JP2001162949A - 熱転写フィルム、熱転写フィルム及び感熱発色紙、一体型熱転写シート、及び記録方法 - Google Patents

熱転写フィルム、熱転写フィルム及び感熱発色紙、一体型熱転写シート、及び記録方法

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JP2001162949A
JP2001162949A JP35107299A JP35107299A JP2001162949A JP 2001162949 A JP2001162949 A JP 2001162949A JP 35107299 A JP35107299 A JP 35107299A JP 35107299 A JP35107299 A JP 35107299A JP 2001162949 A JP2001162949 A JP 2001162949A
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thermal
film
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Masafumi Hayashi
雅史 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感熱発色紙専用のプリンターに搭載可能であ
り、印加エネルギーを可変させることで、簡単に鮮明な
明彩色と暗彩色の記録を一つの熱転写フィルムで達成で
きるものを提供する。 【解決手段】 基材上に熱転写インキ層を形成してある
熱転写フィルムと、転写インキとは異なる色相を発色す
る感熱発色紙を組み合わせ、サーマルヘッドからの印加
エネルギーが低い場合、熱転写インキ層が赤色相、また
は感熱発色紙の発色が赤色相を再現し、高エネルギー時
に熱転写インキ層の転写と感熱発色紙の発色との混色に
より、感熱発色紙に複数色を記録する印字物に関し、印
加エネルギーが低い場合に得られる赤色相でa*が40
〜60、b*が0〜25、C*が40〜65で、混色時の
黒色相でa*が0〜20、b*が0〜10、C*が0〜2
0とすることで、簡単に鮮明な明彩色と暗彩色の記録を
一つの熱転写フィルムで達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易的に被転写体
に複数色を記録することができる熱転写フィルム単体
と、熱転写フィルム及び感熱発色紙の組み合わせ、一体
型熱転写シート、さらにそれらを用いた記録方法に関
し、特に大型の感熱発色紙専用プリンターで、低エネル
ギー時と、高エネルギー時での再現される色相の違いを
利用した被転写体に複数色を記録するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、顔料、染料等の着色剤を熱溶
融性のワックスや樹脂等のバインダーに分散させた熱転
写着色層を有する熱溶融転写シートを用いた多色記録方
法は種々提案されている。例えば、熱溶融転写シートと
感熱発色紙とを組み合わせた2色記録の例が以下のよう
に有る。特開昭56−157395では、熱転写インキ
の融点より低い温度で発色を開始する感熱発色紙と、そ
の発色の色相と異なる色相の熱転写インキを有する熱溶
融転写シートとを剥離可能に重ね合わせた組み合わせが
ある。また、特開昭59−42996では、熱転写イン
キの転写温度より高い温度で発色する感熱発色紙と、そ
の発色の色相と異なる色相の熱転写インキを有する熱溶
融転写シートとを重ね合わせ、低温加熱にて熱転写イン
キの色相を得て、高温加熱にて熱転写インキと感熱発色
紙の発色との混色を得ることが明記されている。上記と
同様な手法が高温発色紙型で特開平3−234669
や、高温発色紙型で最初に感熱発色紙に発色画像を形成
し、その後で熱溶融転写シートから熱転写インキを転写
する特開平7−186543が有る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のものは、
いずれも最大の欠点は高エネルギー時の黒記録の際、明
彩色(特に赤色系)と暗色(例えば黒色)との混色では
好ましい黒色が再現されず、赤みのある黒色等が生じる
点がある。また、特開昭61−61891では基材上に
所定の加熱温度で発色及び転写する第1インク層と、該
第1インク層の上に該所定の加熱温度よりも低い加熱温
度で転写する第2のインク層を設けたものがある。特開
昭59−136286では基材上に高温転写層、ロイコ
染料を含有し、高温転写層とは異なる色に発色する低温
転写層を順に設けた転写シートと、顕色剤を含有する受
容層を有する受容シートの組み合わせからなり、高温転
写層か、高温転写層と低温転写層との中間層に消色剤を
含有させるものである。
【0004】さらに、熱溶融転写シートを多層化した例
も種々提案されている。例えば、特開昭61−6189
2では多層化した熱溶融性インク層の融点を基材側から
表面層に向かい順に下げている。このように、熱溶融転
写シートの転写層を多層化することが行われているが、
何れも、多層化された転写層に対し、転写層単位で転写
量を制御するために、印加エネルギーの制御が非常に困
難である。
【0005】さらには、特開昭55−97983では基
材上に印字転写する感熱発色層を設け、受像シートの転
写受理層に固体脂肪酸類及び/又は固体脂肪酸アミド類
を含有させ、印字後に加熱処理をすることで、印字濃度
(実質的にモノクロの印字濃度)の向上を図るものがあ
る。また、2色記録の方法として、特開昭61−137
789では基材上に互いに色調の異なる熱溶融性第1イ
ンク層と熱溶融性第2インク層を設けた熱転写シートと
被記録体とを重ね、印字後、両者を剥離するまでの時間
を変化させることで、被記録体に2色の記録を達成して
いる。この手法ではプリンターマシンへの剥離時間制御
のソフトとハードウェアの負荷が高く、また感熱発色紙
専用のプリンターでは剥離機構が無い場合が多く、実施
適用することができない。したがって、以上の問題点を
踏まえ、熱転写フィルムの巻き上げ機構がない感熱発色
紙専用のプリンターに搭載可能であり、印加エネルギー
を可変させることで、簡単に鮮明な明彩色と暗彩色の記
録を一つの熱転写フィルムで達成できることを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱転写フィルム及び感熱発色紙は、基材フ
ィルムの一方の面に熱転写インキ層を形成してある熱転
写フィルムと、転写インキとは異なる色相を発色する感
熱発色紙とを組み合わせて、サーマルヘッドからの印加
エネルギーが低い場合には、熱転写インキ層が赤色相、
または感熱発色紙の発色が赤色相を再現し、高エネルギ
ー時には熱転写インキ層の転写と感熱発色紙の発色との
混色により、感熱発色紙に複数色を記録する印字物にお
いて、赤色相でa*が40〜60、b*が0〜25、C*
が40〜65で、混色時の黒色相でa*が0〜20、b*
が0〜10、C*が0〜20となることを特徴とする。
また、本発明の印字物は、基材フィルムの一方の面に熱
転写インキ層を形成してある熱転写フィルムと、転写イ
ンキとは異なる色相を発色する感熱発色紙とを組み合わ
せて、サーマルヘッドからの印加エネルギーが低い場合
には、熱転写インキ層が赤色相、または感熱発色紙の発
色が赤色相を再現し、高エネルギー時には熱転写インキ
層の転写と感熱発色紙の発色との混色により、感熱発色
紙に複数色を記録する印字物において、赤色相でa*
40〜60、b*が0〜25、C*が40〜65で、混色
時の黒色相でa*が0〜20、b*が0〜10、C*が0
〜20となることを特徴とする。
【0007】前記の熱転写フィルム及び感熱発色紙、ま
たは印字物において、感熱発色紙の発色が黒色相である
場合、|a*|≦5、|b*|≦3の黒色相であることが
好ましい。さらに、前記の熱転写フィルムの熱転写イン
キ層にC.I.ピグメントレッド177の顔料を含有し
ていることが好ましい。基材フィルムの一方の面に熱転
写インキ層を形成してある熱転写フィルムにおいて、該
熱転写インキ層にC.I.ピグメントレッド177また
はC.I.ピグメントブルー15:4の顔料を含有して
いることにより、鮮明な色相を得ることができる。ま
た、前記の熱転写インキ層に黒色顔料を含有しているこ
とが好ましい。
【0008】さらに、基材フィルムの一方の面に熱転写
インキ層を形成してある熱転写フィルムと、転写インキ
とは異なる色相を発色する感熱発色紙との組み合わせに
おいて、該熱転写インキ層に青、緑、赤、紫、黒の顔料
から少なくとも一つの顔料を含有し、該感熱発色紙の発
色色相が黒、青、赤のいずれか一つであるものを用いる
ことにより、感熱発色紙専用のプリンターに搭載可能で
あり、印加エネルギーを可変させることで、簡単に2色
記録が可能となる。また、その熱転写インキ層にC.
I.ピグメントレッド177またはC.I.ピグメント
ブルー15:4の顔料を含有していることにより、鮮明
な色相を得ることができる。また、上記の熱転写フィル
ムと、感熱発色紙との組み合わせで、熱転写インキ層に
黒色顔料を含有していることが好ましい。
【0009】また、前記のいずれかに記載する熱転写フ
ィルムと、感熱発色紙を一体型にすることが好ましく、
さらに前記の熱転写フィルムと、感熱発色紙との間に、
仮接着剤層を設けて、一体型とすることが行われる。次
に、本発明の記録方法は、上記のいずれかに記載する熱
転写フィルム及び感熱発色紙、または一体型熱転写シー
トを用いて、サーマルヘッドからの印加エネルギーが低
い場合には熱転写インキ層の色相を再現し、高エネルギ
ー時には熱転写インキ層の転写と感熱発色紙の発色との
混色により、感熱発色紙に複数色を記録するものであ
る。また、上記のいずれかに記載する熱転写フィルム及
び感熱発色紙、または一体型熱転写シートを用い、サー
マルヘッドからの印加エネルギーが低い場合には、感熱
発色紙の発色の色相を再現し、高エネルギー時には熱転
写インキ層の転写と感熱発色紙の発色との混色により、
感熱発色紙に複数色を記録することも可能である。
【0010】本発明の作用は、以下の通りである。本発
明は、基材フィルムの一方の面に熱転写インキ層を形成
してある熱転写フィルムと、転写インキとは異なる色相
を発色する感熱発色紙とを組み合わせて、サーマルヘッ
ドからの印加エネルギーが低い場合には、熱転写インキ
層が赤色相、または感熱発色紙の発色が赤色相を再現
し、高エネルギー時には熱転写インキ層と発色との混色
により、感熱発色紙に複数色を記録する印字物に関し、
印加エネルギーが低い場合に得られる赤色相でa*が4
0〜60、b*が0〜25、C*が40〜65で、混色時
の黒色相でa*が0〜20、b*が0〜10、C*が0〜
20とすることで、簡単に鮮明な明彩色と暗彩色の記録
を一つの熱転写フィルムで達成できる。
【0011】また、本発明は、基材フィルムの一方の面
に熱転写インキ層を形成してある熱転写フィルムと、転
写インキとは異なる色相を発色する感熱発色紙との組み
合わせにおいて、該熱転写インキ層に青、緑、赤、紫、
黒の顔料から少なくとも一つの顔料を含有し、該感熱発
色紙の発色色相が黒、青、赤のいずれか一つとすること
により、印加エネルギーを可変させることで、つまり印
加エネルギーが低い場合に、熱転写インキ層だけの色
相、または感熱発色紙の発色だけの色相を再現し、高エ
ネルギー時には熱転写インキ層の転写と感熱発色紙の発
色の混色による色相の記録を一つの熱転写フィルムで達
成できる。また、特にその熱転写インキ層にC.I.ピ
グメントレッド177またはC.I.ピグメントブルー
15:4の顔料を含有していることにより、鮮明な色相
を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態につい
て、詳述する。 (基材フィルム)本発明の熱転写フィルムで用いられる
基材フィルムとしては、従来の熱転写フィルムに使用さ
れているものと同じ基材フィルムをそのまま用いること
が出来ると共に、その他のものも使用することが出来、
特に制限されない。好ましい基材フィルムの具体例とし
ては、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエ
ステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネー
ト、酢酸セルロース、トリアセチルセルロース、ポリエ
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロン、ポ
リイミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコー
ル、フッ素樹脂、塩化ゴム、アイオノマー等のように比
較的耐熱性の良いプラスチック、コンデンサー紙、パラ
フィン紙等の紙類、不織布等があり、又、これらを複合
したものであってもよい。この基材フィルムの厚さは、
その強度及び熱伝導性が適切になるように材料に応じて
適宜変更することが出来るが、その厚さは、好ましく
は、例えば、2〜25μmである。
【0013】(熱転写インキ層)本発明の熱転写フィル
ムの基材フィルムの上に設ける熱転写インキ層は、着色
剤とバインダーからなり、さらに必要に応じて分散剤、
帯電防止剤など、種々の添加剤を加えたものでよい。そ
の着色剤としては、有機または無機の顔料もしくは染料
のうち、記録材料として良好な特性を有するもの、例え
ば、十分な着色濃度を有し、光、熱、温度等により変褪
色しないものが好ましい。また、着色剤としては、要求
される色調に応じて、カーボンブラック、有機顔料、無
機顔料、又は各種染料から適当なものを選択して用いる
ことが出来る。
【0014】特に本発明の熱転写フィルムでは、転写イ
ンキとは異なる色相を発色する感熱発色紙と組み合わせ
て、熱転写インキ層に青、緑、赤、紫、黒の顔料から少
なくとも一つの顔料を含有し、該感熱発色紙の発色色相
が黒、青、赤のいずれか一つであることが望ましい。そ
れは、感熱発色紙の発色色相が、市販されている感熱発
色紙、または材料を用意して、簡便に製造できる感熱発
色紙は、上記の黒、青、赤のいずれかである場合がほと
んどであるからである。そして、感熱発色紙の発色色相
が黒の場合には、その感熱発色紙と組み合わせて用いる
熱転写インキ層の色相は黒以外の青、緑、赤、紫が好ま
しい。また、感熱発色紙の発色色相が青の場合に、その
感熱発色紙と組み合わせて用いる熱転写インキ層の色相
は、青以外の緑、赤、紫、黒が好ましく、特に赤、黒が
好ましく用いられる。また、感熱発色紙の発色色相が赤
の場合に、その感熱発色紙と組み合わせて用いる熱転写
インキ層の色相は、赤以外の青、緑、紫、黒が好まし
く、特に、青、緑、黒が好ましく用いられる。
【0015】本発明の熱転写フィルムの熱転写インキ層
の色相が、赤色である場合に、印加エネルギーが低い状
態で、感熱発色紙に該熱転写インキ層が転写して、得ら
れる赤色相の印字部において、a*が40〜60、b*
0〜25、C*が40〜65であり、印加エネルギーが
高い状態では、熱転写インキ層の転写と感熱発色紙の発
色との混色で黒の色相を出し、その混色時の黒色相でa
*が0〜20、b*が0〜10、C*が0〜20となる。
本発明で用いた表色計、a*、b*、C*及びL*は、JI
S Z8729に規定された方法によるもので、a*
*は色相と彩度を示す色度であり、C*は彩度を表わ
す。また、L*は、色の明度を表わす。そして、C*は、
*、b*を用いて下式から算出する。 C*=[(a*2+(b*21/2 上記のL*、a*、b*で、対象物の色が表わされる。
【0016】熱転写インキ層で使用する顔料として、特
に赤色顔料として、C.I.ピグメントレッド177を
用いることで、鮮明な赤(少し黄色味がかった、金赤で
ある)の色相を再現することができる。C.I.ピグメ
ントレッド177は、下記化学式1で示されるスレン系
顔料であり、ジアントラキノニルレッドともいわれる縮
合多環型の赤色顔料である。
【化1】 また、熱転写インキ層で使用する顔料として、特に青色
顔料として、C.I.C.I.ピグメントブルー15:
4を用いることで、鮮明な青の色相を再現することがで
きる。C.I.ピグメントブルー15:4は、下記化学
式2で示されるフタロシアニン顔料である。
【化2】
【0017】上記のC.I.ピグメントレッド177と
C.I.ピグメントブルー15:4は、それぞれ単体で
使用して各顔料単独の色相を熱転写インキ層にもたせて
もよいが、それだけではなく、異なった色相の顔料を添
加して緑色や紫色や黒色等の熱転写インキ層にすること
もできる。さらに、C.I.ピグメントレッド177と
C.I.ピグメントブルー15:4の両方を使用して、
紫色や黒色等の色相の熱転写インキ層にすることもでき
る。熱転写インキ層に用いるバインダーは、樹脂及びワ
ックス類を主体として構成することが好ましく、樹脂と
して具体的には、デンプン類、セルロース類、ゼラチ
ン、カゼイン、ポリビニルアルコール類、メラミン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレ
フィン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、尿素
樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド、無水マレイン酸
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエンゴム等の
熱可塑性エラストマーが挙げられる。特に従来より感熱
接着剤として使用されている比較的低軟化点、例えば5
0〜150℃の軟化点を有するものが好ましい。
【0018】また、ワックス成分としては、例えば、マ
イクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、パラ
フィンワックス等がある。更に、フィッシャートロプシ
ュワックス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、ミツ
ロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワック
ス、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、ポリエス
テルワックス、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、脂
肪酸アミド等、種々のワックスが挙げられる。このなか
で、特に融点が50〜85℃であるものが好ましい。5
0℃以下であると、保存性に問題が生じ、又85℃以上
であると印字の感度不足になる。
【0019】熱転写インキ層の形成は、上記のような着
色剤及びバインダーと、さらに、これに必要に応じて分
散剤、帯電防止剤等の添加剤と、水、有機溶剤等の溶媒
成分を配合調整した熱転写インキ層形成用塗工液を、従
来公知のグラビアダイレクトコート、グラビアリバース
コート、ナイフコート、エアコート、ロールコート等の
方法により、乾燥状態で厚さ0.05〜10μm、好ま
しくは0.2〜3μmを設けるものである。乾燥塗膜の
厚さが0.05μm未満の場合、成膜性の問題で均一な
インキ層が得られず、印字物の擦過性低下の原因にな
る。また、厚さが10μmを越えた場合、印字転写の際
に高エネルギーが必要となり、多色記録が困難になり、
特殊な熱転写プリンターでしか印字できなかったり、ま
たは印字の感度不足となる。
【0020】(背面層)また本発明の熱転写フィルムに
は必要に応じて基材フィルムの裏面に背面層を設けても
良い。背面層はサーマルヘッドによる熱印加時に基材フ
ィルムを高温から保護する為の層であり、言い換えれ
ば、サーマルヘッドの粘着を防止し、且つ、滑り性を良
くするための層で、耐熱性の高い熱可塑性樹脂や熱硬化
性樹脂の他、紫外線硬化性樹脂や電子線硬化性樹脂も使
用可能である。なお、背面層形成に好適な樹脂はフッ素
樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等であり、これらの
樹脂を薄膜状で使用すれば良い。又、背面層の設置によ
って支持体の耐熱性を著しく向上させることが出来る
為、該層の設置によって従来は不適とされていた材料を
基材フィルムにすることも可能になる。この背面層は、
上記のバインダー樹脂に滑り剤、界面活性剤、無機粒
子、有機粒子、顔料等を添加したものを、好適に使用
し、形成される。背面層を形成する手段は、上記のごと
き、バインダー樹脂に滑り剤、界面活性剤、無機粒子、
有機粒子、顔料等を添加した材料を、適当な溶剤中に溶
解または分散させて、塗工液を調製し、この塗工液をグ
ラビアコーター、ロールコーター、ワイヤーバーなどの
慣用の塗工手段により、塗工し、乾燥するものである。
【0021】(剥離層)本発明の熱転写フィルムでは、
基材フィルムと熱転写インキ層との間に剥離層を形成し
てもよい。剥離層は、熱可塑性樹脂粒子、熱可塑性樹
脂、ワックスのうち少なくとも2成分を主体として構成
することが好ましい。熱可塑性樹脂粒子は剥離層に凹凸
を付けて熱転写インキ層との接着力(箔持ち)を上げる
効果や、印字加熱時に成膜して基材フィルムとの接着力
を下げ転写感度を上げる効果、印字物表面に成膜して擦
過性を上げる効果がある。ワックスは前記樹脂粒子のバ
インダーとして基材フィルムへの接着性を付与する効果
や、溶融粘度が低く、基材フィルムへの接着力も高すぎ
ないため、熱転写感度を上げる効果があり、また印字物
表面に滑り性を付与して擦過性を上げる効果がある。熱
可塑性樹脂はその樹脂の接着性で前記樹脂粒子のバイン
ダーとして基材フィルムへの接着性を付与する効果や、
熱転写インキ層との接着力(箔持ち)を上げる効果があ
る。
【0022】上記の熱転写フィルムと感熱発色紙とを、
必要に応じて仮接着剤層を介して剥離可能に貼り合わせ
た一体型熱転写シートとすることが好ましい。一体型熱
転写シートでは、基材フィルムの一方の面に熱溶融性の
熱転写インキ層を形成してある熱転写フィルムと、被転
写体である感熱発色紙とを、該熱転写インキ層側と該被
転写体とが必要に応じて仮接着剤層を介して、剥離可能
に貼り合わされ、該基材フィルムと熱転写インキ層との
間に、剥離層を設けることが望ましい。剥離層の樹脂粒
子のバインダーとしてはワックス類を使用する。上記の
樹脂粒子の樹脂としては、例えば、ポリエチレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重
合体(EAA)、エチレン−エチルアクリレート共重合
体(EEA)、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、
アイオノマー等の熱可塑性樹脂が挙げられ、成膜時の基
材フィルムとの接着性を考慮して選択されるが、特に基
材フィルムとしてポリエチレンテレフタレートフィルム
を用いた場合に、カルボキシル基を含むエチレンの共重
合体で、ナトリウム等のアルカリ金属またはマグネシウ
ム等のアルカリ土類金属等の金属イオンによって重合体
主鎖間に金属イオン結合を導入したアイオノマー樹脂が
好ましい。
【0023】カルボキシル基を含む好ましいエチレンの
共重合体としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸等
の不飽和カルボン酸とエチレンとの共重合体が挙げられ
る。一般的に、熱可塑性樹脂は加熱すると基材フィルム
に対して融着する傾向があるが、本発明では、加熱前で
は(基材フィルムと剥離層との接着力)>(仮接着層と
熱転写受像紙との接着力)、加熱後には(基材フィルム
と剥離層との接着力)<(仮接着層と熱転写受像紙との
接着力)となるような材料を選択する必要がある。上記
のような樹脂のうち、最低成膜温度(MFT)が50〜
120℃のものが好ましく、MFTが50℃未満である
と、剥離層の形成において、乾燥温度を50℃以上に挙
げることが困難であって熱転写フィルムの生産性に問題
がある。一方、MFTが120℃を越えると、得られる
熱転写フィルムの印字の際に感度が不十分となる。
【0024】上記樹脂は粒子状態で剥離層を形成する必
要があり、形成された剥離層は凹凸形状を有する方が好
ましい。そのために樹脂粒子を水または有機溶剤あるい
はそれらの混合物を媒体とした樹脂エマルジョン(また
は分散体)として用いる。該エマルジョン中の樹脂粒子
の平均粒径は0.05〜10μmの範囲が好ましく、平
均粒子径が0.05μm未満であると、粒子としての性
能が発揮されず、一方、10μmを越えると平均粒径で
は層を形成することが困難となり、又、熱転写時に粒子
同志が融着しずくなり成膜性に劣り、印字物の耐摩擦性
等の耐久性が満足できるものではない。以上のような樹
脂粒子のエマルジョンを用いて剥離層を形成する時に、
バインダーとして併用するワックス類としては、例えば
マイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、パ
ラフィンワックス等がある。更に、フィッシャートロプ
シュワックス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、ミ
ツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワッ
クス、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、ポリエ
ステルワックス、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、
脂肪酸アミド等、種々のワックスが用いられる。これら
のワックス類も、上記樹脂粒子エマルジョンと併用する
関係上、水または有機溶剤あるいはそれらの混合物を媒
体とするエマルジョン状態で使用することが好ましい。
そのワックス類の粒径は特に限定されるものではない。
【0025】この他に、熱転写インキ層との組合せにお
いて、箔持ちが不足しているときや、印字の切れが悪い
ときは、熱可塑性樹脂成分を加えると良い。かかる熱可
塑性樹脂成分としては、バインダーとして基材フィルム
への接着性を付与する効果や、熱転写インキ層との接着
力(箔持ち)を上げる効果がある接着性樹脂成分が好ま
しく、例えば、前記の樹脂粒子のMFTが50℃以下の
ものや、アクリル系粘着剤、NBR(ニトリルゴム)、
SBR(スチレン−ブタジエンゴム)、BR(ブタジエ
ンゴム)等のラテックス等が挙げられる。また、特に充
分な箔持ち、印字加熱後の接着性の低下が得られるなら
ば、ワックスと接着性のある樹脂成分を主体として構成
することも可能である。このように剥離層は、熱可塑性
樹脂粒子、熱可塑性樹脂(接着性のある樹脂成分)、ワ
ックスのうち少なくとも2成分を含むことが好ましい。
【0026】上記の樹脂粒子とワックス類とは、両者の
合計を100質量部とした場合、樹脂粒子5〜90質量
部とワックス類95〜10質量部の割合で使用すること
が好ましい。ワックス類の使用割合が10質量部未満で
ある場合には剥離層の基材への密着性が不十分で膜強度
が不足し、いわゆる箔落ち等の問題があり、ワックス類
の使用量が95質量部を越えると、樹脂粒子による表面
の凹凸から得られる接着効果が得られなくなり、箔持ち
が低下する。また、接着性樹脂成分は剥離層固形分を1
00質量部とした場合、3〜70質量部となる範囲で加
えることができ、使用量が3質量部未満であると、箔持
ちの効果が少なく、使用量が70質量部を越えると、印
字加熱後の剥離が悪くなり、感度低下となる。
【0027】上記割合の樹脂粒子とワックス類を含む混
合エマルジョンを、基材フィルム面に塗工及び乾燥する
ことによって剥離層が形成される。この時の塗工方法は
任意の方法で良く、塗工量は固形分基準で約0.2〜5
g/m2であり、乾燥温度は樹脂粒子が粒子状態を保持
することが出来る範囲で約40〜100℃の範囲である
ことが好ましい。すなわち、樹脂粒子が成膜しない温度
で乾燥して、剥離層の塗膜を形成することが好ましい。
乾燥時間は、乾燥温度、風量、塗工量等のによって変化
して一概には決められないが、一般的には約1〜20秒
程度である。
【0028】(感熱発色紙)本発明で使用する感熱発色
紙は、従来公知の感熱発色紙がいずれも使用でき、特に
限定されるものではない。このような感熱発色紙は、基
材である紙等の表面に酸によって発色する無色の染料
と、顕色剤である固体の酸とを含む発色層を設けたもの
で、この発色層は染料と顕色剤とが別の層に分割されて
いてもよく、1つの層中に混合していてもよい。また、
発色層の安定性向上のために熱によって破壊される材料
によって、染料及び/または顕色剤がそれぞれマイクロ
カプセル化されたものであってもよい。また、感熱発色
紙の発色色相は限定されるものではないが、通常に市販
されている感熱発色紙、または材料を用意して、簡便に
製造できる感熱発色紙の条件から、その発色色相は黒、
青、赤のいずれかである場合がほとんどである。その発
色色相の中で、黒発色の場合、本発明では、|a*|≦
5、|b*|≦3となる色相が好ましい。これにより、
熱転写インキ層の赤色相との混色時に、より黒い色相が
再現できる。
【0029】(仮接着剤層)感熱発色紙と、熱転写フィ
ルムとは、熱転写インキ層側と感熱発色紙とが仮接着剤
層を介して、剥離可能に貼り合わし、一体化することが
でき、感熱発色紙が熱転写受像紙の働きも兼ねている。
尚、熱転写フィルムの熱転写インキ層が接着性を有して
いれば、仮接着剤層を設けずに、感熱発色紙と剥離可能
に貼り合わすことも可能である。仮接着剤層は、粘着性
のある熱可塑性樹脂、または(少なくとも一方が粘着性
である)粒子と樹脂を主体として形成することが耐擦過
性の点から好ましい。表面の粗い紙等の熱転写受像紙と
貼り合わせるときは繊維間へのワックス成分の浸透によ
る接着力の向上が得られるため、ワックス成分を加えて
も良い。ただし、平滑なフィルム基材を受像紙として用
いる場合、上記と同様な浸透効果(アンカー効果)が得
られないため、本来フィルム基材との接着力が低いワッ
クス成分の添加は耐擦過性の点から好ましくない。
【0030】仮接着剤層は、非印字時で(基材フィルム
〜仮接着剤層の接着力、凝集力)>(仮接着剤層と受像
紙間の接着力)となり、印字時で、(基材フィルムと剥
離層間の接着力)<(剥離層〜受像紙間の接着力、凝集
力)となることが好ましい。仮接着剤層は樹脂を主体に
構成されるもので、粘着性樹脂または(少なくとも一方
が粘着性である)粒子と樹脂を主体として構成される。
また、圧力、加熱ラミネートで非印字加熱時は剥離可能
な接着力で受像紙と貼り合わせることができ、なおかつ
印字加熱後は受像紙との充分な接着力が得られることが
必要となる。さらに、プリンター搬送時等に剥がれない
程度のせん断接着強さと、非印字時にインクが受像紙に
移ってこない程度の剥離接着強さが必要となる。
【0031】仮接着剤層の樹脂としては、例えばアクリ
ル系樹脂、SBR、NBR、BR等のラテックス、アク
リル酸エステル、EAA樹脂、ポリエステル樹脂、EV
A(エチレン−酢酸ビニル共重合体)樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、スチレ
ン−アクリル共重合体樹脂やこれらの共重合体等が挙げ
られる。中でも、アクリル系樹脂、SBR、NBR、B
R等のラテックス、EAA樹脂等が転写感度の向上や地
汚れの向上の点で特に良好である。また、粒子材料とし
ては、Tgが50〜120℃の熱可塑性樹脂粒子が接着
力の調整や、印字時の切れの改善、地汚れの改善に効果
がある。これらの粒子材料も上記樹脂材料と同様なもの
が挙げられる。
【0032】また、熱転写感度を上げるために、擦過性
を下げすぎない範囲でワックス成分を加えることも可能
である。このような仮接着剤層に用いられる上記の粘着
性樹脂は、そのガラス転移温度が−90℃〜−50℃の
範囲にあるものが好ましい。具体的には、ゴム系の粘着
性樹脂、アクリル系の粘着性樹脂およびシリコーン系の
粘着性樹脂等があり、形態的には溶剤溶液型、水溶液
型、ホットメルト型、水性または油性エマルジョン型
等、いずれのものも使用することができる。さらに、常
温では粒子形状を維持するが、加熱下で成膜する熱可塑
性微粒子としては、ポリエチレン樹脂、アイオノマー樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂などがあげら
れ、最低成膜温度が50〜150℃であるものが好まし
い。
【0033】このような仮接着剤層の接着力(g)は、
25mm(幅)×55mm(長さ)のサンプルを切り取
り、表面性摩擦測定機(HEIDEN−17、新東科学
製)にて、1,800mm/minの引っ張り速度で測
定した際の、引張せん断強さが300〜2,000gの
範囲のものが好ましい。但し、その測定時の温度は25
℃である。この接着力が上記の範囲未満である場合に
は、熱転写フィルムと熱転写受像紙との接着力が低過ぎ
て両者が剥離しやすく、印字時に熱転写フィルムがその
幅方向において皺が発生しやすい。また、接着力が上記
の範囲を越えた場合は、地汚れが生じ易くなるため、あ
まり好ましくはないが、地汚れが発生しない程度の剥離
強さであれば特に問題はない。すなわち、非印字時の接
着力が(基材フィルム〜仮接着剤層の接着力、凝集力)
>(仮接着剤層と受像紙間の剥離強さ)となるようであ
ればよい。
【0034】上記の成分からなる仮接着剤層は、熱転写
受像紙側の表面に設けてもよいが、印字物に粘着性が残
るために、熱転写フィルム側の熱転写インキ層の表面
に、仮接着剤層を設けることが好ましい。この場合、仮
接着剤層の粘着性樹脂を水性のエマルジョンとして使用
するので、熱転写インキ層を損なうこともない。また、
エマルジョンの塗工方法や乾燥方法は特に限定されるも
のではなく、公知の種々の方法が選定できる。上記の仮
接着剤層は、その厚さを0.1〜10μmの範囲(固形
分塗工量で、0.05〜5g/m2)とするのが好適で
ある。熱転写フィルムと熱転写受像紙との接着は、好ま
しくは、熱転写フィルムの熱転写インキ層の表面に仮接
着剤層を形成しつつ、その仮接着剤層に付与された接着
性を利用して連続的に熱転写受像紙を接着し、これをロ
ール状に巻き取ることによって行われる。巻き取る際
に、熱転写受像紙を外側にしても、熱転写フィルムを外
側にしてもよい。
【0035】(記録方法)本発明の記録方法は、上記で
説明した熱転写フィルム及び感熱発色紙、あるいは一体
型熱転写シートを用いて、サーマルヘッドからの印加エ
ネルギーを可変させることにより、被転写体に複数色を
記録するものである。すなわち、熱転写フィルム及び感
熱発色紙、あるいは一体型熱転写シートを用いて、サー
マルヘッドからの印加エネルギーが低い場合には熱転写
インキ層の色相、または感熱発色紙の発色の色相を再現
し、高エネルギー時には熱転写インキ層の転写と感熱発
色紙の発色との混色により、感熱発色紙に複数色を記録
することが好ましく行われる。
【0036】上記の場合の印加エネルギーが低い場合と
高い場合の各色相は、例えば印加エネルギーが高い場合
には、熱転写インキ層の転写と感熱発色紙の発色との混
色の色相を暗彩色や濃色にして、それに対応する印加エ
ネルギーが低い場合の再現される色相は、熱転写インキ
層の色相、または感熱発色紙の発色の色相であり、明彩
色や淡色の色相にして、印加エネルギーの高低により得
られる印画物の色相のコントラストを高くもたせること
が好ましい。サーマルヘッドからの印加エネルギーが低
い場合には熱転写インキ層の色相、または感熱発色紙の
発色の色相を再現し、高エネルギー時には熱転写インキ
層の転写と感熱発色紙の発色との混色による色相を再現
し、さらに熱転写フィルムと感熱発色紙とを剥がして、
感熱発色紙に直接、サーマルヘッドから記録をして、感
熱発色紙の自己発色を行い、合計3色の記録を被転写体
に行うことも可能である。
【0037】本発明における記録方法では、サーマルヘ
ッドからの印加エネルギーを可変させて、サーマルヘッ
ドからの印加エネルギーが低い場合では、例えば、0.
1〜0.5mJ/dotのエネルギーが印加され、高エ
ネルギー時には0.5〜1.5mJ/dotのエネルギ
ーが印加されることが好ましく、これにより、低エネル
ギーと高エネルギーとの印加における記録の色相にコン
トラストが高く、鮮明な記録が得られる。但し、印圧や
プラテン硬度、印字環境等により、これらの数値は適宜
変更される。特に本発明では、大型の感熱発色紙専用プ
リンターを用い、熱転写フィルムと感熱発色紙とを剥離
可能に貼り合わせた一体型熱転写シートの形態で、サー
マルヘッドからの印加エネルギーを、低エネルギーと高
エネルギーに分けて、熱転写フィルムと受像シートとの
別個の供給機構や、剥離機構を設けることなく、簡便に
複数色の記録が可能となる。
【0038】
【実施例】次に実施例及び比較例をあげて、本発明を更
に具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは、
特に断りのない限り質量基準である。 (実施例1)裏面に背面層が設けられている厚さ4.5
μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを基材フィ
ルムとし、その一方の面(裏面でない面)に、下記組成
の熱転写インキ層を120℃で混練し、ロールコートに
て、乾燥状態で厚さ3μmで形成し、実施例1の熱転写
フィルムを作製した。熱転写インキ層塗工液 PR177 10部 パラフィンワックス(融点71℃) 60部 カルナバワックス(融点82℃) 10部 エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂 20部 (メルトインデックスが3000、酢酸ビニル含有率が28%)
【0039】次に、市販されている黒発色タイプのa*
が5.5、b*が2.0である感熱発色紙A(染料:ク
リスタルバイオレットラクトン、顕色剤:ビスフェノー
ルA)を用意し、実施例1の熱転写フィルムと感熱発色
紙の組み合わせとした。
【0040】(実施例2)実施例1で作製した熱転写フ
ィルムと感熱発色紙を、熱転写インキ層と発色層が重な
るように、下記材料を用いて、仮接着し、実施例2の一
体型熱転写シートを作製した。仮接着剤層塗工液 アクリル系粘着剤エマルジョン(Tg−50℃、固形分40%) 20部 カルナバワックスエマルジョン(融点82℃、固形分40%) 40部 イソプロピルアルコール/水(質量比2/1) 40部 貼り合わせ条件は、ニップ温度40℃、ニップ圧3kg
/cm2として、熱転写フィルムと感熱発色紙とのせん
断接着力は1000gである。
【0041】(実施例3)実施例2で作製した熱転写フ
ィルムと感熱発色紙との一体型熱転写シートにおいて、
熱転写インキ層を下記のものに変更した以外は、実施例
2と同様にして実施例3の一体型熱転写シートを作製し
た。熱転写インキ層塗工液 PR177 6部 パラフィンワックス(融点71℃) 64部 カルナバワックス(融点82℃) 10部 エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂 20部 (メルトインデックスが3000、酢酸ビニル含有率が28%)
【0042】(実施例4)実施例2で作製した熱転写フ
ィルムと感熱発色紙との一体型熱転写シートにおいて、
熱転写インキ層を下記のものに変更した以外は、実施例
2と同様にして実施例4の一体型熱転写シートを作製し
た。熱転写インキ層塗工液 PB15:4 10部 パラフィンワックス(融点71℃) 60部 カルナバワックス(融点82℃) 10部 エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂 20部 (メルトインデックスが3000、酢酸ビニル含有率が28%)
【0043】(実施例5)実施例2で作製した熱転写フ
ィルムと感熱発色紙との一体型熱転写シートにおいて、
熱転写インキ層を下記のものに変更した以外は、実施例
2と同様にして実施例5の一体型熱転写シートを作製し
た。熱転写インキ層塗工液 PR177 5部 PR48:3 2部 パラフィンワックス(融点71℃) 63部 カルナバワックス(融点82℃) 10部 エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂 20部 (メルトインデックスが3000、酢酸ビニル含有率が28%)
【0044】(実施例6)実施例3で作製した熱転写フ
ィルムと感熱発色紙との一体型熱転写シートにおいて、
感熱発色紙を市販されている黒発色タイプのa*が4.
8、b*が1.2である感熱発色紙B(染料:クリスタ
ルバイオレットラクトン、顕色剤:ビスフェノールA)
に変更した以外は、実施例3と同様にして実施例6の一
体型熱転写シートを作製した。
【0045】(実施例7)実施例3で作製した熱転写フ
ィルムと感熱発色紙との一体型熱転写シートにおいて、
感熱発色紙を市販されている黒発色タイプのa*が2.
8、b*が0.0である感熱発色紙C(染料:クリスタ
ルバイオレットラクトン、顕色剤:ビスフェノールA)
に変更した以外は、実施例3と同様にして実施例7の一
体型熱転写シートを作製した。
【0046】(実施例8)実施例1で使用した、裏面に
背面層が設けられている基材フィルムと同様の基材フィ
ルムの一方の面(裏面でない面)に、下記組成の熱転写
インキ層を120℃で混練し、ロールコートにて、乾燥
状態で厚さ3μmで形成し、実施例8の熱転写フィルム
を作製した。熱転写インキ層塗工液 カーボンブラック 15部 ポリエチレンワックス(融点130℃) 70部 カルナバワックス(融点82℃) 5部 エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂 10部 (メルトインデックスが400、酢酸ビニル含有率が10%)
【0047】次に、市販されている赤発色タイプのa*
が58.2、b*が24.7である感熱発色紙Dを用意
し、実施例8の熱転写フィルムと感熱発色紙の組み合わ
せとした。
【0048】(比較例1)実施例2で作製した熱転写フ
ィルムと感熱発色紙との一体型熱転写シートにおいて、
熱転写インキ層を下記のものに変更した以外は、実施例
2と同様にして比較例1の一体型熱転写シートを作製し
た。熱転写インキ層塗工液 PR48:3(パーマネントレッド2BのSr塩) 10部 パラフィンワックス(融点71℃) 60部 カルナバワックス(融点82℃) 10部 エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂 20部 (メルトインデックスが3000、酢酸ビニル含有率が28%)
【0049】以上のように作製した実施例の熱転写フィ
ルムと感熱発色紙の組み合わせ、また一体型熱転写シー
トを、低エネルギーと高エネルギーを区別して加えられ
る熱転写プリンターで、テストパターンの画像を形成
し、得られた印字物の印加エネルギーの違いによる、L
*、a*、b*を測定し、また目視にて色相を評価した。
但し、低エネルギー印加条件は0.3mJ/dot、高
エネルギー印加条件は1.0mJ/dotとした。評価
結果を下記表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明は、基材フィルムの一方の面に熱
転写インキ層を形成してある熱転写フィルムと、転写イ
ンキとは異なる色相を発色する感熱発色紙とを組み合わ
せて、サーマルヘッドからの印加エネルギーが低い場合
には、熱転写インキ層が赤色相、または感熱発色紙の発
色が赤色相を再現し、高エネルギー時には熱転写インキ
層の転写と感熱発色紙の発色との混色により、感熱発色
紙に複数色を記録する印字物に関し、印加エネルギーが
低い場合に得られる赤色相でa*が40〜60、b*が0
〜25、C*が40〜65で、混色時の黒色相でa*が0
〜20、b*が0〜10、C*が0〜20とすることで、
簡単に鮮明な明彩色と暗彩色の記録を一つの熱転写フィ
ルムで達成できる。
【0052】また、本発明は、基材フィルムの一方の面
に熱転写インキ層を形成してある熱転写フィルムと、転
写インキとは異なる色相を発色する感熱発色紙との組み
合わせにおいて、該熱転写インキ層に青、緑、赤、紫、
黒の顔料から少なくとも一つの顔料を含有し、該感熱発
色紙の発色色相が黒、青、赤のいずれか一つとすること
により、印加エネルギーを可変させることで、つまり印
加エネルギーが低い場合に、熱転写インキ層だけの色
相、または感熱発色紙の発色だけの色相を再現し、高エ
ネルギー時には熱転写インキ層の転写と感熱発色紙の発
色の混色による色相の記録を一つの熱転写フィルムで達
成できる。また、特にその熱転写インキ層にC.I.ピ
グメントレッド177またはC.I.ピグメントブルー
15:4の顔料を含有していることにより、鮮明な色相
を得ることができる。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルムの一方の面に熱転写インキ
    層を形成してある熱転写フィルムと、転写インキとは異
    なる色相を発色する感熱発色紙とを組み合わせて、サー
    マルヘッドからの印加エネルギーが低い場合には、熱転
    写インキ層が赤色相、または感熱発色紙の発色が赤色相
    を再現し、高エネルギー時には熱転写インキ層の転写と
    感熱発色紙の発色との混色により、感熱発色紙に複数色
    を記録する印字物において、赤色相でa*が40〜6
    0、b*が0〜25、C*が40〜65で、混色時の黒色
    相でa*が0〜20、b*が0〜10、C*が0〜20と
    なることを特徴とする熱転写フィルム及び感熱発色紙。
  2. 【請求項2】 基材フィルムの一方の面に熱転写インキ
    層を形成してある熱転写フィルムと、転写インキとは異
    なる色相を発色する感熱発色紙とを組み合わせて、サー
    マルヘッドからの印加エネルギーが低い場合には、熱転
    写インキ層が赤色相、または感熱発色紙の発色が赤色相
    を再現し、高エネルギー時には熱転写インキ層の転写と
    感熱発色紙の発色との混色により、感熱発色紙に複数色
    を記録する印字物において、赤色相でa*が40〜6
    0、b*が0〜25、C*が40〜65で、混色時の黒色
    相でa*が0〜20、b*が0〜10、C*が0〜20と
    なることを特徴とする印字物。
  3. 【請求項3】 前記の感熱発色紙の発色が黒色相である
    場合、|a*|≦5、|b*|≦3の黒色相であることを
    特徴とする請求項1または2に記載の熱転写フィルム及
    び感熱発色紙、または印字物。
  4. 【請求項4】 前記の請求項1または2に記載する熱転
    写フィルムの熱転写インキ層にC.I.ピグメントレッ
    ド177の顔料を含有していることを特徴とする熱転写
    フィルム及び感熱発色紙、または印字物。
  5. 【請求項5】 基材フィルムの一方の面に熱転写インキ
    層を形成してある熱転写フィルムにおいて、該熱転写イ
    ンキ層にC.I.ピグメントレッド177の顔料を含有
    していることを特徴とする熱転写フィルム。
  6. 【請求項6】 基材フィルムの一方の面に熱転写インキ
    層を形成してある熱転写フィルムにおいて、該熱転写イ
    ンキ層にC.I.ピグメントブルー15:4の顔料を含
    有していることを特徴とする熱転写フィルム。
  7. 【請求項7】 前記の熱転写インキ層に黒色顔料を含有
    していることを特徴とする請求項5または6に記載の熱
    転写フィルム。
  8. 【請求項8】 基材フィルムの一方の面に熱転写インキ
    層を形成してある熱転写フィルムと、転写インキとは異
    なる色相を発色する感熱発色紙との組み合わせにおい
    て、該熱転写インキ層に青、緑、赤、紫、黒の顔料から
    少なくとも一つの顔料を含有し、該感熱発色紙の発色色
    相が黒、青、赤のいずれか一つであることを特徴とする
    熱転写フィルム及び感熱発色紙。
  9. 【請求項9】 前記の熱転写インキ層にC.I.ピグメ
    ントレッド177の顔料を含有していることを特徴とす
    る請求項8に記載の熱転写フィルム及び感熱発色紙。
  10. 【請求項10】 前記の熱転写インキ層にC.I.ピグ
    メントブルー15:4の顔料を含有していることを特徴
    とする請求項8に記載の熱転写フィルム及び感熱発色
    紙。
  11. 【請求項11】 前記の熱転写インキ層に黒色顔料を
    含有していることを特徴とする請求項9または10に記
    載の熱転写フィルム及び感熱発色紙。
  12. 【請求項12】 前記の請求項5〜7のいずれかに記載
    する熱転写フィルムと感熱発色紙を一体型にしたことを
    特徴とする一体型熱転写シート。
  13. 【請求項13】 前記の熱転写フィルムと、感熱発色紙
    との間に、仮接着剤層を設けたことを特徴とする請求項
    12に記載の一体型熱転写シート。
  14. 【請求項14】 前記の請求項5〜13のいずれかに記
    載する熱転写フィルム及び感熱発色紙、または一体型熱
    転写シートを用いて、サーマルヘッドからの印加エネル
    ギーが低い場合には熱転写インキ層の色相を再現し、高
    エネルギー時には熱転写インキ層の転写と感熱発色紙の
    発色との混色により、感熱発色紙に複数色を記録するこ
    とを特徴とする記録方法。
  15. 【請求項15】 前記の請求項5〜13のいずれかに記
    載する熱転写フィルム及び感熱発色紙、または一体型熱
    転写シートを用いて、サーマルヘッドからの印加エネル
    ギーが低い場合には、感熱発色紙の発色の色相を再現
    し、高エネルギー時には熱転写インキ層の転写と感熱発
    色紙の発色との混色により、感熱発色紙に複数色を記録
    することを特徴とする記録方法。
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