JP2002181768A - ヒータ一体型酸素センサ - Google Patents

ヒータ一体型酸素センサ

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JP2002181768A
JP2002181768A JP2000385446A JP2000385446A JP2002181768A JP 2002181768 A JP2002181768 A JP 2002181768A JP 2000385446 A JP2000385446 A JP 2000385446A JP 2000385446 A JP2000385446 A JP 2000385446A JP 2002181768 A JP2002181768 A JP 2002181768A
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heating resistor
oxygen sensor
ceramic
heater
sensor
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JP2000385446A
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Koji Tokunaga
浩治 徳永
Hitoshi Matsunosako
等 松之迫
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Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】円筒型酸素センサに対してヒータが一体化され
てなるとともに、マイグレーションを起こさない長寿命
で、急速昇温などの熱衝撃性に優れたヒータ一体型酸素
センサを得る。 【解決手段】ジルコニア固体電解質からなり一端が封止
された円筒管の内面に基準電極を、該基準電極と対向す
る円筒管の外面位置に測定電極を形成するとともに、円
筒管外面の前記測定電極の周囲に、発熱抵抗体を埋設し
てなるセラミック絶縁層を積層してなるヒータ一体型酸
素センサであって、前記発熱抵抗体の断面における平均
線幅を0.1〜0.3mm、且つその平均最大厚みを1
0〜25μmとし、さらには発熱抵抗体の断面におい
て、厚みが4μm以下の領域の全幅長さをa、発熱抵抗
体の全体線幅をbとすると、a/b≦0.2とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の内燃機
関における空気と燃料の比率を制御するための酸素セン
サに関し、具体的にはヒータ部とセンサ部とが一体化さ
れてなり、熱衝撃性に優れた活性化時間の短いヒータ一
体型酸素センサに関する。
【0002】
【従来技術】現在、自動車等の内燃機関においては、排
出ガス中の酸素濃度を検出して、その検出値に基づいて
内燃機関に供給する空気および燃料供給量を制御するこ
とにより、内燃機関からの有害物質、例えばCO、H
C、NOxを低減させる方法が採用されている。
【0003】この検出素子として、主として酸素イオン
伝導性を有するジルコニアを主分とする固体電解質から
なり、一端が封止された円筒管の外面および内面にそれ
ぞれ一対の電極層が形成された固体電解質型の酸素セン
サが用いられている。この酸素センサの代表的なものと
しては、図5に示すように、ZrO2固体電解質からな
り、先端が封止された円筒管41の内面には、センサ部
として白金からなり空気などの基準ガスと接触する基準
電極42が、また円筒管41の外面には排気ガスなどの
被測定ガスと接触される測定電極43が形成されてい
る。また、測定電極43の表面には、セラミック多孔質
層44が形成されている。
【0004】このような酸素センサにおいて、一般に、
空気と燃料の比率が1付近の制御に用いられている、い
わゆる理論空燃比センサ(λセンサ)としては、測定電
極43の表面に、保護層としてセラミック多孔質層44
が設けられており、所定温度で円筒管両側に発生する酸
素濃度差を検出し、エンジン吸気系の空燃比の制御が行
われている。
【0005】一方、広範囲の空燃比を制御するために用
いられている、いわゆる広域空燃比センサ(A/Fセン
サ)は、測定電極43の表面に微細な細孔を有するガス
拡散律速層としてセラミック多孔質層44を設け、固体
電解質からなる円筒管41に一対の電極42、43を通
じて印加電圧を加え、その際得られる限界電流値を測定
して希薄燃焼領域の空燃比を制御するものである。
【0006】上記理論空燃比センサおよび広域空燃比セ
ンサともセンサ部を約700℃付近の作動温度までに加
熱する必要があり、そのために、円筒管の内側には、セ
ンサ部を作動温度まで加熱するため棒状ヒータ45が挿
入されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年排
気ガス規制の強化傾向が強まり、エンジン始動直後から
のCO、HC、NOxの検出が必要になってきた。この
ような要求に対して、上述のように、ヒータ45を円筒
管41内に挿入してなる間接加熱方式の円筒型酸素セン
サでは、センサ部が活性化温度に達するまでに要する時
間(以下、活性化時間という。)が遅いために排気ガス
規制に充分対応できないという問題があった。
【0008】その問題を回避する方法として、固体電解
質からなる円筒管の内面および外面に基準電極、測定電
極が設けられ、測定電極の表面に、ガス透過性の多孔性
の絶縁層を設け、さらにその中のガス透過性の低いガス
非透過層中に白金発熱抵抗体を設けた円筒型のヒータ一
体型酸素センサも特開平10−206380号公報に記
載されている。
【0009】一方、本出願人は、先にセラミック固体電
解質からなり一端が封止された円筒管の内面および外面
に基準電極および測定電極を形成してなるセンサと、測
定電極が露出するように前記円筒管の外面に測定電極形
成部に開口を設けたセラミック絶縁層を積層形成し、測
定電極がその開口部から露出するようにし、その少なく
とも露出している前記測定電極の周囲のセラミック絶縁
層内に発熱抵抗体を埋設してなる急速昇温性に優れたヒ
ータ一体型酸素センサを提案した。
【0010】しかしながら、このようなヒータ一体型酸
素センサは、従来の間接加熱方式と異なり、直接加熱方
式であるために急速昇温が可能ではあるが、センサ部の
周囲に発熱抵抗体が埋設されているため、セラミック絶
縁層中に不純物として含まれるNa、K等のアルカリ金
属およびCa、Mg等のアルカリ土類金属成分が絶縁層
中をマイナス極側に拡散して(以下、マイグレーション
と呼ぶ)、発熱抵抗体と反応して発熱抵抗体の抵抗を増
大させ、その結果、素子の寿命が短くなるという問題が
あった。
【0011】従って、本発明は、円筒型酸素センサに対
してヒータが一体化されてなるとともに、マイグレーシ
ョンを起こさない長寿命で、急速昇温などの熱衝撃性に
優れたヒータ一体型酸素センサを提供することを目的と
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題について検討した結果、セラミック固体電解質からな
り一端が封止された円筒管の内外面の対向する位置に一
対の電極を設け、またその周囲に発熱抵抗体を埋設した
セラミック絶縁層を配設したヒータ一体型の酸素センサ
において、発熱抵抗体のパターンにおける線幅と厚みを
制御することによって発熱抵抗体の電気力線をコンパク
トにすることによってマイグレーションの発生を抑制で
きることを見いだし、本発明に至った。
【0013】即ち、本発明の酸素センサは、セラミック
固体電解質からなり一端が封止された円筒管の内面に基
準電極を、該基準電極と対向する円筒管の外面位置に測
定電極を形成するとともに、円筒管外面の前記測定電極
の周囲に、発熱抵抗体を埋設してなるセラミック絶縁層
を積層してなるヒータ一体型酸素センサであって、前記
発熱抵抗体の断面における平均線幅が0.1〜0.3m
mであり、且つその平均最大厚みが10〜25μmであ
ることを特徴とする。
【0014】また、前記発熱抵抗体の断面において、厚
みが4μm以下の領域の全幅長さをa、発熱抵抗体の全
体線幅をbとすると、a/b≦0.2であることが特に
望ましい。
【0015】本発明の酸素センサは、セラミック固体電
解質からなり一端が封止された円筒管の内面に基準電極
と測定電極が、また外面に発熱抵抗体を埋設したセラミ
ック絶縁層を形成されており、この発熱抵抗体により基
準電極および測定電極等のセンサ部を加熱する仕組みと
なっているが、かかる構造においては、セラミック絶縁
層および白金発熱抵抗体中に不可避的に混入するアルカ
リ金属およびアルカリ土類金属成分が通電時に、発熱抵
抗体のマイナス極にマイグレーションし、発熱抵抗体と
反応して発熱抵抗体の抵抗を増大させてしまい、その結
果、発熱抵抗体によるセンサ部の加熱効率が低下し、正
確な温度測定ができない。
【0016】そこで、絶縁性セラミックス中に金属製発
熱抵抗体を埋設したヒータを酸素イオン伝導性のセラミ
ックスによって挟持した構造体に対して電磁場解析を行
った結果、電気力線は発熱抵抗体用リード部と発熱抵抗
体との接点付近や発熱抵抗体の上下面に集中することが
わかった。また、その広がりは発熱抵抗体径が小さいほ
ど電場は強いが、その広がりが小さいことがわかった。
この結果から、発熱抵抗体の線幅が小さく、厚みの厚い
発熱抵抗体では電界強度が高いため発熱抵抗体近傍のN
a、Ca等を引き寄せる力は強いが、その力が及ぶ領域
が小さい。その結果、NaやKなどのアルカリ金属のマ
イグレーション量そのものを小さくすることができる。
【0017】また、本発明のヒータ一体型酸素センサ
は、製造にあたって、固体電解質からなる円筒管を具備
するセンサ素体の表面に、セラミック絶縁層内に発熱抵
抗体を埋設したヒータ素体を巻き付け、ヒータ素体とセ
ンサ素体とを同時焼成して作製できるため、従来のよう
に、酸素センサとヒータとをそれぞれ個別に作製した
後、酸素センサ内にヒータを勘合して使用する酸素セン
サに比べて製造コストが極めて安価になり、経済性の観
点からも優れている。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のガスセンサの一例を示す
図面を参照しながら本発明を説明する。図1は、ガスセ
ンサの一例を示す概略斜視図(a)と、そのA−A断面
図(b)である。但し、(a)では説明の便宜上、セラ
ミック保護層13を省略した。
【0019】図1のガスセンサ1は、酸素イオン伝導性
を有するジルコニア等のセラミック固体電解質からな
り、先端が封止された円筒管2の内面に、第1の電極と
して、空気などの基準ガスと接触される基準電極3が被
着形成され、また、円筒管2を挟んで基準電極3と対向
する位置に第2の電極として、排気ガスなどの被測定ガ
スと接触する測定電極4が被着形成されている。そし
て、基準電極3、ジルコニア固体電解質からなる円筒管
2および測定電極4によって検知部を形成している。
【0020】そして、先端が封止された円筒管2の外面
には、Al23などのセラミック絶縁層6が被着形成さ
れており、そのセラミック絶縁層6には、測定電極4の
一部または全部が露出するように開口部7が形成されて
いる。
【0021】また、上記開口部7の周囲のセラミック絶
縁層6中には検知部を加熱するためのPt等からなる発
熱抵抗体8が埋設されている。また、セラミック絶縁層
6の表面には、さらに発熱抵抗体8による加熱効率を高
めるために、Al23等からなるセラミック保温層9が
積層形成されている。
【0022】円筒管2の内面に形成された基準電極3
は、円筒管2の内面および開口側の端面を経由して円筒
管2の外表面に設けたセンサ用端子部11aに接続され
ている。一方、円筒管2の外面に形成された測定電極4
は、セラミック絶縁層6およびセラミック保温層9に形
成された開口部7の端面を経由してセラミック保温層9
の表面に形成されたリード部10に接続され、さらにセ
ラミック保温層9の表面に形成された端子部11bと接
続されている。なお、円筒管2において上記端面に存在
するエッジ部は、C面取りされ、エッジ部で生じる電気
的接続の不良を回避している。
【0023】また、セラミック保温層9の表面に形成さ
れたリード部10の表面にはさらにZrO2等からなる
保護層12が形成されている。この保護層12によっ
て、リード部10を、例えば素子のアッセンブル時の引
っかき、あるいは素子の落下時の異物との衝突等の物理
的な破壊から保護することができる。この保護層12は
固体電解質と同じZrO2で構成することが固体電解質
との熱膨張差による応力の発生を防止する上で好まし
い。さらに、図1(b)に示すように、少なくとも検知
部の表面も、多孔質のセラミック保護層13によって被
覆されている。
【0024】また、センサ用端子部11には、外部回路
との接続のための金属部材14がそれぞれロウ材15に
よってロウ付け固定されている。これによって、検知部
において発生した検知データをリード部10、センサ用
端子部11および金属部材14を経由して外部回路に接
続される。
【0025】一方、セラミック絶縁層6内に形成された
発熱抵抗体8は、同じくセラミック絶縁層6内に形成さ
れたリード部16と、セラミック絶縁層6およびセラミ
ック保温層9を貫通して形成された貫通導体(図示せ
ず)によって、セラミック保温層9の外表面に形成され
たヒータ用端子部18と電気的に接続されている。そし
て、端子部18上には発熱用外部電源と接続するための
金属部材19がロウ材等により固定され、これらを通じ
て発熱抵抗体8に電流を通ずることにより、発熱抵抗体
8が加熱され、測定電極4、円筒管2および基準電極3
からなる検知部を所定の温度に急速昇温される。
【0026】上記の測定電極4の周囲の発熱抵抗体8
は、図1に示すように開口部7の両側に均一に、対照的
にパターン化して配置されているが、本発明によれば、
図2の発熱抵抗体のパターンの断面図に示すように、こ
の発熱抵抗体8の最大厚みtが平均で10〜25μm
で、平均線幅aが0.1〜0.3mmであることが重要
である。これは、発熱抵抗体8の最大厚みtが、10μ
mより小さいか、または線幅aが0.3mmを越えると
マイグレーションの発生が顕著に起こる。また、最大厚
みtが25μmを越えると、後述するように、発熱抵抗
体8とセラミック絶縁層6との焼成収縮差による応力が
大きくなるために共焼時に発熱抵抗体8とセラミック絶
縁層6との界面にクラックが発生してしまう。また、線
幅が0.1mmより小さいと、スクリーン印刷等で発熱
抵抗体8を均一に印刷することができなくなるためであ
る。発熱抵抗体の最大厚みtは、平均で10〜20μ
m、線幅aとしては平均で0.15〜0.2mmが特に
優れている。
【0027】また、この発熱抵抗体8は、セラミック絶
縁層6内において、発熱抵抗体8は所定の厚みと線幅を
有するためにその断面は図2に示すように、ほぼ楕円と
して存在するが、本発明によれば、発熱抵抗体8のセラ
ミック絶縁層6との接触面積、言い換えれば、その表面
積を小さくするため、発熱抵抗体8の断面において厚み
が4μm以下の発熱抵抗体部の総幅(a1+a2)を
a、発熱抵抗体8の平均の全体線幅をbとすると、a/
bが0.2以下、特に0.15以下になるように発熱抵
抗体を形成することが望ましい。このa/bが0.2を
越えると、発熱抵抗体が横長の楕円形となり、表面積が
増大して、不純物のマイグレーションが起こりやすくな
る。
【0028】本発明では、発熱抵抗体8は、リード部1
6を経由してヒータ用端子部18と接続されており、こ
れらを通じて発熱抵抗体8に電流を流すことにより発熱
抵抗体8が加熱され、円筒管2、基準電極3および測定
電極4からなるセンサ部を加熱する仕組みとなっている
が、この際、発熱抵抗体8のリード部16は、幅広い1
本のラインで形成することも可能であるが、2本以上の
ラインで形成することによって、リード部16を挟む上
下のセラミック絶縁層6同時の結合性を高め、素子の強
度を高めることができる。
【0029】また、本発明のセンサ素子1においては、
円筒管2の封止先端からセラミック絶縁層6およびセラ
ミック保温層9の巻き付け位置までの距離は、焼成後
0.5〜2mmであることが耐熱衝撃性を高める上で望
ましい。この距離が0.5mmより小さいと円筒管2の
封止端面に応力が集中して素子が破壊しやすく、2mm
を越えると、素子の温度が上がりにくくなり、その結
果、発熱抵抗体8の劣化が早まる傾向にある。この封止
先端からセラミック絶縁層6およびセラミック保温層9
の巻き付け位置までの距離は0.7〜1.5mmが特に
優れる。
【0030】さらに、ガスセンサの全体の大きさとして
は、外径が3〜6mm、特に3〜4mmの円筒体によっ
て形成することが、消費電力を低減するとともに、セン
シング性能を高めることができる。 (固体電解質)本発明において、円筒管2を形成するの
に用いられるセラミック固体電解質は、ZrO2を含有
するセラミックスからなり、具体的には、Y23および
Yb2 3、Sc23、Sm23、Nd23、Dy23
の希土類酸化物を酸化物換算で1〜30モル%、好まし
くは3〜15モル%含有する部分安定化ZrO2あるい
は安定化ZrO2が用いられている。また、ZrO2中の
Zrを1〜20原子%をCeで置換したZrO2を用い
ることにより、電子伝導性が大きくなり、応答性がさら
に改善されるといった効果がある。
【0031】さらに、焼結性を改善する目的で、上記Z
rO2に対して、Al23やSiO2を添加含有させるこ
とができるが、多量に含有させると、高温におけるクリ
ープ特性が悪くなることから、Al23およびSiO2
の添加量は総量で5重量%以下、特に3重量%以下であ
ることが望ましい。
【0032】また、固体電解質中のNaの含有量として
は、固体電解質からセラミック絶縁層への拡散進入を防
止する観点からは200ppm以下、特に100ppm
が望ましい。 (セラミック絶縁層)一方、発熱抵抗体8を埋設するセ
ラミック絶縁層6としては、アルミナおよび/またはマ
グネシアを含有する酸化物、特に、アルミナ材料、スピ
ネル材料、あるいはアルミナとスピネルとの複合化合物
材料が好適に用いられる。この際、セラミック絶縁層6
の焼結性を改善する目的で、少量Si成分を添加するこ
とが望ましいが、その含有率としては酸化物換算で0.
1重量%以上でその効果が見られるが、Siの含有量
が、5重量%を越えるとセラミック絶縁層6中のNaの
拡散と偏析が促進され、白金等からなる発熱抵抗体の寿
命が低下しやすいため、Si含有量は0.1〜5重量%
の範囲が望ましい。Si含有量としては、0.5〜3重
量%が望ましい。特に、0.5〜2重量%がNaの拡散
を防止する観点から望ましい。
【0033】また、このセラミック絶縁層6は、相対密
度が80%以上、開気孔率が5%以下の緻密質なセラミ
ックスによって構成されていることが望ましい。これ
は、セラミック絶縁層6が緻密質であることにより絶縁
層の強度が高くなる結果、酸素センサ自体の機械的な強
度を高めることができるためである。さらに、セラミッ
ク絶縁層6中のNaの含有量は、50ppm、特に30
ppm以下とすることがヒータの寿命を延ばすために望
ましい。 (発熱抵抗体)また、上記セラミック絶縁層6の内部に
埋設される発熱抵抗体8としては、白金、ロジウム、パ
ラジウム、ルテニウムの群から選ばれる1種の金属、ま
たは2種以上の合金からなることが望ましく、特に、セ
ラミック絶縁層6との同時焼結性の点で、そのセラミッ
ク絶縁層6の焼成温度よりも融点の高い金属または合金
を選択することが望ましい。
【0034】また、発熱抵抗体8中には上記の金属の他
に焼結防止と絶縁層との接着力を高める観点からアルミ
ナ、スピネル、アルミナ/シリカの化合物、フォルステ
ライトあるいは上述の電解質となり得るジルコニア等を
体積比率で10〜80%、特に30〜50%の範囲で混
合することが望ましい。
【0035】発熱抵抗体8を埋設したセラミック絶縁層
6の表面に形成されるセラミック保温層9は、ジルコニ
アセラミックスからなることが望ましい。このジルコニ
アからなるセラミック保温層9は、固体電解質とセラミ
ック絶縁層6間の熱膨張差や焼成収縮差等に起因する応
力を緩和させ、熱応力をできる限り小さくすることがで
きる。この際、円筒管2と発熱抵抗体8の間とセラミッ
ク保温層9と発熱抵抗体8の間の距離はそれぞれ2μm
以上であることが望ましい。 (電極)円筒管2の内面および外面に被着形成される基
準電極3、測定電極4は、いずれも白金、ロジウム、パ
ラジウム、ルテニウムおよび金の群から選ばれる1種、
または2種以上の合金が用いられる。また、センサ動作
時の電極中の金属の粒成長を防止する目的と、応答性に
係わる金属粒子と固体電解質と気体との、いわゆる3相
界面の接点を増大する目的で、上述のセラミック固体電
解質成分を1〜50体積%、特に10〜30体積%の割
合で上記電極中に混合してもよい。
【0036】また、本発明においては、この開口部7に
露出している測定電極4の形状は特に限定するものでは
なく、また、開口部7は、円筒管2における対照な位置
となる2箇所に設けると熱衝撃性を改善することができ
る。開口部7の広がりとしては、円筒管2の断面の中心
に対して30〜90度の範囲とすることにより、開口部
7の周囲への熱応力の発生を抑制し、また、発熱抵抗体
8による加熱効率を高めることができる。この開口部7
は40〜80度の範囲が特に優れる。
【0037】一方、固体電解質からなる円筒管2の内面
に形成される基準電極3は、測定電極4の前記開口部7
より露出する部分に対向する内面部分に形成されていれ
ばよく、測定電極4の露出部面積よりも大きい面積、例
えば、円筒管2の内面全面に成されていてもよい。 (多孔質層)本発明の酸素センサにおいては、図2の要
部拡大断面図に示すように、開口部7内にて露出してい
る測定電極4の表面に、多孔質のセラミック保護層13
が形成されるが、このセラミック保護層13は、以下の
2つの目的で形成される。
【0038】第1に、排気ガスによって測定電極4が被
毒して出力電圧が低下するのを防止することを目的とし
て設けるものであり、露出した測定電極4の表面にジル
コニア、アルミナ、マグネシアあるいはスピネル等のポ
ーラスな保護層として形成される。このような保護層を
設けた酸素センサは、一般的には理論空燃比センサ(λ
センサ)素子として用いることができる。この場合に、
セラミック保護層13としては開気孔率が10〜40%
の多孔質体からなることが望ましい。
【0039】第2に、露出した測定電極4の表面に微細
な細孔を有するジルコニア、アルミナ、スピネル、マグ
ネシアまたはγ−アルミナの群から選ばれる少なくとも
1種のガス拡散律速層として機能させる。このようなガ
ス拡散律速層となるセラミック保護層13としては、開
気孔率が5〜30%の多孔質体が望ましい。
【0040】また、このガス拡散律速層となるセラミッ
ク保護層13の表面には、さらに排気ガスの被毒を防止
する観点から、前述したアルミナあるいはスピネルから
なる前記セラミック保護層を設けることもできる。この
様なヒーター体化酸素センサは、後で述べる広域空燃比
センサ素子(A/Fセンサ)として応用することが可能
である。
【0041】次に、本発明のヒータ一体型酸素センサの
作製方法について詳述する。本発明の酸素センサの製造
方法について、図1のヒータ一体型酸素センサの製造方
法を例にして図3をもとに説明する。 (1)まず図3(a)に示すような両端が開放された中
空の円筒管20を作製する。この円筒管20は、ジルコ
ニア等の酸素イオン伝導性を有するセラミック固体電解
質粉末に対して、成形用有機バインダーを添加して押出
成形や、静水圧成形(ラバープレス)あるいはプレス形
成などの周知の方法により作製される。
【0042】(2)そして、上記固体電解質からなる円
筒管20の内面および外面に、基準電極および測定電極
となるパターン21、22を例えば、白金を含有する導
電性ペーストを用いてスラリーデッィプ法、スクリーン
印刷、パット印刷、ロール転写等で形成する。この時、
円筒管20内面への基準電極22の印刷は、導体ペース
トを充填して排出して、内面全面に塗布形成することが
効率がよい。
【0043】その後、ジルコニア材料を石油系溶媒に分
散したスラリーを円筒管の先端側の端部より約3mmの
深さまで注入し乾燥する。石油系溶媒を用いる理由は、
ジルコニア粉末が分散し易く、内径の小さな円筒管に注
入しやすいことに加えて、スラリーの乾燥が早いことで
ある。この際、石油系溶媒の量としては、ジルコニア材
料100重量%に対して、石油系溶媒を5〜25重量%
含有するスラリーが好ましい。この際、アクリル系のバ
インダーをスラリーに1〜5重量%添加すると、この先
端封止材と円筒管内壁との接着力が増加する。この後、
円筒管先端を円弧などの所定の形状に加工する。このよ
うにしてセンサ素体Aを作製する。
【0044】(3)次に、図3(b)に示すようなヒー
タ素体Bを形成する。まず、上述のジルコニア粉末を含
有するスラリーを用いて50〜500μm、特に100
〜300μmの厚さのセラミック絶縁層を形成するため
のセラミックグリーンシートを作製する。その後、この
グリーンシート表面に、アルミナ、スピネル、フォルス
テライト、ジルコニア、ガラス等のセラミック粉末を用
いて、適宜成形用有機バインダーを添加してスラリーを
調製し、このスラリーを用いてスクリーン印刷法、パッ
ト印刷法、ロール転写法等により印刷した後、その表面
に白金などの金属粉末を含む導電性ペーストをスクリー
ン印刷法、パット印刷法、ロール転写法等により印刷し
て、本発明のリードパターンを含む発熱抵抗体パターン
24を塗布する。そして、再度、絶縁性スラリーを塗布
する。その後、開口部25をパンチングなどによって形
成することにより、セラミック保温層9となるジルコニ
ア層23と発熱抵抗体24を埋設したセラミック絶縁層
26との未焼成の積層体からなるヒータ素体Bが得られ
る。
【0045】なお、発熱抵抗体パターン24の印刷時に
は、スクリーン印刷機にメッシュを設けず、また開口部
は印刷面に向かって狭くなるようなスクリーン印刷機を
用いると発熱抵抗体断面の両端が細くなりにくく、前記
a/bを小さくすることができる。また、リードパター
ンは、リードを挟むセラミック絶縁層同士の接着性を高
める上で、複数本に分割することが望ましい。
【0046】(4)次に、図3(c)に示すように、上
記円筒状のセンサ素体Aの表面に、ヒータ素体Bを巻き
付けて円筒状積層体を作製する。この際、ヒータ素体B
をセンサ素体Aに巻き付けるには、ヒータ素体Bとセン
サ素体Aとの間にアクリル樹脂や有機溶媒などの接着剤
を介在させて接着させたり、あるいはローラ等で圧力を
加えながら機械的に接着することができる。この時、巻
き付けされたヒータ素体Bの合わせ目は、焼成時の収縮
を考慮し、シート端部同志を重ねるか、あるいは所定の
間隔をおいて接着してもよい。また、円筒管の先端とヒ
ータ素体Bの巻き付け位置は、焼成後0.5〜2mmに
なるように調整する。
【0047】(5)そして、上記の円筒状積層体を、ア
ルゴンガス等の不活性雰囲気中あるいは大気中1300
〜1700℃で1〜10時間程度焼成することによりセ
ンサ素体Aとヒータ素体Bとを同時焼成することができ
る。
【0048】なお、上記の製造方法では、基準電極22
および測定電極21を円筒管20形成時に塗布したが、
これらの電極の形成は、電極を有しない円筒管20の表
面にヒータ素体Bを巻き付けて円筒状積層体を作製した
後、円筒状積層体に対して、電極ペーストをスクリーン
印刷、パット印刷、ロール転写法あるいは浸漬法によっ
て円筒管20の内面およびヒータ素体Bにおける開口部
25内の円筒管20表面に塗布するか、またはスパッタ
法やメッキ法にて形成することもできる。
【0049】さらに、図1のセラミック保護層13を形
成するには、焼成後に、アルミナ、スピネル、ジルコニ
ア等の粉末をゾルゲル法、スラリーディップ法、印刷法
などによって印刷塗布し、焼き付け処理したり、上記セ
ラミックスをスパッタ法あるいはプラズマ溶射法により
被覆して形成するか、または、円筒状積層体を作製する
際に予めセラミック保護層13を形成するスラリーを塗
布した後に、同時に焼成し形成することも可能である。
【0050】上記の製造方法によれば、1回の焼成工程
でセンサ、ヒータ、セラミック部材の一体物を作製する
ことができ、別途接合工程を必要としないことから、製
造歩留りや製造コストの低減を図ることができるために
非常に好ましい。 (他のセンサ構造)本発明のヒータ一体型酸素センサ
は、図1の構造のものに限定されるものでなく、種々の
酸素センサに適用することができる。そこで、図4に
は、いわゆるA/Fセンサの例についてその(a)概略
斜視図と、(b)縦断面図を示した。
【0051】このヒータ一体型空燃比センサは、固体電
解質からなり一端が封止された円筒管30の外側に、空
間31を介して、さらに拡散孔32aを有する固体電解
質層32を設け、前記円筒管30の内外面に基準電極3
3および測定電極34からなる第1の電極対を形成する
と同時に、空間31を介して形成した固体電解質層32
の内外面に内側電極35、外側電極36からなる第2の
電極対を形成したものである。そして、これらの検知部
の周囲に発熱抵抗体37を埋設したセラミック絶縁層3
8を配置した構造からなる。この空燃比センサにおいて
は、第2の電極35、36間に電流を流し、空間31内
の酸素濃度が一定になるように第1の電極33、34で
検知しながら空間31内に酸素ガスを流入させたり、あ
るいは排出させたりして、排気ガス中の空燃比を測定す
るものである。
【0052】本発明によれば、この図4の酸素センサに
おいても、発熱抵抗体37の断面における平均線幅を
0.1〜0.3mm、その平均最大厚みを10〜25μ
mとすることによってマイグレーションの発生による抵
抗増大などの現象を防止することができ、酸素センサの
長寿命化を図ることができる。
【0053】
【実施例】市販のアルミナ粉末と、5モル%Y23含有
のジルコニア粉末と、白金粉末をそれぞれ準備した。ま
ず、5モル%Y23含有のジルコニア粉末にポリビニル
アルコール溶液を添加して坏土を作製し、押出成形によ
り焼結後の外径が約4mm、内径が2mmになるように
両端が開放された円筒状成形体を作製し、その表面に、
白金ペーストからなる表1に示すような形状の長方形状
の測定電極パターンおよびリードパターンを印刷塗布す
るとともに、成形体の内部全面にも白金ペートを塗布し
て基準電極を形成した。また、円筒管の先端部をジルコ
ニア粉末100重量%に対してミネラルスピリッツを2
0重量%添加したスラリー中に浸漬した後、乾燥して一
端を封止した。なお、測定電極および基準電極の厚みは
焼成後に約5μmとなるように調整した。
【0054】また、5モル%Y23含有のジルコニア粉
末にポリビニルアルコール溶液を加えてスラリーを作製
し、厚みが約200μmのグリーンシートを作製した。
このグリーンシートに前記測定電極の形状と一致する長
方形状の種々の大きさを有する開口部をパンチングによ
って開けた。
【0055】その後、開口部以外の部分にアルミナ粉末
を約20μmの厚みに塗布した後、白金粉末を含む導体
ペーストを用いて、絶縁層表面に、発熱抵抗体を印刷塗
布した。この際、発熱抵抗体の幅や厚みが焼結後に表1
に示す値になるように種々異なる発熱抵抗体と印刷し
た。さらに、その上にアルミナ粉末を約20μmとなる
ように塗布し発熱抵抗体をセラミック絶縁層中に埋設し
てなる図3(b)に示す構造のヒータ素体Bを作製し
た。
【0056】次に、上記の円筒状のセンサ素体Aの表面
に、接着剤としてアクリル系樹脂を用いて上記ヒータ素
体Bを巻き付け円筒状積層体を作製した。その後、この
円筒状積層体を大気中にて、1500℃で2時間焼成
し、焼成一体化した。この時、センサ素体の端面から、
ヒータ素体の巻き付け位置は、焼成後2mmになるよう
にヒータ素体の巻き付け位置を変えた。なお、発熱抵抗
体と白金からなる測定電極との最短距離は、いずれも
0.5mm以下とした。
【0057】その後、開口部内の測定電極の表面に、プ
ラズマ溶射によりスピネルからなる気孔率が約30%の
セラミック保護層を200μmの厚みで形成して図1に
示すような理論空燃比センサを作製した。また、比較の
ために、市販の平板型のヒータ一体型の酸素センサにつ
いても同様な試験を行なった。
【0058】性能評価に関しては、作製した酸素センサ
について、1000℃大気中で自己加熱させて500時
間後の発熱抵抗体の初期抵抗に対する抵抗増加率を求め
た。この後、走査型顕微鏡を用いて発熱抵抗体の断面写
真を撮影し、任意の10箇所の発熱抵抗体の最大厚みを
測定しその平均値を求め、また断面の線幅の平均値、お
よび4μmより薄い部分の発熱抵抗体の長さ(図2にお
けるa1+a2)を求め、a/bを求めた。結果を表1
に示す。
【0059】
【表1】
【0060】表1より、発熱抵抗体の最大厚みが10μ
mより薄い試料No.2では抵抗率の増加が市販の平板
型酸素センサと同じぐらい大きいことがわかる。また、
発熱抵抗体の最大厚みが25μmを越える試料No.8
では、発熱抵抗体に沿って素子表面にクラックが見られ
た。また、発熱抵抗体の線幅が0.1mmより小さな試
料No.12では、発熱抵抗体の線幅が小さく、発熱抵
抗体がうまく印刷できず、素子も作製出来なかった。
【0061】それに対して本発明の試料は全て、市販の
平板型の酸素センサに比べても小さく、発熱抵抗体の抵
抗増加率が5%以下と小さいものであった。また、発熱
抵抗体の線幅と厚みが4μm以下の長さの比率に関して
は、a/bの値が0.2以下の場合には、抵抗増加率が
4%以下とさらに小さいものであった。また、それぞれ
の試料について発熱抵抗体のマイナス極側をEPMA分
析した結果、Na、Caの偏析が認められたが、その量
は抵抗率が高い試料ほど多かった。
【0062】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のヒータ一体
型酸素センサによれば、測定電極の周囲に形成された発
熱抵抗体の厚みおよび線幅を所定の範囲に制御すること
によってセラミック絶縁層中の不純物イオンのマイグレ
ーションを抑制することができ、従来にない発熱抵抗体
の長寿命化を図ることが出来る。その結果、本発明のヒ
ータ一体型酸素センサは、本来の特性である急速昇温を
行うことができるだけでなく、少ない消費電力でセンサ
を活性化させることができるために、正確に酸素濃度を
検出ることができる。しかも、本発明のセンサは発熱抵
抗体を内蔵するセラミック絶縁層とを同時焼成して作製
できるため、製造コストが極めて安価になり、経済性の
観点からも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒータ一体型酸素センサの一例を説明
するための(a)概略斜視図と、(b)A−A断面図で
ある。
【図2】図1の酸素センサにおける発熱抵抗体の要部拡
大断面図である。
【図3】本発明のガスセンサを製造する方法の一例を説
明するための工程図である。
【図4】本発明のヒータ一体型酸素センサの他の例を説
明するための(a)概略斜視図と、(b)X−X断面図
である。
【図5】従来のヒータ(a)平板型センサ素子の概略断
面図と、(b)それを金属ケースに収納した時の構造を
説明するための概略断面図である。
【符号の説明】
1 センサ素子 2 円筒管(固体電解質基体) 3 基準電極 4 測定電極 6 セラミック絶縁層 7 開口部 8 発熱抵抗体 9 セラミック保温層 13 セラミック保護層 21 セラミック部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/46 G01N 27/58 B Fターム(参考) 2G004 BB01 BJ03 BJ10 BM07 3K092 PP15 QA02 QB02 QB45 QB76 QC02 QC16 QC27 QC38 QC49 QC52 RA02 RA06 RB23 RD09 RD16 RD42 UA20 UB04 VV08 VV16 4G031 AA08 AA12 AA29 AA39 CA03 CA07 GA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック固体電解質からなり一端が封止
    された円筒管の内面に基準電極を、該基準電極と対向す
    る円筒管の外面位置に測定電極を形成するとともに、円
    筒管外面の前記測定電極の周囲に、発熱抵抗体を埋設し
    てなるセラミック絶縁層を積層してなるヒータ一体型酸
    素センサであって、前記発熱抵抗体の断面における平均
    線幅が0.1〜0.3mmであり、且つその平均最大厚
    みが10〜25μmであることを特徴とするヒータ一体
    型酸素センサ。
  2. 【請求項2】前記発熱抵抗体の断面において、厚みが4
    μm以下の領域の全幅長さをa、発熱抵抗体の全体線幅
    をbとすると、a/b≦0.2であることを特徴とする
    請求項1記載のヒータ一体型酸素センサ。
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