JP2002180751A - 複合サッシの下枠 - Google Patents

複合サッシの下枠

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JP2002180751A JP2000375558A JP2000375558A JP2002180751A JP 2002180751 A JP2002180751 A JP 2002180751A JP 2000375558 A JP2000375558 A JP 2000375558A JP 2000375558 A JP2000375558 A JP 2000375558A JP 2002180751 A JP2002180751 A JP 2002180751A
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努 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミ下枠の屋内面を樹脂下枠にて被覆して
断熱性能を高めて結露の防止を図りつつ、雨水等の排水
のために適切な排水構造を提供する。 【解決手段】 窓開口部Aに装着されるアルミ枠2と該
アルミ枠2の屋内側露出部分を覆う樹脂枠3とを備えた
窓枠1内に一対の引き違い窓障子10を納めると共に、
アルミ下枠22の上面にはその中空部22dに連通する
下枠部の結露水等を排水するための排水口73を設けて
なる複合サッシにおいて、上記アルミ下枠22の下外レ
ール22aと下内レール22bの内面部の一部に樹脂下
枠32を構成する樹脂カバー枠43を着脱自在に取り付
け、この樹脂カバー枠43を通して排水器70を上記ア
ルミ下枠22の排水口73に装着して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物開口部に装着
される金属枠の屋内側露出部分を樹脂枠で覆うことによ
り断熱性を向上させて結露の防止を図ると共に、下枠面
に溜まった雨水や結露水の排水を考慮して水密性を向上
させた複合サッシの下枠に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アルミサッシ等の金属枠からなる
窓枠に対し、その屋内側露出部分に樹脂枠を備えた複合
型の複合サッシ窓枠が使用されつつある。これは、金属
枠の屋内側を金属に比して熱伝導率が極めて低い樹脂で
覆うことにより、サッシ窓の断熱性の向上を図ると共に
屋内側への結露を抑え、また金属枠の視覚的な冷たさを
排除すると共に室内装飾との一体性を持たせることによ
って意匠の向上を図るものである。このような複合型の
複合サッシ窓枠は、金属枠に対し樹脂枠を取り付け窓枠
を枠組み完成させた状態で窓開口部に設置される。一
方、サッシ下枠は、強度上から中空部構造とされ、ま
た、下枠の上面には雨水や結露水が溜まり易いので、こ
れら雨水等を中空部に誘導して外部に排水するために、
下枠の上面には上記中空部に連通する排水口を設けると
共に、中空部の屋外側面には外部に開口した排水弁を設
けるようにして、排水構造を採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
複合型の複合サッシ窓枠においては、アルミサッシ等の
金属枠からなる窓枠に対し、その屋内側露出部分に樹脂
枠を取り付けても、本来の目的を完全に達成することは
困難であった。すなわち、アルミ下枠に樹脂枠を取り付
けることが一般的であるが、下枠の下レール間等におい
ては、上記した雨水等の排水のための排水構造を採用す
るために、下枠上面部の構造が複雑となって樹脂枠を下
枠の屋内側の全面に取り付けることができず、したがっ
て、複合型窓枠としては、本来の目的である断熱性を向
上させて結露の防止を図ることと、金属枠の視覚的な冷
たさを排除するという効果が完全ではなく不十分であっ
た。特に下枠はもっとも結露が生じる所であり、そのた
めにより完全な結露の防止を図ることが求められてい
た。
【0004】また一方、樹脂枠はアルミ等の金属枠に比
して、経年変化や外部からの衝撃等に弱く、変色したり
破損したりすることがあり、その交換が必要になること
があり、また、樹脂枠を室内装飾との一体性を持たせる
ために、室内装飾を変えた場合には、同時に樹脂枠も室
内装飾に合わせて取り替えの必要性が生じてくる場合も
ある。しかしながら、従来、上記樹脂枠の交換を行なう
場合でも、金属枠を含む窓枠全体を窓開口部から取り外
す必要があり、作業性が極めて悪いという問題があっ
た。また更に、下枠上面に溜まった結露水等は、下枠の
排水口から中空部に誘導し、次に中空部内の水を排水弁
から外部に排水するようにしているが、しかし、従来の
上記構造では、風雨が強い場合、強風によって中空部の
気圧が高まり、この負圧現象により下枠の排水口から屋
内側に水の吹き出しが生じ、この吹き出し水がシブキと
なって室内に飛散することがある。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、複合型窓枠として断熱性を向上させて
結露の防止を十分に図ると共に、金属枠の視覚的な冷た
さを排除して十分なる意匠的効果を発揮させ、加えて、
結露水・雨水等の排水を適切に行なえるようにして、結
露の防止を図りつつ適切な水密構造を有する複合サッシ
の下枠を提供することを目的としている。また、窓開口
部に対し窓枠を設置した状態のままで、上記樹脂下枠の
みの交換を可能とし、その結果、複合サッシ窓のメンテ
ナンス性を向上することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の本発明は、窓開口部に装着されるアルミ
枠と該アルミ枠の屋内側露出部分を覆う樹脂枠とを備え
た窓枠内に一対の引き違い窓障子を納めると共に、アル
ミ下枠の上面にはその中空部に連通する下枠部の結露水
等を排水するための排水口を設けてなる複合サッシにお
いて、上記アルミ下枠の下外レールと下内レールの内面
部の一部に樹脂下枠を構成する樹脂カバー枠を着脱自在
に取り付け、この樹脂カバー枠を通して排水器を上記ア
ルミ下枠の排水口に装着してなることを特徴とする。
【0007】また請求項2記載の本発明は、請求項1に
記載の本発明において、上記樹脂カバー枠には、上記ア
ルミ下枠の排水口に対応させた開口部を設けると共に、
この開口部と排水口を連通させて排水器を装着してなる
ことを特徴とする。
【0008】また請求項3記載の本発明は、請求項2に
記載の本発明において、上記排水器が樹脂カバー枠の開
口部に実質的に取り付けられると共に、この排水器の本
体部がアルミ下枠の排水口を介してその中空部に挿入さ
れてなることを特徴とする。
【0009】また請求項4記載の本発明は、請求項2に
記載の本発明において、上記排水器を装着したアルミ下
枠の中空部の屋外側面に、外部に開口した排水弁を設け
てなることを特徴とする。
【0010】また請求項5記載の本発明は、請求項2に
記載の本発明において、上記樹脂カバー枠が、横長の水
平板とこの屋内側に連接する起立片とからなり、上記水
平板が下外レールと下内レールの内面部における床面に
面接すると共に、上記起立片が下内レールの屋外側面に
面接してなり、上記水平板に上記排水器の開口部が形成
されていることを特徴とする。
【0011】また請求項6記載の本発明は、請求項2に
記載の本発明において、上記樹脂カバー枠の起立片の適
所には、アルミ下枠の中空部壁を貫通した連通口を形成
してなり、この連通口を介してアルミ下枠の中空部が室
内部と連通されていることを特徴とする。
【0012】また請求項7記載の本発明は、請求項2に
記載の本発明において、上記樹脂カバー枠の一端が一方
の縦枠に対峙すると共に、この樹脂カバー枠の一端部が
戸当りブロックにて係止され、この戸当りブロックに設
けた開口部を介してアルミ下枠の中空部が室内部と連通
されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
沿って詳細に説明する。図1は本発明の複合窓枠を用い
た引き違い窓の屋内側から見た横断面図、図2はその縦
断面図、図3は窓障子を取り外した状態における図1対
応の横断面図、図4は窓障子を取り外した状態における
図2対応の縦断面図、図5は図4の要部拡大分解図、図
6は図3の要部分解図、図7は図5の正面図、図8は図
7の一部分解した斜視図である。これら各図において、
本発明に係る複合サッシ窓は、窓開口部Aに装着された
上下枠及び左右の縦枠からなる窓枠1内に、一対の窓障
子10を引き違い自在に納めてなるものである。
【0014】窓枠1を構成する各枠材は、複合型の枠材
であり、ベースとなるアルミ枠2とその屋内側露出部分
を覆う樹脂枠3とから構成されている。すなわち、アル
ミ枠2は、アルミ上枠21、アルミ下枠22、アルミ縦
枠23、24を方形に枠組みして構成され、樹脂枠3
は、樹脂上枠31、樹脂下枠32、樹脂縦枠33、34
を方形に枠組みして構成されている。そして、上記樹脂
上枠31はアルミ上枠21に、樹脂下枠32はアルミ下
枠22に、樹脂縦枠33はアルミ縦枠23に、樹脂縦枠
34はアルミ縦枠24に、それぞれ取り付けられてい
る。具体的な取り付け方法については、後述する。な
お、上記アルミ枠2はアルミの押し出し型材にて成型さ
れ、また樹脂枠3は塩化ビニルやアクリル樹脂等から押
し出し成型される。また、これ等の樹脂材には、木材粉
等を混入させて、外観上あたかも木材で形成されている
かの観を呈することもできる。
【0015】一方、各窓障子10は、上下及び左右の框
材を方形に框組みしてなる框体11内に複層ガラス12
を納めてなる。4は網戸である。框体11を構成する各
框材も、上記窓枠1と同様に、アルミ框13とその屋内
側露出部分を覆うように取り付けられた樹脂框14とで
構成されている。すなわち、上記樹脂上框14aはアル
ミ上框13aに、樹脂下框14bはアルミ下框13b
に、樹脂縦框14cはアルミ縦框13cに、樹脂縦框1
4dはアルミ縦框13dに、それぞれ取り付けられてい
る。
【0016】そして、本発明は、窓開口部Aに装着され
るアルミ枠2と該アルミ枠2の屋内側露出部分を覆う樹
脂枠3とを備えた窓枠1内に一対の引き違い窓障子10
を納めると共に、アルミ下枠22の上面にはその中空部
22dに連通する下枠部の結露水等を排水するための排
水口73を設けてなる複合サッシにおいて、上記アルミ
下枠22の下外レール22aと下内レール22bの内面
部の一部に樹脂下枠32を構成する樹脂カバー枠43を
着脱自在に取り付け、この樹脂カバー枠43を通して排
水器70を上記アルミ下枠22の排水口73に装着して
構成される。以下、上記した窓開口部Aに装着するアル
ミ下枠22の屋内側内周部に取付ける樹脂下枠32等の
断熱構造と水密構造について、順次詳細に説明する。
【0017】上記アルミ下枠22は、図2及び図4に示
すように、その内周面を階段状に形成してなり、その面
より、屋外側の下外レール22a及び屋内側の下内レー
ル22bを突出形成してある。また、アルミ下枠22の
屋内端には、略垂直に起立した立ち上がり片22cが形
成されている。上記アルミ下枠22は、強度上から3個
の中空部22dを設けた中空構造としてあると共に、こ
の3個の中空部22dは、後述するように、一方の樹脂
縦枠33側において、各々通口76を介して連通構造と
して、中空内部に溜まった結露水等が相互に移動自在と
してある。そして、このアルミ下枠22に対し、3個の
樹脂枠からなる樹脂下枠32が取り付けられる。すなわ
ち、樹脂下枠32は、屋内側の下内レール22bと立ち
上がり片22cの間に第1樹脂枠である樹脂本枠41
を、立ち上がり片22cの屋内側に第2樹脂枠である樹
脂補助枠42を、かつ、屋外側の下外レール22aと屋
内側の下内レール22bの間に第3樹脂枠である樹脂カ
バー枠43をそれぞれ取り付けて、屋外側の下外レール
22aから屋内側のアルミ下枠22の内周面のほぼ全体
を覆うように設置されている。なお、上記第2樹脂枠で
ある樹脂補助枠42等は、本発明においては必要により
選択的に取り付ければよい。
【0018】図4、図5で明らかなように、第1樹脂枠
である樹脂本枠41は、下内レール22bと立ち上がり
片22cとによって形成される凹溝内に納められる枠本
体41aと、下内レール22bの内側面に密接した起立
片41bと、立ち上がり片22cに沿って設けられる逆
L字状のアングル片41cとから構成されている。上記
した枠本体41aには中空部の屋内側に垂下片を設けて
あり、その下端の係止部をアルミ下枠22の立ち上がり
片22cに設けた突起に係止させ、また上記起立片41
bを下内レール22bの屋内面に重合するように面接さ
せて、その先端部を下内レール22bの上端部に係止さ
せ、また逆L字状のアングル片41cは立ち上がり片2
2cの屋外面に屋外側片を面接させると共に、その屋内
側片を屋内側に突出させて窓台を構成する化粧額縁60
Aの上面に直接面接するように被着してあり、その結
果、ビス等を使用することなく第1樹脂枠である樹脂本
枠41をアルミ下枠22の見込み方向全体に着脱自在に
取り付けるようにしてある。上記樹脂本枠41のアルミ
下枠22への取り付けに際しては、枠本体41aをアル
ミ下枠22の凹溝内に圧入的に差込み、その係止部をア
ルミ下枠22に設けた突起に係止させて、アルミ下枠2
2への弾発的な固定を行なう。
【0019】アルミ下枠22の屋内側に設けた上記立ち
上がり片22cは、従来のように、逆L字状のアングル
構造を採っておらず、起立状に形成されており、そのた
め、その起立屋内面は、化粧額縁60Aの表面に当接す
ることなく屋外側の垂直面に後述する樹脂補助枠42を
介在して間接的に当接してある。そして、この立ち上が
り片22cに被着せしめた樹脂本枠41のアングル片4
1cの屋内面である水平面が、立ち上がり片22cすな
わち、アルミ金属部を介することなく、化粧額縁60A
の表面に直接当接してある。その結果、熱伝導率の低い
樹脂材が屋内側部の化粧額縁60Aに当接して、外気か
らの屋内への熱伝導を抑えて断熱効果を著しく高くして
いる。なお、上記立ち上がり片22cの起立屋内面を、
化粧額縁60Aの屋外側の垂直面に部分的に直接当接さ
せてもよい。
【0020】次に、第2樹脂枠である樹脂補助枠42
は、下内レール22bの立ち上がり片22cの屋内側に
取り付けるものであり、立ち上がり片22cの下面部に
形成される凹溝内に納められる中空部を有してなる枠本
体と、立ち上がり片22cの内側面に密接した起立片と
から構成されている。すなわち、枠本体は縦長の中空部
の上面と下面に3つの係止部を設けてなり、起立片は枠
本体の屋内面から上方に起立して構成され、その中間部
の屋外側に係止部を設けてなる。そこで、上記枠本体に
設けた3つの係止部を立ち上がり片22cの下面部に設
けた突起にそれぞれ係止させ、また上記起立片の中間部
に設けた係止部を立ち上がり片22c屋内側面に設けた
突起に係止させ、その結果、ビス等を使用することなく
第2樹脂枠である樹脂補助枠42をアルミ下枠22の見
込方向全体に、係止手段により着脱自在に取り付けるよ
うにしてある。樹脂補助枠42は、予めアルミ下枠22
の見込方向に係止手段により取り付けた状態において、
アルミ下枠22と一体的に窓開口部Aに取り付けられ
る。
【0021】上記樹脂補助枠42は、アルミ下枠22の
屋内側面に位置して、その屋内面が化粧額縁60Aの屋
外側面である垂直面に直接当接してある。したがって、
アルミ下枠22の立ち上がり片22cが化粧額縁60A
の屋外側垂直面に直接当接することがなく、樹脂本枠4
1のアングル片41cの屋内面と樹脂補助枠42の屋内
面が、化粧額縁60Aに対し、アルミ金属部を介するこ
となく、その表面と垂直面に直接当接してある。そのた
め、外気からの屋内への熱伝導を抑えて断熱効果を著し
く高くしている。また、上記樹脂本枠41と樹脂補助枠
42とで、アルミ下枠22の立ち上がり片22cを挟み
付けるように被着して、外気からの屋内への熱伝導を極
力抑えるようにしている。
【0022】次に、第3樹脂枠である樹脂カバー枠43
は、下外レール22aと下内レール22bの間におい
て、外障子10のみの屋内側見付け方向に着脱自在に取
り付けられるもので、平板状の水平板43aと、この屋
内側に連続する逆L字状の起立片43bとで横断面略Z
型をして構成されている。そこで、上記水平板43aの
屋外側縁を下外レール22aの下端部に設けた溝部22
eに係止させ、また起立片43bを下内レール22bの
下端部に設けた中空部22dの溝部に弾発的に係止させ
てあり、その結果、ビス等を使用することなく第3樹脂
枠である樹脂カバー枠43をアルミ下枠22に対し、着
脱自在で弾発的に取り付けるようにしてある。上記取り
付けによって、上記水平板43aが下外レール22aと
下内レール22bの内面部における床面に面接し、かつ
上記起立片43bが下内レール22bの屋外側面に面接
する。なお、起立片43bは、逆L字状をしているが、
下内レール22bの下端部に中空部22dを設けない場
合には、単なる垂直板にて形成してもよい。また、起立
片43bの背部には突起43eを設けてあり、この突起
43eを上記下内レール22bの下端部に設けた溝部に
弾発的に係止させてある。
【0023】樹脂カバー枠43のアルミ縦枠23側に位
置する左端部は、樹脂縦枠33に対峙して当接すると共
に、その上面を戸当りブロック35で押え付け係止され
ており、また、右側部(窓開口部Aの略中央)は、図
3、図6に示す板状からなる気密ブロック36で押え付
け係止されている。上記戸当りブロック35は、各図に
示すように、内部を空洞とした一般的なブロック形態か
らなり、下内レール22bを跨ぐようにして、樹脂カバ
ー枠43の起立片43bと樹脂本枠41の起立片41b
を係止・固定してある。また、上記気密ブロック36
は、樹脂板にて横長長方形状に形成され、屋外側面に設
けた2つの突起36aを下外レール22aの下端部に設
けた上記通孔もしくは溝部22eに係止させ、屋内側端
部を樹脂カバー枠43の端部に設けた切欠部43dに弾
発的に係止して、樹脂カバー枠43の押え付け係止をな
している。なお、この気密ブロック36の中央部には、
水の流れを良好にするため横溝状の排水部36bを形成
してある。
【0024】次に、アルミ下枠の水密構造の構成につい
て説明する。まず、アルミ下枠22の下外レール22a
と下内レール22bの上面には、その屋外側の中空部2
2dに連通する、下枠部の結露水等を排水するための排
水口73を設けてある。そして、上記アルミ下枠22の
下外レール22aと下内レール22bの内面部の一部に
樹脂下枠32を構成する樹脂カバー枠43を着脱自在に
取り付け、この樹脂カバー枠43を介して排水器70を
上記アルミ下枠22の排水口73に装着するものであ
る。上記樹脂カバー枠43は、前述したように、横長の
水平板43aとこの屋内側に連接する起立片43bとか
らなり、この水平板43aに上記アルミ下枠22の排水
口73に対応させた開口部74を設けてあり、この開口
部74と排水口73を連通させて該部に排水器70を装
着するもので、この排水器70が樹脂カバー枠43の開
口部74に実質的に取り付けられた状態で、アルミ下枠
22の排水口73に装着される。
【0025】上記排水器70は、図8に示すように、そ
の本体が長方形状の箱体からなると共に、この本体の上
面に格子状の集水蓋71を設けてなるもので、この排水
器70を樹脂カバー枠43の開口部74に両側の突起を
介して弾発的に嵌入・装着すると、上記集水蓋71が開
口部74の縁部に係止されると共に、本体がアルミ下枠
22の排水口73から中空部22d内に挿入された状態
となり、この本体の下面に設けた床板72が屋内側に向
いてなる。そして、アルミ下枠22の上面に誘導された
雨水や結露水等は、上記排水器70を介し床板72を屋
内側に向けて流下するように中空部22d内に流入され
る。
【0026】次に、図5、図8に示すように、上記排水
器70を装着したアルミ下枠22の中空部22dの屋外
側面には、上記排水器70と略対応した位置において外
部に開口した排水弁80を設けてなる。この排水弁80
は、両側に設けた突起を介して弾発的に外壁開口部に取
り付けると共に、係止具83によってアルミ下枠22の
外壁に着脱自在に係止している。またこの排水弁80に
は、上方部から垂下した屋外方に開閉する開閉弁81を
設けてなり、上記中空部22d内に誘導された結露水等
がこの排水弁80を介し、開閉弁81を開放して外部に
排出される。なお、上記開閉弁81は、屋外からの強風
に対しては、その下縁がストッパー部82に当接するこ
とにより閉鎖状態を維持して、強風が中空部22d内へ
流入するのを極力抑えるようにしてある。
【0027】一方、上記樹脂カバー枠43の起立片43
bの端部には、図8に示すように、アルミ下枠22の中
空部22dの壁を貫通した連通口75を形成してなり、
この連通口75を介してアルミ下枠22の中空部22d
が室内部と連通されている。したがって、強風時に屋外
部から中空部22d内に強制的に流入した空気は、上記
連通口75から室内に抜けることとなる。そのため、強
風によって中空部22dの気圧が高まり、負圧現象が生
じたとしても、この空気は連通口75から室内に抜ける
ため、アルミ下枠22の排水器70から屋内側に水の吹
き出しが生じ、この吹き出し水がシブキとなって室内に
飛散することがない。
【0028】また、前述したように、上記樹脂カバー枠
43の一端が一方の縦枠33に対峙すると共に、この樹
脂カバー枠43の一端部が戸当りブロック35にて係止
され、この戸当りブロック35に設けた開口部35aを
介してアルミ下枠22の中空部22dが室内部と連通さ
れている。したがって、強風時に屋外部から中空部22
d内に強制的に流入した空気は、上記開口部35aから
室内に抜けることとなる。そのため、強風によって中空
部22dの気圧が高まっても、この空気は上記連通口7
5と相俟って、当該開口部35aから室内に抜けるた
め、アルミ下枠22の排水器70から屋内側に水の吹き
出しが生じ、この吹き出し水がシブキとなって室内に飛
散することがない。
【0029】また一方、上記した連通口75と開口部3
5aは、空気抜けのみならず、中空部22d内の水が強
風によって外部に排出されない時に、一時的に下枠上面
に逆流させるための機能も果たしている。そのため、中
空部22d内に水が満杯となって、アルミ下枠22の排
水器70から屋内側に水の吹き出しが生じ、この吹き出
し水がシブキとなって室内に飛散することがない。な
お、下枠上面に逆流した水は再度排水器70から中空部
22d内に誘導され、いずれ排水弁80から外部に排出
される。なお、上記アルミ下枠22に設けた3個の中空
部22dは、各々通口76にて連通構造となっており、
逐次、各中空部22dに誘導された結露水等は、順次屋
外側の中空部22dに導かれ、排水弁80から外部に排
出される。
【0030】以上のように、樹脂下枠32は、下内レー
ル22bと立ち上がり片22cの間に樹脂本枠41を、
立ち上がり片22cの屋内側に樹脂補助枠42を、下外
レール22aと下内レール22bの間に樹脂カバー枠4
3を取り付けることによって、屋外側の下外レール22
aから屋内側のアルミ下枠22の内周面のほぼ全体を覆
うようにして、断熱性の一層の向上を図っており、ま
た、排水器70や排水弁80等によって、下枠の水密性
を図っている。上記樹脂下枠32のアルミ下枠22への
取り付け手順は、図5、図6に示すように、まず、樹脂
下枠32を構成する樹脂補助枠42をアルミ下枠22の
屋内側部に取り付けた状態で、アルミ下枠22を窓開口
部Aに取り付け、次に、樹脂本枠41と樹脂カバー枠4
3を順次アルミ下枠22に取り付けるようにする。もっ
とも、樹脂本枠41と樹脂カバー枠43を予めアルミ下
枠22に取り付けておいて、これらを一体的に窓開口部
Aに取り付けるようにしてもよい。なお、内障子10が
位置する下外レール22aと下内レール22bの間に
は、内障子10自体が位置し、また、その屋内側には樹
脂本枠41が取り付けてあるので、樹脂カバー枠43の
取り付けは不要である。
【0031】次に、図5に示すように、上記樹脂カバー
枠43のアルミ下枠22への取り付けは、以下のように
してなされる。すなわち、水平板43aの屋外側縁を下
外レール22aの下端部に設けた溝部に差込むことによ
って係止させ、起立片43bを下内レール22bの下端
部に設けた中空部22dの溝部に弾発的に係止させ、次
に、アルミ縦枠23側に位置する左端部の上面を戸当り
ブロック35で押え付け係止させると共に、右側部を気
密ブロック36で押え付け係止してなる。そして、上記
樹脂カバー枠43をアルミ下枠22へ取り付けた状態に
おいて、樹脂カバー7枠43の開口部74とアルミ下枠
22の排水口73の連通部に排水器70を装着する。一
方、樹脂カバー7枠43の開口部74に予め排水器70
を装着しておいて、排水器70がアルミ下枠22の排水
口73に挿入されるように樹脂カバー枠43をアルミ下
枠22に取り付けることもできる。しかるに、気密ブロ
ック36と戸当りブロック35と排水器70を取り外
し、起立片43bを下内レール22bの下端部に設けた
中空部22dの溝部に対する係止を引き上げ解除し、水
平板43aの屋外側縁を下外レール22aの溝部から引
き出すことにより、樹脂カバー枠43のアルミ下枠22
への取り付けを簡単に解除することができる。
【0032】次に、アルミ上枠21は、上枠本体21a
に対し、上記アルミ下枠22における屋外側の下外レー
ル22aに対応する位置に、垂下片21bを有すると共
に、屋内側に突出片21cを有している。垂下片21b
は、後述する樹脂上枠31の係止片31bと一体となっ
て、屋外側の上レールを構成する。垂下片21bの先端
は屋内側に略J字状に形成され、係止片31bを係止す
る。樹脂上枠31は、上記垂下片21bよりも屋内側の
アルミ上枠21の内周面を覆うように設置される。樹脂
上枠31は、アルミ上枠21に沿って設けられる枠本体
31aと、枠本体31aから垂下された係止片31b、
上レール31c及び屋内側に突出したアングル片31d
とから構成されている。係止片31bは、その先端を上
記アルミ上枠21の垂下片21bの先端に係止され、必
要により、その下端部を部分的にカシメて両者の結合を
強固なものとしてある。上記枠本体31aにおける上レ
ール31cとアングル片31dとの間の領域には、その
長手方向に沿って適宜間隔でネジ孔が形成され、樹脂上
枠31は、その係止片31bをアルミ上枠21の垂下片
21bに係止させた状態で、上記ネジ孔に挿通されたネ
ジが上記アルミ上枠21の突出片21cを貫通すること
によって、アルミ上枠21に固定される。
【0033】次に、図1及び図3に沿って左右の縦枠の
構成について説明する。同図における左側のアルミ縦枠
23は、その内周面における略中央に係止突片23aを
有すると共に、屋内端に上記係止突片23aと平行する
当接片23bを有する。係止突片23aは、その先端が
屋内側に曲げられており、後述する樹脂縦枠33の係止
片33bと係合する。樹脂縦枠33は、アルミ縦枠23
の略半分の見込幅を有しており、係止突片23aの屋内
側におけるアルミ縦枠23の内周面を覆うように設置さ
れる。樹脂縦枠33は、アルミ縦枠23の内周面に当接
される枠本体33aと、その屋外側から伸びる係止片3
3b及びその屋内側から伸びるアングル片33cとから
構成されている。係止片33bの先端は、上記アルミ縦
枠23の係止突片23aに係合し、アングル片33c
は、アルミ縦枠23の当接片23bに重ね合わされるよ
うに配置されると共に、その先端は屈曲され、当接片2
3bの先端に係合する。したがって、アングル片33c
は、その屋外側片が当接片23bの一部と共に化粧額縁
60Aの屋外側面に直接当接すると共に、その屋内側片
が化粧額縁60Aの内側面にアルミ材を介することなく
直接当接するようにしてなる。樹脂縦枠33の取り付け
に際しては、そのアングル片33cの先端を先に係止
し、次いで係止片33bを係止突片23aに弾発係合す
る。枠本体33aには、その長手方向に沿ってネジ孔が
形成してあり、樹脂縦枠33を設置後、屋内側からネジ
によってアルミ縦枠23に対する固定を行なう。また、
係止片33bの屋外側には、タイト材33dを設けてあ
り、これを屋外側窓障子10に当接させて気密性の向上
を図っている。
【0034】右側の縦枠においてアルミ縦枠24は、そ
の内周面側に屋内側の窓障子用の戸当り片24aを備え
ると共に、屋内側端部に上記戸当たり片24aと平行と
なる当接片24bを備える。樹脂縦枠34は、この戸当
たり片24aよりも屋内側のアルミ縦枠24の内周面を
覆うように設置される。樹脂縦枠34は、上記戸当り片
24aと当接片24bの間でアルミ縦枠24の内周面に
当接される枠本体34aと、その屋内側から伸びるアン
グル片34bとから構成されている。アングル片34b
は、アルミ縦枠24の当接片24bに重ね合わされるよ
うに配置されると共に、その先端は屈曲され、当接片2
4bの基部に係合する。枠本体34aには、その長手方
向に沿ってネジ孔が形成してあり、アングル片34bの
先端をアルミ縦枠24の当接片24bに係止した状態で
樹脂縦枠34を設置した後、屋内側からネジによってア
ルミ縦枠24に対する固定を行なう。上記アングル片3
4bは、その屋外側片が当接片24bの一部と共に化粧
額縁60Aの屋外側面に直接当接すると共に、その屋内
側片が化粧額縁60Aの内側面にアルミ材を介すること
なく直接当接するようにしてなる。また、アングル片3
4bの屋外側には、タイト材34cを設けてあり、これ
を屋内側窓障子10に当接させて気密性の向上を図って
いる。
【0035】上述したように樹脂上枠31、樹脂下枠3
2、樹脂縦枠33、34に各々設けたアングル片31
d、アングル片41c、アングル片33c、34bの屋
内側部には、図1、図2に各々示すように、屋内側に突
出する同一形状にてなる樹脂折返片(アングル突片)を
設けて、これ等が四周を連続する樹脂化粧縁60を構成
し、この樹脂化粧縁60は、窓開口部Aの屋内側に設け
る化粧額縁60Aにアルミ材を介することなく直接面接
して、これらと一体感を持たせるようにしてある。この
ように樹脂化粧縁60が化粧額縁60Aにアルミ材を介
することなく直接面接することにより、窓開口部Aの断
熱性を極めて向上させて、結露の防止を大いに図ってい
る。また、この化粧額縁60Aの下段部は窓台を構成し
ている。また図1において、窓障子10の室外側には網
戸4が設けられ、下枠の端部には戸当りブロック35が
樹脂縦枠33に当接状に設けられている。
【0036】以上、本実施形態における各窓枠の構成に
ついて説明した。上述したように樹脂上枠31、樹脂下
枠32、樹脂縦枠33及び34は、それぞれアルミ上枠
21、アルミ下枠22、アルミ縦枠23及び24に対
し、基本的には各係止構造により、また必要により窓枠
の内周面側から螺合されるネジによって取り付けられて
いる。したがって、経年変化や衝撃による破損等でこれ
ら樹脂枠の交換が必要になった場合には、アルミ枠を取
り外すこと無く、樹脂枠を固定する係止部分を解除する
ことによって窓枠の内周面側に樹脂枠を取り外し、その
取り替えが可能となる。
【0037】以上、本発明の実施形態を図面に沿って説
明した。しかしながら、本発明は上記実施形態に記載さ
れた事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基づい
てその変更、改良が可能である。例えば、先の実施形態
では、窓枠のすべての枠材に対し本発明の構成を実現し
たものを示したが、必ずしも窓枠のすべての枠材におい
てこれを適用しなくとも良い。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の本発明によ
れば、アルミ下枠の下外レールと下内レールの内面部の
一部に樹脂下枠を構成する樹脂カバー枠を着脱自在に取
り付け、この樹脂カバー枠を通して排水器を上記アルミ
下枠の排水口に装着してなることから、アルミ下枠の構
造が複雑な下外レールと下内レールの内面部は樹脂カバ
ー枠にて被覆して、下枠部の断熱性能を一層高めること
により結露の防止を図り、窓枠の腐蝕を防止することが
できる効果があると共に、樹脂下枠による断熱効果を維
持しつつ、上記排水器によって、下枠部の雨水や結露水
等を下枠中空部に誘導し、外部に排出することができ
て、下枠の水密性を向上させることができる。また、樹
脂下枠によって金属枠の視覚的な冷たさを排除すると共
に室内装飾との一体性を持たせることによって意匠の向
上を図ることができる。
【0039】また、樹脂カバー枠と排水器等は、着脱自
在に取り付けられてなることから、窓開口部に対し窓枠
を設置した状態のままで樹脂下枠を部分的に交換するこ
とを可能にして、樹脂下枠の交換を簡易になし得、複合
サッシ窓のメンテナンス性を向上することができる。
【0040】また、請求項4記載の本発明によれば、排
水器を装着したアルミ下枠の中空部の屋外側面には外部
に開口した排水弁を設けてなることから、この排水器に
よって中空部内に誘導された結露水等は、順次排水弁に
よって外部に排出され、下枠の水密性を十分に図ってい
る。
【0041】また、請求項6記載の本発明によれば、樹
脂カバー枠の起立片の端部には、アルミ下枠の中空部の
壁を貫通した連通口を形成し、この連通口を介してアル
ミ下枠の中空部が室内部と連通されていることから、強
風時に屋外部から中空部内に強制的に流入した空気は、
上記連通口から室内に抜けることとなるため、強風によ
って中空部の気圧が高まり、負圧現象が生じたとして
も、この空気は連通口から室内に抜けるため、アルミ下
枠の排水器から屋内側に水の吹き出しが生じ、この吹き
出し水がシブキとなって室内に飛散することがない。
【0042】また、請求項7記載の本発明によれば、樹
脂カバー枠の一端が一方の縦枠に対峙すると共に、この
樹脂カバー枠の一端部が戸当りブロックにて係止され、
この戸当りブロックに設けた開口部を介してアルミ下枠
の中空部が室内部と連通されていることから、強風時の
空気はこの開口部から室内に抜けるため、アルミ下枠の
排水器から屋内側に水の吹き出しが生じ、この吹き出し
水がシブキとなって室内に飛散することがない。
【0043】また更に、上記した連通口と開口部は、空
気抜けのみならず、中空部内の水が強風によって外部に
排出されない時に、一時的に下枠上面に逆流させるた
め、中空部内に水が満杯となって、アルミ下枠の排水器
から屋内側に水の吹き出しが生じ、この吹き出し水がシ
ブキとなって室内に飛散することを防止する効果があ
り、樹脂下枠による断熱効果を維持しつつ、水密性の向
上を図る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の複合窓枠を用いた引き違い窓の屋内
側から見た横断面図
【図2】 図1の縦断面図
【図3】 窓障子を取り外した状態における図1対応の
横断面図
【図4】 窓障子を取り外した状態における図2対応の
縦断面図
【図5】 図4の要部拡大分解図
【図6】 図3の要部分解図
【図7】 図5の正面図
【図8】 図7の一部分解した斜視図
【符号の説明】
A 窓開口部 1 窓枠 2 アルミ枠 3 樹脂枠 4 網戸 10 窓障子 11 框体 12 複層ガラス 13 アルミ框 14 樹脂框 21 アルミ上枠 22 アルミ下枠 22a 下外レール 22b 下内レール 22c 立ち上がり片 22d 中空部 22e 溝部 23 アルミ縦枠 24 アルミ縦枠 31 樹脂上枠 32 樹脂下枠 33 樹脂縦枠 34 樹脂縦枠 35 戸当りブロック 35a 開口部 36 気密ブロック 36a 突起 36b 排水部 41 樹脂本枠 42 樹脂補助枠 43 樹脂カバー枠 43a 水平板 43b 起立片 43c 水垂れ片 43d 切欠部 43e 突起 60 樹脂化粧縁 60A 化粧額縁 70 排水器 71 集水蓋 72 床板 73 排水口 74 開口部 75 連通口 76 通口 80 排水弁 81 開閉弁 82 ストッパー部 83 係止具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴崎 裕二 東京都品川区大崎1−11−1 新日軽株式 会社内 (72)発明者 安永 敏美 東京都品川区大崎1−11−1 新日軽株式 会社内 Fターム(参考) 2E011 MA03 2E036 RA08 RC02 TA01 TA05 TB01 UA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓開口部に装着されるアルミ枠と該アル
    ミ枠の屋内側露出部分を覆う樹脂枠とを備えた窓枠内に
    一対の引き違い窓障子を納めると共に、アルミ下枠の上
    面にはその中空部に連通する下枠部の結露水等を排水す
    るための排水口を設けてなる複合サッシにおいて、 上記アルミ下枠の下外レールと下内レールの内面部の一
    部に樹脂下枠を構成する樹脂カバー枠を着脱自在に取り
    付け、この樹脂カバー枠を通して排水器を上記アルミ下
    枠の排水口に装着してなることを特徴とする複合サッシ
    の下枠。
  2. 【請求項2】 上記樹脂カバー枠には、上記アルミ下枠
    の排水口に対応させた開口部を設けると共に、この開口
    部と排水口を連通させて排水器を装着してなることを特
    徴とする請求項1に記載の複合サッシの下枠。
  3. 【請求項3】 上記排水器が樹脂カバー枠の開口部に実
    質的に取り付けられると共に、この排水器の本体部がア
    ルミ下枠の排水口を介してその中空部に挿入されてなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の複合サッシの下枠。
  4. 【請求項4】 上記排水器を装着したアルミ下枠の中空
    部の屋外側面に、外部に開口した排水弁を設けてなるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の複合サッシの下枠。
  5. 【請求項5】 上記樹脂カバー枠が、横長の水平板とこ
    の屋内側に連接する起立片とからなり、上記水平板が下
    外レールと下内レールの内面部における床面に面接する
    と共に、上記起立片が下内レールの屋外側面に面接して
    なり、上記水平板に上記排水器の開口部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の複合サッシの下
    枠。
  6. 【請求項6】 上記樹脂カバー枠の起立片の適所には、
    アルミ下枠の中空部壁を貫通した連通口を形成してな
    り、この連通口を介してアルミ下枠の中空部が室内部と
    連通されていることを特徴とする請求項2に記載の複合
    サッシの下枠。
  7. 【請求項7】 上記樹脂カバー枠の一端が一方の縦枠に
    対峙すると共に、この樹脂カバー枠の一端部が戸当りブ
    ロックにて係止され、この戸当りブロックに設けた開口
    部を介してアルミ下枠の中空部が室内部と連通されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の複合サッシの下
    枠。
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