレータはブラケット25に遮られることなく転圧ぎわや後方の路面を直接視認できる。
その要因はブラケット25の形状にあり、ブラケット本体27が単なる四角の門型状でなく、その左右を斜辺27cとすることにより車幅方向の幅が上部ほど狭い門型状をなしているためである。即ち、図1に示す上下方向の位置関係から判るように、オペレータの視線Lを遮る可能性があるブラケット本体27の部位は主に上部であり、この上部がオペレータの視線Lを避けるように車幅方向に狭くなっているため視線Lが遮られないのである。従って、良好な視認性を確保することができ、車両1の運転と転圧ぎわ等の確認とを同時に行う必要があるオペレータの負担を大幅に軽減できるという効果も得られる。
[第2実施形態]
次いで、第2実施形態について説明する。
図6は本実施形態のコンバインド振動ローラ1を示す平面図、図7はコンバインド振動ローラ1を示す後面図、図8はコンバインド振動ローラ1を示す斜視図である。第1実施形態との相違点はブラケット31の形状にあり、その他の構成は第1実施形態と同様である。このため共通する構成の箇所は同一部材番号を付して説明を省略し、相違点を重点的に述べる。
第1実施形態と同じく本実施形態のブラケット31は、鋼板を折曲形成したステー32、及び鋼管からなるブラケット本体33により構成されている。ステー32は後部車体5の後面5aの車幅方向中央にボルト34により締結され、ステー32上にポール状のブラケット本体33の下部が溶接されている。ブラケット本体33は前後及び左右に傾くことなく垂直に立設され、その上端に溶接された固定ベース33a上にGNSSアンテナ23が固定されている。
GNSSアンテナ23の上下方向、車幅方向、前後方向の位置設定は第1実施形態と同様であり、それにより得られる作用効果も同様であるため、重複する説明は省略する。
第1実施形態の門型状のブラケット25では、転圧ぎわや後方の路面に視認する際にオペレータが多少体をずらしてブラケット25を避ける必要があったが、本実施形態のポール状のブラケット31では、運転姿勢を保ったまま容易に転圧ぎわや後方の路面を視認できる。従って、より良好な視認性を確保でき、オペレータの負担をさらに軽減することができる。
[第3実施形態]
次いで、第3実施形態について説明する。
図9は本実施形態のコンバインド振動ローラ1を示す側面図、図10はコンバインド振動ローラ1を示す平面図、図11はコンバインド振動ローラ1を示す正面図、図12はコンバインド振動ローラ1を示す斜視図である。第1実施形態との相違点は、ブラケット41及びGNSSアンテナ23を後部車体5の後部から前部(運転席よりも前側)に移設した点にあり、その他の構成は第1実施形態と同様であるため、相違点を重点的に述べる。
ブラケット41は、鋼板を折曲形成した左右一対のステー42、及び鋼管を湾曲形成したブラケット本体43から構成されている。各ステー42は車両1の操作台11の左右両側面にそれぞれボルト44により締結されると共に前方に向けて延設され、それぞれの前端部には外側方に開放されて上下方向に延びる保持溝42aが形作られている。
第1実施形態と同じくブラケット本体43は、固定ベース43aが溶接された上辺43b、左右一対の斜辺43c及び溶接部43dからなる前方視で門型状をなし、固定ベース43a上にGNSSアンテナ23が固定されている。しかし、オペレータの前方視界の確保及び操作台11からの支持のために、ブラケット本体43の車幅方向の幅は第1実施形態よりも若干縮小されている。ブラケット本体43の左右の溶接部43dは各ステー42の保持溝42a内に溶接され、これによりブラケット本体43は、前後方向に傾くことなく垂直にステー42を介して操作台11から支持されている。
GNSSアンテナ23の上下方向、車幅方向の位置設定は第1実施形態と同様であり、それにより得られる作用効果も同様であるため、重複する説明は省略する。
また前後方向の位置は操作台11よりも若干前方であり、且つアーティキュレート機構6を介して相対的に位置変位する前部車体4と干渉しない位置に設定されている。
一方、締固め作業において、車両1を前進させながら左右何れかの転圧ぎわに沿って路面を転圧する場合、オペレータは前部転圧輪2の転圧ぎわ、或いはこれから車両1が進行するより前方の路面(車両進行方向)を視認する必要がある。このときのオペレータの視線Lを図10,11に示しているが、左右のオペレータの視線Lの間にブラケット41が位置しているため、オペレータはブラケット41に遮られることなく転圧ぎわや前方の路面を直接視認できる。
第1実施形態と同じく、左右の斜辺43cによりブラケット本体43の車幅方向の幅が上部ほど狭い門型状をなしているためであり、これにより良好な視認性を確保してオペレータの負担を大幅に軽減することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、転圧車両としてアーティキュレート機構6を備えたコンバインド振動ローラ1に具体化したが、転圧管理装置を備えた転圧車両であればこれに限ることはない。例えばマカダムローラに適用してもよいし、アーティキュレート機構を備えないタイヤローラに適用してもよい。
また上記実施形態では、ブラケット25,31,41を介して後部車体5にGNSSアンテナ23を支持したが、これに限るものではなく、例えば前部車体4にブラケットを介してGNSSアンテナ23を支持してもよい。
1 コンバインド振動ローラ(転圧車両)
2 前部転圧輪
3 後部転圧輪
4 前部車体
5 後部車体
6 アーティキュレート機構
12 運転席
20 転圧管理装置
23 GNSSアンテナ(アンテナ)
25,31,41 ブラケット

Claims (1)

  1. 転圧車両の車幅Wを設定し、前記転圧車両に設けられた転圧輪を加振する起振装置が正常にオイルで潤滑される最大の傾斜角に基づいて路面の最大傾斜角αを設定する第1ステップと、
    前記転圧車両の車体からブラケットを介して支持された転圧管理装置のアンテナの位置を前記第1ステップで設定された前記車幅Wの中央に設定すると共に、前記アンテナの地表からの高さであるアンテナ高さHと前記第1ステップで設定された前記車幅Wと前記第1ステップで設定された前記最大傾斜角αとの関係が、
    H=(W/2)/tanα
    を満足するように前記アンテナ高さHを設定する第2のステップと、
    前記第2のステップにより設定された前記アンテナ高さHとした前記転圧車両が搬送車両に積載された状態において、前記アンテナの位置が法規による高さ制限を満足するか否かを判定する第3のステップと、
    前記第3のステップにより前記法規を満足すると判定されたときには、前記第2のステップにより設定された前記アンテナ高さHを確定し、前記第3のステップにより前記法規を満足しないと判定されたときには、前記法規を満足するように前記アンテナ高さHを制限する第4のステップと、
    を備えたことを特徴とするアンテナ高さの設定方法。
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