JP2001292664A - 魚釣用リ−ル - Google Patents
魚釣用リ−ルInfo
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- JP2001292664A JP2001292664A JP2000107423A JP2000107423A JP2001292664A JP 2001292664 A JP2001292664 A JP 2001292664A JP 2000107423 A JP2000107423 A JP 2000107423A JP 2000107423 A JP2000107423 A JP 2000107423A JP 2001292664 A JP2001292664 A JP 2001292664A
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- Japan
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- fishing
- rotor
- rotating body
- handle
- fishing line
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転体の慣性力を増減調節して軽快なハ
ンドル巻取り回転操作と迅速な巻取り及び停止の切換操
作が容易に行えること。 【解決手段】 ロ−タからなる回転体4の前壁4bの内
側には複数の一側が開口した直方体のケ−ス8がビス5
4で固定されている。ケ−ス8の中の軸心より遠い外側
壁に発条55の一端が固定され、発条55の軸心に近い
自由端に鉛等の回転体4の慣性力増減調節用のウェイト
部材56が固定されている。ウェイト部材56は発条5
5で軸心方向に押圧付勢されている。
ンドル巻取り回転操作と迅速な巻取り及び停止の切換操
作が容易に行えること。 【解決手段】 ロ−タからなる回転体4の前壁4bの内
側には複数の一側が開口した直方体のケ−ス8がビス5
4で固定されている。ケ−ス8の中の軸心より遠い外側
壁に発条55の一端が固定され、発条55の軸心に近い
自由端に鉛等の回転体4の慣性力増減調節用のウェイト
部材56が固定されている。ウェイト部材56は発条5
5で軸心方向に押圧付勢されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドルの回転操
作で高速回転する回転体により、釣糸をスプ−ルに巻回
する魚釣用リ−ルの改良に関する。
作で高速回転する回転体により、釣糸をスプ−ルに巻回
する魚釣用リ−ルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】魚釣用リ−ルの巻取駆動系統について、
例えばスピニングリ−ルで述べれば、ハンドルに連動し
て高速回転し、一対の突設したア−ム部の一方の前部に
釣糸案内部を有するロ−タを介してスプ−ルに釣糸を巻
回する構成であり、機種によっては、軽量化の目的で合
成樹脂材が使用されたり、或は、強負荷巻取を対象とす
るものにおいては、金属材が使用されたり等、設計仕様
段階で適宜使用材料は選択される。又、近年、軽快な巻
取り操作を実現すべく、ラインロ−ラをボ−ルベアリン
グで支持して釣糸をスプ−ルに案内する際の抵抗の軽減
を図るようにしたり、回転バランスの均衡化を図るため
に回転バランス補正用のバランサをロ−タの所定箇所に
装着したり等、ロ−タの重量化が一方で進んでいること
も事実である。
例えばスピニングリ−ルで述べれば、ハンドルに連動し
て高速回転し、一対の突設したア−ム部の一方の前部に
釣糸案内部を有するロ−タを介してスプ−ルに釣糸を巻
回する構成であり、機種によっては、軽量化の目的で合
成樹脂材が使用されたり、或は、強負荷巻取を対象とす
るものにおいては、金属材が使用されたり等、設計仕様
段階で適宜使用材料は選択される。又、近年、軽快な巻
取り操作を実現すべく、ラインロ−ラをボ−ルベアリン
グで支持して釣糸をスプ−ルに案内する際の抵抗の軽減
を図るようにしたり、回転バランスの均衡化を図るため
に回転バランス補正用のバランサをロ−タの所定箇所に
装着したり等、ロ−タの重量化が一方で進んでいること
も事実である。
【0003】実釣時の釣法としては、仕掛けの着水後の
魚の誘導操作として、ハンドルをゆっくり回転させて仕
掛けを遅く引き上げる方法や、巻き上げ開始(ハンドル
回転)と停止(ハンドル停止)を小刻みに繰り返す方法
等があるが、このような釣法において、前記のようにロ
−タの重量化に伴って慣性力が大きくなってしまうと、
釣場の状況にあった軽快なハンドル巻取り回転操作が行
えないと共に迅速な巻取り及び停止の切換操作が難しく
なる。等の課題が残されている。
魚の誘導操作として、ハンドルをゆっくり回転させて仕
掛けを遅く引き上げる方法や、巻き上げ開始(ハンドル
回転)と停止(ハンドル停止)を小刻みに繰り返す方法
等があるが、このような釣法において、前記のようにロ
−タの重量化に伴って慣性力が大きくなってしまうと、
釣場の状況にあった軽快なハンドル巻取り回転操作が行
えないと共に迅速な巻取り及び停止の切換操作が難しく
なる。等の課題が残されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、ロ−タの重量化に伴って慣性力が大きくなってし
まうと、釣場の状況にあった軽快なハンドル巻取り回転
操作が行えないと共に迅速な巻取り及び停止の切換操作
が難しくなることである。
点は、ロ−タの重量化に伴って慣性力が大きくなってし
まうと、釣場の状況にあった軽快なハンドル巻取り回転
操作が行えないと共に迅速な巻取り及び停止の切換操作
が難しくなることである。
【0005】本発明の目的は前記欠点に鑑み、回転体の
慣性力を増減調節して軽快なハンドル巻取り回転操作と
迅速な巻取り及び停止の切換操作が容易に行える魚釣用
リ−ルを提供することである。
慣性力を増減調節して軽快なハンドル巻取り回転操作と
迅速な巻取り及び停止の切換操作が容易に行える魚釣用
リ−ルを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係わる本発明は、ハンドルの巻取り操作
で連動回転する回転体をリ−ル本体に回転自在に支持し
てなる魚釣用リ−ルにおいて、前記回転体の慣性力増減
調節用のウェイト部材を、前記回転体の軸心に対する径
方向に変位可能に設けたことを要旨とするものである。
に、請求項1に係わる本発明は、ハンドルの巻取り操作
で連動回転する回転体をリ−ル本体に回転自在に支持し
てなる魚釣用リ−ルにおいて、前記回転体の慣性力増減
調節用のウェイト部材を、前記回転体の軸心に対する径
方向に変位可能に設けたことを要旨とするものである。
【0007】請求項2に係わる本発明は、前記ウェイト
部材が、前記回転体の回転による遠心力作用によって径
方向外方に付勢力に抗して変位可能に設けられているこ
とを要旨とするものである。
部材が、前記回転体の回転による遠心力作用によって径
方向外方に付勢力に抗して変位可能に設けられているこ
とを要旨とするものである。
【0008】請求項3に係わる本発明は、前記回転体が
釣糸案内部を有するロ−タであり、該ロ−タ内にウェイ
ト部材が設けられていることを要旨とするものである。
釣糸案内部を有するロ−タであり、該ロ−タ内にウェイ
ト部材が設けられていることを要旨とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1の本発明により、軽いハ
ンドル初動力でハンドルをゆっくり回転させて仕掛けを
引き上げる釣法時には、慣性力増減調節用のウェイト部
材56が軸心に近い位置にあることで、回転体4、9は
慣性モ−メントが小さいので軽快なハンドル回転操作が
行われて回転される。回転体4、9の回転が速くなる
と、慣性力増減調節用のウェイト部材56は発条55の
軸心方向への押圧付勢に抗して遠心力で軸心から遠い外
側に変位移動して慣性モ−メントが大きくなり、回転し
続けようとして軽い力でも軽快なハンドル回転操作が行
われて回転される。
ンドル初動力でハンドルをゆっくり回転させて仕掛けを
引き上げる釣法時には、慣性力増減調節用のウェイト部
材56が軸心に近い位置にあることで、回転体4、9は
慣性モ−メントが小さいので軽快なハンドル回転操作が
行われて回転される。回転体4、9の回転が速くなる
と、慣性力増減調節用のウェイト部材56は発条55の
軸心方向への押圧付勢に抗して遠心力で軸心から遠い外
側に変位移動して慣性モ−メントが大きくなり、回転し
続けようとして軽い力でも軽快なハンドル回転操作が行
われて回転される。
【0010】請求項2の本発明により、回転体4、9の
回転速度に応じて自動的に慣性力増減調節用のウェイト
部材56が径方向に変位するので、最適な巻き取り条件
下でハンドルの巻取り回転操作に専念できる。
回転速度に応じて自動的に慣性力増減調節用のウェイト
部材56が径方向に変位するので、最適な巻き取り条件
下でハンドルの巻取り回転操作に専念できる。
【0011】請求項3の本発明により、慣性力増減調節
用のウェイト部材56が回転体4内に設けられることに
より、外部に露出しないので、充分な外的保護が行える
と共に部分的な突出がなく大型化を防止できる。
用のウェイト部材56が回転体4内に設けられることに
より、外部に露出しないので、充分な外的保護が行える
と共に部分的な突出がなく大型化を防止できる。
【0012】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
ると、魚釣用リ−ルを魚釣用スピニングリ−ルで述べれ
ば、図1から図8は第1実施例で、図1は魚釣用スピニ
ングリ−ルの要部断面側面図、図2は魚釣用スピニング
リ−ルの要部断面平面図、図3は図2の一部拡大断面平
面図、図4はスプ−ルの拡大断面平面図、図5はベ−ル
支持部材に釣糸案内ロ−ラが取り付けられた要部断面平
面図、図6はベ−ル支持部材と釣糸案内ロ−ラと取付部
の分解要部断面平面図、図7は魚釣用スピニングリ−ル
のロ−タからなる回転体の断面正面図、図8は図7の一
部拡大断面正面図である。
ると、魚釣用リ−ルを魚釣用スピニングリ−ルで述べれ
ば、図1から図8は第1実施例で、図1は魚釣用スピニ
ングリ−ルの要部断面側面図、図2は魚釣用スピニング
リ−ルの要部断面平面図、図3は図2の一部拡大断面平
面図、図4はスプ−ルの拡大断面平面図、図5はベ−ル
支持部材に釣糸案内ロ−ラが取り付けられた要部断面平
面図、図6はベ−ル支持部材と釣糸案内ロ−ラと取付部
の分解要部断面平面図、図7は魚釣用スピニングリ−ル
のロ−タからなる回転体の断面正面図、図8は図7の一
部拡大断面正面図である。
【0013】魚釣用スピニングリ−ルは、リ−ル本体1
の一側開口縁のビス孔1aに図示しないビスで蓋体10
が取り付けられて閉塞されている。リ−ル本体1と蓋体
10に取り付けられた軸受11、12で駆動歯車2の駆
動軸2aが支承され、駆動軸2aの中心多角形孔2bに
ハンドルア−ム13が折り畳み自在に取り付けられたハ
ンドル駆動軸14が左右交換自在に挿入嵌合されてビス
15で抜け止めされている。ハンドルア−ム13の端部
にはハンドルツマミ16が回転自在に軸承されている。
リ−ル本体1の前部には軸受17で回転軸筒3が回転自
在に軸受されると共に前側に突出されている。軸受17
より前側の回転軸筒3の外周に逆転防止爪車18とロ−
タからなる回転体4が嵌合されてナット19で固定され
ている。
の一側開口縁のビス孔1aに図示しないビスで蓋体10
が取り付けられて閉塞されている。リ−ル本体1と蓋体
10に取り付けられた軸受11、12で駆動歯車2の駆
動軸2aが支承され、駆動軸2aの中心多角形孔2bに
ハンドルア−ム13が折り畳み自在に取り付けられたハ
ンドル駆動軸14が左右交換自在に挿入嵌合されてビス
15で抜け止めされている。ハンドルア−ム13の端部
にはハンドルツマミ16が回転自在に軸承されている。
リ−ル本体1の前部には軸受17で回転軸筒3が回転自
在に軸受されると共に前側に突出されている。軸受17
より前側の回転軸筒3の外周に逆転防止爪車18とロ−
タからなる回転体4が嵌合されてナット19で固定され
ている。
【0014】回転軸筒3の基端3aは軸受部1bの透孔
1cで回転自在に軸承され、基端3aの前側に一体的に
形成されたピニオン3bに駆動歯車2が噛合されてロ−
タからなる回転体4はハンドルア−ム13の回転に連動
して回転されるように支持されている。前記回転軸筒3
の中心孔3cには先端にスプ−ル5が取り付けられたス
プ−ル軸6が前後往復動可能に摺動自在に挿入され、ス
プ−ル軸6の後端の回り止め部6aに摺動体20がビス
21で取り付けられている。摺動体20には縦方向の係
合溝20aが形成されている。
1cで回転自在に軸承され、基端3aの前側に一体的に
形成されたピニオン3bに駆動歯車2が噛合されてロ−
タからなる回転体4はハンドルア−ム13の回転に連動
して回転されるように支持されている。前記回転軸筒3
の中心孔3cには先端にスプ−ル5が取り付けられたス
プ−ル軸6が前後往復動可能に摺動自在に挿入され、ス
プ−ル軸6の後端の回り止め部6aに摺動体20がビス
21で取り付けられている。摺動体20には縦方向の係
合溝20aが形成されている。
【0015】リ−ル本体1内の側壁面に軸筒1dが形成
されて連動歯車22が軸承されると共に、側壁面に形成
されたリブからなる環状の台部1e上に載せられてい
る。連動歯車22は駆動歯車2の駆動軸2a外周に形成
された歯車2cに噛合されている。連動歯車22の一側
面の偏心位置に係合突部22aが形成されている。連動
歯車22の係合突部22aは摺動体20の係合溝20a
に挿入されている。
されて連動歯車22が軸承されると共に、側壁面に形成
されたリブからなる環状の台部1e上に載せられてい
る。連動歯車22は駆動歯車2の駆動軸2a外周に形成
された歯車2cに噛合されている。連動歯車22の一側
面の偏心位置に係合突部22aが形成されている。連動
歯車22の係合突部22aは摺動体20の係合溝20a
に挿入されている。
【0016】ロ−タからなる回転体4は筒部4aで回転
軸筒3に取り付けられ、筒部4aと前壁4bと大径の筒
部4cと大径の筒部4cの基部4d、4eの外周から前
方に向けて突出された一対の支持腕4f、4gとで形成
されている。一対のベ−ル支持腕4f、4gの先端部外
側に一方のベ−ル支持部材7と他方のベ−ル支持部材2
3がビス24、25で釣糸巻取位置と釣糸放出位置に反
転自在に軸承されている。
軸筒3に取り付けられ、筒部4aと前壁4bと大径の筒
部4cと大径の筒部4cの基部4d、4eの外周から前
方に向けて突出された一対の支持腕4f、4gとで形成
されている。一対のベ−ル支持腕4f、4gの先端部外
側に一方のベ−ル支持部材7と他方のベ−ル支持部材2
3がビス24、25で釣糸巻取位置と釣糸放出位置に反
転自在に軸承されている。
【0017】一方のベ−ル支持部材7の先端には釣糸案
内部Aを構成するベ−ル取付部26と釣糸案内ロ−ラ2
7が取り付けられている。ベ−ル取付部26は軸部28
と軸部28の一側外側にアウトサ−ト成形された外装部
29とで形成されている。一方のベ−ル支持部材7には
透孔7aが穿設されて透孔7aに挿入された螺子30が
ベ−ル取付部26の軸部28に形成されたネジ穴28a
に螺合されてベ−ル取付部26が取り付けられている。
軸部28の中心にはネジ穴28aが形成され、軸部28
外周に段部からなる係止部28bと小径部28cが形成
されて小径部28c外周にボ−ルベアリング31の内輪
31aと係止部材32の筒状の係止部32aが嵌合され
ている。
内部Aを構成するベ−ル取付部26と釣糸案内ロ−ラ2
7が取り付けられている。ベ−ル取付部26は軸部28
と軸部28の一側外側にアウトサ−ト成形された外装部
29とで形成されている。一方のベ−ル支持部材7には
透孔7aが穿設されて透孔7aに挿入された螺子30が
ベ−ル取付部26の軸部28に形成されたネジ穴28a
に螺合されてベ−ル取付部26が取り付けられている。
軸部28の中心にはネジ穴28aが形成され、軸部28
外周に段部からなる係止部28bと小径部28cが形成
されて小径部28c外周にボ−ルベアリング31の内輪
31aと係止部材32の筒状の係止部32aが嵌合され
ている。
【0018】スプ−ル5に釣糸33を案内する釣糸案内
ロ−ラ27の内周に段部からなる係止部27aと大径部
27bが形成されて大径部27b内にボ−ルベアリング
31の外輪31bの外周が嵌合されている。係止部材3
2はベ−ル取付部26の小径部28c外周に嵌合固定さ
れる筒状の係止部32aとベ−ル支持部材7の凹部7b
の底面に当接される鍔部32bが形成されている。釣糸
案内ロ−ラ27の外周には細溝状の釣糸案内部27cが
形成されている。
ロ−ラ27の内周に段部からなる係止部27aと大径部
27bが形成されて大径部27b内にボ−ルベアリング
31の外輪31bの外周が嵌合されている。係止部材3
2はベ−ル取付部26の小径部28c外周に嵌合固定さ
れる筒状の係止部32aとベ−ル支持部材7の凹部7b
の底面に当接される鍔部32bが形成されている。釣糸
案内ロ−ラ27の外周には細溝状の釣糸案内部27cが
形成されている。
【0019】ベ−ル取付部26と釣糸案内ロ−ラ27が
ベ−ル支持部材7に組み込まれる時は、釣糸案内ロ−ラ
27の内周大径部27bにボ−ルベアリング31の外輪
31bが嵌合されて外輪31bが釣糸案内ロ−ラ27の
係止部27cに当接固定されている。次にボ−ルベアリ
ング31の内輪31aがベ−ル取付部26の小径部28
c外周に嵌合され、係止部材32の係止部32a外周に
合成樹脂製ワッシャ34が嵌合されて内輪31aがベ−
ル取付部26の係止部27bと係止部材32の係止部3
2aで挾着係止されるように嵌合固定される。このよう
に組み合わされたベ−ル取付部26と釣糸案内ロ−ラ2
7がベ−ル支持部材7に螺子30で取り付けられる。
ベ−ル支持部材7に組み込まれる時は、釣糸案内ロ−ラ
27の内周大径部27bにボ−ルベアリング31の外輪
31bが嵌合されて外輪31bが釣糸案内ロ−ラ27の
係止部27cに当接固定されている。次にボ−ルベアリ
ング31の内輪31aがベ−ル取付部26の小径部28
c外周に嵌合され、係止部材32の係止部32a外周に
合成樹脂製ワッシャ34が嵌合されて内輪31aがベ−
ル取付部26の係止部27bと係止部材32の係止部3
2aで挾着係止されるように嵌合固定される。このよう
に組み合わされたベ−ル取付部26と釣糸案内ロ−ラ2
7がベ−ル支持部材7に螺子30で取り付けられる。
【0020】他方のベ−ル支持部材23と釣糸案内ロ−
ラ27のベ−ル取付部26の間にベ−ル35が取り付け
られている。スプ−ル5に巻回された釣糸33は釣糸案
内ロ−ラ27で案内されて引き出される。
ラ27のベ−ル取付部26の間にベ−ル35が取り付け
られている。スプ−ル5に巻回された釣糸33は釣糸案
内ロ−ラ27で案内されて引き出される。
【0021】一方の支持腕4f内には、ト−ションバネ
36が設けられて一端が支持腕4f内に、他端がベ−ル
支持部材7に係止されて一方のベ−ル支持部材7と他方
のベ−ル支持部材23と釣糸案内ロ−ラ27のベ−ル取
付部26とベ−ル35を釣糸巻取位置と釣糸放出位置に
振分け付勢するように構成され、ト−ションバネ36は
ビス37で固定されたカバ−38で覆われている。他方
のベ−ル支持腕4g内には、一方のベ−ル支持部材7と
他方のベ−ル支持部材23と釣糸案内ロ−ラ27のベ−
ル取付部26とベ−ル35を釣糸放出位置から釣糸巻取
位置側に反転させるL字形の反転機能レバ−39が載せ
られている。ベ−ル支持腕4g内で反転機能レバ−39
はビス40で固定されたカバ−41で覆われている。
36が設けられて一端が支持腕4f内に、他端がベ−ル
支持部材7に係止されて一方のベ−ル支持部材7と他方
のベ−ル支持部材23と釣糸案内ロ−ラ27のベ−ル取
付部26とベ−ル35を釣糸巻取位置と釣糸放出位置に
振分け付勢するように構成され、ト−ションバネ36は
ビス37で固定されたカバ−38で覆われている。他方
のベ−ル支持腕4g内には、一方のベ−ル支持部材7と
他方のベ−ル支持部材23と釣糸案内ロ−ラ27のベ−
ル取付部26とベ−ル35を釣糸放出位置から釣糸巻取
位置側に反転させるL字形の反転機能レバ−39が載せ
られている。ベ−ル支持腕4g内で反転機能レバ−39
はビス40で固定されたカバ−41で覆われている。
【0022】反転機能レバ−39の一端はベ−ル支持部
材23の穴23aに挿入され、他端39aは下向きに形
成されて基部4eに形成された透孔4hに挿入されてい
る。反転機能レバ−39の他端39aはリ−ル本体1に
設けられたカム1fに衝接可能に臨まされている。リ−
ル本体1の後側には操作ツマミ42が設けられ、操作ツ
マミ42に操作杆43と逆転防止爪車18に臨む位置に
図示しない逆転防止爪が設けられて操作ツマミ42の回
動で逆転防止爪は逆転防止爪車18に係合される。
材23の穴23aに挿入され、他端39aは下向きに形
成されて基部4eに形成された透孔4hに挿入されてい
る。反転機能レバ−39の他端39aはリ−ル本体1に
設けられたカム1fに衝接可能に臨まされている。リ−
ル本体1の後側には操作ツマミ42が設けられ、操作ツ
マミ42に操作杆43と逆転防止爪車18に臨む位置に
図示しない逆転防止爪が設けられて操作ツマミ42の回
動で逆転防止爪は逆転防止爪車18に係合される。
【0023】スプ−ル5は、釣糸33が巻回される外周
の釣糸巻回胴部5aと、前側の鍔部5bと、後側の大径
の筒部5cと、中心にスプ−ル軸6の先端小径部6bが
嵌合される透孔5dと、スプ−ル5の前部にドラグ機構
の制動板44と摩擦板45と制動板46が収容される凹
部5eと後側の軸筒部5fとで形成されている。凹部5
e内には制動板46の外周の凸部が係合される2条の凹
部5gと、凹部5e内の前側内周の周方向に該内周より
径方向外方に制動板46の抜け止め用止め輪47が係止
される凹部からなる係止段部5hとが形成されている。
スプ−ル軸6の先端小径部6bの外周には回り止め部6
cと、小径部6bの先端にネジ部6dが形成されてい
る。
の釣糸巻回胴部5aと、前側の鍔部5bと、後側の大径
の筒部5cと、中心にスプ−ル軸6の先端小径部6bが
嵌合される透孔5dと、スプ−ル5の前部にドラグ機構
の制動板44と摩擦板45と制動板46が収容される凹
部5eと後側の軸筒部5fとで形成されている。凹部5
e内には制動板46の外周の凸部が係合される2条の凹
部5gと、凹部5e内の前側内周の周方向に該内周より
径方向外方に制動板46の抜け止め用止め輪47が係止
される凹部からなる係止段部5hとが形成されている。
スプ−ル軸6の先端小径部6bの外周には回り止め部6
cと、小径部6bの先端にネジ部6dが形成されてい
る。
【0024】スプ−ル軸6の先端小径部6bの外周には
ドラグ機構の制動板44と摩擦板45と制動板46が嵌
合され、制動板44は回り止め部6cに回り止めされて
いる。制動板46の外周の凸部はスプ−ル5の2条の凹
部5gに係合されて回り止めされている。スプ−ル軸6
の先端小径部6bにスプ−ル5が嵌合される時、先端小
径部6bの段部と軸筒部5fの間に摩擦板48と制動板
49が挾み込まれている。スプ−ル軸6の先端小径部6
bの回り止め部6c外周にはドラグ機構の押圧部材50
の回り止め孔50aが回り止め嵌合され、発条51が挿
入されている。スプ−ル軸6の先端小径部6bのネジ部
6dにはドラグ機構のツマミ52の凹部52a内に取り
付けられたナット53が螺合されている。ロ−タからな
る回転体4が逆回転防止されて釣が行われ、獲物の引き
で釣糸33が引かれてスプ−ル5が逆回転されると、ス
プ−ル5とスプ−ル軸6の間でドラグ機構の制動力が働
く。
ドラグ機構の制動板44と摩擦板45と制動板46が嵌
合され、制動板44は回り止め部6cに回り止めされて
いる。制動板46の外周の凸部はスプ−ル5の2条の凹
部5gに係合されて回り止めされている。スプ−ル軸6
の先端小径部6bにスプ−ル5が嵌合される時、先端小
径部6bの段部と軸筒部5fの間に摩擦板48と制動板
49が挾み込まれている。スプ−ル軸6の先端小径部6
bの回り止め部6c外周にはドラグ機構の押圧部材50
の回り止め孔50aが回り止め嵌合され、発条51が挿
入されている。スプ−ル軸6の先端小径部6bのネジ部
6dにはドラグ機構のツマミ52の凹部52a内に取り
付けられたナット53が螺合されている。ロ−タからな
る回転体4が逆回転防止されて釣が行われ、獲物の引き
で釣糸33が引かれてスプ−ル5が逆回転されると、ス
プ−ル5とスプ−ル軸6の間でドラグ機構の制動力が働
く。
【0025】ロ−タからなる回転体4の前壁4bの内側
には複数の一側が開口した直方体のケ−ス8がビス54
で固定されている。ケ−ス8の中の軸心より遠い外側壁
に発条55の一端が固定され、発条55の軸心に近い自
由端に鉛等の回転体4の慣性力増減調節用のウェイト部
材56が固定されている。ウェイト部材56は発条55
で軸心方向に押圧付勢されている。
には複数の一側が開口した直方体のケ−ス8がビス54
で固定されている。ケ−ス8の中の軸心より遠い外側壁
に発条55の一端が固定され、発条55の軸心に近い自
由端に鉛等の回転体4の慣性力増減調節用のウェイト部
材56が固定されている。ウェイト部材56は発条55
で軸心方向に押圧付勢されている。
【0026】魚釣用スピニングリ−ルの動作は、一方の
ベ−ル支持部材7と他方のベ−ル支持部材23が釣糸巻
取位置にあって釣糸33がスプ−ル5に巻回される方向
にハンドルツマミ16を握ってハンドルア−ム13が回
転されると、駆動歯車2が回転されてピニオン3bを介
して回転軸筒3が回転され、ロ−タからなる回転体4が
回転される。駆動歯車2が回転されると、駆動軸2aが
回転されて歯車2cが回転され、連動歯車22が回転さ
れる。連動歯車22の回転でスプ−ル5は摺動体20と
スプ−ル軸6で直線往復動される。即ち連動歯車22の
回転運動で摺動体20とスプ−ル軸6とスプ−ル5が直
線往復運動に変換される。
ベ−ル支持部材7と他方のベ−ル支持部材23が釣糸巻
取位置にあって釣糸33がスプ−ル5に巻回される方向
にハンドルツマミ16を握ってハンドルア−ム13が回
転されると、駆動歯車2が回転されてピニオン3bを介
して回転軸筒3が回転され、ロ−タからなる回転体4が
回転される。駆動歯車2が回転されると、駆動軸2aが
回転されて歯車2cが回転され、連動歯車22が回転さ
れる。連動歯車22の回転でスプ−ル5は摺動体20と
スプ−ル軸6で直線往復動される。即ち連動歯車22の
回転運動で摺動体20とスプ−ル軸6とスプ−ル5が直
線往復運動に変換される。
【0027】軽いハンドル初動力でハンドルをゆっくり
回転させて仕掛けを引き上げる時は、ウェイト部材56
は軸心に近い位置にあるので、ロ−タからなる回転体4
は慣性モ−メントが小さいので軽快なハンドル回転操作
が行われて回転される。ロ−タからなる回転体4の回転
が速くなると、ウェイト部材56は発条55の軸心方向
への押圧付勢に抗して遠心力で軸心から遠い外側に変位
移動して慣性モ−メントが大きくなり、回転し続けよう
として軽い力でも軽快なハンドル回転操作が行われて回
転される。
回転させて仕掛けを引き上げる時は、ウェイト部材56
は軸心に近い位置にあるので、ロ−タからなる回転体4
は慣性モ−メントが小さいので軽快なハンドル回転操作
が行われて回転される。ロ−タからなる回転体4の回転
が速くなると、ウェイト部材56は発条55の軸心方向
への押圧付勢に抗して遠心力で軸心から遠い外側に変位
移動して慣性モ−メントが大きくなり、回転し続けよう
として軽い力でも軽快なハンドル回転操作が行われて回
転される。
【0028】ロ−タからなる回転体4が逆回転防止され
る時は、操作ツマミ42と操作杆43と図示しない逆転
防止爪が回動されて軸受17の前側に突出された回転軸
筒3に回り止め嵌合された逆転防止爪車18に係合され
る。ロ−タからなる回転体4が逆回転防止されて釣が行
われ、獲物の引きで釣糸33が引かれてスプ−ル5が逆
回転されると、スプ−ル5とスプ−ル軸6の間でドラグ
制動力が働く。ドラグ制動力が調節される時は、調節ツ
マミ52が回動されると、押圧部材50が軸方向に前進
後退されて前進された時に制動板44と摩擦板45と制
動板46が押圧されて制動力が増大調節される。
る時は、操作ツマミ42と操作杆43と図示しない逆転
防止爪が回動されて軸受17の前側に突出された回転軸
筒3に回り止め嵌合された逆転防止爪車18に係合され
る。ロ−タからなる回転体4が逆回転防止されて釣が行
われ、獲物の引きで釣糸33が引かれてスプ−ル5が逆
回転されると、スプ−ル5とスプ−ル軸6の間でドラグ
制動力が働く。ドラグ制動力が調節される時は、調節ツ
マミ52が回動されると、押圧部材50が軸方向に前進
後退されて前進された時に制動板44と摩擦板45と制
動板46が押圧されて制動力が増大調節される。
【0029】仕掛が投擲されて釣糸33が遠方へ放出さ
れる際は、ベ−ル支持部材7、23が釣糸放出位置に反
転されて釣竿が勢いよく振り下ろされる。ベ−ル支持部
材7、23が釣糸放出位置に反転されると、反転機能レ
バ−39の他端は前進され、この反転機能レバ−39の
他端の前進でリ−ル本体1に設けられたカム1fに対し
衝接位置に臨まされる。
れる際は、ベ−ル支持部材7、23が釣糸放出位置に反
転されて釣竿が勢いよく振り下ろされる。ベ−ル支持部
材7、23が釣糸放出位置に反転されると、反転機能レ
バ−39の他端は前進され、この反転機能レバ−39の
他端の前進でリ−ル本体1に設けられたカム1fに対し
衝接位置に臨まされる。
【0030】仕掛の投擲後釣糸33がスプ−ル5に巻回
される方向にハンドルア−ム13が回転されると、駆動
歯車2が回転されてピニオン3bを介して回転軸筒3と
ロ−タからなる回転体4が正回転される。ロ−タからな
る回転体4が正回転されると、反転機能レバ−39の他
端がリ−ル本体1のカム1fに衝接されて後方に押し込
まれてベ−ル支持部材7、23が釣糸巻取位置に自動的
に反転される。
される方向にハンドルア−ム13が回転されると、駆動
歯車2が回転されてピニオン3bを介して回転軸筒3と
ロ−タからなる回転体4が正回転される。ロ−タからな
る回転体4が正回転されると、反転機能レバ−39の他
端がリ−ル本体1のカム1fに衝接されて後方に押し込
まれてベ−ル支持部材7、23が釣糸巻取位置に自動的
に反転される。
【0031】前記のように魚釣用スピニングリ−ルが構
成されると、軽いハンドル初動力でハンドルをゆっくり
回転させて仕掛けを引き上げる釣法時には、慣性力増減
調節用のウェイト部材56は軸心に近い位置にあるの
で、ロ−タからなる回転体4は慣性モ−メントが小さい
ので軽快なハンドル回転操作が行われて回転される。ロ
−タからなる回転体4の回転が速くなると、慣性力増減
調節用のウェイト部材56は発条55の軸心方向への押
圧付勢に抗して遠心力で軸心から遠い外側に変位移動し
て慣性モ−メントが大きくなり、回転し続けようとして
軽い力でも軽快なハンドル回転操作が行われて回転され
る。
成されると、軽いハンドル初動力でハンドルをゆっくり
回転させて仕掛けを引き上げる釣法時には、慣性力増減
調節用のウェイト部材56は軸心に近い位置にあるの
で、ロ−タからなる回転体4は慣性モ−メントが小さい
ので軽快なハンドル回転操作が行われて回転される。ロ
−タからなる回転体4の回転が速くなると、慣性力増減
調節用のウェイト部材56は発条55の軸心方向への押
圧付勢に抗して遠心力で軸心から遠い外側に変位移動し
て慣性モ−メントが大きくなり、回転し続けようとして
軽い力でも軽快なハンドル回転操作が行われて回転され
る。
【0032】ロ−タからなる回転体4の回転速度に応じ
て自動的に慣性力増減調節用のウェイト部材56が径方
向に変位するので、最適な巻き取り条件下でハンドルの
巻取り回転操作に専念できる。慣性力増減調節用のウェ
イト部材56がロ−タからなる回転体4内に設けられる
ことにより、外部に露出しないので、充分な外的保護が
行えると共に部分的な突出がなく大型化を防止できる。
て自動的に慣性力増減調節用のウェイト部材56が径方
向に変位するので、最適な巻き取り条件下でハンドルの
巻取り回転操作に専念できる。慣性力増減調節用のウェ
イト部材56がロ−タからなる回転体4内に設けられる
ことにより、外部に露出しないので、充分な外的保護が
行えると共に部分的な突出がなく大型化を防止できる。
【0033】図9から図12は第2実施例で、図9は魚
釣用スピニングリ−ルの一部拡大断面平面図、図10は
魚釣用スピニングリ−ルのロ−タからなる回転体の拡大
正面図、図11は図9の要部拡大平面図、図12は図1
0の要部拡大平面図である。
釣用スピニングリ−ルの一部拡大断面平面図、図10は
魚釣用スピニングリ−ルのロ−タからなる回転体の拡大
正面図、図11は図9の要部拡大平面図、図12は図1
0の要部拡大平面図である。
【0034】第2実施例は、慣性力増減調節用のウェイ
ト部材56の変位の上限と下限が調節可能な実施例であ
る。ロ−タからなる回転体4の前壁4bの内側には複数
の一側と上下側が開口した直方体のケ−ス8′がビス5
4で固定されている。前壁4bには複数の長い透孔4i
が形成されている。ケ−ス8′の外側壁8aに発条55
の一端が固定されると共に、外側壁8aに軸部8bが形
成されて長い透孔4iから前方に突出されて外周にネジ
部8cが形成されている。ネジ部8cにはナット57が
螺合される。
ト部材56の変位の上限と下限が調節可能な実施例であ
る。ロ−タからなる回転体4の前壁4bの内側には複数
の一側と上下側が開口した直方体のケ−ス8′がビス5
4で固定されている。前壁4bには複数の長い透孔4i
が形成されている。ケ−ス8′の外側壁8aに発条55
の一端が固定されると共に、外側壁8aに軸部8bが形
成されて長い透孔4iから前方に突出されて外周にネジ
部8cが形成されている。ネジ部8cにはナット57が
螺合される。
【0035】ケ−ス8′の軸心側には内側壁8dが設け
られて内側壁8dに軸部8eが形成されて長い透孔4i
から前方に突出されて外周にネジ部8fが形成されてい
る。ネジ部8fにはナット58が螺合される。発条55
の軸心に近い自由端に鉛等の回転体4の慣性力増減調節
用のウェイト部材56が固定されている。ウェイト部材
56は発条55で軸心方向に押圧付勢されている。他の
構成は前記第1実施例と略同一である。上限、下限の何
れか一方を省略してもよい。
られて内側壁8dに軸部8eが形成されて長い透孔4i
から前方に突出されて外周にネジ部8fが形成されてい
る。ネジ部8fにはナット58が螺合される。発条55
の軸心に近い自由端に鉛等の回転体4の慣性力増減調節
用のウェイト部材56が固定されている。ウェイト部材
56は発条55で軸心方向に押圧付勢されている。他の
構成は前記第1実施例と略同一である。上限、下限の何
れか一方を省略してもよい。
【0036】第2実施例のように魚釣用スピニングリ−
ルが構成されると、慣性力増減調節用のウェイト部材5
6の変位の上限と下限が調節出来るので、釣人の好みに
合わせて慣性モ−メントの調節ができる。
ルが構成されると、慣性力増減調節用のウェイト部材5
6の変位の上限と下限が調節出来るので、釣人の好みに
合わせて慣性モ−メントの調節ができる。
【0037】図13は第3実施例で、図13は魚釣用ス
ピニングリ−ルの要部断面平面図と一部拡大断面平面図
である。
ピニングリ−ルの要部断面平面図と一部拡大断面平面図
である。
【0038】第3実施例はハンドルからなる回転体9に
慣性力増減調節用のウェイト部材56が設けられた実施
例である。ハンドル駆動軸14にハンドルからなる回転
体9が取り付けられ、ハンドルからなる回転体9の両端
部にはハンドルツマミ16が回転自在に軸承されてい
る。ハンドルからなる回転体9の内側には一側が開口し
た直方体のケ−ス8が固定されている。ケ−ス8の中の
軸心より遠い外側壁に発条55の一端が固定され、発条
55の軸心に近い自由端に鉛等の回転体4の慣性力増減
調節用のウェイト部材56が固定されている。ウェイト
部材56は発条55で軸心方向に押圧付勢されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
慣性力増減調節用のウェイト部材56が設けられた実施
例である。ハンドル駆動軸14にハンドルからなる回転
体9が取り付けられ、ハンドルからなる回転体9の両端
部にはハンドルツマミ16が回転自在に軸承されてい
る。ハンドルからなる回転体9の内側には一側が開口し
た直方体のケ−ス8が固定されている。ケ−ス8の中の
軸心より遠い外側壁に発条55の一端が固定され、発条
55の軸心に近い自由端に鉛等の回転体4の慣性力増減
調節用のウェイト部材56が固定されている。ウェイト
部材56は発条55で軸心方向に押圧付勢されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0039】第3実施例のように魚釣用スピニングリ−
ルが構成されると、軽いハンドル初動力でハンドルをゆ
っくり回転させて仕掛けを引き上げる釣法時には、慣性
力増減調節用のウェイト部材56は軸心に近い位置にあ
るので、ハンドルからなる回転体9は慣性モ−メントが
小さいので軽快なハンドル回転操作が行われて回転され
る。ハンドルからなる回転体9の回転が速くなると、慣
性力増減調節用のウェイト部材56は発条55の軸心方
向への押圧付勢に抗して遠心力で軸心から遠い外側に変
位移動して慣性モ−メントが大きくなり、回転し続けよ
うとして軽い力でも軽快なハンドル回転操作が行われて
回転される。
ルが構成されると、軽いハンドル初動力でハンドルをゆ
っくり回転させて仕掛けを引き上げる釣法時には、慣性
力増減調節用のウェイト部材56は軸心に近い位置にあ
るので、ハンドルからなる回転体9は慣性モ−メントが
小さいので軽快なハンドル回転操作が行われて回転され
る。ハンドルからなる回転体9の回転が速くなると、慣
性力増減調節用のウェイト部材56は発条55の軸心方
向への押圧付勢に抗して遠心力で軸心から遠い外側に変
位移動して慣性モ−メントが大きくなり、回転し続けよ
うとして軽い力でも軽快なハンドル回転操作が行われて
回転される。
【0040】前記説明では、魚釣用リ−ルを魚釣用スピ
ニングリ−ルで述べたが、他の形式のリ−ルの回転体に
実施してもよい。
ニングリ−ルで述べたが、他の形式のリ−ルの回転体に
実施してもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0042】請求項1により、軽いハンドル初動力でハ
ンドルをゆっくり回転させて仕掛けを引き上げる釣法時
には、慣性力増減調節用のウェイト部材Tが軸心に近い
位置にあることで、回転体は慣性モ−メントが小さいの
で軽快なハンドル回転操作が行われて回転される。
ンドルをゆっくり回転させて仕掛けを引き上げる釣法時
には、慣性力増減調節用のウェイト部材Tが軸心に近い
位置にあることで、回転体は慣性モ−メントが小さいの
で軽快なハンドル回転操作が行われて回転される。
【0043】請求項2により、回転体の回転速度に応じ
て自動的に慣性力増減調節用のウェイト部材が径方向に
変位するので、最適な巻き取り条件下でハンドルの巻取
り回転操作に専念できる。
て自動的に慣性力増減調節用のウェイト部材が径方向に
変位するので、最適な巻き取り条件下でハンドルの巻取
り回転操作に専念できる。
【0044】請求項3により、慣性力増減調節用のウェ
イト部材が回転体内に設けられることにより、外部に露
出しないので、充分な外的保護が行えると共に部分的な
突出がなく大型化を防止できる。
イト部材が回転体内に設けられることにより、外部に露
出しないので、充分な外的保護が行えると共に部分的な
突出がなく大型化を防止できる。
【図1】第1実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの要部
断面側面図である。
断面側面図である。
【図2】同魚釣用スピニングリ−ルの要部断面平面図で
ある。
ある。
【図3】同図2の一部拡大断面平面図である。
【図4】同スプ−ルの拡大断面平面図である。
【図5】同ベ−ル支持部材に釣糸案内ロ−ラが取り付け
られた要部断面平面図である。
られた要部断面平面図である。
【図6】同ベ−ル支持部材と釣糸案内ロ−ラと取付部の
分解要部断面平面図である。
分解要部断面平面図である。
【図7】同魚釣用スピニングリ−ルのロ−タからなる回
転体の断面正面図である。
転体の断面正面図である。
【図8】同図7の一部拡大断面正面図である。
【図9】第2実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの一部
拡大断面平面図である。
拡大断面平面図である。
【図10】同魚釣用スピニングリ−ルのロ−タからなる
回転体の拡大正面図である。
回転体の拡大正面図である。
【図11】同図9の要部拡大平面図である。
【図12】同図10の要部拡大平面図である。
【図13】第3実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの要
部断面平面図と一部拡大断面平面図である。
部断面平面図と一部拡大断面平面図である。
1 リ−ル本体 4、9 回転体 9、13 ハンドル 56 慣性力増減調節用のウェイト部材 A 釣糸案内部
Claims (3)
- 【請求項1】ハンドルの巻取り操作で連動回転する回転
体をリ−ル本体に回転自在に支持してなる魚釣用リ−ル
において、前記回転体の慣性力増減調節用のウェイト部
材を、前記回転体の軸心に対する径方向に変位可能に設
けたことを特徴とする魚釣用リ−ル。 - 【請求項2】前記ウェイト部材が、前記回転体の回転に
よる遠心力作用によって径方向外方に付勢力に抗して変
位可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載
の魚釣用リ−ル。 - 【請求項3】前記回転体が釣糸案内部を有するロ−タで
あり、該ロ−タ内にウェイト部材が設けられていること
を特徴とする請求項2記載の魚釣用リ−ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000107423A JP2001292664A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 魚釣用リ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000107423A JP2001292664A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 魚釣用リ−ル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001292664A true JP2001292664A (ja) | 2001-10-23 |
Family
ID=18620419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000107423A Pending JP2001292664A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 魚釣用リ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001292664A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1205106A1 (en) * | 2000-11-13 | 2002-05-15 | Shimano Inc. | Spinning reel rotor |
JP2002186387A (ja) * | 2000-12-19 | 2002-07-02 | Shimano Inc | スピニングリールのロータ |
-
2000
- 2000-04-10 JP JP2000107423A patent/JP2001292664A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1205106A1 (en) * | 2000-11-13 | 2002-05-15 | Shimano Inc. | Spinning reel rotor |
US6786442B2 (en) | 2000-11-13 | 2004-09-07 | Shimano Inc. | Spinning reel rotor |
JP2002186387A (ja) * | 2000-12-19 | 2002-07-02 | Shimano Inc | スピニングリールのロータ |
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