JP2002177459A - メダル遊技設備の不正検出方法 - Google Patents

メダル遊技設備の不正検出方法

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JP2002177459A
JP2002177459A JP2000381958A JP2000381958A JP2002177459A JP 2002177459 A JP2002177459 A JP 2002177459A JP 2000381958 A JP2000381958 A JP 2000381958A JP 2000381958 A JP2000381958 A JP 2000381958A JP 2002177459 A JP2002177459 A JP 2002177459A
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medals
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Takatoshi Oya
高敏 大宅
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Jetter Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正を確実に、コストをかけずに検知でき、
不正によるメダルの損害を抑さえ、不正が防止できるメ
ダル遊技設備の不正検出方法を提供することにある。 【解決手段】 メダル払い出し器5hのモータ5jに振
動センサー15を取り付け、メダル払い出し器の作動時
間tmが設定作動時間tsを超えることが複数回連続し
て発生すると不正と判断するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメダル、コイン、硬
貨(以下メダルと総称する)を投入してゲームを行うゲ
ーム機から不正にメダルを払い出すのを検出するメダル
遊技設備の不正検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、メダル遊技設備で遊技を
行う人が、ゲーム機のメダル払い出し部分や他のゲーム
機部分に何らかの手段を施すなどして不正を行ってゲー
ム機から不正にメダルが払い出すのを防止するには、人
が目視でチェックしたり、監視カメラでチェックしたり
していた。しかし、不正を行う者は巧妙であることが多
く、人によるチェックでは十分ではなかった。また、ゲ
ーム機が払い出すメダル数を多くするような不正を行う
と見た目が通常にゲームを行っている場合と変わらない
ため見分けるのが困難な場合もあった。ゲーム機はゲー
ムを行う人が飽きないように比較的短期間で異る機種に
取り替えることが多いため、ゲーム機に非常にコストの
高い不正の防止装置を取り付けることが経済上困難であ
った。このような不正が行われるとメダル遊技設備を運
営する者に大きな損害が生じ、また正しく遊技を行って
いる者に対しても様々な害が及ぶことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、これらの問題点を解消し、不正を確実に、
コストをかけずに検知でき、不正によるメダルの損害を
抑え、不正が防止できるメダル遊技設備の不正検出方法
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) メダルを投入してゲームを行い、メダルを収容す
るメダルホッパーからゲームの結果に応じたメダルをメ
ダル払い出し器によって払い出すゲーム機を有するメダ
ル遊技設備の不正検出方法であって、同メダル払い出し
器の作動状態を振動で検知する振動センサーを設け、同
振動センサーで検知した前記メダル払い出し器の作動時
間がメダル払い出し器のあらかじめ設定された設定作動
時間を超えることが複数回連続して発生すると不正と判
断するようにしたメダル遊技設備の不正検出方法 2) メダルを投入してゲームを行い、ゲームの結果に
応じた所定枚数のメダルはメダルを収容するメダルホッ
パーからメダル払い出し器によって結果毎に払い出すか
又はゲームの結果払い出すべきメダルの枚数を積算して
積算枚数を記憶するかをゲームを行う人の選択でできる
ようにし、記憶された積算枚数分のメダルはゲームを行
う人の操作で払い出せるようにしたゲーム機を有するメ
ダル遊技設備の不正検出方法であって、メダル払い出し
器の作動状態を振動で検知する振動センサーを設け、ゲ
ームの結果に応じた所定枚数のメダルを払い出す際のメ
ダル払い出し器の作動時間に相当する設定作動時間を超
えるメダル払い出し器の作動時間を振動センサーで検知
し積算枚数分の払い出しがあったと判断した後で、その
後の経過時間に対応した払い出し可能な積算枚数の最大
枚数を超えるメダルの払い出しに相当するメダル払い出
し器の作動時間を検知すると不正と判断するようにした
メダル遊技設備の不正検出方法 3) 不正を検出すると光や音で警報するようにした前
記1)又は2)記載のメダル遊技設備の不正検出方法 4) 不正を検出すると不正検出信号をゲーム機管理者
側に送るようにした前記1)〜3)いずれかに記載のメ
ダル遊技設備の不正検出方法にある。
【0005】
【作用】本発明では、ゲーム機のメダル払い出し器に取
り付けた振動センサーによって、ゲームの結果としてメ
ダルホッパーに収容したメダルをメダル払い出し器で払
い出す作動状態を検知する。メダル払い出し器の作動時
間は払い出すメダル枚数に比例する。所定の時間内に連
続して発生することが起こりにくい量のメダルの払い出
しにメダル払い出し器のかかる時間を設定作動時間と
し、所定の時間内に設定作動時間を超えるメダル払い出
し器の作動時間が連続して発生すると不正と判断する。
積算枚数のメダルの払い出し後の経過時間に対応した払
い出し可能な積算枚数の最大枚数を超える払い出しに相
当するメダル払い出し器の作動時間を検知すると不正と
判断するものは、積算枚数のメダルの払い出し後経過時
間とともに正常なゲームの範囲で最大となる積算枚数は
増加して行くので、経過時間に対応した払い出し可能な
積算枚数の最大枚数を超える払い出しに相当するメダル
払い出し器の作動時間を検知すると不正と判断する。不
正を検出すると光や音で警報するようにしたものは、人
が気が付きやすい光や音によって不正があったことを知
らせることができる。不正を検出すると不正検出信号を
ゲーム機管理者側に送るものは、ゲーム機管理者側に不
正検出信号を送って不正があったことを知らせるととも
に、他の機器に情報を伝えるのに利用することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、メダル払い出し
器の作動状態を振動で検知する振動センサーには、振動
できる可動子を介するように通電し、可動子の振動によ
るその通電のON・OFFにより検知するものや、振動
によって所定の電圧を発生するものなどがあり、コスト
が低く、メダル払い出し器の作動を確実に検知できるも
のが好ましい。不正の判断は、振動センサーの信号を処
理する回路をゲーム機内又はゲーム機の近くに設けるよ
うにしてもよいし、信号を複数のゲーム機の管理側機器
に送って処理するようにしてもよい。振動センサーの信
号を処理する波形処理回路を設ける場合には、回路は論
理回路を用いたものでも、CPUを用いたものでもどち
らでもよく、処理内容に応じて適するよう決めればよ
い。本明細書中、積算とはかけ算のことではなく累積す
るように加算して行くことを示す。振動センサーの取り
付け位置はメダル払い出し器の作動が検出できればどこ
でもよく、また、メダル払い出し器から払い出されるメ
ダルが搬送路に当たるなどして振動が発生するならば、
搬送路に取り付けるようにしてもよい。
【0007】
【実施例】本発明の各実施例について図面を参照して具
体的に説明する。 実施例1(図1〜9参照) 図1〜9に示す実施例1は、振動センサーで検知したメ
ダル払い出し器の作動時間があらかじめ設定された設定
作動時間を超えることが複数回連続して発生すると不正
と判断するようにし、不正を検出すると光や音で警報す
るようにし、かつ不正を検出すると不正検出信号をゲー
ム機管理者側に送るようにしたメダル遊技設備の不正検
出方法の例である。図1は実施例1のメダル遊技設備の
不正検出方法に用いた振動センサーの説明図である。図
2は実施例1のメダル遊技設備の不正検出方法に用いた
メダル遊技設備の概略図である。図3は実施例1のメダ
ル遊技設備の不正検出方法に用いたメダル払い出し器の
説明図である。図4は実施例1のメダル遊技設備の不正
検出方法に用いた振動センサーの説明図である。図5は
実施例1のメダル遊技設備の不正検出方法に用いた振動
センサーの説明図である。図6は実施例1のメダル遊技
設備の不正検出方法に用いた不正検出回路の概略図であ
る。図7は実施例1のメダル遊技設備の不正検出方法に
用いられる波形信号を示す説明図である。図8は実施例
1のメダル遊技設備の不正検出方法の情報処理の流れを
示すフローチャートである。図9は実施例1のメダル遊
技設備の不正検出方法の説明図である。図中、1はメダ
ル遊技設備、2は不正検出回路、4は信号線、5はゲー
ム機、5aはメダルホッパー、5bはタッチセンサー、
5cはメダル投入口、5dはメダル搬送路、5fはメダ
ル排出路、5gは制御部、5hはメダル払い出し器、5
iは円盤部、5jはモータ、5kはカウンター部、6は
メダル貸し機、7はメダル供給装置、8はメダル供給ラ
イン、9は取り込み装置、10はメダル供給管理装置、
10aは制御部、11はメダル回収ライン、12はメダ
ル供給制御中継部、13はアダプタ、14はホールコン
ピュータ、15は振動センサー、15aは支持電極、1
5bは支持電極の支持穴、15cは可動子、15dは可
動子の端部、15eはリード線、16は警報装置、17
は波形処理回路、mはメダルである。
【0008】実施例1では、ゲーム機5としてパチスロ
機を用いている。まず、ゲーム機5を所定の間隔で複数
並べるようにして設ける。ゲーム機5は、前面にメダル
投入口5cを設け、メダル投入口5cにメダルが投入さ
れるとそれを検知するセンサーを設ける。メダル投入口
5cに投入されたメダルの送り先には、メダルを一時的
に収容しておくメダルホッパー5aを設ける。メダルホ
ッパー5aの下部には、図3に示すようにメダルホッパ
ー5aのメダルをゲーム機5の制御部5gから送られる
信号に応じた枚数を前方に射出するように払い出すメダ
ル払い出し器5hを設ける。メダル払い出し器5hはメ
ダルを射出する電動のモータ5jで回転する円盤部5i
と射出したメダルをカウントするカウンター部5kを組
み合わせたものである。メダル払い出し器5hのメダル
を射出する部分には、メダルを前方下部に送るメダル搬
送路5dを設ける。メダル搬送路5dの送り口の下方で
ゲーム機5の前面となる部分にはメダル受皿を設けてメ
ダル搬送路5dで送ったメダルを一時的に収容できるよ
うにしている。また、メダルホッパー5aは、図2に示
すように所定の量を超える量のメダルの量となった場合
には、側方側の下方に排出されるようにしている。さら
にその排出口からのメダルを受けてさらに下方に排出で
きるようにメダル排出路5fを設ける。さらにメダルホ
ッパー5aには所定の量のメダルが収容されると2本の
センサー部分に接触してメダルを介して電気的に導通す
ることによってON・OFFを感知するタッチセンサー
5bを設ける。また、ゲーム機5の内部には、メダル投
入口5cからのメダルの投入、ゲームの内容、ゲームの
結果に対するメダルの払い出し等、ゲーム機5に関する
制御を行う制御部5gを設ける。
【0009】次にゲーム機5のそれぞれ間には、ゲーム
機5に隣接してメダル貸し機6を設ける。メダル貸し機
6は、ゲームを行う者がゲーム機5のメダル投入口5c
に投入してゲームを行うためのメダルを貸し出すための
ものである。次にメダル供給装置7を設け、さらに一列
に並んだ複数のゲーム機5及びメダル貸し機6の端に近
い位置にメダル供給管理装置10を設ける。メダル供給
管理装置10は下方から送られたメダルを洗浄して一時
的に収容して必要に応じて上方から送り出すものであ
る。次にメダル供給管理装置10の上方のメダルの送り
出し口を始端とし、複数並列したゲーム機5及びメダル
貸し機6の上方を通るようにメダル供給ライン8を設け
る。メダル供給ライン8はコンベアでメダルを送るもの
である。次にメダル供給管理装置10の下方のメダルの
収容口を終端とし、複数並列したゲーム機5及びメダル
貸し機6の下方を通るようにメダル回収ライン11を設
ける。メダル回収ライン11はコンベヤでメダルを送る
ものである。ゲーム機5のメダル排出路5fは、送り先
がメダル回収ライン11のコンベヤ上面になるようにす
る。次にメダル供給ライン8のゲーム機5及びメダル貸
し機6の位置に取り込み装置9を設ける。取り込み装置
9は、メダル供給ライン8のコンベアに沿って設けたア
ームをモータで作動させてメダルの搬送コンベアを斜め
にさえぎってメダルを誘導して取り込むものである。
【0010】次にゲーム機5の上方にタッチセンサー5
bからの信号を入力するメダル供給制御中継部12を設
ける。次にメダル供給制御中継部12内に不正検出回路
2を設ける。不正検出回路2は図6に示すようにCPU
・ROM・RAMからなり、さらに時間を計算するため
のタイマー、信号の入出力のためのインターフェースを
設ける。さらに、ゲーム機5の上方には、アダプタ13
を設けて、ゲーム機5の制御部から取り出した信号を複
数のゲーム機5を管理するホールコンピュータ14に送
るように配線する。また、メダル供給管理装置10の制
御部10aからは、各取り込み装置9を制御するように
信号線を配線する。
【0011】次に、メダル払い出し器5hのモータのケ
ーシングに振動センサー15を取り付ける。振動センサ
ー15は、図1,4,5に示すように2つのL字板を所
定の間隔で対向させて配置し、2つのL字板の対向部分
にそれぞれ支持穴15bを設けて2つのL字板で支持電
極15aを構成する。次に棒状の可動子15cを設け、
可動子15cの両端の端部15dは支持電極15aの支
持穴15bより所定の分小さい径となるようにする。こ
の可動子15cの両端の端部15dをそれぞれ支持穴1
5bに挿入して可動子15cを支持電極15aで振動可
能に支持する。このようにして支持電極15aと可動子
15cで振動センサー15を構成する。この振動センサ
ー15をメダル払い出し器5hのモータのケーシングに
取り付ける。支持電極15aを構成したL字板には、そ
れぞれリード線15eを取り付ける。このリード線15
eは図6に示すように波形処理回路17に入力されるよ
うに接続し、波形処理回路17の出力は不正検出回路2
のインターフェースに入力するように接続する。
【0012】本実施例1の遊技設備では、ゲーム機5の
メダルホッパー5a内に一時的にメダルを所定量貯めて
おく。ゲームを使用する人がゲーム機5のメダル投入口
5cより投入したメダルmはメダルホッパー5a内に誘
導される。ゲームの結果としてメダルを払い出す場合に
はメダルホッパー5aからメダル受皿にメダル搬送路5
dを通してメダルが払い出される。実施例1のゲーム機
5はパチスロ機で大当り、小当りなどのゲーム機5のメ
ダル受皿に払い出すメダルの量が違うものが数種類設定
されている。また、ゲーム機5には図示しないがクレジ
ット装置が設けられており、ゲームの結果として払い出
されるメダルを払い出さずにゲームを行う人に見えるよ
う表示して積算するようカウントし、そのカウント数を
使用してメダルの代わりにゲームを行うものである。ゲ
ーム終了時には、ゲームを行う人の操作によってその積
算枚数分のメダルがゲーム機5のメダル受皿に払い出さ
れる。このようなメダルの払い出しによってメダルホッ
パー5a内のメダルの量が減少すると、メダルホッパー
5aに設けられたタッチセンサー5bのセンサー部分に
メダルmが接触しなくなる。するとタッチセンサー5b
がOFFとなる。このタッチセンサー5bのON・OF
Fは信号としてゲーム機5上に設けられたメダル供給制
御中継部12を介してメダル供給管理装置10の制御部
10aに信号として送られる。制御部10aは、この情
報を受け取ると、メダル供給ライン8のコンベヤを作動
させ、さらにそのゲーム機5の上方の取り込み装置9の
モータを作動させてアームがメダル供給ラインを斜めに
さえぎるようにしてメダルをゲーム機5に誘導する状態
にする。これにより、メダル供給管理装置10からメダ
ル供給ライン8にメダルを送り込む。メダルはメダル供
給ライン8上を移動し、取り込み装置9のアームにぶつ
かってゲーム機5側に移動して蛇腹を通ってゲーム機5
背面からメダルホッパー5a内に移動する。メダルホッ
パー5aのメダルがこのようにして補給されるとメダル
がタッチセンサー5bに接触してタッチセンサー5bが
ONになる。タッチセンサー5bがONになったこと
は、メダル供給制御中継部12を介して信号として制御
部10aに送られる。制御部10aはこの情報を受け取
るとメダル供給ライン8へのメダルの送りを停止し、取
り込み装置9のアームを閉じた状態になるようモータを
駆動させ、メダル供給ライン8のコンベヤを停止させ
る。メダルホッパー5aへのメダルの補給量が多過ぎた
場合には、メダルはメダルホッパー5aの側方側に仕切
った部分から下方に排出され、メダル排出路5fを通っ
てメダル回収ライン11のコンベヤ上に移動してコンベ
ヤによってメダル供給管理装置10に回収される。
【0013】実施例1のメダル遊技設備の不正検出方法
に使用されるゲーム機5においては、ゲームの結果とし
て結果毎に払い出すメダルは最大15枚になっている。
また、ゲームを行う人の操作によって切替を行うことに
よって、メダルはゲーム機5の前面に設けられたメダル
受皿に払い出されるか又は、ゲーム機5のカウンターに
積算される。積算されたメダルは50枚までになってお
り、50枚を超えると自動的にメダル受皿に払い出され
る。またこの積算したメダル数は、ゲームを行うために
投入するメダルのかわりに使用することができ、この際
には投入に相当するメダル数が積算枚数から減算され
る。この積算したメダル数は、ゲームを行う人が所定の
スイッチを押すことによって任意のタイミングでメダル
受皿へ払い出される。ただし、ゲームの結果として払い
出されている状態とタイミングが重なった場合には、ゲ
ームの結果が先に払い出され、その後に積算枚数分のメ
ダルが一度に払い出される。
【0014】本実施例1のメダル遊技設備の不正検出方
法は、不正検出回路2で図8に示すフローチャートの処
理によって行なわれる。まず、メダル払い出し器5hが
作動するまで待機し、作動するとメダル払い出し器5h
の作動時間tmをカウントとする。メダル払い出し器5
hは、モータの回転によって所定の枚数のメダルをメダ
ル受皿へ射出するため、モータ5jを回転させる。例え
ば通常の正常なメダルの払い出しである場合は15枚の
払い出しに2sec,50枚の払い出しに4sec程度
モータ5jが作動する。このモータ5jの回転による振
動(図7(a)参照)は、モータ5jに取り付けた振動
センサー15に伝達する。支持電極15aはモータ5j
に取り付けているので、モータ5jと一体的に振動する
が、可動子15cは支持電極15aに対して遊動自在と
なっている。よって可動子15cは、モータ及び支持電
極15aと一体的に振動せず、支持電極15aの支持穴
15bに当たったり離れたりするように振動する。支持
電極15aの支持穴15b周縁部分と可動子15cの端
部15dが離れることによって、対向している2つの支
持電極15aは、可動子15cを介した電気的な接続が
なくなる。よって振動センサー15は常時ONの状態か
ら可動子15cの振動に合わせてOFFとONが交互に
繰り返される信号を出力することになる。(図7(b)
参照)。このON・OFFが繰り返される状態の波形が
ほぼ方形波となるように波形処理回路17によって処理
を行うと、この方形波のON時間はメダル払い出し器5
hの検出した作動時間に波形処理装置の応答おくれ分を
含んだ時間taの方形波の信号(図7(c)参照)にな
る。この方形波をCPUに入力し、方形波のOFF→O
Nの立ち上がりでメダル払い出し器5hの作動時間ta
をカウントし始めるようにし、方形波のON→OFFの
立ち上がりで作動時間taのカウントを終わるようにし
て方形波のON時間をCPUでカウントし、その後にほ
ぼ決まった値となる波形処理装置の応答おくれ分(t
1,t2)を考慮するように計算させてメダル払い出し器
5hの作動時間tm(tm=ta+t1−t2)を算出す
る(図7(d)参照)。
【0015】次に、図8に示すようにメダル払い出し器
5hの作動時間tmと設定作動時間tsを比較する。実
施例1では設定作動時間tsはメダル15枚を払い出す
のにかかるメダル払い出し器5hの作動する時間(約2
sec)となっている。作動時間tmがtsを超えない
場合は、ゲームの結果として通常払い出される。15枚
以下のメダルの払い出しと判断され、処理が元に戻され
る。作動時間tmがtsを超える場合には、ゲームを行
う人の操作で行なわれたゲーム機5に積算させてカウン
トさせたメダル数の払い出しか又は、不正な操作によっ
てメダルを払い出したかになるので、経過時間tcのカ
ウントをスタートし、カウント数に1を加えてC=1に
する。次に、経過時間tcと設定経過時間tkを比較す
る。正常にゲームが行われゲームの結果払い出すべきメ
ダル数を積算してカウントさせたものを払い出した場合
には、その後次に数十枚のメダルを積算させるために、
少なくても数ゲーム(通常は数十ゲーム)が行われる必
要があり、ある程度の時間が必要となる。また、通常こ
のゲーム機5に積算させたメダル数はゲームを行うのに
消費されるのがほとんどで、払い出されるのは、ゲーム
終了時であるのがほとんどである。その場合には、次に
ゲームが使用されるまで時間がかかり、さらに時間が経
過する。よって、正常な使用では経過する時間を設定経
過時間tkとし、経過時間tcと比較し、経過時間tc
が設定経過時間tkを超えたならば、正常な状態として
処理を戻す。経過時間tcが設定経過時間tkを超えて
いないならば、次に、カウント数が2より小さいことを
確認して処理を戻す。15枚を超えるメダルの払い出し
があったことに相当する設定作動時間tsを作動時間t
mが超えた場合のあとに、15枚までのメダルの払い出
しがあると、二度目の設定作動時間tsと作動時間tm
との比較でts<tmとならないので、tc,Cがクリ
アされ処理が戻る。15枚を超えるメダルの払い出しが
あったことに相当する設定作動時間tsを作動時間tm
が超えた場合のあとに、さらに連続して設定作動時間t
sを作動時間tmが超えた場合であって、それが設定経
過時間tk内であるとカウント数Cが2となる。この場
合は、ゲーム機5の制御部やゲーム機5のメダル払い出
し器5hに不正な操作を行っている可能性が非常に高い
ので不正検出信号を出力する。
【0016】不正検出信号は不正検出回路2からアダプ
タ13を介してホールコンピュータ14に送られ、さら
に警報装置16に送られて、係員に不正があったことを
光や音で警報し、不正があったことを確実かつ迅速に伝
達し、すばやく対応させる。これによってメダルの損害
を抑えることができ、また、対応が迅速であることが不
正の防止にもなる。さらに、ホールコンピュータ14に
不正検出信号が送られることにより、データを取った
り、他の機器を操作したりできる。つまり、不正があっ
たゲーム機5を監視している画像データを別に保管した
り、不正があったゲーム機5にメダル供給ライン8から
メダルが供給されないよう取り込み装置9を停止させた
りできる。このようにすれば、さらにメダルの損害を減
らし、不正を防止することができる。このように本実施
例1のメダル遊技設備の不正検出方法では、ゲーム機5
から電気的な信号を取り込まず、メダル払い出し器のモ
ータ振動によって不正を判断するので、ゲーム機5の制
御部を取り替えたり、電気的な信号でゲーム機5を制御
したり、またメダル払い出し器を別に操作して作動させ
るなどの不正が行われても、その影響を受けて判断不能
となるようなことがなく、不正を確実に検出できる。ま
た、ゲーム機5の改造、変更は必要なく既存のゲーム機
5でも振動センサー15の取り付けだけで済むので、コ
ストを抑えることができ、また、ゲーム機5が比較的短
い期間で交換されても振動センサー15の付け替えを行
えばよい。
【0017】実施例2(図10,11) 図10,11に示す実施例2は、積算枚数分の払い出し
があったと判断した後で、その後の経過時間に対応した
払い出し可能な積算枚数分の最大枚数を超えるメダルの
払い出しに相当するメダル払い出し器の作動時間を検知
すると不正と判断するようにしたメダル遊技設備の不正
検出方法の例である。図10は実施例2のメダル遊技設
備の不正検出方法の情報処理の流れを示すフローチャー
トである。図11は実施例2のメダル遊技設備の不正検
出方法の説明図である。実施例2では、設定作動時間t
sをメダル15枚とし、メダル払い出し器の作動時間t
m1がtsを超えた後に、経過時間tcのカウントをス
タートさせる。理想的にゲームが行われたとしてもゲー
ム機5には、ゲームを行う時間とそのゲームの結果のメ
ダルを払い出す時間が必要であり、大当りと一般に呼ば
れる集中的な払い出しの際においても15枚のメダルが
間欠的に払い出される。その払い出しを全て積算させた
とすると、経過時間tcに対する払い出し可能な最大積
算枚数は図11のようになる。この経過時間に対する払
い出し可能な最大積算枚数の払い出しにかかる作動時間
tmaxをデータのマップ化や時間で計算式を変えて求
められるようにして、経過時間tcのカウントスタート
後にメダル払い出し器の作動があった際に作動時間tm
2 を算出し、経過時間tcに対する最大積算枚数の払い
出しにかかる作動時間tmaxと比較し、tm2 がtm
axを超えているならば、不正と判断する。このように
すれば、積算枚数の考慮ができ、非常に正確に不正の検
出が行える。よって、不正によるメダルの損害はさらに
少なくできる。また、このように確実に不正を検出でき
ることは、不正の防止にもなる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、不正を確実に、コスト
をかけずに検知でき、不正によるメダルの損害を抑さ
え、不正が防止できるようにしたメダル遊技設備の不正
検出方法にできる。積算枚数のメダルの払い出し後の経
過時間に対応した払い出し可能な積算枚数の最大枚数を
超える払い出しに相当するメダル払い出し器の作動時間
を検知すると不正を判断するものは、さらに正確に不正
を検知して不正によるメダルの損害をさらに抑さえるこ
とができる。不正を検出すると光や音で警報するもの
は、係員等が迅速に対応できるように知らせることがで
き、さらに不正によるメダルの損害を抑さえ、不正の防
止ができる。不正を検出すると不正検出信号をゲーム機
管理者側に送るものは、データの採取や他の機器の入力
信号として利用でき、さらに不正の防止に役立てること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のメダル遊技設備の不正検出方法に用
いた振動センサーの説明図である。
【図2】実施例1のメダル遊技設備の不正検出方法に用
いたメダル遊技設備の概略図である。
【図3】実施例1のメダル遊技設備の不正検出方法に用
いたメダル払い出し器の説明図である。
【図4】実施例のメダル遊技設備の不正検出方法に用い
た振動センサーの説明図である。
【図5】実施例1のメダル遊技設備の不正検出方法に用
いた振動センサーの説明図である。
【図6】実施例1のメダル遊技設備の不正検出方法に用
いた不正検出回路の概略図である。
【図7】実施例1のメダル遊技設備の不正検出方法に用
いられる波形信号を示す説明図である。
【図8】実施例1のメダル遊技設備の不正検出方法の情
報処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】実施例1のメダル遊技設備の不正検出方法の説
明図である。
【図10】実施例2のメダル遊技設備の不正検出方法の
説明図である。
【図11】実施例2のメダル遊技設備の不正検出方法の
説明図である。
【符号の説明】 1 メダル遊技設備 2 不正検出回路 4 信号線 5 ゲーム機 5a メダルホッパー 5b タッチセンサー 5c メダル投入口 5d メダル搬送路 5f メダル排出路 5g 制御部 5h メダル払い出し器 5i 円盤部 5j モータ 5k カウンター部 6 メダル貸し機 7 メダル供給装置 8 メダル供給ライン 9 取り込み装置 10 メダル供給管理装置 10a 制御部 11 メダル回収ライン 12 メダル供給制御中継部 13 アダプタ 14 ホールコンピュータ 15 振動センサー 15a 支持電極 15b (支持電極の)支持穴 15c 可動子 15d (可動子の)端部 15e リード線 16 警報装置 17 波形処理回路 m メダル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メダルを投入してゲームを行い、メダル
    を収容するメダルホッパーからゲームの結果に応じたメ
    ダルをメダル払い出し器によって払い出すゲーム機を有
    するメダル遊技設備の不正検出方法であって、同メダル
    払い出し器の作動状態を振動で検知する振動センサーを
    設け、同振動センサーで検知した前記メダル払い出し器
    の作動時間がメダル払い出し器のあらかじめ設定された
    設定作動時間を超えることが複数回連続して発生すると
    不正と判断するようにしたメダル遊技設備の不正検出方
    法。
  2. 【請求項2】 メダルを投入してゲームを行い、ゲーム
    の結果に応じた所定枚数のメダルはメダルを収容するメ
    ダルホッパーからメダル払い出し器によって結果毎に払
    い出すか又はゲームの結果払い出すべきメダルの枚数を
    積算して積算枚数を記憶するかをゲームを行う人の選択
    でできるようにし、記憶された積算枚数分のメダルはゲ
    ームを行う人の操作で払い出せるようにしたゲーム機を
    有するメダル遊技設備の不正検出方法であって、メダル
    払い出し器の作動状態を振動で検知する振動センサーを
    設け、ゲームの結果に応じた所定枚数のメダルを払い出
    す際のメダル払い出し器の作動時間に相当する設定作動
    時間を超えるメダル払い出し器の作動時間を振動センサ
    ーで検知し積算枚数分の払い出しがあったと判断した後
    で、その後の経過時間に対応した払い出し可能な積算枚
    数の最大枚数を超えるメダルの払い出しに相当するメダ
    ル払い出し器の作動時間を検知すると不正と判断するよ
    うにしたメダル遊技設備の不正検出方法。
  3. 【請求項3】 不正を検出すると光や音で警報するよう
    にした請求項1又は2記載のメダル遊技設備の不正検出
    方法。
  4. 【請求項4】 不正を検出すると不正検出信号をゲーム
    機管理者側に送るようにした請求項1〜3いずれかに記
    載のメダル遊技設備の不正検出方法。
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