JP2002184639A - 平角線の巻線方法および巻線装置 - Google Patents

平角線の巻線方法および巻線装置

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JP2002184639A JP2000381247A JP2000381247A JP2002184639A JP 2002184639 A JP2002184639 A JP 2002184639A JP 2000381247 A JP2000381247 A JP 2000381247A JP 2000381247 A JP2000381247 A JP 2000381247A JP 2002184639 A JP2002184639 A JP 2002184639A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円形でない空芯のコイルを巻線する場合にお
いて、線材の幅に比して厚みが薄い箔のような平角線
を、実用的な速さで確実にエッジワイズ巻きに巻線可能
とする。 【解決手段】 固定駒12を巻芯軸11と一体に回転す
るように設け、押さえ駒13を巻芯軸11と一体に回転
しかつ軸方向に摺動自在に設けて、固定駒12と押さえ
駒13が平角線10を挟持しながら巻芯軸11を回転
し、巻芯軸11に平角線10が巻かれることで押さえ駒
13は前記軸方向に押されて摺動し、固定駒12と押さ
え駒13間にエッジワイズ巻きするとともに、巻芯軸1
1の軸方向に直交する所定位置に平角線10の走行に抵
抗を生じるブレーキ手段を設け、このブレーキ手段は押
さえ駒13と一体に巻芯軸11の軸方向に移動する構成
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小形、薄型のチョ
ークコイルやトランス等に用いるコイルを作製するため
の平角線の巻線方法および巻線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から線材を巻線する方法およびその
装置について、回転軸にボビンを取り付けて巻線する構
成や、固定軸にボビンを取り付けて線材をフライヤーで
巻線する構成が知られ、それらの構成において、ボビン
に替えて磁性体などの芯材を取り付けて巻線すること
や、ボビンを用いないで巻線して空芯のコイルを得るこ
とも知られている。それら線材の繰り出しにおいては、
線材供給リールを取り付けた回転軸を電動機等でトルク
制御し線材に張力を与える構成や、台座に載置した線材
供給リールから線材を巻き解しながら引き出し、引き出
した線材が巻き付けられたプーリにブレーキ手段を働か
せて線材に張力を与え、線材の張力を揺動アーム等で検
出してブレーキ手段を制御し線材に所定の張力を与える
構成が知られる。
【0003】そうして、円形のボビンや芯材に巻線した
り、円形の空芯になるコイルを巻線すると、1ターンの
巻線中における線材の走行速度に急激な変化は生じない
が、円形でないボビンや芯材に巻線したり、円形でない
空芯になるコイルを巻線すると、1ターンの巻線中にお
ける線材の走行速度に繰り返しの変化が生じる。巻線を
速くすると線材の走行は振動しているような状態にな
る。それでも揺動アーム等が緩衝手段として働き、線材
の断面が円形の場合は巻かれた線材が崩れないで巻線で
きるが、条件によっては巻線を速くすると、巻かれた線
材が崩れたり断線する。また、線材の断面が角形である
平角線や一方が薄い角形である箔のような平角線である
と、極端に巻線を遅くすると巻線できても実用的な速さ
でなく、満足できる状態では巻線ができない。
【0004】最近は線材の断面が円形の丸線を用いたコ
イルに比べて、平角線を用いたコイルは導体の占積率が
高くなり、平角線を用いたコイルの必要性が高くなって
きている。すなわち、丸線を用いたコイルは、所要の巻
数を確保するために多層巻きとなるが、接する巻線間で
電圧差が大きくなる部分が生じ、層間紙を介在させたり
セクション巻きをするので導体の占積率が低くなるが、
平角線を用いたコイルは占積率が高く所要の巻数を単層
巻きで確保でき、接する巻線間が1巻き相互であり電圧
差が大きくなる部分が無く、さらに、コイルの中心軸に
対して平角線の長手方向が垂直なエッジワイズ巻きは、
コイル径が大きくならない特徴がある。小型化するため
にエッジワイズ巻きされたコイルが放電灯のトリガート
ランス等に適用されている。
【0005】線材に平角線を用いてエッジワイズ巻きす
る方法および装置について、なかでも空芯になるコイル
を巻線するための巻き取り軸に平角線をエッジワイズ巻
きする構成は、巻き取り軸に一体で径が大きいフランジ
を備え、巻き取り軸に直交するフランジ面でなる支持面
に対し、巻き取り軸の軸方向に摺動自在な押さえ駒を備
え、その押圧面が押圧し、平角線は支持面と押圧面の間
の巻き取り軸に巻かれるが、支持面と押圧面で巻線され
た平角線を挟持して、巻き取り軸に長手方向が垂直なエ
ッジワイズ巻きをすることが知られている。巻線の進行
に伴い押さえ駒が移動して支持面と押圧面の距離が離間
する。しかし、いずれも例に示されるコイルは円形の空
芯になるコイルであり、1ターンの巻線中における平角
線の走行速度に急激な変化は生じないものであるが、巻
線を速く確実にすることは丸線の巻線より難しい。しか
も、円形でない空芯になるコイルを巻線しようとする
と、1ターンの巻線中における平角線の走行速度に繰り
返しの変化が生じ、極端に平角線の走行速度を遅くしな
いと巻線ができないようになり、とても実用的な速さで
生産ができる状態ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
鑑み、線材に平角線を用いてエッジワイズ巻きする方法
および装置、なかでも空芯になるコイルを実用的な速さ
で確実に巻線する方法および装置を提供することを目的
とし、とくに、円形でない空芯になるコイルを巻線する
方法および装置について、線材の厚みの一方が薄い箔の
ような平角線を、実用的な速さで確実にエッジワイズ巻
きに巻線する平角線の巻線方法および巻線装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明に係る平角線の巻線方法は、巻
芯軸の軸方向にほぼ直交する第1の当接面を有する固定
駒を前記巻芯軸と一体に回転するように設け、前記第1
の当接面に対面し前記巻芯軸の軸方向にほぼ直交する第
2の当接面と前記巻芯軸に嵌合する穴を有する押さえ駒
を前記巻芯軸と一体に回転しかつ軸方向に摺動自在に設
けて、前記巻芯軸にエッジワイズ巻きする平角線の巻き
始め片面が前記第1の当接面に接し、前記押さえ駒を前
記軸方向に押圧して前記平角線の他の片面が前記第2の
当接面に接するようにし、前記第1の当接面と前記第2
の当接面が前記平角線を挟持しながら前記巻芯軸を回転
し、前記巻芯軸に前記平角線が巻かれることで前記押さ
え駒は前記軸方向に押されて摺動し、前記第1の当接面
と前記第2の当接面間にエッジワイズ巻きする場合にお
いて、前記巻芯軸の軸方向に直交する所定位置に前記平
角線の走行に抵抗を生じるブレーキ手段を備え、前記ブ
レーキ手段は前記押さえ駒と一体に前記巻芯軸の軸方向
に移動することを特徴としている。
【0009】本願請求項2の発明に係る平角線の巻線方
法は、請求項1において、前記巻芯軸の軸方向に直交す
る断面形状が円形でなく、1ターンの巻線中における平
角線の走行速度が繰り返し変化するエッジワイズ巻きを
実行することを特徴としている。
【0010】本願請求項3の発明に係る平角線の巻線装
置は、平角線が周囲にエッジワイズ巻きされる巻芯軸
と、前記巻芯軸の軸方向にほぼ直交する第1の当接面を
有する固定駒と、前記固定駒を前記巻芯軸と同じ回転中
心を共有して回転自在に支持する固定駒支持機構と、前
記第1の当接面に対面し前記巻芯軸の軸方向にほぼ直交
する第2の当接面を有し、かつ前記巻芯軸に嵌合する穴
を有し前記巻芯軸と一体に回転しかつ軸方向に摺動自在
な押さえ駒と、前記第1の当接面に対し前記押さえ駒の
第2の当接面を押圧する押圧手段と、前記巻芯軸の軸方
向に直交する所定位置に平角線の走行に抵抗を生ずるブ
レーキ手段とを備え、前記平角線の巻き始め片面が前記
第1の当接面に接し、前記押さえ駒を軸方向に押圧して
前記平角線の他の片面が前記第2の当接面に接するよう
にし、前記巻芯軸を回転し前記第1の当接面と前記第2
の当接面が前記平角線を挟持しながらエッジワイズ巻き
し、前記巻芯軸に前記平角線が巻かれることで前記押さ
え駒は前記軸方向に押されて摺動し、前記ブレーキ手段
は前記押さえ駒と一体に前記巻芯軸の軸方向に移動する
構成としたことを特徴としている。
【0011】本願請求項4の発明に係る平角線の巻線装
置は、請求項3において、前記巻芯軸の軸方向に直交す
る断面形状が円形でないことを特徴としている。
【0012】本願請求項5の発明に係る平角線の巻線装
置は、請求項4において、前記巻芯軸は軸受により片持
ち支持されて突出し、突出端から支持される方向に向か
い軸方向にスリットを備え、前記押さえ駒を支持される
側から突出端に向かい摺動して、前記巻芯軸にエッジワ
イズ巻きされた平角線のコイルを抜き取るとき、前記ス
リットが突出端側で狭まる構成としたことを特徴として
いる。
【0013】本願請求項6の発明に係る平角線の巻線装
置は、請求項4において、前記第2の当接面は前記平角
線がエッジワイズ巻きされたときのアール部に対応する
位置が少なくとも部分的に低く形成されていることを特
徴としている。
【0014】本願請求項7の発明に係る平角線の巻線装
置は、請求項3,4,5又は6において、前記第1の当
接面は前記平角線の巻き始めが位置する部分が低く形成
されていることを特徴としている。
【0015】本願請求項8の発明に係る平角線の巻線装
置は、請求項3,4,5,6又は7において、前記ブレ
ーキ手段はブレーキシート間に平角線を挟持して所定の
摩擦を付与するものであることを特徴としている。
【0016】本願請求項9の発明に係る平角線の巻線装
置は、請求項3,4,5,6,7又は8において、前記
ブレーキ手段に隣接して前記平角線を案内するガイド手
段を有していることを特徴としている。
【0017】本願請求項10の発明に係る平角線の巻線
装置は、請求項3,4,5,6,7,8又は9におい
て、前記固定駒に対する前記押さえ駒の押圧を空圧シリ
ンダで行うことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る平角線の巻線
方法および巻線装置の実施の形態を図面に従って説明す
る。
【0019】図23は、本実施の形態で作製する円形で
ない空芯になるコイル100であり、同図(A)は斜視
図、同図(B)は空芯の方向から見た側面図、同図
(C)は空芯に直交する方向から見た正面図、同図
(D)は平面図である。同図(B)〜(D)はコイル1
00を3面から示す各図に寸法を記している。ここで
は、線材の平角線10は幅1mmに厚みが0.12mmであ
り、幅に比べて厚みが薄い平角線と言える。また、円形
でない空芯は幅が9.5mmで長さが約17mmであり、長
さの両端は半円をなしており、平角線10は幅1mmの方
向がコイル100の中心軸に対して垂直なエッジワイズ
巻きである。ここに示す寸法は一例であるが、このコイ
ル100について実施の形態を説明する。
【0020】図2乃至図4は巻線装置の全体を示す外観
図である。Fは床面であり、架台1は下面に螺着する脚
2で床Fに接し、螺着する脚2の突出を短くするとキャ
リア3が床Fに接して移動自在にできる。架台1は上板
4の上面に巻線装置の主要な機構を固定する。すなわ
ち、巻線機構5、繰り出し機構6、ガイド機構7、切断
機構8、操作パネル9であり、これらは、架台1の上面
における主要な機構の配置を示す図1、図5乃至図10
に詳しく示される。図11及び図12は繰り出し機構6
を拡大して示す。図13乃至図15は巻線機構5の巻芯
軸11とその周りを示し、図16乃至図18は同様の部
分を示すが巻線機構5の一部を変更した変形例である。
詳細は後で説明する。図19は巻線機構5における固定
駒12及びこれに一体化された保持片110を示し、図
20は押さえ駒13の1例を示し、図21は固定駒の当
接面を示し、図22は押さえ駒13の押圧面(当接面)
が相違するものを示し、詳細は後で説明する。
【0021】図2乃至図4において主要な機構の概要を
説明する。架台1の正面に向かう姿勢で操作者が対面
し、その操作者に対面する位置に操作パネル9が配置さ
れ、手前より奥に向かって、巻線機構5、ガイド機構
7、繰り出し機構6が配置される。平角線10が巻かれ
たリール20は繰り出し機構6にセットする。リール2
0から引き出された平角線10はガイド機構7を経由し
て巻線機構5に至る。
【0022】図5乃至図10において主要な機構の構成
を説明する。巻線機構5では、脚15、16を架台1上
面に立設し、脚15,16の上端に板17を架台1上面
と平行に固定する。板17の下面に巻芯軸11を回転駆
動するためのパルスモータPMが取り付けられる。脚1
5には穴が設けられ、ころがり軸受が嵌着されている。
このころがり軸受は中間軸18を回転自在に軸支する。
中間軸18の左端はパルスモータPMの出力回転軸と軸
継手Clを介して連結される。また、中間軸18の左側
には遮光円板19が嵌着され一体に回転する。脚15に
取り付けたフォトセンサHSの検出光を遮光円板19が
遮る位置にあり、遮光円板19は一部分に検出光が通過
する凹部を備え、中間軸18の回転角度における所定位
置をフォトセンサHSが検出する。前記中間軸18の右
側の詳細は図13乃至図15又はこの変形例である図1
6乃至図18において後述する。
【0023】図1等に示すように前記パルスモータPM
や中間軸18の回転中心と平行に架台1上面に直線ガイ
ドレールRlを固定する。レールRlに係合し摺動自在
な複数の直線ガイドGlを備え、複数の直線ガイドGl
には上に移動台21が載置、固定されて一体にレールR
l上を摺動自在である。レールRl右端より右の架台1
上面に空圧シリンダSlを取り付け、空圧シリンダSl
のピストン軸は継手Tlを介して移動台21の右端に連
結され、空圧シリンダSlの駆動によりレールRl上を
移動台21が左右に移動する構成である。
【0024】前記移動台21上のホルダ台22と空圧シ
リンダS2について説明する。レールRlと平行に移動
台21の上面にレールR2を載置し固定する。レールR
2に係合し摺動自在な直線ガイドG2を備え、直線ガイ
ドG2には上にホルダ台22が載置し固定され一体にレ
ールR2を摺動自在である。レールR2左端より左の移
動台21上面に空圧シリンダS2を取り付け、空圧シリ
ンダS2のピストン軸は継手T2を介してホルダ台22
の左端に連結され、空圧シリンダS2の駆動によりレー
ルR2上をホルダ台22が左右に移動する構成である。
【0025】脚23と接離軸24について説明する。図
1のように、移動台21の右側に台25が固定、立設さ
れる。台25に脚23が固定されるが、台25に対して
脚23の固定位置を変えることがでさる構成である。脚
23には穴が設けられころがり軸受が嵌着される。その
ころがり軸受は接離軸24を回転自在に軸支する。接離
軸24の回転中心はパルスモータPMの出力回転軸と中
間軸18と巻芯軸11が共有する回転中心の延長にあ
り、同じく回転中心を共有する。また、接離軸24は脚
23の右側にも突出し、図10のように、突出部分の円
周上で所定の位置に凹溝24Aを備える。そうして、脚
23の上面に接離軸24と平行に板26を固定する。板
26は脚23の右側にはみ出しており、板26のはみ出
し部分に設けた穴に接離軸24と直交する空圧シリンダ
S3を取り付ける。空圧シリンダS3のピストン軸は下
方に突出し、突出したピストン軸は凹溝24Aに係合し
接離軸24を所定の回転位置で保持する。
【0026】前記繰り出し機構6について説明する。図
5、図7及び図8には架台1上面における位置が示さ
れ、図11及び図12には繰り出し機構6の詳細が示さ
れる。2個のブロック30は架台1上面に固定、立設さ
れる。図11の側面図に示される如くブロック30の上
面は段差を有し、ブロック30の低い上面には板31を
固定し、板31上面にトルクモータTMが取り付けられ
る。一方、ブロック30の高い上面には板32を固定
し、板32上面に2個の軸受33が取り付けられ、2個
の軸受33はリール軸34を回転自在に軸支する。リー
ル軸34の右端はトルクモータTMの出力回転軸と軸継
手C2を介して連結される。2個の軸受33に対してリ
ール軸34の左側はリール20を片持ち支持する構成で
ある。軸受33に最も近い例のリール軸34にフランジ
35が嵌着する。リール軸34の左端から所定の位置ま
でねじが設けられ、リール軸34をリール20の中心穴
に嵌入させてから、押さえナット36をリール軸34の
ねじに螺着してリール20を固定する。リール軸34に
よりフランジ35やリール20は一体に回転し、リール
軸34とトルクモータTMの出力回転軸も軸継手C2と
共に一体に回転する。
【0027】ガイド機構7は、図4等のように架台1上
面に柱立41,42を固定し、柱立41,42で柱4
3,44を立設する。図2及び図3のように棒45を柱
43,44の上部に渡して架台1上面と平行に金具4
6,47を介して固定する。棒45にプーリ50を回転
自在に嵌入し、プーリ50の左右にカラー51,52を
嵌着してスラスト方向を固定する。プーリ50の外周に
は断面半円形あるいは凹形の溝を備える。繰り出し機構
6から引き出した平角線10をプーリ50の溝に支持さ
せて案内し、平角線10を巻線機構5に引き回す構成で
ある。
【0028】図4、図5、図7乃至図9に示すように、
前記切断機構8は、架台1上面に台60を固定し、台6
0上面にレールR3を固定し、レールR3に係合し摺動
自在な直線ガイドを備え、該直線ガイドに移動台61を
載せて固定し、レールR3に案内されて移動台61が前
後に移動自在にできる構造である。移動台61の上部に
は第1及び第2の空圧ニッパ71,72が載置され固定
されている。空圧ニッパ71,72は後部に空圧シリン
ダを備え、空圧シリンダに空圧を供給すると先端側の一
対の刃が接する。この一対の刃の間に平角線10を位置
させると、一対の刃は平角線10を挟持して切断でき
る。移動台61は台60に固定した図示しない空圧シリ
ンダのピストン軸に連結されており、該空圧シリンダの
駆動により前後に移動する。
【0029】図13乃至図15と図19乃至図21にお
いて前記巻線機構5の詳細を説明する。図13におい
て、巻芯軸11の左端は中間軸18の右端と固着されて
いる。中間軸18と巻芯軸11は同じ回転中心を共有す
る。また、右端に接離軸24が示される。接離軸24の
左端には固定駒12が固着されている。接離軸24と固
定駒12は同じ回転中心を共有する。従って、中間軸1
8と巻芯軸11と固定駒12と接離軸24は同じ回転中
心である。架台1の上板4の上面にレールRlが固定さ
れ、レールRlを摺動自在な直線ガイドGl上に移動台
21が載置固定されており、移動台21はレールRlを
摺動自在であるが、さらに、レールRlと平行に移動台
21の上面にレールR2を固定する。レールR2に係合
し摺動自在な直線ガイドG2を備え、直線ガイドG2は
上にホルダ台22が載置、固定され一体にレールR2を
摺動自在である。ホルダ台22の垂直部には、図14の
ように、凹字形のホルダ板80がボルト止めされてい
る。ホルダ板80はレールR2に直交する方向に立設す
る。ホルダ81は巻芯軸11の延長方向から見て四辺形
で四隅が面取りされた多角形をしており、巻芯軸11に
直交する方向から見て所定の厚みを有し、該厚みのほぼ
中間で上下方向に凹溝81A,81Bを備える。
【0030】図14には凹溝81A,81Bの幅方向が
示されないが、図5において幅方向が示される。ホルダ
81はホルダ板80の凹字形にはまり込むように位置
し、さらにホルダ板80の厚みが凹溝81A,81Bの
各々にはまりこむ構成である。すなわち、ホルダ板80
はホルダ81を巻芯軸11に平行な方向を拘束し、巻芯
軸11に直交する方向は凹溝81A,81Bに沿い摺動
自在にする構成である。
【0031】前記ホルダ81は厚み方向に穴を備え、そ
の穴にころがり軸受が嵌着される。ころがり軸受の内輪
には押さえ駒13の外周(外径)が嵌着する。押さえ駒
13は鍔と止め輪溝を備え、前記ころがり軸受は一方端
が鍔に当接し他方が止め輪溝に装着した止め輪で保持さ
れおり、押さえ駒13はホルダ81に嵌着したころがり
軸受で回転自在に保持されている。
【0032】前記押さえ駒13は図20に示される外形
をしており、ホルダ81側のころがり軸受による回転中
心と同軸に中心に穴13Aを備える。穴13Aは巻芯軸
11の外周(外径)に嵌合する。巻芯軸11の外周は円
形の中心から等距離に平行面を加えた長円形状にしてあ
り、穴13Aも円形の中心から等距離に平行面を加えた
長円形状にしており、穴13Aと巻芯軸11の嵌合は、
巻芯軸11の方向に穴13Aが摺動自在だが回転方向が
拘束される関係である。すなわち、押さえ駒13は巻芯
軸11の方向に摺動自在であるが回転方向が拘束され
る。巻芯軸11と押さえ駒13の嵌合精度を高くし、従
って、ホルダ81とホルダ板80の係合関係を上述した
構成(ホルダ板80はホルダ81を巻芯軸11に平行な
方向を拘束し、巻芯軸11に直交する方向は凹溝81
A,81Bに沿い摺動自在にする構成)にすることによ
り、不必要な部分に競り合いを生じないようにしてい
る。
【0033】図13のように巻芯軸11は、軸芯に直交
する方向に穴11Aと、右端に傾斜溝11Cと、傾斜溝
11Cの底から穴11Aに至るスリット11Bを備え
る。これは巻芯軸11において、穴11Aを支点にスリ
ット11Bの両側片が撓むことが可能な構成である。撓
む構成は巻芯軸11に平角線10を巻いて取り外すとき
に用いる。スリット11Bと傾斜溝11Cの役目につい
ては後述する。
【0034】接離軸24の左端は回転中心が同一で外径
を細くした突出部24Aを備える。一方、固定駒12は
対応する嵌合穴を備え突出部24Aが嵌入し、嵌合穴に
直交する方向にねじ穴を設けて止めねじで固定する。接
離軸24と固定駒12は回転中心を同じくする回転体で
あり、一体になり回転自在である。
【0035】固定駒12の詳細は図21に示すが、図1
3に示す左端は巻芯軸11の右端が所定のはめ合い精度
で嵌合する凹穴部12Aを備える。巻芯軸11と固定駒
12と接離軸24は、凹穴部12Aに巻芯軸11の右端
が嵌入し、回転中心を同じくして一体になり回転自在の
構成である。さらに凹穴部12Aの底面にねじ穴12B
を設け、駒82は中心に穴を備え前記ねじ穴12Bにボ
ルトで固定される。駒82は台形をしており傾斜面が巻
芯軸11右端の傾斜溝11Cと所定の精度で嵌合する。
傾斜溝11Cに駒82が嵌合すると巻芯軸11の右端が
撓まないように保持する(巻芯軸は軸方向に一様な外周
形状を保つ)。巻芯軸11に平角線10を巻くときには
撓まないように保持して行う。
【0036】固定駒12の左端面(巻芯軸の軸方向にほ
ぼ直交する当接面)と押さえ駒13の右端面(巻芯軸の
軸方向にほぼ直交する当接面)は、巻芯軸11にその左
端面と右端面の間で平角線10をエッジワイズ巻きで巻
線するとき、その巻線を挟持し、左端面と右端面は共同
して平角線が所定の巻線になるように働き、そのために
右端面と左端面は対応した形状にしておく。つまり、巻
芯軸11にエッジワイズ巻きする平角線10の巻き始め
片面が固定駒12側の当接面に接し、平角線の他の片面
が押さえ駒13側の当接面に接するようにし、それらの
当接面が前記平角線を挟持しながら巻芯軸11を回転駆
動することで、巻芯軸11に平角線10が巻かれ、これ
に伴い押さえ駒13は巻芯軸11の軸方向に押されて摺
動、後退するようになっている。
【0037】図20(A)乃至(C)のように、前記押
さえ駒13の右端面(当接面)は、外縁部がなだらかに
後退するテーパー面90となっており、その内側は図2
0(C)の斜線部91を除き平坦面92(最も高い部
分)となっている。斜線部91では図20(C)の拡大
図のように巻芯軸11の直線部からアール部にかかると
ころで平角線10の厚さ1枚分だけ高さが低くなる段差
があり、略90度回転したところで平坦面92と同じ高
さとなるように前記段差位置から徐々に高くなる傾斜面
となっている。この理由は、平角線10をエッジワイズ
巻きする場合、そのアール部では平角線10の内周側が
ゆがんだり傾いたりして見かけ上肉厚が増加するからで
あり、この肉厚の増加を許容できるように平角線のアー
ル部(湾曲部)に対応する部分に前記斜線部91の如く
高さの低くなる段差及びこれに続く傾斜面を設けてい
る。この斜線部91のへこみが無いと、平角線10は固
定駒12の左端面と押さえ駒13の右端面間からはみ出
す現象が発生し易く、実用的な速度での巻線が困難にな
る。
【0038】図21(A)のように前記固定駒12の左
端面は、外縁部がなだらかに後退するテーパー面105
となっており、その内側の先端面の斜線部106に高さ
が平角線10の厚さ1枚分に相当する分低くなった段差
及びこれに続く傾斜面が形成されている。つまり、段差
により仮想線で示す平角線10の巻始めが位置するとこ
ろが平角線10の厚さ1枚分に相当して低くなってお
り、図21(B)のように1周するのに伴い徐々に高さ
が高くなるように斜線部106の傾斜面が形成されてい
る。この理由は、巻始めの平角線10に1周巻いた後の
平角線10が引っ掛かる問題を回避するためである。
【0039】図13のように、固定駒12の左側で外径
を小さくした部分を設け、図19のように、回転中心に
穴を備える外形がZ字形をした保持片110をそこに嵌
着する。固定駒12と保持片110は一体になり回転す
る構成である。保持片110は穴に対して回転対称形で
ある。その一方の端に平角線10の巻線端を保持する蝶
ねじ112による保持端113を備える。平角線10の
先端を保持端113で挟持してから巻芯軸11を回転さ
せて巻線することになる。保持片110は回転対称形で
あるため停止した位置を保つ筈であるが、保持端113
があることで一方の重量が勝り、そのままにしておくと
保持端113が最も下方に位置することになる。従っ
て、保持端113が下方にあることから作業を開始する
と位置が一定して都合がよい利点が生じる。
【0040】図13乃至図15と、その部分の変形例で
ある図16乃至図18とに関し相違点について説明(主
にブレーキ手段を説明)する。
【0041】図13乃至図15において、ホルダ台22
の上にL字形の脚114を固定して立設する。脚114
の上端に板115をボルトで固定する。ボルト穴は長穴
であり固定位置を所定の範囲で変更することが可能であ
る。板115の先端にブレーキの基板116をボルトで
固定する。ボルト穴は長穴であり固定位置を所定の範囲
で変更することが可能である。基板116はねじ穴を備
えブレーキの押板117をボルト117A,117Bで
取り付ける。基板116と押板117の対向面には各々
ブレーキシートBl,B2を固着してあり、ブレーキシ
ートBlとB2間に平角線10を通す。これらの基板1
16、押板117、各々ブレーキシートBl,B2、基
板116と押板117との締め付け手段がブレーキ手段
を構成している。ブレーキシートBl,B2には例えば
フエルトシートあるいは皮革シートあるいは合成樹脂シ
ートを用いる。ブレーキシートBl,B2と平角線10
が摩擦して走行に抵抗を生じる構成である。介在物がな
いので直接に平角線10の走行にブレーキ作用を及ぼす
ことが可能な利点がある。ボルト117A,117Bの
締め付け量を加減して基板116に対する押板117の
間隔を変更し、ブレーキシートBl,B2が平角線10
を挟持する力を加減してブレーキ作用を調節する。
【0042】図16乃至図18の変形例では、板115
の先端にブレーキとガイド溝の基板118をボルトで固
定する。ボルト穴は基板116と同様である。基板11
8は平角線10を挟持する部分を上下に2個所備える。
上部はブレーキ手段をなす部分でねじ穴を備え、ブレー
キの押板117をボルト117A,117B(図では蝶
ねじを用いている)で取り付ける。基板118と基板1
17の対向面には各々ブレーキシートBl,B2を固着
してあり、ブレーキシートBlとB2間に平角線10を
通す。ブレーキシートの材質や作用は図13乃至図15
の説明と同じである。下部は平角線のガイド手段をなす
部分であり、基板118の表面に一部高い面を備え平角
線10が通るガイド溝118Aを設ける。ガイド溝11
8Aの左右にねじ穴を備え、溝のカバー板119をボル
ト119A,119Bで取り付ける。ガイド溝118A
はカバー板119が覆い蓋をされた状態になる。平角線
10は溝118Aを案内されて通り位置が定まることに
なる。なお、図16乃至図18の変形例において、その
他の構成は図13乃至図15と同様であり、同一又は相
当部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0043】以上の構成において動作を説明する。始め
に、巻芯軸11や中間軸18などパルスモータPMの出
力回転軸に連結されている側は、パルスモータPMによ
り所定の回転位置にあり、他方の接離軸24は拘束され
ない状態で保持端113の重さが働きこれが下方位置に
あり、かつ図10の空圧シリンダS3のピストン軸を出
して接離軸24の凹溝24Aに係合し拘束している。ま
た、図1の空圧シリンダSlのピストン軸を出し移動台
21が左に移動し、巻芯軸11の右端を固定駒12の左
端が押圧する関係になる。回転方向で巻芯軸11と接離
軸24は予め所定の位置にあり、接離軸24と固着され
て一体の固定駒12も予め回転方向で所定の位置にあ
り、その所定の位置で巻芯軸11右端は固定駒12の凹
穴部12Aに嵌入し、そうして巻芯軸11側と接離軸2
4側が回転方向で一体になる。続いて、空圧シリンダS
2のピストン軸を出しホルダ台22が右に移動し、押さ
え駒13は巻芯軸11を摺動し押圧面(当接面)が固定
駒12の左端になる押圧面(当接面)に当接する。始め
に空圧シリンダSlにより固定駒12は巻芯軸11に押
圧されており、固定駒12の押圧面に押さえ駒13の押
圧面を当接する圧力は空圧シリンダS2により加減す
る。
【0044】固定駒12の押圧面と押さえ駒13の押圧
面間に平角線10を挟持し、平角線10を巻芯軸11に
巻線することでコイル100が得られるのであるが、巻
線された平角線10すなわちコイル100を挟持する押
さえ駒13は巻芯軸11を摺動して後退可能であり、押
さえ駒13が押圧する力は空圧シリンダS2に加える空
圧で生じる。この押圧力は巻芯軸11に平角線10が巻
線され押さえ駒13が押されて戻る程度の力に設定す
る。そうして、ばねによる付勢と異なり、押さえ駒13
の位置により押圧力が変化したりすることがなく、押圧
力の設定も容易であり、固定駒12の押圧面から押さえ
駒13の押圧面は巻線に伴い離間することになる。
【0045】続いて、図5等のように線材として平角線
10が巻かれたリール20をリール軸34にセットし、
押さえナット36で固定するとリール20とリール軸3
4は一体に回転する。トルクモータTMの出力回転軸も
一体に回転し、トルクモータTMを制御してリール軸3
4を正転あるいは逆転するトルク制御ができる。そし
て、リール20から平角線10を引き出して図3等に示
すガイド機構7のプーリ50に懸架する。ガイド機構7
に、プーリ50に懸架される平角線10の張力を検出す
る手段を付加し、検出した張力の信号に対心してトルク
モータTMのトルク制御を行い、プーリ50に懸架する
平角線10の張力を所定の値にフィードバック制御する
ことも可能である。プーリ50に懸架された平角線10
の先端を巻線機構5に導くが、図13乃至図15又はそ
の変形例の図16乃至図18の構成においてはボルト1
17A,117Bを緩め、押板117を離し、ブレーキ
シートBl,B2の間に平角線10を挟持させる。さら
に図16乃至図18の変形例の構成においてはボルト1
19A,119Bを緩め、カバー板119を離し、溝1
18Aに平角線10を通してからボルト119A,11
9Bを締める。図13乃至図15あるいは図16乃至図
18の構成においてボルト117A,117Bを締める
強さにより、ブレーキシートBl,B2が平角線10を
挟持する圧力を変え、平角線10が走行する摩擦抵抗を
変えることができる。
【0046】ブレーキシートBl,B2を通過した(さ
らに図16乃至図18の変形例ではガイド溝118Aを
通過した)平角線10は巻芯軸11に手前で固定駒12
の左端面(当接面)に沿うよう引き下げる。引き下げた
平角線10の先端を保持端113で保持片110と蝶ね
じ鍔とで挟持して保持する。なお、平角線10の巻始め
端を取り付けた後、前記トルクモータTMを一時的に逆
転して平角線10に弛みがないように設定しておく。
【0047】予め空圧シリンダS2に所定の圧力で空圧
を供給してあるので、ホルダ台22とそこに取り付けら
れた一体の部分は右側に押圧しており、押さえ駒13の
押圧面は固定駒12の押圧面に平角線10を挟持しなが
ら押し付ける。平角線10はエッジワイズ巻きを始める
姿勢に挟持される(平角線の巻き始め片面が固定駒側の
当接面に接し、他の片面が押さえ駒側の当接面に接す
る)。続いて、パルスモータPMにて所定巻数に応じて
回転駆動する巻芯軸11に平角線10を巻線する。この
とき、固定駒13側の当接面と押さえ駒13側の当接面
が平角線10を挟持しながら巻芯軸11は回転し、巻芯
軸11に平角線10がエッジワイズに巻かれることで押
さえ駒13は巻芯軸11の軸方向に押されて摺動、後退
し、両駒の当接面間に巻線が行われていく。所定巻数に
達すると保持片110は保持端113が上になる姿勢に
巻芯軸11を停止する。この姿勢は始めの姿勢と180
度反対である。この状態で切断機構4の移動台61を前
に移動する。巻き始めの平角線10を第2の空圧ニッパ
72が切断し、巻き終わりの平角線10を第1の空圧ニ
ッパ71が切断する。第1及び第2の空圧ニッパ71,
72の間隔は平角線10の厚みと巻数に応じて異なり、
予め巻数に対応した所定の間隔に設定しておく。
【0048】次に、巻芯軸11に巻線された状態のコイ
ル100外周に粘着テープを貼着して形状保持する。そ
の後、操作パネル9の指示ボタンを押すと巻芯軸11か
らコイル100を取り外す動作が行われ、空圧シリンダ
S2のピストン軸が引き込み押さえ駒13は左に移動
し、続いて、空圧シリンダSlのピストン軸が引き込み
移動台21は右に移動する。移動台21の右への移動は
巻芯軸11右端と固定駒12左端とを離し、同時に押さ
え駒13が巻芯軸11を摺動しながら右端に達する。こ
の過程で巻芯軸11からコイル100が右端に抜き出さ
れる。コイル100は巻芯軸11右端と固定駒12左端
が離間した空間に抜き出される。この空間の下に受け手
段を備えるとコイル100が落下して取り出される。受
け手段に替えて作業者が手で受け取ってもよい。コイル
100は巻芯軸11に平角線10を巻き付けた状態であ
り、押さえ駒13が巻芯軸11を摺動するとコイル10
0が右端に抜き出されるが、そのとき巻芯軸11に設け
た穴11Aからスリット11Bが狭くなるよう撓み、巻
芯軸11からコイル100が容易に抜き出されるように
作用する。
【0049】この実施の形態によれば、次の通りの効果
を得ることができる。
【0050】(1) 平角線10をエッジワイズ巻きする
場合において、巻芯軸11の軸方向にほぼ直交して固定
駒12の当接面と押さえ駒13の当接面を備え、両方の
当接面の間に平角線10を挟持して巻芯軸11に巻線
し、押さえ駒13の当接面が所定の押圧力で平角線10
を押さえるが、平角線10が巻線されてコイルの幅に広
がりが生じても、押さえ駒13が摺動して所定の押圧を
維持できる。さらに、平角線10が巻線されてコイルの
幅に広がりが生じるに従い挟持する両方の当接面の間隔
が拡がる必要があるが、ここでは固定駒12の当接面を
固定し、押さえ駒13の当接面が所定の押圧を維持しな
がら摺動するようにし、この押さえ駒13の摺動と一体
にブレーキ手段が軸方向に移動する。この結果、平角線
10を巻芯軸11に巻き込む位置は押さえ駒13の当接
面と軸方向で同じ位置関係を保つことになり、常時安定
してエッジワイズ巻きを実現できる。
【0051】なお、ブレーキ手段を平角線10が通過す
る位置は、押さえ駒13の当接面の略延長面上にあるよ
うに設定することがいっそう好ましい。
【0052】さらに、平角線10を巻芯軸11に巻き込
む位置とブレーキ手段までの距離を短くし、巻き込むと
きの平角線10に必要な張力を充分にブレーキ手段と巻
芯軸11で発生する構成とする。この構成はブレーキ手
段と巻芯軸間で平角線10が張力的に独立した状態を作
り出し、またこの間の平角線は僅かな質量であり、質量
に依存する慣性を極端に小さくする。慣性を小さくでき
る仕組みであることから、巻芯軸11が円形でないエッ
ジワイズ巻きにおいて多大の効果を発揮する。なお、巻
芯軸が円形のエッジワイズ巻きにおいては従来にない安
定で高速な巻線が可能になる。
【0053】(2) また、ブレーキ手段はブレーキシー
トB1,B2間に平角線10を挟持して巻線するときに
走行する平角線10に所定の摩擦を付与するものであ
り、平角線に対して慣性の増大をもたらさない構成であ
り、平角線に任意の張力を与える手段として究極の効果
が得られる。
【0054】(3) 巻芯軸11は軸受により片持ち支持
されて突出し、突出端から支持される方向に向かい軸方
向にスリット11Bを備え、押さえ駒13を支持される
側から突出端に向かい摺動して、前記巻芯軸11にエッ
ジワイズ巻きされた平角線10のコイル100を抜き取
るとき、前記スリット11Bが突出端側で狭まるように
したので、コイルの抜き取り作業が容易となる。
【0055】(4) 前記押さえ駒13の当接面は平角線
10がエッジワイズ巻きされたときのアール部に対応す
る位置が少なくとも部分的に低く形成されている(図2
0の斜線部91)。アール部では平角線10の内周側が
ゆがんだり傾いたりして見かけ上肉厚が増加するが、そ
の部分に対応して当接面が低くなっていることで、その
肉厚の増加を許容でき、巻芯軸11の軸方向に直交する
端面が長円形等の円形でないエッジワイズ巻きにおいて
も実用的な速度で巻線が可能となる。
【0056】(5) 前記固定駒12の当接面は、図21
の斜線部106のように、平角線10の巻き始めが位置
する部分が低く形成されているから、平角線の巻き始め
部分に1周後の平角線部分が引っ掛かる問題を回避で
き、巻線速度の向上を図ることができる。
【0057】(6) 図16乃至図18の変形例のよう
に、ブレーキ手段に隣接して平角線10を案内するガイ
ド手段(ガイド溝118A及びその周辺)を設けること
で、平角線を巻き込む位置をいっそう安定化することが
できる。
【0058】(7) ホルダ板80は、図14等に示すよ
うに押さえ駒13を回転自在に保持したホルダ81を巻
芯軸11に平行な方向を拘束し、巻芯軸11に直交する
方向は凹溝81A,81Bに沿い摺動自在にする構成と
することにより、不必要な部分に競り合いを生じないよ
うにしている。
【0059】(8) 空圧シリンダS2の押圧を微調整す
ることで、コイル100の長さ(図23(C)の38.
5mmの部分)を微調整することができる。
【0060】図22(A)〜(G)は押さえ駒13の当
接面の構成の変形例をそれぞれ示すものであり、同図
(A)〜(C)は巻芯軸が長円形の場合、同図(D),
(E)は巻芯軸が長方円形(丸めを付けた長方形)の場
合、同図(F),(G)は巻芯軸が正方円形(丸めを付
けた正方形)の場合である。これらの場合、押さえ駒1
3の右端面(当接面)は、外縁部がなだらかに後退する
テーパー面90となっており、その内側は斜線部91を
除き平坦面92となっている。斜線部91では巻芯軸1
1の直線部からアール部にかかるところ(平角線のアー
ル部に対応するところ)で平角線10の厚さ1枚分だけ
高さが低くなる段差があって低く形成され、その後徐々
に高さは平坦面92に近づくように高くなる傾斜面とな
っている。この場合の作用効果は図20の場合と同様で
ある。
【0061】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
平角線をエッジワイズ巻きする場合において、巻芯軸の
軸方向に略直交して固定駒の当接面と押さえ駒の当接面
を備え、両方の当接面の間に平角線を挟持して前記巻芯
軸に巻線し、前記押さえ駒の当接面が所定の押圧力で平
角線を押さえるようにしたので、平角線が巻線されてコ
イルの幅に広がりが生じても、前記押さえ駒が摺動して
所定の押圧を維持できる。さらに、平角線が巻線されて
コイルの幅に広がりが生じるに従い挟持する両方の当接
面の間隔が拡がるが、前記押さえ駒の当接面が所定の押
圧を維持しながら摺動すると共に、前記巻芯軸の軸方向
に直交する所定位置に前記平角線の走行に抵抗を生じる
ブレーキ手段を備え、前記押さえ駒の摺動と一体にブレ
ーキ手段が軸方向に移動し、この結果、前記巻芯軸とブ
レーキ手段までの距離を短くし、ブレーキ手段と前記巻
芯軸間で平角線が張力的に独立した状態を作り出し、ブ
レーキ手段から前記巻芯軸間の平角線に作用する慣性を
極端に小さくして、かつ平角線を前記巻芯軸に巻き込む
位置は前記押さえ駒の当接面と軸方向で同じ位置関係を
保つことにして、常時安定してエッジワイズ巻きを実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平角線の巻線方法および巻線装置
の実施の形態であって主要構成の巻線機構を示す正面図
である。
【図2】全体構成の正面図である。
【図3】全体構成の側面図である。
【図4】全体構成の平面図である。
【図5】実施の形態における巻線機構、繰り出し機構及
び切断機構の配置を示す平面図である。
【図6】前記巻線機構の下部機構の平面図である。
【図7】前記巻線機構、繰り出し機構及び切断機構の配
置を示す左側面図である。
【図8】同右側面図である。
【図9】前記巻線機構及び切断機構の配置を示す右側面
図である。
【図10】前記巻線機構の右端部における巻芯軸の回転
位置を保持する機構を示す右側面図である。
【図11】前記繰り出し機構の一部を断面とした正面図
である。
【図12】同じく一部を断面とした平面図である。
【図13】前記巻線機構における固定駒や押さえ駒並び
にその周辺の機構を示す正断面図である。
【図14】同じく右側断面図である。
【図15】前記巻線機構における平角線の走行に抵抗を
生じるブレーキ手段を示す平面図である。
【図16】巻線機構の変形例であって、その場合におけ
る固定駒や押さえ駒並びにその周辺の機構を示す正断面
図である。
【図17】同じく右側断面図である。
【図18】前記変形例における平角線の走行に抵抗を生
じるブレーキ手段を示す平面図である。
【図19】平角線の巻線端を保持するために固定駒側に
設けられた保持片を示す右側面図である。
【図20】前記押さえ駒の構成を示す説明図である。
【図21】前記固定駒の当接面の構成を示す説明図であ
る。
【図22】押さえ駒の変形例における当接面の構成を示
す説明図である。
【図23】本発明の実施の形態で作製するコイルの例を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 架台 4 上板 5 巻線機構 6 繰り出し機構 7 ガイド機構 8 切断機構 9 操作パネル 10 平角線 11 巻芯軸 11A 穴 11B スリット 11C 傾斜溝 12 固定駒 13 押さえ駒 18 中間軸 20 リール 21,61 移動台 22 ホルダ台 24 接離軸 30 ブロック 33 軸受 34 リール軸 41,42 柱立 43,44 柱 45 棒 50 プーリ 71,72 空圧ニッパ 80 ホルダ板 81 ホルダ 81A,81B 凹溝 90,105 テーパー面 91,106 斜線部 100 コイル 110 保持片 113 保持端 116 基板 117 ブレーキの押板 B1,B2 ブレーキシート G1 直線ガイド PM パルスモータ R1,R2,R3 ガイドレール S1,S2,S3 空圧シリンダ TM トルクモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小嶋 一弘 秋田県本荘市川口字家妻146−3株式会社 三栄機械内 Fターム(参考) 5E002 AA01 AA06 AA11 5E062 EE02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻芯軸の軸方向にほぼ直交する第1の当
    接面を有する固定駒を前記巻芯軸と一体に回転するよう
    に設け、前記第1の当接面に対面し前記巻芯軸の軸方向
    にほぼ直交する第2の当接面と前記巻芯軸に嵌合する穴
    を有する押さえ駒を前記巻芯軸と一体に回転しかつ軸方
    向に摺動自在に設けて、前記巻芯軸にエッジワイズ巻き
    する平角線の巻き始め片面が前記第1の当接面に接し、
    前記押さえ駒を前記軸方向に押圧して前記平角線の他の
    片面が前記第2の当接面に接するようにし、前記第1の
    当接面と前記第2の当接面が前記平角線を挟持しながら
    前記巻芯軸を回転し、前記巻芯軸に前記平角線が巻かれ
    ることで前記押さえ駒は前記軸方向に押されて摺動し、
    前記第1の当接面と前記第2の当接面間にエッジワイズ
    巻きする平角線の巻線方法であって、 前記巻芯軸の軸方向に直交する所定位置に前記平角線の
    走行に抵抗を生じるブレーキ手段を備え、前記ブレーキ
    手段は前記押さえ駒と一体に前記巻芯軸の軸方向に移動
    することを特徴とする平角線の巻線方法。
  2. 【請求項2】 前記巻芯軸の軸方向に直交する断面形状
    が円形でなく1ターンの巻線中における平角線の走行速
    度が繰り返し変化するエッジワイズ巻きを実行する請求
    項1記載の平角線の巻線方法。
  3. 【請求項3】 平角線が周囲にエッジワイズ巻きされる
    巻芯軸と、前記巻芯軸の軸方向にほぼ直交する第1の当
    接面を有する固定駒と、前記固定駒を前記巻芯軸と同じ
    回転中心を共有して回転自在に支持する固定駒支持機構
    と、前記第1の当接面に対面し前記巻芯軸の軸方向にほ
    ぼ直交する第2の当接面を有し、かつ前記巻芯軸に嵌合
    する穴を有し前記巻芯軸と一体に回転しかつ軸方向に摺
    動自在な押さえ駒と、前記第1の当接面に対し前記押さ
    え駒の第2の当接面を押圧する押圧手段と、前記巻芯軸
    の軸方向に直交する所定位置に平角線の走行に抵抗を生
    ずるブレーキ手段とを備え、 前記平角線の巻き始め片面が前記第1の当接面に接し、
    前記押さえ駒を軸方向に押圧して前記平角線の他の片面
    が前記第2の当接面に接するようにし、前記巻芯軸を回
    転し前記第1の当接面と前記第2の当接面が前記平角線
    を挟持しながらエッジワイズ巻きし、前記巻芯軸に前記
    平角線が巻かれることで前記押さえ駒は前記軸方向に押
    されて摺動し、前記ブレーキ手段は前記押さえ駒と一体
    に前記巻芯軸の軸方向に移動する構成としたことを特徴
    とする平角線の巻線装置。
  4. 【請求項4】 前記巻芯軸の軸方向に直交する断面形状
    が円形でない請求項3記載の平角線の巻線装置。
  5. 【請求項5】 前記巻芯軸は軸受により片持ち支持され
    て突出し、突出端から支持される方向に向かい軸方向に
    スリットを備え、前記押さえ駒を支持される側から突出
    端に向かい摺動して、前記巻芯軸にエッジワイズ巻きさ
    れた平角線のコイルを抜き取るとき、前記スリットが突
    出端側で狭まる構成とした請求項4記載の平角線の巻線
    装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の当接面は前記平角線がエッジ
    ワイズ巻きされるときのアール部に対応する部分が少な
    くとも部分的に低く形成されている請求項4記載の平角
    線の巻線装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の当接面は前記平角線の巻き始
    めが位置する部分が低く形成されている請求項3,4,
    5又は6記載の平角線の巻線装置。
  8. 【請求項8】 前記ブレーキ手段はブレーキシート間に
    平角線を挟持して所定の摩擦を付与するものである請求
    項3,4,5,6又は7記載の平角線の巻線装置。
  9. 【請求項9】 前記ブレーキ手段に隣接して前記平角線
    を案内するガイド手段を有している請求項3,4,5,
    6,7又は8記載の平角線の巻線装置。
  10. 【請求項10】 前記固定駒に対する前記押さえ駒の押
    圧を空圧シリンダで行う請求項3,4,5,6,7,8
    又は9記載の平角線の巻線装置。
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