JPH08257816A - テーパ孔用工具 - Google Patents
テーパ孔用工具Info
- Publication number
- JPH08257816A JPH08257816A JP7093263A JP9326395A JPH08257816A JP H08257816 A JPH08257816 A JP H08257816A JP 7093263 A JP7093263 A JP 7093263A JP 9326395 A JP9326395 A JP 9326395A JP H08257816 A JPH08257816 A JP H08257816A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drill
- reamer
- taper
- cutting edge
- tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 精密なテーパ穴の加工工程を１つの工具で行
うことにより軽減し、ドリル荒加工の大きな切り屑が仕
上加工面に干渉し仕上面を悪くすることを防止し、所望
の寸法のきれいで精密なテーパ穴が加工でき、再研削が
容易で再研削回数を多くとれるテーパ孔用工具を提供。 【構成】 ドリル部1aとテーパリーマ部1bとからなり、
テーパリーマ部は周方向で見て、ドリル部からそれぞれ
連続するドリルマージン 4,4′及びそれに続くリーマ切
り屑排出溝 5,5′、及びドリル部のリーマ切り屑排出溝
の土手部15と連続するリーマ切れ刃 8,8′、及びドリル
部から連続するドリル切り屑排出溝 3,3′が順次螺旋状
に配置されている。
うことにより軽減し、ドリル荒加工の大きな切り屑が仕
上加工面に干渉し仕上面を悪くすることを防止し、所望
の寸法のきれいで精密なテーパ穴が加工でき、再研削が
容易で再研削回数を多くとれるテーパ孔用工具を提供。 【構成】 ドリル部1aとテーパリーマ部1bとからなり、
テーパリーマ部は周方向で見て、ドリル部からそれぞれ
連続するドリルマージン 4,4′及びそれに続くリーマ切
り屑排出溝 5,5′、及びドリル部のリーマ切り屑排出溝
の土手部15と連続するリーマ切れ刃 8,8′、及びドリル
部から連続するドリル切り屑排出溝 3,3′が順次螺旋状
に配置されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ドリルによる前加工
の後、リーマにより仕上加工を行なう穿孔工具に関し、
例えば管用めねじの下穴加工など、特にテーパを有する
孔を加工する際に使用するテーパ孔用工具に関する。
の後、リーマにより仕上加工を行なう穿孔工具に関し、
例えば管用めねじの下穴加工など、特にテーパを有する
孔を加工する際に使用するテーパ孔用工具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、テーパ穴を加工するには一般的に
下穴を予めドリルで形成しておき、この下穴にテーパエ
ンドミルもしくはテーパリーマを用いテーパ穴仕上加工
をしていた。例えば特公昭59─23925 号公報では、２条
のドリル切粉排出溝を螺旋状に形成し、これら溝間のラ
ンドに全長にわたりドリルマージン、リーマ切粉排出溝
及びドリルマージンより大径のリーママージンを有する
ストレートドリルリーマが開示されており、又特開昭61
─4611号公報では、３条の荒刃と荒刃より大径の仕上げ
刃とからなる同様のストレートドリルリーマが開示され
ているが、テーパリーマは開示されていない。このよう
にテーパ穴を加工するには前記のように少くとも二つの
加工工程を踏まなければならなかった。
下穴を予めドリルで形成しておき、この下穴にテーパエ
ンドミルもしくはテーパリーマを用いテーパ穴仕上加工
をしていた。例えば特公昭59─23925 号公報では、２条
のドリル切粉排出溝を螺旋状に形成し、これら溝間のラ
ンドに全長にわたりドリルマージン、リーマ切粉排出溝
及びドリルマージンより大径のリーママージンを有する
ストレートドリルリーマが開示されており、又特開昭61
─4611号公報では、３条の荒刃と荒刃より大径の仕上げ
刃とからなる同様のストレートドリルリーマが開示され
ているが、テーパリーマは開示されていない。このよう
にテーパ穴を加工するには前記のように少くとも二つの
加工工程を踏まなければならなかった。
【０００３】かかる２つの工程を１つにする従来の出願
では実開平1 ─166016号公報に、先端部に先端角90■15
0度のドリル切れ刃１を複数枚設け、このドリル切れ刃
と連続してねじれた同数の1/16テーパのエンドミル外周
切れ刃を設けたドリル刃付テーパエンドミル、が開示さ
れているが、切り屑排出溝はドリル切れ刃と連続したエ
ンドミル外周切れ刃のための共通の単溝であり、ドリル
荒加工の大きな切り屑が仕上加工面に干渉し仕上面を悪
くすることや、異なった研削方法を必要とするドリル切
れ刃とエンドミル外周切れ刃を連続再研削をするため、
再研削が難しく、又テーパ部の径が小さくなり再研削回
数が少なくなり、再研削をする度に外径に対する心厚比
が大きくなり切削抵抗が大きくなるという課題があっ
た。
では実開平1 ─166016号公報に、先端部に先端角90■15
0度のドリル切れ刃１を複数枚設け、このドリル切れ刃
と連続してねじれた同数の1/16テーパのエンドミル外周
切れ刃を設けたドリル刃付テーパエンドミル、が開示さ
れているが、切り屑排出溝はドリル切れ刃と連続したエ
ンドミル外周切れ刃のための共通の単溝であり、ドリル
荒加工の大きな切り屑が仕上加工面に干渉し仕上面を悪
くすることや、異なった研削方法を必要とするドリル切
れ刃とエンドミル外周切れ刃を連続再研削をするため、
再研削が難しく、又テーパ部の径が小さくなり再研削回
数が少なくなり、再研削をする度に外径に対する心厚比
が大きくなり切削抵抗が大きくなるという課題があっ
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は精密なテー
パ穴の加工工程を、従来下穴加工用ドリルと仕上用テー
パリーマの二種類の工具を用いるためにかかっていた刃
具費用および刃具交換の時間的負担を、１つの工具で行
うことにより軽減し、ドリル荒加工の大きな切り屑が仕
上加工面に干渉し仕上面を悪くすることを防止し、所望
の寸法のきれいで精密なテーパ穴が加工でき、再研削が
容易で再研削回数を多くとれるテーパ孔用工具を提供す
ることにある。
パ穴の加工工程を、従来下穴加工用ドリルと仕上用テー
パリーマの二種類の工具を用いるためにかかっていた刃
具費用および刃具交換の時間的負担を、１つの工具で行
うことにより軽減し、ドリル荒加工の大きな切り屑が仕
上加工面に干渉し仕上面を悪くすることを防止し、所望
の寸法のきれいで精密なテーパ穴が加工でき、再研削が
容易で再研削回数を多くとれるテーパ孔用工具を提供す
ることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、柄部
と、それぞれ複数のランドにドリル部とそれに続くテー
パリーマ部とからなる刃部と、を有するテーパ孔用工具
であって、前記テーパリーマ部は使用時の回転周方向で
見て、前記ドリル部からそれぞれ連続するドリルマージ
ン及びそれに続くリーマ切り屑排出溝、及び前記ドリル
部の前記リーマ切り屑排出溝の土手部と連続するリーマ
切れ刃、及び前記ドリル部から連続するドリル切り屑排
出溝が順次螺旋状に配置され、たことを特徴とするテー
パ孔用工具を提供することによって上述した従来技術の
課題を解決した。この時テーパリーマ切れ刃にマージン
部を付けても良い。
と、それぞれ複数のランドにドリル部とそれに続くテー
パリーマ部とからなる刃部と、を有するテーパ孔用工具
であって、前記テーパリーマ部は使用時の回転周方向で
見て、前記ドリル部からそれぞれ連続するドリルマージ
ン及びそれに続くリーマ切り屑排出溝、及び前記ドリル
部の前記リーマ切り屑排出溝の土手部と連続するリーマ
切れ刃、及び前記ドリル部から連続するドリル切り屑排
出溝が順次螺旋状に配置され、たことを特徴とするテー
パ孔用工具を提供することによって上述した従来技術の
課題を解決した。この時テーパリーマ切れ刃にマージン
部を付けても良い。
【０００６】
【実施例】本発明の一実施例テーパ孔用工具は、本発明
の第１実施例を示す図１、図１のＡ−Ａ断面図を示す図
２（ａ）、図１の輪郭を示す図３、及び本発明の第２実
施例を示す図４、に示すように、本体１と柄部２が一連
一体に形成されかつ本体１の先端が先端角αで形成され
外周には捩れ角βをもって２条のドリル切り屑排出溝
３、３′が螺旋状に形成されており、該溝３、３′間に
はランド６、６′がそれぞれ形成されている。図１の輪
郭を示す図３に示すように、刃部はドリル部1aとそれに
続くテーパリーマ部1bとからなり、各ランド６、６′に
は、ドリルリーマ部1bは使用時の回転周方向イで見て、
ドリル部1aからそれぞれ連続するドリルマージン４、
４′及びそれに続くリーマ切り屑排出溝５、５′、及び
ドリル部1aのリーマ切り屑排出溝５、５′の土手部15と
連続しかつドリルマージン４、４′より半径がテーパリ
ーマ削り代γだけ大きいテーパリーマ切れ刃８、８′、
テーパリーマ逃げ面７、７′とドリル部1aから連続する
ドリル切り屑排出溝３、３′が順次螺旋状に配置されて
いる。代替的に、土手部15はドリルマージン、ドリル
刃、又はリーマ刃で形成されてもよい。
の第１実施例を示す図１、図１のＡ−Ａ断面図を示す図
２（ａ）、図１の輪郭を示す図３、及び本発明の第２実
施例を示す図４、に示すように、本体１と柄部２が一連
一体に形成されかつ本体１の先端が先端角αで形成され
外周には捩れ角βをもって２条のドリル切り屑排出溝
３、３′が螺旋状に形成されており、該溝３、３′間に
はランド６、６′がそれぞれ形成されている。図１の輪
郭を示す図３に示すように、刃部はドリル部1aとそれに
続くテーパリーマ部1bとからなり、各ランド６、６′に
は、ドリルリーマ部1bは使用時の回転周方向イで見て、
ドリル部1aからそれぞれ連続するドリルマージン４、
４′及びそれに続くリーマ切り屑排出溝５、５′、及び
ドリル部1aのリーマ切り屑排出溝５、５′の土手部15と
連続しかつドリルマージン４、４′より半径がテーパリ
ーマ削り代γだけ大きいテーパリーマ切れ刃８、８′、
テーパリーマ逃げ面７、７′とドリル部1aから連続する
ドリル切り屑排出溝３、３′が順次螺旋状に配置されて
いる。代替的に、土手部15はドリルマージン、ドリル
刃、又はリーマ刃で形成されてもよい。
【０００７】図１は本発明の第１実施例のテーパ孔用工
具で、テーパリーマ切れ刃８、８′の最小径は、ドリル
部1aとテーパリーマ部1bとの連続部でドリルマージン
４、４′の径以下であり、他の部分においてテーパリー
マ切れ刃の最大径はドリルマージン径より大きくされて
いる。なおテーパリーマ削り代γはドリル軸方向に対し
テーパ角δの分だけ漸増している。なお図中９、９′は
ドリル刃縁で、10、10′はテーパリーマ刃縁である。図
４は図１とは異なる本発明の第２実施例のテーパ孔用工
具の概略図であり、図１とは、テーパリーマ切れ刃の最
小径はドリルマージン径より大きくされ、ドリル部1a後
端とテーパリーマ切れ刃の先端との間ににテーパリーマ
食付部12を設けたこと、即ちテーパリーマの最小径とド
リル径の間に食付部12を設けたこと、の他は図１と変わ
らない。
具で、テーパリーマ切れ刃８、８′の最小径は、ドリル
部1aとテーパリーマ部1bとの連続部でドリルマージン
４、４′の径以下であり、他の部分においてテーパリー
マ切れ刃の最大径はドリルマージン径より大きくされて
いる。なおテーパリーマ削り代γはドリル軸方向に対し
テーパ角δの分だけ漸増している。なお図中９、９′は
ドリル刃縁で、10、10′はテーパリーマ刃縁である。図
４は図１とは異なる本発明の第２実施例のテーパ孔用工
具の概略図であり、図１とは、テーパリーマ切れ刃の最
小径はドリルマージン径より大きくされ、ドリル部1a後
端とテーパリーマ切れ刃の先端との間ににテーパリーマ
食付部12を設けたこと、即ちテーパリーマの最小径とド
リル径の間に食付部12を設けたこと、の他は図１と変わ
らない。
【０００８】図１又は図４の構成を有する複合穿孔工具
によりテーパ孔を加工する場合、ドリル刃先11で孔明け
が行われドリル部1aの深さまで加工された後テーパ角δ
をもつテーパリーマ部1bによりこの孔内面が充分に切削
されテーパ孔に加工されていく。この時ドリル径へのテ
ーパリーマ部の食付きは、図１、図３のような第１実施
例のテーパリーマ部1bのテーパリーマ切れ刃８、８′で
も第２実施例の図４の食付部12でも極めて良好で、所望
の寸法のきれいで精密なテーパ穴が加工できる。詳説す
ると、図１、図３のテーパ部テーパリーマ切れ刃８、
８′はドリル部1aとテーパリーマ部1bとの連続部でドリ
ルマージン径以下であるので、ドリル部1aの加工が終わ
った後少しづつ立ち上がってリーマ加工するので、喰付
がよく、リーマ加工が確実に行われれ、又図４では食付
部12を設けたので、同様に喰付がよく、リーマ加工が確
実に行われれ、共にきれいで精密なテーパ穴が加工でき
る。
によりテーパ孔を加工する場合、ドリル刃先11で孔明け
が行われドリル部1aの深さまで加工された後テーパ角δ
をもつテーパリーマ部1bによりこの孔内面が充分に切削
されテーパ孔に加工されていく。この時ドリル径へのテ
ーパリーマ部の食付きは、図１、図３のような第１実施
例のテーパリーマ部1bのテーパリーマ切れ刃８、８′で
も第２実施例の図４の食付部12でも極めて良好で、所望
の寸法のきれいで精密なテーパ穴が加工できる。詳説す
ると、図１、図３のテーパ部テーパリーマ切れ刃８、
８′はドリル部1aとテーパリーマ部1bとの連続部でドリ
ルマージン径以下であるので、ドリル部1aの加工が終わ
った後少しづつ立ち上がってリーマ加工するので、喰付
がよく、リーマ加工が確実に行われれ、又図４では食付
部12を設けたので、同様に喰付がよく、リーマ加工が確
実に行われれ、共にきれいで精密なテーパ穴が加工でき
る。
【０００９】この際ドリル刃縁９、９′による切り屑は
ドリル切り屑排出溝３、３′を通じて排出されテーパテ
ーパリーマ切れ刃縁10、10′による切り屑はテーパリー
マ切り屑排出溝５、５′を通じて排出される。この時ド
リル切り屑排出溝とテーパリーマ切り屑排出溝とを別々
に設けることによりドリルの切り屑がテーパリーマ切り
屑排出溝に入り込むおそれがなく双方の切り屑はドリル
切り屑排出溝、及びテーパリーマ切り屑排出溝を通じて
別々に排出されることにより、加工孔及びテーパリーマ
切れ刃を傷つけることなく、ドリルの穿孔とテーパリー
マ仕上加工が一度の作業により終えることができ、作業
時間を短縮し、コストを低減できる。
ドリル切り屑排出溝３、３′を通じて排出されテーパテ
ーパリーマ切れ刃縁10、10′による切り屑はテーパリー
マ切り屑排出溝５、５′を通じて排出される。この時ド
リル切り屑排出溝とテーパリーマ切り屑排出溝とを別々
に設けることによりドリルの切り屑がテーパリーマ切り
屑排出溝に入り込むおそれがなく双方の切り屑はドリル
切り屑排出溝、及びテーパリーマ切り屑排出溝を通じて
別々に排出されることにより、加工孔及びテーパリーマ
切れ刃を傷つけることなく、ドリルの穿孔とテーパリー
マ仕上加工が一度の作業により終えることができ、作業
時間を短縮し、コストを低減できる。
【００１０】さらにドリル部１ａのランドにもドリル切
り屑排出溝３、３′から離隔されたテーパ切り屑排出溝
５、５′が通っていることよりテーパ切り屑排出溝の土
手部15によりダブルマージンタイプのドリルと同様に４
点支持の切削ができるため下穴加工およびテーパ穴加工
に際しても安定した切削が得られる。又実開平1 ─1660
16号公報のように、ドリル切れ刃と連続したエンドミル
外周切れ刃を設けるように、異なった研削方法を必要と
する刃を連続せず、ドリル部、テーパリーマ部を各々単
独で再研削できるので、再研削が容易である。さらにド
リルマージン部がテーパリーマ部にも延在するので、ド
リルマージン部が軸方向に長くとられており、テーパテ
ーパリーマ切れ刃の再研削回数が多を多くとれ、再研削
してもテーパ部の径が小さくならない。なお図２（ａ）
に相当する他の実施例を示す図２（ｂ）のように、テー
パリーマ部のランド16で、テーパリーマ切れ刃13、14、
を複数にするとテーパリーマ部のガイドおよび切削性が
向上し、一層仕上面が良いテーパ穴が得られる。のも特
徴である。以上本発明について好適な実施例を挙げて説
明したが、本発明はこの実施例に限定されるものでな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改良並びに
設計の変更が可能であることは勿論である。
り屑排出溝３、３′から離隔されたテーパ切り屑排出溝
５、５′が通っていることよりテーパ切り屑排出溝の土
手部15によりダブルマージンタイプのドリルと同様に４
点支持の切削ができるため下穴加工およびテーパ穴加工
に際しても安定した切削が得られる。又実開平1 ─1660
16号公報のように、ドリル切れ刃と連続したエンドミル
外周切れ刃を設けるように、異なった研削方法を必要と
する刃を連続せず、ドリル部、テーパリーマ部を各々単
独で再研削できるので、再研削が容易である。さらにド
リルマージン部がテーパリーマ部にも延在するので、ド
リルマージン部が軸方向に長くとられており、テーパテ
ーパリーマ切れ刃の再研削回数が多を多くとれ、再研削
してもテーパ部の径が小さくならない。なお図２（ａ）
に相当する他の実施例を示す図２（ｂ）のように、テー
パリーマ部のランド16で、テーパリーマ切れ刃13、14、
を複数にするとテーパリーマ部のガイドおよび切削性が
向上し、一層仕上面が良いテーパ穴が得られる。のも特
徴である。以上本発明について好適な実施例を挙げて説
明したが、本発明はこの実施例に限定されるものでな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改良並びに
設計の変更が可能であることは勿論である。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ド
リル切り屑排出溝とドリル切り屑排出溝から離隔された
テーパ切り屑排出溝を別々に設けることにより簡単な構
造でありながら、ドリルの切り屑がテーパリーマ切り屑
排出溝に入り込むおそれがなく、加工孔及びリーマ切れ
刃を傷つけることなく、ドリルの穿孔とテーパリーマ仕
上加工が一度の作業により終えることができ、一挙に所
望の寸法の精密なテーパ穴が加工できる利点があり、作
業時間を短縮し、コストを低減できる。またエンドミル
外周切れ刃はドリル切れ刃と連続しないので、ドリル切
れ刃、リーマ切れ刃を各々単独で再研削でき再研削が容
易である。さらにドリルマージン部がテーパリーマ部に
も延在するのでドリルマージン部が軸方向に長くとられ
ていることにより再研削回数が多くとれ、さらにドリル
部のランドにもテーパ切り屑排出溝が通っていることよ
り下穴加工およびテーパ穴加工に際しても安定した切削
が得られる。かつ第１の実施例では、ドリル部とテーパ
リーマ部との連続部でテーパリーマ切れ刃の最小径をド
リルマージン径以下としたので、ドリル部の加工が終わ
った後すこしづつ立ち上がってリーマ加工し、又第１の
実施例では、ドリル部後端と前記テーパリーマ切れ刃の
先端との間ににテーパリーマ食付部を設けたので、共に
喰付が確実に行なわれるので、共に喰付がよく、リーマ
加工が確実に行われれ、きれいで精密なテーパ穴が加工
できる。
リル切り屑排出溝とドリル切り屑排出溝から離隔された
テーパ切り屑排出溝を別々に設けることにより簡単な構
造でありながら、ドリルの切り屑がテーパリーマ切り屑
排出溝に入り込むおそれがなく、加工孔及びリーマ切れ
刃を傷つけることなく、ドリルの穿孔とテーパリーマ仕
上加工が一度の作業により終えることができ、一挙に所
望の寸法の精密なテーパ穴が加工できる利点があり、作
業時間を短縮し、コストを低減できる。またエンドミル
外周切れ刃はドリル切れ刃と連続しないので、ドリル切
れ刃、リーマ切れ刃を各々単独で再研削でき再研削が容
易である。さらにドリルマージン部がテーパリーマ部に
も延在するのでドリルマージン部が軸方向に長くとられ
ていることにより再研削回数が多くとれ、さらにドリル
部のランドにもテーパ切り屑排出溝が通っていることよ
り下穴加工およびテーパ穴加工に際しても安定した切削
が得られる。かつ第１の実施例では、ドリル部とテーパ
リーマ部との連続部でテーパリーマ切れ刃の最小径をド
リルマージン径以下としたので、ドリル部の加工が終わ
った後すこしづつ立ち上がってリーマ加工し、又第１の
実施例では、ドリル部後端と前記テーパリーマ切れ刃の
先端との間ににテーパリーマ食付部を設けたので、共に
喰付が確実に行なわれるので、共に喰付がよく、リーマ
加工が確実に行われれ、きれいで精密なテーパ穴が加工
できる。
【図１】本発明の第１発明の実施例のテーパ孔用工具を
示す平面図。
示す平面図。
【図２】（ａ）は図１のＡ−Ａ断面図、（ｂ）は（ａ）
に相当する他の実施例を示す要部断面図、である。
に相当する他の実施例を示す要部断面図、である。
【図３】図１の概略輪郭を示す輪郭図。
【図４】本発明の第２発明の実施例のテーパ孔用工具の
概略輪郭を示す輪郭図。 １…本体 １ａ…ドリル部 １ｂ…テーパリーマ部 ２…柄部 ３，３′…ドリル切り屑排出溝 ４，４′…ドリルマージン ５，５′…テーパリーマ切り屑排出溝 ６，６′，16…ランド ８，８′…テーパリーマ切れ刃 ９，９′…ドリル刃縁 １０，１０′…テーパテーパリーマ刃縁 １１，１１′…ドリル切れ刃 １２…食付部
概略輪郭を示す輪郭図。 １…本体 １ａ…ドリル部 １ｂ…テーパリーマ部 ２…柄部 ３，３′…ドリル切り屑排出溝 ４，４′…ドリルマージン ５，５′…テーパリーマ切り屑排出溝 ６，６′，16…ランド ８，８′…テーパリーマ切れ刃 ９，９′…ドリル刃縁 １０，１０′…テーパテーパリーマ刃縁 １１，１１′…ドリル切れ刃 １２…食付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蛯谷 隆一 富山県富山市不二越本町一丁目１番１号株 式会社不二越内 (72)発明者 大塚 晴郎 富山県富山市不二越本町一丁目１番１号株 式会社不二越内
Claims (3)
- 【請求項１】 柄部と、それぞれ複数のランドにドリル
部とそれに続くテーパリーマ部とからなる刃部と、を有
するテーパ孔用工具であって、前記テーパリーマ部は使
用時の回転周方向で見て、前記ドリル部からそれぞれ連
続するドリルマージン及びそれに続くリーマ切り屑排出
溝、及び前記ドリル部の前記リーマ切り屑排出溝の土手
部と連続するリーマ切れ刃、及び前記ドリル部から連続
するドリル切り屑排出溝が順次螺旋状に配置され、たこ
とを特徴とするテーパ孔用工具。 - 【請求項２】 前記テーパリーマ切れ刃が正テーパを有
し、前記テーパリーマ切れ刃の最小径は前記ドリル部と
テーパリーマ部との連続部で前記ドリルマージン径以下
であり、テーパリーマ切れ刃の最大径はドリルマージン
径より大きいことを特徴とする請求項１記載のテーパ孔
用工具。 - 【請求項３】前記テーパリーマ切れ刃の最小径は前記ド
リルマージン径より大きく、前記ドリル部後端と前記テ
ーパリーマ切れ刃の先端との間ににテーパリーマ食付部
を設けたことを特徴とする請求項１記載のテーパ孔用工
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7093263A JPH08257816A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | テーパ孔用工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7093263A JPH08257816A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | テーパ孔用工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08257816A true JPH08257816A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=14077603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7093263A Withdrawn JPH08257816A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | テーパ孔用工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08257816A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010105119A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Fuji Seiko Ltd | ドリルリーマ |
| CN102319915A (zh) * | 2011-05-27 | 2012-01-18 | 上海小糸车灯有限公司 | 针阀式热流道模具针阀浇口的加工方法 |
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- 1995-03-28 JP JP7093263A patent/JPH08257816A/ja not_active Withdrawn
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