JP2002180689A - 格納場における格納物載置台横行装置 - Google Patents

格納場における格納物載置台横行装置

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JP2002180689A
JP2002180689A JP2000375731A JP2000375731A JP2002180689A JP 2002180689 A JP2002180689 A JP 2002180689A JP 2000375731 A JP2000375731 A JP 2000375731A JP 2000375731 A JP2000375731 A JP 2000375731A JP 2002180689 A JP2002180689 A JP 2002180689A
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rotation
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JP2000375731A
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Yukihiko Toyama
幸彦 遠山
Hiromasa Shibata
浩雅 柴田
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Fuj Hensokuki Co Ltd
Original Assignee
Fuj Hensokuki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】入出庫室と格納室との間で往復移動可能に
支持した載置台19の往復移動方向Bに沿って回動支持
部26で支持したアーム25と、アーム25を回動させ
る駆動部27と、アーム25の回動を載置台19の往復
移動に変換する連動機構28とを備えている。アーム2
5とともに回動する駆動部27は、電動モータ30のほ
かにその出力軸32の回転をアーム25の回動として伝
える伝動機構31を備えている。アーム25の回動中心
線26aから偏心した離間位置のうち、連動機構28に
対するアーム25の対偶位置(押えローラ37の回転中
心線37a)とアーム25の回動中心線26aとを結ぶ
半径線Lに対し直交する境界面Hを境として半径線Lを
含むアーム領域Pに対し反対側になる駆動部領域Qで、
出力軸32の回転中心線32aを設定した。 【効果】回動支持部26で生じるモーメントを低減す
る。回動支持部26で回動中心線26aの方向の高さを
低くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、立体駐車場など
の各種格納場において、例えば入庫室と格納室との間で
格納物載置台を往復移動させる横行装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特許第3062074号公
報に記載の駐車装置においては、同公報の図面に示すよ
うに、搬送路2で停止した搬送台車1上にあるトレー移
載機構11が開示されている。このトレー移載機構11
においては、トレー4の往復移動方向を含む水平面に沿
って旋回アーム12を回動可能に支持する回動支持部
で、サーボモータ14が設置されているとともに、この
サーボモータ14の回転軸15に旋回アーム12が取り
付けられ、サーボモータ14の回転軸15により旋回ア
ーム12が回動すると、トレー4が搬送路2と格納室3
との間で往復移動するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のトレー移載
機構11においては、旋回アーム12側の全体重量の重
心位置で旋回アーム12の回動中心線を中心として生じ
るモーメントにより、サーボモータ14の回転軸15に
回動摩擦抵抗が生じる。そのため、旋回アーム12に対
する軸受部を改良してその剛性を高めることが必要であ
る。この旋回アーム12に対する軸受部に対しサーボモ
ータ14が重なると、この軸受部やサーボモータ14を
含む回動支持部にあって回動中心線方向の高さが大きく
なる問題がある。
【0004】本発明は、前記回動支持部で生じるモーメ
ントを低減するとともに、前記回動支持部にあって回動
中心線方向の高さを低くすることを目的にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】後記実施
形態の図面(図1〜4)の符号を援用して本発明を説明
する。 * 請求項1の発明 この発明にかかる格納場の格納物載置台横行装置は、下
記のように構成されている。
【0006】この横行装置は、互いに隣接する両室
(1,3)間で案内支持部(24)により往復移動可能
に支持した格納物載置台(19)を往復移動させるもの
であって、前記載置台(19)の往復移動方向(B)に
沿って回動支持部(26)で回動可能に支持したアーム
(25)と、このアーム(25)を回動させる駆動部
(27)と、このアーム(25)の回動を載置台(1
9)の往復移動に変換する連動機構(28)とを備えて
いる。
【0007】前記駆動部(27)を前記アーム(25)
とともに回動可能に設置している。この駆動部(27)
の重量によりアーム(25)の回動中心線(26a)を
中心として生じるモーメントの向き(M27)と、このア
ーム(25)の重量によりアーム(25)の回動中心線
(26a)を中心として生じるモーメントの向き
(M 25)とが互いに逆になるように設定している。その
ため、アーム(25)側のモーメントを駆動部(27)
側のモーメントにより低減させ、回動支持部(26)で
生じるアーム(25)の回動摩擦抵抗を小さくすること
ができる。従って、この発明では、駆動部(27)の重
量を有効利用してアーム(25)を円滑に回動させるこ
とができる。
【0008】* 請求項2の発明 この発明にかかる格納場の格納物載置台横行装置は、下
記のように構成されている。
【0009】この横行装置は、互いに隣接する両室
(1,3)間で案内支持部(24)により往復移動可能
に支持した格納物載置台(19)を往復移動させるもの
であって、前記載置台(19)の往復移動方向(B)に
沿って回動支持部(26)で回動可能に支持したアーム
(25)と、このアーム(25)を回動させる駆動部
(27)と、このアーム(25)の回動を載置台(1
9)の往復移動に変換する連動機構(28)とを備えて
いる。
【0010】前記駆動部(27)を前記アーム(25)
とともに回動可能に設置している。この駆動部(27)
は、回転可能な出力軸(32)を有する原動機(30)
と、この出力軸(32)の回転をアーム(25)の回動
として伝える伝動機構(31)とを備えている。このア
ーム(25)の回動中心線(26a)から偏心した離間
位置に前記原動機(30)の出力軸(32)の回転中心
線(32a)を設定している。そのため、回動支持部
(26)から原動機(30)を分けて床(F)からの回
動支持部(26)の高さ(回動中心線26aの方向の高
さ)を低くすることができる。従って、この発明では、
格納物載置台(19)の下側にあって狭い空間(S)を
有効に利用するとともに、床(F)から格納物載置台
(19)までの高さを低くすることができる。
【0011】* 請求項3の発明 この発明にかかる格納場の格納物載置台横行装置は、下
記のように構成されている。
【0012】この横行装置は、互いに隣接する両室
(1,3)間で案内支持部(24)により往復移動可能
に支持した格納物載置台(19)を往復移動させるもの
であって、前記載置台(19)の往復移動方向(B)に
沿って回動支持部(26)で回動可能に支持したアーム
(25)と、このアーム(25)を回動させる駆動部
(27)と、このアーム(25)の回動を載置台(1
9)の往復移動に変換する連動機構(28)とを備えて
いる。
【0013】前記駆動部(27)を前記アーム(25)
とともに回動可能に設置している。この駆動部(27)
は、回転可能な出力軸(32)を有する原動機(30)
と、この出力軸(32)の回転をアーム(25)の回動
として伝える伝動機構(31)とを備えている。このア
ーム(25)の回動中心線(26a)から偏心した離間
位置のうち、前記連動機構(28)に対するアーム(2
5)の対偶位置(37a)とこのアーム(25)の回動
中心線(26a)とを結ぶ半径線(L)に対し直交する
境界面(H)を境としてこの半径線(L)を含むアーム
領域(P)に対し反対側になる駆動部領域(Q)で、前
記原動機(30)の出力軸(32)の回転中心線(32
a)を設定している。
【0014】この発明では、回動支持部(26)から原
動機(30)を分けて床(F)からの回動支持部(2
6)の高さを低くすることができる。従って、格納物載
置台(19)の下側にあって狭い空間(S)を有効に利
用するとともに、床(F)から格納物載置台(19)ま
での高さを低くすることができる。
【0015】また、この発明では、駆動部(27)の重
量によりアーム(25)の回動中心線(26a)を中心
として生じるモーメントの向き(M27)と、アーム(2
5)の重量によりアーム(25)の回動中心線(26
a)を中心として生じるモーメントの向き(M25)とが
互いに逆になるように設定することができる。従って、
アーム(25)側のモーメントを駆動部(27)側のモ
ーメントにより低減させて回動支持部(26)で生じる
アーム(25)の回動摩擦抵抗を小さくし、駆動部(2
7)の重量を有効利用してアーム(25)を円滑に回動
させることができる。
【0016】* 請求項4の発明 この発明は、請求項1または請求項2または請求項3の
発明を前提として下記のように構成されている。
【0017】互いに隣接する両室のうち、一方の室は、
格納物(4)が載置台(19)に載せられる入庫室
(1)であり、他方の室は、この載置台(19)に載せ
られた格納物(4)が格納される格納室(3)である。
前記アーム(25)の回動中心線(26a)はこの格納
室(3)に位置している。
【0018】この発明では、入庫室(1)と格納室
(3)との間で格納物載置台(19)を往復移動させる
場合に、請求項1または請求項2または請求項3の発明
の効果を発揮させることができる。また、例えば格納室
(3)を入庫室(1)の両側に設けた場合には、各格納
室(3)ごとに載置台(19)を別々に往復移動させる
ことができ、入出庫時間を節約することができる。
【0019】* 請求項5の発明 この発明は、請求項4の発明を前提として下記のように
構成されている。前記入庫室(1)で停止する格納物昇
降台(7)を備えている。前記載置台(19)は、この
入庫室(1)に移動した状態で、この昇降台(7)に設
けた櫛歯状格納物移換部材(17)と並ぶ櫛歯状格納物
移換部材(23)を有している。前記アーム(25)及
び連動機構(28)は、載置台(19)が入庫室(1)
に移動した状態で、前記昇降台(7)の移換部材(1
7)の昇降移動を許容する位置に配設されている。
【0020】この発明では、請求項4の発明の効果に加
え、載置台(19)が入庫室(1)に移動した状態のま
までも、入庫室(1)で停止した昇降台(7)に対する
載置台(19)やアーム(25)や連動機構(28)の
衝突を避けて昇降台(7)の昇降を円滑に行なうことが
できる。
【0021】* 請求項以外の技術的思想 ・ 第6の発明 この発明は、請求項1から請求項5のうちいずれかの請
求項の発明を前提として下記のように構成されている。
【0022】前記アーム(25)と駆動部(27)と連
動機構(28)とは、載置台(19)の下側空間(S)
に配置されている。この発明では、載置台(19)の下
側にあって狭い空間(S)を有効に利用することができ
る。
【0023】・ 第7の発明 この発明は、請求項2または請求項3の発明を前提とし
て下記のように構成されている。
【0024】前記アーム(25)と、前記駆動部(2
7)の原動機(30)及び伝動機構(31)と、連動機
構(28)とは、載置台(19)の下側空間(S)に配
置されている。この駆動部(27)の原動機(30)
は、この下側空間(S)で前記回動支持部(26)に対
し並設されている。この発明では、載置台(19)の下
側にあって狭い空間(S)を有効に利用することができ
る。
【0025】・ 第8の発明 この発明は、第7の発明を前提として下記のように構成
されている。前記駆動部(27)の伝動機構(31)
は、前記駆動部(27)の原動機(30)の出力軸(3
2)と前記回動支持部(26)との間に設けた差動機構
である。この発明では、この差動機構により、アーム
(25)とともに回動する駆動部(27)にあって原動
機(30)の回転をアーム(25)に対し円滑に伝える
ことができる。
【0026】・ 第9の発明 この発明は、請求項1から請求項5のうちいずれかの請
求項の発明または第6の発明または第7の発明または第
8の発明を前提として下記のように構成されている。
【0027】前記連動機構(28)は、前記載置台(1
9)に取着した案内レール(36)と、前記アーム(2
5)に取り付けられてこの案内レール(36)に沿って
移動し得る押え部材(37)とを備えている。この発明
では、簡単な構造の連動機構(28)により、アーム
(25)の回動を載置台(19)の往復移動に変換する
ことができる。
【0028】・ 第10の発明 この発明は、請求項5の発明を前提として下記のように
構成されている。前記アーム(25)は、載置台(1
9)の連動機構(28)と係合して、載置台(19)を
格納室(3)に移動させる格納位置(T)と、載置台
(19)を入庫室(1)に移動させる入庫位置(U)と
のほかに、載置台(19)が入庫室(1)に移動した状
態で載置台(19)の連動機構(28)から離間して格
納室(3)へ退避す回避位置(V)を取り得る。この発
明では、請求項5の発明の効果をより一層発揮させるこ
とができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
る格納場を図面を参照して説明する。 <図1,2に示す格納場としての立体駐車場の概要>こ
の立体駐車場においては、地上一階の中央にある入出庫
室1と、この入出庫室1から地上の各階に延びる昇降室
2と、この入出庫室1及び昇降室2の左右両側に隣接し
て各階ごとに設けられた格納室3とを備えている。この
入出庫室1の前側には格納物としての自動車4が出し入
れされる入出口5が設けられている。なお、自動車4の
入出方向Aを前後方向とし、この前後方向Aに対し直交
する水平方向を左右方向Bとする。
【0030】昇降リフト6において昇降台7は、前記入
出庫室1及び昇降室2の前後左右の四隅部分で地上一階
から最上階まで立設された各ガイドレール8,9,1
0,11に沿って昇降可能に支持され、最上階の天井に
設置されたウインチ12の各ワイヤ13,14,15,
16により各ガイドレール8,9,10,11で吊下さ
れている。この昇降台7の左右両側には櫛歯状移換部材
17が設けられている。昇降リフト6においてウインチ
12の各ワイヤ13,14,15,16が昇降すると、
昇降台7は前記入出庫室1及び各階の昇降室2で停止す
る。一階を除く各階において昇降室2と左右両格納室3
との間では、図示しない櫛歯状移換部材を有する左右両
格納台18が左右方向Bへ移動可能に支持されている。
【0031】自動車4を載せた昇降台7は入出庫室1と
所定階の昇降室2との間で昇降する。所定階の昇降室2
で昇降台7と一方の格納台18との間で自動車4が移し
換えられる。入庫時には、昇降台7から移し換えられた
自動車4を載せた格納台18が所定階の昇降室2から一
方の格納室3に移動する。出庫時には、自動車4を載せ
た格納台18が一方の格納室3から所定階の昇降室2に
移動する。
【0032】<地上一階にある入出庫室1及び格納室3
に設けた格納物載置台横行装置>図1,2に示す左右両
格納物載置台19は、前後両車輪枠20と、この前後両
車輪枠20間に架設された台板21と、この台板21の
左右両側に取着された側板22と、この左右両側板22
と前後両車輪枠20との間で台板21の左右両側に取着
された櫛歯状移換部材23とを備えている。入出庫室1
及び左右両格納室3の床Fには前後両案内支持部24が
この両室1,3間にわたり設けられている。図3(a)
に示すようにこの左右両格納物載置台19の前後両車輪
枠20がこの前後両案内支持部24に沿って左右方向B
ヘ往復移動可能に支持されている。
【0033】図2〜4に示すように、左右両格納室3の
床Fにおいてアーム25が回動支持部26で前記載置台
19の往復移動方向(左右方向B)を含む水平面に沿っ
て回動可能に支持されている。この回動支持部26には
このアーム25を回動させる駆動部27(後述)がアー
ム25とともに一体的に回動し得るように支持されてい
る。また、このアーム25の回動を載置台19の往復移
動に変換する連動機構28(後述)が、この載置台19
の側板22とアーム25との間に設けられている。この
アーム25と駆動部27と連動機構28とはこの載置台
19の下側空間Sに配置されている。
【0034】前記駆動部27は、前記回動支持部26か
ら延びる支持板29と、この支持板29上でこの回動支
持部26に対し並べて載設された電動モータ30(原動
機)と、この電動モータ30の出力軸32の回転をアー
ム25の回動として伝える伝動機構31とを備えてい
る。この伝動機構31は、この電動モータ30の出力軸
32とこの回動支持部26との間に設けた遊星差動機構
であって、回動支持部26で回転不能に取着された鎖車
33と、電動モータ30の出力軸32に対し一体的に回
転し得るように取着された鎖車34と、この両鎖車3
3,34間に掛け渡されたチェーン35とを備えてい
る。
【0035】前記連動機構28は、前記載置台19の側
板22の下側に取着された案内レール36と、前記アー
ム25に取り付けられてこの案内レール36に沿って移
動し得る押えローラ37とを備えている。
【0036】前記連動機構28に対するアーム25の対
偶位置すなわち前記案内レール36に対し転動する押え
ローラ37の回転中心線37aとこのアーム25の回動
中心線26aとを結ぶ半径線をL、この半径線Lに対し
直交する境界面をH、この境界面Hを境としてこの半径
線Lを含むアーム領域をP、このアーム領域Pに対し反
対側になる駆動部領域をQ、前記電動モータ30の出力
軸32の回転中心線32aとこのアーム25の回動中心
線26aとを結ぶ半径線をNとした場合、電動モータ3
0の出力軸32の回転中心線32aは前記アーム25の
回動中心線26aから偏心した離間位置で前記駆動部領
域Qに設定され、しかも前記半径線Lと前記半径線Nと
がなす円周角度θは180度に設定されている。前記駆
動部領域Qにおいて駆動部27側の全体重量の重心位置
でアーム25の回動中心線26aを中心として鉛直面
(回動中心線26aを含む面と平行な面)内で生じるモ
ーメントの向きをM27、前記アーム領域Pにおいてアー
ム25側の全体重量の重心位置でアーム25の回動中心
線26aを中心として鉛直面(回動中心線26aを含む
面と平行な面)内で生じるモーメントの向きをM25とし
た場合、この両向きM 27,M25は互いに逆になる。ちな
みに、前記円周角度θについては、90度以上180度
以下の範囲(90°≦θ≦180°)に設定することが
可能である。
【0037】図2に示すように左右両載置台19が共に
左右両格納室3に移動した状態から、一方の格納室3で
電動モータ30の出力軸32が回転すると、遊星差動機
構である伝動機構31により、支持板29が回動して格
納位置Tのアーム25も回動する。このアーム25の回
動に伴い、押えローラ37が案内レール36を移動しな
がら押して一方の載置台19が案内支持部24に沿って
入出庫室1へ移動する。図4に示すように、このアーム
25が180度回動して入出庫位置Uになると、この載
置台19が入出庫室1に至る。この場合、昇降台7は載
置台19との衝突を回避し得る位置にある。このアーム
25がさらに回動して押えローラ37が案内レール36
から離脱すると、載置台19が入出庫室1で停止すると
ともに、アーム25が入出庫室1から離れて格納室3の
回避位置Vで停止する。逆に、図4に示す状態で、アー
ム25が回避位置Vから入出庫位置Uへ回動すると、押
えローラ37が案内レール36に支持される。さらに、
アーム25が入出庫位置Uから格納位置Tへ回動する
と、押えローラ37が案内レール36を移動しながら押
し、一方の載置台19は案内支持部24に沿って一方の
格納室3へ移動して図2の状態に戻る。
【0038】自動車4を一階で入出庫する場合には、昇
降台7を利用せず、自動車4を載せた載置台19を入出
庫室1と格納室3との間で移動させ、入出庫室1で載置
台19に対し自動車4を出し入れする。自動車4を二階
以上で入出庫する場合には、入出庫室1で昇降台7に対
し自動車4を出し入れする。この昇降台7と載置台19
とが共に入出庫室1へ移動した場合においても、載置台
19の櫛歯状移換部材23及び案内レール36は、昇降
台7の昇降移動を許容するように昇降台7の櫛歯状移換
部材17と並ぶ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態にかかる立体駐車場を正面側から
見た概略断面図である。
【図2】 両格納台が共に格納室にある状態を示す図1
のX−X線拡大概略断面図である。
【図3】 (a)は図2のY−Y線における部分断面図
であり、(b)は図2のZ−Z線における部分断面図で
ある。
【図4】 両格納台のうち一方の格納台が入庫室にある
状態を示す図2相当図である。
【符号の説明】 1…入出庫室、3…格納室、4…自動車(格納物)、7
…格納物昇降台、17…櫛歯状格納物移換部材、19…
格納物載置台、23…櫛歯状格納物移換部材、24…案
内支持部、25…アーム、26…回動支持部、26a…
アーム回動中心線、27…駆動部、28…連動機構、3
0…電動ータ(原動機)、31…伝動機構、32…出力
軸、32a…出力軸回転中心線、37a…押えローラ回
転中心線(アーム対偶位置)、M25,M27…モーメント
の向き、L…半径線、H…境界面、P…アーム領域、Q
…駆動部領域、B…左右方向(往復移動方向)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04H 6/18 606 E04H 6/18 606D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに隣接する両室間で案内支持部によ
    り往復移動可能に支持した格納物載置台を往復移動させ
    る横行装置において、 前記載置台の往復移動方向に沿って回動支持部で回動可
    能に支持したアームと、このアームを回動させる駆動部
    と、このアームの回動を載置台の往復移動に変換する連
    動機構とを備え、 前記駆動部を前記アームとともに回動可能に設置し、こ
    の駆動部の重量によりアームの回動中心線を中心として
    生じるモーメントの向きと、このアームの重量によりア
    ームの回動中心線を中心として生じるモーメントの向き
    とが互いに逆になるように設定したことを特徴とする格
    納場における格納物載置台横行装置。
  2. 【請求項2】 互いに隣接する両室間で案内支持部によ
    り往復移動可能に支持した格納物載置台を往復移動させ
    る横行装置において、 前記載置台の往復移動方向に沿って回動支持部で回動可
    能に支持したアームと、このアームを回動させる駆動部
    と、このアームの回動を載置台の往復移動に変換する連
    動機構とを備え、 前記駆動部を前記アームとともに回動可能に設置し、こ
    の駆動部は、回転可能な出力軸を有する原動機と、この
    出力軸の回転をアームの回動として伝える伝動機構とを
    備え、このアームの回動中心線から偏心した離間位置に
    前記原動機の出力軸の回転中心線を設定したことを特徴
    とする格納場における格納物載置台横行装置。
  3. 【請求項3】 互いに隣接する両室間で案内支持部によ
    り往復移動可能に支持した格納物載置台を往復移動させ
    る横行装置において、 前記載置台の往復移動方向に沿って回動支持部で回動可
    能に支持したアームと、このアームを回動させる駆動部
    と、このアームの回動を載置台の往復移動に変換する連
    動機構とを備え、 前記駆動部を前記アームとともに回動可能に設置し、こ
    の駆動部は、回転可能な出力軸を有する原動機と、この
    出力軸の回転をアームの回動として伝える伝動機構とを
    備え、 このアームの回動中心線から偏心した離間位置のうち、
    前記連動機構に対するアームの対偶位置とこのアームの
    回動中心線とを結ぶ半径線に対し直交する境界面を境と
    してこの半径線を含むアーム領域に対し反対側になる駆
    動部領域で、前記原動機の出力軸の回転中心線を設定し
    たことを特徴とする格納場における格納物載置台横行装
    置。
  4. 【請求項4】 互いに隣接する両室のうち、一方の室
    は、格納物が載置台に載せられる入庫室であり、他方の
    室は、この載置台に載せられた格納物が格納される格納
    室であり、前記アームの回動中心線はこの格納室に位置
    していることを特徴とする請求項1または請求項2また
    は請求項3に記載の格納場における格納物載置台横行装
    置。
  5. 【請求項5】 前記入庫室で停止する格納物昇降台を備
    え、 前記載置台は、この入庫室に移動した状態で、この昇降
    台に設けた櫛歯状格納物移換部材と並ぶ櫛歯状格納物移
    換部材を有し、 前記アーム及び連動機構は、載置台が入庫室に移動した
    状態で、前記昇降台の移換部材の昇降移動を許容する位
    置に配設されていることを特徴とする請求項4に記載の
    格納場における格納物載置台横行装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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