JP2002186387A - スピニングリールのロータ - Google Patents

スピニングリールのロータ

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JP2002186387A JP2000385193A JP2000385193A JP2002186387A JP 2002186387 A JP2002186387 A JP 2002186387A JP 2000385193 A JP2000385193 A JP 2000385193A JP 2000385193 A JP2000385193 A JP 2000385193A JP 2002186387 A JP2002186387 A JP 2002186387A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化を図ったロータであっても、回転フィ
ーリングを重視する場合と、起動時の効率を重視する場
合とで使い分けることができるようにする。 【解決手段】 スピニングリールのロータ3は、スピニ
ングリールのリール本体2に回転自在に装着され、糸巻
き用のスプール4に釣り糸を巻き付けるためのものであ
って、ロータ本体8と、ベールアーム40と、慣性付与
リング44とを備えている。ロータ本体8は、リール本
体2に回転自在に装着される円筒部30と、円筒部30
の後端部から前方に延びる第1及び第2ロータアーム3
1,32とを有している。ベールアーム40は、両アー
ム31,32の先端に揺動自在に装着されスプール4に
釣り糸を案内するものである。慣性付与リング44は、
ロータ本体8に着脱自在に装着される慣性付与用の部材
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータ、特に、ス
ピニングリールのリール本体に回転自在に装着され、糸
巻き用のスプールに釣り糸を巻き付けるためのスピニン
グリールのロータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スピニングリールは、釣り竿に
装着されるリール本体と、リール本体の前部に前後移動
自在に装着された糸巻用のスプールと、リール本体に回
転自在に装着され釣り糸をスプールに巻き付けるための
ロータとを備えている。ロータは、スプールの内周側に
配置される円筒部と、円筒部の後端部から前方に延びる
第1及び第2アーム部と、両アーム部の先端に揺動自在
に装着され釣り糸をスプールに巻き付けるベールアーム
とを有している。
【0003】この種のスピニングリールのロータは、最
近、アルミニウム合金やマグネシウム合金などの軽金属
で製作され軽量化が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の軽量化が図
られたロータでは、慣性モーメントが小さくなるため、
回転開始時(起動時)にロータが軽く回り始める。しか
し、ロータに作用する負荷が小さい場合、ハンドルを回
す手の力加減によって容易に回転速度が変化し、滑らか
さに欠けて回転フィーリングが低下するという問題があ
る。これを防止するために、慣性力を単純に増加させる
だけでは、ロータの起動に要するエネルギーが増加し、
起動時の効率が損なわれる。
【0005】本発明の課題は、軽量化を図ったロータで
あっても、回転フィーリングを重視する場合と、起動時
の効率を重視する場合とで使い分けることができるよう
にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールのロータは、スピニングリールのリール本体に回
転自在に装着され、糸巻き用のスプールに釣り糸を巻き
付けるためのものであって、ロータ本体と、ベールアー
ムと、慣性付与部材とを備えている。ロータ本体は、リ
ール本体に回転自在に装着される円筒部と、円筒部の後
端部から前方に延びる第1及び第2アーム部とを有して
いる。ベールアームは、両アーム部の先端に揺動自在に
装着されスプールに釣り糸を案内するものである。慣性
付与部材は、ロータ本体に着脱自在に装着される部材で
ある。
【0007】このロータでは、ロータ本体に慣性付与部
材が着脱自在に装着される。ここで、回転フィーリング
を重視する場合には、慣性付与部材をロータ本体に装着
する。すると、ロータの慣性モーメントが増加するの
で、回転フィーリングが損なわれにくくなる。また、起
動時の効率を重視する場合には、慣性付与部材をロータ
本体から外す。これにより、ロータの起動時にロータが
軽く回り始め、起動時の効率を高く維持できる。ここで
は、慣性付与部材をロータ本体に対して着脱自在にした
ので、回転フィーリングを重視する場合には、慣性付与
部材を装着し、起動時の効率を重視する場合には外せば
よい。このため、ロータの軽量化を図っても、前記2つ
の場合で使い分けすることができる。
【0008】発明2に係るスピニングリールのロータ
は、発明1に記載のロータにおいて、慣性付与部材はリ
ング状の部材である。この場合には、慣性付与部材がリ
ング状であるので、ロータの回転軸芯と同芯に配置する
ことにより回転バランスが損なわれにくくなる。
【0009】発明3に係るスピニングリールのロータ
は、発明1又は2に記載のロータにおいて、慣性付与部
材は、ロータ本体の円筒部に着脱自在に装着される。こ
の場合には、スプールの内側に配置されるロータの円筒
部に慣性付与部材が配置されるので、慣性付与部材を装
着しても邪魔にならない。
【0010】発明4にかかるスピニングリールのロータ
は、発明3に記載のロータにおいて、円筒部は、リール
本体に回転自在に装着される前壁を有し、慣性付与部材
は前壁に円筒部と同芯に配置されている。この場合に
は、慣性付与部材が円筒部と同芯に配置されているの
で、慣性付与部材を装着しても回転バランスが損なわれ
にくくなる。
【0011】発明5に係るスピニングリールのロータ
は、発明1から4のいずれかに記載のロータにおいて、
スプールは円筒部の外周側に隙間をあけて配置される筒
状のスカート部を有し、慣性付与部材は、円筒部とスカ
ート部との隙間からの釣り糸の進入を防止する。この場
合には、慣性付与部材によってスプールとロータとの隙
間を小さくすることにより、円筒部とスカート部との隙
間からの釣り糸の進入を防止でき、釣り糸がスプール軸
に絡みにくくなる。
【0012】発明6に係るスピニングリールのロータ
は、発明1から5のいずれかに記載のロータにおいて、
慣性付与部材は、ロータ本体より比重が大きい材料で形
成されている。この場合には、小さな容積で慣性モーメ
ントを大きく増加させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】〔全体構成〕図1において、本発
明の一実施形態を採用したスピニングリールは、釣り竿
に装着可能なリール本体2と、リール本体2に左右軸回
りに回転自在に装着されたハンドル組立体1と、ロータ
3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、ハンド
ル組立体1の回転に連動して回転して釣り糸をスプール
4に案内するものであり、リール本体2の前部に前後軸
回りに回転自在に支持されている。スプール4は、ロー
タ3により案内された釣り糸を外周面に巻き取るもので
あり、ロータ3の前部に前後軸方向に往復移動自在に配
置されている。
【0014】〔リール本体の構成〕リール本体2は、図
3に示すように、リール本体2の主部を構成し側部に開
口2cを有するリールボディ2aと、リールボディ2a
から斜め上前方に一体で延びるT字状の竿取付脚2b
と、開口2cを塞ぐようにリールボディ2aにねじ止め
された蓋部材2dとを有している。
【0015】リールボディ2aは、内部に開口2cに連
なる機構装着用の空間を有しており、その空間内には、
図2に示すように、ロータ3をハンドル組立体1の回転
に連動して回転させるロータ駆動機構5と、スプール4
を前後に移動させて釣り糸を均一に巻き取るためのオシ
レーティング機構6とが設けられている。
【0016】リールボディ2aの前部には、図3に示す
ように、第1フランジ部2eと第1フランジ部2eから
前方に突出する筒状部2fとが形成されている。第1フ
ランジ部2eは、弦と円弧とからなる部分が欠落したよ
うな略半円形状であり、開口2cの前端に連なって形成
されている。筒状部2fは円筒状の部分であり、その内
部には、図2に示すように、ロータ3の糸繰り出し方向
の回転(逆転)を禁止・解除するための逆転防止機構5
0のワンウェイクラッチ51が回転不能に装着されてい
る。筒状部2fの後端部には他の部分より僅かに小径の
断面視D字状の溝部2hが形成されており、溝部2hの
後面は蓋部材2d装着部分が開口2cに連通して開放さ
れている。
【0017】蓋部材2dは、前端部に第1フランジ部2
eの欠落部分の弦と円弧とからなる略半円形状に形成さ
れた第2フランジ部2gが一体形成されている。第2フ
ランジ部2gの第1フランジ部2e及び筒状部2fの後
面との接触面には、これらとの隙間をシールするための
弾性体製の防水シール81が装着されている。防水シー
ル81は、第2フランジ部2gの前面から後面にかけて
第1フランジ部2eとの接触面と溝部2hの後面との接
触面とに対向する位置に連続して略半円弧の帯状に形成
されている。防水シール81は、第2フランジ部2gの
前面に形成された略半円弧状の装着溝81aに装着され
ている。
【0018】リール本体2の後部は、図2及び図3に示
すように、たとえば、金属製又は合成樹脂製の保護カバ
ー13により覆われている。保護カバー13は、リール
ボディ2a及び蓋部材2dの下部から背面さらに竿取付
脚2bにかけてリール本体2の下部及び背面を覆うよう
に配置されている。保護カバー13は、リール本体2に
ねじにより着脱自在に固定されている。保護カバー13
とリール本体2との間には、合成樹脂製のスペーサ13
aが介装されている。スペーサ13aは、保護カバー1
3とリール本体2との隙間を埋めるために介装されてい
る。このようなスペーサ13aを介装させることで、保
護カバー13を合成樹脂で製作しても、その製作誤差に
よる隙間の変動を吸収することができる。
【0019】〔ロータ駆動機構の構成〕ロータ駆動機構
5は、図2に示すように、ハンドル組立体1が回転不能
に装着されたマスターギア11と、このマスターギア1
1に噛み合うピニオンギア12とを有している。
【0020】マスターギア11は、フェースギアであ
り、マスターギア軸10と一体形成されている。マスタ
ーギア軸10は中心にハンドル組立体1が回転不能に係
止される係止孔10aが形成された、たとえばステンレ
ス製の中空の部材であり、その両端が、軸受を介してリ
ールボディ2a及び蓋部材2dに回転自在に支持されて
いる。
【0021】ピニオンギア12は、筒状の部材であり前
後方向に沿って配置されリールボディ2aに回転自在に
装着されている。ピニオンギア12の前部12aはロー
タ3の中心部を貫通しており、この貫通部分でナット3
3によりロータ3と固定されている。ピニオンギア12
は、軸方向の中間部と後端部とでそれぞれ軸受14a,
14bを介してリールボディ2aに回転自在に支持され
ている。このピニオンギア12の内部をスプール軸15
が貫通している。ピニオンギア12は、マスターギア1
1に噛み合うとともにオシレーティング機構6にも噛み
合っている。
【0022】〔ロータの構成〕ロータ3は、ピニオンギ
ア12に固定された円筒部30及び円筒部30の側方に
互いに対向して設けられた第1及び第2ロータアーム3
1,32を有するロータ本体8と、両ロータアーム3
1,32の先端に揺動自在に装着され、釣り糸をスプー
ル4に案内するためのベールアーム40とを有してい
る。ロータ本体8の円筒部30と両ロータアーム31,
32とは、たとえば軽量薄肉のアルミニウム合金製であ
り一体成形されている。
【0023】図4に示すように、円筒部30の前部には
前壁41が形成されており、前壁41の中心部には、後
方に突出するボス部42が形成されている。このボス部
42の中心部にはピニオンギア12に回転不能に係止さ
れる貫通孔が形成されており、この貫通孔をピニオンギ
ア12の前部12a及びスプール軸15が貫通してい
る。
【0024】図4及び図5に示すように、前壁41の前
面には、ロータ3に慣性モーメントを付与するための慣
性付与リング(慣性付与部材の一例)44が着脱自在に
装着されている。慣性付与リング44は、たとえばステ
ンレス製であり、アルミニウム製のロータ3より比重が
大きいものである。慣性付与リング44は、ロータ3の
軽量化に伴って回転フィーリングが損なわれるのを防止
するとともに、それを外すことにより起動時の効率を維
持するために設けられており、ロータ3の回転バランス
を考慮して円筒部30と同芯に、つまりスプール軸15
と同芯に配置されている。慣性付与リング44は、2本
のねじ45により前壁41に着脱自在に装着されてい
る。
【0025】ピニオンギア12の前部12aにはナット
33が螺合しており、このナット33によりピニオンギ
ア12の先端部にロータ3が回転不能に固定される。ナ
ット33の内周側には、軸受35が配置されている。軸
受35は、スプール軸15とピニオンギア12の内面と
の間に隙間を確保するために設けられている。ナット3
3及び軸受35の前面には、内周側にリップを有するシ
ール部材36が装着されている。シール部材36の先端
はスプール軸15に接触している。これによりスプール
軸15からリール本体2の内部への液体の浸入を防止で
きる。ナット33は、リテーナ37により回り止めされ
ている。リテーナ37は、ナット33を前方から覆うよ
うに袋状に形成されており、2本のねじ46により前壁
41に着脱自在に装着されている。なお、リテーナ37
の内部には12の角部を有する星形の穴が形成されてお
り、ナット33の角部を30度ごとの位相で係止可能で
ある。
【0026】ボス部42に隣接して前述した逆転防止機
構50が配置されている。逆転防止機構50は、図2に
示すように、ワンウェイクラッチ51と、ワンウェイク
ラッチ51を作動状態(逆転禁止状態)と非作動状態
(逆転許可状態)とに切り換える切換機構52とを有し
ている。
【0027】ワンウェイクラッチ51は、ピニオンギア
12に内輪51aが回転不能に装着され、筒状部2fに
外輪51bが回転不能に装着された内輪遊転型のローラ
形のワンウェイクラッチである。内輪51aとロータ3
のボス部42との間には、図4に示すように、ステンレ
ス合金製の間隙部材43が介装されている。間隙部材4
3は、筒部43aと円板部43bとを有する薄肉円筒部
材であり、筒部43aがボス部42の外周にはめ込ま
れ、円板部43bが内輪51aの前端面とボス部42と
の間に挟まれている。
【0028】筒状部2fの内部において、ワンウェイク
ラッチ51の前方には、リップ付きの軸シール85が装
着されている。軸シール85の先端リップは、間隙部材
43の筒部43aの外周面に接触している。ここで、間
隙部材43の内周側は、円板部43bがボス部42と内
輪51aとに挟まれているので、液体が侵入しにくい。
したがって、間隙部材43の外周面をシールすれば、筒
状部2fの内部に液体が侵入しにくくなる。ここで、間
隙部材43を設けたのは、軸シール85を直接ボス部4
2に接触させると、ロータ3をピニオンギア12に固定
するとき、ロータ3の芯出しを正確に行わなければ、軸
シール85とのシール性が悪くなる。そこで、間隙部材
43を装着して軸シール85との芯出しを予め行うこと
で、軸シール85のシール性能を安定させることができ
る。
【0029】切換機構52は、図2に示すようにストッ
パ軸53を有している。ストッパ軸53は、リールボデ
ィ2aに非作動姿勢と作動姿勢との間で揺動自在に装着
されている。ストッパ軸53は、操作のためにリールボ
ディ2a及び保護カバー13を貫通して後方に突出した
ストッパつまみ53aと、ストッパつまみ53aが固定
された軸部53bと、軸部53bの先端に固定されたカ
ム部53cとを有している。
【0030】ストッパつまみ53aは、図3に示すよう
に、六角穴付き止めねじ58により軸部53bに着脱自
在に固定されている。ここで、ストッパつまみ53aを
軸部53bに対して着脱自在にしたのは、蓋部材2dを
外すために保護カバー13を外すときにストッパつまみ
53aを外す必要があるからである。このストッパつま
み53aの固定に六角穴付き止めねじ58を使用するこ
とにより、ねじの頭部がないため、座繰り穴でねじの頭
部を隠すことなく、釣り糸を引っ掛かりにくくすること
ができる。
【0031】カム部53cはトグルばね機構59により
非作動姿勢と作動姿勢とに振り分けて付勢されている。
カム部53cの先端は、ワンウェイクラッチ51に係合
し、ストッパ軸53の揺動によりワンウェイクラッチ5
1を非作動状態と作動状態とに切り換えるように構成さ
れている。
【0032】〔オシレーティング機構の構成〕オシレー
ティング機構6は、図2に示すように、スプール軸15
の略直下方に平行に配置された螺軸21と、螺軸21に
沿って前後方向に移動するスライダ22と、螺軸21の
先端に固定された中間ギア23とを有している。スライ
ダ22は、螺軸21と平行に配置された2本のガイド軸
24に移動自在に支持されている。スライダ22にはス
プール軸15の後端が回転不能に固定されている。中間
ギア23は、減速機構(図示せず)を介してピニオンギ
ア12に噛み合っている。
【0033】〔スプールの構成〕スプール4は、図2に
示すように、浅溝形のものであり、ロータ3の第1ロー
タアーム31と第2ロータアーム32との間に配置され
ている。スプール4は、スプール軸15の先端部にドラ
グ機構60を介して連結されている。スプール4は、外
周に釣り糸が巻かれる糸巻胴部4aと、糸胴部4aの後
部に一体で形成されたスカート部4bと、糸巻胴部4a
の前端に設けられたフランジ部4cとを有している。
【0034】糸巻胴部4aは、中心にボスを有する略2
重の円筒状の部材であり、外周側の円筒部分の外周面は
スプール軸15と平行な周面で構成されている。糸巻胴
部4aは、図4に示すように、ボスに装着された2つの
軸受56,57によりスプール軸15に回転自在に装着
されている。スカート部4bは、糸巻胴部4aの後端部
から径方向に拡がった後に後方に延びる有底円筒部材で
ある。フランジ部4cは、糸巻胴部4aの前端部から径
方向外方に一体的に形成された立ち上がり部4dと、立
ち上がり部4dに着脱自在に装着された金属又はセラミ
ック製のリング部4eとを有している。リング部4e
は、糸巻胴部4aの内周面にねじ込まれたフランジ固定
部材4fにより立ち上がり部4dに固定されている。
【0035】スプール4は、スプール軸15に装着され
た位置決めワッシャ54に当接して位置決めされてい
る。 〔ドラグ機構の構成〕ドラグ機構60は、スプール4と
スプール軸15との間に装着されスプール4にドラグ力
を作用させるための機構である。ドラグ機構60は、図
4に示すように、ドラグ力を手で調整するためのつまみ
部61と、つまみ部61によりスプール4側に押圧され
る複数枚のディスクからなる摩擦部62とを有してい
る。
【0036】つまみ部61は、スプール軸15に回転不
能かつ軸方向移動自在に設けられた第1部材63と、第
1部材63の軸方向前方に配置されスプール軸15に螺
合する第2部材64と、第1部材63と第2部材64と
の間に装着された発音機構65とを有している。
【0037】第1部材63は、円筒部63aと円筒部6
3aより大径のリング状の鍔部63bとを有する鍔付き
円筒状の部材である。円筒部63aの内周部には、スプ
ール軸15に回転不能に係止する小判形状の係止孔66
が形成されている。第1部材63の円筒部63aの後端
面が摩擦部62に当接する。第1部材63の円筒部63
aと糸巻胴部4aの内側の円筒部分の内周面との間に
は、外部から摩擦部62側への液体の侵入を防止するた
めのシール板71が装着されている。シール板71は、
たとえば、ステンレス製のリング部材の周囲にNBR製
の皿状の弾性部材をアウトサート成形して得られたシー
ル部材であり、外周部にリップを有している。シール板
71は、スナップリング79により図5左方に付勢され
ている。シール板71の図6左側面には、リング状の突
起部71cが形成されている。この突起部71cは、後
述するカバー部材68に当接して内周側への液体の侵入
を防止している。
【0038】第2部材64は、第1部材63と対向しか
つ第1部材63と相対回動自在に設けられている。第2
部材64は、第1部材63のスプール軸15方向前方に
並べて配置されたつまみ本体67と、つまみ本体67の
外周部に先端が固定され第1部材63を内部に相対回動
自在に収納するカバー部材68とを有している。
【0039】つまみ本体67は円盤状の部材であり、前
面に前方に突出した略台形状のつまみ67aが形成され
ている。つまみ本体67の内部には、スプール軸15の
先端に螺合するナット69が回転不能かつ軸方向移動自
在に装着されている。また、第2部材64とナット69
との間においてスプール軸15の外周にはコイルばね7
0が圧縮状態で配置されている。
【0040】カバー部材68は、段付き有底筒状の部材
であり、その底部を第1部材63の円筒部63aが貫通
している。また、底部にシール板71の突起部71cが
当接している。カバー部材68の筒部68aは、つまみ
本体67の外周面にネジ止めされている。
【0041】カバー部材68の筒部68aの先端部とつ
まみ本体67との間にはOリング73が装着されてい
る。Oリング73は、たとえばNBR製の弾性部材であ
り、第1部材63と第2部材64のつまみ本体67との
隙間から内部に液体が侵入するのを防止するために設け
られている。この隙間から液体が侵入すると、たとえシ
ール板71を設けても、第1部材63とスプール軸15
との隙間を通って摩擦部62まで水が侵入し、摩擦部6
2が濡れてドラグ力が変動することがある。
【0042】摩擦部62は、第1部材63に接触するデ
ィスク91と、ディスク91に設けられたドラグ発音機
構93とを有している。ディスク91は内円板部91a
と、内円板部91aの外周側から後方に延びる円筒部9
1bと、円筒部91bの後端部から径方向外方に延びる
外円板部91cとを有している。ディスク91は、内円
板部91aがスプール軸15に係止され、スプール軸1
5に対して回転不能である。また、外円板部91cにド
ラグ発音機構93が装着されるとともに、グラファイト
製のドラグディスク92を介してスプール4が接触して
いる。ドラグ発音機構93は、スプール軸15とスプー
ル4との相対回動時、つまりドラグ作動時に発音する。
【0043】〔リールの操作及び動作〕このスピニング
リールでは、キャスティング時等の糸繰り出し時にはベ
ールアーム40を糸開放姿勢に倒す。この結果、釣り糸
は仕掛けの自重によりスプール4の先端側から順に繰り
出される。
【0044】糸巻取時には、ベールアーム40を糸巻取
姿勢側に戻す。これは、ハンドル組立体1を糸巻取方向
に回転させると、図示しないベール反転機構の働きによ
り自動的に行われる。ハンドル組立体1の回転力は、マ
スターギア軸10及びマスターギア11を介してピニオ
ンギア12に伝達される。ピニオンギア12に伝達され
た回転力は、その前部12aからロータ3に伝達される
とともに減速機構を介してピニオンギア12に噛み合う
中間ギア23によりオシレーティング機構6に伝達され
る。この結果、ロータ3が糸巻取方向に回転するととも
にスプール4が前後に往復移動する。このとき、慣性付
与リング44をロータ3の前壁41に装着したので、慣
性モーメントが増加し、ロータ3の回転がスムーズにな
り、ロータ3の軽量化を図っても回転フィーリングが向
上する。
【0045】釣りを行っているときに、波などがリール
にかかってリールが濡れることがある。この場合にも、
シール板71やOリング73がドラグ機構60に装着さ
れているので、摩擦部62に前部や後部から水が侵入し
にくい。このため、一度ドラグ力を調整すれば、水濡れ
によるドラグ力の変動が生じにくい。
【0046】また蓋部材2dとリールボディ2aとの間
に防水シール81が設けられているので、内部の機構装
着空間内への液体の侵入を防止することができる。この
ため、内部に海水等が入りにくくなり、塩の結晶がギア
やガイド部分や軸受内部等で析出しにくくなる。
【0047】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、フロントドラグ型のスピニ
ングリールを例に説明したが、リアドラグ型のスピニン
グリールやドラグを有さないスピニングリールやレバー
ドラグ型のスピニングリール等の全てのスピニングリー
ルのロータに本発明を適用できる。
【0048】(b) 前記実施形態では、ロータ3の前
壁41に慣性付与リング44を装着したが、円筒部30
の外周面や内周面など、ロータ3のどのような部位に装
着してもよい。ただし、ロータ3の回転バランスを考慮
してロータ本体8と同芯に配置するのが好ましい。
【0049】(c) 前記実施形態では、慣性付与部材
としてリング状の慣性付与リングを例示した。しかし、
慣性付与部材は、回転バランスがとれているものであれ
ば、形状はどのようなものでもよいとともに、一体型で
はなく分割されていてもよい。分割型の場合、たとえば
8分割等に分割して、それぞれを着脱自在に構成し、慣
性力を調整できるようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、慣性付与部材をロータ
本体に対して着脱自在にしたので、回転フィーリングを
重視する場合には、慣性付与部材を装着し、起動時の効
率を重視する場合には外せばよい。このため、ロータの
軽量化を図っても、前記2つの場合で使い分けすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したスピニングリー
ルの左側面図。
【図2】その左側面断面図。
【図3】リール本体の分解斜視図。
【図4】スプール及びロータ中心部の断面部分図。
【図5】ロータ前部の分解斜視図。
【符号の説明】
2 リール本体 3 ロータ 4 スプール 4b スカート部 8 ロータ本体 30 円筒部 31,32 第1及び第2ロータアーム 40 ベールアーム 41 前壁 44 慣性付与リング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピニングリールのリール本体に回転自在
    に装着され、糸巻き用のスプールに釣り糸を巻き付ける
    ためのスピニングリールのロータであって、 前記リール本体に回転自在に装着される円筒部と、前記
    円筒部の後端部から前方に延びる第1及び第2アーム部
    とを有するロータ本体と、 前記両アーム部の先端に揺動自在に装着され前記スプー
    ルに釣り糸を案内するベールアームと、 前記ロータ本体に着脱自在に装着される慣性付与部材
    と、を備えたスピニングリールのロータ。
  2. 【請求項2】前記慣性付与部材は、リング状の部材であ
    る、請求項1に記載のスピニングリールのロータ。
  3. 【請求項3】前記慣性付与部材は、前記ロータ本体の円
    筒部に着脱自在に装着される、請求項1又は2に記載の
    スピニングリールのロータ。
  4. 【請求項4】前記円筒部は、前記リール本体に回転自在
    に装着される前壁を有し、 前記慣性付与部材は前記前壁に前記円筒部と同芯に配置
    される、請求項3に記載のスピニングリールのロータ。
  5. 【請求項5】前記スプールは前記円筒部の外周側に隙間
    をあけて配置される筒状のスカート部を有し、 前記慣性付与部材は、前記円筒部とスカート部との隙間
    からの釣り糸の進入を防止する、請求項1から4のいず
    れかに記載のスピニングリールのロータ。
  6. 【請求項6】前記慣性付与部材は、前記ロータ本体より
    比重が大きい材料で形成されている、請求項1から5の
    いずれかに記載のスピニングリールのロータ。
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