JP2002178211A - 超高圧cbn焼結体エンドミル - Google Patents

超高圧cbn焼結体エンドミル

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JP2002178211A
JP2002178211A JP2000380273A JP2000380273A JP2002178211A JP 2002178211 A JP2002178211 A JP 2002178211A JP 2000380273 A JP2000380273 A JP 2000380273A JP 2000380273 A JP2000380273 A JP 2000380273A JP 2002178211 A JP2002178211 A JP 2002178211A
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outer peripheral
margin
end mill
sintered body
cbn sintered
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Noriyuki Matsushita
敬之 松下
Masuo Saito
益生 斉藤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1081Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft with permanently fixed cutting inserts 
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2226/00Materials of tools or workpieces not comprising a metal
    • B23C2226/12Boron nitride
    • B23C2226/125Boron nitride cubic [CBN]

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チッピングの発生を防止して耐久性を向上さ
せるとともに、優れた加工精度が得られるようにする。 【解決手段】 超高圧CBN焼結体28にて構成されて
いる外周刃22に、0.01mm〜0.02mmの幅寸
法(マージン幅tm )で外周刃22と同一径の円弧状の
マージン32を設けたため、刃先の微小チッピングの発
生が抑制されて耐久性が向上するとともに、マージン幅
m が0.01mm〜0.02mmと極めて狭いため、
マージン無しの場合と同程度の切れ味が維持されて優れ
た加工面粗さが得られる。また、マージン32に続いて
第一逃げ面34を二番取り研削する際に、マージン32
との境界位置が多少ずれても刃先の径寸法が一定に維持
され、二番取り研削が容易になるとともにスクエアエン
ドミル10による加工の寸法精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンドミルに係り、
特に、外周刃が超高圧CBN焼結体にて構成されている
エンドミルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】刃部がダイヤモンド焼結体にて構成され
ているとともに、その刃部に0.1mm〜0.2mmの
幅寸法で直線状のマージンが設けられているフライス工
具が、特開2000−218424号公報に記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外周刃
が超高圧CBN(立方晶窒化硼素)焼結体にて構成され
ているエンドミルにおいて、従来技術のように0.1m
m〜0.2mmの幅寸法で直線状のマージンを設ける
と、初期段階で、切れ味が不足し、設定した切込み量だ
け加工できないという問題があった。すなわち、直線状
のマージンは実質的に逃げとして機能するため、刃先か
らマージン無しで逃げを設ける場合と同様に刃先強度が
低下し、チッピングが生じ易くなるのである。また、刃
先から直接二番取りを施すことになるため、特に軸線に
対してねじれたねじれ刃の場合、工具製作時に刃先径寸
法および円筒度に対し精度が出し難く、その刃先径のバ
ラツキや円筒度の寸法誤差に起因して加工精度が制約さ
れる。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、チッピングの発生を
防止して耐久性(寿命)を向上させるとともに、優れた
加工精度が得られるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、外周刃が超高圧CBN焼結体にて構
成されているエンドミルであって、前記外周刃には0.
005mm〜0.05mmの幅寸法でその外周刃と同一
径の円弧状のマージンが設けられていることを特徴とす
る。
【0006】第2発明は、第1発明の超高圧CBN焼結
体エンドミルにおいて、(a) 前記外周刃は、超硬合金の
台座に前記マージン幅よりも厚い所定の厚さで前記超高
圧CBN焼結体が一体に積層された平板状の積層チップ
にて構成されており、(b) その積層チップの前記超高圧
CBN焼結体側の表面が前記外周刃のすくい面となる姿
勢で工具本体に一体的に固設されるとともに、外周側の
側部が円筒研削されることによってその超高圧CBN焼
結体の稜線部に前記外周刃が形成されていることを特徴
とする。
【0007】第3発明は、第2発明の超高圧CBN焼結
体エンドミルにおいて、前記積層チップは長手形状を成
しているとともに、工具軸線に対して傾斜した姿勢で前
記工具本体に固設され、前記円筒研削によってその工具
軸線まわりにねじれた外周刃が形成されていることを特
徴とする。
【0008】
【発明の効果】本発明の超高圧CBN焼結体エンドミル
によれば、外周刃に0.005mm〜0.05mmの幅
寸法でその外周刃と同一径の円弧状のマージンが設けら
れているため、刃先の微小チッピングの発生が抑制され
て耐久性が向上するとともに、マージン幅が0.005
mm〜0.05mmと極めて狭いため、マージン無しの
場合と同程度の切れ味が維持されて優れた加工面粗さが
得られる。なお、マージン幅が0.005mmよりも小
さいとチッピング防止効果が十分に得られず、0.05
mmよりも大きくなると、切れ味が低下して加工面粗さ
が損なわれる。
【0009】また、外周刃と同一径の円弧状のマージン
が設けられているため、マージンに続いて逃げ面を二番
取りする際にマージンとの境界位置が多少ずれても刃先
の径寸法が一定に維持され、二番取り研削が容易になる
とともに本エンドミルによる加工の寸法精度が向上す
る。
【0010】第2発明では、超硬合金の台座に超高圧C
BN焼結体を一体に積層した平板状の積層チップが工具
本体に一体的に固設され、円筒研削されることによって
超高圧CBN焼結体の稜線部に外周刃が形成されている
ため、超高圧CBN焼結体にて構成されている外周刃の
寸法精度が高いエンドミルを簡単且つ安価に製造でき
る。また、第3発明では、工具軸線に対して傾斜する姿
勢で積層チップが配設されることにより、軸線まわりに
ねじれた外周刃が形成されているため、切屑の排出性能
が優れているとともに切削抵抗が小さいねじれ刃の外周
刃を有するエンドミルを簡単且つ安価に製造できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の超高圧CBN焼結体エン
ドミルは、焼入れ鋼や鋳鉄などの高硬度の難削材を対象
とした高精度、高速加工に好適に適用されるが、切削加
工が比較的容易な他の材料の切削加工にも使用できるこ
とは勿論である。エンドミルとしては、スクエアエンド
ミルなど種々のものに適用可能である。また、外周刃
は、第3発明のように工具軸線まわりにねじれたねじれ
刃であることが望ましいが、工具軸線と平行な直刃のエ
ンドミルに適用することも可能である。
【0012】外周刃のマージンのマージン幅は、0.0
05mm〜0.05mmの範囲内であれば良いが、更に
望ましくは0.01〜0.02mmの範囲内が適当であ
る。マージンに続いて設けられる逃げ面の逃げ角は適宜
設定されるが、例えば焼入れ鋼や鋳鉄などの高硬度材の
加工用の場合、8°〜15°程度の範囲内が適当で、1
0°〜12°程度の範囲内が望ましい。外周刃のすくい
角についても適宜設定されるが、同じく焼入れ鋼や鋳鉄
などの高硬度材の加工用の場合、5°〜−15°程度の
範囲内が適当で、0°〜−10°程度の範囲内が望まし
い。外周刃の数は適宜定められ、2枚以上が望ましい。
【0013】本発明の超高圧CBN焼結体エンドミル
は、第2発明のように積層チップを用いて超高圧CBN
焼結体側の表面がすくい面となる姿勢で配設することが
望ましいが、少なくとも外周刃が超高圧CBN焼結体に
て構成されておれば良く、例えば直刃の場合に上記積層
チップの超高圧CBN焼結体側の表面が外周刃の逃げ面
側になる姿勢で工具本体に配設することも可能である。
【0014】積層チップ等の超高圧CBN焼結体の厚さ
は、所望の耐摩耗性が得られるように0.3mm以上が
望ましく、第2発明のような配設形態では0.3mm〜
1.0mm程度の範囲内が適当である。第2発明の工具
本体は、例えば超硬合金にて構成され、積層チップをロ
ウ接することが望ましい。
【0015】第3発明のように、平板状の積層チップを
工具軸線に対して傾斜した姿勢で工具本体に配設して円
筒研削する場合、積層チップが例えば長方形の場合、長
手方向の端部の研削量が多くなるため、平面内において
円弧形状に湾曲した平板状の積層チップを採用すること
もできる。
【0016】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ
詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例である超高
圧CBN焼結体スクエアエンドミル10(以下、単にス
クエアエンドミル10という)を示す図で、(a) は先端
の刃部14付近を工具軸線Oと直角な方向から見た正面
図、(b) は先端側から見た端面図、(c) は外周刃22付
近を示す工具軸線Oと直角な拡大断面図である。このス
クエアエンドミル10は、超硬合金にて構成されている
円柱形状のシャンク12の先端部に刃部14を同軸に一
体に備えており、刃部14には、超硬合金の工具本体1
6に一対のチップ取付座18が設けられて、積層チップ
20がロウ接により一体的に固設されているとともに、
その積層チップ20に外周刃22および底刃24が形成
されている。
【0017】積層チップ20は、超硬合金の台座26に
所定の厚さの超高圧CBN焼結体28が一体に積層され
た2層構造を成すもので、超高圧CBN焼結体28側の
表面30がすくい面となり且つ工具軸線Oに対して所定
の傾斜角度(実施例では長手方向の中央付近で約10
°)で傾斜する姿勢で工具本体16に固設されており、
外周刃22は軸線Oの右まわりにねじれたねじれ刃とさ
れている。積層チップ20の外周部は、刃部14におけ
る工具本体16の外周面よりも外側へ突き出しており、
超高圧CBN焼結体28の外周側の角部の稜線によって
外周刃22が構成されている。また、外周刃22には、
外周刃22と同一径の円弧状のマージン32が設けられ
ているとともに、そのマージン32に続いて第一逃げ面
34、第二逃げ面36が形成されている。第一逃げ面3
4、第二逃げ面36は、例えば図1(c) に示す断面図の
状態で直線になるフラット形状とされるが、外側に凸に
なるエキセントリック形状や内側へ凹んだコーンケイブ
形状などでも良い。
【0018】本実施例のスクエアエンドミル10は、焼
入れ鋼や鋳鉄などの高硬度の難削材加工用のもので、各
部の寸法の具体例を説明すると、外周刃22の直径は1
2mmで、すくい面30のすくい角γは0°〜−10°
の範囲内で、マージン32のマージン幅tm は0.01
mm〜0.02mmの範囲内で、第一逃げ面34の幅寸
法は0.4mm〜0.5mmの範囲内で、第一逃げ角α
1 は10°〜12°の範囲内で、第二逃げ角α2 は22
°〜25°の範囲内である。なお、図面の寸法や角度は
必ずしも正確な割合や角度で示したものではない。
【0019】底刃24も、外周刃22と同様に超高圧C
BN焼結体28の稜線部に設けられており、その底刃2
4にはマージン無しで6°〜7°程度の逃げ角の逃げ面
が設けられている。また、中凹角は1°〜1.5°の範
囲内で、外周刃22と繋がるコーナのR(半径)は0.
08mm〜0.1mmの範囲内である。
【0020】次に、このようなスクエアエンドミル10
の製造方法について説明すると、積層チップ20は、台
座26にCBN粉末材料(バインダなどを含む)を載せ
てプレス機械により超高圧で焼結することによって製造
されるとともに、ワイヤカット放電加工により切断さ
れ、工具本体16へ固設する前の状態では図2の(a) に
示すように長方形の平板状(薄い直方体)を成してい
る。実施例では、積層チップ20の長手方向の長さ寸法
は約16mm、幅寸法は約3.5mm、厚さは約1.6
mmで、その内の超高圧CBN焼結体28の厚さは約
0.5mmである。一方、チップ取付座18は、断面が
略V字形状(略直角)を成しているとともに、工具軸線
Oに対して所定の傾斜角度(実施例では約10°)で傾
斜する方向に一直線に設けられており、積層チップ20
は、図2の(b) に示すように台座26側の背面38が第
一座面18aに密着するとともに、一方の側面が第二座
面18bに密着する状態で、ロウ接により一体的に固設
される。
【0021】チップ取付座18は、外周刃22のすくい
面を構成する表面30が所定のすくい角γになるととも
に、積層チップ20の外周側の側部が長手方向の全長に
亘って工具本体16から所定寸法以上突き出すように、
具体的には目的とする外周刃22の径寸法よりも外側へ
突き出すように、設けられる。そして、その積層チップ
20の外周側の側部に、ダイヤモンド砥石などで円筒研
削を施し、図2の(c)に示すように工具軸線Oを中心と
する円筒面40を形成することにより、表面30と円筒
面40とが交差する角部、すなわち超高圧CBN焼結体
28の外周側の角部の稜線部分に外周刃22が形成され
る。その後、すくい面を含む溝部の仕上げ研削や前記第
一逃げ面34、第二逃げ面36の二番取り研削、或いは
底刃24の仕上げ研削などを施すことにより、図1に示
す目的とする形状のスクエアエンドミル10が得られ
る。
【0022】このようなスクエアエンドミル10におい
ては、外周刃22に0.01mm〜0.02mmの幅寸
法(マージン幅tm )で外周刃22と同一径の円弧状の
マージン32が設けられているため、刃先の微小チッピ
ングの発生が抑制されて耐久性が向上するとともに、マ
ージン幅tm が0.01mm〜0.02mmと極めて狭
いため、マージン無しの場合と同程度の切れ味が維持さ
れて優れた加工面粗さが得られる。
【0023】また、外周刃22と同一径の円弧状のマー
ジン32が設けられているため、マージン32に続いて
第一逃げ面34を二番取り研削する際にマージン32と
の境界位置が多少ずれても刃先の径寸法が一定に維持さ
れ、二番取り研削が容易になるとともにスクエアエンド
ミル10による加工の寸法精度が向上する。
【0024】また、本実施例では、超硬合金の台座26
に超高圧CBN焼結体28を一体に積層した平板状の積
層チップ20が工具本体16に一体的に固設され、円筒
研削されることによって超高圧CBN焼結体28の稜線
部に外周刃22が形成されているため、超高圧CBN焼
結体28にて構成されている外周刃22の寸法精度が高
いスクエアエンドミル10を簡単且つ安価に製造でき
る。
【0025】また、工具軸線Oに対して傾斜する姿勢で
積層チップ20が配設されることにより、軸線Oまわり
にねじれた外周刃22が形成されているため、切屑の排
出性能が優れているとともに切削抵抗が小さいねじれ刃
の外周刃22を有するスクエアエンドミル10を簡単且
つ安価に製造できる。
【0026】ここで、上記2枚刃のスクエアエンドミル
10において、マージン幅tm を約0.04mmとした
本発明品(マージン有り)と、マージン32を設けるこ
となく外周刃22から直接第一逃げ面34、更に第二逃
げ面36を設けた点が異なるだけの比較品(マージン無
し)とを用意し、以下の加工条件で切削加工を行って耐
久性を試験したところ、図3に示す結果が得られた。 (加工条件) 被削材質:SKD61(合金工具鋼、50HRC) 切削方法:側面ダウンカット 切削油剤:エアーブロー 使用機械:横型マシニングセンタ 回転数:377m/min(10000min-1) 1刃当りの送り量:0.05mm/t 切込み深さ:aa =12mm、ar =0.06mm
【0027】図3(a) は、外周逃げ面摩耗に基づいて寿
命判定を行った結果で、本発明品(マージン有り)は更
に継続切削可能であるが、比較品(マージン無し)は、
約16mで切削部と非切削部との境界にチッピングが発
生して寿命となった。図3の(b) は、外周逃げ面摩耗の
摩耗幅を所定の切削距離で測定した結果を示す図で、本
発明品(マージン有り)は摩耗幅が0.04mm〜0.
05mm程度で殆ど変化せず、優れた耐久性が得られる
ことが分かる。
【0028】また、図4は上記耐久性試験において切削
距離が7mの部分の加工面粗さ(R y :最大高さ、R
a :算術平均粗さ)を測定した結果で、軸方向の加工面
粗さは比較品(マージン無し)の方が優れているが、進
行方向の加工面粗さは略同じで、軸方向および進行方向
のうち面粗さが悪い方を用いて面全体で判断した場合は
殆ど同じであり、本発明品(マージン有り)はマージン
32の存在に拘らず比較品(マージン無し)と同程度の
良好な切れ味が得られる。
【0029】図5は、同じく前記耐久性試験において切
削距離が7mの部分の工具軸方向における加工面の倒れ
を測定した結果で、本発明品(マージン有り)では約3
μmであったのに対し、比較品(マージン無し)は約7
μmで、倍以上の加工精度が得られた。なお、参考のた
めに超硬合金製の4枚刃エンドミルおよび2枚刃エンド
ミル(何れもマージン無し)についても同じ加工条件で
加工面の倒れを調べたところ、それぞれ5μm、35μ
mで、本発明品が最も倒れが小さかった。
【0030】なお、上記耐久性試験では、マージン幅t
m が約0.04mmであるが、加工公差を考慮するとマ
ージン幅tm が0.05mm以下であれば同様の効果が
得られるものと考えられる。
【0031】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、
本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加
えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である超高圧CBN焼結体ス
クエアエンドミルを示す図で、(a) は刃部付近の正面
図、(b) は工具先端側から見た端面図、(c) は外周刃付
近の拡大断面図である。
【図2】図1のスクエアエンドミルに設けられている積
層チップを説明する図で、(a)は工具本体に固設する前
の斜視図、(b) は工具本体に固設した状態の断面図、
(c) は円筒研削によって外周刃が形成された状態の断面
図である。
【図3】本発明品と比較品とを用いて耐久性試験を行っ
た結果を説明する図である。
【図4】図3の耐久性試験において切削距離が7mの部
分の加工面粗さを測定した結果を示す図である。
【図5】図3の耐久性試験において切削距離が7mの部
分の加工面の倒れを測定した結果を示す図で、参考のた
めに超硬合金製エンドミルについて調べた結果を併せて
示した図である。
【符号の説明】
10:超高圧CBN焼結体スクエアエンドミル 1
6:工具本体 20:積層チップ 22:外周刃
26:台座 28:超高圧CBN焼結体30:表面
(すくい面) 32:マージン tm :マージン幅

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周刃が超高圧CBN焼結体にて構成さ
    れているエンドミルであって、 前記外周刃には0.005mm〜0.05mmの幅寸法
    で該外周刃と同一径の円弧状のマージンが設けられてい
    ることを特徴とする超高圧CBN焼結体エンドミル。
  2. 【請求項2】 前記外周刃は、超硬合金の台座に前記マ
    ージン幅よりも厚い所定の厚さで前記超高圧CBN焼結
    体が一体に積層された平板状の積層チップにて構成され
    ており、 該積層チップの前記超高圧CBN焼結体側の表面が前記
    外周刃のすくい面となる姿勢で工具本体に一体的に固設
    されるとともに、外周側の側部が円筒研削されることに
    よって該超高圧CBN焼結体の稜線部に前記外周刃が形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の超高圧
    CBN焼結体エンドミル。
  3. 【請求項3】 前記積層チップは長手形状を成している
    とともに、工具軸線に対して傾斜した姿勢で前記工具本
    体に固設され、前記円筒研削によって該工具軸線まわり
    にねじれた外周刃が形成されていることを特徴とする請
    求項2に記載の超高圧CBN焼結体エンドミル。
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