JP2002187438A - 樹脂タンクのアッパープレートカバー構造 - Google Patents
樹脂タンクのアッパープレートカバー構造Info
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- JP2002187438A JP2002187438A JP2000390726A JP2000390726A JP2002187438A JP 2002187438 A JP2002187438 A JP 2002187438A JP 2000390726 A JP2000390726 A JP 2000390726A JP 2000390726 A JP2000390726 A JP 2000390726A JP 2002187438 A JP2002187438 A JP 2002187438A
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Abstract
保護を図りつつ、クイックコネクタの嵌合状態を、目視
に頼らずにチェックすることにより作業工程を簡素化で
きる樹脂タンクのアッパープレートカバー構造を提供す
る。 【解決手段】樹脂タンク本体7の一部に設けられたアッ
パープレート9と、アッパープレート9から導出される
燃料チューブ11とを保護するアッパープレートカバー
部材15を有する樹脂タンクのアッパープレートカバー
構造である。アッパープレートカバー部材15は、アッ
パープレート9が、内嵌して装着される樹脂タンク本体
7の筒状開口部8に、金属製のロックリング部材12を
介在させて外嵌させている。
Description
クに燃料を給油する際、キャップ部材で開閉されるフィ
ラーチューブ入口開口部構造に関するものである。
クが、金属製のタンク本体の上面部に設けられるアッパ
ープレート等から燃料チューブ及びこの燃料チューブを
エンジン側配管と連結するクイックコネクタ等を導出さ
せている。
接、前記タンク本体にプロテクタ部材を固定することに
より、前記燃料チューブの導出部分及びクイックコネク
タ等を保護するように構成されている。
燃料チューブ1と、前記クイックコネクタ2との接続
は、燃料チューブ1の先端周縁に形成された突起部3
が、クイックコネクタ2の係止爪部4,4を乗り越えて
行われる。
イックコネクタ2との接続では、半嵌合状態となるのを
防止するため、燃料チューブ1或いはクイックコネクタ
2を抜き出し方向に引っ張ってチェックしている。
嵌合状態では、前記突起部3によって、脚部6,6が開
いて外れるポカよけ防止ピン5を設けて、完全に燃料チ
ューブ1が、クイックコネクタ2に嵌合した場合のみ、
このポカよけ防止ピン5の脚部6,6を前記突起部3が
押し広げて、外れるように構成している。
うな金属製のタンク本体を有する従来のものでは、直
接、前記タンク本体にプロテクタを固定することによ
り、前記燃料チューブの導出部分等を保護することがで
きるが、樹脂製のタンク本体を有する燃料タンクでは、
取付部も樹脂となってしまう為、前記プロテクタ部材
を、タンク本体に強固に固定することは困難であった。
クコネクタ2との接続では、ポカよけ防止ピン5が外れ
ているか否かは、目視で確認する以外に方法がない。
を払ってチェックしなければならず、チェック作業工程
が煩雑であった。
解消し、アッパープレート及び燃料チューブの導出部の
保護を図りつつ、クイックコネクタの嵌合状態を、目視
に頼らずにチェックすることにより作業工程を簡素化で
きる樹脂タンクのアッパープレートカバー構造を提供す
ることにある。
に、請求項1に記載された発明では、樹脂タンク本体の
一部に設けられたアッパープレートと、該アッパープレ
ートから導出される燃料チューブとを保護するアッパー
プレートカバー部材を有する樹脂タンクのアッパープレ
ートカバー構造であって、前記アッパープレートカバー
部材は、前記アッパープレートが、内嵌して装着される
前記樹脂タンク本体の筒状開口部に、金属製のロックリ
ング部材を介在させて外嵌させた樹脂タンクのアッパー
プレートカバー構造を特徴としている。
では、前記樹脂タンク本体の筒状開口部に内嵌されたア
ッパープレートと外嵌された前記金属製のロックリング
部材とが、該筒状開口部を内外から挟持して、前記アッ
パープレートカバー部材が外嵌されて取付られる部分
に、金属製の前記ロックリング部材が装着される。この
ため、取付部分の剛性を良好なものとすることができ
る。
が、金属製のロックリング部材に外嵌して取り付けられ
た状態で、前記樹脂タンク本体に強固に固定される。
前記アッパープレートに直接接触させないで装着できる
ので、直接接触させているものに比して、アッパープレ
ートカバー部材の破損が、前記アッパープレート等に影
響する虞が少なく、前記アッパープレート及び燃料チュ
ーブ等の保護性能を良好なものとすることができる。
記アッパープレートカバー部材は前記ロックリング部材
に外嵌された状態で、前記アッパプレートと前記燃料チ
ューブとを接続するコネクタ部材の半嵌合を防止するポ
カよけ防止ピンと干渉する位置に設けられていて、該ポ
カよけ防止ピンが外れていない状態では、前記ロックリ
ング部材に外嵌不能となる請求項1記載の樹脂タンクの
アッパープレートカバー構造を特徴としている。
では、前記アッパープレートカバー部材の一部が半嵌合
防止用のポカよけ防止ピンと干渉する位置に設けられて
いるので、該ポカよけ防止ピンが外れていない状態で
は、該ポカよけ防止ピンが、前記ロックリングに対する
外嵌を阻害する。
ていない状態では、前記ロックリング部材に対して、前
記アッパープレートカバー部材は、外嵌不能となるの
で、該アッパープレートカバー部材の組付け作業時に、
半嵌合状態であることが、目視に頼らず確実にチェック
され、作業工程を簡素化出来る。
前記アッパープレートカバー部材は、前記樹脂タンク本
体の点検口周縁に対して、所定の角度で傾斜するエネル
ギ分散面部を有する請求項1又は2記載の樹脂タンクの
アッパープレートカバー構造を特徴としている。
では、衝突時等の大きな衝突エネルギの入力があって
も、前記樹脂タンク本体の点検口周縁に対して、前記エ
ネルギ分散面部が、所定の角度で傾斜しているので、該
エネルギ分散面部の傾斜方向に沿って該衝突エネルギが
分散されて、前記アッパープレート及び燃料チューブ等
を保護する。
記アッパープレートカバー部材は、前記樹脂タンク本体
の点検口から挿通可能な大きさを有している請求項1乃
至3のうち何れか一項記載の樹脂タンクのアッパープレ
ートカバー構造を特徴としている。
では、前記点検口を介して、前記アッパープレートカバ
ー部材を装脱着できるので、作業性が良好である。
記コネクタ部材は、燃料チューブの導出方向と略直交す
る方向に燃料チューブ延設方向を変換するものであり、
前記アッパープレートカバー部材は、前記コネクタ部材
を、前記ロックリング部材に外嵌した状態で抜出不能と
なるように抜け止めする抜け止め部が設けられている。
では、前記アッパープレートカバー部材が、ロックリン
グ部材に外嵌した状態では、前記アッパープレートカバ
ー部材に設けられた抜け止め部によって、前記コネクタ
部材が、抜出不能となるように抜け止めされる。
ューブとの間の接続は保たれて燃料供給を維持すること
ができる。
形態1について、図示例と共に説明する。なお、前記従
来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付し
て説明する。
の樹脂タンクのアッパープレートカバー構造を示すもの
である。
1のアッパープレートカバー構造では、車両の内部に樹
脂製の樹脂タンク本体7が装着されている。
筒状開口部8が形成されている。
プレート9が、断面略L字状の弾性部材で構成されるパ
ッキング部材10を介在させて、内嵌されている。
部8を略閉塞する蓋体部9aと、前記筒状開口部8の内
周面8aに前記パッキング部材10を介在させて当接さ
れる円筒形状の脚部9bと、この脚部9bよりも半径方
向外側に向けて、前記蓋体部9aから延設されるフラン
ジ部9cとを有している。
燃料チューブ11が、樹脂タンク本体7の内外を連通す
るように導出されていて、先端11aが、車両前方方向
(図2中白抜き矢印C方向)に向けられている。
タ部材としての前記クイックコネクタ2が装着されてい
る。
ーブ11の導出方向と略直交する方向(車幅方向)に向
けて燃料チューブ延設方向を変換するように、燃料導出
口2aがコネクタ本体2dから横出しされていて、エン
ジン方向に延設されるナイロンチューブ2bの一端2c
が、この燃料導出口2aに接続されている。
は、図2に示すように、雄ネジ部13が形成されてい
る。
に、雌ネジ部14を螺合させて、金属製のロックリング
部材12が外嵌されている。
開口部12cを有する上面内向きフランジ部12aと、
環状の側壁部を構成して内周面に前記雌ネジ部14を形
成したリング状部12bとから主に構成されている。
ジ部14を前記雄ネジ部13に螺合させることにより、
上面内向きフランジ部12aが、図2中下方に移動し
て、前記フランジ部9cを、前記筒状開口部8の上縁8
cに前記パッキング部材10を介在させて、押さえ付け
るように構成されている。
ッパープレート9から導出される燃料チューブ11等を
保護するアッパープレートカバー部材15が、前記樹脂
タンク本体7の筒状開口部8に、前記金属製のロックリ
ング部材12を介在させて外嵌されている。
主に、前記アッパープレート9及び燃料チューブ11等
を保護するカバー本体16と、このカバー本体16の前
縁から下方に向けて一体に延設されて、前記ロックリン
グ部材12の下縁部12dに係止される前側係止爪部1
7a,17aを下端部に形成した前側カバー部17と、
このカバー本体16の後縁から一旦車両後方に向けて延
設されると共に、下方に向けて屈曲されて、前記ロック
リング部材12の下縁部12dに係止される後側係止爪
部18aを下端部に形成した後側アーム部18とから構
成されている。
に用いるため、車体パネル19に形成された点検口20
から挿通可能となるように、このアッパープレートカバ
ー部材15の外径が、この点検口20の内径よりも小さ
く設定されている。
20の上部が、カバー部材21で覆われる様に構成され
ている。
レート9側に位置する一部としての天井部16aが形成
されている。この天井部16aは、図2に示すように、
半嵌合防止用のポカよけ防止ピン5と干渉する位置に設
けられていて、このポカよけ防止ピン5が外れていない
状態では、アッパープレートカバー部材15が、前記ロ
ックリング部材に外嵌不能となるように構成されてい
る。
口20の周縁20aに対して、所定の角度で傾斜するエ
ネルギ分散面部16bを有している。
部としてのL字状ガイド溝部16cが形成されている。
ートカバー部材15が、前記ロックリング部材12に外
嵌した状態で、このL字状ガイド溝部16c内に、前記
クイックコネクタ2を位置させていると共に、このL字
状ガイド溝部16cの前壁部16dが、クイックコネク
タ2のコネクタ本体2dの車両前方に位置して、抜出不
能となるように、抜け止めされている。
明する。
ンク本体7の筒状開口部8に前記パッキング部材10を
介在させて前記アッパープレート9を内嵌する。
2の雌ネジ部14を前記雄ネジ部13に螺合させること
により、上面内向きフランジ部12aが、図2中下方に
移動して、前記フランジ部9cを、前記筒状開口部8の
上縁8cに前記パッキング部材10を介在させつつ、押
さえ付けられると共に、前記ロックリング部材12は、
この筒状開口部8に外嵌される。
ら挟持されて、前記アッパープレートカバー部材15が
外嵌されて取付られる部分に、前記ロックリング部材1
2が装着される。このロックリング部材12は、金属製
であるので、取付部分の剛性を良好なものとすることが
できる。
前記ナイロンチューブ2bを前記燃料チューブ11の先
端11aに装着すると共に、前記ポカよけ防止ピン5を
取り外す。
パープレートカバー部材15を挿通して、前記クイック
コネクタ2及びナイロンチューブ2bの装着形状に、前
記L字状ガイド溝部16cを合わせながら、前記ロック
リング部材12の下縁部12dに、前側係止爪部17
a,17aを係止させると共に、下縁部12dに、後側
係止爪部18aを係止させる。
8とは、弾性変形しながら相対距離で拡開方向に撓むの
で、点検口20を介して前記アッパープレートカバー部
材15が、上方から容易に、前記ロックリング部材12
に外嵌させられる。
ると共に、前記筒状開口部8に螺着されて外嵌されてい
て、取付部分の剛性が高い。従って、前記アッパープレ
ートカバー部材15が、この金属製のロックリング部材
12に外嵌して取り付けられた状態で、前記樹脂タンク
本体7に強固に固定される。
は、前記アッパープレート9に直接接触させないで装着
できるので、直接接触させているものに比して、アッパ
ープレートカバー部材15の破損が、前記アッパープレ
ート9又は樹脂タンク本体7等に影響する虞が少なく、
前記アッパープレート9,燃料チューブ11及び樹脂タ
ンク本体7等の保護性能を良好なものとすることが出
来、例えば樹脂製の樹脂タンク本体7に用いて好適であ
る。
5の天井部16aが半嵌合防止用のポカよけ防止ピン5
と干渉する位置に設けられているので、ポカよけ防止ピ
ン5が外れていない状態では、ポカよけ防止ピン5が、
この天井部16aに当たって前記ロックリング部材12
に対するアッパープレートカバー部材15の外嵌を阻害
する。
ていない状態では、前記ロックリング部材12に対し
て、前記アッパープレートカバー部材15は、外嵌不能
となるので、アッパープレートカバー部材15の組付け
作業時に、半嵌合状態であることが、目視に頼らず確実
にチェックされ、作業工程を簡素化出来る。
入力があって、例えば、図2中白抜き矢印Cに示す車両
前方方向へ、樹脂タンク本体7が移動して、前記アッパ
ープレートカバー部材15が、前記点検口20の周縁2
0aに対して干渉しても、前記エネルギ分散面部16b
が、所定の角度で傾斜しているので、エネルギ分散面部
16bの傾斜方向に沿って衝突エネルギが分散されて、
前記アッパープレート9及び燃料チューブ11等が保護
される。
20を介して、前記アッパープレートカバー部材15を
装脱着できるので、作業性が良好である。
5が、ロックリング部材12に外嵌された状態では、前
記アッパープレートカバー部材15に設けられたL字状
ガイド溝部16cによって、前記クイックコネクタ2
が、抜出不能となるように抜け止めされる。
燃料チューブ11の先端11aとの間の接続は保たれて
燃料供給を維持することができる。
プレートカバー構造を示し、車両の燃料タンクに取り付
けられた状態を示す一部透過斜視図である。
示し、図1中A−A線に沿った位置での断面図である。
示し、図1中B−B線に沿った位置での断面図である。
上面図である。
側面図である。
下面図である。
で、図4中D−D線に沿った位置での断面図である。
背面図である。
ブ先端近傍の斜視図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】樹脂タンク本体の一部に設けられたアッパ
ープレートと、該アッパープレートから導出される燃料
チューブとを保護するアッパープレートカバー部材を有
する樹脂タンクのアッパープレートカバー構造であっ
て、 前記アッパープレートカバー部材は、前記アッパープレ
ートが、内嵌して装着される前記樹脂タンク本体の筒状
開口部に、金属製のロックリング部材を介在させて外嵌
させたことを特徴とする樹脂タンクのアッパープレート
カバー構造。 - 【請求項2】前記アッパープレートカバー部材は前記ロ
ックリング部材に外嵌された状態で、前記アッパプレー
トと前記燃料チューブとを接続するコネクタ部材の半嵌
合を防止するポカよけ防止ピンと干渉する位置に設けら
れていて、該ポカよけ防止ピンが外れていない状態で
は、前記ロックリング部材に外嵌不能となることを特徴
とする請求項1記載の樹脂タンクのアッパープレートカ
バー構造。 - 【請求項3】前記アッパープレートカバー部材は、前記
樹脂タンク本体の点検口周縁に対して、所定の角度で傾
斜するエネルギ分散面部を有することを特徴とする請求
項1又は2記載の樹脂タンクのアッパープレートカバー
構造。 - 【請求項4】前記アッパープレートカバー部材は、前記
樹脂タンク本体の点検口から挿通可能な大きさを有して
いることを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一項
記載の樹脂タンクのアッパープレートカバー構造。 - 【請求項5】前記コネクタ部材は、燃料チューブの導出
方向と略直交する方向に燃料チューブ延設方向を変換す
るものであり、前記アッパープレートカバー部材は、前
記コネクタ部材を、前記ロックリング部材に外嵌した状
態で抜出不能となるように抜け止めする抜け止め部が設
けられていることを特徴とする請求項1乃至4記載の樹
脂タンクのアッパープレートカバー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000390726A JP3890890B2 (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | 樹脂タンクのアッパープレートカバー構造 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3890890B2 JP3890890B2 (ja) | 2007-03-07 |
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JP7469179B2 (ja) | 2020-08-06 | 2024-04-16 | 株式会社Fts | ポンププロテクタ |
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2000
- 2000-12-22 JP JP2000390726A patent/JP3890890B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR102230690B1 (ko) * | 2019-04-17 | 2021-03-22 | 현담산업 주식회사 | 연료탱크 내부에 조립되는 연료공급모듈의 연료공급포트 커넥터 어셈블리 |
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