JPH0929531A - 仕上げ用エンドミル - Google Patents

仕上げ用エンドミル

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Publication number
JPH0929531A
JPH0929531A JP20769495A JP20769495A JPH0929531A JP H0929531 A JPH0929531 A JP H0929531A JP 20769495 A JP20769495 A JP 20769495A JP 20769495 A JP20769495 A JP 20769495A JP H0929531 A JPH0929531 A JP H0929531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flank
width
end mill
clearance
cutting
Prior art date
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Pending
Application number
JP20769495A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Kishimoto
潔 岸本
Yasuo Konya
康夫 紺谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Moldino Tool Engineering Ltd
Original Assignee
Hitachi Tool Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Tool Engineering Ltd filed Critical Hitachi Tool Engineering Ltd
Priority to JP20769495A priority Critical patent/JPH0929531A/ja
Publication of JPH0929531A publication Critical patent/JPH0929531A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2210/00Details of milling cutters
    • B23C2210/04Angles
    • B23C2210/0407Cutting angles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 主として工作機械による仕上げ切削の高速加
工化に対応する高精度なエンドミルを提供することを目
的とする。 【構成】 エンドミルのねじれ角が25°ないし50°
であって、逃げ角が0.5°ないし2°である第一逃げ
面と、5°以上である第二逃げ面とを備え、該第一逃げ
面の幅を第二逃げ面の幅の1/2以下にした。また、上
記第一逃げ面の仕上げ面粗さをRmax1μm以下にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として工作機械で仕
上げ切削の用途に用いるエンドミルに関するものであ
り、詳しくは仕上げ切削の高速加工化に対応する高精度
なエンドミルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】仕上げ切削に用いるエンドミルの要件
は、切れ刃が切削性に優れ、工具回転時の切れ刃の振れ
が極小であり、かつ工具摩耗が容易に仕上げ面を劣化さ
せないことである。従来例としては、特開昭62−20
3712に示されたサ−メットソリッドエンドミルがあ
り、これは工具材料にサ−メットを用い、40°〜50
°のねじれ角を備え、さらに円弧状ランドを付したもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】従来品では切れ刃を
補強し、サ−メットの特性を活用する目的で円弧状ラン
ドすなわち狭小な幅の外周円筒部が付されているが、切
削時はこれが切削面にバニッシング効果を与え、面粗さ
と面精度を改善することが知られている。しかし、これ
を高速切削で、とくにダウンカットで使用すると円弧状
ランド全面が同時にワ−クに喰付くように作用し、切削
性を悪くして、工具材料にサ−メットを用いているとは
いえ、仕上げ切削用としては必ずしも十分ではないとい
う問題があった。また、摩耗した工具を再研削により再
生するとき、円弧状ランドの研削は円筒研削盤またはこ
れと同じ機能をもつ設備が必要であるうえ、センタ穴が
除去された状態下のシャンク基準研削は技能に熟練を要
し、新製時の性能の再現が難しいという問題があった。
【0004】
【本発明の目的】本発明は、以上のような背景のもとに
なされたものであり、切れ刃が切削性に優れ、工具回転
時の切れ刃の振れを極小にでき、かつ工具摩耗の生成を
抑えて容易に仕上げ面を劣化しない仕上げ切削の高速加
工化に対応する高精度なエンドミルを提供することを第
一の目的とする。次に、摩耗した工具の再研削に際し
て、特別の設備を必要としないで容易に高精度なエンド
ミルを得ることを第2の目的とする。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ねじれ角が25°ないし50°であっ
て、逃げ角が0.5°ないし2°である第一逃げ面と、
5°以上である第二逃げ面とを備え、該第一逃げ面は、
その幅を第二逃げ面の幅の1/2以下に、仕上げ面粗さ
を1μmRmax以下に仕上げるという技術的手段を講
じ、たものである。また、複数のねじれた切れ刃を有す
るエンドミルにおいて、シャンク基準で測定した切れ刃
の振れを5μm以下にしたものである。
【0006】
【作用】仕上げ切削において満足に用をなすためには、
エンドミル切れ刃自身の寸法精度および研削面粗さが良
好でなければならず、その達成手段として円筒研削法を
用いて外周切れ刃に円弧状ランドを付すことがある。本
発明は、通常の逃げ角を有する逃げ面の前方に、円弧状
ランドに代わる狭小な幅で小さな逃げ角を有する逃げ
面、すなわち第一逃げ面を設けたものである。第1逃げ
面の加工には円筒研削ではなく、逃げ面研削用の工具研
削盤を利用するが、望ましくはエキセントリックリリ−
フ刃付け研削法による。エキセントリックリリ−フ研削
法は砥石に研削すべき勾配を予め付して、それをエンド
ミル切れ刃にねじれ角を利用して転写するが、砥石勾配
が緩いほど機械誤差などによる振れ精度の狂いが生じに
くく都合がよい。
【0007】第一逃げ面は、円弧状ランドと同様に切れ
刃の振れを極小にし寸法精度を保つとともに、切削面に
バニッシング効果を与え面粗さと面精度を細密にする。
本発明によれば、通常の逃げ面研削によっても切れ刃の
振れを円筒研削に匹敵する5μm以下とすることが可能
になる。ダウンカット切削による場合は切削時の切れ刃
の軌跡が逃げ角をマイナスするように作用するため、円
弧状ランドは見かけ上負の逃げ角とみなされる。これを
回避するため、わずかな逃げ角を付すのである。
【0008】ここで、ねじれ角が25°ないし50°で
あることについては、仕上げ切削用として切削性を重視
した限定であるとともに、エキセントリックリリ−フ刃
付け法が採用しやすい範囲としたものである。逃げ角が
0.5°ないし2°であることについては、ダウンカッ
トで高速加工を行なう場合においても第一逃げ面とワ−
クにクリアランスがあり、かつ円弧状ランドと同様にバ
ニッシング作用が期待できる範囲に限定したものであ
る。第一逃げ面の幅はバニッシング効果と関係し、エン
ドミルの刃径によって変化すべきものであるが、その幅
は第二逃げ面の幅の1/2以下程度で十分であり、必要
以上に大きいと弊害が生じる。また、第一逃げ面の仕上
げ面粗さを1μmRmax以下に仕上げたことについて
は、切れ刃エッジの粗さがワ−クに転写されることに注
目した限定である。尚、本発明において第一逃げ面は従
来のマ−ジンに代わって設けたものであるから、第二逃
げ面に続いて第三の、あるいはそれ以上の逃げ面を設け
てもよいことは言うまでもない。
【0009】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて説明する。図1は本発明になるエンドミルの正面図
を示し、1はその本体である。本体1はソリッドの超硬
合金からなり、その一端は直径12mm、ねじれ角45
°の2枚の外周切れ刃3を備えた刃部2を構成してい
る。外周切れ刃3は図2の断面拡大図に示すように幅
0.2mmで逃げ角1°の第一逃げ面4と幅1mmで逃
げ角10°の第二逃げ面5とが設けられている。そして
その後部は角度20°の三番面へと繋がっている。本体
1の他端は直径12mmのシャンク9となっていて、こ
れを基準に切れ刃の寸法精度が決定される。
【0010】このエンドミルは、外周に円弧状ランドが
付されていた仕上げ切削用エンドミルを、使用後NC工
具研削盤によりダイヤモンド砥石を用いてエキセントリ
ックリリ−フ刃付け研削法にて再研削したものであっ
て、シャンク基準で外周振れは0.002μm、研削面
粗さは0.8μmRmaxであった。このエンドミルは
2枚刃であって底刃にセンタ穴が付されていないため、
円弧状ランドの研削には専用の設備と治工具を使用する
など困難を伴っていたが、本発明を適用することにより
一般エンドミルの再研削と同じ方法で、容易に仕上げ用
エンドミルを得ることができるようになった。
【0011】上記のエンドミルを、立て型マシニングセ
ンタを用い、切り込み0.2mmでS45C材の仕上げ
切削に供した。切削速度113m/min、送り240
mm/minの条件で、ダウンカットで切削のところ、
切削面粗さ1.2μmRmaxの非常に良い結果を得る
ことができた。これは、仕上げ切削の必須条件である切
れ刃の振れの極小化と、円弧状ランドに代わって逃げ角
をもつ逃げ面を設けて切れ味を改善したこととの相乗効
果とであり、本発明によれば高精度な仕上げが達成でき
る。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、仕上げ切
削用のエンドミルにおいて改善がなされた結果、高速切
削で仕上げ切削が可能なエンドミルを容易に得ることが
できるようになったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例を示し、その正面図
である。
【図2】図2は、図1の断面拡大図である。
【図3】図3は、従来品1の断面拡大図である。
【図4】図4は、エキセントリックリリ−フ刃付け研削
の構成を示す。
【符号の説明】
1 本体 2 刃部 3 外周切れ刃 4 第一逃げ面 5 第二逃げ面 6 第一逃げ角 7 第二逃げ角 8 シャンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のねじれた切れ刃を有するエンドミ
    ルにおいて、ねじれ角が25°ないし50°であって、
    逃げ角が0.5°ないし2°である第一逃げ面と、5°
    以上である第二逃げ面とを備え、該第一逃げ面は、その
    幅を第二逃げ面の幅の1/2以下に、仕上げ面粗さを1
    μmRmax以下に仕上げたたことを特徴とする仕上げ
    用エンドミル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンドミルにおいて、シ
    ャンク基準で測定した該切れ刃の振れが5μm以下であ
    ることを特徴とする仕上げ用エンドミル。
JP20769495A 1995-07-21 1995-07-21 仕上げ用エンドミル Pending JPH0929531A (ja)

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