JP2002181970A - 時刻管理装置 - Google Patents

時刻管理装置

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JP2002181970A
JP2002181970A JP2000385478A JP2000385478A JP2002181970A JP 2002181970 A JP2002181970 A JP 2002181970A JP 2000385478 A JP2000385478 A JP 2000385478A JP 2000385478 A JP2000385478 A JP 2000385478A JP 2002181970 A JP2002181970 A JP 2002181970A
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Takashi Nozu
崇 野津
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00912Arrangements for controlling a still picture apparatus or components thereof not otherwise provided for
    • H04N1/00933Timing control or synchronising
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04GELECTRONIC TIME-PIECES
    • G04G5/00Setting, i.e. correcting or changing, the time-indication
    • HELECTRICITY
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    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/36Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device for synchronising or phasing transmitter and receiver

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理系に過度の負担を掛けず、サマータイム
制度のように標準時刻に対して期間をもって時刻の調整
を行うようにした時刻調整制度に確実に対応できる時刻
管理装置を得ること。 【解決手段】 ファクシミリ装置201の基準クロック
部206はサマータイム制度のような時刻調整制度を採
用しない場合の時刻(標準時刻)を計時している。DS
Tデータ保持部208はサマータイムの開始、終了等の
データを保持している。通信結果を記録したり送信の予
約を行う場合のように現在表示あるいは適用されるべき
時刻の取得の要求が発生すると、DST検出部207は
その時点でサマータイム制度による時刻表示を行うべき
か否かを検出し、前者の場合にはファクシミリ制御部2
02が標準時刻に時差分を加えて現在時刻とする。これ
以外のときにはこのような演算を行う必要がないので、
処理系に過度の負担を掛けることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ装置、
ビデオテープレコーダあるいは電気炊飯器のように時刻
を管理する機構を備えた時刻管理装置に係わり、特にサ
マータイム制度のように標準時刻に対して期間をもって
時刻の調整を行うようにした時刻調整制度に対応した時
刻管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各国や地域で定めている標準時刻を基準
として起床時刻や学校あるいはオフィスにおける勉強や
勤務開始時間あるいはこれらの終了時間等を一年を通じ
て一律に定めると、季節によって日が昇る時刻にかなり
の差異があるため、日照時間を有効活用するという点か
らは問題がある。そこで、幾つかの国では標準時刻に対
して期間をもって時刻の調整を行うようにした時刻調整
制度が採用されている。代表的なものとしては、夏季に
限定して時刻を標準時刻よりも数時間早めるようにした
サマータイム制度が存在している。
【0003】ところでファクシミリ装置を例にとって説
明すると、ファクシミリ装置では、他の装置から受信し
た日時を管理したり、送信時刻を管理している。たとえ
ば、通信についての夜間割引の適用を受けるために、あ
る決まった時刻になったら通信を開始するように送信時
刻を予約するといったことが日常的に行われている。こ
のため、サマータイム制度等の時刻調整制度が採用され
ている国あるいは地域では、このような制度に基づく時
刻の調整を実行する必要がある。もちろん、十分な年月
のカレンダを内蔵したファクシミリ装置では制度が実行
されるとき、あるいは廃止されるときに調整を実行すれ
ばよいが、24時間の管理しか行わない時計を備えたフ
ァクシミリ装置では制度の開始する日時と終了する日時
の双方での時刻の調整が必要である。
【0004】このような時刻の調整は、従来からファク
シミリ装置のオペレータが装置を操作して行っていた。
たとえば特開平2000−275368号公報では、ク
ロックキー等の所定のキーを押下することで、現在の表
示時刻をサマータイム制度での表示時刻に切り替えた
り、その逆にサマータイム制度での表示時刻からサマー
タイム制度以外での通常の表示時刻に切り替えるように
している。
【0005】しかしながら、この手法ではオペレータが
時刻の調整を忘れてしまうことがあると、これに気がつ
くまで間違った時刻が表示されたり、印字されるといっ
た問題があった。また、時刻の切り替えは通常の場合、
深夜12時を基準として行う。したがって、このような
時刻に時刻を調整することができない場合が多く、調整
時間の遅れによって送受信の時刻に関するデータの信頼
性が低下するといった問題があった。更に、調整する時
間をオペレータが入力するようなファクシミリ装置で
は、調整が行われたものの調整時間の幅の設定を間違え
てしまうといったケースがあり、この場合も間違った時
刻の設定に気付くまで間違った時刻が長期間採用される
場合があった。そこで、サマータイム制度等の時刻調整
制度に自動的に対応するようにしたファクシミリ装置等
の時刻管理装置が幾つか提案されている。
【0006】本発明および従来の技術を説明する前に、
この明細書で使用する時刻に関する用語を定義してお
く。 (1)「標準時刻」とは、サマータイム制度のような時
刻調整制度を採用しない場合の時刻をいい、「標準時刻
情報」とは「標準時刻」を表わした情報である。 (2)「現在時刻」とは、現在表示あるいは適用される
べき時刻である。サマータイム制度のような時刻調整制
度を採用した場合にはその採用によって表示されるべき
時刻であり、「標準時刻」と異なっている。時刻調整制
度を採用しない場合には「標準時刻」と同一である。
「現在時刻情報」とは「現在時刻」を表わした情報であ
る。
【0007】図12は、調時スイッチを備えた時刻管理
装置の要部を示したものである。特開平9−23007
0号公報に開示されたこの時刻管理装置101は、装置
内部で時刻を計時する内部時刻計時部102を備えてい
る。内部時刻計時部102の計時出力は調時部103を
経て現在時刻表示部104で表示されるようになってい
る。装置101内にはサマータイム制度の開始および終
了日時を表わした調時情報記憶部105が用意されてお
り、調時スイッチ部106がこの内容を入力するように
なっている。調時スイッチ部106のオン・オフは補助
表示部107に表示される。
【0008】この時刻管理装置101では、オペレータ
が調時スイッチ部106をオフにしている状態で調時部
103は内部時刻計時部102の計時出力をそのまま現
在時刻表示部104に表示する。すなわち、調時スイッ
チ部106がオフになっている状態ではサマータイムの
期間であるとないとに係わらず、内部時刻計時部102
の計時している標準時刻が表示される。オペレータが調
時スイッチ部106をオンにすると、調時スイッチ部1
06が調時情報記憶部105の内容を調時部103に供
給する。調時部103は内部時刻計時部102の出力す
る日時を参照して、サマータイムの期間以外であれば内
部時刻計時部102の出力を現在時刻表示部104に送
り、サマータイムの期間となっていれば内部時刻計時部
102の出力にサマータイムの期間の調整時間を加えて
現在時刻表示部104で表示させる。したがって、オペ
レータがたとえばサマータイムの期間の前に調時スイッ
チ部106をオンにすれば、期間の開始と共にサマータ
イムによる時刻が表示され、サマータイムが終了した時
点で内部時刻計時部102の計時している標準時刻が表
示されることになる。
【0009】図13は、サマータイムで時刻表示を変え
るようにした時刻管理装置の他の例を示したものであ
る。この時刻管理装置は、図示しないCPU(中央処理
装置)を使用してたとえば100ミリ秒ごとにこの図に
示すような制御を繰り返す。まずステップS121で内
蔵の時計を基にして現在時刻のチェックを行い、サマー
タイムの開始時刻と同一であるかどうかを判別する(ス
テップS122)。同一でない場合には(N)、サマー
タイム終了時刻と同一であるかどうかをチェックする
(ステップS123)。これとも同一の時刻でないと判
別された場合には(N)、時刻モードがサマータイムモ
ードであるかどうかを判別して(ステップS124)、
サマータイムモードである場合には(Y)、サマータイ
ムモードとなっていることを液晶表示し(ステップS1
25)、続いて現在時刻を表示する(ステップS12
6)。サマータイムモードに設定されていない場合には
(ステップS124:N)、標準時刻モードになってい
ることを液晶表示して(ステップS127)、その後に
現在時刻を表示する(ステップS126)。
【0010】サマータイムの該当期間でなかったものと
し、ある時点でサマータイムの開始時刻になったものと
する。CPUがこの図13に示す制御を繰り返している
結果として、ステップS122でサマータイムの開始時
刻と同一であることが検出される(Y)。すると、現在
時刻にサマータイムとの差としての時差を加える処理が
行われる(ステップS128)。次にCPUは時刻モー
ドをサマータイムモードに切り替える(ステップS12
9)。そして、ステップS124以降に制御を移す。す
なわちサマータイムモードとなっていることを液晶表示
し(ステップS125)、続いて現在の時刻を表示する
(ステップS126)。以後、サマータイムの期間中は
現在時刻のチェック(ステップS121)の後にステッ
プS124に進み、サマータイムを示す時刻表示が行わ
れることになる。
【0011】サマータイムの終了時刻が到来すると(ス
テップS123:Y)、現在時刻から前記した時差を引
いた時刻が新しい現在時刻となる処理が行われる(ステ
ップS130)。そして、時刻モードがサマータイムモ
ードから標準時刻モードに戻される(ステップS13
1)。そして、ステップS124以降の処理に進むこと
になる。したがって、以後は標準時刻モードになってい
ることの液晶表示(ステップS127)と、現在の時刻
の表示(ステップS126)が行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の提
案のうち図12に示した提案では、サマータイムの期間
中、調時部103は常に内部時刻計時部102の出力す
る日時を参照して、内部時刻計時部102の出力にサマ
ータイムの期間の調整時間を加えて現在時刻表示部10
4で現在時刻を表示させるようにしている。したがっ
て、オペレータが調時スイッチ部106をサマータイム
の期間表示用にオンに設定していれば、サマータイムの
期間中は自動的にサマータイムによる時刻表示が行われ
るという利点があるものの、調時部103の一部を構成
するCPUは表示のたびに標準時刻とサマータイムの差
に相当する時間を常時、毎回加算する演算制御を行う必
要があり、CPUに対する負荷がかなり大きくなるとい
う問題があった。
【0013】この点は図13に示した提案でも同様であ
る。すなわち、この提案ではサマータイムの開始時刻と
同一であるかどうかの判別(ステップS122)と、サ
マータイム終了時刻と同一であるかどうかの判別(ステ
ップS123)を行うようにしている。したがって、C
PUが時刻の同一性をチェックするのに足りる十分短い
周期で現在時刻のチェック(ステップS121)以降の
処理を繰り返し行う必要があり、同様にCPUに対する
負荷がかなり掛かるという問題があった。
【0014】仮にこの図13に示した提案でCPUの処
理負担を軽減するためにこの図に示した処理の繰り返し
の周期を長くすると、サマータイムの開始時刻あるいは
サマータイム終了時刻の同一性のチェックに失敗する可
能性がある。サマータイムの開始時刻のチェックが失敗
すると、サマータイム期間中も標準時刻の表示が継続的
に行われる。そして、ステップS123でサマータイム
終了時刻と同一であることが検出されると現在時刻から
時差分が差し引かれる(ステップS130)。このた
め、サマータイムの期間が終了しても標準時刻を現在時
刻として表示する制御に戻らない。すなわち、半永久的
に時刻表示が誤ったままになるという問題を生じさせ
る。
【0015】一方、サマータイムの時刻表示が正しく行
われていたとして、サマータイム終了時刻の同一性のチ
ェックが失敗した場合には、サマータイムが終了した時
点で時刻の表示が狂うことになる。この場合にも、半永
久的に時刻表示が誤ったままになるという問題を生じさ
せる。
【0016】他に生じる不具合の例を説明する。たとえ
ば4月の第1日曜日の午前2時をサマータイム制度によ
って1時間早めて午前3時にすると共に10月の最終日
曜日の午前2時を1時間遅くして午前1時とするものと
する。時刻の切り替えが行われる4月や10月につい
て、たとえば「4月の第1日曜日の午前2時を1時間早
めて午前3時にする」場合、たとえば時刻指定で4月の
第1日曜日の午前2時10分にファクシミリによる送信
を行うように登録したとすると、4月の第1日曜日の午
前1時59分の1分後がいきなり3時になってしまう。
このため、午前2時を送信について予約していたファク
シミリ原稿は永遠に送信されないことになる。
【0017】同様に、「10月の最終日曜日の午前2時
を1時間遅くして午前1時になる」場合には、たとえば
時刻指定で10月の最終日曜日の午前1時10分にファ
クシミリによる送信を行うように登録したとすると、1
0月の最終日曜日の午前1時59分の1分後が再度1時
になってしまう。このため、時刻指定しておいたファク
シミリ原稿が2度送信されるといった事態も発生する可
能性がある。
【0018】そこで本発明の目的は、処理系に過度の負
担を掛けず、サマータイム制度のように標準時刻に対し
て期間をもって時刻の調整を行うようにした時刻調整制
度に確実に対応できる時刻管理装置を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)特定の期間を区切って時刻の調整を行う時刻
調整制度とは無関係に時刻を時間の経過と共に一律に計
時していくことで、標準となる時刻を表わす標準時刻情
報を出力する標準時刻用時計手段と、(ロ)現在時刻を
外部に対して常時表示する以外のために現在時刻を必要
とする場合のみ、標準時刻用時計手段にアクセスして標
準時刻情報を入手する標準時刻情報アクセス手段と、
(ハ)この標準時刻情報アクセス手段が標準時刻用時計
手段をアクセスしたときこれにより入手された標準時刻
情報を用いて、時刻調整制度が採用されており、かつ入
手した標準時刻情報がその時刻調整制度が適用される期
間であるか否かを判別する時刻調整適用可否判別手段
と、(ニ)この時刻調整適用可否判別手段により時刻調
整の適用が可であると判別されたとき標準時刻用時計手
段の出力した標準時刻に時刻の調整を行うための演算を
行ってその結果を現在時刻として出力し、これ以外の場
合には演算を行うことなく標準時刻を現在時刻として出
力する現在時刻出力手段とを時刻管理装置に具備させ
る。
【0020】すなわち請求項1記載の発明では、標準時
刻用時計手段がサマータイム制度のような特定の期間を
区切って時刻の調整を行う時刻調整制度とは無関係に標
準となる時刻を表わす標準時刻情報を出力するようにし
ており、現在時刻を外部に対して常時表示する以外のた
めに現在時刻を必要とする場合のみ、標準時刻用時計手
段にアクセスして標準時刻情報を入手するようにしてい
る。そして、この入手時点で、時刻調整適用可否判別手
段が時刻調整制度が適用される期間であるか否かを判別
するようにし、適用を可とする場合に標準時刻に時刻の
調整を行うための演算を行ってその結果を現在時刻とし
て出力することにし、それぞれ以外の場合にはこのよう
な演算を行うことなく標準時刻を現在時刻として出力す
るようにしている。すなわち請求項1記載の発明では、
現在時刻を外部に対して常時表示する以外のために現在
時刻を必要とする場合のみ、標準時刻用時計手段にアク
セスするので、処理系の負担が軽減される。しかも時刻
調整の適用が行われない場合には、これによって得られ
た標準時刻に対して何ら演算を行う必要がないので、こ
の点でも処理系の負担を軽減することができる。
【0021】請求項2記載の発明では、(イ)特定の期
間を区切って時刻の調整を行う時刻調整制度とは無関係
に時刻を時間の経過と共に一律に計時していくことで、
標準となる時刻を表わす標準時刻情報を出力する標準時
刻用時計手段と、(ロ)現在時刻を外部に対して常時表
示する以外のために現在時刻の表示を必要とする特定の
場合に、標準時刻用時計手段にアクセスして標準時刻情
報を入手する標準時刻情報アクセス手段と、(ハ)この
標準時刻情報アクセス手段が標準時刻用時計手段をアク
セスしたときこれにより入手された標準時刻情報を用い
て、時刻調整制度が採用されており、かつ入手した標準
時刻情報がその時刻調整制度が適用される期間であるか
否かを判別する時刻調整適用可否判別手段と、(ニ)こ
の時刻調整適用可否判別手段により時刻調整の適用が可
であると判別されたとき標準時刻用時計手段の出力した
標準時刻に時刻の調整を行うための演算を行ってその結
果を現在時刻として出力し、これ以外の場合には演算を
行うことなく標準時刻を現在時刻として出力する現在時
刻出力手段と、(ホ)この現在時刻出力手段の出力した
現在時刻を視覚的に表示する現在時刻表示手段とを時刻
管理装置に具備させる。
【0022】すなわち請求項2記載の発明では、標準時
刻用時計手段がサマータイム制度のような特定の期間を
区切って時刻の調整を行う時刻調整制度とは無関係に標
準となる時刻を表わす標準時刻情報を出力するようにし
ており、現在時刻を外部に対して常時表示する以外のた
めに現在時刻の表示を必要とする特定の場合に、標準時
刻用時計手段にアクセスして標準時刻情報を入手するよ
うにしている。そして、この入手時点で、時刻調整適用
可否判別手段が時刻調整制度が適用される期間であるか
否かを判別するようにし、適用を可とする場合に標準時
刻に時刻の調整を行うための演算を行ってその結果を現
在時刻として出力することにし、それぞれ以外の場合に
はこのような演算を行うことなく標準時刻を現在時刻と
して出力し、現在時刻表示手段でこれを現在時刻を視覚
的に表示するようにしている。すなわち請求項2記載の
発明では、現在時刻を外部に対して常時表示する以外の
ために現在時刻の表示を必要とする特定の場合に、標準
時刻用時計手段にアクセスするので、処理系の負担が軽
減される。しかも時刻調整の適用が行われない場合に
は、これによって得られた標準時刻に対して何ら演算を
行う必要がないので、この点でも処理系の負担を軽減す
ることができる。
【0023】請求項3記載の発明では、(イ)特定の期
間を区切って時刻の調整を行う時刻調整制度とは無関係
に時刻を時間の経過と共に一律に計時していくことで、
標準となる時刻を表わす標準時刻情報を出力する標準時
刻用時計手段と、(ロ)現在時刻を外部に対して常時表
示する以外のために現在時刻を特定の処理開始との関係
で必要とする場合に、標準時刻用時計手段にアクセスし
て標準時刻情報を入手する標準時刻情報アクセス手段
と、(ハ)この標準時刻情報アクセス手段が標準時刻用
時計手段をアクセスしたときこれにより入手された標準
時刻情報を用いて、時刻調整制度が採用されており、か
つ入手した標準時刻情報がその時刻調整制度が適用され
る期間であるか否かを判別する時刻調整適用可否判別手
段と、(ニ)この時刻調整適用可否判別手段により時刻
調整の適用が可であると判別されたとき標準時刻用時計
手段の出力した標準時刻に時刻の調整を行うための演算
を行ってその結果を現在時刻として出力し、これ以外の
場合には演算を行うことなく標準時刻を現在時刻として
出力する現在時刻出力手段と、(ホ)この現在時刻出力
手段の出力した現在時刻を特定の処理開始のための時刻
と比較する時刻比較手段と、(へ)この時刻比較手段の
比較結果を基にして特定の処理を開始させる処理開始手
段とを時刻管理装置に具備させる。
【0024】すなわち請求項3記載の発明では、標準時
刻用時計手段がサマータイム制度のような特定の期間を
区切って時刻の調整を行う時刻調整制度とは無関係に標
準となる時刻を表わす標準時刻情報を出力するようにし
ており、現在時刻を外部に対して常時表示する以外のた
めに、たとえば現在時刻をファクシミリの送信予約とい
ったように特定の処理開始との関係で必要とする場合
に、標準時刻用時計手段にアクセスして標準時刻情報を
入手するようにしている。そして、この入手時点で、時
刻調整適用可否判別手段が時刻調整制度が適用される期
間であるか否かを判別するようにし、適用を可とする場
合に標準時刻に時刻の調整を行うための演算を行ってそ
の結果を現在時刻として出力することにし、それぞれ以
外の場合にはこのような演算を行うことなく標準時刻を
現在時刻として出力し、時刻比較手段でこの現在時刻出
力手段の出力した現在時刻を特定の処理開始のための時
刻と比較して、比較結果を基にして特定の処理を開始さ
せる処理開始手段で比較結果を基にして特定の処理を開
始させることにしている。先の例では予約された時刻で
ファクシミリの送信を行うといった具合である。すなわ
ち請求項3記載の発明では、現在時刻を外部に対して常
時表示する以外のために現在時刻を必要とする場合の
み、標準時刻用時計手段にアクセスするので、処理系の
負担が軽減される。しかも時刻調整の適用が行われない
場合には、これによって得られた標準時刻に対して何ら
演算を行う必要がないので、この点でも処理系の負担を
軽減することができる。
【0025】請求項4記載の発明では、請求項1〜請求
項3いずれかに記載の時刻管理装置で、時刻調整制度は
サマータイム制度であることを特徴としている。
【0026】すなわち請求項4記載の発明では、特定の
期間を区切って時刻の調整を行う時刻調整制度の代表的
な例としてサマータイム制度を挙げている。これ以外の
各種の制度に対しても本発明を適用することができるこ
とは当然である。
【0027】請求項5記載の発明では、請求項2記載の
時刻管理装置で、常時表示する以外のために現在時刻の
表示を必要とする特定の場合とは、ファクシミリ装置で
通信結果を記録する場合であることを特徴としている。
【0028】すなわち請求項5記載の発明では、ファク
シミリの送信や受信の記録を行うような場合には表示の
一態様として記録を行うことを示している。
【0029】請求項6記載の発明では、請求項3記載の
時刻管理装置で、常時表示する以外のために現在時刻を
特定の処理開始との関係で必要とする場合とは、ファク
シミリ装置で原稿の送信予約を行う場合であることを特
徴としている。
【0030】すなわち請求項6記載の発明では、前記し
たように原稿の送信予約を行う場合を例として挙げてい
る。
【0031】
【発明の実施の形態】
【0032】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0033】図1は本発明の一実施例における時刻管理
装置としてのファクシミリ装置の要部を表わしたもので
ある。このファクシミリ装置201は、ファクシミリ制
御部202を備えている。ファクシミリ制御部202は
図示しないがCPUや制御プログラムを格納したROM
(リード・オンリ・メモリ)および作業用メモリとして
のRAM(ランダム・アクセス・メモリ)を備えてお
り、装置内の各部を制御するようになっている。このフ
ァクシミリ制御部202は、時刻管理部203と入出力
部204に接続されている。
【0034】時刻管理部203は、ファクシミリ制御部
202と接続された時刻制御部205を備えており、こ
こで時刻の管理の制御が行われるようになっている。時
刻制御部205は、時刻の測定の基準となるクロックを
発生する基準クロック部206と、サマータイムとして
のDST(Daylight Saving Time)の検出を行うDST
検出部207に接続されている。DST検出部207
は、サマータイムの開始、終了等のデータを保持したメ
モリとしてのDSTデータ保持部208を接続してい
る。入出力部204は通信回線211と接続され、通信
の制御を行うプロトコル制御部212と、印字の制御を
行う印字制御部213と、原稿の画データの読み取りを
行うスキャナ制御部214を備えている。
【0035】本実施例のファクシミリ装置201は、待
機状態で現在時刻の表示を行わないようになっている。
これは、時計を初めとして各種の時刻表示装置がオフィ
スや家庭内に溢れているので、待機状態で時刻を表示す
る必要性があまりないためである。そこで本実施例のフ
ァクシミリ装置201では、図示しないディスプレイで
現在時刻を表示することはなく、これまでの送受信の内
容を印字制御部213が印字する際に、現在時刻の印字
をこれに併せて行うようにしている。
【0036】図2はこのファクシミリ装置の制御の流れ
の概要を表わしたものである。図1に示したファクシミ
リ制御部202は装置本体に設けられた通信結果印字ボ
タンの押下(ステップS231)と、サマータイムの設
定変更を開始するためのDST設定変更ボタンの押下
(ステップS232)と、電源をオフにするための電源
ボタンの押下(ステップS233)と、ファクシミリの
送信開始の指示を行うファクシミリ送信開始ボタン(共
に図示せず)の押下(ステップS234)の有無を共通
して繰り返しチェックしている。すなわち、図13に示
したようにサマータイムの管理のためだけに、集中して
監視制御を行っているのではない。そして、いずれの操
作も行われていない状態では(ステップS234:
N)、ファクシミリ装置201自体は待機状態となって
いる。
【0037】この待機状態でオペレータが通信結果印字
ボタンを押下すれば、ファクシミリ制御部202側がこ
れを検出し(ステップS231:Y)、通信結果の印字
処理が行われる(ステップS235)。また、待機状態
でオペレータがDST設定変更ボタンを押下した場合に
はファクシミリ制御部202側がこれを検出し(ステッ
プS232:Y)、サマータイムの設定変更処理が行わ
れる(ステップS236)。待機状態でオペレータが電
源をオフにするために電源ボタンを押下した場合にはフ
ァクシミリ制御部202側がこれを検出し(ステップS
233:Y)、ファクシミリ装置201の電源がオフに
なる(ステップS237)。待機状態でオペレータがフ
ァクシミリ送信開始ボタンを押下した場合にはファクシ
ミリ制御部202側がこれを検出し(ステップS23
4:Y)、ファクシミリ送信のための処理が開始される
ことになる(ステップS238)。
【0038】図3は、図2のステップS235で示した
通信結果の印字処理を具体的に表わしたものである。図
2に示したように通信結果印字ボタンが押下されると、
ファクシミリ制御部202は記録されている通信結果情
報を取得する(ステップS251)。ここで通信結果情
報とは相手先、時刻等の一覧を示す情報である。次にフ
ァクシミリ制御部202は現在時刻を取得し(ステップ
S252)、通信結果と現在時刻を印字することになる
(ステップS253)。すなわち、サマータイム制度が
採用されておりその期間に該当していれば、これによっ
て調整された時刻が印字内容の一部として示され、それ
以外の場合には標準時刻が示されることになる。
【0039】図4は、図3のステップS252で示した
現在時刻の取得処理におけるファクシミリ制御部202
側の処理を表わしたものである。ファクシミリ制御部2
02は時刻制御部205に対して現在時刻を算出するた
めの時刻情報の取得を要求する(ステップS271)。
ここで時刻情報とは、現在時刻を得るための情報であ
る。具体的にはファクシミリ制御部202側がサマータ
イム制度の適用がある場合にはこれを算出するための情
報であり、サマータイム制度の適用がない場合には標準
時刻情報となる。
【0040】図5は、ファクシミリ制御部からの時刻情
報の要求に基づく時刻制御部の処理を表わしたものであ
る。時刻制御部205は時刻情報の要求があると(ステ
ップS291:Y)、基準クロック部206から標準時
刻情報を取得する(ステップS292)。時刻制御部2
05はこの標準時刻による標準時刻情報をDST検出部
207に通知する(ステップS293)。この段階の情
報は、サマータイムについて何ら考慮していないので、
サマータイム制度を適用しているかいないか、すなわち
DSTの設定を行っているかいないかに応じた時刻情報
を知る必要があるからである。DST検出部207から
時刻情報の返却があると(ステップS294:Y)、フ
ァクシミリ制御部202に現在時刻とDST検出部20
7の検出結果を時刻情報として通知することになる(ス
テップS295)。
【0041】図6は、時刻制御部から標準時刻情報が通
知された場合のDST検出部の処理の流れを表わしたも
のである。DST検出部207は、標準時刻情報が通知
されるとDSTの設定が有効であるかどうかを判別する
(ステップS301)。そして、有効、すなわちサマー
タイム制度のモード設定を行っている場合には(Y)、
サマータイムの期間中、すなわちDST期間中であるか
どうかを判別する(ステップS302)。これらの判別
にはDSTデータ保持部208に保持されているデータ
と標準時刻による標準時刻情報が使用される。ステップ
S302でDST期間中であるとされた場合には
(Y)、DSTを適用して時差の調整を行う旨の検出結
果情報を時刻制御部205に返却して(ステップS30
3)、処理を終了する。
【0042】これに対して、DSTの設定が有効でない
場合(ステップS301:N)や、DST期間中でない
場合(ステップS302:N)には、DSTを適用しな
い旨の検出結果情報を時刻制御部205に返却して(ス
テップS304)、処理を終了する。時刻制御部205
は前記したようにDST検出部207の検出結果をファ
クシミリ制御部202に通知することになる。
【0043】図4に戻ってファクシミリ制御部202の
処理の説明を続ける。ファクシミリ制御部202は時刻
制御部205から時刻情報を取得したら(ステップS2
72:Y)、DST検出部207の検出結果がDSTを
適用するという内容であるかどうかを判別する(ステッ
プS273)。DSTを適用するという内容であれば
(Y)、印字するための現在時刻を時刻情報として得ら
れた標準時刻に時差を加算して求める(ステップS27
4)。そしてこれを印字用に編集する(ステップS27
5)。そして、図3のステップS253で通信結果と現
在時刻の印字が行われることになる。
【0044】これに対して、図4のステップS273で
DSTを適用しないとされた場合には(N)、サマータ
イム制度が採用されていない場合、あるいはサマータイ
ム制度が採用されていても期間外なので、印字するため
の現在時刻を時刻情報として得られた標準時刻に設定す
る(ステップS276)。そして、ステップS275に
進んで印字用の編集が行われる。この後、図3のステッ
プS253で通信結果と現在時刻の印字が行われること
になる。
【0045】図7は、図2のステップS236で示した
サマータイムの設定変更処理の内容を具体的に表わした
ものである。図2のステップS232でDST設定変更
ボタンが押下された場合、ファクシミリ制御部202は
DSTの設定が行われていれば(ステップS324:
Y)、これを解除する(ステップS325)。DSTの
設定が行われていなければ(ステップS324:N)、
サマータイム制度が適用されるようにDSTの設定を行
う(ステップS326)。
【0046】最後に図8はファクシミリ送信処理の流れ
を表わしたものである。図2のステップS234でファ
クシミリ送信開始ボタンが押されたら、図1に示したス
キャナ制御部214が制御されて、図示しないスキャナ
による図示しない原稿の読み取りが行われ、ファクシミ
リ送信画データの生成が行われる(ステップS34
1)。このとき、相手先の電話番号や各種のパラメータ
の取得も行われる。ここで各種パラメータとは、たとえ
ば解像度や画データの種類すなわち画データが文字だけ
で構成されているとか、写真だけで構成されていると
か、両者を含んだ情報であるといったようにファクシミ
リ信号として送信しようとする画データの生成時や送信
時に必要な情報をいう。
【0047】ファクシミリ制御部202は画データに送
信時刻を記したり送信記録を行うために送信時の時刻を
必要とする。そこで、送信の直前のこの時点で現在時刻
を取得する処理を行う(ステップS342)。この現在
時刻を取得する処理は受信の際のステップS252(図
3参照)の処理と同一であり、具体的には図4以降で説
明した処理が行われることになる。現在時刻が取得され
たら、ファクシミリ制御部202はステップS341で
生成した画データとステップS342で取得した現在時
刻を使用して相手先にファクシミリ送信を行うことにな
る(ステップS343)。
【0048】以上説明したように本実施例では時刻の印
字時のみあるいは画データを相手先に送信するときのみ
時刻をサマータイムの適用の可否等に合わせた変換処理
を行うようにしている。すなわち、時刻の処理について
見てみるとたとえば1秒周期といった短い周期で常にそ
の変換処理を行うといった必要がない。したがって、時
刻の処理に要する制御系の負担を大幅に軽減することが
可能になる。
【0049】なお、本実施例ではファクシミリ装置20
1が印字または受信機能を有するだけでなく画データの
送信機能も有することを前提として説明した。装置によ
っては印字または受信機能のみを有する場合や送信機能
のみを有する場合がある。このような場合にも受信時あ
るいは送信時のみで現在時刻を取得する処理が行われる
ので、ファクシミリ装置201の処理の負担が軽減され
ることは当然である。
【0050】本発明の変形例
【0051】図9は本発明の変形例における時刻管理装
置としてのファクシミリ装置の要部を表わしたものであ
る。このファクシミリ装置201Aで図1と同一部分に
は同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略す
る。この変形例のファクシミリ装置201Aでは、時刻
管理部203と入出力部204の他に時刻指定送信制御
部401が設けられている。時刻指定送信制御部401
は送信したい時刻の時刻情報を保持したり、送信したい
時刻になると送信の開始を指示するといったように時刻
指定送信の一連の管理を行う部分である。
【0052】図10は、この変形例によるファクシミリ
装置の制御の概要を表わしたものである。図10で図2
と同一の処理内容には同一のステップ番号を付してお
り、これらの説明を適宜省略する。ファクシミリ装置2
01Aは装置本体に設けられた図示しない時刻指定送信
の登録ボタンの押下(ステップS421)と、サマータ
イムの設定変更を開始するためのDST設定変更ボタン
の押下(ステップS232)と、電源をオフにするため
の電源ボタンの押下(ステップS233)と、時刻指定
送信の開始時機の到来(ステップS422)の有無を共
通して繰り返しチェックしている。すなわち、図13に
示したようにサマータイムの管理のためだけに、集中し
て監視制御を行っているのではない。そして、いずれの
操作も行われていない状態では(ステップS422:
N)、ファクシミリ装置201A自体は待機状態となっ
ている。
【0053】この待機状態でオペレータが時刻指定送信
の登録ボタンを押下すれば、ファクシミリ制御部202
Aがこれを検出して(ステップS421:Y)、時刻指
定送信の登録処理が行われる(ステップS423)。ま
た、待機状態でオペレータがDST設定変更ボタンを押
下した場合には、ファクシミリ制御部202Aがこれを
検出して(ステップS232:Y)、サマータイムの設
定変更処理が行われる(ステップS236)。待機状態
でオペレータが電源をオフにするために電源ボタンを押
下した場合には、ファクシミリ制御部202Aがこれを
検出して(ステップS233:Y)、ファクシミリ装置
201の電源がオフになる(ステップS237)。待機
状態で送信予約を行った時刻が到来した場合には(ステ
ップS422:Y)、時刻指定送信のための処理が開始
されることになる(ステップS424)。
【0054】図11は、図10のステップS423で示
したファクシミリ制御部による時刻指定送信の登録処理
を具体的に表わしたものである。図10に示したように
時刻指定送信の登録ボタンが押下されると、ファクシミ
リ制御部202Aは送信する相手先の電話番号と送信に
際しての各種パラメータをオペレータの操作する入力内
容から取得し、またスキャナ制御部214を操作して送
信する画データを取得する(ステップS441)。パラ
メータについては実施例で説明した。そして、時刻指定
送信における送信時刻の登録処理を時刻指定送信制御部
401を制御して実行する(ステップS442、S44
3)。
【0055】一方、時刻指定送信制御部401はオペレ
ータが送信の行われる予定時刻を入力するとこれを内部
メモリに一時的に保持したり、送信予約を行った時刻に
なるとファクシミリ信号の送信を開始させるといったよ
うに時刻指定を行った送信に関する各種処理を行うこと
になる。
【0056】ところで、ファクシミリ制御部202Aは
ステップS442の処理において現在時刻の把握が必要
である。そこで、オペレータが送信時刻を登録のために
入力した時点で基準クロック部206から標準時刻情報
を取得し、DST検出部207に対してこの標準時刻情
報を通知して、先の実施例と同様にDST検出部207
から時刻情報が返却されるのを待機する。
【0057】DST検出部207は時刻指定送信制御部
401から標準時刻情報の通知があると、先の実施例の
図6で示したと同様の処理を行う。すなわち、サマータ
イム制度が採用され、かつ期間的にもこれが適用される
場合には(ステップS302:Y)、DSTを適用して
時差の調整を行う旨の検出結果情報を時刻制御部205
に返却して(ステップS303)、処理を終了する。ま
た、サマータイム制度が適用されない場合には(ステッ
プS301、S302:N)、DSTを適用しない旨の
検出結果情報を時刻制御部205に返却して(ステップ
S304)、処理を終了する。ファクシミリ制御部20
2は、先の実施例の図4で説明したようにDST検出部
207の検出結果を基にして、現在時刻を求め(ステッ
プS274、S276)、これを時刻指定送信制御部4
01に通知する。
【0058】時刻指定送信制御部401はこの現在時刻
と内部メモリに登録した送信開始の時刻とを比較して、
予約した時刻になったらステップS441で取得した画
データを送信相手番号にダイヤルしてファクシミリ送信
を実行することになる(図10ステップS424)。
【0059】なお、この変形例ではファクシミリ制御部
202Aに新たに時刻指定送信制御部401が加わった
構成として説明したが、ファクシミリ制御部202A自
体が以上説明したような時刻指定の送信登録およびその
送信についての制御を一括して行ってもよいことは当然
である。
【0060】なお、以上説明した実施例および変形例で
はファクシミリ装置について説明を行ったが、本発明の
時刻管理装置はビデオテープレコーダや電気炊飯器等の
各種の装置に適用可能であることはもちろんである。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜請求項6
記載の発明によれば、標準時刻用時計手段がサマータイ
ム制度のような特定の期間を区切って時刻の調整を行う
時刻調整制度とは無関係に標準となる時刻を表わす標準
時刻情報を出力するようにしており、現在時刻を外部に
対して常時表示する以外のために現在時刻を必要とする
場合のみ、標準時刻用時計手段にアクセスして標準時刻
情報を入手するようにしている。したがって、常時、時
刻調整制度の適用の可否を判断しながら現在の時刻を表
示する必要がないので、処理系の負担を常に軽減するこ
とができるだけでなく、このような軽減策を採ろうとし
てアクセスを頻繁にする必要もないので、現在時刻の判
別の誤動作によって時刻管理装置を使用した装置が誤動
作するといったおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における時刻管理装置として
のファクシミリ装置の要部を表わしたブロック図であ
る。
【図2】本実施例のファクシミリ装置の制御の流れの概
要を表わした流れ図である。
【図3】図2のステップS235で示した通信結果の印
字処理を具体的に表わした流れ図である。
【図4】図3のステップS252で示した現在時刻の取
得処理におけるファクシミリ制御部202側の処理を表
わした流れ図である。
【図5】本実施例でファクシミリ制御部からの時刻情報
の要求に基づく時刻制御部の処理を表わした流れ図であ
る。
【図6】本実施例で時刻制御部から標準時刻情報が通知
された場合のDST検出部の処理の流れを表わした流れ
図である。
【図7】図2のステップS236で示したサマータイム
の設定変更処理の内容を具体的に表わした流れ図であ
る。
【図8】本実施例におけるファクシミリ送信処理の流れ
を表わした流れ図である。
【図9】本発明の変形例における時刻管理装置としての
ファクシミリ装置の要部を表わしたブロック図である。
【図10】変形例におけるファクシミリ装置の制御の概
要を表わした流れ図である。
【図11】図10のステップS423で示したファクシ
ミリ制御部による時刻指定送信の登録処理を具体的に表
わした流れ図である。
【図12】サマータイムによる時刻表示を可能にした従
来の時刻管理装置の第1の例についてその装置の構成の
概要を示すブロック図である。
【図13】サマータイムによる時刻表示を可能にした従
来の時刻管理装置の第2の例についてその処理の概要を
表わした流れ図である。
【符号の説明】
201、201A ファクシミリ装置 202、202A ファクシミリ制御部 203 時刻管理部 204 入出力部 205 時刻制御部 206 基準クロック部 207 DST検出部 208 DSTデータ保持部 213 印字制御部 214 スキャナ制御部 401 時刻指定送信制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の期間を区切って時刻の調整を行う
    時刻調整制度とは無関係に時刻を時間の経過と共に一律
    に計時していくことで、標準となる時刻を表わす標準時
    刻情報を出力する標準時刻用時計手段と、 現在時刻を外部に対して常時表示する以外のために現在
    時刻を必要とする場合のみ、前記標準時刻用時計手段に
    アクセスして標準時刻情報を入手する標準時刻情報アク
    セス手段と、 この標準時刻情報アクセス手段が標準時刻用時計手段を
    アクセスしたときこれにより入手された標準時刻情報を
    用いて、前記時刻調整制度が採用されており、かつ入手
    した標準時刻情報がその時刻調整制度が適用される期間
    であるか否かを判別する時刻調整適用可否判別手段と、 この時刻調整適用可否判別手段により時刻調整の適用が
    可であると判別されたとき前記標準時刻用時計手段の出
    力した標準時刻に時刻の調整を行うための演算を行って
    その結果を現在時刻として出力し、これ以外の場合には
    演算を行うことなく標準時刻を現在時刻として出力する
    現在時刻出力手段とを具備することを特徴とする時刻管
    理装置。
  2. 【請求項2】 特定の期間を区切って時刻の調整を行う
    時刻調整制度とは無関係に時刻を時間の経過と共に一律
    に計時していくことで、標準となる時刻を表わす標準時
    刻情報を出力する標準時刻用時計手段と、 現在時刻を外部に対して常時表示する以外のために現在
    時刻の表示を必要とする特定の場合に、前記標準時刻用
    時計手段にアクセスして標準時刻情報を入手する標準時
    刻情報アクセス手段と、 この標準時刻情報アクセス手段が標準時刻用時計手段を
    アクセスしたときこれにより入手された標準時刻情報を
    用いて、前記時刻調整制度が採用されており、かつ入手
    した標準時刻情報がその時刻調整制度が適用される期間
    であるか否かを判別する時刻調整適用可否判別手段と、 この時刻調整適用可否判別手段により時刻調整の適用が
    可であると判別されたとき前記標準時刻用時計手段の出
    力した標準時刻に時刻の調整を行うための演算を行って
    その結果を現在時刻として出力し、これ以外の場合には
    演算を行うことなく標準時刻を現在時刻として出力する
    現在時刻出力手段と、 この現在時刻出力手段の出力した現在時刻を視覚的に表
    示する現在時刻表示手段とを具備することを特徴とする
    時刻管理装置。
  3. 【請求項3】 特定の期間を区切って時刻の調整を行う
    時刻調整制度とは無関係に時刻を時間の経過と共に一律
    に計時していくことで、標準となる時刻を表わす標準時
    刻情報を出力する標準時刻用時計手段と、 現在時刻を外部に対して常時表示する以外のために現在
    時刻を特定の処理開始との関係で必要とする場合に、前
    記標準時刻用時計手段にアクセスして標準時刻情報を入
    手する標準時刻情報アクセス手段と、 この標準時刻情報アクセス手段が標準時刻用時計手段を
    アクセスしたときこれにより入手された標準時刻情報を
    用いて、前記時刻調整制度が採用されており、かつ入手
    した標準時刻情報がその時刻調整制度が適用される期間
    であるか否かを判別する時刻調整適用可否判別手段と、 この時刻調整適用可否判別手段により時刻調整の適用が
    可であると判別されたとき前記標準時刻用時計手段の出
    力した標準時刻に時刻の調整を行うための演算を行って
    その結果を現在時刻として出力し、これ以外の場合には
    演算を行うことなく標準時刻を現在時刻として出力する
    現在時刻出力手段と、 この現在時刻出力手段の出力した現在時刻を前記特定の
    処理開始のための時刻と比較する時刻比較手段と、 この時刻比較手段の比較結果を基にして前記特定の処理
    を開始させる処理開始手段とを具備することを特徴とす
    る時刻管理装置。
  4. 【請求項4】 前記時刻調整制度はサマータイム制度で
    あることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記
    載の時刻管理装置。
  5. 【請求項5】 前記常時表示する以外のために現在時刻
    の表示を必要とする特定の場合とは、ファクシミリ装置
    で通信結果を記録する場合であることを特徴とする請求
    項2記載の時刻管理装置。
  6. 【請求項6】 前記常時表示する以外のために現在時刻
    を特定の処理開始との関係で必要とする場合とは、ファ
    クシミリ装置で原稿の送信予約を行う場合であることを
    特徴とする請求項3記載の時刻管理装置。
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