JP2002179769A - 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置 - Google Patents

樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置

Info

Publication number
JP2002179769A
JP2002179769A JP2000377198A JP2000377198A JP2002179769A JP 2002179769 A JP2002179769 A JP 2002179769A JP 2000377198 A JP2000377198 A JP 2000377198A JP 2000377198 A JP2000377198 A JP 2000377198A JP 2002179769 A JP2002179769 A JP 2002179769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paste composition
resin paste
weight
resin
acrylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000377198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4752109B2 (ja
Inventor
Yoji Katayama
陽二 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP2000377198A priority Critical patent/JP4752109B2/ja
Publication of JP2002179769A publication Critical patent/JP2002179769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4752109B2 publication Critical patent/JP4752109B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Die Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤層の厚みを一定にすることができ、そ
れにより接着強度のバラツキや半導体素子の傾きを低減
できる樹脂ペースト組成物、及び、これを用いた、生産
性が高く、高信頼性の半導体装置を提供する。 【解決手段】 (A)アクリル酸エステル化合物又はメ
タクリル酸エステル化合物、(B)ラジカル開始剤、
(C)エポキシ樹脂、(D)エポキシ樹脂硬化剤、
(E)平均粒径10μm未満の充填材及び(F)平均粒
径(R)が10〜50μmで且つ粒子の90体積%以上
が0.5R〜1.5Rμmの範囲内の粒径を有する球状
銀粉を均一分散させてなる樹脂ペースト組成物、並び
に、この樹脂ペースト組成物を用いて半導体素子を支持
部材に接着した後、封止してなる半導体装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はIC、LSI等の半
導体素子をリードフレーム、ガラスエポキシ配線板等に
接着するのに好適な樹脂ペースト組成物及びこれを用い
た半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体のダイボンディング材とし
ては、Au−Si共晶、半田、樹脂ペースト組成物等が
知られているが、作業性及びコストの点から樹脂ペース
ト組成物が広く使用されている。
【0003】従来のエポキシ樹脂系ペーストでは、加熱
硬化の際にペーストに含まれる溶剤や反応性希釈剤が揮
発して、ペースト硬化物中にボイドと呼ばれる空隙が発
生する。その結果、接着強度のばらつきが大きくなり、
また半導体素子の傾きが生じ、結果としてワイヤーボン
ド時に不良となる確率が高いという欠点があった。さら
に半導体装置の実装方式は高密度実装の点から、従来の
ピン挿入方式から表面実装方式へと移行しているが、基
板への実装には基板全体を赤外線等で加熱するリフロー
ソルダリングが用いられ、パッケージが200℃以上の
高温に加熱されるため、パッケージ内部、特に接着剤層
中又は封止材中に含まれる水分の急激な気化・膨張によ
りパッケージクラックが発生し、半導体装置の信頼性が
低下するという問題があった。この問題は42アロイリ
ードフレームよりも銅リードフレームにおいて特に深刻
である。その理由としては、銅リードフレームに対して
接着剤の接着力が低いことと、銅リードフレームのほう
が42アロイリードフレームよりも線膨張係数が大きい
ためにSiチップとの線膨張係数の差が大きくなり、チ
ップクラックやチップ反りが発生するということがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、樹脂ペース
ト組成物のボイドを低減し、且つ接着層の厚み(ボンド
ライン厚み)を一定にすることにより、接着強度のばら
つきや半導体素子の傾きを低減でき、その結果ワイヤー
ボンド時の不良を低減することができる樹脂ペースト組
成物を提供することを目的とする。更に、本発明は、樹
脂ペースト組成物の銅リードフレームに対するピール強
度を向上させ、かつ樹脂ペースト組成物を低応力化する
ことによりチップクラックやチップ反りの発生を抑制す
ることで半田リフロー時のリフロークラックの発生を低
減させることができる樹脂ペースト組成物及びこれを用
いた生産性が高く、高信頼性の半導体装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)アクリ
ル酸エステル化合物又はメタクリル酸エステル化合物、
(B)ラジカル開始剤、(C)エポキシ樹脂、(D)エ
ポキシ樹脂硬化剤、(E)平均粒径10μm未満の充填
材、(F)平均粒径(R)が10〜50μmで且つ粒子
の90%体積以上が0.5R〜1.5Rμmの範囲内の
粒径を有する球状銀粉を均一分散させてなる樹脂ペース
ト組成物に関する。また、本発明は、この樹脂ペースト
組成物を用いて半導体素子を支持部材に接着した後、封
止してなる半導体装置に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる(A)成分の
アクリル酸エステル化合物又はメタクリル酸エステル化
合物は、1分子中に1個以上のアクリロイルオキシ基又
はメタクリロイルオキシ基を有する化合物であり、例え
ば、下記の一般式(I)〜(X)で表される化合物が使
用できる。 (1)一般式(I)
【0007】
【化1】 〔式中、Rは水素又はメチル基を表し、Rは炭素数
1〜100、好ましくは炭素数1〜36の2価の脂肪族
又は環状構造を持つ脂肪族炭化水素基を表す。〕で示さ
れる化合物。
【0008】一般式(I)で示される化合物としては、
メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルア
クリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルア
クリレート、イソブチルアクリレート、t−ブチルアク
リレート、アミルアクリレート、イソアミルアクリレー
ト、ヘキシルアクリレート、ヘプチルアクリレート、オ
クチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、ノニルアクリレート、デシルアクリレート、イソデ
シルアクリレート、ラウリルアクリレート、トリデシル
アクリレート、ヘキサデシルアクリレート、ステアリル
アクリレート、イソステアリルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、イソボルニルアクリレート、トリ
シクロ[5.2.1.02,6]デシルアクリレート、
2−(トリシクロ)[5.2.1.02,6]デカ−3
−エン−8又は9−イルオキシエチルアクリレート等の
アクリレート化合物、メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、プロピルメタクリレート、イソプロピル
メタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチ
ルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、アミル
メタクリレート、イソアミルメタクリレート、ヘキシル
メタクリレート、ヘプチルメタクリレート、オクチルメ
タクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ノ
ニルメタクリレート、デシルメタクリレート、イソデシ
ルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、トリデシ
ルメタクリレート、ヘキサデシルメタクリレート、ステ
アリルメタクリレート、イソステアリルメタクリレー
ト、シクロヘキシルメタクリレート、イソボルニルメタ
クリレート、トリシクロ[5.2.1.02,6]デシ
ルメタクリレート、2−(トリシクロ)[5.2.1.
,6]デカ−3−エン−8又は9−イルオキシエチ
ルメタクリレート等のメタクリレート化合物がある。 (2)一般式(II)
【0009】
【化2】 〔式中、R及びRはそれぞれ前記のものを表す。〕
で示される化合物。
【0010】一般式(II)で示される化合物として
は、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキ
シプロピルアクリレート、ダイマージオールモノアクリ
レート等のアクリレート化合物、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、ダイマージオールモノメタクリレート等のメタクリ
レート化合物等がある。 (3)一般式(III)
【0011】
【化3】 〔式中、Rは前記のものを表し、Rは水素、メチル
基又はフェノキシメチル基を表し、Rは水素、炭素数
1〜6のアルキル基、フェニル基又はベンゾイル基を表
し、nは1〜50の整数を表す。〕で示される化合物。
【0012】一般式(III)で示される化合物として
は、ジエチレングリコールアクリレート、ポリエチレン
グリコールアクリレート、ポリプロピレングリコールア
クリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−エ
トキシエチルアクリレート、2−ブトキシエチルアクリ
レート、メトキシジエチレングリコールアクリレート、
メトキシポリエチレングリコールアクリレート、2−フ
ェノキシエチルアクリレート、フェノキシジエチレング
リコールアクリレート、フェノキシポリエチレングリコ
ールアクリレート、2−ベンゾイルオキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアク
リレート等のアクリレート化合物、ジエチレングリコー
ルメタクリレート、ポリエチレングリコールメタクリレ
ート、ポリプロピレングリコールメタクリレート、2−
メトキシエチルメタクリレート、2−エトキシエチルメ
タクリレート、2−ブトキシエチルメタクリレート、メ
トキシジエチレングリコールメタクリレート、メトキシ
ポリエチレングリコールメタクリレート、2−フェノキ
シエチルメタクリレート、フェノキシジエチレングリコ
ールメタクリレート、フェノキシポリエチレングリコー
ルメタクリレート、2−ベンゾイルオキシエチルメタク
リレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルメ
タクリレート等のメタクリレート化合物がある。 (4)一般式(IV)
【0013】
【化4】 〔式中、Rは前記のものを表し、Rはフェニル基、
ニトリル基、−Si(OR(Rは炭素数1〜6
のアルキル基を表す)又は下記の式の基
【0014】
【化5】 (R、R及びRはそれぞれ独立に水素又は炭素数
1〜6のアルキル基を表し、R10は水素又は炭素数1
〜6のアルキル基又はフェニル基を表す)を表し、mは
0、1、2又は3の数を表す。〕で示される化合物。
【0015】一般式(IV)で示される化合物として
は、ベンジルアクリレート、2−シアノエチルアクリレ
ート、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
グリシジルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアク
リレート、テトラヒドロピラニルアクリレート、ジメチ
ルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルア
クリレート、1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリ
ジニルアクリレート、2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジニルアクリレート、アクリロキシエチルホスフェ
ート、アクリロキシエチルフェニルアシッドホスフェー
ト、β−アクリロイルオキシエチルハイドロジェンフタ
レート、β−アクリロイルオキシエチルハイドロジェン
サクシネート等のアクリレート化合物、ベンジルメタク
リレート、2−シアノエチルメタクリレート、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、グリシジルメ
タクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレー
ト、テトラヒドロピラニルメタクリレート、ジメチルア
ミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタ
クリレート、1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリ
ジニルメタクリレート、2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジニルメタクリレート、メタクリロキシエチルホ
スフェート、メタクリロキシエチルフェニルアシッドホ
スフェート等のメタクリレート、β−メタクリロイルオ
キシエチルハイドロジェンフタレート、β−メタクリロ
イルオキシエチルハイドロジェンサクシネート等のメタ
クリレート化合物がある。 (5)一般式(V)
【0016】
【化6】 〔式中、R及びRはそれぞれ前記のものを表す。〕
で示される化合物。
【0017】一般式(V)で示される化合物としては、
エチレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジ
オールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジア
クリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、
1,3−ブタンジオールジアクリレート、ネオペンチル
グリコールジアクリレート、ダイマージオールジアクリ
レート、ジメチロールトリシクロデカンジアクリレート
等のジアクリレート化合物、エチレングリコールジメタ
クリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,
9−ノナンジオールジメタクリレート、1,3−ブタン
ジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジ
メタクリレート、ダイマージオールジメタクリレート、
ジメチロールトリシクロデカンジメタクリレート等のジ
メタクリレート化合物がある。 (6)一般式(VI)
【0018】
【化7】 〔式中、R、R及びnはそれぞれ前記のものを表
し、ただしRが水素又はメチル基であるとき、nは1
ではない。〕で示される化合物。
【0019】一般式(VI)で示される化合物として
は、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレ
ングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコー
ルジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレ
ート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ポリ
プロピレングリコールジアクリレート等のジアクリレー
ト化合物、ジエチレングリコールジメタクリレート、ト
リエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレ
ングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコー
ルジメタクリレート、トリプロピレングリコールジメタ
クリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレー
ト等のジメタクリレート化合物がある。 (7)一般式(VII)
【0020】
【化8】 〔式中、Rは前記のものを表し、R11及びR12
それぞれ独立に水素又はメチル基を表す。〕で示される
化合物。
【0021】一般式(VII)で示される化合物として
は、ビスフェノールA、ビスフェノールF又はビスフェ
ノールAD1モルとグリシジルアクリレート2モルとの
反応物、ビスフェノールA、ビスフェノールF又はビス
フェノールAD1モルとグリシジルメタクリレート2モ
ルとの反応物等がある。 (8)一般式(VIII)
【0022】
【化9】 〔式中、R、R11及びR12はそれぞれ前記のもの
を表しR13及びR14はそれぞれ独立に水素又はメチ
ル基を表し、p及びqはそれぞれ独立に1〜20の整数
を表す。〕で示される化合物。
【0023】一般式(VIII)で示される化合物とし
ては、ビスフェノールA、ビスフェノールF又はビスフ
ェノールADのポリエチレンオキサイド付加物のジアク
リレート、ビスフェノールA、ビスフェノールF又はビ
スフェノールADのポリプロピレンオキサイド付加物の
ジアクリレート、ビスフェノールA、ビスフェノールF
又はビスフェノールADのポリエチレンオキサイド付加
物のジメタクリレート、ビスフェノールA、ビスフェノ
ールF又はビスフェノールADのポリプロピレンオキサ
イド付加物のジメタクリレート等がある。 (9)一般式(IX)
【0024】
【化10】 〔式中、Rは前記のものを表し、R15、R16、R
17及びR18はそれぞれ独立に水素又はメチル基を表
し、xは1〜20の整数を表す。〕で示される化合物。
【0025】一般式(IX)で示される化合物として
は、ビス(アクリロキシプロピル)ポリジメチルシロキ
サン、ビス(アクリロキシプロピル)メチルシロキサン
−ジメチルシロキサンコポリマー、ビス(メタクリロキ
シプロピル)ポリジメチルシロキサン、ビス(メタクリ
ロキシプロピル)メチルシロキサン−ジメチルシロキサ
ンコポリマー等がある。 (10)一般式(X)
【0026】
【化11】 〔式中、Rは前記のものを表し、r、s、t及びuは
それぞれ独立に繰り返し数の平均値を示す0以上の数で
あり、r+tは0.1以上、好ましくは0.3〜5であ
り、s+uは1以上、好ましくは1〜100である。〕
で示される化合物。
【0027】一般式(X)で示される化合物としては、
無水マレイン酸を付加させたポリブタジエンと、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート又は2−ヒドロキシエチル
メタクリレートとを反応させて得られる反応物及びその
水素添加物があり、例えばMM−1000−80、MA
C−1000−80(共に、日本石油化学(株)商品
名)等がある。
【0028】(A)成分のアクリル酸エステル化合物又
はメタクリル酸エステル化合物としては、上記の化合物
を単独で又は2種以上を組み合わせて使用することがで
きる。
【0029】本発明に用いられる(B)成分のラジカル
開始剤としては特に制限はないが、ボイド等の点から過
酸化物が好ましく、また樹脂ペースト組成物の硬化性及
び粘度安定性の点から、急速加熱試験での過酸化物の分
解温度が70〜170℃のものが好ましい。
【0030】ラジカル開始剤の具体例としては、1,
1,3,3−テトラメチルパーオキシ2−エチルヘキサ
ノエート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シク
ロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シ
クロドデカン、ジ−t−ブチルパーオキシイソフタレー
ト、t−ブチルパーベンゾエート、ジクミルパーオキサ
イド、t−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキシン、クメンハイドロパーオキサイド等があ
る。
【0031】(B)成分のラジカル開始剤の配合量は、
(A)成分の総量100重量部に対して0.1〜10重
量部が好ましく、0.5〜5重量部が特に好ましい。こ
の配合割合が0.1重量部未満であると、硬化性が低下
する傾向があり、10重量部を超えると、揮発分が多く
なり、硬化物中にボイドと呼ばれる空隙が生じ易くなる
傾向がある。
【0032】本発明に用いられる(C)成分のエポキシ
樹脂としては、1分子中に2個以上のエポキシ基を有す
る化合物であれば特に制限はないが、例えばビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂[AER−X8501(旭化成工
業(株)、商品名)、R−301(油化シェルエポキシ
(株)、商品名)、YL−980(油化シェルエポキシ
(株)、商品名)]、ビスフェノールF型エポキシ樹脂
[YDF−170(東都化成(株)、商品名)]、ビス
フェノールAD型エポキシ樹脂[R−1710(三井化
学工業(株)、商品名)]、フェノールノボラック型エ
ポキシ樹脂[N−730S(大日本インキ化学工業
(株)、商品名)、Quatrex−2010(ダウ・
ケミカル社、商品名)]、クレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂[YDCN−702S(東都化成(株)、商品
名)、EOCN−100(日本化薬(株)、商品
名)]、多官能エポキシ樹脂[EPPN−501(日本
化薬(株)、商品名)、TACTIX−742(ダウ・
ケミカル社、商品名)、VG−3010(三井化学
(株)、商品名)、1032S(油化シェルエポキシ
(株)、商品名)]、ナフタレン骨格を有するエポキシ
樹脂[HP−4032(大日本インキ化学工業(株)、
商品名)]、脂環式エポキシ樹脂[CELー3000
(ダイセル化学工業(株)、商品名)]、エポキシ化ポ
リブタジエン[PB−3600(ダイセル化学工業
(株)商品名)、E−1000−6.5(日本石油化学
(株)、商品名)]、アミン型エポキシ樹脂[ELM−
100(住友化学工業(株)、商品名)、YH−434
L(東都化成(株)、商品名)]、レゾルシン型エポキ
シ樹脂[デナコールEX−201(ナガセ化成工業
(株)、商品名)]、ネオペンチルグリコール型エポキ
シ樹脂[デナコールEX−211(ナガセ化成工業
(株)、商品名)]、ヘキサンディネルグリコール型エ
ポキシ樹脂[デナコールEX−212(ナガセ化成工業
(株)、商品名)]、エチレン・プロピレングリコール
型エポキシ樹脂[デナコールEX−810、811、8
50、851、821、830、832、841、86
1(ナガセ化成工業(株)、商品名)]、下記一般式
(XI)で表されるエポキシ樹脂[E−XL−24、E
−XL−3L(三井化学(株)、商品名)]
【0033】
【化12】 〔式中、vは0〜5の整数を表す。〕などが挙げられ
る。なかでも、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、エポ
キシ化ポリブタジエン、ノボラック型エポキシ樹脂が好
ましい。これらのエポキシ樹脂は、1種単独で用いても
よいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0034】(C)成分のエポキシ樹脂としては、分子
量又は数平均分子量が160〜3000のものが好まし
い。数平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラ
フィーにより標準ポリスチレンの検量線を利用して測定
(以下、GPC法という)した値である。また、エポキ
シ当量が80〜1000であることが好ましく、100
〜500であることがより好ましい。また、(C)成分
のエポキシ樹脂は(A)成分の総量100重量部に対し
て1〜100重量部使用するのが好ましく、5〜30重
量部使用することがより好ましい。この配合量が1重量
部未満であるか又は100重量部を超えると接着強度が
低下する傾向がある。
【0035】また、エポキシ樹脂として、1分子中に1
個のエポキシ基を有する化合物[単官能エポキシ化合物
(反応性希釈剤)]を含んでいてもよい。このような単
官能エポキシ化合物の市販品としては、PGE(日本化
薬(株)、商品名、フェニルグリシジルエーテル)、P
P−101(東都化成(株)、商品名、アルキルフェノ
ールモノグリシジルエーテル)、ED−502(旭電化
工業(株)、商品名、脂肪族モノグリシジルエーテ
ル)、ED−509(旭電化工業(株)、商品名、アル
キルフェノールモノグリシジルエーテル)、YED−1
22(油化シェルエポキシ(株)、商品名、アルキルフ
ェノールモノグリシジルエーテル)、KBM−403
(信越化学工業(株)、商品名、3−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン)、TSL−8350、TSL
−8355、TSL−9905(東芝シリコーン
(株)、商品名、3−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシ
シラン、1−(3−グリシドキシプロピル)−1,1,
3,3,3−ペンタメチルジシロキサン)などが挙げら
れる。単官能エポキシ化合物は、本発明の樹脂ペースト
組成物の特性を阻害しない範囲で使用されるが、エポキ
シ樹脂全量100重量部に対して10重量部以下で使用
されることが好ましく、1〜5重量部で使用されること
が好ましい。
【0036】本発明に(D)成分として用いられるエポ
キシ樹脂硬化剤としては、特に制限はないが、ジシアン
ジアミド、下記一般式(XII)
【0037】
【化13】 (式中、R19はm−フェニレン基、p−フェニレン基
等の2価の芳香族基、炭素数2〜12の直鎖又は分岐鎖
のアルキレン基を示す)で表される二塩基酸ジヒドラジ
ド[ADH、PDH、SDH(いずれも日本ヒドラジン
工業(株)、商品名)]、エポキシ樹脂とアミン化合物
の反応物からなるマイクロカプセル型硬化剤[ノバキュ
ア(旭化成工業(株)、商品名)]等が挙げられる。ま
た、これらのエポキシ樹脂硬化剤は、1種単独で用いて
もよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(D)成分のエポキシ樹脂硬化剤の配合量は、エポキシ
樹脂100重量部に対して0.1〜50重量部が好まし
く、1〜20重量部がより好ましい。エポキシ樹脂硬化
剤の配合量が0.1重量部未満であると硬化性に劣る傾
向があり、50重量部を超えると樹脂組成物の安定性が
悪くなる傾向がある。
【0038】さらに、本発明の樹脂ペースト組成物には
必要に応じて硬化促進剤を添加することができる。硬化
促進剤としては、有機ボロン塩化合物[EMZ・K、T
PPK(北興化学工業(株)製、商品名)等]、三級ア
ミン類又はその塩[DBU、U−CAT102、10
6、830、840、5002(いずれもサンアプロ社
商品名)等]、イミダゾール類[キュアゾール、2P4
MHZ、C17Z、2PZ−OK(いずれも四国化成
(株)商品名)等]などが挙げられる。硬化促進剤の配
合量は、通常、エポキシ樹脂に対して20重量部以下の
量とされることが好ましい。必要に応じて添加される硬
化促進剤は、1種単独で用いてもよく、複数種の硬化促
進剤を適宜組み合わせて用いてもよい。
【0039】本発明に用いられる(E)成分の充填材と
しては、平均粒径が10μm未満であれば特に制限はな
く、各種のものが用いられるが、例えば金、銀、銅、ニ
ッケル、鉄、アルミニウム、ステンレス、酸化ケイ素、
窒化ホウ素、酸化アルミニウム、ホウ酸アルミニウム、
窒化アルミニウム、窒化ケイ素、炭化ケイ素等の粉体が
挙げられる。この充填材の平均粒径が10μm以上であ
ると、ペーストの均一性、各種物性が低下する。好まし
い平均粒径は0.5〜7μmであり、0.8〜5μmで
あることがより好ましい。形状としては、鱗片状、球
状、塊状、樹枝状、板状等が挙げられるが、鱗片状、球
状が好ましい。(E)成分の充填材の配合量は特に限定
しないが、樹脂ペースト組成物総量に対して20〜85
重量%が好ましく、40〜82重量%がより好ましい。
この配合量が20重量%未満であると、熱時の接着強度
が低下する傾向があり、85重量%を超えると、粘度が
増大し、作製時の作業性及び使用時の塗布作業性が低下
する傾向がある。
【0040】本発明に用いられる(F)成分の球状銀粉
は、平均粒径が10〜50μm、好ましくは10〜30
μm、より好ましくは10〜25μm、特に好ましくは
12〜20μmのものである。平均粒径が10μm未満
ではボンドライン厚みを一定に保つのが難しく、50μ
mを超えると、樹脂ペースト組成物の使用時の塗布作業
性が低下する傾向がある。また、(F)成分の球状銀粉
は、その粒子の90体積%以上、好ましくは93体積%
以上が、平均粒径(R)に対して0.5R〜1.5Rμ
mの範囲内の粒径を有するものである。粒径の範囲が上
記条件からはずれると、ボンドライン厚みを一定に保つ
のが難しくなる。(F)成分の球状銀粉の配合量として
は、樹脂ペースト組成物総量に対して好ましくは0.5
〜20重量%、より好ましくは0.8〜15重量%、さ
らに好ましくは1〜12重量%である。この配合量が
0.5重量%未満ではボンドライン厚みを一定に保つの
が難しくなり、20重量%を超えると樹脂ペースト組成
物中の樹脂分と(F)成分の球状銀粉とが分離し、沈降
が起こりやすくなる傾向がある。
【0041】本発明の樹脂ペースト組成物には可とう化
材を添加することができる。本発明に用いられる可とう
化材としては、各種の液状ゴムや熱可塑性樹脂が用いら
れるが、例えばポリブタジエン、マレイン化ポリブタジ
エン、アクリロニトリルブタジエンゴム、カルボキシ末
端アクリロニトリルブタジエンゴム、アミノ末端アクリ
ロニトリルブタジエンゴム、ビニル末端アクリロニトリ
ルブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム等の液状ゴ
ム、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸メチル、ε−カプ
ロラクトン変性ポリエステル、フェノキシ樹脂、ポリイ
ミド等の熱可塑性樹脂などが挙げられる。
【0042】液状ゴムとしては、数平均分子量が500
〜10,000のものが好ましく、1,000〜5,0
00のものがより好ましい。分子量が小さすぎると可と
う化効果に劣る傾向があり、分子量が大きすぎると樹脂
ペースト組成物の粘度が上昇し作業性に劣る傾向があ
る。数平均分子量は蒸気圧浸透法で測定した値又はGP
C法により測定した値である。熱可塑性樹脂としては、
数平均分子量が10,000〜300,000のものが
好ましく、20,000〜200,000のものがより
好ましい。分子量が小さすぎると可とう化効果に劣る傾
向があり、分子量が大きすぎると、樹脂ペースト組成物
の粘度が上昇し作業性に劣る傾向がある。また可とう化
材の配合量としては、(A)成分100重量部に対して
10〜100重量部使用することが好ましく、30〜8
0重量部使用することがより好ましい。この配合量が1
0重量部未満であると可とう化効果に劣り、100重量
部を超えると、粘度が増大し、樹脂ペースト組成物の作
業性が低下する傾向がある。
【0043】本発明の樹脂ペースト組成物にはカップリ
ング剤を添加することができる。本発明に用いられるカ
ップリング剤としては特に制限はなく、シランカップリ
ング剤、チタネート系カップリング剤、アルミニウム系
カップリング剤、ジルコネート系カップリング剤、ジル
コアルミネート系カップリング剤等の各種のものが用い
られる。
【0044】カップリング剤の具体例としては、メチル
トリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、フェ
ニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニル−トリス
(2−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、メチルトリ(メタクリロ
キシエトキシ)シラン、γ−アクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−
(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピル
メチルジメトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジ
ルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン、γ−
ウレイドプロピルトリメトキシシラン、γ−ウレイドプ
ロピルトリエトキシシラン、3−(4,5−ジヒドロイ
ミダゾリル)プロピルトリエトキシシラン、β−(3,
4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−
グリシドキシプロピルメチルジイソプロペノキシシラ
ン、メチルトリグリシドキシシラン、γ−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルト
リエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメ
トキシシラン、トリメチルシリルイソシアネート、ジメ
チルシリルイソシアネート、フェニルシリルトリイソシ
アネート、テトライソシアネートシラン、メチルシリル
トリイソシアネート、ビニルシリルトリイソシアネー
ト、エトキシシラントリイソシアネート等のシランカッ
プリング剤、イソプロピルトリイソステアロイルチタネ
ート、イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチ
タネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホス
フェート)チタネート、テトライソプロピルビス(ジオ
クチルホスファイト)チタネート、テトラオクチルビス
(ジトリデシルホスファイト)チタネート、テトラ
(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス
(ジ−トリデシル)ホスファイトチタネート、ビス(ジ
オクチルパイロホスフェート)オキシアセテートチタネ
ート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)エチレン
チタネート、イソプロピルトリオクタノイルチタネー
ト、イソプロピルジメタクリルイソステアロイルチタネ
ート、イソプロピル(ジオクチルホスフェート)チタネ
ート、イソプロピルトリクミルフェニルチタネート、イ
ソプロピルトリ(N−アミノエチル・アミノエチル)チ
タネート、ジクミルフェニルオキシアセテートチタネー
ト、ジイソステアロイルエチレンチタネート等のチタネ
ート系カップリング剤、アセトアルコキシアルミニウム
ジイソプロピオネート等のアルミニウム系カップリング
剤、テトラプロピルジルコネート、テトラブチルジルコ
ネート、テトラ(トリエタノールアミン)ジルコネー
ト、テトライソプロピルジルコネート、ジルコニウムア
セチルアセトネートアセチルアセトンジルコニウムブチ
レート、ステアリン酸ジルコニウムブチレート等のジル
コネート系カップリング剤等がある。
【0045】カップリング剤の配合量は、(A)成分の
総量100重量部に対して0.1〜10重量部が好まし
く、0.5〜5重量部が特に好ましい。この配合割合が
0.1重量部未満であると、接着強度の向上効果に劣
り、10重量部を超えると、揮発分が多くなり、硬化物
中にボイドが生じ易くなる傾向がある。
【0046】本発明になる樹脂ペースト組成物には、さ
らに必要に応じて酸化カルシウム、酸化マグネシウム等
の吸湿剤、フッ素系界面活性剤、ノニオン系界面活性
剤、高級脂肪酸等の濡れ向上剤、シリコーン油等の消泡
剤、無機イオン交換体等のイオントラップ剤等、粘度調
整のための溶剤を単独又は数種類を組み合わせて、適宜
添加することができる。なお、溶剤を添加する場合、ボ
イドの点から3重量%以下とすることが好ましい。
【0047】本発明になる樹脂ペースト組成物を製造す
るには、(A)アクリル酸エステル化合物又はメタクリ
ル酸エステル化合物、(B)ラジカル開始剤、(C)エ
ポキシ樹脂、(D)エポキシ樹脂硬化剤、(E)平均粒
径10μm未満の充填材及び(F)平均粒径(R)が1
0〜50μmで且つ粒子の90体積%以上が0.5R〜
1.5Rμmの範囲の粒径を有する球状銀粉を、必要に
応じて用いられる各種添加剤とともに、一括又は分割し
て撹拌器、ライカイ器、3本ロール、プラネタリーミキ
サー等の分散・溶解装置を適宜組み合わせた装置に投入
し、必要に応じて加熱して混合、溶解、解粒混練又は分
散して均一なペースト状とすれば良い。
【0048】本発明においては、さらに上記のようにし
て製造した樹脂ペースト組成物を用いて半導体素子を支
持部材に接着した後、封止することにより半導体装置と
することができる。
【0049】支持部材としては、例えば、42アロイリ
ードフレーム、銅リードフレーム等のリードフレーム、
ガラスエポキシ基板(ガラス繊維強化エポキシ樹脂から
なる基板)、BT基板(シアネートモノマー及びそのオ
リゴマーとビスマレイミドからなるBTレジン使用基
板)等の有機基板が挙げられる。
【0050】本発明の樹脂ペースト組成物を用いて半導
体素子をリードフレーム等の支持部材に接着させるに
は、まず支持部材上に樹脂ペースト組成物をディスペン
ス法、スクリーン印刷法、スタンピング法等により塗布
した後、半導体素子を圧着し、その後オーブン又はヒー
トブロック等の加熱装置を用いて加熱硬化することによ
り行うことができる。さらに、ワイヤボンド工程を経た
後、通常の方法により封止することにより完成された半
導体装置とすることができる。
【0051】上記加熱硬化は、低温での長時間硬化の場
合や、高温での速硬化の場合により異なるが、通常、温
度100〜300℃、好ましくは130〜220℃で、
5秒〜3時間、好ましくは15秒〜1時間行うことが好
ましい。
【0052】
【実施例】次に、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれによって制限されるものではない。
【0053】比較例で用いたエポキシ樹脂、硬化剤は以
下のようにして作製したものを用いた。 (1)エポキシ樹脂の調製 YDFー170(東都化成(株)製、商品名、ビスフェ
ノールF型エポキシ樹脂、エポキシ当量=170)7.
5重量部及びYL−980(油化シェルエポキシ(株)
製、商品名、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、エポキ
シ当量=185)7.5重量部を80℃に加熱し、1時
間撹拌を続け、均一なエポキシ樹脂溶液を得た。 (2)硬化剤の調製 H−1(明和化成(株)製、商品名、フェノールノボラ
ック樹脂、OH当量=106)1.0重量部及び希釈剤
としてPP−101(東都化成(株)製、商品名、アル
キルフェニルグリシジルエーテル、エポキシ当量=23
0)2.0重量部を100℃に加熱し、1時間撹拌を続
け、均一なフェノール樹脂溶液を得た。
【0054】比較例及び実施例で用いた化合物を以下に
例示する。 (1)硬化促進剤 2P4MHZ(四国化成(株)製のイミダゾール類の商
品名) (2)希釈剤 PP−101(東都化成(株)製アルキルフェニルグリ
シジルエーテルの商品名、エポキシ当量=230) (3)アクリル酸エステル化合物及びメタクリル酸エス
テル化合物 R−551(日本化薬(株)製ジアクリレートの商品
名、ビスフェノールAポリエチレングリコールジアクリ
レート、一般式(VIII)、R=H、R11=CH
、R12=CH、R13=H、R14=H、p+q
=約4)、ラウリルアクリレート(一般式(I)、R
=H、R=−C1224−) (4)ラジカル開始剤 ジクミルパーオキサイド (5)エポキシ樹脂 YDF−170(東都化成(株)製、商品名、ビスフェ
ノールF型エポキシ樹脂、エポキシ当量=170、分子
量=340) E−1000−6.5(日本石油化学(株)製エポキシ
化ポリブタジエンの商品名、エポキシ当量=246、数
平均分子量=約1,000) (6)エポキシ樹脂硬化剤 ジシアンジアミド (7)可とう化材 CTBN1300×31(宇部興産(株)製カルボキシ
末端アクリロニトリルポリブタジエン共重合体の商品
名) (8)カップリング剤 γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン (9)充填材 TCG−1(徳力化学研究所社製の銀粉の商品名、形
状:鱗片状、平均粒径=2μm) AGF−20S(徳力化学研究所社製の球状銀粉の商品
名、平均粒径(R)=20μm、0.5R〜1.5Rの
範囲内の粒径を有する粒子の割合=93体積%)
【0055】表1に示す配合割合で、各材料を混合し、
3本ロールを用いて混練した後、666.61Pa(5
トル(Torr))以下で10分間脱泡処理を行い、樹
脂ペースト組成物を得た。この樹脂ペースト組成物の特
性(粘度、接着強度、ボンドライン厚み、ピール強度、
チップ反り、耐リフロー性)を下記に示す方法で調べ
た。その結果を表1に示す。
【0056】(1)粘度:EHD型回転粘度計(東京計
器社製)を用いて25℃における粘度(Pa・s)を測
定した。 (2)ダイシェア強度:樹脂ペースト組成物をAgめっ
き付き銅リードフレーム上に約0.2mg塗布し、この
上に2mm×2mmのSiチップ(厚さ約0.4mm)
を圧着し、さらにオーブンで150℃まで30分で昇温
し150℃で1時間硬化させた。これを自動接着力試験
装置(BT100、Dage社製)を用い、室温の剪断
接着強度(N/チップ)を測定した。なおダイシェア強
度の測定は20個の試験片について行った。 (3)ボンドライン厚み:樹脂ペースト組成物をあらか
じめマイクロメータで厚みを測っておいた銅リードフレ
ーム上に約0.2mgを塗布し、この上にあらかじめマ
イクロメータで厚みを測っておいた2mm×2mmのS
iチップを圧着し、さらにオーブンで150℃まで30
分で昇温し150℃で1時間硬化させた。硬化後にマイ
クロメータで厚みを測定し、この値からあらかじめ測っ
ておいたリードフレームとチップの厚みを減じた値をボ
ンドライン厚みとした。なおボンドライン厚みの測定は
20個の試験片について行った。 (4)ボイド:樹脂ペースト組成物を銅リードフレーム
上に約4.0mgを塗布し、この上に8mm×10mm
のSiチップ(厚さ0.4mm)を圧着し、さらにオー
ブンで150℃まで30分で昇温し150℃で1時間硬
化させた。これを、走査型超音波顕微鏡を用い観察し、
硬化後の樹脂ペースト組成物中に含まれるチップと基材
の間の水平方向の断面のボイドの占有面積を求めた。 (5)ピール強度:樹脂ペースト組成物を銅リードフレ
ーム上に約3.2mgを塗布し、この上に8mm×8m
mのSiチップ(厚さ0.4mm)を圧着し、さらにオ
ーブンで105℃まで30分で昇温し150℃で1時間
硬化させた。これを自動接着力装置(日立化成工業
(株)製、内製)を用い、240℃における引き剥がし
強さ(N/チップ)を測定した。 (6)チップ反り:樹脂ペースト組成物を銅リードフレ
ーム上に約3.2mgを塗布し、この上に5mm×13
mmのSiチップ(厚さ0.4mm)を圧着し、さらに
オーブンで150℃まで30分で昇温し150℃で1時
間硬化させた。これを表面粗さ計(sloan社製、D
ektuk 3030)を用い、チップ反り(μm)を
測定した。 (7)耐リフロー性:実施例及び比較例により得た樹脂
ペースト組成物を用い、下記リードフレームとSiチッ
プを、下記の硬化条件により硬化し接着した。その後日
立化成工業(株)製エポキシ封止材(商品名CEL−4
620)により封止し、半田リフロー試験用パッケージ
を得た。そのパッケージを温度及び湿度がそれぞれ85
℃、85%の条件に設定された恒温高湿槽中で96時間
吸湿させた。その後240℃/10秒のリフロー条件で
半田リフローを行い、パッケージの内部クラックの発生
数を走査型超音波顕微鏡で観察した。7個のサンプルに
ついてクラックの発生したサンプル数を示す。 チップサイズ:4.9mm×9.5mm パッケージサイズ:8mm×18mm×2.7mm 支持部材:銅リードフレーム 硬化条件:150℃まで30分で昇温、150℃で1時
間硬化
【0057】
【表1】
【0058】表1の結果から、本発明の樹脂ペースト組
成物(実施例1及び2)は従来のエポキシ樹脂を用いた
樹脂ペースト組成物(比較例1)に比較してボイドが占
有率が小さく、ボンドライン厚みを一定にすることが可
能になっている。このことから、本発明の樹脂ペースト
組成物によれば、ボイドを低減し、ボンドライン厚みを
一定にすることができ、その結果、接着強度のばらつき
や半導体素子の傾きを低減できることが確認された。さ
らに、本発明の樹脂ペースト組成物(実施例1及び2)
は従来のエポキシ樹脂を用いた樹脂ペースト組成物(比
較例1)及び同一のアクリル酸エステル化合物を用いて
エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂硬化剤を添加しない場合
(比較例2)に比較してピール強度、チップ反りで良好
な値を示し、耐リフロー性も優れていた。
【0059】
【発明の効果】本発明の樹脂ペースト組成物は、半導体
装置のダイボンディング材として使用した場合にボンド
ライン厚みを一定にすることができ、接着強度のばらつ
きやチップの傾きを低減することができる。その結果ワ
イヤーボンド時の不良を低減でる。さらに銅リードフレ
ームにおいても、チップクラックやチップ反り及び半田
リフロー時のペースト層の剥離を抑えることができ、リ
フロークラックの発生を低減させる。その結果、半導体
装置としての信頼性を向上させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/52 H01L 21/52 E Fターム(参考) 4J002 AA01X AC00X AC02X BF02X BG04X CD01W CD02W CD04W CD05W CD06W CD18W CF00X CH07X CM04X DA077 DA078 DA087 DA097 DE147 DF017 DJ007 DJ017 DK007 EH109 EQ026 ER026 FD017 FD146 FD20X FD208 FD209 GJ01 4J036 AA01 AD08 AF06 AF08 AJ05 AJ08 AK03 DC31 DC35 FA01 FA02 FA04 FA05 FA06 FA13 FB02 FB03 FB05 FB11 FB12 FB14 JA07 KA01 5F047 AA11 AA17 BA23 BA34 BA37 BA40 BA53 BB11 BB16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)アクリル酸エステル化合物又はメ
    タクリル酸エステル化合物、(B)ラジカル開始剤、
    (C)エポキシ樹脂、(D)エポキシ樹脂硬化剤、
    (E)平均粒径10μm未満の充填材及び(F)平均粒
    径(R)が10〜50μmで且つ粒子の90体積%以上
    が0.5R〜1.5Rμmの範囲内の粒径を有する球状
    銀粉を均一分散させてなる樹脂ペースト組成物。
  2. 【請求項2】 (F)成分の球状銀粉を、樹脂ペースト
    組成物総量に対して0.5〜20重量%含有する請求項
    1に記載の樹脂ペースト組成物。
  3. 【請求項3】 (A)成分のアクリル酸エステル化合物
    又はメタクリル酸エステル化合物100重量部に対して
    (C)成分のエポキシ樹脂を1〜100重量部含有する
    請求項1又は2に記載の樹脂ペースト組成物。
  4. 【請求項4】 (C)成分のエポキシ樹脂100重量部
    に対して、(D)成分のエポキシ樹脂硬化剤を0.1〜
    50重量部含有する請求項1、2又は3に記載の樹脂ペ
    ースト組成物。
  5. 【請求項5】 (A)成分のアクリル酸エステル化合物
    又はメタクリル酸エステル化合物100重量部に対して
    (B)成分のラジカル開始剤を0.1〜10重量部、樹
    脂ペースト組成物総量に対して(E)成分の充填材を2
    0〜85重量%含有する請求項1、2、3又は4に記載
    の樹脂ペースト組成物。
  6. 【請求項6】 さらに可とう化材を添加してなる請求項
    1、2、3、4又は5に記載の樹脂ペースト組成物。
  7. 【請求項7】 可とう化材が液状ゴム又は熱可塑性樹脂
    である請求項6に記載の樹脂ペースト組成物。
  8. 【請求項8】 (A)成分のアクリル酸エステル化合物
    又はメタクリル酸エステル化合物100重量部に対して
    可とう化材を10〜100重量部含有する請求項6又は
    7に記載の樹脂ペースト組成物。
  9. 【請求項9】 さらにカップリング剤を添加してなる請
    求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の樹脂ペ
    ースト組成物。
  10. 【請求項10】 (A)成分のアクリル酸エステル化合
    物又はメタクリル酸エステル化合物100重量部に対し
    てカップリング剤を0.1〜10重量部含有する請求項
    9に記載の樹脂ペースト組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の樹
    脂ペースト組成物を用いて半導体素子を支持部材に接着
    した後、封止してなる半導体装置。
JP2000377198A 2000-12-12 2000-12-12 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置 Expired - Lifetime JP4752109B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377198A JP4752109B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377198A JP4752109B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002179769A true JP2002179769A (ja) 2002-06-26
JP4752109B2 JP4752109B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=18845960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000377198A Expired - Lifetime JP4752109B2 (ja) 2000-12-12 2000-12-12 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4752109B2 (ja)

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004168933A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Hitachi Chem Co Ltd 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置。
JP2004315569A (ja) * 2003-04-11 2004-11-11 Hitachi Chem Co Ltd 表面被覆用無溶剤型ペースト
JP2004327559A (ja) * 2003-04-22 2004-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品固着剤
WO2005021257A1 (en) * 2003-08-25 2005-03-10 General Electric Company Thin bond-line silicone adhesive
JP2005247896A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Sumitomo Bakelite Co Ltd 樹脂組成物及び樹脂組成物を使用して作製した半導体装置
JP2005272709A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Sumitomo Bakelite Co Ltd 樹脂組成物及び樹脂組成物を使用して作製した半導体装置
JP2005272627A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Sumitomo Bakelite Co Ltd 樹脂組成物及び樹脂組成物を使用して作製した半導体装置
JP2007110062A (ja) * 2005-09-15 2007-04-26 Hitachi Chem Co Ltd ダイボンディング用樹脂ペースト並びに、それを用いた半導体装置の製造方法及び半導体装置
US7232709B2 (en) 2003-12-19 2007-06-19 Nitto Denko Corporation Process for producing a semiconductor device
JP2008007558A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Sumitomo Bakelite Co Ltd 液状樹脂組成物及び液状樹脂組成物を使用して作製した半導体装置
JP2008069238A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Tatsuta System Electronics Kk 熱伝導性ペースト
KR100841239B1 (ko) 2007-01-18 2008-06-26 영풍전자 주식회사 다층 연성인쇄회로기판용 접착제 조성물 및 이를 이용한 다층 연성인쇄회로기판의 제조방법
JP2008205195A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Nitto Denko Corp 半導体装置の製造方法
JP2008283199A (ja) * 2008-06-05 2008-11-20 Hitachi Chem Co Ltd 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置
KR100905148B1 (ko) 2008-01-11 2009-06-29 엘에스엠트론 주식회사 복수의 수산기를 포함하는 페놀 수지 경화제의 다이 접착필름용 수지 조성물과 이를 이용한 다이 접착 필름
US7772040B2 (en) 2006-09-12 2010-08-10 Nitto Denko Corporation Manufacturing method of semiconductor device, adhesive sheet used therein, and semiconductor device obtained thereby
JP2010177244A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Hitachi Chem Co Ltd ダイボンディング用樹脂ペースト、該樹脂ペーストを用いた半導体装置の製造方法、および該製造方法により得られる半導体装置
US7998552B2 (en) 2007-03-01 2011-08-16 Nittok Denko Corporation Dicing/die bonding film
JP2011529117A (ja) * 2008-07-23 2011-12-01 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 二液型エポキシ系構造接着剤
WO2011158753A1 (ja) * 2010-06-17 2011-12-22 日立化成工業株式会社 樹脂ペースト組成物
JP2012116979A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Hitachi Chemical Co Ltd エポキシ樹脂組成物、半導体封止充てん用樹脂組成物及び半導体装置
US8236614B2 (en) 2005-02-21 2012-08-07 Nitto Denko Corporation Semiconductor device manufacturing method
WO2012124527A1 (ja) * 2011-03-14 2012-09-20 日立化成工業株式会社 半導体素子接着用樹脂ペースト組成物及び半導体装置
CN103013357A (zh) * 2011-09-20 2013-04-03 日立化成工业株式会社 树脂糊剂组合物及半导体装置
US8592260B2 (en) 2009-06-26 2013-11-26 Nitto Denko Corporation Process for producing a semiconductor device
US8638001B2 (en) 2011-05-17 2014-01-28 Nitto Denko Corporation Adhesive sheet for producing semiconductor device
US8659157B2 (en) 2011-05-23 2014-02-25 Nitto Denko Corporation Adhesive composition for producing semiconductor device and adhesive sheet for producing semiconductor device
CN104487530A (zh) * 2013-01-28 2015-04-01 日立化成株式会社 树脂糊剂组合物
WO2015093136A1 (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 日立化成株式会社 樹脂ペースト組成物及び半導体装置
US9153556B2 (en) 2006-09-08 2015-10-06 Nitto Denko Corporation Adhesive sheet for manufacturing semiconductor device, manufacturing method of semiconductor device using the sheet, and semiconductor device obtained by the method
JP2016065146A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 京セラケミカル株式会社 熱硬化性樹脂組成物、半導体装置及び電気・電子部品
WO2021153383A1 (ja) * 2020-01-28 2021-08-05 住友ベークライト株式会社 導電性ペーストおよび半導体装置
KR20230159529A (ko) 2021-03-24 2023-11-21 스미또모 베이크라이트 가부시키가이샤 도전성 페이스트 및 반도체 장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06223633A (ja) * 1993-01-26 1994-08-12 Asahi Chem Ind Co Ltd 導電異方性電極接続用組成物および該組成物の硬化膜
JPH07238269A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Hitachi Chem Co Ltd 接着剤および半導体装置
JPH1192626A (ja) * 1997-09-22 1999-04-06 Sumitomo Bakelite Co Ltd 導電性樹脂ペースト及びこれを用いた半導体装置
JP2000143776A (ja) * 1998-11-12 2000-05-26 Toshiba Chem Corp 導電性ペースト

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06223633A (ja) * 1993-01-26 1994-08-12 Asahi Chem Ind Co Ltd 導電異方性電極接続用組成物および該組成物の硬化膜
JPH07238269A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Hitachi Chem Co Ltd 接着剤および半導体装置
JPH1192626A (ja) * 1997-09-22 1999-04-06 Sumitomo Bakelite Co Ltd 導電性樹脂ペースト及びこれを用いた半導体装置
JP2000143776A (ja) * 1998-11-12 2000-05-26 Toshiba Chem Corp 導電性ペースト

Cited By (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004168933A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Hitachi Chem Co Ltd 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置。
JP2004315569A (ja) * 2003-04-11 2004-11-11 Hitachi Chem Co Ltd 表面被覆用無溶剤型ペースト
JP2004327559A (ja) * 2003-04-22 2004-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品固着剤
WO2005021257A1 (en) * 2003-08-25 2005-03-10 General Electric Company Thin bond-line silicone adhesive
US7232709B2 (en) 2003-12-19 2007-06-19 Nitto Denko Corporation Process for producing a semiconductor device
JP2005247896A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Sumitomo Bakelite Co Ltd 樹脂組成物及び樹脂組成物を使用して作製した半導体装置
JP2005272627A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Sumitomo Bakelite Co Ltd 樹脂組成物及び樹脂組成物を使用して作製した半導体装置
JP2005272709A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Sumitomo Bakelite Co Ltd 樹脂組成物及び樹脂組成物を使用して作製した半導体装置
US8236614B2 (en) 2005-02-21 2012-08-07 Nitto Denko Corporation Semiconductor device manufacturing method
JP2007110062A (ja) * 2005-09-15 2007-04-26 Hitachi Chem Co Ltd ダイボンディング用樹脂ペースト並びに、それを用いた半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP2008007558A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Sumitomo Bakelite Co Ltd 液状樹脂組成物及び液状樹脂組成物を使用して作製した半導体装置
US9153556B2 (en) 2006-09-08 2015-10-06 Nitto Denko Corporation Adhesive sheet for manufacturing semiconductor device, manufacturing method of semiconductor device using the sheet, and semiconductor device obtained by the method
US8975759B2 (en) 2006-09-12 2015-03-10 Nitto Denko Corporation Manufacturing method of semiconductor device, adhesive sheet used therein, and semiconductor device obtained thereby
US8278153B2 (en) 2006-09-12 2012-10-02 Nitto Denko Corporation Manufacturing method of semiconductor device, adhesive sheet used therein, and semiconductor device obtained thereby
US7772040B2 (en) 2006-09-12 2010-08-10 Nitto Denko Corporation Manufacturing method of semiconductor device, adhesive sheet used therein, and semiconductor device obtained thereby
JP2008069238A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Tatsuta System Electronics Kk 熱伝導性ペースト
KR100841239B1 (ko) 2007-01-18 2008-06-26 영풍전자 주식회사 다층 연성인쇄회로기판용 접착제 조성물 및 이를 이용한 다층 연성인쇄회로기판의 제조방법
JP4523611B2 (ja) * 2007-02-20 2010-08-11 日東電工株式会社 半導体装置の製造方法
JP2008205195A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Nitto Denko Corp 半導体装置の製造方法
US7998552B2 (en) 2007-03-01 2011-08-16 Nittok Denko Corporation Dicing/die bonding film
KR100905148B1 (ko) 2008-01-11 2009-06-29 엘에스엠트론 주식회사 복수의 수산기를 포함하는 페놀 수지 경화제의 다이 접착필름용 수지 조성물과 이를 이용한 다이 접착 필름
JP2008283199A (ja) * 2008-06-05 2008-11-20 Hitachi Chem Co Ltd 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置
JP4706722B2 (ja) * 2008-06-05 2011-06-22 日立化成工業株式会社 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置
JP2011529117A (ja) * 2008-07-23 2011-12-01 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 二液型エポキシ系構造接着剤
JP2010177244A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Hitachi Chem Co Ltd ダイボンディング用樹脂ペースト、該樹脂ペーストを用いた半導体装置の製造方法、および該製造方法により得られる半導体装置
US8592260B2 (en) 2009-06-26 2013-11-26 Nitto Denko Corporation Process for producing a semiconductor device
WO2011158753A1 (ja) * 2010-06-17 2011-12-22 日立化成工業株式会社 樹脂ペースト組成物
US8749076B2 (en) 2010-06-17 2014-06-10 Hitachi Chemical Company, Ltd. Resin paste composition
JPWO2011158753A1 (ja) * 2010-06-17 2013-08-19 日立化成株式会社 樹脂ペースト組成物
JP2012116979A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Hitachi Chemical Co Ltd エポキシ樹脂組成物、半導体封止充てん用樹脂組成物及び半導体装置
CN103429688A (zh) * 2011-03-14 2013-12-04 日立化成株式会社 半导体元件粘接用树脂糊剂组合物及半导体装置
WO2012124527A1 (ja) * 2011-03-14 2012-09-20 日立化成工業株式会社 半導体素子接着用樹脂ペースト組成物及び半導体装置
US8638001B2 (en) 2011-05-17 2014-01-28 Nitto Denko Corporation Adhesive sheet for producing semiconductor device
US8659157B2 (en) 2011-05-23 2014-02-25 Nitto Denko Corporation Adhesive composition for producing semiconductor device and adhesive sheet for producing semiconductor device
CN103013357A (zh) * 2011-09-20 2013-04-03 日立化成工业株式会社 树脂糊剂组合物及半导体装置
CN104487530A (zh) * 2013-01-28 2015-04-01 日立化成株式会社 树脂糊剂组合物
CN104487530B (zh) * 2013-01-28 2017-08-01 日立化成株式会社 树脂糊剂组合物
TWI600743B (zh) * 2013-01-28 2017-10-01 日立化成股份有限公司 導體元件接著用樹脂糊組成物以及半導體裝置
JP2015135805A (ja) * 2013-12-16 2015-07-27 日立化成株式会社 樹脂ペースト組成物及び半導体装置
WO2015093136A1 (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 日立化成株式会社 樹脂ペースト組成物及び半導体装置
TWI640567B (zh) * 2013-12-16 2018-11-11 日立化成股份有限公司 Resin slurry composition and semiconductor device
JP2016065146A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 京セラケミカル株式会社 熱硬化性樹脂組成物、半導体装置及び電気・電子部品
WO2021153383A1 (ja) * 2020-01-28 2021-08-05 住友ベークライト株式会社 導電性ペーストおよび半導体装置
KR20230159529A (ko) 2021-03-24 2023-11-21 스미또모 베이크라이트 가부시키가이샤 도전성 페이스트 및 반도체 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4752109B2 (ja) 2011-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4752109B2 (ja) 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置
JP6405867B2 (ja) 樹脂ペースト組成物及び半導体装置
WO2011158753A1 (ja) 樹脂ペースト組成物
JP5664673B2 (ja) 樹脂ペースト組成物
JP2001181482A (ja) 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置
JP5625248B2 (ja) 樹脂ペースト組成物及び半導体装置
JP2012236873A (ja) 樹脂ペースト組成物及び半導体装置
JP2009102603A (ja) 接着剤組成物及び半導体装置
JP2002012738A (ja) 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置
JP3511129B2 (ja) 樹脂ぺースト組成物及びこれを用いた半導体装置
JP2013067673A (ja) 樹脂ペースト組成物及び半導体装置
JP2012072305A (ja) 樹脂ペースト組成物
JP2009102602A (ja) 接着剤組成物及び半導体装置
JP2009120826A (ja) 接着剤組成物及び半導体装置
JP2010225312A (ja) 樹脂ペースト組成物及び半導体装置
JP2000239616A (ja) 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置
JP4172257B2 (ja) 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置。
JP2003335924A (ja) 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置
JP2012188465A (ja) 樹脂ペースト組成物及び半導体装置
JP2002012603A (ja) 導電性樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置
WO2012124527A1 (ja) 半導体素子接着用樹脂ペースト組成物及び半導体装置
JP2010222452A (ja) 樹脂ペースト組成物及びそれを用いた半導体装置
JP2002012602A (ja) 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置
JP4600429B2 (ja) 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置
JP4419227B2 (ja) 樹脂ペースト組成物及びこれを用いた半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110509

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4752109

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term