JP2002187371A - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

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JP2002187371A
JP2002187371A JP2000390310A JP2000390310A JP2002187371A JP 2002187371 A JP2002187371 A JP 2002187371A JP 2000390310 A JP2000390310 A JP 2000390310A JP 2000390310 A JP2000390310 A JP 2000390310A JP 2002187371 A JP2002187371 A JP 2002187371A
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layer
thermal transfer
thermal
transfer sheet
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JP2000390310A
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English (en)
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Taro Suzuki
太郎 鈴木
Daisuke Fukui
大介 福井
Sosuke Ieshige
宗典 家重
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
    • B41M5/42Intermediate, backcoat, or covering layers
    • B41M5/44Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by the macromolecular compounds

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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用までの保管期間中には、熱転写性インキ層
中の染料が接触している耐熱保護層へ移行しにくく、実
際の印画での加熱印字を行なうときには、サーマルヘッ
ドとシートとの間に熱融着を発生することのない、熱転
写シートを提供する。 【解決手段】基体シートの表面に熱転写性インキ層を、
他方の面にプライマー層と耐熱滑性層の2層ならなる耐
熱保護層を有する熱転写シートにおいて、そのプライマ
ー層が40℃における貯蔵弾性率G’が106Pa以上
で損失弾性率がG”が106Pa以上、かつ、120℃
における貯蔵弾性率G’が103Pa以上で損失弾性率
がG”が104Pa以上の合成樹脂を含む組成物から形
成されていることを特徴とする熱転写シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写シートに関
し、更に詳しくは、サーマルヘッドによる画像を得る際
に使用される熱転写シートの改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、ポリエステル樹脂等のプラスチック
フィルムからなる基体シート上に、顔料や染料を分散さ
せた熱溶融性ワックス層や、昇華性染料をバインダー中
に含有させた熱昇華転写層を形成した熱転写シートが種
々利用されている。ところが、前記プラスチックフィル
ムからなる基体シートに、前述の熱溶融性ワックス層や
熱昇華転写層を形成してなる熱転写シートを利用して、
該シートの基体シートからサーマルヘッドによる加熱印
字を行なうときに、この操作を十分な印字濃度を得るた
めに必要される高エネルギーの下で行なうと、基体シー
トとサーマルヘッドとが熱融着してしまう所謂スティッ
キングが発生する。
【0003】この問題を解決するために、基体シートの
熱溶融性ワックス層や熱昇華転写層の反対面に、耐熱保
護層を設けた熱転写シートが提案されており、シリコー
ンやエポキシ樹脂などの耐熱性樹脂層を設けたもの(特
開昭55ー7467号公報)、あるいは滑性無機顔料を
耐熱性樹脂中に含有させた層を設けたもの(特開昭56
ー155794号公報)などが知られている。
【0004】しかしながら、前記の基体シートに耐熱保
護層を設けたものでも、被転写体の対象が拡大し、又は
印字速度の高速化に伴って、サーマルヘッドの走行が滑
らかに行われるための耐熱性が不充分になる問題点が発
生している。また、プライマー層を設けることにより、
耐熱性が高い耐熱保護層でもその耐熱性能を阻害するこ
とが多い。このため、加熱印字工程中に走行中の熱転写
シートに、サーマルヘッドの高い温度と強い圧力がかか
ると、走行不能となったり、著しい場合にはこのスティ
ッキング部分から基体シートが破断することもある。
【0005】また、熱転写シートは、長尺リボン状物を
巻取状態としてカートリッジ形態で実使用に供さられる
ので、在庫や流通のための保管期間中は、顔料や染料を
分散させた熱溶融性ワックス層や昇華性染料をバインダ
ー中に含有させた熱昇華転写層と、耐熱保護層とが、表
裏の関係で接触した状態で保管される。特に高温条件や
長期間にわたる保管となった場合には、熱溶融性ワック
ス層や熱昇華転写層中の染料が、接触している耐熱保護
層へ移行転移してしまう所謂キックバック現象が発生す
る。この?耐熱保護層側に移行転移した染料が、巻き替
えられて、染料層?側に再転移し、色相の異なる染料層
に転移され?て、画像品質を著しく劣化させるという欠
点もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、こ
の様な問題を解決し、基体シートの耐熱保護層に染料が
移行しにくく、かつ、十分な耐熱性とを兼備するプライ
マー層と耐熱滑性層の2層ならなる耐熱保護層を具備し
ており、実使用までの保管期間中には、熱溶融性ワック
ス層や熱昇華転写層中の染料が接触している耐熱保護層
へ移行しにくく、実使用のサーマルヘッドでの加熱印字
を行なうときには、十分な印字濃度を得るために必要と
される高エネルギーの下での印字操作を行なっても、サ
ーマルヘッドとシートとの間に熱融着を発生することが
なく、熱転写シートが走行不能となったり、あるいは途
中で破断するというようなことのない熱転写シートを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、基体シートの表面に熱転写性インキ層を、他方の
面にプライマー層と耐熱滑性層の2層ならなる耐熱保護
層を有する熱転写シートにおいて、そのプライマー層が
40℃における貯蔵弾性率G’が106Pa以上で損失
弾性率がG”が106Pa以上、かつ、120℃におけ
る貯蔵弾性率G’が103Pa以上で損失弾性率がG”
が104Pa以上の合成樹脂を含む組成物から形成され
ていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。第1図は、本発明の1例
示す熱転写シートの断面図である。図1に図示した熱転
写シートは、基体シート1と、基体シートの表面に熱転
写性インキ層2を、基体シートのもう一方の面にはプラ
イマー層3と耐熱滑性層4の2層の耐熱保護層から構成
されている。
【0009】基体シート1として使用できるプラスチッ
クフイルムは、任意で特に制限されるものではない。そ
のプラスチックフィルムの種類として、例えばポリエス
テル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネート、
酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
スチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、塩酸ゴム、ア
イオノマーなどのプラスチック、コンデンサー紙、パラ
フィン紙などの紙類、不織布などあり、またこれらを複
合したフィルムであってもよい。このプラスチックフィ
ルムの厚さは、その強度および熱伝導性が適切になるよ
うに材料に応じて適宜変更することができるが、その厚
さは、例えば、1〜25μmである。
【0010】熱転写性インキ層2は、着色剤とバインダ
ーとからなり、さらに必要に応じて種々の添加剤を加え
たものでもよい。着色剤としては、非加熱時には無色で
あるが加熱時に発色するものや、被転写体に塗布されて
いるものと接触することにより発色するような物質でも
よい。シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックを形成す
る着色剤のほかに、種々の着色剤をも用いることができ
る。熱溶融性インキと感熱昇華性インキの2種類がある
が、本発明ではいずれの種類にも適用することができ
る。
【0011】熱溶融性インキは、着色剤として、カーボ
ンブラックまたは各種の染料、顔料を、インキに与えよ
うとする色に応じて選んで添加する。この着色剤として
は、有機または無機の顔料もしくは染料のうち、記録材
料として良好な特性を有するもの、たとえば十分な着色
濃度を有し、光、熱、湿度などによって変退色しないも
のが好ましい。
【0012】このバインダーとしては、ワックス、乾性
油、樹脂、鉱油、セルロースおよびゴムの誘導体など、
およびこれらの混合物が用いられる。ここで、ワックス
の代表例としては、マイクロクリスタリンワックス、カ
ルナバワックス、パラフィンワックスなどがある。さら
にフィッシャートロプシュワックス、各種低分子量ポリ
エチレンおよび一部の変性ワックス、脂肪酸エステルお
よびアミド、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、
羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワックス、
ペトロラタムなど、種々のワックスが用いられる。
【0013】ここで、樹脂としては、たとえばエチレン
ー酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレンーアクリル
酸エチル共重合体(EEA)、ポリエチレン、ポリスチ
レン、ポリプロピレン、ポリブデン、石油樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、ポリビニルアルコール、塩化ビニリデン樹
脂、メタクリル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート、
フッ素樹脂、ポリビニルフォルマール、ポリビニルブチ
ラール、アセチルセルロース、ニトロセルロース、ポリ
酢酸ビニル、ポリイソブチレン、エチルセルロースまた
はポリアセタールなどが用いられる。
【0014】ここで、インキ層に良好な熱伝導性および
溶融転写性を与えるために、熱伝導性物質をインキに配
合することができる。この物質としては、カーボンブラ
ックなどの炭素質物質、アルミニウム、銅、酸化スズ、
二酸化モリブデン等がある。
【0015】基体シート1上へ、直接もしくは間接の熱
溶融性インキ層のコートは、ホットメルトコートのほ
か、ホットラッカーコート、グラビアコート、グラビア
リバースコート、ロールコートそのほか多くの手段で実
施できる。厚さは、必要な印字の濃度と熱感度との調和
がとれるように決定すべきであって、0.1〜30μの
範囲、好ましくは1〜20μの範囲内にある。その製造
および基体シート1上への適用は、既知の技術に従って
実施することが出来る。色材は通常バインダーの5〜3
0重量%に相当する量で添加する。
【0016】感熱昇華性インキは、昇華性の染料をバイ
ンダー樹脂中に含有させたものであり、0.2〜5.0
μ程度の厚さに形成される。この感熱昇華転写層におけ
る染料としては、分散染料であることが望ましく、この
染料としては約150〜400程度の分子量を有するも
のが望ましい。
【0017】染料は、熱昇華温度、色相、耐候性、バイ
ンダー樹脂中での安定性などを考慮して選択され、具体
的には次のようなものを挙げることができる。黄色染料
としては、ホロンブリリ?アントイエローS−6GL、
PTY−52、マクロレッ?クスイエロー6G等が挙げ
られ、赤色染料として、MS?レッド、マクロレックス
レッドバイオレットR、セレス?レッド7B、サマロン
レッドHBSL、SKルビンSE?GL等が挙げられ、
さらに、青色染料としては、カヤセ?ットブルー14、
ワクソリンブルーAP−FW、ホロ?ンブリリアントブ
ルーS−R、MSブルー100、ダイ?トーブルーN
o.1等が挙げられる。また、上記の各色?相の昇華性
染料を、組み合わせることによりブラック等の?任意の
色相の染料層を形成することができる。
【0018】染料の昇華温度や、発色した状態でのカバ
リングパワーの大小にもよるが、染料を熱昇華転写層中
の約5〜70重量%、好ましくは10〜60重量%程度
を含有させる。
【0019】また、バインダー樹脂としては、通常耐熱
性が高く、しかも加熱されたときに染料の移行を妨げな
いものが選択され、例えば、エチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、
ヒドロキシプロプルセルロース、メチルセルロース、酢
酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロース系樹
脂、及びポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ビニルブチラール、ポリビニルピロリドン等のビニル系
樹脂、またはポリエステル、ポリアクリルアミド等が用
いられる。
【0020】耐熱滑性層4は、耐熱性のある熱可塑性樹
脂バインダーと、熱離型剤または滑剤のはたらきをする
物質とを、基本的な構成成分とする。耐熱性のある熱可
塑性樹脂バインダーとしては、広い範囲から選ぶことが
出来るが、好適な例を挙げれば、アクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリア
ミドイミド樹脂、セルロースアセテートプロピオネー
ト、セルロースアセテートブチレート、酢酸セルロー
ス、フッ化ビニリデン樹脂、ナイロン、ポリビニルカル
バゾール、塩化ゴム、環化ゴム及びポリビニルアルコー
ルがある。これらの樹脂は、ガラス転移点が60℃以上
のもの、またはOH基またはCOOH基を有する熱可塑
性樹脂にアミノ基を2個以上有する化合物またはジイソ
シアネートもしくはトリイソシアネートを加えて若干の
架橋硬化を起させたものが好ましいことが経験的に知ら
れた。
【0021】上記の熱可塑性樹脂に配合する、熱離型剤
まはた滑剤は、ポリエチレンワックス、パラフィンワッ
クスの様なワックス類、高級脂肪酸のアミド、エステル
又は塩類、高級アルコール及びレシチン等のリン酸エス
テル類ような加熱により溶融してその作用をするもの
と、フッ素樹脂や無機物質の粉末のように、固体のまま
で役立つものとがある。尚、これらの滑剤又は熱離型剤
に加えて、他の離型剤、例えば、フッ素含有樹脂の粉
末、グアナミン樹脂の粉末及び木粉のいずれかを併用す
ることも出来、この場合には更に高い効果が得られる。
【0022】耐熱滑性層4を形成する組成物は前記の熱
可塑性樹脂バインダー100重量部に対し、上記の滑剤
又は熱離型剤の作用をする物質を10〜100重量部の
割合で配合して形成する。基材シートへの適用は、適宜
の溶剤で練ってインキとし、一般のコーティング剤の塗
布方法と同様に、例えばロールコーティング法、グラビ
アコーティング法,スクリーンコーティング法、ファウ
ンテンコーティング法等のコーティング法により、基体
シート、例えばポリエステルフィルム、ポリスチレンフ
ィルム、ポリサルフォンフィルム、ポリビニルアルコー
ルフィルム、セロファンなどによる基体シート、特に耐
熱性の点から厚さ0.5〜50μのポリエステルフィル
ムからなる基体シート1の裏面に、固形分0.1〜4g
/m2程度により塗布し、乾燥することによって行えば
よい。
【0023】基材シートと保護層の付着を確実にするた
めに、予め基体シート1上にプライマー層3を設ける。
プライマー層は、基体シート1の材料と耐熱滑性層の熱
可塑性樹脂バインダーの種類に応じて選択し、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体或いはポリオール/イソシア
ネート、エポキシ/イソシアネート、ポリオール/メラ
ミンの組み合わせ等の材料を適用できる。プライマー層
?を形成する場合には、厚み0.05〜0.5μm程度
の?層を形成することが好ましく、薄すぎると接着性が
不充分で、一方厚すぎるとサーマルヘッドの感度や耐熱
性の?低下、凝集破壊による接着性の低下が生じるので
好ましくない。プライマー層?の塗布方法は、耐熱滑性
層の組成物の適用と同様に、適宜の溶剤を利用してイン
キ形態とし、任意の手法で実施すればよい。
【0024】このプライマー層には、帯電防止剤を配合
して、帯電?防止処理を施すことができる。帯電防止剤
としては、非イオン界面活性剤(高級アルコールエチレ
ンオキサイド付加物、脂肪酸エチレンオキサイド付加
物、高級アルキルアミンエチレンオキサイド付加物、ポ
リプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物等の
ポリエチレングリコール型非イオン界面活性剤、ポリエ
チレンオキサイド、グリセリンの脂肪酸エステル、ペン
タエリスリットの脂肪酸エステル、ソルビットおよびソ
ルビタンの脂肪酸エステル、多価アルコールのアルキル
エーテル、アルカノールアミン類の脂肪族アミド等の多
価アルコール型非イオン界面活性剤)、アニオン界面活
性剤(高級脂肪酸のアルカリ金属塩等のカルボン酸塩
類、高級アルコール硫酸エステル塩、高級アルキルエー
テル硫酸エステル塩等の硫酸エステル塩類、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩等のスル
ホン酸塩類、高級アルコールリン酸エステル塩等のリン
酸エステル塩類)、カチオン界面活性剤(アルキルトリ
メチルアンモニウム塩等の第4級アンモニウム塩類)、
両性界面活性剤(高級アルキルアミノプロピオン酸塩等
のアミノ酸型両性界面活性剤、高級アルキルジメチルベ
タイン、高級アルキルジヒドロキシエチルベタイン等の
ベタイン型両性界面活性剤)が挙げられ、これら1種以
上を用いることができる。また金属の酸化物微粉末を使
用することもでき、例えば、粒径5〜50μmの酸化ス
ズ等を用いることができる。
【0025】更に、プライマー層は、?適宜の溶剤を利
用してインキ形態として塗布するが、プライマー層の樹
脂を水分散性または水溶性とすることができる。プライ
マー層用インキの溶剤は、塗布し乾燥されてプライマー
層から除去されるが、完全に除去されずに所謂残留溶剤
として残ることも多い。この残留溶剤は、耐熱保護層や
熱転写性インキ層を軟化させて、リボン状態の熱転写シ
ートが密着状態となって、繰り出し難くさせる欠点があ
るが、溶剤が水であればそのようなこともない。また溶
剤は、乾燥によって気体となって排出されるが、水であ
れば、大気の環境を汚染することもない。また、一般に
水分散系の樹脂は、一旦製膜されると再溶解しにくく、
さらにこの層に接して耐熱層を形成する場合にその溶剤
におかされにくいため、安定した性能を発現することが
できる。
【0026】しかしながら、このような耐熱保護層を有
する熱転写シートを利用しても、被転写体の対象が拡大
し、又は印字速度の高速化に伴って、該熱転写シートの
耐熱保護層面からサーマルヘッドによる加熱印字を行な
うときに、この操作を十分な印字濃度を得るために必要
される高エネルギーの下で行なうと、基体シートとサー
マルヘッドとが熱融着してしまう所謂スティッキングが
発生することがある。このスティッキング現象は、サー
マルヘッドによる加熱印字の操作途上の、特に印画時か
ら非印画時への境界部で発生する頻度が高い。そこで黒
ベタを印画して、その時の摩擦係数を測定したところ、
耐熱性の低いプライマー組成物を用いた場合に、印画部
から非印画部への境界で摩擦係数の一時的な上昇が見ら
れる。
【0027】このスティッキング現象は、耐熱性の低い
プライマー組成物がサーマルヘッドの熱で溶融して軟化
するが、非印画部へ達すると熱が印加されていないの
で、雰囲気で冷却されて固化しサーマルヘッドと熱転写
シートが一時的に接着状態となって摩擦係数が高まるも
のと推察される。組成物の熱による溶融または軟化する
現象の指標としては、粘弾性が一般的であり、熱転写シ
ートの場合には、120℃における粘弾性値が高い方が
より好適である。
【0028】しかしながら、熱転写シートは、リボン状
としてカートリッジ形態で実使用に供さられるので、在
庫や流通のための保管期間中は、顔料や染料を分散させ
た熱溶融性ワックス層や昇華性染料をバインダー中に含
有させた感熱昇華転写層と、耐熱保護層とが、表裏で接
触した状態で保管される。このために、熱溶融性ワック
ス層や感熱昇華転写層中の染料が、接触している耐熱保
護層へ移行してしまう所謂キックバック現象が発生する
という欠点もある。この染料が接触する耐熱保護層へ移
行してしまうキックバック現象は、40℃における粘弾
性値が高い方が発生しにくい。
【0029】そこで、サーマルヘッドによる加熱印字の
操作では所謂スティッキング現象が発生せず、一方、保
存中に染料が接触している耐熱保護層へ移行してしまう
所謂キックバック現象が発生しない熱転写シートとし
て、プライマー層の40℃、及び120℃の粘弾性値の
範囲を限定することで、前記のスティッキング現象及び
キックバック現象を同時に解消できる顕著な効果が発現
できる。本発明の熱転写シートを具体的に説明するが、
まず、現象の度合を評価する方法として用いた「耐熱性
(摩擦係数)」、「粘弾性」、「染料染着性」の測定方
法、及びその評価基準について、以下に示す。
【0030】耐熱性は、前記で説明したように摩擦係数
のピークと相関しているので、摩擦係数のピークの有無
を、耐熱性の評価指標とする。摩擦係数の測定法は、実
際のプリンタにおける印画を忠実に再現させるために、
サーマルヘッドから熱転写シートの耐熱保護層面にエネ
ルギーをかけて、摩擦係数を測定する。測定条件として
は、サーマルヘッドに京セラ社製のKST−105−1
3FAN21−MB(6062Ω)を用いて、三菱電機
(株)製CP770D機用の標準ロールペーパーCK7
00を受像紙として、パルスデューティー90%、印加
電圧22V、印圧39.2N、印画速度6m秒/Lin
eで連続的に測定を行う。耐熱性(摩擦係数)は、印画
部から非印画部へ達すると、サーマルヘッドの熱で溶融
して軟化状態のプライマー組成物が、雰囲気で冷却され
て固化し、サーマルヘッドと熱転写シートが一時的に接
着状態となって摩擦係数が急激に高まる。この摩擦係数
の変化を時系列的にチャート紙に記録すると、印画部か
ら非印画部に達した瞬間に摩擦係数が急激に高まりピー
クとして現われる。評価基準としては、このピークの上
端から印画部の摩擦係数を示す下端までを変動範囲と
し、該変動範囲が0.15以上は不合格とし、経験的に
スティッキングが発生していない0.15未満を合格と
する。
【0031】粘弾性の測定方法は、測定機器にレオメト
リックス製ARESを用いる。測定条件は、パラレルプ
レート10mmφ、歪み0.1%、振幅1Hz、昇温速
度2℃/minで、プライマーの組成物の温度を30℃
から200℃へ昇温させて、粘弾性を測定する。40
℃、及び120℃の貯蔵弾性率G’および損失弾性率
G”の数値を読み取る。
【0032】染料染着性の試験法は、本発明の熱転写シ
ートの耐熱保護層と、オリンパス社製CAMEDIA、
P−400プリンター用インクリボンP−RBNのMg
染料面とを対向させて、コンプレッションセットテスタ
(東洋精機製作所製)を用いて、20Kg/cm2の荷
重をかけたまま、熱風循環型オーブン中で40℃に維持
する。96時間が経時した後、オーブンから取り出し
て、2枚を剥がし、熱転写層と対向していた耐熱保護層
と、対向させる前の耐熱保護層の色差ΔE*abを測定
する。評価基準としては、オーブンへ入れる前後の熱転
写シートの耐熱保護層面の色差ΔE*abが5以上を不
合格とし、リボンが巻き替えられる際に、耐熱保護層側
に移行転移した染料が色相が異なる染料層側に再転移し
ても、画像品質を著しく劣化させない5未満を合格とす
る。
【0033】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて、本発明を更
に詳細に説明する。 (比較例1)6μmの厚さのポリエステルフイルム(東
レ製)を基材に用い、その一方の面に、先ず、下記の組
成(「部」は重量部、以下同じ)のプライマーインキを
グラビアコート法により、0.15g/m2(乾燥時)
の塗布量になるように塗布し乾燥してプライマー層とす
る。 プライマー層用インキAの組成: ・スルホン化ポリアニリン(三菱レイヨン(株)製) 0.25部 ・ポリエステル樹脂A (40℃下のG’=2×107Pa、G”=4×107Pa、120℃下のG’ =5×101Pa、G”=2×102Paの樹脂) 4.75部 ・水 44.8部 ・イソプロピルアルコール 50.0部 この該プライマー層に、下記の組成の耐熱滑性層インキAを、やはりグラビアコ ート法により0.4g/m2(乾燥時)の塗布量になるように塗布し乾燥して、 耐熱滑性層とする。 耐熱滑性層インキAの組成: ・ポリアミドイミド樹脂 (HRー15ET、東洋紡績(株)製、固形分25%) 27.0部 ・ポリアミドイミドシリコーン樹脂 (HRー14ET、東洋紡績(株)製、固形分25%) 27.0部 ・ジンクステアリルホスフェート(LBT1830、堺化学(株)製)3.0部 ・タルク(ミクロエースP−3:日本タルク(株)製) 2.0部 ・ポリエステル樹脂 (バイロン220、東洋紡績(株)製、固形分40%) 0.6部 ・トルエン 20.2部 ・エチルアルコール 20.2部 次に下記の配合の熱転写性インキ層用インキをペイントシェイカーを用い、6 時間混練して調製し、基材フイルムの他方の面に、グラビア印刷法により、0. 8g/m2(乾燥時)の塗布量になるように塗布し乾燥して、熱転写性インキ層 とする。 熱転写性インキ層用インキ組成A: ・Y染料(キノフタロン染料) 1.5?部 ・M染料(C.I.DisperseRed60) 1.5?部 ・C染料(C.I.SolventBlue63) 1.5部 ・アセトアセタール樹脂(積水化学工業(株)製 KS−5) 3.5部 ・ポリエチレンパウダー(ASTORWAX Co.製MF8F)0.1部 ・トルエン 45部? ・メチルエチルケトン 45部
【0034】(比較例2)比較例1で使用したものと同
じポリエステルフイルムに、プライマー層、耐熱滑性
層、熱転写性インキ層を処理するが、プライマー層用イ
ンキの組成を下記の組成Bにした以外は、比較例1と同
一の塗布方法、塗布量で熱転写シート作成する。 プライマー層用インキBの組成: ・スルホン化ポリアニリン(三菱レイヨン(株)製) 0.25部 ・ポリエステル樹脂B 4.75部 (40℃下のG’=5×105Pa、G”=3×105Pa、120℃下のG’ =5×103Pa、G”=1×104Paの樹脂) 4.75部 ・水 44.8部 ・イソプロピルアルコール 50.0部
【0035】(実施例1)比較例1で使用したものと同
じポリエステルフイルムに、プライマー層、耐熱滑性
層、熱転写性インキ層を処理するが、プライマー層用イ
ンキの組成を下記の組成Cにした以外は、比較例1と同
一の塗布方法、塗布量で熱転写シート作成する。 プライマー層用インキCの組成: ・スルホン化ポリアニリン(三菱レイヨン(株)製) 0.25部 ・ポリエステル樹脂C (40℃下のG’=7×106Pa、G”=8×106Pa、120℃下のG’ =5×104Pa、G”=8×104Paの樹脂) 4.75部 ・水 44.8部 ・イソプロピルアルコール 50.0部
【0036】(実施例2)比較例1で使用したものと同
じポリエステルフイルムに、プライマー層、耐熱滑性
層、熱転写性インキ層を処理するが、プライマー層用イ
ンキの組成を下記の組成Dにした以外は、比較例1と同
一の塗布方法、塗布量で熱転写シート作成する。 プライマー層用インキDの組成: ・スルホン化ポリアニリン(三菱レイヨン(株)製) 0.25部 ・ポリエステル樹脂D (40℃下のG’=3×108Pa、G”=1×107、120℃下のG’=9 ×105Pa、G”=5×105Paの樹脂) 4.75部 ・水 44.8部 ・イソプロピルアルコール 50.0部
【0037】以上、説明をしたようにプライマー層の組
成を種々変えて、比較例1、比較例2、実施例1、およ
び実施例2の熱転写シートを作成した。そこで、前記し
た「耐熱性(摩擦係数のピーク)」、「染料染着性」に
ついてそれぞれ試験及び評価を行い、次に示す表1の評
価を得た。
【表1】
【0038】実用試験として、上記の比較例1、比較例
2、実施例1、および実施例2の熱転写シートを夫々リ
ボンにし、三菱電機(株)製CP770D機を用いて、
CP770D標準ロールペーパーCK700に、黒ベタ
を高速モードで印画した。この結果、比較例2、実施例
1および実施例2の熱転写シートは、スティッキングの
発生をみることなく、良好な印字ができた。これに対
し、120℃の粘弾性値の低い比較例1の製品は、ステ
ィッキングに悩まされ、印画シワが発生した。
【0039】しかしながら、スティッキングの発生もな
く、良好な印字が出来た比較例2は、染料染着性の試験
によって、熱転写性インキ層の染料が相対する耐熱保護
層面に移行転移して、着色が著しく、この点で不合格で
あった。従って、40℃における貯蔵弾性率G’が10
6Pa以上で損失弾性率がG”が106Pa以上、かつ、
120℃における貯蔵弾性率G’が103Pa以上で損
失弾性率がG”が104Pa以上の合成樹脂を含む組成
物からなるプライマー層と耐熱滑性層の2層ならなる耐
熱保護層を有する熱転写シートのみが、2つの性能を満
足する顕著な効果を発現している。
【0040】従来、樹脂の粘弾性の評価は、ある温度に
おける値をもって評価するのが一般的である。本発明で
は、製造や流通中の保管の環境を代表する温度である4
0℃、及び加熱印字工程中にサーマルヘッドから印字の
ための加熱を受けている状態を代表する120℃の2つ
の値を規定することで、スティッキング現象及びキック
バック現象の両方を防止することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、サーマルヘッドでの加
熱印字を、十分な印字濃度を得るために必要とされる高
エネルギーの下で行なっても、サーマルヘッドとシート
との間に熱融着を発生することがなく、熱転写用シート
が走行不能となったり、あるいは途中で破断することが
ない。このため、種々の被転写体、又は印字速度が高速
化された感熱プリンタでも、トラブルが発生することが
なく、十分な印字濃度の感熱記録をスムーズに行なうこ
とができ、種々の記録装置の感熱プリンター、例えば、
ファクシミリ等に広く使用することが出来る。また熱転
写シートが高温?等の保存条件によっても、熱転写シー
トがリボン状の巻取状態でも、?熱転写インキ層中の染
料が該インキ層と接触する耐熱保護層への移行が抑制さ
れ、正常な画像品質が安定して得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1例示す熱転写シートの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基体シート 2 熱転写性インキ層 3 プライマー層 4 耐熱滑性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 家重 宗典 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2H111 AA15 AA26 AA27 AA33 AA49 BA03 BA08 BA09 BA33 BA38 BA53 BA55 BA61 BA64 BA65 BA68 BA73

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体シートの表面に熱転写性インキ層
    を、他方の面にプライマー層と耐熱滑性層の2層ならな
    る耐熱保護層を有する熱転写シートにおいて、そのプラ
    イマー層が40℃における貯蔵弾性率G’が106Pa
    以上で損失弾性率がG”が106Pa以上、かつ、12
    0℃における貯蔵弾性率G’が103Pa以上で損失弾
    性率がG”が104Pa以上の合成樹脂を含む組成物か
    ら形成されていることを特徴とする熱転写シート。
  2. 【請求項2】 前記プライマー層に、帯電防止剤を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱転写シート。
  3. 【請求項3】 前記プライマー層の樹脂が、水分散性ま
    たは水溶性であることを特徴とする請求項1及び請求項
    2に記載の熱転写シート。
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