JPH11306861A - 導電性接着剤組成物、それを有する異方導電性接着フィルム及びそのフィルムを用いた接続方法 - Google Patents

導電性接着剤組成物、それを有する異方導電性接着フィルム及びそのフィルムを用いた接続方法

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JPH11306861A
JPH11306861A JP9746398A JP9746398A JPH11306861A JP H11306861 A JPH11306861 A JP H11306861A JP 9746398 A JP9746398 A JP 9746398A JP 9746398 A JP9746398 A JP 9746398A JP H11306861 A JPH11306861 A JP H11306861A
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resin
radiation
adhesive
film
adhesive layer
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JP9746398A
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Toru Nakagawa
徹 中川
Yuji Hiroshige
裕司 弘重
Koji Ito
広治 伊藤
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピッチ幅の狭い導体を使用した電子部品の異
方導電性接着フィルムによる接続に於いて、短絡を発生
させない異方導電性接着フィルム及び同フィルムを使用
した接続方法の提供。 【解決手段】 特定の放射線硬化性樹脂と特定の熱硬化
性樹脂とを特定の比率で混合することにより得られる導
電性組成物に選択的に放射線を照射して短絡を発生させ
る恐れのない異方導電性接着フィルムを形成すること、
及びかくして形成した異方導電性接着フィルムを用いて
電子部品同士を接続することからなる方法を採用するこ
とにより上記課題が解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、放射線及び熱に
よって硬化する導電性接着剤組成物、同組成物を含む異
方導電性接着フィルム及びその異方導電性接着フィルム
を用いた導体間の電気的接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 電子機器の小型化、軽量化及び薄型化
に対応して、薄くて軽いフレキシブルプリント配線基板
(FPC)のような配線基板が電子部品を実装するため
に用いられている。また、このような配線基板は自由に
曲げられ、さらにはコネクタによる機械的、且つ電気的
な接続を必要としない。このような配線基板を機械的及
び電気的に接続するため、はんだの代わりに特開昭60
−170995号公報又は特開平4−11797号公報
に開示されている異方導電性接着フィルムが用いられる
ことが多い。一般に、異方導電性接着フィルムは、熱硬
化性樹脂又は光硬化性樹脂からなる絶縁性の接着剤層に
導電性粒子を分散させたものであり、厚さ方向に加えら
れた圧力でもって導電性粒子を凝集させて互いに接触さ
せ、その厚さ方向に沿った導電性を形成させることによ
り、機械的にも電気的にも二つの電気部品を接続するこ
とが出来るものである。特に、特開平4−117477
号公報には、熱硬化性樹脂及び光硬化性樹脂からなる絶
縁性の接着剤層に導電性粒子を分散させた異方導電性接
着フィルムが開示されている。近年、特に半導体素子又
は液晶表示素子のような電子部品の高集積化、或いは、
そのような電子部品の実装の高密度化に伴い、電子部品
との電気的な信号のやりとりを行う電極のピッチ幅が極
めて小さくなってきている。このようなピッチ幅の電極
は、異方導電性接着フィルムにより電気的に接続される
際、ピッチ幅が狭いために目的とする範囲を超えて導電
性が確保されること等により短絡回路を形成するという
現象がしばしば起こり、問題となっている。これは、各
種電子機器の小型化、より高度の集積化に対応して、導
体のピッチ幅が狭くなったために、接続工程に於ける条
件により発生する接着面に沿った方向にピッチ幅と同等
のオーダで接触している導電性粒子の存在が無視できな
くなるからである。このような短絡を防止するために、
特開平4−292803号公報には、絶縁膜を被覆した
導電性粒子を有する異方導電性接着フィルムが開示され
ている。また、導電性粒子を含む第1の層と導電性粒子
を含まない第2の層とからなる異方導電性接着フィルム
も知られている。後者のフィルムの場合は、厚さ方向に
圧力を受けたときに、第2の層の導電性粒子間に第1の
層を入り込ませて、不必要な部分での導電性が発生しな
いようにすることができると言うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上述の異方導電性接
着フィルムは、確かに、ピッチ幅の狭い電極を接続する
ためものとして知られてはいるものの、何れも市場のニ
ーズには充分には応え得るものではない。例えば、特開
平4−292803号公報に開示のフィルムの場合は、
導電性粒子が絶縁膜により被覆されているために、導電
性を確保するために加えらる絶縁膜への圧力が必ずしも
均一とならずに一部残存したりするために、接合された
部材間で異なる抵抗値を示すことがしばしば見受けられ
る。すなわち、このフィルムは良好な電気的な接続を形
成することが出来ない場合が発生することすることを予
め覚悟する必要が求められている技術であるということ
が出来る。また、2層からなる異方導電性接着フィルム
を使用する場合は、そのフィルムの厚さとしては、短絡
を防ぐのに明確に2層構造を構成することを必要とする
ために、必ず所定の厚さが確保されることが必要であ
る。しかし、ピッチ幅の狭い電極の場合は、その電極の
高さも低いために異方性導電接着フィルムを薄膜化させ
て対応しなければならないと言う現実の要求とは、相容
れないものであり、この点に於いても市場の要求を満足
させ得るものではない。また、このように薄膜化の点で
制約を受ける2層からなる異方導電性接着フィルムに於
いては、実装の密度に確実に影響を及ぼす為に、将来の
更なる電子機器の小型化、軽量化及び薄型化へのニーズ
に応え得るものとすることは出来ない。特開平4−11
7477号公報には、異方導電性接着剤として放射線硬
化性樹脂と熱硬化性樹脂とからなる組成物の利用が開示
されているが、そこで使用すべき組成物としては如何な
る特性を具備すべきかに就いては全く記載されていな
い。放射線の照射により硬化することは必要であるが、
最終的に加熱することにより接続を強固にする工程で不
可避的に発生する応力を充分に吸収出来るような流動性
を硬化後も保有する必要があり、その点での考慮は一切
なされていない。勿論、接続するに際しても短絡を回避
するためには如何なる条件が必要かに就いて、全く教示
していない。そこで、本発明は、短絡を確実に防止で
き、且つ、複雑な操作を要すること無く目的とする高密
度の実装が可能な電気的な接続をなし得る導電性接着剤
組成物、同組成物を含む異方導電性接着フィルム及びそ
のフィルムを用いた各種電子部品、電気部品などの電気
的接続方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本発明は上記課題を解
決するためになされたもので、第一には、二つの基体同
士を接続するに当たり、導体を形成する部分の導電性粒
子の流動性を確実に所望の範囲内に制御できるようにす
るために特定の放射線硬化性樹脂と特定の熱硬化性樹脂
を特定の比率で配合した組成物を接着剤として使用する
こと、第二には、同接着剤組成物よりなる異方導電性接
着フィルムを二つの基体同士の接続時に使用すること、
そして第三には、同フィルムを一の基体の表面上に設け
られている導体と接着させ、この導体部分に接着してい
る部分のみを硬化させないような手段を講じて同フィル
ムに放射線を照射して上記以外の部分を特定の流動性を
有するように硬化させ、かかる状態で、もう一つの基体
を両基体同士の導体部分が相対向するように圧接させて
フィルムの厚さ方向に導電性粒子を凝集させて導電性を
形成し、この状態で二つの基体が強固に接続されるよう
に加熱することにより上記の目的が達せられることを見
いだして、本発明を完成させたものである。より具体的
には、第一には、放射線硬化性樹脂及び熱硬化性樹脂を
含む絶縁性の接着剤樹脂と、前記接着剤樹脂中に分散し
ている導電性粒子と、からなり、前記接着剤樹脂に含ま
れる放射線硬化性樹脂の量が放射線硬化後の同接着剤の
流動性を制御するのに充分な量であり、且つ、熱硬化性
樹脂の熱硬化による発生する応力を充分に吸収できる量
であることを特徴とする導電性接着剤組成物を提供する
ものであり、第二には、請求項1に記載の導電性接着剤
組成物を含む接着剤層を備えることを特徴とする異方導
電性接着フィルムを提供するものであり、第三には、一
の基体の表面に、請求項2に記載の異方導電性接着フィ
ルムの前記接着剤層を配置する工程と、前記一の基体の
表面に設けられている導体と接している前記接着剤層以
外の接着剤層の部分に選択的に放射線の照射をして当該
部分を光硬化させる工程と、前記異方導電性接着フィル
ムを介して前記一の基体に他の基体を両基体の導体を対
向させて圧着して、対向した前記導体間にある前記接着
剤層の導電性粒子を前記接着剤層の厚さ方向に接触さ
せ、前記厚さ方向に導電性を与える工程と、前記接着剤
層全体を加熱し熱硬化させる工程と、を備えることを特
徴とする2個の基体同士を接続する方法を提供するもの
である。
【0005】
【発明の実施の形態】 以下、本発明を本願明細書に添
付した図面に触れながらその実施形態に従って説明す
る。なお、図面中、同一又は対応する機能を有する部分
は、原則として、同一の符号を付している。図1は、電
極端子(導体)14を有するプリント配線基板か、金属
電極積層ガラス基板の様な配線基板で有り得る一の基体
16と、上記一の基体16の電極端子に対応して形成さ
れている電極パッド(導体)10を有する半導体素子や
液晶表示素子のような電子部品で有り得る他の基体12
を、異方導電性フィルムを介して接続した電子部品の実
装構造20の断面図を示す。図示した実装構造20で
は、電子部品12が異方導電性接着フィルム22を介し
て配線基板18に圧着されて機械的に接続されている。
特に、電極パッド10の下方及び電極端子14の上方に
ある異方導電性接着フィルム22は、電子部品12と配
線基板18を電気的にも接続している。この異方導電性
接着フィルム22には、導電性接着剤組成物からなる接
着剤層24を含んでおり、この導電性接着剤組成物中に
は、流動性を有する接着剤樹脂26と、この接着剤樹脂
26中に分散した導電性粒子28が含まれる。この接着
剤樹脂26は、脂環式エポキシ樹脂、グリシジルエーテ
ルエポキシ樹脂等のエポキシ樹脂及びアクリル樹脂のよ
うにエックス線、紫外線若しくは可視光線などの光又は
電子線のような放射線によって硬化する放射線硬化性樹
脂と、脂環式エポキシ樹脂、グリシジルエーテルエポキ
シ樹脂等のエポキシ樹脂及びシアネートエステル樹脂の
ような熱硬化性樹脂とから構成されている。上記の放射
線硬化性樹脂としては、エネルギー密度が5mW/cm
2〜150mW/cm2の放射線で充分に硬化するもので
あることが好ましい。代表的な放射線硬化性樹脂として
は、ダイセル化学工業社製のセロキサイド2021P等
が挙げられる。熱硬化性樹脂としては、80℃〜200
℃の比較的低温で硬化し、所望の接着性を発揮できるも
のが好ましい。代表的な熱硬化性樹脂としては、ダイセ
ル化学工業社製のエポシキ樹脂GT401や、三菱ガス
化学社製のシアネートエステル樹脂BT2160RX等
が挙げられる。上記の樹脂組成物には、硬化の速度を調
整するなどの目的で、放射線硬化剤及び/又は熱硬化剤
を含んでいてもよい。
【0006】 通常、接着剤樹脂には、圧着時に10k
gf/cm2〜30kgf/cm2の圧力が掛かる。従っ
て、放射線を照射して放射線硬化性樹脂を硬化させる前
の接着剤樹脂26は、その圧着温度に於いて、好適には
102〜108センチポアズ、より好適には103〜107
センチポアズと言う粘度を有し、その結果比較的高い流
動性を示すことが好ましい。粘度が約102センチポア
ズよりも小さい場合、圧着時に樹脂が流れ過ぎ、接続す
る両端子間に樹脂及び導電粒子が殆ど残らず、そのため
に充分な接続強度及び所望とする電気的特性が得られな
い。また、粘度が約108センチポアズよりも大きい場
合には、樹脂の被着体に対する濡れ性が悪くなり、結果
として接続強度が低下し、また、両接続端子間で導電性
を確保するのに充分な程度までに導電性粒子を保持させ
ることが出来ない。一方、放射線硬化性樹脂の硬化後は
接着剤層の粘度は硬化前よりも当然高くなり、圧着温度
で、好適には104〜108センチポアズ、より好適には
105〜107センチポアズとなって、低流動性を示す。
粘度が約104センチポアズよりも小さい場合には、樹
脂の種類や接続する端子の大きさによっては、圧着時の
樹脂流動により導電粒子が凝集することがある。また、
粘度が約108センチポアズよりも大きい場合には、被
着体の材質によっては接着剤層に含まれる樹脂の被着体
に対する濡れ性が悪くなり、結果として接続強度が低下
することがあるので好ましくない。そのためには、熱硬
化性樹脂100部に対し、放射線硬化性樹脂が1〜10
0重量部、好ましくは、5〜70重量部の割合で含まれ
ていることが望ましい。このような配分とすることによ
り、熱硬化性樹脂を硬化させるときに生じる応力を吸収
緩和させることができる。放射線硬化性樹脂が、100
重量部を超える割合で含まれるときには、充分にこの応
力を吸収することが出来ないと言う問題が発生する。充
分な余裕を持ってこの応力を吸収させるためには、放射
線硬化性樹脂の量は、70重量部以下であることが好ま
しい。又、放射線硬化性樹脂の量が1重量部未満だと、
依然として放射線による硬化後であっても高い流動性を
有するために、より狭いピッチ幅の部品同士を接続する
場合には時として導電性粒子が容易に移動してしまい、
短絡経路が形成される恐れがある。即ち、接着剤層が所
望とする導体を形成し得る流動性を有しないこととな
る。
【0007】 図1に示したこの異方導電性接着フィル
ムは、その接着層24の内、電極パッド10の下方及び
電極端子14の上方にある部分24aと、それ以外の部
分24bとにおいて、異なった構成を有している。すな
わち、上記部分24aでは、この部分に置ける放射線の
照射が制限されまだ高い流動性を有している間に、接着
剤層24の厚さ方向に圧力を受け、電子部品12が配線
基板18に接着されている。上記部分24aに於いて
は、接着剤層を形成する接着剤樹脂26は上記の圧力を
受けた際に大部分が電極パッド10と電極端子14によ
りその外部に押し出され導電性粒子28が小量の樹脂と
共に電極パッド10と電極端子14との間に残り、図1
に示したように、残された導電性粒子28同士が部品の
長手方向に於いて互いに接触している。その結果、上記
部分24aでは、電子部品12と配線基板18とが機械
的に接続されているだけでなく、電極パッド10及び電
極端子14を介して電気的にも接続された状態となって
いる。それに対して、上記のそれ以外の部分24bは、
放射線の照射を受けて、低い流動性を有する接着剤剤層
24が形成された状態で、層の厚さ方向に圧力を受け
て、電子部品12が配線基板18に接着されている。こ
のとき、上記部分24bでは、図1に示したように、導
電性粒子28が接着剤層24に分散されたままで存在し
ているので、接着剤層の厚さ方向に対しては導電性は確
保されていない。その結果、上記部分24bでは、電子
部品12と配線基板18とが単に機械的に接着されてい
るにすぎない。かくして、このフィルム22を構成する
接着剤層24においては、放射線の照射を受けているか
否かにより、その厚さ方向に導電性を有する部分とそう
でない部分とが画定され、隣接する電気的接続部間での
短絡を防止することが可能となるのである。また、電極
パッド12又は電極端子18のピッチ幅がより狭くなっ
た場合でも、接着剤層24中の導電性粒子28の密度や
粒度を両者のピッチ幅に応じて適宜選択することによ
り、二つの部品間を短絡の恐れがない状態で容易に電気
的に接続することができる。
【0008】 接着剤層は10μm〜100μmの厚さ
を有していることが望ましい。このとき、放射線の照射
によりその厚さ方向に充分に接着剤層の硬化を進行させ
ることができるからである。本発明にかかる導電性接着
剤組成物に含まれる導電性粒子としては、金、銀、銅、
ニッケル等の導電性金属粒子や、このような導電性金属
でポリエチレン製等の非導電性粒子を被覆して製造され
た粒子が使用される。導電性粒子の組成物中での分散性
を良くするためにシランカップリング剤等のカップリン
グ剤が同組成物中に含まれていても良い。また、異方導
電性接着フィルム22には、粘着性を付与することによ
り電子部品12と配線基板18との間の充分な接着性を
確保させ、それにより電気的接続の信頼性をより高めて
も良い。したがって、テルペンフェノール、テルペンス
チレン等のテルペン重合体、ロジン、変性ロジン、クマ
ロンインデン樹脂、アルキルフェノール樹脂、脂肪族系
石油樹脂又は芳香族系石油樹脂のような粘着付与剤が接
着剤層としての所望な流動性の維持に支障を及ぼさない
限り接着剤樹脂26に含まれていてもよい。更に、フィ
ルム形成材としての熱可塑性樹脂が、接着剤層24の流
動性を所望の範囲内に維持させ得る限り接着剤樹脂26
に含まれていてもよい。放射線を照射することにより接
着剤層24の流動性を制御し易くするためには、異方導
電性接着フィルム22はその成分組成に於いて均一にな
っていることが好ましいので、熱可塑性樹脂としては放
射線硬化性樹脂と熱硬化性樹脂との両方に相溶性のもの
を使用することが好ましい。また、種々の熱可塑性樹脂
の中から界面接着力や粘弾性的な特性を考慮し選定する
ことにより異方導電性接着フィルム22を高い接着力を
持って被着体と接着させることも可能である。このよう
な熱可塑性樹脂としては、スチレン系エラストマー、変
性スチレン系エラストマー、ポリビニルブチラール樹
脂、フェノキシ樹脂などがあげられる。これらの熱可塑
性樹脂の使用量は、熱硬化性樹脂と放射線硬化性樹脂の
合計量100重量部に対して、通常、20重量部〜40
0重量部である。好ましくは、流動性の観点から30重
量部〜300重量部である。
【0009】 次に、図2を参照しながら、本発明にか
かる異方導電性接着フィルムを用いた電子部品同士の接
続方法を、電子部品と配線基板との電気的な接続を例に
挙げて説明する。まず、実装されるべき電子部品12の
電極パッド10に対応して形成された電極端子14を有
する配線基板18を用意する。その後、電極端子を含む
配線基板上に、上記異方導電性接着フィルム22を貼り
付ける(図2(a)参照)。このときに、基体16aが
プリント配線基板のような放射線を透過しない配線基板
18である場合、又は、基体16aが放射線を透過する
だけでなく、電極端子がITOなどの透明電極で構成さ
れているために放射線を透過する場合は、図2bに示す
ように異方導電性接着フィルム側に、放射線を透過する
基材30に電極端子14のパターンに対応して設けられ
た放射線の透過を遮断する不透部分32を有するマスク
34を配置させる。異方導電性接着フィルム22を介し
て電極端子14を上記マスク34の不透部分32で覆っ
た状態で、矢印Aの方向からこのフィルム22に放射線
(hν)を照射する。このとき、不透部分32により覆
われた部分24bでは放射線の照射が遮断され、それ以
外の部分24bでは放射線の照射がなされる(図2
(b)参照)。このとき、それ以外の部分24bを構成
する接着剤樹脂26がその放射線硬化樹脂の硬化により
粘度が高くなるため流動し難くなる。なお、放射線の照
射により硬化する放射線硬化性樹脂の反応を促進させる
ために、熱硬化性樹脂の硬化反応を開始させないような
低温で放射線硬化性樹脂を加熱してもよい。
【0010】 つぎに、このマスク34を取り除いた
後、このフィルム22を介して、電極パッド10を電極
端子14と対向させ電子部品12を配線基板18上に載
せる(図2(c)参照)。そして、図2(c)に於いて
矢印Bで示されるように、電子部品12及び配線基板1
8に圧力を与えて両者を密着させる。このとき、上記部
分24aの接着剤樹脂26は、上述したように放射線に
曝されていないので、まだ硬化していない。すなわち、
この接着剤樹脂26は、放射線に曝された接着剤樹脂2
6に比べて高い流動性を有し、圧力により容易に変形す
る。したがって、圧着の際、電極パッド10と電極端子
14との間の接着剤樹脂26が排除され、導電性粒子2
8が電極パッド10及び電極端子14に接触する。一
方、放射線に曝された接着剤樹脂26は、電子部品12
と配線基板18とを圧着させるときに加えられる程度の
圧力では実質的に流動性を示さないので、このような圧
力を受けても導電性粒子同士28を互いに接触させるこ
とはない。したがって、異方導電性接着フィルム22
は、放射線の照射によって、電極パッド10と電極端子
14との間の厚さ方向にのみ導通部分を形成し、それ以
外の部分では電気的接続部間での短絡回路の形成を防止
することが出来る(図2(d)参照)。また、電極パッ
ド10又は電極端子14のピッチの幅が狭くなっても、
低い導電性粒子28密度を有するかまたはより細かな粒
度の導電性粒子28を含むフィルム22に放射線を選択
的に照射すれば、そのフィルム22を介して両者を短絡
のない状態で電気的に接続することが可能である。その
後、電子部品12と配線基板18との接着を確実にする
ために、このフィルム22を所定の温度で加熱する。こ
の際、フィルム22の熱硬化樹脂の硬化反応が促進して
両者をさらに密着させ、図1に示した構造を得る。
【0011】 次に、電子部品の導体部分が放射線を透
過しない場合の本発明にかかる接続方法の別の実施形態
に就いて、図3を参照しながら説明する。配線基板18
が、ガラスのような放射線を透過する基体上にアルミニ
ウムのような金属及び放射線を透過しない導電性物質か
らなる電極端子14が設けられた放射線不透過性の基材
である場合であって、且つ、基体16bのように放射線
透過性のものの場合にはマスク34を用いた図2(b)
の工程にしたがう必要はない。この場合は、図2(b)
のようなマスク34を使用することなく、図3(b)に
示されるように、この配線基板18を介してその配線基
板18の裏面から放射線を照射して、電極端子14の直
上部以外の部分のフィルム22を硬化させても良い。こ
の様に、放射線不透過性の導体部分を有する電子部品の
側から放射線を照射する方法を採用したときは、配線基
板に対してマスクをかぶせることが不要になり、工程の
短縮を図ることができる。上記の工程以外の工程は、図
2を参照しながら説明したものと同様であるので省略す
る。
【0012】
【実施例】 以下、本発明を実施例に従って説明する
が、本発明はこれに限定されないことはいうまでもな
い。 (実施例1)異方導電性接着フィルムを作製するため
に、放射線硬化性樹脂としてダイセル化学工業社製の脂
環式エポキシ樹脂セロキサイド(商品名;2021P)
0.5g、熱硬化性樹脂としてダイセル化学工業社製の
脂環式エポキシ樹脂(商品名;GT401)3.5g、
粘着付与剤としてヤスハラケミカル社製のテルペンフェ
ンール樹脂(商品名;S145)3.0g、及び、熱可
塑性樹脂としてダイセル化学工業社製の熱可塑性エラス
トマー(商品名;エポフレンドA1010)3.0gを
溶媒としてのテトラヒドロフラン12.0gに溶解さ
せ、均一な溶液を調製した。その後、この溶液に5μm
の粒径を有して金メッキされたポリマー粒子である日本
化学工業社製の導電性粒子(商品名;20GNR4.6
EH)0.3gを加えて、撹拌により均一に分散させ
た。また、溶剤としてのエチルメチルケトン(MEK)
0.6gに、光硬化剤としてシクロペンタジエニル鉄(I
I)(キシレン)ヘキサフルオロアンチモネート(以下C
pFeXyと言う)0.06gと、光硬化剤の促進剤と
してのジ−ターシャリー−ブチルオキサレート(以下t
−BOXと言う)0.06gと、シランカップリング剤
としてユニカー社製のγ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン(商品名;A187)0.2gを各々加え
た溶液も予め調製した。かくして調製した2つの溶液を
均一に混合した後、その混合溶液をハンドコーティング
でもって、剥離処理をしたPET(ポリエチレンテレフ
タレート)フィルムに塗布し、約20μmの厚さの異方
導電性接着フィルムを作製した。次に、この接着フィル
ムを、アルミメタライズガラス配線基板に備えられたア
ルミニウムからなる電極端子のパターンを含むガラス基
材に貼り付けて転写した。その後、ウシオ電機社製の高
圧水銀灯(商品名;スポットキュアUIS-25102AA-01A)
用い、2200mJ/cm2(365nmでの積算量)
のエネルギーの紫外線を、この接着フィルムに上述のガ
ラス配線基板を介して照射した。それから、この接着フ
ィルムを配線基板と共にオーブンに入れ、70℃で約5
分間加熱した。この加熱条件では、熱硬化性樹脂は反応
していないことがその後の別に実施された検査により確
認された。
【0013】(実施例2)熱硬化性樹脂として三菱瓦斯
化学社製のシアネートエステル樹脂(商品名;BT21
60RX)100.0gと、放射線硬化性樹脂として脂
環式エポキシ樹脂セロキサイド(商品名;2021P)
35.0gと、光硬化剤としてCpFeXy0.21g
と、その促進剤としてt−BOX0.21g及びシラン
カップリング剤として上記のユニカー社製カップリング
剤A1876.0gと、熱可塑性樹脂として積水化学社
製の熱可塑性ポリビニルブチラール樹脂(BM1)9
0.0g及び同社製の熱可塑性樹脂(BL1)10.0g
を用い、且つ、熱硬化剤としてシクロペンタジエニル鉄
ジカルボニル2量体1.0gを追加した以外は、実施例
1と同じ方法で異方導電性接着フィルムを作製し、ガラ
ス配線基板に貼り付け、そして放射線の照射を行った。
(実施例3)光硬化剤として旭電化工業社製のカチオン
型紫外線硬化剤(商品名;SP170)1.0gを用い
た以外は、実施例2と同じ方法で異方導電性接着フィル
ムを作製し、ガラス配線基板に貼り付け、そして放射線
の照射を行った。 (実施例4)熱硬化性樹脂として東都化成社製のビスフ
ェノールA型のエポキシ樹脂(商品名;YD−011)
90.0gと、放射線硬化性樹脂として上述の脂環式エ
ポキシ樹脂セロキサイド(商品名;2021P)10.
0gと、光硬化剤としてCpFeXy1.20gと、そ
の促進剤としてt−BOX1.20g及びシランカップ
リング剤としてA1876.0gとを用い、且つ、熱硬
化剤を用いなかった以外は、実施例2と同じ方法で異方
導電性接着フィルムを作製し、ガラス配線基板に貼り付
け、そして放射線の照射を行った。本実施例では、熱硬
化性樹脂と、放射線硬化性樹脂との紫外線照射によるカ
チオン重合では、その反応性が著しく相違することを利
用した。すなわち、ビスフェノールA型のエポキシ樹脂
は、紫外線の照射を受けてカチオン重合の反応を始めて
も、顕著な反応性を示さず、示差走査熱量計による測定
(昇温速度10℃/分)によれば180℃付近で反応は
ピークを示すことが判明した。一方、脂環式エポキシ樹
脂が紫外線の照射を受けたときは、極めて顕著なカチオ
ン重合の反応性を示し、示差走査熱量計による測定(昇
温速度10℃/分)によれば60℃付近で反応はピーク
を示すことが判明した。
【0014】 つぎに、放射線の照射による異方導電性
接着フィルムの流動性の相違の確認を以下のように行っ
た。すなわち、上記各実施例により調製された異方導電
性接着フィルムをガラス配線基板に貼り付けた状態でM
EKに浸漬して流動性の相違の確認を行った。このと
き、いずれの実施例の場合においても、電極端子に接着
した異方導電性接着フィルムの接着剤層の部分は容易に
溶解し、それ以外の部分の異方導電性接着フィルムの接
着剤層は実質的に溶解しないことが判明した。従って、
電極端子に接着しており、紫外線の照射を制限された接
着剤層部分は、放射線硬化性樹脂が未硬化な為に依然と
して流動性を有し、その厚さ方向に圧着の際に圧力を受
けて導電性粒子が押さえつけられることにより電極端子
間に接触が形成されて、その方向に導電性をもつことが
できることが判明した。一方、電極端子に接しておらず
紫外線の照射を受けた接着剤層は、放射線硬化性樹脂の
硬化により流動性を失い、その厚さ方向に圧力を受けて
も導電性粒子の分散を維持し、その方向に導電粒子の接
触や短絡回路が起こらないことが判明した。
【0015】 また、上記の実施例1〜3の異方導電性
接着フィルムを介して、ガラス配線基板へのTABテー
プの圧着も試みた。使用したガラス配線基板には60μ
mのピッチ幅と、3000オングストローム(0.3μ
m)の厚さを有するアルミニウムの電極端子が備えられ
ており、また、TABテープにはポリイミイド上に錫メ
ッキが施されており、また、60μmのピッチ幅と18
μmの厚さを有する銅が電極パッドとして積層されてい
た。圧着は以下のように行った。先ず、一面にポリエチ
レンテレフタレートから成るフィルム状の基材を備えた
異方導電性接着フィルムを、ガラス配線基板表面に温度
80℃、圧力1kg/cm2、圧着時間4秒の条件で仮
圧着した。仮圧着後、基材を取り除き、実施例1と同じ
光源を使用して、4000mJ/cm2(365nmで
の積算量)のエネルギー密度を有する紫外線を、ガラス
の基体を介して異方導電性接着フィルムに照射した。次
に、異方導電性接着フィルムのもう一方の表面にTAB
テープの電極パッドを密着させた。その後、実施例1及
び実施例3で得られた異方導電性接着フィルムの場合
は、180℃で20秒間、20kg/cm2の圧力下
で、圧着を行い、ガラス配線基板とTABテープとを電
気的に繋ぐ接続回路を形成した。また、実施例2で得ら
れた異方導電性接着フィルムの場合には、110℃で加
熱した以外は、上記と同じ条件下で圧着及び接続回路の
形成を行った。かくして形成された接続回路に電流を流
して抵抗値を測定するとともに、短絡回路の有無を確認
した。測定は4端子法を用いて行った。このとき、抵抗
は中央部分の6個の電気的接続部分及び各端部の6個の
電気的接続部分、併せて18個の電気的接続部分に於い
て測定し、その時の測定された抵抗値の平均値をもって
各接続回路の抵抗値とした。抵抗値の測定は、熱サイク
ル試験と耐熱耐湿試験の2条件下で行った。熱サイクル
試験の場合は、接続回路を3週間の間相対湿度90%下
に保持しながら環境温度を2時間毎に−20℃と70℃
とに交互に変え、上記の期間経過後に抵抗値の測定を行
った。また、耐熱耐湿試験の場合は、接続回路を3週間
の間相対湿度95%、温度60℃に保持し、上記期間経
過後の各回路の抵抗値の測定を行った。その結果は下記
の表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】 表1には、実施例1〜3に於いて得られ
た接続回路に於ける各抵抗値の測定結果が示されてい
る。表1に示された結果から明らかな通り、各実施例に
於いて形成された接続回路の場合には、回路形成直後に
於いても、また、熱サイクル試験、耐熱耐湿試験の両虐
待試験条件下の何れに於いてもそれぞれ所定の範囲内の
低い抵抗値を示し、高い信頼性を有する電気的接続を形
成することができることが示された。この結果、上記実
施例の異方導電性接着フィルムの場合には、いずれも紫
外線を選択的に照射してその厚さ方向に導電性を有する
部分を接着剤層に選択的に形成することにより短絡を確
実に防止できることが判明した。
【0018】
【発明の効果】 かくして、本発明によれば、ピッチ幅
の狭い電子部品同士の電極端子同士を短絡を形成させる
こと無く、確実に導電性を確保させて接続させることの
できる導電性接着剤組成物、同接着剤組成物よりなる異
方導電性接着フィルム、同接着フィルムを使用した電子
部品同士を電気的に接合できる接続方法が提供されると
言う効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる異方導電性フィルムを使用し
て接続した電子部品の実装状態を示す断面図である。
【図2】 本発明にかかる電子部品の接続方法の一実施
形態を示す工程図である。
【図3】 本発明にかかる電子部品の接続方法の別の実
施形態を示す工程図である。
【符号の説明】
10…電極パッド(導体)、12…電子部品、14…電
極端子(導体)、16…基体、16a…基体(放射線不
透過性基体)、16b…放射線透過性基体、18…配線
基板、20…実装構造、22…異方導電性接着フィル
ム、24…接着剤層、24a…電極端子または電極パッ
ドと接着している接着剤層の部分、24b…24a以外
の接着剤層の部分、26…接着剤樹脂、28…導電性粒
子、30…基材、32…不透明部分、34…マスク、A
…放射線の照射方向、B…圧着の際に加えられる圧力の
方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 広治 神奈川県相模原市南橋本3−8−8 住友 スリーエム株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線硬化性樹脂及び熱硬化性樹脂を含
    む絶縁性の接着剤樹脂と、 前記接着剤樹脂中に分散している導電性粒子と、からな
    り、 前記接着剤樹脂に含まれる放射線硬化性樹脂の量が放射
    線硬化後の同接着剤の流動性を制御するのに充分な量で
    あり、且つ、熱硬化性樹脂の熱硬化による発生する応力
    を充分に吸収できる量であることを特徴とする導電性接
    着剤組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の導電性接着剤組成物を
    含む接着剤層を備えることを特徴とする異方導電性接着
    フィルム。
  3. 【請求項3】 一の基体の表面に、請求項2に記載の異
    方導電性接着フィルムの前記接着剤層を配置する工程
    と、 前記一の基体の表面に設けられている導体と接している
    前記接着剤層以外の接着剤層の部分に選択的に放射線の
    照射をして当該部分を光硬化させる工程と、 前記異方導電性接着フィルムを介して前記一の基体に他
    の基体を両基体の導体を対向させて圧着して、対向した
    前記導体間にある前記接着剤層の導電性粒子を前記接着
    剤層の厚さ方向に接触させ、前記厚さ方向に導電性を与
    える工程と、 前記接着剤層全体を加熱し熱硬化させる工程と、を備え
    ることを特徴とする2個の基体同士を接続する方法。
JP9746398A 1998-04-09 1998-04-09 導電性接着剤組成物、それを有する異方導電性接着フィルム及びそのフィルムを用いた接続方法 Withdrawn JPH11306861A (ja)

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