JP2994160B2 - テーピング方法とその装置 - Google Patents

テーピング方法とその装置

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JP2994160B2
JP2994160B2 JP4333612A JP33361292A JP2994160B2 JP 2994160 B2 JP2994160 B2 JP 2994160B2 JP 4333612 A JP4333612 A JP 4333612A JP 33361292 A JP33361292 A JP 33361292A JP 2994160 B2 JP2994160 B2 JP 2994160B2
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tape
roller
winding
taping
coil bobbin
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Inventor
洋司 末兼
享司 竹田
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田中精機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコイル巻線上へのテーピ
ング方法とその装置に関し、さらに詳しくいえば、巻線
済のコイルなどに、外装あるいは内装用テープを自動的
に正確な位置に巻くためのテーピング方法とその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】コイル巻線は、巻線機により自動的に行
われ、巻線済のコイルに外装テープを巻く作業も自動化
されている。また、巻線機にテープワインダを組み込ん
で一体化したものもある。図13および図14は、この
ようなテープワインダを有する巻線機の例を示すもの
で、図13は、テープワインダを取りつけた部分の正面
図であり、図14は図13のテープワインダが取りつけ
られる巻線機本体の平面図である。
【0003】このように巻線と巻線済コイルのテーピン
グの連続自動化が行われる一方、これらの装置によって
作られるコイルは、ばらつきのない、設計目標に正しく
合致するようなものが強く求められる傾向にある。した
がって、ワインダについても、正確なテーピングが高速
で行えることが、テープワインダの重要な条件となりつ
つある。そこで製品コイルの高品質化を実現しようとす
るときに、テーピングに対しても高度の正確さが要求さ
れ、テープをコイル巻線上に貼付する直前、テープ巻き
つけ中、あるいは巻きつけられたテープの端を切断する
ときの、テープの保持される位置のずれが問題となる。
【0004】例えば、図13においてテープワインダ用
基板110に設けられたテープ支持構造111によって
繰り出したテープの先端を、パッド113によって、図
14に示すスピンドル2に取りつけられた図示しないコ
イルボビン上に巻線した巻線済コイル表面に貼付し、ス
ピンドル2を回転させてテーピングを行い、テーピング
がおわると、パッド113に隣接して設けられて進退す
る図示しないカッタによってテープが切断される。
【0005】これらの作業が自動的に行われるようテー
プワインダはスピンドル2に直交する平面内に任意に移
動できるようになっている。そのため、図13の従来例
の場合は、テープワインダ用基板110を取りつけるた
めの仲介となる中間支持板115は上下に移動できるよ
うな構造として、ノズル3,3・・・3を支持するノズ
ルホルダ支持構造5に取りつけられている。そしてテー
プワインダ用基板130は、中間支持板115上を左右
に移動できるようになっている。
【0006】テープワインダ用基板110が上下左右に
移動してテープが巻かれるコイルとの相対位置を変える
間、あるいはテープをカッタで切断するときに、テープ
に加わる張力の変化などによって、パッド113によっ
て保持されているテープの位置がずれることがあれば、
テープをコイル上に設計どおり巻くことができない。し
たがって、製品の高品質化を達成するためには単にパッ
ド113に設けられた吸引孔を介して吸いつけているだ
けでは、このずれを防ぐのに不十分である。最近は、こ
のようなテープの位置ずれを防ぐため、テープの下側か
らその上方にあるパッドに押しつけるテープ押さえ機構
を備えるものがある。また、凹凸のあるコイル巻線の表
面にテープを馴染ませて巻くために、パッド113のか
わりに回転可能なローラを備えているものもある。
【0007】図15〜図19は、前記のテープ押さえを
備えたワインダのテープ巻回動作の例を示す説明図であ
る。図13において、コイルボビン1はスピンドル2に
装着されており、すでに巻線7が巻回されて、その端末
のからげ処理も終わっている。パッド113はスピンド
ル2の中心軸と直交する面上に配置されており、テープ
6の端は、パッド113の位置まで引き出されている。
また、テープ押さえ板117は、その先端でテープ6の
端をパッド113の上に押しつけている。この状態を初
期状態とする。次にテープワインダ用基板110が下方
に移動するとともに、テープ押さえ板117は、図16
のようにパッド113から遠ざかって退避し、同時にパ
ッド113がテープ6をコイルボビン1に巻かれた巻線
7上に付着させる。このとき、テープ6の端は、その直
前までテープ押さえ板117によってパッド113に押
さえられていてコイル巻線7上に貼付される。
【0008】次にパッド113が上方に移動して退避す
るとともに、スピンドル2が図17の時計方向に回転
し、テープ6をコイルボビン1に巻かれたコイル巻線7
の外周に巻きつける。所定の回数だけスピンドル2が回
転すると、スピンドル2の回転は停止する。その後、テ
ープワインダ用基板が水平方向に移動するとともに、下
方にも移動して、図18の状態になる。このときテープ
押さえ板117は再びパッド113との間にテープ6の
端を挟み込んでパッド113に押さえつける。この状態
でカッタ114が図18の2点鎖線で示す位置まで突出
し、テープ6を切断する。
【0009】テープ6が切断された後、図19に示すよ
うに、別に用意されたゴムパッド121がコイル巻線7
に近づき、ゴムパッド121をコイル巻線7上に外装さ
れたテープ6a上に押し当てる。この状態で、スピンド
ル2を数回回転させると、テープ6aは、コイル巻線7
上に定着する。なお、ゴムパッド121を支持するゴム
パッド支持板120もテープワインダ用基板110に取
りつけられている。1つのコイルボビン1についてのテ
ープ巻が終了すると、テープワインダ用基板110は上
方向に移動し、図13の初期状態にもどる。テーピング
が終わったコイルは、通常はスピンドル2から取り外さ
れるが、もしこのテーピングがコイル巻回途中でテープ
内挿のため行われたものであれば、引き続いて巻線作業
が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来例のこ
の種のワインダは、テーピングを行うとき、完全な円筒
状でなく、凹凸のあるコイル巻線の表面にテープをよく
馴染ませて貼着させるためには、ゴムパッドを十分柔ら
かい材質にしておかなければならない。しかも、テーピ
ングされるときのコイルボビンと、テープをその位置に
案内するガイド(例えば図15の112a,112b,
112c)と、パッド(例えば図15の113または図
示しないローラ)と、カッタ(例えば図15の114)
と、テープ押さえ(例えば図13の117)との位置関
係によって、必然的にカッタによりテープを切断すると
きのテープの保持方法が決まり、図18に示すように、
パッドあるいはローラとコイルボビンが離れた状態でテ
ープが切断される。したがってテープ切断の際に、コイ
ル巻線上のテープの上から何も押さえていないので、テ
ープの位置ずれが起こりやすい。また、切断部に対する
他の側は、柔らかいパッドあるいはローラとテープ押さ
えによる固定であるので、切断されたテープ端部の形に
不備を生じ易いという欠点がある。
【0011】もしこの欠点をなくすために、従来の配置
をかえてカッタとテープガイドを隣接させ、テープをテ
ープガイド上に保持した状態でテープを切断すれば、正
確な切断が可能となるが、テーピングの始めに、テープ
をコイル巻線の表面に貼付するときに必要な余長をとる
ため、毎回テープを予め引き出しておかなければならな
い。これは、自動化を連続して行いたい場合に、テーピ
ングの一回毎に、自動化の動作を中断することになり、
極めて不都合である。
【0012】さらに従来の装置ではテーピング開始の時
期にテープの先端をボビンに押しつけてテープの粘着力
で張りつけようとしても何らかの理由により、テーピン
グ開始時に外れてしまったりずれてしまうという問題が
ある。また最終の巻き付けも不安定になりやすいという
問題がある。
【0013】本発明の目的は、テープを切断するときの
テープの保持が確実で常にテープの位置ずれがなく、端
部の切断も正確で、しかも各回のテーピング動作の中
に、次のテーピングの最初に必要なテープの余長を取っ
ておくことができるような巻線が可能なテーピング方法
を提供することにある。本発明の他の目的は、テープを
切断するときのテープの保持が確実で常にテープの位置
ずれがなく、端部の切断も正確で、しかも各回のテーピ
ング動作の中に、次のテーピングの最初に必要なテープ
の余長を取っておくことができるような巻線が可能なテ
ーピング装置を提供することにある。
【0014】本発明のさらに他の目的はテーピングの最
初から最後までテープが確実にボビンに押しつけられた
状態で完全なテーピングを行うことができるテーピング
装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明のテーピング方法と装置を第1の実施例と対応
して説明すると次の通りである。すなわち、テープの先
端部をコイルボビンに巻かれたコイル巻線に貼りつけ、
前記コイルボビンを保持するスピンドルを回転させるこ
とにより前記テープをコイル巻線上に巻き取り、その巻
き終わりとなる位置においてテープを切断するテーピン
グ方法において、少なくともスピンドル2に直交する平
面内の任意の位置に移動することができる基板10に、
テープ支持構造と、前記テープ支持構造より繰り出した
テープ6をコイル巻線7に押しつけるテープローラ20
と、前記テープローラによるテープ押しつけ位置へテー
プ6を案内するテープガイド40と、テープガイド40
とテープローラ20の間にあって、テープ6を切断する
テープ切断手段60と、前記テープ押しつけ位置に対し
テープガイド40側にあって、少なくともテープローラ
20に押しつけてテープ6を保持することができるテー
プ押さえ80とを設ける。そして、テーピング前は、テ
ープ押さえ80によりその先端部より一定の余長Sをも
ってテープ6をテープローラ20周側面上に保持し、テ
ープ切断手段60によりテープ6を切断する前に、次の
待機状態の余長Sを確保するためテープガイド40の先
端部をコイルボビン1の側方に移動させ、テープ6切断
後、コイルボビン1側のテープ6の切れ残りを巻き取
り、テープガイド40の先端部を待機姿勢の位置に戻す
とともに、テープ押さえ80の先端部をテープローラ2
0に近づけ、一定の余長Sをもったテープ6をテープロ
ーラ20周側面上に押しつけて保持し、次のテーピング
に備える方法とする。
【0016】さらに、前記テーピングにおいて、テープ
6の先端部をコイル巻線7に接触させて貼りつけてか
ら、テープ6切断後のコイルボビン側のテープ6の切れ
残りを巻き取り終わるまでの間、テープローラ20がコ
イル巻線7上に連続してテープ6を押し続ける方法とす
る。
【0017】さらに、前記テーピングにおいて、テープ
切断手段60によりテープ6を切断する際、テープ押さ
え80は、テープ6をテープガイド40に押しつけて保
持する方法とする。
【0018】さらに、前記テーピングにおいて、前記の
コイル巻線7にテープ6の先端部を接触されて貼りつけ
た後のテープ巻き取り動作の妨げとならないようテープ
押さえ80をテープ6より引き離す動作を、テープ押さ
え80を旋回あるいは後退させることにより、テープロ
ーラ20上のテープ6より引き離す方法とする。
【0019】あるいは、前記テーピングにおいて、前記
のコイル巻線7にテープ6の先端部を接触さて貼りつけ
た後のテープ巻き取り動作の妨げとならないようテープ
押さえ80をテープ6より引き離す動作を、コイルボビ
ン1とテープローラ20を強く押しつけることにより、
相対的にテープローラ20の位置を後退させてテープ押
さえ80をテープローラ20上のテープ6より引き離す
方法とする。
【0020】また前記の目的を達成するため本発明によ
るテーピング装置は、コイルボビン1を保持して回転す
るスピンドル2に対し、少なくともスピンドル2に直交
する平面内の任意の位置に移動することができる基板1
0に、テープ支持構造と、接近したときのコイルボビン
1の位置に向かって押すよう附勢され、コイルボビン1
上のコイル巻線7にテープ6を押しつけることができる
テープローラ20と、前記テープ押しつけ位置へテープ
6を案内するテープガイド40と、テープガイド40と
テープローラ20の間にあるテープ切断手段60と、前
記テープ押しつけ位置に対しテープガイド40側にあっ
て、少なくともテープローラ20に押しつけてテープ6
を保持することができるテープ押さえ80とを備え、ス
ピンドル2を回転させることにより、コイル巻線7にテ
ープ6を巻きつける手段と、コイル巻線7とテープロー
ラ20周側面上のテープ6を接触させるためにテープロ
ーラ20とコイルボビン1を近づけ、前記テープを巻き
つける手段によるテーピングの後に相対位置を元の状態
に戻すためにテープローラ20とコイルボビン1を引き
離す手段と、その先端部より一定の余長Sをもってテー
プ6をテープローラ20周側面上に保持する姿勢、テー
プガイド40にテープ6を押さえて保持する姿勢、テー
プローラ20およびテープガイド40から離れて退避す
る姿勢のそれぞれにテープ押さえ80の姿勢を変換する
手段と、待機状態のテープ6の余長Sを確保するため、
テープガイド40を前進させてその先端部をコイルボビ
ン1の側方に移動させるとともに、前記テープ6を切断
する手段によりテープ切断の後、テープガイド40を後
退させて待機状態に戻す手段とを有する構造とする。
【0021】また、前記のコイル巻線7とテープローラ
20周側面上のテープ6を接触させるためにテープロー
ラ20とコイルボビン1を近づけ、前記テープを巻きつ
ける手段によるテーピングの後に相対位置を元の状態に
戻すためにテープローラ20とコイルボビン1を引き離
す手段に、テープ押さえ80がテープローラ20上のテ
ープ6を保持しているときに、テープローラ20とコイ
ルボビン1をさらに近づけることにより、相対的にテー
プローラ20を後退させてテープ押さえ80をテープロ
ーラ20から引き離す手段を含む構造とする。
【0022】また、前記目的を達成するため本発明によ
るさらに他のテーピング装置は、コイルボビン(CB)
を保持し回転しテープ供給手段(F)からのテープを前
記コイルボビンに巻き付けるスピンドル(Sp)と、前
記スピンドル(Sp)に対して前記スピンドルに支持さ
れたコイルボビンのテープ巻き付け面に接触し従動回転
する位置および離れた位置をとることができるテープ押
さえローラ(R)と、前記テープの先端近くの任意の位
置でクランプまたは釈放,クランプした状態でテープの
先端位置を変えるテープクランプ(Cl)と、テープを
前記テープクランプのクランプ位置と前記コイルボビン
間で切断するテープ切断装置(Tc)と、前記スピンド
ルを回転駆動するスピンドル駆動手段(SpD),前記
スピンドルと前記テープ押さえローラの軸間距離を調節
する軸間距離調節駆動手段(DaD),前記テープクラ
ンプのクランプ部のクランプ,釈放,移動の駆動をする
テープクランプ駆動手段(ClD)および前記テープ切
断装置を駆動するテープ切断装置駆動手段(TcD)よ
りなるテーピング動作駆動手段と、前記テープクランプ
手段により前記テープの先端の粘着面を前記スピンドル
に支持されたコイルボビンに向けて前記コイルボビンと
テープ押さえローラ間に位置させる待機ステップ,前記
テープローラと前記スピンドルにより前記テープの先端
を前記コイルボビン側に貼りつけて前記スピンドルを回
転してテープを巻き付けるテープ貼りつけ巻き付けステ
ップ,前記テープクランプでテープをクランプして前記
テープ切断手段により貼りつけしろを残して切断するテ
ープ切断ステップ,前記テープ切断後前記コイルボビン
側のテープの残りを巻きつけるテープ最終巻きつけステ
ップ,前記テープクランプによりテープの先端を次のコ
イルボビンとの関係で前記待機ステップと同じ位置にも
たらす次の待機ステップ,を順次実行させる信号を前記
テーピング動作駆動手段に供給するテーピング制御手段
(TPcont)とから構成されている。
【0023】前記テープ押さえローラ(R)は、テープ
貼り付け巻きつけステップから前記最終巻きつけステッ
プまでコイル巻線上にテープを押し続けるようにするこ
とができる。前記テープ供給手段,前記テープローラ,
テープクランプ,テープ切断装置はテープワインダ基板
に設けられており,前記テープワインダ基板は前記スピ
ンドルと前記テープローラの前記相対軸距離を移動させ
る相対軸間距離駆動手段により駆動するように構成でき
る。前記テープクランプ手段は前記テープワインダ基板
に回転可能に枢止されたテープ押さえと摺動可能に設け
られたテープガイドを含み、前記テープクランプ駆動手
段は前記テープ押さえと前記テープガイドをそれぞれ駆
動するアクチュエータとすることができる。前記テープ
切断装置は前記テープワインダ基板に摺動可能に枢止さ
れたテープカッタであり前記テープ切断装置駆動手段は
前記テープカッタを駆動するアクチュエータとすること
ができる。
【0024】
【実施例】次に、実施例について、図面等を参照して本
発明を詳しく説明する。図1は本発明の一実施例のテー
ピング機構の要部を示す斜視図である。図2は、図1の
実施例のテープガイドとその支持構造を関連する部分と
ともに示す斜視図である。図3は、図1の実施例のカッ
タとその支持構造を示す斜視図である。図4は、図1の
実施例のテープローラとその支持構造を示した斜視図で
ある。なお、図1〜図4には一組のテーピング機構を構
成する部分についてのみ示し、他の部分は省略してあ
る。また、コイルボビン,巻線,テープについても煩雑
を避けるため、省略してある。ただし図1には、テープ
の位置(端末は図5の状態)のみを二点鎖線で示してあ
る。
【0025】図1に示すように、本実施例の主要部は、
テープローラ20,テープガイド40,カッタ60,お
よびテープ押さえ80によって構成されている。10
は、これらの機構の各部を直接、あるいは間接に支持す
るテープワインダ用基板で、図11に示す従来例の11
0に相当する。なお、図示しないがテープワインダ用基
板10には、図11のテープ支持構造111に相当する
ものが、その下部付近に取りつけられている。また、本
実施例の場合は、テープワインダ用基板10を、巻線時
に巻線をコイルボビン上の所定位置に誘導するノズルの
下側(したがって、コイルボビンを保持して回転させる
スピンドルの下側)に配置したが、この機構の配置の上
下を逆にして、図11の従来例のように、上側からテー
プを供給するようにしてもよい。
【0026】テープ6は図示しない巻き取られたテープ
より繰り出されて、図1に二点鎖線で示すように、テー
プガイド40に沿って立ち上がり、テープ押さえ80と
の間を通過してテープローラ20上に導かれる。テープ
ガイド40は図2に示すように、ガイドブロック41お
よび42に挟まれるように支持されている。ガイドブロ
ック42は、テープガイド駆動ブロック43に支持され
ている。50は、テープガイド40駆動用のエアシリン
ダで図1のテープワインダ用基板10の裏面に固定され
ている。エアシリンダ50の可動部50aは、テープガ
イド駆動ブロック43の下部付近に固定されている。し
たがって、エアシリンダ50を駆動することにより、テ
ープガイド40はテープワインダ用基板10に対し上下
に移動させることができる。なお、45はリニアガイド
の可動部であって、テープワインダ用基板10の裏面に
固定された図示しないリニアガイドレールにスライド可
能に係合している。
【0027】テープガイド駆動ブロック43には、図2
に示すようにアーム46が固定されていて、アーム46
には、カッタ60駆動用のエアシリンダ70が固定され
ている。エアシリンダ70は、図3に示すように、その
可動部がカッタ保持部61を支持するカッタ駆動ブロッ
ク62に固定されている。カッタ駆動ブロック62には
リニアガイドの可動部65が固定されていて、リニアガ
イドの可動部65はテープワインダ用基板10の表側に
固定された図示しないリニアガイドレールにスライド自
由に係合している。したがって、エアシリンダ70を駆
動することにより、カッタ60はテープガイド40に沿
って相対的に上下に移動させることができる。なお、ガ
イドブロック42およびアーム46の上下の移動が妨げ
られないよう、テープワインダ用基板10に窓状の切り
欠き11および窓12が設けられている。
【0028】テープローラ20は、図4に示すように、
軸21を中心として回転自由にローラ支持ブロック22
に支持されている。ローラ支持ブロック22は、アーム
23に固定されている。アーム23は、ローラ支持バー
24に固定されている。ローラ支持バー24にはリニア
ガイドの可動部25が固定されていて、リニアガイドの
可動部25は、テープワインダ用基板10の裏面の図示
しないリニアガイドレール(リニアガイドの可動部45
に係合するリニアガイドレールと兼用)に係合し上下に
移動することができるが、図示しないスプリングによっ
て上方に附勢されている。ただしリニアガイドの可動部
25の上側にリニアガイドの可動部45が配置されてい
るので、テープガイド40の位置によって規制される一
定の高さ以上に上昇することはない。
【0029】テープ押さえ80は、図1に示すように、
軸81を中心として回動可能に、テープワインダ用基板
10に取りつけられたブッシュ13によって支持されて
いる。軸81にはテープ押さえ80と回動ブロック82
が固定されている。回動ブロック82は、軸81と逆側
の端部寄りにピン83を介して係合角度可変に、テープ
押さえ駆動ブロック84に係合されている。テープ押さ
え駆動ブロック84には、テープ押さえ80駆動用のエ
アシリンダ90の可動部に固定されている。エアシリン
ダ90はテープワインダ用基板10の裏面に固定されて
いる。したがって、エアシリンダ90を駆動することに
より、テープ押さえ80を、テープワインダ用基板10
に対して旋回させることができる。なお、テープローラ
20,テープガイド40,カッタ60,テープ押さえ8
0は、いずれも各種のサイズのものを用意し、テーピン
グに使用されるテープの幅に応じて、交換可能な構造に
なっている。
【0030】以下、本実施例の動作について説明する。
図5〜図10はその動作順序例を示す説明図である。図
5は、テープローラ20上にテープ押さえ80の位置よ
り5〜10mmの余長Sをもってテープが保持されている
状態(図1の二点鎖線で示す状態)を示している。これ
はテーピング前の待ち受け状態である。
【0031】次に、図6に示すように、コイルボビン1
を保持するスピンドル2とテープローラ20を接近さ
せ、(この接近は、本実施例では、テープワインダ用基
板10を動かして接近させているが、スピンドル側を動
かしてもよい。)斜め方向からテープ6の余長部分Sを
コイルボビン1に巻かれているコイル巻線7の表面に貼
りつける。この時点で、テープ押さえ80を旋回させ
て、その先端をテープ6より引き離す。(この引き離し
は、テープ6をコイル巻線7に貼りつけるときに、図1
0の二点鎖線によって示すように、テープローラ20と
コイルボビン1を大きく近づけ、相対的にコイルボビン
1によってテープローラ20を押し下げることによって
行ってもよい。)そしてこの状態で、スピンドル2を回
転させてテープをコイル巻線7上に巻き取る。
【0032】次に、待機状態のテープ6の余長Sを確保
するため、図7に示すように、テープガイド40を押し
上げる。(このときカッタ60も、テープガイド40駆
動用のエアシリンダ50の動作によって同時に移動す
る。)
【0033】次に、図8に示すように、テープガイド4
0上のテープをテープ押さえ80によって保持した後、
カッタ60を、エアシリンダ70の駆動によって上昇さ
せ、テープ6を切断する。切断後はカッタ60は直ちに
後退する。そしてコイルボビン1側に残った切れ残りの
テープは、スピンドル2を回転させて巻き取られる。な
お、この切断に際し、コイルボビン1上のコイル巻線7
に向かって、巻き取られたテープ6をテープローラ20
が押しつけて保持しているので、位置ずれすることはな
い。また、テープ6が堅くて変形しないテープガイド4
0の面に十分な幅で押しつけられている状態で行われる
ので、設計どおり正確に切断される。
【0034】次に、コイルボビン1を図中の左上方向に
退避させ、(本実施例の場合は、テープワインダ用基板
10がスピンドル2に対し右下方向に移動して、コイル
ボビン1をテープローラ20より遠ざける。)ついで図
9に示すように、テープガイド40は後退し、テープ押
さえ80は旋回してテープ6をテープローラ20上に押
しつけて保持する。このときテープ6は、テープ押さえ
80に粘着剤が塗られている面が接触し、テープガイド
40に粘着剤が塗られていない面が接触しているので、
テープガイド40に沿ってスライドし、テープガイド4
0はその先に5〜10mmの余長Sを残したまま、テープ
ローラ20上にテープ6を保持し、図5に示すような待
機状態となる。
【0035】以上の動作を繰り返すことによって連続自
動化されたテーピングが可能となり、しかも図6の動作
から図9の動作に到るまで、コイル巻線上のテープ6
は、テープローラの素材の弾力とコイルボビン1方向へ
の附勢によって保持されているので、極めて安定がよく
形崩しない。
【0036】テーピングの終わったコイルは、通常はス
ピンドル2から取り外されるが、もし、このテーピング
がコイル巻線途中でテープ内挿のため行われたものであ
れば、引き続いて巻線作業が行われる。そして、次のテ
ーピングが行われるまで、テープ6の先端はテープ押さ
え80によって、5〜10mmの余長S部分を残してテー
プローラ20上に押しつけられているので、次のテーピ
ングまでの間にテープ6の先端位置がずれることはな
い。また、次のテーピング前に、テープ6の先端をわざ
わざ引き出す必要もない。
【0037】次に図11および図12を参照して、本発
明によるさらに他のテーピング装置を説明する。この装
置も前記実施例と同様な工程(ステップ)を実施し得る
ものである。この実施例は図11にブロック図で示され
ている形態により実現できる。先に図1〜10に示した
実施例によってもこれと全く同様の機能を実験すること
ができる。図12は前記実施例装置のステップを説明す
るための略図である。スピンドル(Sp)は、コイルボ
ビン(CB)を保持し回転しテープ供給手段(F)から
のテープを前記コイルボビンに巻き付ける。テープ押さ
えローラ(R)は、前記スピンドル(Sp)に対して前
記スピンドルに支持されたコイルボビンのテープ巻き付
け面にテープを介して接触し、従動回転することができ
る。このテープ押さえローラ(R)と前記スピンドル
(Sp)間の距離は前記従動回転の位置および離れた位
置をとることができるように調節される。テープクラン
プ(Cl)は、前記テープの先端近くの任意の位置でク
ランプまたは釈放,クランプした状態でテープの先端位
置を変えることができる。テープ切断装置(Tc)は、
テープを前記テープクランプのクランプ位置と前記コイ
ルボビン間で切断する。前記テープ供給手段(F),前
記テープローラ(R),テープクランプ(Cl),テー
プ切断装置(Tc)はテープワインダ基板に設けられて
おり,前記テープワインダ基板は前記スピンドル(S
p)と前記テープローラ(R)の前記相対軸距離を移動
させる相対軸間距離駆動手段(DaD)により駆動され
る。テーピング動作駆動手段(Tpcont)はマイク
ロプロセッサであり、前記スピンドルを回転駆動するス
ピンドル駆動手段(SpD),前記スピンドルと前記テ
ープ押さえローラの軸間距離を調節する軸間距離調節駆
動手段(DaD),前記テープクランプのクランプ部の
クランプ,釈放,移動の駆動をするテープクランプ駆動
手段(ClD)および前記テープ切断装置を駆動するテ
ープ切断装置駆動手段(TcD)に駆動信号を送出す
る。この駆動信号により各部が動作させられステップを
図12を参照しながらさらに説明する。 〔待機ステップ〕前記テープクランプ手段(Cl)によ
り前記テープの先端の粘着面を前記スピンドル(Sp)
に支持されたコイルボビン(CB)に向けて前記コイル
ボビンとテープ押さえローラ間に位置させる。 〔巻き付けステップ〕前記テープローラ(R)と前記ス
ピンドル(Sp)により前記テープの先端を前記コイル
ボビン(CB)側に貼りつけて前記スピンドルを回転し
てテープを巻き付ける。 〔テープ切断ステップ〕前記テープクランプ手段(C
l)でテープをクランプして前記テープ切断手段により
貼りつけしろ(余長に相当)を残して切断する。 〔テープ最終巻きつけステップ〕前記テープ切断後前記
コイルボビン側のテープの残りを巻きつける。ここでテ
ーピングが終了し,最終テーピングの際はテーピングを
完了したコイルボビン(CB)を前記スピンドル(S
p)からはずし、次のコイルボビン(CB)を準備す
る。 〔次の待機ステップへの復帰〕前記テープクランプ手段
(Cl)によりテープの先端を次のコイルボビン(C
B)との関係で前記待機ステップと同じ位置にもたら
す。
【0038】なお、前記テープ押さえローラ(R)は
〔テープ貼り付け巻きつけステップ〕から前記〔最終巻
きつけステップ〕までコイルボビン側にテープを押し続
けるようにする。前記テープ供給手段(F),前記テー
プローラ(R),テープクランプ(Cl),テープ切断
装置(Tc)はテープワインダ基板(TWB)に設けら
れており,前記テープワインダ基板(TWB)は前記ス
ピンドル(Sp)と前記テープローラ(R)の前記相対
軸距離を移動させる相対軸間距離駆動手段(DaD)に
より駆動される。前記テープクランプ(Cl)は、前述
した実施例と同様に前記テープワインダ基板(TWB)
に回転可能に枢止されたテープ押さえ80と摺動可能に
設けられたテープガイド40を用いて構成することもで
きる。前記テープクランプ駆動手段(ClD)は前記テ
ープ押さえと前記テープガイドをそれぞれ駆動するアク
チュエータとすることができる。前記テープ切断装置
(Tc)は前記テープワインダ基板(TWB)に摺動可
能に枢止されたテープカッタ60であり前記テープ切断
装置駆動手段は前記テープカッタ60を駆動するアクチ
ュエータとすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳しく説明したように本発明によれ
ば、テープをコイル巻線に巻き終わったときの切断は、
切断時にコイル巻線上に巻き取られたテープの上からテ
ープローラが押さえていることにより、テープの形崩れ
がないという効果がある。また、堅くて変形しないテー
プガイドの面にテープ押さえで押しつけた状態で、切断
することにより、切断面が設計どおりになるよう正確に
切断することができるという効果がある。しかも、毎回
のテーピング工程の中で、次回最初のコイル巻線への貼
付に必要なテープ先端の余長を作るようにしているの
で、テーピング開始前に一々テープを引き出さなくても
よい。さらに、テープをコイルボビンに巻かれた巻線上
にテープ先端を貼りつけてから、切断されたテープの切
れ端を巻き取る迄の間、終始連続してテープローラがテ
ープをコイル巻線に押しているので、コイル巻線上のテ
ープの安定が極めてよいという効果がある。したがっ
て、本発明の装置を使用することにより、テープの位置
ずれが無く、テープの巻き始め位置や巻き終わり位置が
正確なテーピングを連続自動化することができるので、
最近のような高い精度が要求されるコイルを高速で歩留
りよく製造するのに大いに役立つ。
【0040】本発明による装置では、前記テープローラ
(R)と前記スピンドル(Sp)により前記テープの先
端を前記コイルボビン側に貼りつけて押さえながら前記
スピンドル(Sp)を回転してテープを巻き付けるか
ら、テープの先端が外れることはない。また、前記テー
プ切断後,前記コイルボビン側のテープの残りを巻きつ
けるのであるが、このとき前記テープローラ(R)で押
しつけておくことができるから最後まで確実な巻き付け
が可能となる。
【0041】
【変形例】以上詳しく説明した実施例について、本発明
の範囲内で種々の変形を施すことができる。スピンドル
は巻線機の巻線用のスピンドルであってもテーピング専
用のスピンドルのいずれであっても良い。切断手段とし
てカッタの例を示したがこれを電熱線ヒータに置き換え
ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のによるテーピング装置の実施例の要部
を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例に使用されるテープガイドとその
関連部分を示す斜視図である。
【図3】図1の実施例に使用されるカッタとその関連部
分を示す斜視図である。
【図4】図1の実施例に使用されるテープローラとその
関連部分を示す斜視図である。
【図5】図1の実施例の各動作状態例を示す説明図であ
る。
【図6】図1の実施例の各動作状態例を示す説明図であ
る。
【図7】図1の実施例の各動作状態例を示す説明図であ
る。
【図8】図1の実施例の各動作状態例を示す説明図であ
る。
【図9】図1の実施例の各動作状態例を示す説明図であ
る。
【図10】図1の実施例の各動作状態例を示す説明図で
ある。
【図11】第2の実施例装置を示すブロック図である。
【図12】前記第2の実施例装置のステップを示す説明
図である。
【図13】従来の巻線機におけるテーピング装置例の正
面図である。
【図14】図11の従来例の装置を取りつける以前の巻
線機例を示す平面図である。
【図15】図11の従来の装置の各動作状態例を示す説
明図である。
【図16】図11の従来の装置の各動作状態例を示す説
明図である。
【図17】図11の従来の装置の各動作状態例を示す説
明図である。
【図18】図11の従来の装置の各動作状態例を示す説
明図である。
【図19】図11の従来の装置の各動作状態例を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 コイルボビン 2 スピンドル 3 ノズル 6 テープ 7 コイル巻線 10,110 テープワインダ用基板 20 テープローラ 25,45,65 リニアガイドの可動部 40 テープガイド 50,70,90 エアシリンダ 60 カッタ 80 テープ押さえ CB コイルボビン F テープ供給手段 Sp スピンドル R テープ押さえローラ Cl テープクランプ Tc テープ切断装置 SpD スピンドル駆動手段 DaD 軸間距離調節駆動手段 ClD テープクランプ駆動手段 TcD テープ切断装置駆動手段 TPcont テーピング制御手段

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープの先端部をコイルボビンに巻かれ
    たコイル巻線に貼りつけ、前記コイルボビンを保持する
    スピンドルを回転させることにより前記テープをコイル
    巻線上に巻き取り、その巻き終わり位置でテープを切断
    するテーピング方法において、 前記スピンドルに対して相対位置を変えることができる
    基板に、テープ支持構造より繰り出されたテープをコイ
    ル巻線に押しつけるテープローラと、テープ経路を変更
    するテープガイドと、前記テープガイドとテープローラ
    の間でテープを切断するテープ切断手段と、前記テープ
    を前記テープローラに押しつけるテープ押さえとを設
    け、 前記テープ押さえにより先端に一定の余長をもってテー
    プを前記テープローラ周側面上に保持する待機ステップ
    と、 前記テープローラと前記スピンドルにより前記テープを
    前記コイル巻線に貼りつけて巻きつける巻きつけステッ
    プと、 前記テープガイドを移動させて次の待機状態の前記余長
    を確保し前記テープ切断手段によりテープを切断する切
    断ステップと、 前記テープ切断後前記コイルボビン側のテープの切れ残
    りを巻きつける最終巻きつけステップと、 前記テープガイドを待機姿勢の位置に戻し次のテーピン
    グに備えるステップとから構成したテーピング方法。
  2. 【請求項2】 前記テーピング方法において、前記テー
    プローラは、巻きつけステップから前記最終巻きつけス
    テップまでコイル巻線上にテープを押し続けることを特
    徴とする請求項1記載のテーピング方法。
  3. 【請求項3】 前記テーピングにおいて、前記テープ押
    さえは前記切断ステップにおいて前記テープを前記テー
    プガイドに押しつけて保持する請求項1または2記載の
    テーピング方法。
  4. 【請求項4】 前記テーピングにおいて、前記コイル巻
    線にテープの先端部を接触させて貼りつけた後のテープ
    巻き取り動作を妨げないようテープ押さえをテープより
    引き離す動作を、 前記テープ押さえを旋回、あるいは後退させることによ
    り行う請求項1,2または3記載のテーピング方法。
  5. 【請求項5】 前記テーピングにおいて、前記コイル巻
    線にテープの先端部を接触させて貼りつけた後のテープ
    巻き取り動作を妨げないようテープ押さえをテープより
    引き離す動作を、 前記コイルボビンと前記テープローラを強く押しつける
    ことにより、相対的にテープローラの位置を後退させて
    行う請求項1,2または3記載のテーピング方法。
  6. 【請求項6】 コイルボビンを保持して回転するスピン
    ドルに対し、少なくとも前記スピンドルに直交する平面
    内の任意の位置に移動することができる基板に、 テープ支持構造と、 接近したときのコイルボビンの位置に向かって押すよう
    附勢され、前記コイルボビン上のコイル巻線にテープを
    押しつけることができるテープローラと、 前記テープ押しつけ位置へテープを案内するテープガイ
    ドと、 前記テープガイドとテープローラの間にあるテープ切断
    手段と、 前記テープ押しつけ位置に対しテープガイド側にあっ
    て、少なくとも前記テープローラに押しつけてテープを
    保持することができるテープ押さえとを備え、 前記スピンドルを回転させることにより、コイル巻線に
    前記テープを巻きつける手段と、 前記コイル巻線と前記テープローラ周側面上のテープを
    接触させるために前記テープローラと前記コイルボビン
    を近づけ、前記テープを巻きつける手段によるテーピン
    グの後に相対位置を元の状態に戻すために前記テープロ
    ーラと前記コイルボビンを引き離す手段と、 その先端部より一定の余長をもってテープを前記テープ
    ローラ周側面上に保持する姿勢、前記テープガイドにテ
    ープを押さえて保持する姿勢、前記テープローラおよび
    前記テープガイドから離れて退避する姿勢のそれぞれに
    前記テープ押さえの姿勢を変換する手段と、 待機状態のテープの余長を確保するため、前記テープガ
    イドを前進させてその先端部を前記コイルボビンの側方
    に移動させるとともに、前記テープ切断手段によりテー
    プ切断の後、前記テープガイドを後退させて待機状態に
    戻す手段とを有することを特徴とするテーピング装置。
  7. 【請求項7】 前記装置において、前記コイル巻線と前
    記テープローラ周側面上のテープを接触させるために前
    記テープローラと前記コイルボビンを近づけ、前記テー
    プを巻きつける手段によるテーピングの後に相対位置を
    元の状態に戻すために前記テープローラと前記コイルボ
    ビンを引き離す手段に、 前記テープ押さえがテープローラ上にテープを保持して
    いるときに、前記テープローラとコイルボビンをさらに
    近づけることにより、相対的にテープローラを後退させ
    て前記テープ押さえを前記テープローラから引き離す手
    段を含む請求項6記載のテーピング装置。
  8. 【請求項8】 コイルボビン(CB)を保持し回転しテ
    ープ供給手段(F)からのテープを前記コイルボビンに
    巻き付けるスピンドル(Sp)と、 前記スピンドル(Sp)に対して前記スピンドルに支持
    されたコイルボビンのテープ巻き付け面に接触し従動回
    転する位置および離れた位置をとることができるテープ
    押さえローラ(R)と、 前記テープの先端近くの任意の位置でクランプまたは釈
    放,クランプした状態でテープの先端位置を変えるテー
    プクランプ(Cl)と、テープを前記テープクランプの
    クランプ位置と前記コイルボビン間で切断するテープ切
    断装置(Tc)と、前記スピンドルを回転駆動するスピ
    ンドル駆動手段(SpD),前記スピンドルと前記テー
    プ押さえローラの軸間距離を調節する軸間距離調節駆動
    手段(DaD),前記テープクランプのクランプ部のク
    ランプ,釈放,移動の駆動をするテープクランプ駆動手
    段(ClD)および前記テープ切断装置を駆動するテー
    プ切断装置駆動手段(TcD)よりなるテーピング動作
    駆動手段と、 前記テープクランプ手段により前記テープの先端の粘着
    面を前記スピンドルに支持されたコイルボビンに向けて
    前記コイルボビンとテープ押さえローラ間に位置させる
    待機ステップ,前記テープローラと前記スピンドルによ
    り前記テープの先端を前記コイルボビン側に貼りつけて
    前記スピンドルを回転してテープを巻き付けるテープ貼
    りつけ巻き付けステップ,前記テープクランプでテープ
    をクランプして前記テープ切断手段により貼りつけしろ
    を残して切断するテープ切断ステップ,前記テープ切断
    後,前記コイルボビン側のテープの残りを巻きつけるテ
    ープ最終巻きつけステップ,前記テープクランプにより
    テープの先端を次のコイルボビンとの関係で前記待機ス
    テップと同じ位置にもたらす次の待機ステップ,を順次
    実行させる信号を前記テーピング動作駆動手段に供給す
    るテーピング制御手段(TPcont)とから構成した
    テーピング装置。
  9. 【請求項9】 前記テープ押さえローラ(R)は、テー
    プ貼り付け巻きつけステップから前記最終巻きつけステ
    ップまでコイル巻線上にテープを押し続けることを特徴
    とする請求項1記載のテーピング装置。
  10. 【請求項10】 前記テープ供給手段,前記テープロー
    ラ,テープクランプ,テープ切断装置はテープワインダ
    基板(TWB)に設けられており,前記テープワインダ
    基板は前記スピンドルと前記テープローラの前記相対軸
    距離を移動させる相対軸間距離駆動手段により駆動され
    る請求項1記載のテーピング装置。
  11. 【請求項11】 前記テープクランプは前記テープワイ
    ンダ基板に回転可能に枢止されたテープ押さえと摺動可
    能に設けられたテープガイドを含み、前記テープクラン
    プ駆動手段は前記テープ押さえと前記テープガイドをそ
    れぞれ駆動するアクチュエータである請求項3記載のテ
    ーピング装置。
  12. 【請求項12】 前記テープ切断装置は前記テープワイ
    ンダ基板に摺動可能に枢止されたテープカッタであり前
    記テープ切断装置駆動手段は前記テープカッタを駆動す
    るアクチュエータである請求項4記載のテーピング装
    置。
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