JP2002186433A - おにぎりの海苔巻き方法及び海苔巻き装置、並びに該海苔巻き装置における海苔シート供給機構及び海苔シート搬送機構 - Google Patents
おにぎりの海苔巻き方法及び海苔巻き装置、並びに該海苔巻き装置における海苔シート供給機構及び海苔シート搬送機構Info
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Abstract
かつ効率良く巻装できるおにぎりの海苔巻き方法及び装
置、並びに該海苔巻き装置における海苔シート供給機構
及び海苔シート搬送機構を提供する。 【解決手段】 搬送コンベア2にて間欠搬送するおにぎ
り1を突き上げ台板15上に移送する機構3と、違幅の
複数種類の海苔シート26を、各同一幅単位で収納した
複数のカセット27を一個のホッパー23に交換自在に
装着し、カセット27下部からブロワーヘッド29にて
海苔シート26を一枚づつ吸着して下部の海苔シート搬
送機構5上に供給する機構4と、突き上げ台板15によ
りおにぎり1をターンテーブル6の受孔40に押し込
み、海苔シート26をおにぎり1の上面から左右両側面
に沿って折り込む機構7と、受孔40内において海苔シ
ート26の両端部26gをおにぎり1の下面に折り込む
機構8とを具備して構成する。
Description
包餡おにぎり等のおにぎりの海苔巻き方法及び海苔巻き
装置、並びに該海苔巻き装置における海苔シート供給機
構及び海苔シート搬送機構に関する。
に、円形等に上飯体aと下飯体bを別個に成形し、該上
下両飯体a、b間に、適宜の具cをサンドないし包餡し
てなるサンドおにぎり、包餡おにぎりは知られている。
たサンドおにぎり、包餡おにぎりは、上下両飯体a、b
及び上下両飯体a、bと具cの合体が不完全であると分
離し、崩れ易くなる。さりとて、上下両飯体a、b、具
cを強い力で圧縮し、合体させたのでは、飯粒が潰れて
固くなり、食感や味が悪くなる。
鑑みて検討の結果なされたもので、サンドおにぎり、包
餡おにぎり等のおにぎりの上下両飯体及び具が分離した
り形が崩れることなく、しかも、最も食感、味が良い状
態に保てるように海苔シートを直径方向へ効率良く巻装
できると共に、幅の異なる複数種類の海苔シートを、同
一幅単位で収納した複数のカセットの内、所望するカセ
ットを一個のホッパーに対し交換自在に装着すること
で、必要に応じて幅の異なる海苔シートを即座に供給で
きるようにしたおにぎりの海苔巻き方法及び海苔巻き装
置、並びに該海苔巻き装置における海苔シート供給機構
及び海苔シート搬送機構を提供することを目的とする。
に、請求項1によれば、搬送コンベアによって間欠搬送
されるおにぎりを、おにぎり突き上げ台板上に移送する
おにぎり移送工程と、略帯状の幅の異なる海苔シート
を、同一幅単位で重積状態に収納した複数のカセットか
ら所望するカセットを選択してホッパーに装着し、該カ
セット下部からブロワーヘッドによって海苔シートを一
枚づつ吸着して下降する海苔シート供給工程と、前記突
き上げ台板上のおにぎりの上部に海苔シートを幅方向に
移送する海苔シート搬送工程と、前記突き上げ台板によ
っておにぎりを押し上げ、間欠回転するターンテーブル
の受け孔内に押し込むことで、海苔シートをおにぎりの
上面から左右両側面に沿って折り込む海苔シート折り込
み工程と、前記ターンテーブルの受け孔内において、海
苔シートの両端部をおにぎりの下面に折り込む海苔シー
ト端部折り込み工程とを具備したことを特徴とする。
間欠搬送されるおにぎりを、おにぎり突き上げ台板上に
移送するおにぎり移載機構と、幅の異なる略帯状の複数
種類の海苔シートを、各同一幅単位で収納した複数のカ
セットを、必要に応じて一個のホッパーに交換自在に装
着し、前記カセットの下部からブロワーヘッドによって
海苔シートを一枚づつ吸着して下降する海苔シート供給
機構と、前記突き上げ台板上のおにぎりの上方部に、前
記海苔シートを幅方向へ間欠移送する海苔シート搬送機
構と、前記突き上げ台板によっておにぎりを押し上げ、
間欠回転するターンテーブルの受け孔内に押し込むこと
で、海苔シートをおにぎりの上面から左右両側側面に沿
って折り込む海苔シート折り込み機構と、前記受け孔内
において、海苔シートの両端部をおにぎりの下面に折り
込む海苔シート端部折り込み機構とを具備してなること
を特徴とする。
部において、両端部をフレームの左右両側に固定して架
設した一個の平面略長方形のホッパー上部に脱着自在
に、各ケースを前記ホッパーと同一形状及び同一大きさ
に形成し、該各ケース内に、略帯状の幅の異なる複数種
類の海苔シートを、同一幅単位で、かつ前記ケース内の
中央に一致して収納可能に海苔シート位置決め板を設け
て複数種のカセットを形成し、該各カセットを必要に応
じて前記ホッパーに交換自在に装着してなることを特徴
とする。
ートがブロワーヘッドによって吸着される際、下部から
二番目の海苔シートの両端を下面を支える海苔シート落
下防止用の係合爪を、ホッパーの左右両側部において、
前記カセットの下端開口部両側部に対し、進・退自在に
枢設してなることを特徴とする。
両側部に支承して架設した駆動軸及び従動軸に、左右方
向へ一定の間隔をおいて各固定した二個一対の駆動プー
リ及び従動プーリに、表面に海苔シート搬送用の海苔シ
ート係止突起を、長さ方向へ海苔シートの幅よりやや大
きい間隔をおいて突設した二個一対のタイミングベルト
を各巻き掛けし、前記海苔シート供給機構の下方部か
ら、前記海苔シート突き上げ台板の上方部まで配設して
なることを特徴とする。
苔巻き方法の実施に適用される海苔巻き装置及び本発明
の海苔巻き装置、並びに該海苔巻き装置における海苔シ
ート供給機構及び海苔シート搬送機構について図面を参
照して説明する。図1は、上記装置全体の平面図を示
し、図2は、上記装置全体の正面図を示し、図3は、図
1の左側両面を示し、図4は、上記装置におけるおにぎ
り移載機構を示し、図5は、上記装置の一部縦断面図を
示し、図6は、上記装置のホッパーに海苔シートのカセ
ットを装着した状態の平面図を示し、図7は、上記装置
の海苔シート供給機構の縦断面図を示し、図8は、上記
装置におけるホッパーと、該ホッパーに装着したカセッ
トと、海苔シート搬送機構の一部の各正面図を示し、図
9、図10、図11は、上記装置の大幅海苔シート収納
用カセット及び中幅海苔シート収納用カセット並びに小
幅海苔シート収納用カセットの各平面図を示し、図1
2、図13、図14は、海苔シート端部の折り込み機構
を作動順に現した一部断した各正面図を示し、図15
は、サンドおにぎりの斜視図を示し、図16は、サンド
おにぎりの直径方向に海苔シートを巻装した状態の斜視
図を示し、図17は、包餡おにぎりに海苔シートを巻装
した状態の斜視図を示す。
に、おにぎり1を間欠搬送する搬送コンベア2と、おに
ぎり1を突き上げ台板上に移送するおにぎり移載機構3
と、海苔シート供給機構4と、突き上げ台板上のおにぎ
り1の上方部に海苔シートを搬送する海苔シート搬送機
構5と、同一円周線上において、周方向へ一定の間隔を
おいて複数の受け孔を、上下方向へ貫通して形成した間
欠回転するターンテーブル6と、海苔シート折り込み機
構7と、海苔シート端部折り込み機構8を主要部材とし
て構成されている。
に構成される。図1及び図4に示したように、コンベア
枠9に、一定の間隔をおいて平行に軸支した駆動ローラ
10と、従動ローラ11にコンベアベルト12を巻き掛
けして、図1及び図4に矢印dが示す方向へ間欠回転さ
れるよう構成されている。
成される。図1ないし図5に示したように、横枠部3b
と、縦枠部3cとで平面略L字形状にして、かつその内
角部を、おにぎり1の外周面と略同一の円弧面3dに形
成したおにぎり移送枠3aを、上記した搬送コンベア2
の回転方向の一端上部から後述する貫通孔14の一側部
に、上記搬送コンベア2と直角方向(図1及び図4にお
いて左右方向)へ往復移動自在に配置し、該移送枠3a
が、図4において二点鎖線、図1において実線で各示し
た左方向へ移動した位置から、図1及び図4において右
方向へ移動されることで、上記縦枠部3cによって、搬
送コンベア2上のおにぎり1が、固定ブロック13の貫
通孔14内及び該貫通孔14に嵌合した突き上げ台板1
5上に移載されるよう構成されている。
次のように構成される。図1ないし図4に示したよう
に、上記固定ブロック13と、固定枠16に、横方向
(図1及び図4において左右方向)へ並行に二個一対の
ガイドシャフト17、18を架設し、該ガイドシャフト
17、18に、軸方向へ往復移動自在に移動ブロック1
9を外装し、該移動ブロック19と、上記横枠部3bと
をシャフト20にて連結し、上記移動ブロック19を、
図示しない駆動源によって正転・逆転される駆動軸21
とアーム22を介して連結し、上記移動ブロック19が
左右方向へ往復移動されることで、上記移送枠3aは左
右方向へ一定ストローク往復移動されるよう構成されて
いる。
たように厚肉にして、上記搬送コンベア2の一端一側に
固定され、該固定ブロック13の貫通孔14内に、昇降
軸15aの上端に水平に固定した突き上げ台板15が、
図示しない駆動源によって昇降動自在に嵌合されてい
る。
に示したように、上記した搬送コンベア2側を開口して
平面略横向きU字形状に形成されていると共に、その開
口部14aの底面14bを、搬送コンベア2と略同一高
さに形成して、おにぎり1を搬送コンベア2上から上記
貫通孔14内及び上記突き上げ台板15上に円滑に横移
動できるよう構成されている。
構成される。図1ないし図3及び図6ないし図8に示し
たように、上記した貫通孔14と所定の間隔をおいて後
方(図1において右側)上部に設けられる。左右方向に
長い平面長方形状にして、かつ上下両端を開口して形成
されたホッパー23が、その左右両端の下部をフレーム
24の左右両側部24a、24aに嵌合し、ボルト2
5、25・・・止めして架設され、該ホッパー23の上
部に対し、海苔シート26収納用カセット27は、上記
ホッパー23の前後側面から突設した狭幅の水平な突片
23a、23aと、上記カセット27の前後両側部に開
口した、その開口部27a、27aの下縁から水平に突
設した狭幅の突片27b、27bとを上下方向へ重ね合
せてボルト28、28・・・止めして脱着自在に連通装
着されている。
7に明示した如く、多数の吸気小孔29a、29a・・
・を上下方向へ形成したブロワーヘッド29を、フレー
ム24の底板24bに上下方向へ摺動自在に支承されて
いる中空の昇降軸30の上端に水平に固定して昇降動自
在に配置させてあり、上記昇降軸30は図示しないブロ
ワーとホース等にて連通接続させてあり、上記したカセ
ット27内に重合状態に収納されている複数の海苔シー
ト26、26・・・を、上記ブロワーヘッド29に吸着
して、下部の海苔シート搬送機構5へ供給するよう構成
させてある。
に示したように、ホッパー23の左右両側に、カセット
27の下端開口部に対し進・退自在に、二個一対の海苔
シート落下防止用係合爪31、32を設けてある。即
ち、上記二個一対の係合爪31、32は、垂直板部31
a、32aと、水平板部31b、32bとで正面略L字
形状に形成され、その各垂直板部31a、32aの上端
をホッパー23の左右両側部に枢軸33にて回転自在に
枢着することで、各水平板部31b、32bが、ホッパ
ー23両側部に開設した開口部23b、23bに挿通し
て、図7に実線で示した海苔シート26の左右両端部係
合位置と、図7に二点鎖線で示した海苔シート26係合
解除位置とに往復回転自在に形成させてある。
転機構は、次のように構成される。図7に示したよう
に、上記した枢軸33、33に一端を固定したリンク3
4、34の他端に作動ロッド35の上端を回転自在に枢
着し、該作動ロッド35の下端を、駆動源36の駆動軸
36aに固定した回転円板37の偏心位置にピン38に
て回転自在に枢着して形成され、上記作動ロッド35が
上下方向へ往復移動されることで、上記リンク34、枢
軸33を介して、上記した係合爪31、32が所定角度
内外方向へ回転され、カセット27内に収納されている
複数の海苔シート26の内、最下部の海苔シート26a
がブロワーヘッド29に吸着されて下降する際、下部か
ら二番目の海苔シート26bの左右両端部を上記爪3
1、32に係合して、当該海苔シート26b及びその上
部の海苔シート26が落下するのを防止し、また、上記
海苔シート26bがブロワーヘッド29に吸着されると
きは、上記爪31、32は外側へ回転して海苔シート2
6両端部の係合が解除され、上記ブロワーヘッド29に
より海苔シート26bが下降する際に、上記係合爪3
1、32が内側へ回転して、下部から三番目の海苔シー
ト26cの左右両端部を係合するよう構成されている。
る。図9及び図10並びに図11に例示したように、幅
の異なる複数種類の海苔シート26d、26e、26f
・・・を収納するカセット27c、27d、27e・・
・を形成させてあるもので、上記各カセット27c、2
7d、27e・・・は、その各ケース27f、27g、
27hが、既述ホッパー23の上部に連通状態に装着可
能なるよう、上記ホッパー23と同一形状及び同一大き
さに形成させてあって、該各ケース27f、27g、2
7h内には、拡幅海苔シート26d、中幅海苔シート2
6e、小幅海苔シート26fが各ケース27f、27
g、27hの中央部に一致して収納されるよう、上記ケ
ース27fにおいては、平面略L字形状とした二個一対
の海苔シート26dの位置決め板27i、27iをボル
ト39、39・・・にてケース27cの左右両側に固設
して形成させてある。
カセット27d及び小幅海苔シート26fの収納用カセ
ット27eにおいては、各ケース27g、27h内に、
平面略L字形状とした二個一対の位置決め板27j、2
7jを各ケース27g、27hの左右両側板部内面一側
に固定し、該一対の位置決め板27j、27jと前後方
向に所定の間隔をおいて、平面略L字形状とした二個一
対の位置決め板27k、27kを、各ケース27g、2
7hの左右両側板部にボルト39、39・・・によって
固設して形成されている。従って、ホッパー23に対
し、必要に応じてカセット27を交換することで、所望
する幅の海苔シートの供給を簡便に行なうことができ
る。
構成される。図1及び図2に示したように、二個一対の
駆動ローラ5c、5cを、軸方向(左右方向)に一定の
間隔をおいて固定した駆動軸5aと、二個一対の従動ロ
ーラ5d、5dを軸方向(左右方向)へ一定の間隔をお
いて固定した従動軸5bを、前後方向(図1及び図2に
おいて左右方向)へ一定の間隔をおいてフレーム24の
左右両側部に両端部を回転自在に支承して並行に架設
し、上記二個一対の駆動ローラ5c、5cと、二個一対
の従動ローラ5d、5dに、表面に海苔シート搬送用の
複数の海苔シート係止突起5e、5e・・・を、長さ方
向へ海苔シート26の幅より大きい間隔をおいて突設し
てなる二個一対のタイミングベルト5f、5fを巻き掛
けして構成させてある。
図1及び図2に示した如く、既述貫通孔14の上部前方
から、海苔シート供給機構4の下部後方まで長く形成さ
せてあり、既述ブロワーヘッド29によって二個一対の
タイミングベルト5f、5f上に供給された海苔シート
26を上記した係止突起5e、5eに係止して、上記し
た貫通孔14の上方部へ搬送する。
される。図1及び図2に示したように、複数のおにぎり
受け孔40、40・・・を、同一円周線上において、周
方向へ一定の間隔をおいて、かつ上下方向へ貫通して形
成させてあり、フレーム24の底板24b上に、図1に
示す矢印e方向へ間欠回転可能に回転軸41によって軸
支されている。また、上記各受け孔40、40・・・の
下部は、下端へ徐々に拡径するテーパ孔40aに形成さ
せてあり、各受け孔40、40の上部には、図2に示し
た如く、海苔シート26及びおにぎり1の押え板42を
配設させてある。
うに構成される。既述貫通孔14及び突き上げ台板15
の中心線に対し、ターンテーブル6は、その各受け孔4
0、40の間隔を単位として間欠回転されるので、図5
に実線で示したように、おにぎり1が突き上げ台板15
上に移載され、上方部に海苔シート26が搬送された状
態において、これらとターンテーブル6の受け孔40が
一致すると、昇降軸15aによって突き上げ台板15が
上昇されておにぎり1を突き上げ、上記受け孔40内に
押し込まれる際、海苔シート26も押し上げられること
により、該海苔シート26は図5に示したように、おに
ぎり1上面から左右両側面に沿って下方へ略逆U字形状
に折り込まれるよう構成されている。また、このとき、
海苔シート26の中央部及びおにぎり1の上面は押え板
42によって支持されるので、受け孔40から上方へ押
し出されることはない。
は、図12に示したように、上記した受け孔40におに
ぎり1と海苔シート26が押し込まれ、該海苔シート2
6が折り込まれた位置から、ターンテーブル6が所定角
度回転された図1に示す位置イにおいて、受け孔40の
下部に配置される。
は、次のように構成される。図12ないし図14に示し
たように、フレーム24の底板24b上に起立固定した
支柱43に、上部支持板44と下部支持板45を、両者
間に圧縮バネ46を介在して上下方向へ摺動自在に配設
すると共に、上記下部支持板45の一端に、下端を固定
したガイドシャット47を上部支持板44の一端に挿通
してナット48止めしてある。
定して立設したシャフト49を、上部支持板44の他端
に挿通し、上記上部支持板44の他端上部と、上記シャ
フト49の上端に各中央部を固定して水平に下部アーム
50及び上部アーム51を設け、該下部、上部両アーム
50、51との間に圧縮バネ52を介在させてある。
くの字形状に対称に屈曲形成して、上端に海苔シート2
6の端部折り込みブロック53a、54aを各固定して
なる二個一対の第1リンク53、54の屈曲部をピン5
5、56にて、上記折り込みブロック53a、54aが
対向閉動及び対称開動可能に枢着すると共に、上記一対
の第1リンク53、54の下端は、上記した下部アーム
50の両端に一端をピン57、58によって回転自在に
枢着した左右の二個一対の第2リンク59、60の他端
とピン61、62にて回転自在に枢着させてあり、下部
アーム50が圧縮バネ46の弾発力によって上部支持板
44を介して上方へ押し上げられることで、上記した二
個一対の第1リンク53、55及び二個一対の第2リン
ク59、60を介在して二個一対の折り込みブロック5
3a、54aは、図12に示す開動状態から図13に示
したように対向閉動して、海苔シート26の両端部26
g、26gを内側へ対向折り込み、次いで、上記シャフ
ト49が下部支持板45にて上方へ押し上げられること
で、一対の第1、第2両リンク53、54、59、60
を介して二個一対の折り込みブロック53a、54aが
上昇して、上記両端部26g、26gを図14に示した
ようにおにぎり1の下面に押し付け、海苔シート26が
巻装されるよう構成されている。
3は、海苔シート26が巻装されたおにぎり1を、ター
ンテーブル6の受け孔40から下方へ押し出すため排出
機構を示す。
について説明する。図1及び図2に示したように、おに
ぎり1が搬送コンベア2によって間欠搬送され、所定位
置まで来ると、おにぎり移載機構3によっておにぎり1
は横方向へ移送され、貫通孔14内及び該貫通孔14に
嵌合した突き上げ台板15上に移載される。
6が、海苔シート搬送機構5の二個一対のタイミングベ
ルト5f、5f上に供給されると、二個一対のタイミン
グベルト5f、5fが回転し、海苔シート26を、上記
突き上げ台板15上のおにぎり1の上部に搬送して停止
する。
15が上昇して、おにぎり1を突き上げ、ターンテーブ
ル6の受け孔40に下方から押し込む。このとき、略帯
状の海苔シート26はおにぎり1によって押し上げら
れ、おにぎり1と一体的に上記受け孔40に押し込まれ
ることで、海苔シート26は縦断面略逆U字形状に押し
込まれて、おにぎり1の上面から左右両側面に沿って折
り込まれ、貼着される。
ンテーブル6の受け孔40から離脱すると、ターンテー
ブル6が所定方向へ間欠回転し、受け孔40に嵌合保持
されているおにぎり1が、海苔シート端部折り込み機構
8の位置に一致すると、ターンテーブル6の回転が停止
する。次いで、駆動源によって、上記海苔シート端部折
り込み機構8が作動し、その二個一対の折り込みブロッ
ク53a、54aが対向閉動した後、押し上げられて、
海苔シート26の両端部26g、26gを内側へ対向折
り込むと共に、おにぎり1には、その直径方向に海苔シ
ート26が略帯封状態に巻装される。
は、ターンテーブル6の所定方向への間欠回転によって
所定位置まで搬送されると、排出機構63が作動し、タ
ーンテーブル6の受け孔40から下方へ押し出され、次
工程に搬送される。
ば、円形等のサンドおにぎり、包餡おにぎり等のおにぎ
りの直径方向に略帯状の海苔シートを巻装するにあたっ
て、おにぎりの大きさ等に応じて、また所望する幅の海
苔シートを選択して略帯封状態に巻装することができる
ので、上下両飯体及び具が分離し、崩れることがなく、
また、おにぎりと海苔シート幅が適合して、食感及び味
が良く、かつ外観上体裁の良い海苔巻きおにぎりを、自
動化によって効率良く得ることができる。
り、包餡おにぎり等のおにぎりの直径方向へ略帯状の海
苔シートを巻装するにあたって、幅の異なる複数種類の
海苔シートを、各同一幅単位で収納した複数のカセット
を、必要に応じて一個のホッパーに交換して装着するこ
とで、容易、かつ迅速に、希望する幅の海苔シートを供
給することができる。その結果、幅の異なる海苔シート
を巻装して複数種の海苔巻きおにぎりを得る場合は、こ
れに直ちに対応することができる。
海苔シートは、カセット内に設けた海苔シート位置決板
によって、カセットの中央部に一致して収納されるの
で、下部の海苔シート搬送機構上に対し、海苔シートの
供給位置がずれることなく、常に定位置へ供給すること
ができる。
両側部に、上記開口部左右両側部に対し、進・退自在に
海苔シート両端部を係合する二個一対の係合爪を設け、
カセット下端からブロワーヘッドによって海苔シートを
吸着し、下降する際、その上部の海苔シート両端部を上
記爪に係合して保持するようにしたので、海苔シートを
一枚づつ確実に供給することができる。
いて軸支した、各駆動ローラ、従動ローラに、表面に海
苔シート係止突起を設けた二個一対のタイミングベルト
を巻き掛けしてなるので、該両ベルトの回転速度に誤差
を生じることなく、常に一定速度に保たれるので、海苔
シートの位置や向きがかわることなく、常に一定した向
きで幅方向へ正確に搬送することができ、また、二個一
対のタイミングベルト間を通して、ブロワーヘッド、突
き上げ台板の各昇降軸等を都合良く配置することができ
る。
れる装置及び海苔巻き装置の全体を示す平面図である。
にぎり移載機構を各示す平面図である。
ート折り込み機構を各示す縦断面図である。
面図である。
断面図である。
苔シート搬送機構の一部を各示す正面図である。
トを示す平面図である。
トを示す平面図である。
ットを示す平面図である。
構を示す正面図である。
ト端部折り込み途中の状態を示す正面図である。
ト端部を折り込んだ状態を示す正面図である。
て海苔シートを巻装した状態を示す斜視図である。
装した包餡おにぎりを示す斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 搬送コンベアによって間欠搬送されるお
にぎりを、おにぎり突き上げ台板上に移送するおにぎり
移送工程と、略帯状の幅の異なる海苔シートを、同一幅
単位で重積状態に収納した複数のカセットから所望する
カセットを選択してホッパーに装着し、該カセット下部
からブロワーヘッドによって海苔シートを一枚づつ吸着
して下降する海苔シート供給工程と、前記突き上げ台板
上のおにぎりの上部に海苔シートを幅方向に移送する海
苔シート搬送工程と、前記突き上げ台板によっておにぎ
りを押し上げ、間欠回転するターンテーブルの受け孔内
に押し込むことで、海苔シートをおにぎりの上面から左
右両側面に沿って折り込む海苔シート折り込み工程と、
前記ターンテーブルの受け孔内において、海苔シートの
両端部をおにぎりの下面に折り込む海苔シート端部折り
込み工程とを具備したことを特徴とするおにぎりの海苔
巻き方法。 - 【請求項2】 搬送コンベアによって間欠搬送されるお
にぎりを、おにぎり突き上げ台板上に移送するおにぎり
移載機構と、幅の異なる略帯状の複数種類の海苔シート
を、各同一幅単位で収納した複数のカセットを、必要に
応じて一個のホッパーに交換自在に装着し、前記カセッ
トの下部からブロワーヘッドによって海苔シートを一枚
づつ吸着して下降する海苔シート供給機構と、前記突き
上げ台板上のおにぎりの上方部に、前記海苔シートを幅
方向へ間欠移送する海苔シート搬送機構と、前記突き上
げ台板によっておにぎりを押し上げ、間欠回転するター
ンテーブルの受け孔内に押し込むことで、海苔シートを
おにぎりの上面から左右両側側面に沿って折り込む海苔
シート折り込み機構と、前記受け孔内において、海苔シ
ートの両端部をおにぎりの下面に折り込む海苔シート端
部折り込み機構とを具備してなることを特徴とするおに
ぎりの海苔巻き装置。 - 【請求項3】 海苔シート搬送機構の上方部において、
両端部をフレームの左右両側に固定して架設した一個の
平面略長方形のホッパー上部に脱着自在に、各ケースを
前記ホッパーと同一形状及び同一大きさに形成し、該各
ケース内に、略帯状の幅の異なる複数種類の海苔シート
を、同一幅単位で、かつ前記ケース内の中央に一致して
収納可能に海苔シート位置決め板を設けて複数種のカセ
ットを形成し、該各カセットを必要に応じて前記ホッパ
ーに交換自在に装着してなることを特徴とするおにぎり
海苔巻き装置における海苔シート供給機構。 - 【請求項4】 カセット内最下部の海苔シートがブロワ
ーヘッドによって吸着される際、下部から二番目の海苔
シートの両端を下面を支える海苔シート落下防止用の係
合爪を、ホッパーの左右両側部において、前記カセット
の下端開口部両側部に対し、進・退自在に枢設してなる
ことを特徴とするおにぎりの海苔巻き装置における海苔
シート供給機構。 - 【請求項5】 両端をフレームの左右両側部に支承して
架設した駆動軸及び従動軸に、左右方向へ一定の間隔を
おいて各固定した二個一対の駆動プーリ及び従動プーリ
に、表面に海苔シート搬送用の海苔シート係止突起を、
長さ方向へ海苔シートの幅よりやや大きい間隔をおいて
突設した二個一対のタイミングベルトを各巻き掛けし、
前記海苔シート供給機構の下方部から、前記海苔シート
突き上げ台板の上方部まで配設してなることを特徴とす
るおにぎりの海苔巻き装置における海苔シート搬送機
構。
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