JP2002184357A - 冷陰極蛍光放電管 - Google Patents

冷陰極蛍光放電管

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JP2002184357A
JP2002184357A JP2000384652A JP2000384652A JP2002184357A JP 2002184357 A JP2002184357 A JP 2002184357A JP 2000384652 A JP2000384652 A JP 2000384652A JP 2000384652 A JP2000384652 A JP 2000384652A JP 2002184357 A JP2002184357 A JP 2002184357A
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Akihiro Kato
陽弘 加藤
Fumio Nakajima
文男 中島
Akira Inoue
朗 井上
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Okaya Electric Industry Co Ltd
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Okaya Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 蛍光体の発光効率を向上させ長寿命且つ高品
質で多品種(多色)少量生産及び細管に好適な冷陰極蛍
光放電管の提供。 【解決手段】 紫外線透過ガラス管からなる紫外線放射
ランプの外周面に、蛍光体/無機結合材固形分がPVC
で50〜800%で分散させた蛍光体分散液を塗布し、
これを焼成して蛍光体層を形成し、紫外線放射ランプが
放射する紫外線が蛍光体を励起して発光させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線放射ランプ
を用いた冷陰極蛍光放電管に関し、特に明るく長寿命で
高品質な冷陰極蛍光放電管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の各種表示装置に用いられる発光管
としては、ネオン管、蛍光灯、LED、冷陰極線管(C
CFL)などがあり、そして近年徐々に大型化しつつあ
る液晶表示装置には冷陰極線管が多く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ネオン管は、管内に封
入するガスの種類によって発光色が設定されるのである
が、放電ガスの種類はさほど多くないので発光色が限定
されており、また各種の発光色の発光管を少量生産する
ことは生産設備的に困難であった。また蛍光灯にあって
は、管内に紫外線を発生させるために封入している水銀
が、管の内壁に塗着された蛍光体層に影響を及ぼして黒
化する等の問題があった。さらに一般のCCFLにあっ
ては、管の内側に塗布する蛍光体の種類により発光色を
変えることができるものの、製造上いろいろと問題点が
あることから発光色は主に白色であり、さらに管内の水
銀の汚染により輝度低下を生じやすいという問題があっ
た。また、CCFLの細管を製造する場合には、管径が
細いほどガラス管内面に均一に蛍光体を形成することが
困難になるものであった。
【0004】そこで本発明は、蛍光体の発光効率を向上
させ長寿命且つ高品質で多品種(多色)少量生産及び細
管に好適な冷陰極蛍光放電管の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の冷陰極蛍光放電管は、紫外線放射ランプの
外周面に、蛍光体を無機結合材で分散させた蛍光体分散
液を塗布しこれを焼成して蛍光体層を形成し、上記紫外
線放射ランプが放射する紫外線が上記蛍光体を励起して
発光することを特徴とするものである。
【0006】また、無機結合材固形分に対する蛍光体の
顔料容積濃度(PVC)は50〜800%としたことを
特徴とするものである。
【0007】また、蛍光体層の厚さを10〜200μ
m、好ましくは30〜150μmとしたことを特徴とす
るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の冷陰極蛍光放電管は、紫
外線を透過するガラス管からなる紫外線放射ランプの外
周面に、蛍光体粉末を無機結合材に分散させた蛍光体分
散液を塗着し、これを焼成させることで蛍光体層を配設
している。
【0009】上記蛍光体として用いる材料としては、赤
色蛍光体として、例えばY(PV)O4:Eu、YV
4:Eu、3.5MgO・0.5MgF2・GeO2
Mg、(SrMg)3(PO4):Sn、Y23:Eu、
CaSiO3:Pb,Mn等が挙げられ、これら1種若
しくは2種以上の混合物として使用される。また、緑色
蛍光体としては、例えばZn2SiO4:Mn、(CeT
bMn)MgAl1119、LaPO4:Ce,Tb、
(CeTb)MgAl1119、Y2SiO5:Ce,Tb
等が挙げられ、これら1種若しくは2種以上の混合物と
して使用される。さらに、青色蛍光体としては、(Sr
Mg)227:Eu、Sr227:Eu、Sr22
7:Sn、Sr5(PO43Cl:Eu、(SrCaB
a)5(PO43Cl:Eu、BaMg2Al1627:E
u、CaWO4、CaWO4:Pb等が挙げられ、これら
1種若しくは2種以上の混合物として使用される。これ
ら3色の蛍光体を適宜選択・混合して用いることで、種
々の色の発色が可能となる。
【0010】また、無機結合材としては、アルカリシリ
ケート、エチルシリケート結合物、有機官能基を部分的
に導入したアルコキシラン結合物、アルコキシラン結合
物に有機ポリマーを反応させたハイブリッド系無機結合
材などが使用できる。
【0011】顔料容積濃度(PVC)とは、蛍光体の容
積を無機結合材固形分の容積で除して得られる値であ
る。実際の容積値の替わりに、質量を比重で除して得ら
れる容積値を用いてもよい。因みに、蛍光体の比重は4
〜5、結合材の比重は1〜2であり、本実施例では蛍光
体4.0、結合材1.0として換算した。そしてこのP
VCが、50〜800%、好ましくは200〜700%
となるように分散させて蛍光体分散液とする。そして、
この蛍光体分散液を塗布して焼成させた蛍光体層の厚さ
は、紫外線に励起されて生じた光がこの蛍光体層自体に
吸収されてしまうことがないように、10〜200μ
m、好ましくは30〜150μmとする。
【0012】また、無機結合材は層が厚くなるとクラッ
クが生じて塗膜が剥離しやすくなることから、膜内の歪
みを分散させるために、蛍光体分散液にアルミナ、ベリ
リア、炭化硼素、炭化珪素、チタン酸カリウムなどの針
状微粉末(ウィスカー材)を適宜添加することとしても
よい。その混入率としては、蛍光体層の性能を損なわな
い範囲内で、無機結合材の固形分と針状結晶微粉末を重
量比で針状結晶微粉末/無機結合材固形分が0.1〜
3.0となるようにする。
【0013】蛍光体層の塗膜硬度は、硬度測定用鉛筆を
使用し、塗膜に各鉛筆をあてて、塗膜にキズがつかない
鉛筆の硬さにより測定し、また輝度(1Wあたり)は輝
度測定器BN−5(トプコン製)により測定した。ま
た、紫外線(254nm)強度は、UVmeter(紫
外線測定器)(ULTRA-VIORET PRODUCTS Inc. J-225
型)により測定した。更に、膜厚測定には、蛍光体塗布
重量と塗布面積及び蛍光体の比重により換算した。
【0014】(実施例1)外径2mm、長さ200mm
の紫外線透過ガラス管からなる紫外線放射ランプの外周
面に、蛍光体100重量部(赤色蛍光体:Y23:Eu
50部、青色蛍光体:BaMg2Al1627:Eu
25部、緑色蛍光体:Zn2SiO4:Mn25部)を無
機結合材250重量部(トウペ:ポーセリン#200ク
リヤー不揮発分20%)に分散させた蛍光体分散液(P
VC=50%)を紫外線放射ランプの外面に塗布し、1
80℃で20分間焼き付ける。このようにして造られた
冷陰極蛍光放電管は、厚さ30μmの蛍光体層を有し、
輝度は3800cd/cm2/Wと高く、蛍光体層には
クラックもなく長期耐久性に優れ、輝度変化が少ないも
のが得られた。
【0015】(実施例2)外径3mm、長さ300mm
のガラス管からなる紫外線放射ランプの外周面に、蛍光
体100重量部(赤色蛍光体:Y23:Eu 50部、
青色蛍光体:BaMg2Al1627:Eu 25部、緑
色蛍光体:Zn2SiO4:Mn 25部)を無機結合材
125重量部(大日本塗料株式会社:セラミクロン#1
0ODクリヤー 不揮発分20%)に分散させた蛍光体
分散液(PVC=100%)を紫外線放射ランプの外面
に塗布し、180℃で30分間焼き付ける。このように
して造られた冷陰極蛍光放電管は、厚さ50μmの蛍光
体層を有し、輝度は4000cd/cm2/Wと高く、
蛍光体層にはクラックもなく長期耐久性に優れ、輝度変
化が少ないものが得られた。
【0016】(実施例3)外径3mm、長さ300mm
のガラス管からなる紫外線放射ランプの外周面に、蛍光
体100重量部(赤色蛍光体:Y23:Eu 45部、
青色蛍光体:BaMg2Al1627:Eu 30部、緑
色蛍光体:Zn2SiO4:Mn 25部)を無機結合材
62.5重量部(大日本塗料株式会社:セラミクロン#
10ODクリヤー 不揮発分20%、ウィスカー材:チ
タン酸カリウムを0.01%添加)に分散させた蛍光体
分散液(PVC=200%)を紫外線放射ランプの外面
に塗布し、180℃で30分間焼き付ける。このように
して造られた冷陰極蛍光放電管は、厚さ50μmの蛍光
体層を有し、輝度は4500cd/cm2/Wと高く、
蛍光体層にはクラックもなく長期耐久性に優れ、輝度変
化が少ないものが得られた。
【0017】(実施例4)外径3mm、長さ300mm
のガラス管からなる紫外線放射ランプの外周面に、蛍光
体100重量部(赤色蛍光体:YVO4:Eu 50
部、青色蛍光体:BaMg2Al1627:Eu 25
部、緑色蛍光体:Zn2SiO4:Mn 25部)を無機
結合材41.5重量部(大日本塗料株式会社:セラミク
ロン#10ODクリヤー 不揮発分20%)に分散させ
た蛍光体分散液(PVC=300%)を紫外線放射ラン
プの外面に塗布し、180℃で30分間焼き付ける。こ
のようにして造られた冷陰極蛍光放電管は、厚さ50μ
mの蛍光体層を有し、輝度は5100cd/cm2/W
と高く、蛍光体層にはクラックもなく長期耐久性に優
れ、輝度変化が少ないものが得られた。
【0018】(実施例5)外径2mm、長さ300mm
のガラス管からなる紫外線放射ランプの外周面に、蛍光
体100重量部(赤色蛍光体:YVO4:Eu 50
部、青色蛍光体:BaMg2Al1627:Eu 25
部、緑色蛍光体:LaPO4:Ce,Tb 25部)を
無機結合材31.3重量部(トウペ:ポーセリン#20
0クリヤー 不揮発分20%)に分散させた蛍光体分散
液(PVC=400%)を紫外線放射ランプの外面に塗
布し、180℃で20分間焼き付ける。このようにして
造られた冷陰極蛍光放電管は、厚さ30μmの蛍光体層
を有し、輝度は5000cd/cm 2/Wと高く、蛍光
体層にはクラックもなく長期耐久性に優れ、輝度変化が
少ないものが得られた。
【0019】(実施例6)外径1mm、長さ200mm
のガラス管からなる紫外線放射ランプの外周面に、蛍光
体100重量部(赤色蛍光体:Y23:Eu 50部、
青色蛍光体:BaMg2Al1627:Eu 25部、緑
色蛍光体:Zn2SiO4:Mn 25部)を無機結合材
25.0重量部(日本油脂株式会社:ベルクリーン#1
000クリヤー 不揮発分20%、ウィスカー材:チタ
ン酸カリウムを1%添加)に分散させた蛍光体分散液
(PVC=500%)を紫外線放射ランプの外面に塗布
し、180℃で20分間焼き付ける。このようにして造
られた冷陰極蛍光放電管は、厚さ60μmの蛍光体層を
有し、輝度は5100cd/cm2/Wと高く、蛍光体
層にはクラックもなく長期耐久性に優れ、輝度変化が少
ないものが得られた。
【0020】(実施例7)外径2mm、長さ300mm
のガラス管からなる紫外線放射ランプの外周面に、蛍光
体100重量部(赤色蛍光体:Y23:Eu 50部、
青色蛍光体:BaMg2Al1627:Eu 20部、緑
色蛍光体:Zn2SiO4:Mn 30部)を無機結合材
21重量部(トウペ:ポーセリン#200クリヤー 不
揮発分20%、ウィスカー材:チタン酸カリウムを0.
1%添加)に分散させた蛍光体分散液(PVC=600
%)を紫外線放射ランプの外面に塗布し、180℃で2
0分間焼き付ける。このようにして造られた冷陰極蛍光
放電管は、厚さ70μmの蛍光体層を有し、輝度は48
00cd/cm2/Wと高く、蛍光体層にはクラックも
なく長期耐久性に優れ、輝度変化が少ないものが得られ
た。
【0021】(実施例8)外径3mm、長さ300mm
のガラス管からなる紫外線放射ランプの外周面に、蛍光
体100重量部(赤色蛍光体:Y23:Eu 50部、
青色蛍光体:BaMg2Al1627:Eu 25部、緑
色蛍光体:Zn2SiO4:Mn 25部)を無機結合材
18重量部(大日本塗料株式会社:セラミクロン#10
ODクリヤー 不揮発分20%)に分散させた蛍光体分
散液(PVC=700%)を紫外線放射ランプの外面に
塗布し、180℃で30分間焼き付ける。このようにし
て造られた冷陰極蛍光放電管は、厚さ40μmの蛍光体
層を有し、輝度は5300cd/cm2/Wと高く、蛍
光体層にはクラックもなく耐久性に優れ、輝度変化が少
ないものが得られた。
【0022】(実施例9)外径3mm、長さ300mm
のガラス管からなる紫外線放射ランプの外周面に、蛍光
体100重量部(赤色蛍光体:YVO4:Eu 50
部、青色蛍光体:BaMg2Al1627:Eu 25
部、緑色蛍光体:Zn2SiO4:Mn 25部)を無機
結合材15.6重量部(大日本塗料株式会社:セラミク
ロン#10ODクリヤー 不揮発分20%)に分散させ
た蛍光体分散液(PVC=800%)を紫外線放射ラン
プの外面に塗布し、180℃で30分間焼き付ける。こ
のようにして造られた冷陰極蛍光放電管は、厚さ40μ
mの蛍光体層を有し、輝度は5300cd/cm2/W
と高く、蛍光体層にはクラックもなく耐久性に優れ、輝
度変化が少ないものが得られた。
【0023】(比較例1)外径3mm、長さ300mm
のガラス管からなる紫外線放射ランプの外周面に、蛍光
体100重量部(赤色蛍光体:Y23:Eu 50部、
青色蛍光体:BaMg2Al1627:Eu 25部、緑
色蛍光体:Zn2SiO4:Mn 25部)を無機結合材
500重量部(大日本塗料株式会社:セラミクロン#1
0ODクリヤー 不揮発分20%)に分散させた蛍光体
分散液(PVC=25%)を紫外線放射ランプの外面に
塗布し、180℃で30分間焼き付ける。このようにし
て造られた冷陰極蛍光放電管は、厚さ40μmの蛍光体
層を有し、蛍光体層にはクラックもなく塗膜状況も非常
に良好で長期耐久性に優れるものの、輝度は2400c
d/cm2/Wと低い。
【0024】(比較例2)外径3mm、長さ300mm
のガラス管からなる紫外線放射ランプの外周面に、蛍光
体100重量部(赤色蛍光体:Y23:Eu 50部、
青色蛍光体:BaMg2Al1627:Eu 25部、緑
色蛍光体:Zn2SiO4:Mn 25部)を無機結合材
13.8重量部(大日本塗料株式会社:セラミクロン#
10ODクリヤー 不揮発分20%)に分散させた蛍光
体分散液(PVC=900%)を紫外線放射ランプの外
面に塗布し、180℃で30分間焼き付ける。このよう
にして造られた冷陰極蛍光放電管は、厚さ40μmの蛍
光体層を有し、輝度は5400cd/cm2/Wと高い
ものの、蛍光体層の塗膜状況はやや悪い。
【0025】(比較例3)外径3mm、長さ300mm
のガラス管からなる紫外線放射ランプの外周面に、蛍光
体100重量部(赤色蛍光体:Y23:Eu 50部、
青色蛍光体:BaMg2Al1627:Eu 25部、緑
色蛍光体:Zn2SiO4:Mn 25部)を無機結合材
(B)12.5重量部(大日本塗料株式会社:セラミク
ロン#10ODクリヤー 不揮発分20%)に分散させ
た蛍光体分散液(PVC=1000%)を紫外線放射ラ
ンプの外面に塗布し、180℃で30分間焼き付ける。
このようにして造られた冷陰極蛍光放電管は、厚さ40
μmの蛍光体層を有し、輝度は5600cd/cm2
Wと高いものの、蛍光体層はかなりもろい状態である。
【0026】このようにして得られた無機結合材固形分
に対する蛍光体の顔料容積濃度(PVC)と、塗膜硬度
及び輝度(1Wあたり)との関係を表1に示すととも
に、PVCと輝度(1Wあたり)の関係を図1にグラフ
として表す。
【0027】
【表1】
【0028】図2は、本発明の実施例3の組成の冷陰極
蛍光放電管(但し、ウイスカー材無し)における蛍光体
層の膜厚(μm)と波長254nmの紫外線強度との関
係を示す表2をグラフ化したものである。
【表2】
【0029】図3は、本発明の実施例3の組成の冷陰極
蛍光放電管(但し、ウイスカー材無し)における蛍光体
層の膜厚(μm)と輝度(1Wあたり)との関係を示す
表3をグラフ化したものである。
【表3】
【0030】以上の結果から、PVCが小さい方が蛍光
体の塗膜状況が良いものの、輝度は低くなる。一方、P
VCが900以上になると塗膜状況が弱くなるという結
果が得られた。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、紫
外線放射ランプの外周面に、蛍光体を無機結合材で分散
させた蛍光体分散液を塗布しこれを焼成して蛍光体層を
形成することで、蛍光灯のごとく水銀等に影響されずに
長寿命で従来にない明るく輝度ムラの少なく高品質な冷
陰極蛍光放電管が得られるとともに、蛍光体の種類を変
えるだけで例え少量でも容易に細管で且つ多色の冷陰極
蛍光放電管を提供することが可能となるものである。ま
た、蛍光体層の硬度も優れ長期耐久性に優れ、輝度変化
が少ないものである。
【0032】また、無機結合材固形分に対する蛍光体の
顔料容積濃度(PVC)を50〜800%とすること
で、蛍光体層の膜硬度に優れるとともに、輝度も高い冷
陰極管が得られる。
【0033】また、蛍光体層の厚さを10〜200μ
m、好ましくは30〜150μmとすることで、蛍光膜
厚が30μmよりも大きいと蛍光膜を透過する紫外線が
著しく小さくなることから、本発明の冷陰極管をバック
ライトに用いた場合には導光板の劣化を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷陰極蛍光放電管における蛍光体層の
膜厚と波長254nmの紫外線強度との関係を示すグラ
フ図である。
【図2】本発明の冷陰極蛍光放電管におけるPVCと輝
度との関係を示すグラフ図である。
【図3】本発明の冷陰極蛍光放電管における蛍光体層の
膜厚と輝度との関係を示すグラフ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 11/78 CPB C09K 11/78 CPB 11/81 CPW 11/81 CPW 11/82 CQF 11/82 CQF (72)発明者 井上 朗 埼玉県行田市斎条字江川1003 岡谷電機産 業株式会社埼玉製作所内 Fターム(参考) 4H001 CA01 CA06 CF02 XA08 XA12 XA13 XA14 XA15 XA23 XA30 XA39 XA56 XA57 YA25 YA58 YA63 YA65 5C043 AA02 AA07 CC09 EB02 EC02 EC06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線放射ランプの外周面に、蛍光体を
    無機結合材で分散させた蛍光体分散液を塗布しこれを焼
    成して蛍光体層を形成し、上記紫外線放射ランプが放射
    する紫外線が上記蛍光体を励起して発光することを特徴
    とする冷陰極蛍光放電管。
  2. 【請求項2】 無機結合材固形分に対する蛍光体の顔料
    容積濃度(PVC)は50〜800%としたことを特徴
    とする請求項1記載の冷陰極蛍光放電管。
  3. 【請求項3】 蛍光体層の厚さを10〜200μm、好
    ましくは30〜150μmとしたことを特徴とする請求
    項1記載の冷陰極蛍光放電管。
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