JPH10193811A - 熱転写シート及びその製造方法 - Google Patents

熱転写シート及びその製造方法

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JPH10193811A
JPH10193811A JP9017705A JP1770597A JPH10193811A JP H10193811 A JPH10193811 A JP H10193811A JP 9017705 A JP9017705 A JP 9017705A JP 1770597 A JP1770597 A JP 1770597A JP H10193811 A JPH10193811 A JP H10193811A
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heat
layer
group
thermal transfer
resistant layer
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Shigeki Nakajo
茂樹 中條
Junichi Hiroi
順一 広井
Nobuyuki Harada
信行 原田
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Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • B41M5/44Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by the macromolecular compounds
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドとの滑性や離型性等の加熱応
答性に優れ、サーマルヘッドによる加熱冷却後もヘッド
滓を生じたりせず、更に印画時に皺が発生せず、高品質
の画像を与え、さらに、滑剤が移行し、裏移りしたりし
ない熱転写シートを提供する。 【解決手段】 基材フィルムの一方の面に熱転写色材層
を有し、他方の面に耐熱層、該耐熱層の上に滑性層を設
けた熱転写シートにおいて、該耐熱層は片末端が水酸
基、アミノ基、カルボキシル基、メルカプト基のいずれ
かよりなる樹脂を含有し、かつ、該滑性層が下記一般式
(1)で表されるシリルイソシアネートを含有している
ことを特徴とする熱転写シート。 一般式(1):Rn −Si −(NCO)4-n 但し、n
は0、1、2または3の整数を表し、Rはアルキル基、
アリール基、ビニル基のいずれかである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱転写シ−トに関
し、更に詳しくは基材フィルムの上に耐熱層、その上に
滑性層を設け、サーマルヘッドとの滑性や離型性等の加
熱応答性に優れ、サーマルヘッドによる加熱冷却後もヘ
ッド滓を生じたりせず、更に印画時に皺が発生せず、高
品質の画像を与える熱転写シート及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱転写シートとしては、基材フィ
ルムとしてポリエステルフィルム等のプラスチックフィ
ルムを使用し、該基材フィルムの一方の面に昇華性染料
とバインダー樹脂からなる染料層を設けた昇華型熱転写
シートと、該染料層の代わりに着色剤を含む熱溶融性組
成物からなるインキ層を設けた熱溶融型の熱転写シート
が知られている。これらの熱転写シートは、その背面か
らサーマルヘッドによって画像状に加熱され、染料層の
染料又はインキ層を被転写材に転写させ画像を形成する
ものである。
【0003】更に従来の熱転写シートで基材フィルムと
してプラスチックフィルムのように、サーマルヘッドか
ら熱で溶融する材料を用いる場合には、画像形成時にサ
ーマルヘッドの剥離及びスリップ性が損なわれたり、基
材フィルムが破れたりするなどの問題が発生した。この
ような問題を解決する為に、基材フィルムの色材層面と
反対の面に熱硬化性樹脂やシリコーン樹脂などの変性樹
脂単独、又は各種架橋剤を併用することにより耐熱滑性
層を形成する方法がとられてきた。しかしながら、プリ
ンターの印画速度の高速化や画質の向上に伴い、耐熱滑
性層には更なる耐熱性と滑性が求められるようになり、
さらに印画時と非印画時での滑り特性の差の減少が求め
られている。そのため、滑性や熱離型性を有する界面活
性剤、オイル、有機金属塩或るいはワックスなどの滑剤
を耐熱滑性層に添加含有させることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】上記熱転写シート
によりサーマルヘッドで画像形成を行うに際し、各印字
濃度に対応する印字エネルギーを該熱転写シートに付加
させた場合、全てのエネルギー範囲においてサーマルヘ
ッドとの安定した滑性および離型性が必要とされる。し
かしながら、添加される滑剤が液体の場合には、耐熱滑
性層を形成するバインダー樹脂との相溶性が劣っていた
り、滑剤が低粘性の液体である場合、製造工程や加工工
程中に該滑剤が基材フィルムの反対面や搬送ロール等に
移行し、最終製品時の熱転写シートの耐熱滑性層には十
分な滑剤量が確保出来ず、滑性の低下が生じたり、熱転
写シートを小巻状にした場合、耐熱滑性層と合い重なる
色材層の染料が耐熱滑性層に移行して耐熱滑性層が汚染
されたり、滑剤が耐熱滑性層から基材フィルムに転移し
て、色材層を設ける際に転写ムラ(はじき)が生じる等
の問題があった。
【0005】又、画像形成時に、印画部と非印画部とが
同一ライン上に存在する場合、サーマルヘッドから耐熱
滑性層に付与される熱量が場所によって異なることによ
り、両者の間に滑り(摩擦係数)の差が発生し、熱転写
シートに印画皺が発生するという問題があった。従っ
て、本発明の目的は、サーマルヘッドとの滑性や離型性
等の加熱応答性に優れ、サーマルヘッドによる加熱冷却
後もヘッド滓を生じたりせず、更に印画時に皺が発生せ
ず、高品質の画像を与え、さらに、滑剤が移行し、裏移
りしたりしない熱転写シートを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明の熱転写シートは、
基材フィルムの一方の面に熱転写色材層を有し、他方の
面に耐熱層、該耐熱層の上に滑性層を設けた熱転写シー
トにおいて、該耐熱層は片末端が水酸基、アミノ基、カ
ルボキシル基、メルカプト基のいずれかよりなる樹脂を
含有し、かつ、該滑性層が下記一般式(1)で表される
シリルイソシアネートを含有していることを特徴とす
る。 一般式(1):Rn −Si −(NCO)4-n 但し、n
は0、1、2または3の整数を表し、Rはアルキル基、
アリール基、ビニル基のいずれかである。
【0007】前記の滑性層のシリルイソシアネートのイ
ソシアネート基と耐熱層の水酸基、アミノ基、カルボキ
シル基、メルカプト基のいずれかの官能基とが反応硬化
することを特徴とする。また、前記の耐熱層が滑剤を含
有していることを特徴とする。また、前記の基材フィル
ムと耐熱層との間に、プライマー層を設けたことを特徴
とする。さらに、前記の熱転写色材層が熱昇華性染料層
または、熱溶融性インキ層であることを特徴とする。
【0008】また、基材フィルムの一方の面に熱転写色
材層を有し、他方の面に耐熱層、該耐熱層の上に滑性層
を設ける熱転写シートの製造方法において、該耐熱層は
片末端が水酸基、アミノ基、カルボキシル基、メルカプ
ト基のいずれかよりなる樹脂を含有し、かつ、該滑性層
が上記一般式(1)で表されるシリルイソシアネートを
含有し、該基材フィルムに該耐熱層を塗工し、乾燥さ
せ、次に、該耐熱層の上に該滑性層を塗工し、乾燥する
時に、該滑性層のシリルイソシアネートのイソシアネー
ト基と該耐熱層の水酸基、アミノ基、カルボキシル基、
メルカプト基のいずれかの官能基とが反応硬化すること
を特徴とする。
【0009】
【作用】プリンターの印画速度の高速化や画質の向上に
伴い、耐熱滑性層には更なる耐熱性と滑性が求められる
ようになり、さらに熱転写シートに印画皺が発生するな
どを防止するため、印画時と非印画時での滑り特性の差
を減少させるために、本発明では、基材フィルムの一方
の面に耐熱層、該耐熱層の上に滑性層を設けることで、
耐熱性と、滑性の機能を1つの層で果たさずに、耐熱性
は主として耐熱層で持たせ、滑性は主として滑性層で機
能を発揮させるものである。
【0010】滑性や熱離型性を有する界面活性剤、オイ
ル等の常温で液体の滑剤は、瞬時の加熱に対する応答性
が良く、印画時と非印画時での滑り特性の差が少ないた
め、使用する場合が多いが、その滑剤は接触部に移行
し、裏移りしやすい。それに対し本発明では滑性層に一
般式(1)で表されるシリルイソシアネートを含有さ
せ、耐熱層に片末端が水酸基、アミノ基、カルボキシル
基、メルカプト基のいずれかよりなる樹脂を含有させ
て、滑性層のシリルイソシアネートのイソシアネート基
と耐熱層の水酸基、アミノ基、カルボキシル基、メルカ
プト基のいずれかの官能基とが反応硬化して、滑性を維
持しつつ、移行や裏移りを防止することができる。本発
明で使用するシリルイソシアネートは非常に反応硬化し
やすいため、耐熱滑性層としての塗工液に、そのシリル
イソシアネートを添加すると、塗工液が経時的に他の樹
脂と反応して、硬化してしまうため、本発明ではシリル
イソシアネートを含有し、シリルイソシアネートと反応
硬化する樹脂を含まない滑性層と、耐熱層を分けたもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施形態を挙げて本
発明を更に詳しく説明する。 (基材フィルム)本発明の熱転写シートを構成する基材
フィルムとしては、従来公知のある程度の耐熱性と強度
を有するものであればいずれのものでも良く、例えば、
0.5〜50μm、好ましくは3〜10μm程度の厚さ
のポリエリレンテレフタレートフィルム、1,4−ポリ
シクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、
ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサ
ルフィドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピ
レンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィル
ム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコール
フィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘
導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィル
ム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノ
マーフィルム等の他に、コンデンサー紙、パラフィン
紙、等の紙類や不織布等又は紙や不織布と樹脂との複合
体であってもよい。
【0012】(耐熱層)上記基材フィルムの一方の面に
形成する耐熱層は、バインダー樹脂として、片末端が水
酸基、アミノ基、カルボキシル基、メルカプト基のいず
れかよりなる樹脂を使用し、添加剤として、フィラー、
滑剤を加えることができる。耐熱層を形成するバインダ
ー樹脂は、片末端が水酸基、アミノ基、カルボキシル
基、メルカプト基のいずれかよりなる樹脂であれば、特
に限定せず、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂の単独又は混
合物でよい。また、より耐熱性向上のために、各種イソ
シアネート硬化剤や不飽和結合を有するモノマー、オリ
ゴマーとの反応生成物でもよく、硬化方法は、加熱、電
離放射線の照射等、硬化手段は特に限定されない。又、
バインダー樹脂をシリコーンや長鎖アルキルによって変
性した各種変性樹脂も使用可能である。
【0013】好ましいバインダー樹脂としては、片末端
が水酸基、アミノ基、カルボキシル基、メルカプト基の
いずれかよりなるものであればよく、例えば、ポリエス
テル系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、ポリ酢酸
ビニル系樹脂、スチレンアクリレート系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレン
樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポ
リアクリルアミド樹脂、ポリビニルクロリド樹脂、ポリ
ビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹
脂等が挙げられ、これらの中で特に好ましい樹脂は、ポ
リビニルアセトアセタール樹脂等のポリアセタール樹脂
である。変性樹脂としては、市販の各種変性シリコーン
樹脂や、アクリルポリオールやアセタール樹脂など、水
酸基を有する樹脂に1価の高級アルコールをイソシアネ
ート変性したものを反応させた樹脂等が挙げられる。
【0014】耐熱層には、熱転写シートの加工適性やい
んが走行性安定化、サーマルヘッドのクリーニング性付
与のために、無機または有機のフィラーを添加すること
ができる。フィラーを選択するに際しては、滑性層の表
面に凹凸形状を形成するのに充分な粒径と形状を有し、
且つサーマルヘッドの磨耗が少ないことが条件とされ
る。用いるのに適当なフィラーとしては、例えば、タル
ク、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、水酸化マグネ
シウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、沈降性
硫酸バリウム、ハイドロタルサイトシリカ等の無機フィ
ラーと、アクリル樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、シリコ
ーンやテフロン等からなる有機フィラーが挙げられる
が、好ましくは、タルク、カオリン、クレー等のへきか
い性を有し、かつ硬度は比較的低いがサーマルヘッドの
クリーニング性を有するものが良い。具体的にはタルク
の場合、散弾式磨耗度で15〜200mgのものが好ま
しく、磨耗度が低いとヘッド滓を生じやすく、また高い
とサーマルヘッド保護層の磨耗が著しくなる。
【0015】更に性能向上及び性能安定化の為に、耐熱
層に滑剤を添加することが好ましく、これらの添加する
滑剤としては、ポリエチレンワックス、パラフィンワッ
クス等のワックス類、高級脂肪族アルコール、オルガノ
ポリシロキサン、アニオン系界面活性剤、カチオン系界
面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、フ
ッ素系界面活性剤、有機カルボン酸及びその誘導体、長
鎖脂肪族化合物等が挙げられる。特に、リン酸エステル
系界面活性剤等の常温で液体の滑剤を用いることが好ま
しい。それは、後に説明する滑性層の厚みが薄いため、
部分的に滑性層の下の耐熱層の表面が露出する場合に、
界面活性剤等の常温で液体の滑剤が最表面にあれば、瞬
時の加熱に対する応答性が良く、印画時と非印画時での
滑り特性の差が少なくなるからである。
【0016】耐熱層を形成する方法としては、上記の材
料を塗工適性に合うように選択したアセトン、メチルエ
チルケトン、トルエン、キシレン等の溶剤又は、水に溶
解、或いは分散させて塗工液を作成し、この塗工液をグ
ラビアコーター、ロールコーター、ワイヤバー等の慣用
の塗工手段で塗布、乾燥及び固化させて成膜する方法が
挙げられる。その塗工量、即ち耐熱層の厚さは固形分基
準で5.0g/m2 以下がよく、好ましくは0.1〜
2.0g/m2 の厚さで充分な性能を持つ耐熱層を形成
することが出来る。尚、フィラーや滑剤の添加剤の添加
量は、耐熱層を形成するバインダー樹脂100重量部あ
たり1〜150重量部であり、好ましくは、40〜12
0重量部である。
【0017】(滑性層)本発明の滑性層は、基材フィル
ムの上に設けた耐熱層の上に形成するもので、下記一般
式(1)で表されるシリルイソシアネートを含有してい
る。 一般式(1):Rn −Si −(NCO)4-n 但し、n
は0、1、2または3の整数を表し、Rはアルキル基、
アリール基、ビニル基のいずれかである。上記の一般式
(1)で示されるシリルイソシアネートは滑剤として機
能し、以下のような特長を有している。反応速度が速
く、比較的低温で反応するため、エージングの必要もな
く、生産性が高い。また、耐熱層に片末端が水酸基、ア
ミノ基、カルボキシル基、メルカプト基のいずれかより
なる樹脂が含有されているため、滑性層のシリルイソシ
アネートのイソシアネート基と耐熱層の水酸基、アミノ
基、カルボキシル基、メルカプト基のいずれかの官能基
とが反応硬化して、滑性を維持しつつ、シリルイソシア
ネートの移行や裏移りがなくなる。
【0018】滑性層は、上記一般式(1)で表されるシ
リルイソシアネートを主体とし、前記の耐熱層で記載し
たフィラーや滑剤を、そのシリルイソシアネートと反応
硬化するものでなければ、本発明の目的を妨げない範囲
で、添加してもよい。このように、上記一般式(1)で
表されるシリルイソシアネートと、必要に応じて添加剤
を加え、塗工適性に合うように選択したアセトン、酢酸
エチル、メチルエチルケトン、トルエン、キシレン等の
溶剤に溶解、或いは分散させて塗工液を作成し、この塗
工液をグラビアコーター、ロールコーター、ワイヤバー
等の慣用の塗工手段で塗布、乾燥して、滑性層を形成す
ることができる。滑性層の塗工量は、乾燥状態で0.1
〜1.0g/m2 が好ましい。
【0019】(熱転写色材層)上記基材フィルムの他の
面に形成する熱転写色材層としては、昇華型熱転写シー
トの場合には昇華性の染料を含む層、すなわち熱昇華性
の染料層を形成し、一方、熱溶融型の熱転写シートの場
合には顔料等で着色した熱溶融性インキ層を形成する。
以下昇華型熱転写シートの場合を代表例として説明する
が、本発明は昇華型熱転写シートのみに限定されるもの
ではない。昇華型の熱転写色材層に用いられる染料とし
ては、従来、公知の熱転写用シートに使用されている染
料はいずれも本発明に使用可能であり特に限定されな
い。例えば、いくつかの好ましい染料としては、赤色染
料として、MS RED G、Macro Red V
ioret
【0020】R、Ceres Red 7B、Sama
ron Red HBSL、Resolin Red
F3BS等が挙げられ、又、黄色の染料としては、ホロ
ンブリリアントイエロー6GL、PTY−52、マクロ
レックスイエロー6G等が挙げられ、又、青色染料とし
ては、カヤセットブルー714、ワクソリンブルーAP
−FW、ホロンブリリアントブルー−S−R、MSブル
ー100等が挙げられる。
【0021】上記のごとき染料を担持する為のバインダ
ー樹脂として好ましいものを例示すれば、エチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシ
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセ
ルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセル
ロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセター
ル、ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリ(メ
タ)アクリレート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のア
クリル樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、
ポリエステル系樹脂等が挙げられるが、これらの中で
は、セルロース系、ビニル系、アクリル系、ウレタン系
及びポリエステル系等の樹脂が耐熱性、染料の移行性等
の点から好ましい。
【0022】染料層は、前記の基材フィルムの一方の面
に、以上の如き染料及びバインダーに必要に応じて添加
剤、例えば、離型剤や無機の微粒子などを加えたもの
を、トルエン、エチルエチルケトン、エタノール、イソ
プロピルアルコール、シクロヘキサノン、DMF等の適
当な有機溶剤に溶解したり、或いは有機溶剤や水に分散
した分散体を、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印
刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング
印刷法等の手段により塗布及び乾燥して形成することが
出来る。
【0023】このようにして形成する染料層は0.2〜
5.0μm、好ましくは0.4〜2.0μm程度の厚さ
であり、又、染料層中の昇華性染料は、染料層の重量の
5〜90重量%、好ましくは10〜70重量%の量で存
在するのが好適である。形成する染料層は所望の画像が
モノカラーである場合には、前記染料のうちから1色を
選んで形成し、又、所望の画像がフルカラー画像である
場合には、例えば、適当なシアン、マゼンタ及びイエロ
ー(更に必要に応じてブラック)を選択して、イエロ
ー、マゼンタ及びシアン(更に必要に応じてブラック)
の染料層を形成する。
【0024】(プライマー層)本発明では、上記基材フ
ィルムと耐熱層との間に、プライマー層を設け、基材フ
ィルムと耐熱層の接着性を向上させることができる。プ
ライマー層は、基材フィルムと耐熱層に対し、充分な接
着性を有するとともに、基材フィルムの熱変形を抑える
ような耐熱性、寸法安定性を有していることが好まし
い。このプライマー層は、熱可塑性樹脂、各種熱硬化性
樹脂、各種硬化剤と反応基を有する樹脂との混合組成、
光及び電離放射線にて架橋反応を生じる塗膜組成物のい
ずれでもよく、塗工量については固形分基準で1.0g
/m2 以下、好ましくは0.1〜0.5g/m2 の厚さ
が良い。尚、基材フィルムと耐熱層の接着性を向上させ
るために、基材フィルムの表面に易接着処理やコロナ放
電処理を行い、プライマー層を設けないことも可能であ
る。
【0025】(熱転写シートの製造方法)本発明の熱転
写シートの製造方法は、基材フィルムの一方の面に熱転
写色材層を有し、他方の面に耐熱層、該耐熱層の上に滑
性層を設ける熱転写シートの製造方法において、該耐熱
層は片末端が水酸基、アミノ基、カルボキシル基、メル
カプト基のいずれかよりなる樹脂を含有し、かつ、該滑
性層が上記一般式(1)で表されるシリルイソシアネー
トを含有し、該基材フィルムに該耐熱層を塗工し、乾燥
させ、次に、該耐熱層の上に該滑性層を塗工し、乾燥す
る時に、該滑性層のシリルイソシアネートのイソシアネ
ート基と該耐熱層の水酸基、アミノ基、カルボキシル
基、メルカプト基のいずれかの官能基とが反応硬化する
ことを特徴とするものである。
【0026】熱転写シートの耐熱層のより耐熱性向上の
ために、各種イソシアネート硬化剤や不飽和結合を有す
るモノマー、オリゴマーとの反応生成物を使用すること
ができる。そして、硬化手段は加熱、電離放射線の照射
等あげられるが、加熱の場合では、塗工液中に硬化前の
未反応の材料を混合させておくため、塗工液の貯蔵安定
性から硬化速度を遅めにすることが行われる。このよう
なときには、上記の製造方法で、滑性層を塗工し、乾燥
した後に、熱転写シートを加熱熟成して、耐熱層の硬化
処理を行うことができる。
【0027】上記の如き熱転写シートを用いて、画像を
形成するために使用する、被転写材である受像シート
は、その記録面が前記の染料に対して染料受容性を有す
るものであればいかなるものでもよく、又、染料受容性
を有しない紙、金属、ガラス、合成樹脂などである場合
には、その少なくとも一方の表面に染料受容層を形成す
ればよい。又、熱溶融型の熱転写シートの場合には、被
転写材は特に限定されず、通常の紙やプラスチックフィ
ルムであってもよい。上記の熱転写シート及び上記の如
きシートを使用して熱転写を行う際に使用するプリンタ
ーとしては、公知の熱転写プリンターがそのまま使用可
能であり、特に限定されない。
【0028】
【実施例】次に参考例、実施例及び比較例を挙げて本発
明を更に具体的に説明する。尚、文中、部又は%とある
のは特に断りの無い限り重量基準である。 (実施例1)基材フィルムとして6μm厚のポリエチレ
ンテレフタレートフィルムに下記組成の耐熱層用塗工液
Aを乾燥時約1.0g/m2 になるように塗布及び乾燥
し、その耐熱層の上に、下記組成の滑性層用塗工液Aを
乾燥時約0.1g/m2 になるように塗布及び乾燥し
た。さらに、加熱熟成して硬化処理を行い、耐熱層、滑
性層を形成した。基材フィルムの他方の面に、下記組成
の熱転写色材層用塗工液Aを乾燥時約1.0g/m2
なるように塗布及び乾燥して、熱転写色材層を形成し、
本発明の実施例1の熱転写シートを作製した。
【0029】耐熱層用塗工液A組成 ポリビニルブチラール樹脂 1.60部 (積水化学工業株式会社製、エスレックBX−1) ポリイソシアネート 8.46部 (大日本インキ化学工業株式会社製、バーノックD−750−45) リン酸エステル系界面滑性剤 1.36部 (第一工業製薬株式会社製、プライサーフA208S) タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 0.32部 メチルエチルケトン 38.43部 トルエン 38.43部
【0030】滑性層用塗工液A組成 シリルイソシアネート(一般式(1)で表されるもの) 10部 (株式会社マツモト交商製:オルガチックスSIC−434) メチルエチルケトン 5部 トルエン 5部
【0031】熱転写色材層用塗工液A組成 MS−RED−G 2.00部 (三井東圧化学株式会社製、ディスパースレッド60) マクロレックスレッドバイオレットR 1.50部 (バイエル社製、ディスパースバイオレット26) ポリビニルアセトアセタール樹脂 3.50部 (積水化学工業株式会社製、エスレックスKS−5) メチルエチルケトン 46.50部 トルエン 46.50部
【0032】(実施例2)実施例1の耐熱層用塗工液A
に代えて下記の塗工液Bを用いた以外は、実施例1と同
様にして実施例2の熱転写シートを得た。耐熱層用塗工液B組成 ウレタンポリオール 1.60部 (大日本インキ化学工業株式会社製、DF30−55) ポリイソシアネート 8.46部 (大日本インキ化学工業株式会社製、バーノックD−750−45) リン酸エステル系界面滑性剤 1.36部 (第一工業製薬株式会社製、プライサーフA208S) タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 0.32部 メチルエチルケトン 38.43部 トルエン 38.43部
【0033】(実施例3)実施例1の耐熱層用塗工液A
に代えて下記の塗工液Cを用いた以外は、実施例1と同
様にして実施例3の熱転写シートを得た。耐熱層用塗工液C組成 ポリエステル 1.60部 (東洋紡績株式会社製、バイロン200) ポリイソシアネート 8.46部 (大日本インキ化学工業株式会社製、バーノックD−750−45) リン酸エステル系界面滑性剤 1.36部 (第一工業製薬株式会社製、プライサーフA208S) タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 0.32部 メチルエチルケトン 38.43部 トルエン 38.43部
【0034】(実施例4)実施例1の耐熱滑性層用塗工
液Aに代えて下記の塗工液Dを用いた以外は、実施例1
と同様にして実施例4の熱転写シートを得た。耐熱層用塗工液D組成 酢酸セルロース 1.60部 (ハーキュレス社製、L20) ポリイソシアネート 4.23部 (大日本インキ化学工業株式会社製、バーノックD−750−45) リン酸エステル系界面滑性剤 1.36部 (第一工業製薬株式会社製、プライサーフA208S) タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 0.32部 メチルエチルケトン 38.43部 トルエン 38.43部
【0035】(実施例5)実施例1の耐熱滑性層用塗工
液Aに代えて下記の塗工液Eを用いた以外は、実施例1
と同様にして実施例5の熱転写シートを得た。耐熱層用塗工液E組成 ポリビニルブチラール樹脂 1.60部 (積水化学工業株式会社製、エスレックBX−1) ポリイソシアネート 8.46部 (大日本インキ化学工業株式会社製、バーノックD−750−45) タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 0.32部 メチルエチルケトン 38.43部 トルエン 38.43部
【0036】(比較例1)基材フィルムとして6μm厚
のポリエチレンテレフタレートフィルムに耐熱層用塗工
液Aを乾燥時約1.0g/m2 になるように塗布及び乾
燥し、さらに、加熱熟成して硬化処理を行い、耐熱層を
形成した。基材フィルムの他方の面に、熱転写色材層用
塗工液Aを乾燥時約1.0g/m2 になるように塗布及
び乾燥して、熱転写色材層を形成し、比較例1の熱転写
シートを作製した。言い換えれば、比較例1の熱転写シ
ートは、実施例1の熱転写シートの滑性層が除かれたも
のである。
【0037】(比較例2)基材フィルムとして6μm厚
のポリエチレンテレフタレートフィルムに耐熱層用塗工
液Bを乾燥時約1.0g/m2 になるように塗布及び乾
燥し、さらに、加熱熟成して硬化処理を行い、耐熱層を
形成した。基材フィルムの他方の面に、熱転写色材層用
塗工液Aを乾燥時約1.0g/m2 になるように塗布及
び乾燥して、熱転写色材層を形成し、比較例2の熱転写
シートを作製した。言い換えれば、比較例2の熱転写シ
ートは、実施例2の熱転写シートの滑性層が除かれたも
のである。
【0038】(評価方法)上記の熱転写シートを従来よ
り使用されている受像シートと重ね、詳細には熱転写シ
ートの熱転写色材層と受像シートの受像面とを重ね、サ
ーマルヘッドとプラテンロールとの間にはさみ、サーマ
ルヘッドの上から2000kgの荷重をかける。次に受
像シートを固定し、熱転写シートをテンシロン(ORI
ENTEC製、VCT−1000)で水平方向に(上記
の荷重方向と直交し、サーマルヘッドに対し、印字する
搬送方向に)一定速度(500mm/min)で引っ張
り、印画時(サーマルヘッドで通電したとき)の摩擦力
F2(gf)と非印画時(サーマルヘッドで通電しない
とき)の摩擦力F1(gf)を測定した。
【0039】<通電時の印画条件> 電圧:13.5V パルス幅:22.5ms 記録周期:11.25ms/line 記録エネルギー:3.0J/cm2 非印画時と印画時の動摩擦係数μ1、μ2は、μ=F/
2000で求めることが出来る。
【0040】(評価結果)
【表1】
【0041】
【発明の効果】以上のごとき本発明によれば、基材フィ
ルムの一方の面に熱転写色材層を有し、他方の面に耐熱
層、該耐熱層の上に滑性層を設けた熱転写シートにおい
て、該耐熱層は片末端が水酸基、アミノ基、カルボキシ
ル基、メルカプト基のいずれかよりなる樹脂を含有し、
かつ、該滑性層が前記の一般式(1)で表されるシリル
イソシアネートを含有することにより、サーマルヘッド
との滑性や離型性等の加熱応答性に優れ、サーマルヘッ
ドによる加熱冷却後もヘッド滓を生じたりせず、さらに
印画部と非印画部との付加される熱量の差による滑り
(摩擦係数)の差が発生し、熱転写シートに印画皺が発
生することや、熱転写シートを小巻状にした場合、滑性
層と合い重なる色材層の染料が、滑性層に移行して滑性
層が汚染されやすいことを防止し、高品質の画像を与え
る熱転写シートが得られる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルムの一方の面に熱転写色材層
    を有し、他方の面に耐熱層、該耐熱層の上に滑性層を設
    けた熱転写シートにおいて、該耐熱層は片末端が水酸
    基、アミノ基、カルボキシル基、メルカプト基のいずれ
    かよりなる樹脂を含有し、かつ、該滑性層が下記一般式
    (1)で表されるシリルイソシアネートを含有している
    ことを特徴とする熱転写シート。 一般式(1):Rn −Si −(NCO)4-n 但し、n
    は0、1、2または3の整数を表し、Rはアルキル基、
    アリール基、ビニル基のいずれかである。
  2. 【請求項2】 前記の滑性層のシリルイソシアネートの
    イソシアネート基と耐熱層の水酸基、アミノ基、カルボ
    キシル基、メルカプト基のいずれかの官能基とが反応硬
    化することを特徴とする上記の請求項1に記載する熱転
    写シ−ト。
  3. 【請求項3】 前記の耐熱層が滑剤を含有していること
    を特徴とする上記の請求項1に記載する熱転写シ−ト。
  4. 【請求項4】 前記の基材フィルムと耐熱層との間に、
    プライマー層を設けたことを特徴とする上記の請求項1
    に記載する熱転写シ−ト。
  5. 【請求項5】 前記の熱転写色材層が熱昇華性染料層ま
    たは、熱溶融性インキ層であることを特徴とする上記の
    請求項1に記載する熱転写シ−ト。
  6. 【請求項6】 基材フィルムの一方の面に熱転写色材層
    を有し、他方の面に耐熱層、該耐熱層の上に滑性層を設
    ける熱転写シートの製造方法において、該耐熱層は片末
    端が水酸基、アミノ基、カルボキシル基、メルカプト基
    のいずれかよりなる樹脂を含有し、かつ、該滑性層が上
    記一般式(1)で表されるシリルイソシアネートを含有
    し、該基材フィルムに該耐熱層を塗工し、乾燥させ、次
    に、該耐熱層の上に該滑性層を塗工し、乾燥する時に、
    該滑性層のシリルイソシアネートのイソシアネート基と
    該耐熱層の水酸基、アミノ基、カルボキシル基、メルカ
    プト基のいずれかの官能基とが反応硬化することを特徴
    とする熱転写シートの製造方法。
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