JPH06223633A - 導電異方性電極接続用組成物および該組成物の硬化膜 - Google Patents

導電異方性電極接続用組成物および該組成物の硬化膜

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JPH06223633A
JPH06223633A JP5010766A JP1076693A JPH06223633A JP H06223633 A JPH06223633 A JP H06223633A JP 5010766 A JP5010766 A JP 5010766A JP 1076693 A JP1076693 A JP 1076693A JP H06223633 A JPH06223633 A JP H06223633A
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JP
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electrode
conductive
composition
film
silver concentration
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Withdrawn
Application number
JP5010766A
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English (en)
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Akinori Yokoyama
明典 横山
Yoshio Hayashi
善夫 林
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/321Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives

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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 絶縁フィルム上に形成された導体回路の接続
用導体部とITO電極を有する基板とを接続する接着剤
において、一般式AgX Cu1ーX (0.008≦x≦
0.4、xは原子比)で表され、かつ粒子表面の銀濃度
が平均の銀濃度より高く、平均粒子径が3〜23μmで
かつ平均粒子径±2μmの存在割合が80%以上である
球状の導電粉末1重量部、有機バインダー0.5〜10
0重量部を含有することを特徴とする異方性導電性組成
物。 【効果】 金などを用いないためコスト削減になるのみ
ならず、電極間でのショートがなく、導電粉末の多少の
変形することで接合接点を充分に確保でき、ITO電極
と絶縁フィルム上の接続用導体部間の導通にも優れ、耐
環境性にも優れた導電異方性電極接続用組成物及びその
硬化膜を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電異方性電極接続用
組成物および該組成物を硬化してなる導電異方性膜に関
するものであり、絶縁フィルム上の接続用導体部(例え
ばTAB(TAPE AUTOMATED BONDING)フィルム接続リ
ード)の、ITO電極を有する液晶パネルへの接続用導
電異方性膜として利用される。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリント配線板や液晶パネル
電極に、絶縁フィルム上にICあるいはLSI実装され
形成された導体回路(例えばTAB(tape automated b
oding))を接合する場合、絶縁フィルム上の接続用導
体部(TABフィルム接続リード)をはんだ付けにより
直接接続する方法とか、カーボンフィラーを有機バイン
ダーに分散させた導電フィルムまたはゴムをパネル電極
とTABフィルム接続リードとの間に挟み電気的接合す
る方法がとられていた。
【0003】最近、パネル電極のピッチ間が数十μmと
狭くなってきているため、充分な導電性を得るためと電
極間ショート防止のために導電性粉末を有機バインダー
に一定量分散させてパネル上ITO電極に数μmから数
十μm程度の厚みでコーテイングし、さらに、TAB上
の導体部である接続リードをパネル電極と位置合わせし
た後、接合して、パネル側から紫外線照射で硬化した
り、あるいは加熱硬化してパネルITO電極とTABと
の電気接合を確保する方法がとられてきた。この時、硬
化時に加圧してITO電極とTABフィルム接続リード
間の導電粒子による接点をさらに安定化したりする方法
もとられてきた。従って、接続リード、電極間以外の有
機バインダー中に存在する導電粒子は充分な接点が得ら
れず、接続リード、電極間方向(絶縁フィルムとITO
電極を有する基板間方向)にだけ導電性を有するもので
ある。これらが導電異方性膜として用いられているもの
である。
【0004】導電異方性膜の有機バインダーとしては、
エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリビニル樹脂、ブチラ
ール樹脂、スチレンブタジエンゴムなどのバインダーが
用いられてきた。有機バインダーの役割としては、バイ
ンダー硬化時に導体とITO電極間に存在する導電性粒
子の位置を安定に維持するためのものである。従来より
導電異方性膜に用いられる導電粒子としては、数μmか
ら十数μmのポリエステル、エポキシ、ポリスチレン樹
脂などの粒子の表面に金メッキした粒子、金メッキニッ
ケル粒子、銀粒子、ニッケル粒子などであり、これらを
有機バインダーに分散して使用されてきた(例えば、特
開平3ー129607号公報、特開平4ー242010
号公報)。
【0005】しかしながら、金メッキ樹脂粒子、金メッ
キニッケル粒子などは以下の問題点がある。金メッキ樹
脂粒子は、メッキ金の樹脂表面での付着力があまり強く
なく、電極間での圧力を加えられたときに樹脂粒子表面
から剥がれ、導電性を損ね易い。また、そのため樹脂粒
子表面の処理が複雑で、完全に金で表面を覆うためには
多量の高価な金を使用することにある。さらに、加圧時
に多少粒子形状が球状から変形されるが、この時、樹脂
粒子本体が柔らかくてひび割れが起きたりして導電性不
良を起こし易い。
【0006】金メッキニッケル粒子の場合には、やは
り、ニッケル粒子表面の金の密着力が充分でなく、加圧
して接合する場合には、メッキ金が剥がれ落ちたりす
る。そのため導電性不良を生じ易くなる。ニッケルだけ
でも導電性はあるが、表面にNiOを形成するために接
点での導電性不良となる。また、ニッケル粒子の場合に
は、硬度が高いため、加圧時に変形しにくくて、粒子径
がわずかに異なった粒子が共存した場合には接点が確保
できない粒子が存在してしまうことになる。
【0007】銀粒子も公知であるが、パネル上の電極間
どうしでのマイグレーションが起こりショートしたりし
て好ましくない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コスト高に
なる金などを用いずに、ITO電極間でのショートのな
い、かつ絶縁フィルム上に形成された接続用導体部とI
TO電極とが導電粉末の多少の変形によって充分な接点
を有する導電異方性組成物および導電異方性膜を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の通りで
ある。 1.絶縁フィルム上に形成された接続用導体部と基板上
に形成されたITO電極部とを接合する導電異方性組成
物において、該導電異方性組成物が、(A)一般式Ag
x Cu1-x (ただし、0.008≦x≦0.4、原子
比)で表され、且つ粒子表面の銀濃度が平均の銀濃度の
2.2倍より高く、表面近傍で粒子表面に向かって銀濃
度が増加する領域を有し、平均粒子径が2.5〜23μ
mで、かつ平均粒子径±2μmの存在割合が80%以上
である球状の導電粉末1重量部、及び(B)有機バイン
ダー0.5〜100重量部からなることを特徴とする導
電異方性電極接続用組成物。 2.上記1に記載の導電異方性電極接続用組成物を絶縁
フィルム上の接続用導体部とITO電極間で硬化してな
る、該接続用導体部とITO電極間方向に導電性を有す
る導電異方性電極接続用膜。
【0010】すなわち、絶縁フィルム上に形成された導
体回路を該絶縁フィルム上の接続用導体部を介して、基
板上のITO電極(インジウムーすず酸化物)に接合す
る接着剤が以下の(A)および(B)組成物からなるこ
とを特徴とする導電異方性電極接続用組成物である。
(A)一般式Agx Cu1-x (ただし、0.008≦x
≦0.4、原子比)で表され、且つ粒子表面の銀濃度が
平均の銀濃度の2.2倍より高く、表面近傍で粒子表面
に向かって銀濃度が増加する領域を有し、平均粒子径
2.5〜23μmで平均粒子径±2μmの存在割合が8
0%以上である球状の導電粉末1重量部、(B)有機バ
インダー0.5〜100重量部、および前記組成物をI
TO電極と絶縁フィルム上の接続用導体部間で硬化して
なる導電異方性電極接続用膜に関するものである。
【0011】本発明で用いられる導電性粉末は前記で示
される通りであるが、作製方法としては、本出願人によ
り既に出願されている方法が好ましい(特開平1−20
5561号公報)。中でも特に不活性ガスアトマイズ法
が好ましい。開示内容によれば、かかる組成の銅粒子と
銀粒子を黒鉛るつぼ中で溶解し、不活性雰囲気中で融液
をアトマイズし、微粉末化するものである。本発明で使
用できる導電粉末は銀量Xが0.008〜0.4(原子
比)であるが、0.008未満である場合には粒子表面
の銅成分の酸化で電極との接点抵抗が不安定になる。
0.4を超える場合には、パネル電極間での銀マイグレ
ーションによるショートの発生率が増加する。好ましく
は、0.01〜0.2である。
【0012】また、本発明で使用できる導電粉末の粒子
表面の銀濃度は、平均の銀濃度の2.2倍以上である
が、2.2倍未満である場合には、粒子表面の耐酸化性
が充分でない。好ましくは2.5〜80倍であり、さら
に好ましくは3〜50倍である。本発明で用いられる表
面の銀濃度とは、XPS(X線光電子分光分析装置:X
SAM800、KRATOS社製)を用いて測定したも
のである。測定条件は以下に示す。
【0013】導電粉末を試料台上に全面覆うように導電
性カーボン両面テープで接着し、以下の測定、エッチン
グ条件で測定した。 測定条件:マグネシウムKα線(電圧12keV 電流
10mA)、10-8torrアルゴンガス雰囲気 エッチング条件:アルゴンイオンガス 加速電圧2ke
V 10ー7torr、5分間測定、エッチングを5回繰り返
し行い、最初の2回の測定の平均値を粒子表面の銀濃度
とした。銀濃度はAg/(Ag+Cu)(原子比)であ
る。
【0014】本発明で使用できる導電粉末は平均粒子径
2.5〜23μmの球状であり、かつ平均粒子径±2μ
mの粒子の存在割合が80%以上であるが、平均粒子径
が2.5μm未満である場合には電極と導体間での両接
点が得られない。平均粒子径が23μmを超える場合に
は、導体とパネル電極間での粒子の変形率が大きすぎて
隣の電極とのショートが起こり易い。好ましくは、平均
粒子径3〜18μmであり、さらに好ましくは3〜12
μmである。また、平均粒子径±2μmの存在割合が8
0%以上であるが、80%未満であると、すなわち粒度
分布の幅が広い場合には、厚み方向の導電性において、
多数ある導体とITO電極間で導電粉末が接点を充分に
有さない組合わせが生じてしまい導通不良を起こす。好
ましくは、90%以上である。
【0015】本発明で用いる粒子径は、導電粉末をエチ
レングリコールに数十〜1mg/cm3 の濃度で分散さ
せ、レーザー回折型粒度分布測定装置(SALD110
0;島津製作所)で測定した体積積算平均粒子径、及び
体積基準の粒度分布より求められる値を示す。導電粉末
の粒子形状としては、球状のものが使用できるが、特性
を損なわない程度であれば、表面が多少凹凸があっても
構わない。かりに、鱗片状であったりすると隣の電極と
のショートが発生したり、重なりあったりして各電極間
に均等に分散されにくいなどの問題がある。
【0016】本発明の組成物は導電粉末1重量部に対し
て、有機バインダー0.5〜100重量部含有している
が、熱硬化型樹脂、熱可塑性樹脂、紫外線硬化型樹脂を
用いることができる。熱可塑性樹脂としては、熱可塑性
アクリル樹脂、ブチラール樹脂、塩化ビニル樹脂、ウレ
タン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、
スチレン系樹脂などがあげられる。
【0017】熱硬化型樹脂としては、エポキシ樹脂、レ
ゾール型フェノール樹脂、アミノ樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリイミド樹脂、熱硬化性アクリル樹脂から選ばれ
た1種類以上があげられる。エポキシ樹脂としては、ビ
スフェノルA型、ビスフェノールF型、ブロム化ビスフ
ェノールA型、脂環式エポキシ、鎖状式エポキシ、エポ
キシアクリレート、脂肪酸変性エポキシ、ポリアルキレ
ンエーテル型、ジグリシジルエステル型などがあげられ
る。また、必要に応じて、公知の反応性希釈剤を用いる
こともできる。例えば、ジグリシジルエーテル、エチレ
ングリコールジグリシジルエーテル、1、3ブタンジオ
ールジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグ
リシジルエーテルなどがあげられる。
【0018】レゾール型フェノール樹脂としては、フェ
ノール・ホルムアルデヒド型レゾール型樹脂、アルキル
フェノールレゾール型樹脂、キシレン樹脂変性レゾール
型樹脂、ロジン変性フェノール樹脂などがあげられる。
ポリイミド樹脂としては、縮合型ポリイミドやビスマレ
イド系樹脂、付加型ポリイミド樹脂があげられる。
【0019】ポリウレタン樹脂としては、ウレタンを形
成するウレタンプレポリマーが使用できるが、好ましく
は、末端活性イソシアネート基を活性水素化合物でブロ
ックしたブロックイソシアヌレートプレポリマーを主体
にするものが好ましい。これらの熱硬化型樹脂の中で
は、エポキシ樹脂を用いるものが好ましい。中でも、ビ
スフェノールA型、F型のエポキシ樹脂が好ましい。特
に、無溶剤型のエポキシ樹脂を用いるのが好ましい。必
要に応じて硬化剤を用いられ、イミダゾール系硬化剤、
有機ポリアミン、酸無水物、ジシアンジアミド、ベンゾ
グアナミンなどの公知のものを使用するのが好ましい。
硬化方法は、130〜250℃程度で加熱硬化する方法
が好ましい。この場合、あまり高い温度で硬化するとT
AB上のIC回路および液晶に悪影響を及ぼすため、で
きれば、数秒から数分で加熱硬化を終了されるものが好
ましい。好ましくは4秒から80秒程度の間である。こ
の時、0.1〜90kg/cm2 の圧力をかけて硬化さ
せるのが好ましい。加熱方法はヒーター、レーザーなど
の公知の方法でよい。
【0020】紫外線硬化型樹脂を用いる場合には、光重
合性オリゴマー、光重合性モノマーを光開始剤、光開始
助剤とともに用いられる。光重合性オリゴマーとして
は、低分子量反応性分子(数百から数千)で、ポリエス
テル、エポキシ、ウレタンなどの骨格に官能基としてア
クリル基、メタアクリル基が2つ以上付加したものであ
り、例えばエポキシアクリレート、ウレタンアクリレー
ト、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレ
ートが挙げられる。
【0021】光重合性モノマーとしては、アクリロイル
基(CH2 =CHCO−)または、メタクリロイル基
(CH2 C(CH3 )CO−)を1分子当たり1個また
は2個以上持つものであり、1個以上持つ単官能アクリ
レート(メタ)、2個以上持つ多官能アクリレート、そ
の他、ビニル基(CH2 =CH−)を持つものが好まし
い。
【0022】前記光重合性オリゴマー、モノマーととも
に用いられる光開始剤は、紫外線を吸収してラジカルを
発生しやすい物質が好ましく、アセトフェノン系、チオ
キサントン系、ベンゾイン系、パーオキサイド系の公知
の物質を用いることができる。光開始助剤としては、そ
れ自身は紫外線照射により活性化はしないが、光開始剤
とともに用いると光開始剤単独よりも開始反応が促進さ
れ、硬化反応を効率的にするものであり、脂肪族、芳香
族のアミンなどの公知の光開始助剤を使用できる。紫外
線照射により硬化する方法としては、液晶パネル上に塗
布し、TABフィルムを位置合わせして張り合わせてか
ら、液晶パネル側から紫外線照射発生装置を用いて数秒
から数十秒照射するのが良い。0.1W〜1KW/cm
2 のパワーであれば充分である。接点をさらに良好にす
うための加圧して行うのがさらに好ましい。この時、例
えば、0.1〜90kg/cm2 程度の加圧で行うのが
好ましい。
【0023】紫外線硬化型樹脂を用いる場合には、加熱
硬化型樹脂と同様に、溶剤の揮発によるガス発生を防止
するため無溶剤でもちいるのが好ましい。ただし、特性
を損なわない程度であれば多少の公知の溶剤を用いるこ
ともできる。溶剤を用いる場合には、メチルカルビトー
ル、エチルカルビトール、ブチルカルビトール及びそれ
らのアセテート、メチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ、ブチルセロソルブ及びそれらのアセテート、2、
2、4ートリメチルー1、3ペンタンジオールモノイソ
ブチレート、テルペノール、キシレン、酢酸ブチル、ト
ルエン、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトンなどが挙げられるがこれらに限ったもので
はない。
【0024】本発明の組成物は、絶縁フィルム上に形成
された導体回路の接続用導体部(例えばTABフィルム
の接続リード)と液晶パネルITO電極との接続用とし
て用いられるが、前述の導電粉末1重量部に対して、前
記有機バインダー0.5〜100重量部添加してなる
が、0.5重量部未満の場合には、電極間での導電粉末
の量が多すぎて、隣のパネル電極間でショートを起こし
てしまう。また、100重量部以上の場合には、ITO
電極と絶縁フィルム上の接続用導体部間での導電粉末の
量が少なすぎて、絶縁であるITO電極と接続用導体部
の組み合わせが存在してしまう。好ましくは、1〜80
重量部、さらに、好ましくは、1.5〜50重量部であ
る。
【0025】本発明の電極接続用組成物は、絶縁フィル
ム上接続用導体部(例えばTABフィルムの接続用リー
ド)とITO電極とを接合するものであるが、絶縁フィ
ルムの基材は、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリアミド、ポリエーテルスルフォン、ポリフェニ
レンスルフィドなどが挙げられる。基材の厚さは数十μ
mから数mm程度のものを使用することができる。
【0026】絶縁フィルム上の接続用導体部は、銅、
銀、金、銅−銀合金、すずメッキ銅、はんだメッキ銅、
アルミニウム、ニッケル、金−白金合金などの導体が挙
げられる。これらは、公知の方法で得られるもので構わ
ないが、接続用にリード形態のものが良い。リード幅と
して、数十μmから数百μmのものが特に好ましい。例
えば、TABの外部リード形態など公知の形態のもので
構わない。
【0027】一方、本発明で使用されるITO電極は、
基材として特にこだわらないが、液晶パネル電極として
用いられるITO電極が好ましい。ITO電極の厚さと
しては、数十〜数千Å程度のもので構わない。作製方法
は蒸着、スパッタリングなど公知の方法で構わない。本
発明の導電異方性電極接続用膜は、絶縁フィルム上の接
続用導体部(例えばTAB化されたICドライバー回路
の接続リード)とITO電極との接合を電極方向に対し
て行うことを目的にしたものであり、この導電異方性電
極接続用膜の厚さは数μmから数十μmが好ましい。あ
まり、膜の厚さが薄すぎると(サブμm)、隣の電極へ
導電粒子が変形して接触するためにショートをおこし易
くなる。100μmを超えるほど厚くなると、導電粒子
が充分に両導体との接続接点を有しなくなり、好ましく
ない。
【0028】本発明で指摘される導電異方性電極接続用
膜の膜厚とは、接合後断面をカットして、電子顕微鏡で
観察して測定した。また、絶縁フィルム上接続用導体部
とITO電極間の抵抗値は低ければ低い方が良いが、お
もにITO電極での抵抗値が支配的になるためITO電
極の抵抗値に比べて顕著に増加しなければ構わない。例
えば、シート抵抗値で数十ミリオームから数十オームが
達成されるものでよい。このようにして作製された導電
異方性電極接続用膜は、金を用いないためコストが安い
ことはもちろんのこと、微細電極間でのマイグレーショ
ンもなく、かつ金メッキ樹脂粉のように、加圧時に異常
なひび割れを起こしたりすることもない。また、金めっ
きニッケル粉、ニッケル粉のように硬度が高くて加圧時
の充分な接触面積が得られないこともなく、銅をベース
にするため適度の硬度を有するため、優れた接触面積と
接点での耐酸化性を示すものである。
【0029】ITO電極間でのマイグレーション及びシ
ョートの発生は、作製初期と60℃、90%RH中10
00時間、電極間に10Vの直流電圧印可した環境試験
前後でリーク電流を測定することによって調べた。以下
に実施例を示す。
【0030】
【実施例】
【0031】
【粉末作製例1】銅粒子(純度99.9重量%以上、平
均粒子径2mmφ)603g,銀粒子(純度99.9重
量%以上、平均粒子径1mmφ)54gを混合して、黒
鉛るつぼ中1700℃まで窒素雰囲気中で加熱溶解し
た。 融液をるつぼ先端より窒素雰囲気中へ噴出し、噴
出と同時に、50kg/cm2 Gの窒素ガス(純度9
9.9重量%以上)を融液に対して噴出し、アトマイズ
した。得られた導電粉末は球状で平均粒子径は10μm
であった。気流分級機(日清エンジニアリング社製 T
C−15N)を用いて5〜10μmで分級した。平均粒
子径7μmであった。この時7±2μmの範囲の粉末の
体積積算で表される存在率が87%であった。平均粒子
径7μmの粉末の表面の銀濃度は、0.6、0.5、
0.56、0.4、0.37であり、表面の銀濃度は
0.55であった。平均の銀濃度は0.05であり、表
面の銀濃度は平均の銀濃度の13倍であった。
【0032】
【粉末作製例2】銅粒子571.5g,銀粒子108g
を混合して、1750℃まで窒素雰囲気中で加熱溶解し
た。融液を窒素雰囲気中へ噴出し、噴出と同時に50k
g/cm 2 Gの窒素ガス(純度99.9%以上)を噴出
し、融液をアトマイズした。得られた導電粉末は、球状
で平均粒子径9μmであった。気流分級機を用いて、3
〜8μmで分級した。平均粒子径5μmであった。この
時、5±2μmの範囲の粉末の体積積算で表される存在
率が98%であった。
【0033】さらに、得られた平均粒子径5μmの粒子
の表面の銀濃度は0.8、0.7、0.6、05、0で
あり、表面の銀濃度は0.75であった。平均の銀濃度
は0.1であり、表面の銀濃度は平均の銀濃度の7.5
倍であった。
【0034】
【粉末作製例3】銅粒子44.5g,銀粒子324gを
混合して、黒鉛るつぼ中で1700℃までヘリウム雰囲
気中で加熱溶解した。融液をるつぼ先端よりヘリウム雰
囲気中へ噴出した。噴出と同時に、50kg/cm2
のヘリウムガス(純度99.9重量%以上)を噴出し融
液をアトマイズした。得られた導電粉末は球状であり、
平均粒子径6μmであった。気流分級機で2〜7μmで
分級した。得られた粉末の粒子径は4μmであり、4±
2μmの範囲の粒子の体積積算存在率は97%であっ
た。得られた、分級粉末の表面の銀濃度は0.9、0.
86、0.8、0.7、0.6であり、表面の銀濃度は
0.88であった。平均の銀濃度は0.3であり、表面
の銀濃度は平均の銀濃度の2.9倍であった。
【0035】
【粉末作製例4】銅粒子317g,銀粒子540gを混
合して、黒鉛るつぼ中で1700℃まで加熱溶解した。
さらに、融液をるつぼ先端より噴出して融液を50kg
/cm2G窒素ガスでアトマイズした。得られた粉末は
球状で、平均粒子径10μmであった。さらに、気流分
級機で2〜5μmでカットした。得られた粉末は平均4
μmであり、4±2μmの粒子の体積積算基準の存在率
は90%であった。分級粉の表面の銀濃度は0.9であ
り、平均の銀濃度0.5の1.8倍であった。
【0036】
【実施例1】粉末作製例1で得られた平均粒子径7μm
の粉末1重量部に対して、ビスフェノールA型液状エポ
キシ樹脂20重量部、イミダゾール系硬化剤3重量部を
加えて組成物を作製した。得られた組成物を、既に10
0μm間隔でITO電極が形成されている液晶パネル電
極上に20μm厚みで塗布した。銅導体の接続リードを
有し、ICを実装した75μm厚みのポリイミドフィル
ム(TABフィルム)を100μm幅ITO電極上に位
置合わせして張り合わせ、170℃、30秒間、圧力3
0kg/cm2 で硬化した。得られた導電異方性電極接
続用膜の厚さは10μmであった。断面を一部カットし
たところ銅導体とITO電極間に導電粉末が存在し、得
られた異方性導電膜の厚さ方向の電極と導体間での導電
性は良好であった。導電粉末は接点で多少つぶれて変形
していたが、粉末のひび割れとか見られなかった。成膜
後、及び環境試験後の各隣同士の電極間でのショート発
生率は1ppm以下であった。
【0037】
【実施例2】粉末作製例1で得られた平均粒子径7μm
の粉末1重量部に対して、ビスフェノールA型液状エポ
キシ樹脂80重量部、イミダゾール系硬化剤30重量
部、ジシアンジアミド硬化剤1重量部を混合して組成物
を作製した。得られた組成物を既にITO電極が形成さ
れている液晶パネル電極上に15μmにコーテイングし
た。70μmすずメッキ銅導体の外部接続用リードを有
する50μm厚みポリイミドフィルム(TABフィル
ム)をITO電極上に位置合わせして張り合わせ、17
0℃、10秒間、30kg/cm2 の加圧で硬化させ
た。得られた導電異方性電極接続用膜の厚さは8μmで
あり、すずメッキ銅導体とITO電極間での各組み合わ
せでの導電性は良好であった。一部カットしたところ、
各導体とITO電極との間には、導電粉末が存在してお
り、導電粉末の接点部分では変形しており、接点面積が
増加していた。しかし、粒子のひび割れや完全なつぶれ
は見られなかった。成膜後及び環境試験後での各電極間
でのショート発生率は1PPM以下であった。
【0038】
【実施例3】粉末作製例2で得られた平均粒子径5μm
の導電粉末1重量部に対して、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂1重量部、ビスフェノールA型液状エポキシ樹
脂15重量部、フェノールーホルムアルデヒド型レゾー
ル型フェノール樹脂1重量部、芳香族ポリアミン1重量
部、ブチルカルビトールアセテート1重量部を混合して
組成物とした。得られた組成物を、既にITO電極が形
成されている液晶パネル電極上に15μmの厚さでコー
テイングした。
【0039】銀導体の接続用リードを有する70μm厚
みのポリエチレンテレフタレートをITO電極上に位置
合わせして張り合わせ、150℃、70秒間、50kg
/cm2 の圧力で加熱硬化した。得られた導電異方性電
極接続用膜の厚さは7μmであった。各銀導体とITO
電極との組み合わせでの導電性は良好であった。一部を
厚さ方向にカットしたところ、各銀導体とITO電極間
には導電粉末が存在しており、導電粉末は接点部分で多
少変形しており、接点面積は増加していた。しかし、ひ
び割れや、完全な変形が見られなかった。
【0040】また、成膜後と環境試験後でのITO電極
間、銀導体間でのショートは見られなかった。
【0041】
【実施例4】粉末作製例2で得られた平均粒子径5μm
の導電粉末1重量部に対して、光重合性オリゴマーとし
て分子量1000のエポキシアクリレート10重量部、
光重合性モノマーとして、アリルアクリレート10重量
部、光重合開始剤として、ジエトキシアセトフェノン5
重量部、光重合開始助剤として、トリエタノールアミン
1重量部を混合して組成物を作製した。得られた組成物
を既にITO電極が形成されている液晶パネル電極上に
14μm厚さでコーテイングした。さらに、銀導体でな
る接続用リードを有する75μm厚さのポリフェニレン
スルフィドフィルムをITO電極上に位置合わせして張
り合わせた。さらに、液晶パネル側から、40W/cm
2 の紫外線を20秒照射しながら、30kg/cm2
圧力で硬化した。
【0042】得られた導電異方性電極接続用膜の各銀導
体とITO電極間での導電性は良好であった。また、一
部を厚み方向でカットしたところ、各銀導体とITO電
極間には導電粉末が存在していた。導電粉末は多少接点
部で変形していて接点面積が増加していた。しかし、粉
末のひび割れや完全な変形は見られなかった。また、成
膜後と環境試験後での各電極間、銀導体間でのマイグレ
ーションやショートは見られなかった。
【0043】
【実施例5】粉末作製例3で得られた平均粒子径4μm
の導電粉末1重量部に対して、液状エポキシ樹脂20重
量部、イミダゾール系硬化剤5重量部を混合して組成物
を作製した。得られた組成物を既にITO電極が形成さ
れている液晶パネル上に15μm厚さでコーテイングし
た。さらに、アルミニウム導体からなる接続用リードを
有する70μm厚みのポリアミドフィルムをITO電極
上に各導体と合うように位置合わせして張り合わせ、1
60℃、40秒間で10kg/cm2 の圧力で硬化し
た。
【0044】得られた導電異方性電極接続用膜の各アル
ミニウム導体とITO電極間での導電性は良好であり、
また、一部を厚さ方向にカットして断面を調べたとこ
ろ、各アルミニウム導体、ITO電極間には導電粉末が
存在していた。この時、導電粉末は接点不で多少変形し
ており、接点における接点面積は増加していた。しか
し、粉末のひび割れ、完全な変形による接点不良は見ら
れなかった。
【0045】
【比較例1】粉末作製例4で得られた平均4μmの導電
粉末1重量部に対して、液状エポキシ樹脂30重量部、
イミダゾール系硬化剤20重量部を混合して組成物を作
製した。得られた組成物を既にITO電極が形成されて
いる液晶パネル上に厚さ20μmでコーテイングした。
さらに、金導体で形成されている接続リードを有する7
5μmポリエーテルエーテルケトンフィルムをITO電
極上に導体を位置合わせして張り合わせ、160℃、3
0秒間、圧力30kg/cm2 で硬化した。得られた導
電異方性電極接続用膜の膜厚は6μmであった。また、
各金導体とITO電極間での導電性は良好であった。一
部を厚み方向にカットして各金導体、ITO電極間には
導電粉末が存在していた。
【0046】また、成膜後、及び環境試験後のマイグレ
ーションによる各電極間でのショート発生は顕著に起こ
った。
【0047】
【比較例2】平均粒子径3μmで3±2μmの粒子の体
積積算存在が90%である銅粉末を用いる以外は比較例
1と同様にして組成物を作製した。得られた組成物を既
にITO電極が形成されている液晶パネル上に13μm
厚みでコーテイングした。さらに、銀−銅合金導体から
なる接続用リードを有する75μmポリイミドフィルム
の接続用導体をITO電極上に位置合わせして張り合わ
せ、160℃、60秒間、40kg/cm2 で硬化し
た。得られた異方性導電膜の膜厚は3μmであった。各
銀−銅合金導体とITO電極間での導電性はやや悪かっ
た。さらに、環境試験後の導電性は著しく悪くなり、接
点での銅粉末の酸化が見られた。
【0048】
【比較例3】粉末作製例1で得られた平均粒子径7μm
の粉末1重量部に対して、液状エポキシ樹脂300重量
部、イミダゾール硬化剤20重量部を混合して組成物と
した。得られた組成物を既にITO電極が形成されてい
る液晶パネル上に15μm厚さでコーテイングした。さ
らに、銅導体からなる接続用リードを有する75μmポ
リアミドフィルム上の接続用導体部をITO電極上に位
置合わせして張り合わせた。さらに、160℃、30秒
間、40kg/cm2 の圧力で硬化した。この時、導電
異方性電極接続用膜の厚みは8μmであった。各銅導体
とITO電極での導電性を測定したところ、ところどこ
ろの電極間で導通不良が生じた。一部を厚み方向にカッ
トして調べたところ、ところどころの電極、銅導体間で
導電粉末が存在していないところが見られた。
【0049】
【比較例4】粉末作製例1で得られた粉末中、20μm
以上の粉末を分級した。平均粒子径25μmであった。
この分級粉末1重量部に対して、実施例1と同じ有機バ
インダー組成で組成物を作製した。得られた組成物をI
TO電極が形成されている液晶パネル上に30μm厚さ
でコーテイングした。さらに、銅導体で形成されている
接続用リードを有する75μm厚みのポリイミドフィル
ムをITO電極上に位置合わせして張り合わせた。さら
に、160℃、40秒間、20kg/cm2 の圧力で硬
化した。得られた異方性導電膜の厚さは7μmであっ
た。各導体とITO電極間での導通は良好であったが、
しかし、各ITO電極、各導体どうしでショートが見ら
れた。一部カットして断面を見たところ、電極間に存在
する粒子が大きすぎて隣の電極とショートしていたり変
形して大きくなりそのためショートが起こったりしてい
た。
【0050】
【比較例5】粉末作製例1で作製された導電粉末を分
級、混合操作を繰り返して、平均粒子径10μmでかつ
10±2μmの粒子の体積積算存在割合が50%の混合
導電粉末を作製した。混合導電粉末1重量部に対して、
実施例1と同じ有機バインダー組成割合で組成物を作製
した。得られた組成物を実施例1と同じITO電極、有
機フィルム、硬化条件で接合した。得られた異方性導電
膜の厚さは7μmであった。各導体とITO電極との組
み合わせにおける導通はところどころ導通不良が生じて
いた。一部厚さ方向にカットして断面を調べたところ、
ところどころの導体、ITO電極組み合わせにおいて粉
末が接点を有していないものがあった。これは、粒子径
分布が広すぎて接点不良を生じたものと思われる。
【0051】
【比較例6】平均粒子径10μmでかつ10±2μmの
粒子の体積積算あたりの存在割合が90%である金メッ
キポリスチレン粒子1重量部に対して、実施例1と同じ
有機バインダー比で組成物を作製した。得られた組成物
で実施例1と同じITO電極、有機フィルムを用いて接
続した。得られた異方性導電膜の厚さは8μmであり、
各導体とITO電極との導通は良かった。しかし、、一
部を厚さ方向にカットして導体、ITO電極間の導電粉
末の形状を調べたところ、一部でポリスチレン粒子がひ
び割れを起こしていた。環境試験にかけたところ、ひび
割れポリスチレン粒子の金メッキ部分がポリスチレン粒
子表面から剥がれ落ち、導通の悪いITO電極が増加し
た。
【0052】
【発明の効果】本発明は、金などを用いないため大幅な
コスト節減ができるのはもちろん、電極間でのショート
がなく、導電粉末がある程度変形しやすいため絶縁フィ
ルム上の接続リードとITO電極とが充分な接続導通を
有し、そのためひび割れなどのない耐環境性に優れた導
電異方性電極接続用組成物及びその硬化膜を提供するも
のである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁フィルム上に形成された接続用導体
    部と基板上に形成されたITO電極部とを接合する導電
    異方性組成物において、該導電異方性組成物が、(A)
    一般式Agx Cu1-x (ただし、0.008≦x≦0.
    4、原子比)で表され、且つ粒子表面の銀濃度が平均の
    銀濃度の2.2倍より高く、表面近傍で粒子表面に向か
    って銀濃度が増加する領域を有し、平均粒子径が2.5
    〜23μmで、かつ平均粒子径±2μmの存在割合が8
    0%以上である球状の導電粉末1重量部、及び(B)有
    機バインダー0.5〜100重量部からなることを特徴
    とする導電異方性電極接続用組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の導電異方性電極接続用
    組成物を絶縁フィルム上の接続用導体部とITO電極間
    で硬化してなる、該接続用導体部とITO電極間方向に
    導電性を有する導電異方性電極接続用膜。
JP5010766A 1993-01-26 1993-01-26 導電異方性電極接続用組成物および該組成物の硬化膜 Withdrawn JPH06223633A (ja)

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