JP2002182542A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2002182542A
JP2002182542A JP2000375861A JP2000375861A JP2002182542A JP 2002182542 A JP2002182542 A JP 2002182542A JP 2000375861 A JP2000375861 A JP 2000375861A JP 2000375861 A JP2000375861 A JP 2000375861A JP 2002182542 A JP2002182542 A JP 2002182542A
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JP
Japan
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temperature
power
saving state
signal
unit
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Application number
JP2000375861A
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English (en)
Inventor
Yoichi Endo
洋一 遠藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 節電状態への移行要求が発せられると複数の
節電状態移行条件が全て満たされていなくても、当該条
件が満たされた構成から順次節電状態に入るようにして
効率的な節電が行えるようにする。 【解決手段】 省エネ移行が要求が検出されると省エネ
状態への移行を開始する(ステップSA1,SA2)。
そして、冷却部34を構成する加熱部31への電源供給
が停止し、ファンモータ40が回転中か否かの判断を行
う(ステップSA3)。ファンモータ40が回転中か否
かは、周辺温度Tが所定温度Ttより高いか否かを意味
しているので、周辺温度Tが予め設定された温度Ttよ
り低くなるまで待ち(ステップSA4)、その後ファン
モータ停止信号を出力してファンモータ40を停止させ
る(ステップSA5,ステップSA6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、節電状態(いわゆ
る省エネルギー状態)に入るとファンモータ等を停止さ
せて節電を図る節電機能を具備した記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、ファクシミリ装置やプリンタ等の
電子機器における省エネルギー化要請の高まりに応じ
て、当該ファクシミリ装置等においては節電機能を備え
た商品が市場に提供されている。
【0003】例えば、ファクシミリ装置には画情報を送
受信する手段と共に受信した画情報を記録する記録装置
が備えられている。
【0004】このような記録装置には種々の構成が提案
されているが、例えばトナーを記録紙に定着させること
により画情報の記録を行う構成では、定着部を所定の定
着温度に加熱するために電気ヒータが用いられ、またそ
の周辺の温度を冷却するためにファンが設けられてい
る。
【0005】そして、深夜等の受信頻度の少ない時間帯
になると節電状態に入り、記録装置等への電力供給を停
止させ、受信動作に必要な最小限の機器にのみ電力供給
を行うことにより消費電力の節減を図るようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た節電機能により節電状態への移行要求が発生し記録装
置への電源供給を停止しようとしても、電源供給停止条
件として定着部の周辺温度が予め設定された温度以下に
なることが要求されているため、それまでの間は節電状
態に移行することができず、十分な節電が図れない問題
があった。
【0007】即ち、ファクシミリ装置には、機器の設定
や状態を知らせるための液晶パネル等からなる操作表示
部が設けられている場合が一般的であるが、かかる表示
操作部の電源も節電状態では停止されて、効率的な節電
が図られるようになっている。
【0008】しかし、従来の構成では、節電状態への移
行要求が発せられた場合には、当該節電状態に入るため
の条件が全て満たされるか否かの判断が行われ、この条
件が完全に満たされない場合には省エネルギー状態への
移行が実行されない。
【0009】従って、定着部の温度が所定の温度以下に
なっていない場合には、例え他の条件が揃っても節電状
態に入ることができなかった。
【0010】そこで、本発明は、節電状態への移行要求
が発せられると複数の節電状態移行条件が全て満たされ
ていなくても、当該条件が満たされた構成から順次節電
状態に入るようにして効率的な節電が行えるようにした
記録装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、少なくとも画像形成部材
を所定の画像記録温度に加熱して画像形成を可能にする
加熱部と該加熱部の周辺を冷却して当該周辺温度を下げ
る冷却部とを有して、予め設定された節電状態移行条件
が満たされると加熱部及び冷却部への電源供給を停止し
て節電状態に入る機能を備えた記録装置において、節電
状態への移行要求が発せられると、加熱部への電源供給
を直ちに停止すると共に、周辺温度が予め設定された温
度より低くなったときに冷却部への電力供給を停止する
電源管理手段を設けて、節電状態への移行要求が発せら
れると複数の節電状態移行条件が全て満たされていなく
ても、当該条件が満たされた構成から順次節電状態に入
るようにして効率的な節電が行えるようにしたことを特
徴とする。
【0012】請求項2にかかる発明は、記録部電源管理
手段が、周辺温度を検出して当該検出信号にオフセット
値を乗せて出力する周辺温度検出手段と、予め設定され
た温度に対応する基準温度信号を出力する判断基準器
と、周辺温度検出手段からの温度信号が判断温度信号か
らの基準温度信号より小さいか否かを判断して、温度信
号が基準温度信号より小さくなったときに冷却部への電
源供給を停止させる電源停止信号を出力する周辺温度判
断手段とを有して、簡単な構成で節電状態への移行要求
が発せられると複数の節電状態移行条件が全て満たされ
ていなくても、当該条件が満たされた構成から順次節電
状態に入るようにして効率的な節電が行えるようにした
ことを特徴とする。
【0013】請求項3にかかる発明は、周辺温度判断手
段が、A/D変換器を備えて、温度信号が基準温度信号
より小さいか否かを判断する際に各信号をディジタル信
号に変換して判断するようにして、簡単な構成で節電状
態への移行要求が発せられると複数の節電状態移行条件
が全て満たされていなくても、当該条件が満たされた構
成から順次節電状態に入るようにして効率的な節電が行
えるようにしたことを特徴とする。
【0014】請求項4にかかる発明は、周辺温度判断手
段を周辺温度検出手段からの温度信号と基準温度信号と
の大小に応じて出力値が反転するコンパレータとして、
簡単な構成で節電状態への移行要求が発せられると複数
の節電状態移行条件が全て満たされていなくても、当該
条件が満たされた構成から順次節電状態に入るようにし
て効率的な節電が行えるようにしたことを特徴とする。
【0015】請求項5にかかる発明は、コンパレータを
ソフトウェアの暴走によるハードウェアの損傷を防止す
るためのハードウェアプロテクト用のコンパレータによ
り構成して、既存構成の汎用性を高めて、簡単な構成で
節電状態への移行要求が発せられると複数の節電状態移
行条件が全て満たされていなくても、当該条件が満たさ
れた構成から順次節電状態に入るようにして効率的な節
電が行えるようにしたことを特徴とする。
【0016】請求項6にかかる発明は、記録部電源管理
手段が、節電機能により節電状態への移行要求が発せら
れると、周辺機器の温度判断のために判断基準器の設定
値を当該判断用の値に変更し、又は周辺温度検出手段の
オフセット値を当該判断用の値に変更するようにして、
簡単な構成で節電状態への移行要求が発せられると複数
の節電状態移行条件が全て満たされていなくても、当該
条件が満たされた構成から順次節電状態に入るようにし
て効率的な節電が行えるようにしたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。図1は本発明に係る記録装置が設けられた
ファクシミリ装置の概略構成を示す図である。なお、以
下の説明では、節電状態を省エネモードと記載する。
【0018】当該ファクシミリ装置は、システム制御部
11、ROM13やRAM14からなるメインメモリ1
2、画像メモリ15、操作表示部18、読取部19、符
号化復号化部20、モデム21、網制御部22、通信制
御部23、I/O制御部24、省エネ制御部25、記録
装置30等を有し、これらがシステムバスにより接続さ
れている。
【0019】システム制御部11は、ROM13に書き
込まれた制御プログラムにしたがってRAM14を作業
領域として使用しながら、装置各部を制御するマイクロ
コンピュータである。
【0020】このROM13は、システム制御部11が
装置各部を制御するための制御プログラムが記憶されて
いるリードオンリメモリであり、RAM14は、システ
ム制御部11の作業領域として使用されるランダムアク
セスメモリである。なお、RAM14は、図示しないバ
ックアップ用回路によりバックアップされて装置電源遮
断時にも記憶内容は保持されるようにすることが好まし
い。
【0021】画像メモリ15は、読取部19で読み取っ
た画情報をメモリ送信するために一時的にファイルとし
て蓄積する圧縮データメモリー用のSAFメモリ16、
受信した画情報を記録装置30により記録するまでファ
イルとして一時的に蓄積してデータを記録する際に生デ
ータを展開するバッファ用のページメモリ17等を備え
ている。
【0022】操作表示部18は、宛先電話番号を指定す
るためのテンキー、スタートキー、ワンタッチダイヤル
キー及びその他各種キーを備え、また液晶表示装置等の
表示器を備えて、ユーザに知らせるべき装置の動作状態
や各種メッセージを表示する。
【0023】読取部19は、3.85本/mm、7.7
本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度
で原稿画像を読み取って画情報を得るためのもので、読
取った画情報は一旦ラインバッファに逐次蓄積されて必
要とされる機器に転送されるようになっている。
【0024】符号化復号化部20は、送信画像データを
G3、G4ファクシミリに適合するMH符号化方式、M
R符号化方式、MMR符号化方式等の所定の符号化方式
で符号化圧縮する一方、受信画像データをMH符号化方
式、MR符号化方式、MMR符号化方式等に対応する所
定の復号化方式で復号伸長するものである。
【0025】網制御部22は、回線に接続されて、回線
の極性反転の検出、回線の直流ループの閉結・解放や、
回線解放の検出、発信音の検出、ビジートーン等のトー
ン信号の検出、呼出信号の検出等の回線との接続制御、
ダイヤル回線に対応したダイヤルパルスの生成を行うも
のである。
【0026】モデム21は、網制御部22を介して公衆
網に送信するデータを変調する一方、網制御部22を介
してPSTNまたはISDNの公衆網から受信した信号
を復調するものである。また、モデム21は、相手先番
号に対応するDTMF信号の送出も行う。
【0027】通信制御部23は、ファクシミリプロトコ
ルの制御を実行して網制御部22を制御し、エンドユー
ザ側の加入電話回線PSTNの公衆網と接続し、またエ
ンドユーザ側の各ファクシミリ装置との通信の制御を行
う。
【0028】I/O制御部24はシステム制御部11の
命令に従って入出力ポートの制御を行い、本実施の形態
においては記録装置30も制御する。
【0029】記録装置30は、電気ヒータ等からなる加
熱部31、その周辺温度を検出するサーミスタ等の温度
検出器32、当該周辺温度が所定の温度であるか否かを
判断する比較部33、周辺機器の冷却に用いられるファ
ン等の冷却部34等を有して、受信した画情報をその線
密度に応じて記録出力したり、読取部19で読み取った
画情報をその線密度に応じて記録出力(コピー動作)す
るためのものであり、また管理リポートの出力にも用い
られる。
【0030】そして、通信制御部23により加熱部31
への電力制御が行われ、その周辺温度を温度検出器32
により検出する。
【0031】温度検出器32からの出力は、比較部33
に入力され、その結果はI/O制御部24や省エネ制御
部25に入力する。
【0032】一方、I/O制御部24は冷却部34の制
御も行い、この冷却部34は省エネ制御部25でも制御
される。
【0033】図2は、温度検出器32の温度検出及び冷
却部34の駆動構成を示すブロック図である。
【0034】比較部33は、分圧抵抗37と分圧抵抗3
8とで分圧された電位を基準値(これをVaと記載す
る)として、温度検出器32と分圧抵抗39とで分圧さ
れた電位(これを検出値Vと記載する)により当該温度
検出器32で検出した温度を判断するコンパレータ36
を有している。
【0035】温度検出器32の抵抗値は温度により変化
するが、分圧抵抗39は固定値なので変化しない。従っ
て、検出値Vは周辺機器の温度に応じて変化するように
なる。また、分圧抵抗37と分圧抵抗38とは固定値な
ので、その分圧値は一定である。
【0036】これにより、加熱部31の周辺部分におけ
る温度が判断できて、その出力はI/O制御部24及び
省エネ制御部25それぞれに供給される。
【0037】冷却部34は、ファンモータ40及びトラ
ンジスタ41等を有し、I/O制御部24からの信号に
より当該ファンモータ40の駆動がトランジスタ41に
より制御されるようになっている。
【0038】このような構成で、省エネモードへの移行
要求が発生した場合の移行手順を図3に示すフローチャ
ートに従い説明する。
【0039】先ず、省エネ移行が要求されたか否かの判
断が行われ(ステップSA1)、当該要求が検出される
と省エネ状態への移行が開始されて、省エネ移行を実行
する際の条件が満たされているか否かの判断が行われ
る。
【0040】図3等においては、この条件として加熱部
31の周辺温度のみを例に説明するが、操作表示部18
等が使用されていないことや読取部19に読取原稿がセ
ットされていないこと等を条件とすることも可能であ
る。
【0041】なお、これらの省エネ移行のための条件に
は優先度があり、例えば読取部19に読取原稿がセット
されているか否かの条件は、操作表示部18が操作され
ているか否かより上位の条件となる。
【0042】即ち、読取原稿がセットされている場合に
は、ユーザのファクシミリ装置利用の意図は明らかであ
るが、操作表示部18の操作は間違って操作ボタンに触
れてしまった場合も考えられるためである。
【0043】これらの優先順位や移行条件は記録装置の
適用機器の種類や構成により異なることは明らかであ
る。従って、本実施の形態では、記録装置の構成要素の
おける移行条件のみを考え、特に加熱部31の周辺温度
に限定して説明する。
【0044】省エネ状態への移行が開始されると、冷却
部34を構成する加熱部31への電源供給が停止し、フ
ァンモータ40が回転中か否かの判断が行われる(ステ
ップSA3)。
【0045】ファンモータ40が回転中か否かは、周辺
温度が所定温度より高いか否かを意味しているので、フ
ァンモータ40が回転中であれば周辺温度Tが予め設定
された温度Ttより高いことを意味する。
【0046】この場合には、ステップSA4に進み、周
辺温度Tが予め設定された温度Ttより低くなるまで待
つ。
【0047】かかる温度判断は省エネ制御部25、I/
O制御部24、システム制御部11等のいずれかが行う
ことができ、予め設定された温度より低くなったと判断
した場合(T<Tt)にはファンモータ停止信号を出力
してファンモータ40を停止させる(ステップSA5,
ステップSA6)。
【0048】なお、当該判断方法としては検出値Vと基
準値Vaとの比較をコンパレータ36で行い、その結果
に基づきファンモータ停止信号を別途出力することが可
能である。
【0049】また、図4に示すような構成にすることに
よりコンパレータ36からの出力をそのままファンモー
タ停止信号とすることも可能である。
【0050】図4に示す構成は、コンパレータ36の出
力が、トランジスタ41に直接入力した構成となってい
る。コンパレータ36は、2つの入力信号の大小関係に
より出力レベルが反転するので、当該レベル値に応じて
トランジスタ41の動作状態が変化してファンモータ4
0への電源供給が制御できるようになっている。
【0051】このように、直接制御する構成では、I/
O制御部24等によるファンモータ停止指令等を発生す
る必要が無くなるので制御が容易になる利点がある。
【0052】以上説明したように省エネモードへの移行
要求が発生すると加熱部31への電源供給を停止し、そ
の際ファンモータ40が回転中であれば周辺温度が所定
の温度以下になるまでファンモータ40を動作させ、そ
の後にファンモータ40への電源を停止するようにした
ので省エネ要求と同時に可能な構成から順次省エネ状態
に入ることで、効率的な省エネが図られるようになる。
【0053】次に、本発明の第2の実施の形態を図を参
照して説明する。なお、上述した実施の形態と同一構成
に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。
【0054】上記実施の形態では、周辺温度Tが予め設
定され温度Ttより低いか否かを検出するために、コン
パレータ36を別途設けた場合を例に説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、既存のコンパレー
タを用いても良い。
【0055】このような既存のコンパレータとして、例
えばファクシミリ装置においては通常の動作状態におい
てソフトウェアの暴走によるハードウェアの損傷を防止
するためのハードウェアプロテクト用のコンパレータ
(以下、暴走監視コンパレータと記載する)が設けられ
ている。
【0056】図5はかかる暴走監視コンパレータを明示
した温度検出器32の温度検出及び冷却部34の駆動回
路等を示すブロック図である。
【0057】なお、比較部の構成としては上述した比較
部33と々構成であるので、同一符号を用いることを敢
て付言する。
【0058】この暴走監視コンパレータ36は、周辺機
器が予め設定された温度(少なくとも、通常動作状態で
加熱部31に許容されている温度以上の温度)以上にな
ったときに動作するようになっている。
【0059】従って、周辺温度Tが所定温度Ttより低
くなったか否かを判断するためには、その判断基準を変
更する必要が生じ、かかる変更は基準値や分圧抵抗39
の値を変更することにより可能となる。
【0060】即ち、図5に示す構成では分圧抵抗37と
分圧抵抗38との分圧比を変えることにより基準値を変
更する場合を示している。
【0061】具体的には、判断基準を下げる場合には
(即ち、判断温度を下げる場合)、分圧抵抗38の値を
大きくする。無論、分圧抵抗37の値を小さくしても良
い。
【0062】また、基準値を変更しない場合であっても
図6に示すように分圧抵抗39の値を変えることによ
り、判断基準を下げることが可能である。具体的には、
分圧抵抗39の値を小さくすればよい。
【0063】なお、分圧抵抗38や分圧抵抗39の値を
変える場合には、暴走防止温度Taや周辺機器温度Tt
が予め定められているので、省エネ移行が発行されると
ソフトウェア的に変更制御が行えるようにすることが好
ましい。
【0064】このような構成で、省エネモードへの移行
要求が発生した場合の移行手順を図7に示すフローチャ
ートに従い説明する。
【0065】先ず、省エネ移行が要求されたか否かの判
断が行われ(ステップSB1)、当該要求が検出される
と省エネ状態への移行が開始されて冷却部34のファン
モータ40等の予め省エネ移行条件に設定されていない
構成への電源供給が停止する(ステップSB2)。
【0066】その後、ファンモータ40が回転中か否か
の判断し(ステップSB3)、回転中であれば分圧抵抗
37〜39のいずれか1の値を変更し(ステップSB
4)、周辺温度Tが予め設定された温度Ttより低くな
ったか否かの判断を行なう(ステップSB5)。このと
き、ファンモータ40が停止中であれば処理が終了して
完全な省エネ状態となる。
【0067】上記判断は省エネ制御部25、I/O制御
部24、システム制御部11等が行うことができ、予め
設定された温度より低くなったと判断した場合(T<T
t)にはファンモータ停止信号を出力してファンモータ
40を停止させる(ステップSB5,ステップSB
6)。
【0068】なお、当該判断方法としては検出値Vと基
準値Vaとの比較をコンパレータ36で行い、その結果
に基づきファンモータ停止信号を別途出力することが可
能である。
【0069】また、図8に示すような構成にすることに
よりコンパレータ36からの出力をそのままファンモー
タ停止信号とすることも可能である。
【0070】図8に示す構成は、コンパレータ36の出
力が、トランジスタ41に直接入力した構成となってい
る。コンパレータ36は、2つの入力信号の大小関係に
より出力レベルが反転するので、当該レベル値に応じて
トランジスタ41の動作状態が変化してファンモータ4
0への電源供給が制御できるようになっている。
【0071】このように、直接制御する構成では、I/
O制御部24等によるファンモータ停止指令等を発生す
る必要が無くなるので制御が容易になる利点がある。
【0072】なお、上述した暴走監視コンパレータ36
は、省エネ状態から通常の状態に復帰した際には、本来
の暴走監視ができるように分圧抵抗37〜39の変更し
た値を元に戻す必要がある。かかる手順を図9に示すフ
ローチャートに従い説明する。
【0073】省エネ状態から復帰する際には、省エネ制
御部25からシステム制御部11に省エネ復帰信号が出
力される。そこで、当該省エネ復帰要求の有無を監視し
(ステップSB10)、この要求が検出されると分圧抵
抗37〜39の変更した値を元の値に戻して通常の状態
に復帰する(ステップSB11,ステップSB12)。
【0074】以上説明したように省エネモードへの移行
要求が発生すると加熱部31への電源供給を停止し、そ
の際ファンモータ40が回転中であれば、暴走監視コン
パレータ36を流用して周辺温度が所定の温度以下にな
るまでファンモータ40を動作させ、その後にファンモ
ータ40への電源を停止するようにしたので、構成要素
を増やすことなく、省エネ要求と同時に可能な構成から
順次省エネ状態に入ることで、効率的な省エネが図られ
るようになる。
【0075】次に、本発明の第3の実施の形態を図を参
照して説明する。なお、上述した実施の形態と同一構成
に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。
【0076】システム制御部11等においては、A/D
変換器を具備したものがある。このような場合には、温
度検出器32からの温度信号を当該A/D変換器でディ
ジタル信号に変換するならば当該システム制御部11等
において周辺温度が予め設定された温度以下か否かを判
断することが可能になるので、上述したように新たにコ
ンパレータを設けたりする必要が無くなる利点が生じ
る。
【0077】そこで、本実施の形態ではシステム制御部
11にA/D変換器43が設けられている場合を図10
に示して説明する。
【0078】同図において、温度検出器32からの信号
をA/D変換器43に入力させ、当該A/D変換器43
でディジタル信号に変換して、その値(検出値)Vが予
め設定され基準値Vdより大きいか小さいかを判断する
ことにより冷却部34が動作中有であるか否かを判断す
るようにしている。
【0079】このような場合の省エネ状態への移行手順
は、図3に示した移行手順と全く々手順で行うことが可
能である。
【0080】従って、省エネモードへの移行要求が発生
すると加熱部31への電源供給を停止し、その際ファン
モータ40が回転中であれば、既存の構成を流用しなが
ら周辺温度が所定の温度以下になるまでファンモータ4
0を動作させ、その後にファンモータ40への電源を停
止するようにしたので省エネ要求と同時に可能な構成か
ら順次省エネ状態に入ることで、効率的な省エネが図ら
れるようになる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように請求項1にかかる発
明によれば、節電状態への移行要求が発せられると、加
熱部への電源供給を直ちに停止すると共に、周辺温度が
予め設定された温度より低くなったときに冷却部への電
力供給を停止する電源管理手段を設けたので、節電状態
への移行要求が発せられると複数の節電状態移行条件が
全て満たされていなくても、当該条件が満たされた構成
から順次節電状態に入るようにして効率的な節電が行え
るようになる。
【0082】請求項2にかかる発明によれば、記録部電
源管理手段を周辺温度を検出して当該検出信号にオフセ
ット値を乗せて出力する周辺温度検出手段と、予め設定
された温度に対応する基準温度信号を出力する判断基準
器と、周辺温度検出手段からの温度信号が判断温度信号
からの基準温度信号より小さいか否かを判断して、温度
信号が基準温度信号より小さくなったときに冷却部への
電源供給を停止させる電源停止信号を出力する周辺温度
判断手段とにより構成したので、簡単な構成で節電状態
への移行要求が発せられると複数の節電状態移行条件が
全て満たされていなくても、当該条件が満たされた構成
から順次節電状態に入るようにして効率的な節電が行え
るようになる。
【0083】請求項3にかかる発明によれば、周辺温度
判断手段が、A/D変換器を備えて、温度信号が基準温
度信号より小さいか否かを判断する際に各信号をディジ
タル信号に変換して判断するようにしたので、簡単な構
成で節電状態への移行要求が発せられると複数の節電状
態移行条件が全て満たされていなくても、当該条件が満
たされた構成から順次節電状態に入るようにして効率的
な節電が行えるようになる。
【0084】請求項4にかかる発明によれば、周辺温度
判断手段を周辺温度検出手段からの温度信号と基準温度
信号との大小に応じて出力値が反転するコンパレータと
したので、簡単な構成で節電状態への移行要求が発せら
れると複数の節電状態移行条件が全て満たされていなく
ても、当該条件が満たされた構成から順次節電状態に入
るようにして効率的な節電が行えるようになる。
【0085】請求項5にかかる発明によれば、コンパレ
ータをソフトウェアの暴走によるハードウェアの損傷を
防止するためのハードウェアプロテクト用のコンパレー
タにより構成したので、既存構成の汎用性を高めて、簡
単な構成で節電状態への移行要求が発せられると複数の
節電状態移行条件が全て満たされていなくても、当該条
件が満たされた構成から順次節電状態に入るようにして
効率的な節電が行えるようになる。
【0086】請求項6にかかる発明によれば、記録部電
源管理手段が、節電機能により節電状態への移行要求が
発せられると、周辺機器の温度判断のために判断基準器
の設定値を当該判断用の値に変更し、又は周辺温度検出
手段のオフセット値を当該判断用の値に変更するように
したので、簡単な構成で節電状態への移行要求が発せら
れると複数の節電状態移行条件が全て満たされていなく
ても、当該条件が満たされた構成から順次節電状態に入
るようにして効率的な節電が行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用されるファク
シミリ装置の概略ブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の説明に適用される加熱部の
周辺温度検出及び冷却部の駆動構成を示すブロック図で
ある。
【図3】第1の実施の形態の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図4】図2に代る構成を示す図である。
【図5】第2の実施の形態の説明に適用される加熱部の
周辺温度検出及び冷却部の駆動構成を示すブロック図で
ある。
【図6】図5に代る構成を示す図である。
【図7】第2の実施の形態の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図8】図5に代る構成を示す図である。
【図9】第2の実施の形態の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図10】第2の実施の形態の説明に適用される加熱部
の周辺温度検出及び冷却部の駆動構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
11 システム制御部 18 操作表示部 19 読取部 23 通信制御部 24 I/O制御部 25 省エネ制御部 30 記録装置 31 加熱部 32 温度検出器 33 比較部 34 冷却部 36 コンパレータ 37〜39 分圧抵抗 40 ファンモータ 43 A/D変換器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも画像形成部材を所定の画像記
    録温度に加熱して画像形成を可能にする加熱部と該加熱
    部の周辺を冷却して当該周辺温度を下げる冷却部とを有
    して、予め設定された節電状態移行条件が満たされると
    前記加熱部及び冷却部への電源供給を停止して節電状態
    に入る機能を備えた記録装置において、 節電状態への移行要求が発せられると、前記加熱部への
    電源供給を直ちに停止すると共に、前記周辺温度が予め
    設定された温度より低くなったときに前記冷却部への電
    力供給を停止する電源管理手段を設けたことを特徴とす
    る記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録部電源管理手段が、前記周辺温
    度を検出して当該検出信号にオフセット値を乗せて出力
    する周辺温度検出手段と、 予め設定された温度に対応する基準温度信号を出力する
    判断基準器と、 前記周辺温度検出手段からの温度信号が前記判断温度信
    号からの基準温度信号より小さいか否かを判断して、前
    記温度信号が前記基準温度信号より小さくなったときに
    前記冷却部への電源供給を停止させる電源停止信号を出
    力する周辺温度判断手段とを有することを特徴とする請
    求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記周辺温度判断手段が、A/D変換器
    を備えて、前記温度信号が前記基準温度信号より小さい
    か否かを判断する際に各信号をディジタル信号に変換し
    て判断することを特徴とする請求項1又は2記載の記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記周辺温度判断手段が、前記周辺温度
    検出手段からの温度信号と前記基準温度信号との大小に
    応じて出力値が反転するコンパレータであることを特徴
    とする請求項1乃至3いずれか1項記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記コンパレータが、ソフトウェアの暴
    走によるハードウェアの損傷を防止するためのハードウ
    ェアプロテクト用のコンパレータであることを特徴とす
    る請求項4記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録部電源管理手段が、前記節電機
    能により節電状態への移行要求が発せられると、前記周
    辺機器の温度判断のために前記判断基準器の設定値を当
    該判断用の値に変更し、又は前記周辺温度検出手段のオ
    フセット値を当該判断用の値に変更するようにしたこと
    を特徴とする請求項請求項5記載の記録装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006078683A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Canon Inc 画像形成装置及びその冷却方法、並びにプログラム
JP2009083473A (ja) * 2007-09-14 2009-04-23 Ricoh Co Ltd 画像処理装置およびファン制御方法
JP2010107984A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Toshiba Corp 画像形成装置
JP2013146867A (ja) * 2012-01-17 2013-08-01 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、デバイス、画像処理システム、画像処理プログラム、及びデバイスプログラム

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