JP2000342129A - スピニングリールのスプール - Google Patents

スピニングリールのスプール

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JP2000342129A
JP2000342129A JP11154620A JP15462099A JP2000342129A JP 2000342129 A JP2000342129 A JP 2000342129A JP 11154620 A JP11154620 A JP 11154620A JP 15462099 A JP15462099 A JP 15462099A JP 2000342129 A JP2000342129 A JP 2000342129A
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JP
Japan
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spool
inner peripheral
washer
peripheral surface
seal
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JP11154620A
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English (en)
Inventor
Yuzo Kawabe
雄三 川辺
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Original Assignee
Shimano Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に耳付き円板座金を収納可能なスプール
において、シール構造の簡素化を図りかつコンパクトな
スプールを実現できるようにする。 【解決手段】 スピニングリールのスプール4は、耳部
83aが形成された耳付き円板座金83とスプール軸1
5に回転不能に係止される円板座金81,85とを含む
摩擦部62が内周部に装着されるスプールであって、ス
プール本体7と、シール部材9とを備えている。スプー
ル本体は、一端が開口し内部に摩擦部が装着される糸巻
胴部4aを有し、糸巻胴部の内周面に耳付き円板座金を
回転不能に係止するために耳部が係止される係止溝4d
が形成されている。シール部材は、係止溝に密着するシ
ール耳部9aと、糸巻胴部の内周面に密着する外周シー
ル部9bと、第1円板座金81の外周面に密着する内周
リップシール部9cとを有する耳付きリング状の部材で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣り用リールのス
プール、特に、複数の座金が内周部に装着されるスピニ
ングリールのスプールに関する。
【0002】
【従来の技術】スピニングリール、特にフロントドラグ
型スピニングリールのスプールの内部には、複数枚のド
ラグ座金からなるドラグ機構の摩擦部が装着されてい
る。このため、スプールの糸巻胴部の内部には、摩擦部
を収納可能な円柱状の空間が形成されている。摩擦部を
構成するドラグ座金には、外周部に径方向外方に突出す
る耳部が形成された耳付き円板座金と、内周部にスプー
ル軸に回転不能に係止される小判孔が形成された円板座
金との2種類のものがあり、耳付き円板座金がスプール
に回転不能に装着され、円板座金がリール本体に対して
回転不能なスプール軸に回転不能に装着されている。耳
付き円板座金と円板座金とは交互に配置され、直接また
はフェルト製のリング部材等を介して両者は接触してい
る。
【0003】このようなフロントドラグ機構では、スプ
ール軸に螺合したドラグつまみを回して2種の円板座金
をきつく締め付けることによりドラグ力を発生させてい
る。すなわち、ドラグつまみによってスプールに対して
回転不能な耳付き円板座金をリール本体に対して回転不
能な円板座金に押しつけることによりスプールを制動し
ている。
【0004】一般に、ドラグ機構では、海水などの液体
が座金の摩擦面に付着すると摩擦力が変化しドラグ力が
変動する。液体の付着によるドラグ力の変動を抑えるた
めに、従来、スプール内周面とドラグつまみとの間に防
水シールを装着したものが知られている。スプールの内
周面には、耳付き円板座金を係止するための1対の係止
溝が形成されている。スプール内周面に防水シールを配
置する構成では、係止溝の形成部分に防水シールを接触
させても係止溝から液体が浸入するので、係止溝より前
方でスプール内周面に接触させている。具体的には、係
止溝より前方でスプール内周面に係止溝の底の直径より
大きな内径のシール面を形成したり、係止溝の前方に別
のシール用の筒状部材を着脱自在に装着し、このシール
面や筒状部材の内周面にシール部材を接触させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
いずれの場合も係止溝より前方でシール部材をスプール
の内周側に接触させているので、シール構造を実現する
ためにスプールの軸方向長さを長くする必要がある。こ
のため、コンパクトなスプールを実現しにくい。しか
も、筒状部材をスプール内周面に装着した場合には、筒
状部材のためにシール構造が複雑になるとともに、筒状
部材とスプール内周面との間からの液体の浸入を防止す
る構成も必要になり、さらにシール構造が複雑になる。
【0006】本発明の課題は、内部に耳付き円板座金を
収納可能なスプールにおいて、シール構造の簡素化を図
りかつコンパクトなスプールを実現できるようにするこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールのスプールは、外周部に径方向外方に突出する耳
部が形成された耳付き円板座金と、内周部にスプール軸
に回転不能に係止される孔部が形成された円板座金とを
含む摩擦部が内周部に装着されるスプールであって、ス
プール本体と、シール部材とを備えている。スプール本
体は、一端が開口し内部に摩擦部が装着される筒状部を
有し、筒状部の内周面に耳付き座金を回転不能に係止す
るために耳部が係止される係止溝がスプール軸方向に沿
って形成され、筒状部の外周面に釣り糸が巻き付けられ
るものである。シール部材は、係止溝に密着するシール
耳部と、筒状部の内周面に密着する外周シール部と、円
板座金の外周面に密着する内周シール部とを有し、筒状
部の内周面と円板座金の外周面との間に装着される耳付
きリング状の部材である。
【0008】このスプールでは、スプールをスプール軸
に装着した状態で、複数枚の座金のうち耳付き円板座金
を円板座金より奥側(開口と逆側)に装着する。そし
て、開口側の円板座金の外周側と筒状部の内周面との間
にシール部材を装着する。すると、シール部材のシール
耳部が筒状部の内周面に形成された係止溝に密着すると
ともに、外周シール部が筒状部の内周面に密着してシー
ル部材の外周側からの液体の浸入が防止される。また、
内周シール部が円板座金の外周面に密着してシール部材
の内周側からの液体の浸入が防止される。ここでは、耳
付きシール部を有するシール部材を円板座金の外周側に
装着するだけで、摩擦部のシール構造を実現できるの
で、シール構造が簡素になる。また、係止溝部分にシー
ル部材を配置しているので、係止溝を有するスプールで
あってもスプール軸方向の長さをシール構造のために長
くする必要がなくなり、コンパクトなスプールを実現で
きる。
【0009】発明2に係るスピニングリールのスプール
は、発明1に記載のスプールにおいて、シール部材は、
筒状部の最も開口側に装着される円板座金の外周部に装
着される。この場合には、シール部材が最も開口側に装
着されるので、全ての座金の摩擦面への液体の浸入を防
止できる。しかもシール部材との摩擦により開口側の円
板座金の脱落も防止できる。
【0010】発明3に係るスピニングリールのスプール
は、発明2に記載のスプールにおいて、シール部材が外
周側に装着された円板座金の脱落を防止するために、円
板座金の開口側に配置され筒状部の内周面に着脱自在に
係止された脱落防止部材をさらに備える。この場合に
は、通常最も開口側に配置される円板座金の脱落が確実
に防止されるので、ドラグつまみを外しても摩擦部全体
がスプールから脱落しない。このため、スプールの交換
時に摩擦部を含めた全体を容易に交換できる。
【0011】発明4に係るスピニングリールのスプール
は、発明1から3のいずれかに記載のスプールにおい
て、筒状部の開口側端部外周面に装着されたフランジ部
材と、フランジ部材を筒状部に固定するために筒状部の
内周面に螺合するフランジ固定部材とをさらに備え、係
止溝は、フランジ固定部材の螺合部分より奥側に形成さ
れている。この場合には、フランジ固定部材の内周面に
ドラグつまみとの間をシールするためのシール面を設け
る必要がないので、フランジ固定部材の長さを短くする
ことができ、交換可能なフランジ部材を有するコンパク
トなスプールを実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の一実施形
態を採用したスピニングリールは、ハンドル1を回転自
在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4
とを備えている。ロータ3は、リール本体2の前部に回
転自在に支持されている。スプール4は、釣り糸を外周
面に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自
在に配置されている。
【0013】リール本体2は、リールボディ2aと、リ
ールボディ2aから斜め上前方に延びる竿取付脚2bと
を有している。リールボディ2aは、内部に空間を有し
ており、その空間内には、ロータ3をハンドル1の回転
に連動して回転させるロータ駆動機構5と、スプール4
を前後に移動させて釣り糸を均一に巻き取るためのオシ
レーティング機構6とが設けられている。
【0014】ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定さ
れたハンドル軸10とともに回転するフェースギア11
と、このフェースギア11に噛み合うピニオンギア12
とを有している。ピニオンギア12は筒状に形成されて
おり、その前部12aはロータ3の中心部を貫通してお
り、ナット13によりロータ3と固定されている。ピニ
オンギア12は、その軸方向の中間部と後端部とが、そ
れぞれ軸受14a,14bを介してリール本体2に回転
自在に支持されている。
【0015】オシレーティング機構6は、スプール4の
中心部にドラグ機構60を介して連結されたスプール軸
15を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動
させるための機構である。オシレーティング機構6は、
スプール軸15の下方に平行に配置された螺軸21と、
螺軸21に沿って前後方向に移動するスライダ22と、
螺軸21の先端に固定された中間ギア23とを有してい
る。スライダ22にはスプール軸15の後端が回転不能
に固定されている。中間ギア23は、ピニオンギア12
に噛み合っている。
【0016】ロータ3は、円筒部30と、円筒部30の
側方に互いに対向して設けられた第1及び第2ロータア
ーム31,32とを有している。円筒部30と両ロータ
アーム31,32とは、たとえばアルミニウム合金製で
あり一体成形されている。円筒部30の前部には前壁3
3が形成されており、前壁33の中心部には貫通孔が形
成されており、この貫通孔をピニオンギアの前部12a
及びスプール軸15が貫通している。前壁33の前部に
ナット13が配置されており、ナット13の内部にスプ
ール軸15を回転自在に支持する軸受35が配置されて
いる。
【0017】第1ロータアーム31は、円筒部30から
外方に凸に湾曲して前方に延びており、円筒部30との
接続部は円筒部30の周方向に広がり湾曲している。第
1ロータアーム31の先端の外周側には、第1ベール支
持部材40が揺動自在に装着されている。第1ベール支
持部材40の先端には、釣り糸をスプール4に案内する
ためのラインローラ41が装着されている。
【0018】第2ロータアーム32は、円筒部30から
外方に凸に湾曲して前方に延びている。第2ロータアー
ム32は、先端部から円筒部30との接続部分に向けて
2股に分岐しており、円筒部30と周方向に間隔を隔て
た2カ所で接続されている。第2ロータアーム32の先
端内周側には、第2ベール支持部材42が揺動自在に装
着されている。
【0019】ラインローラ41と第2ベール支持部材4
2との間には線材を略U状に湾曲させた形状のベール4
3が固定されている。これらの第1及び第2ベール支持
部材40,42、ラインローラ41及びベール43によ
り釣り糸をスプール4に案内するベールアーム44が構
成される。ベールアーム44は、図1に示す糸案内姿勢
とそれから反転した糸開放姿勢との間で揺動自在であ
る。
【0020】ロータ3の円筒部30の内部にはロータ3
の逆転を禁止・解除するための逆転防止機構50が配置
されている。逆転防止機構50は、図1に示すように、
内輪が遊転するローラ型のワンウェイクラッチ51と、
ワンウェイクラッチ51を作動状態(逆転禁止状態)と
非作動状態(逆転許可状態)とに切り換える切換機構5
2とを有している。
【0021】スプール4は、ロータ3の第1ロータアー
ム31と第2ロータアーム32との間に配置されてお
り、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して装
着されている。スプール軸15の先端部には回転係止用
の平行な面取り部15aが形成されている。スプール4
は、図2に示すように、外周に釣り糸が巻かれる糸巻胴
部4aと、糸巻胴部4aの後部に一体で形成されたスカ
ート部4bとを有するスプール本体7と、糸巻胴部4a
の前端に固定されたフランジ板8とを有している。ま
た、スプール4は、スプール本体7の内周部に配置され
たシール部材9(後述)を有している。糸巻胴部4a
は、円筒状の部材であり、外周面はスプール軸15と平
行な周面で構成されている。糸巻胴部4aは、2つの軸
受56,57によりスプール軸15に回転自在に装着さ
れている。糸巻胴部4aの内周面には、1対の係止溝4
dがスプール軸方向に沿って対向して形成されている。
係止溝4dの先端部には、環状溝4eが形成され、係止
溝4dの前方には、係止溝4dの底部の間隔より大径の
雌ネジ部4fが形成されている。フランジ板8は、糸巻
胴部4aの雌ネジ部4fに螺合するスプールリングカラ
ー55により糸巻胴部4aに固定されている。
【0022】ドラグ機構60は、スプール4とスプール
軸15との間に装着されスプール4にドラグ力を作用さ
せるための機構である。ドラグ機構60は、ドラグ力を
手で調整するためのドラグつまみ61と、ドラグつまみ
61によりスプール4側に押圧される複数枚の座金から
なる摩擦部62とを有している。ドラグつまみ61は、
スプール軸15に回転不能かつ軸方向移動自在に設けら
れた第1部材63と、第1部材63の軸方向前方に配置
されスプール軸15に螺合する第2部材64と、第1部
材63と第2部材64との間に装着されドラグ操作時に
発音する発音機構65とを有している。
【0023】第1部材63は、鍔付き円筒状の部材であ
る。第1部材63の鍔部の前端面には周方向に多数の半
球状の音出し穴75が並べて形成されている。第1部材
63の内周部には、スプール軸15に回転不能に係止す
る小判形状の係止孔が形成されている。第1部材63の
後端面が摩擦部62に当接する。第2部材64は、第1
部材63と対向しかつ第1部材63と相対回動自在に設
られている。第2部材64は、第1部材63のスプール
軸15方向前方に並べて配置されたつまみ本体67と、
つまみ本体67の外周部に先端が固定され第1部材63
を内部に相対回動自在に収納するカバー部材68とを有
している。
【0024】つまみ本体67は円盤状の部材であり、前
面に前方に突出した略台形状のつまみ67aが形成され
ている。また、図2に示すように、音出し穴75に対向
する位置には、発音機構65を収納する凹部67bが2
カ所軸方向に沿って形成されている。つまみ本体67の
内部には、スプール軸15の先端に螺合するナット69
が回転不能かつ軸方向移動自在に装着されている。ま
た、第2部材64とナット69との間においてスプール
軸15の外周にはコイルばね70が圧縮状態で配置され
ている。
【0025】カバー部材68は、有底筒状の部材であ
り、その底部を第1部材63が貫通している。カバー部
材68は、つまみ本体67の外周面にネジ止めされてい
る。カバー部材68の底部と第1部材63の後端面との
間には、ワッシャ状のシールリング72が装着されてい
る。また、カバー部材68の先端部とつまみ本体67と
の間にはOリング73が装着されている。これらのシー
ルリング72及びOリング73は、いずれもNBR製の
弾性部材であり、第1部材63と第2部材64のつまみ
本体67との隙間から内部に水が侵入するのを防止する
ために設けられている。この隙間から水が侵入すると、
第1部材63とスプール軸15との隙間を通って摩擦部
62まで水が侵入し、摩擦部62が濡れてドラグ力が変
動することがある。
【0026】発音機構65は、音出し穴75と、つまみ
本体67に形成された凹部67bに進退自在に収納され
た音出しピン76と、音出しピン76を音出し穴75側
に付勢するコイルばねからなる音出しばね77とを有し
ている。摩擦部62は、図2及び図3に示すように、ス
プール4の糸巻胴部4aの内部に収納されており、開口
側から順に並べて配置された、第1部材63に接触する
第1円板座金81と、第1円板座金81にフェルトリン
グ82を挟んで接触する耳付き円板座金83と、耳付き
円板座金83とフェルトリング84を挟んで接触する第
2円板座金85とを有している。
【0027】第1及び第2円板座金81,85は内周部
がスプール軸15に回転不能に係止され、スプール軸1
5とともに回転する。このため、第1及び第2円板座金
81,85の内周部には、スプール軸15に回転不能に
係止される小判孔81a,85aが形成されている。第
1円板座金81の外周面には、シール部材9が当接して
いる。シール部材9は、糸巻胴部4aの内周面と第1円
板座金81の外周面との間に装着された、たとえばNB
R等の弾性体製のリップ付きのリング状のシールであ
り、その外周面に係止溝4dに密着するシール耳部9a
を有している。また、糸巻胴部4aの係止溝4dを除く
内周面に密着する外周シール部9bと、第1円板座金8
1の外周面に密着する内周リップシール部9cとを有し
ている。このシール部材9は、スプール4に回転不能に
装着される。従ってドラグ作動時にスプール4が回転す
るとスプール4とともに回転し、内周リップシール部9
cで回転しない第1円板座金81と摺接する。この結
果、スプール4の静止時はもちろんのことスプール4回
転時であっても、第1円板座金81と糸巻胴部4aの内
周面の間の隙間から第1円板座金81より奥側へ液体が
浸入しにくくなる。このような位置にシール部材9を設
けることにより、スプールリングカラー55と糸巻胴部
4aとのシール構造が不要になり、簡素なシール構造で
摩擦部62への液体の浸入を防止できる。しかもシール
構造のためにスプール4の軸方向長さを延ばす必要がな
くなり、コンパクトなスプールを実現できる。
【0028】第1円板座金81の前面には脱落防止のた
め線材製のバネ部材90が当接している。バネ部材90
は、糸巻胴部4aの環状溝4eに装着された略5角形状
に折り曲げられたバネ部材である。このようなバネ部材
90により第1円板座金81の脱落を防止すると、スプ
ール交換時に摩擦部62全体の脱落を防止できる。2つ
のフェルトリング82,84は、摩擦により各座金8
1,83,85が摩耗しないように設けられている。耳
付き円板座金83は、外周部がスプール4に回転不能に
係止され、スプール4とともに回転する。このため、耳
付き円板座金83の外周部には、スプール4の係止溝4
dに回転不能に係止される1対の耳部83aが対向して
形成されている。第2円板座金85は、ドラグ発音機構
86の一部を構成している。第2円板座金85は、スプ
ール軸15に回転不能に係止されているので常に回転し
ない。ドラグ発音機構86は、ドラグ作動時にスプール
4が糸繰り出し方向に回転すると発音する機構であり、
第2円板座金85により回り止めされている。
【0029】〔リールの操作及び動作〕釣りを行う前に
魚の大きさや種類に合わせてドラグ力を調整する。ドラ
グ力を調整するには、つまみ本体67を回す。つまみ本
体67をたとえば時計回りに回すとスプール軸15に螺
合するナット69によりコイルばね70を介して第1部
材63が摩擦部62側に押圧される。これにより摩擦部
62での各円板座金の摩擦力が大きくなり、設定される
ドラグ力が大きくなる。このとき、第1部材63と第2
部材64との相対回転により音出しピン76が音出し穴
75への衝突を所定間隔で繰り返し歯切れがよい軽快な
クリック音を発生する。
【0030】キャスティング時にはベールアーム44を
糸開放姿勢に反転させる。これにより第1ベール支持部
材40及び第2ベール支持部材42は、揺動する。この
状態で釣り竿を握る手の人差し指で釣り糸を引っかけな
がら釣り竿をキャスティングする。すると釣り糸は仕掛
けの重さにより勢いよく放出される。この状態でハンド
ル1を糸巻取方向に回転させると、ロータ駆動機構5に
よりロータ3が糸巻取方向に回転し、ベールアーム44
がベール反転機構(図示せず)により糸巻取位置に復帰
し釣り糸がスプール4に巻き付けられる。
【0031】釣りを行っているときに、波などがリール
にかかってリールが濡れることがある。この場合にも、
シールリング72やシール部材9やOリング73がドラ
グ機構60に装着されているので、摩擦部62に水が侵
入しにくい。このため、一度ドラグ力を調整すれば、水
濡れによりドラグ力が変動することが少ない。しかも、
シール部材9が円板座金81の外周側に装着されている
ので、シール構造のためにスプールの長さを延ばす必要
がなくなり、コンパクトなスプールを実現できる。
【0032】〔他の実施形態〕 (a)前記実施形態では、バネ部材90を設けて摩擦部
62の脱落を防止したが、バネ部材90を設けずに、シ
ール部材9と第1円板座金81との摩擦によって第1円
板座金81の脱落を防止してもよい。 (b)前記実施形態では、シール部材9全体を弾性体で
構成したが、内部に補強のためのリング状の金属部材を
埋設して表面だけを弾性体製にしてもよい。
【0033】(c)前記実施形態では、スプール4の糸
巻胴部4aの内周面に係止溝4dを1対設けたが、係止
溝4dを周方向に間隔を隔てて3つ以上設けてもよい。
また1つでもよい。このとき、係止溝4dの数に応じて
シール部材9のシール耳部9aを設ければよい。なお、
耳付き円板座金83の耳部83aは、係止溝4dの数だ
け設けてもよいが、それ以下の数で設けてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、耳付きシール部を有す
るシール部材を円板座金の外周側に装着するだけで、摩
擦部のシール構造を実現できるので、シール構造が簡素
になる。また、係止溝部分にもシール部材を配置してい
るので、係止溝を有するスプールであってもスプール軸
方向の長さをシール構造のために延ばす必要がなくな
り、コンパクトなスプールを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したスピニングリー
ルの断面図。
【図2】そのスプール部分の断面拡大図。
【図3】ドラグ機構の分解斜視図。
【符号の説明】
4 スプール 4a 糸巻胴部 4d 係止溝 4e 環状溝 4f 雌ネジ部 7 スプール本体 8 フランジ板 9 シール部材 9a シール耳部 9b 外周シール部 9c 内周リップシール部 15 スプール軸 60 ドラグ機構 61 ドラグつまみ 62 摩擦部 81 第1円板座金 83 耳付き円板座金 81a,85a 小判孔 85 第2円板座金 90 バネ部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周部に径方向外方に突出する耳部が形成
    された耳付き円板座金と、内周部にスプール軸に回転不
    能に係止される孔部が形成された円板座金とを含む摩擦
    部が内周部に装着されるスピニングリールのスプールで
    あって、 一端が開口し内部に前記摩擦部が装着される筒状部を有
    し、前記筒状部の内周面に前記耳付き座金を回転不能に
    係止するために前記耳部が係止される係止溝が前記スプ
    ール軸方向に沿って形成され、前記筒状部の外周面に釣
    り糸が巻き付けられるスプール本体と、 前記係止溝に密着するシール耳部と、前記筒状部の内周
    面に密着する外周シール部と、前記円板座金の外周面に
    密着する内周シール部とを有し、前記筒状部の内周面と
    前記円板座金の外周面との間に装着される耳付きリング
    状のシール部材と、を備えたスピニングリールのスプー
    ル。
  2. 【請求項2】前記シール部材は、前記筒状部の最も開口
    側に装着される前記円板座金の外周部に装着される、請
    求項1に記載のスピニングリールのスプール。
  3. 【請求項3】前記シール部材が外周側に装着された円板
    座金の脱落を防止するために、前記円板座金の前記開口
    側に配置され前記筒状部の内周面に着脱自在に係止され
    た脱落防止部材をさらに備える、請求項2に記載のスピ
    ニングリールのスプール。
  4. 【請求項4】前記筒状部の開口側端部外周面に装着され
    たフランジ部材と、 前記フランジ部材を前記筒状部に固定するために前記筒
    状部の内周面に螺合するフランジ固定部材とをさらに備
    え、 前記係止溝は、前記フランジ固定部材の螺合部分より奥
    側に形成されている、請求項1から3のいずれかに記載
    のスピニングリールのスプール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009036180A3 (en) * 2007-09-11 2009-05-28 U S Reel Missouri Llc Drag system for a spinning reel
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