JP2002176768A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2002176768A
JP2002176768A JP2001255063A JP2001255063A JP2002176768A JP 2002176768 A JP2002176768 A JP 2002176768A JP 2001255063 A JP2001255063 A JP 2001255063A JP 2001255063 A JP2001255063 A JP 2001255063A JP 2002176768 A JP2002176768 A JP 2002176768A
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博伸 城山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽負荷時の力率を改善し、外付け部品を用い
ることなく、出力状態の変化に迅速に対応できる起動回
路およびフィードバック信号のショート検出機能を有す
る電源回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 誤差増幅器2の出力を監視して軽負荷時
にオフセット調整電流を生成するオフセット調整電流生
成用比較器11を備え、乗算器3の出力信号と交流ライ
ン電流の信号とを比較してリセット信号を生成するセン
ス電流比較器4を、生成されたオフセット調整電流IO
Sの入力によりオフセットをマイナス側に調整して、軽
負荷時の出力特性を補正し、力率を改善した。また、ゼ
ロクロス入力信号を直接監視するタイマ10を備え、出
力状態の変化に迅速に対応できる内蔵の起動回路を構成
した。さらに、フィードバック信号を直接監視するショ
ート検出用比較器12を備え、外付け部品を不要にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源回路に関し、特
に自励型電源回路の力率改善制御用集積回路に適用され
る電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】全波整流された交流入力電圧をスイッチ
ングして所望の直流電圧を得る電源回路では、スイッチ
ング動作による高調波電流成分の増加に伴って力率が大
幅に低下するが、その力率の低下を改善するために力率
制御回路が用いられている。力率の低下を改善する制御
回路としては、スイッチング素子を流れる電流のピーク
値を検出して制御するピーク電流モードの力率制御回路
および交流ラインを流れる連続的な電流を検出して制御
する平均電流モードの力率制御回路が知られている。
【0003】ピーク電流モードの力率制御回路は、直流
出力電圧を検出したフィードバック信号を入力する誤差
増幅器と、この誤差増幅器の出力と商用電源を全波整流
した交流入力電圧とを入力する乗算器と、この乗算器の
出力と交流ライン電流とを比較するセンス電流比較器
と、交流入力電圧を受けるトランスと直流出力電圧を生
成する整流平滑回路との間に設けられたスイッチング素
子を制御するRSフリップフロップとから構成され、全
波整流された交流入力電圧に対して、交流ライン電流の
平均を正弦波に維持するとともに交流入力電圧と同相に
維持するように制御することによって、力率の改善を行
うものである。
【0004】このような力率制御回路において、まず、
スイッチング素子がオンすると、全波整流した交流ライ
ン電流がスイッチング素子を通ってグランドへ流れ、そ
のときの電流エネルギはトランスに蓄えられる。一方、
乗算器では、交流入力電圧を入力して、交流ライン電流
の平均を作り出すのに必要な交流入力電圧に比例したピ
ーク電流値を決定し、センス電流比較器が決定されたピ
ーク電流値と交流ライン電流とを比較する。センス電流
比較器は、交流ライン電流が増加していって乗算器によ
り決定されたピーク値と等しくなった場合にリセット信
号を発生し、RSフリップフロップをリセットし、スイ
ッチング素子をオフさせる。スイッチング素子のオフに
より、トランスに蓄えられた電流エネルギが出力側の整
流平滑回路に供給される。スイッチング素子がオフとな
る期間では、トランスの2次側からの信号がハイレベル
になるため、その信号によりRSフリップフロップをセ
ットし、スイッチング素子をオンさせる。このRSフリ
ップフロップのリセットおよびセットを繰り返すこと
で、出力側の整流平滑回路に電流を供給する。
【0005】スイッチング素子がオンしたときの交流ラ
イン電流は、そのピーク値が交流入力電圧に比例した値
に制限されて下げられるので、交流ライン電流の平均が
交流入力電圧の正弦波に相似な波形に維持され、これに
よって、力率の改善を実現している。
【0006】一方、平均電流モードの力率制御回路は、
直流出力電圧を検出したフィードバック信号を入力する
誤差増幅器と、この誤差増幅器の出力と商用電源を全波
整流した交流入力電圧とを入力する乗算器と、この乗算
器の出力と交流ライン電流とを入力する電流誤差増幅器
と、交流入力電圧を受けるリアクトルと直流出力電圧を
生成する整流平滑回路との間に設けられたスイッチング
素子を制御するPWM比較器とから構成される。この平
均電流モードの力率制御回路では、リアクトルに流れる
連続的な電流を制御して力率の改善を実現している。
【0007】リアクトル電流の基準信号を作り出すため
に乗算器が使用されているが、この乗算器には交流入力
電圧と直流出力電圧を一定に保つための電圧誤差増幅器
の出力との2つの信号が入力されるため、乗算器の出力
は交流入力電圧と同相の正弦波状の信号となる。これに
より、リアクトルに流れる電流、すなわち交流入力電流
波形を入力正弦波電圧に追随させることになり、全波整
流された交流入力電圧に対して、交流ライン電流の平均
を正弦波としかつ交流入力電圧と同相に維持されて、力
率の改善が行なわれる。
【0008】また、電源回路は、その始動時または再起
動時に起動することができるよう起動回路が必要であ
る。従来の電源回路では、外部発振器による外付けの起
動回路を用いるのが一般的であったが、外部発振器を用
いると外付けの部品が必要になり、コストアップに繋が
ることから、起動回路を内蔵させることが提案されてい
る。この内蔵型起動回路を備えた電源回路として、たと
えば特開平6−86555号公報が知られている。
【0009】さらに、従来の電源回路では、直流出力電
圧を抵抗分割した信号をフィードバック信号として使用
し、そのフィードバック信号が小さい場合には、直流出
力電圧を増加する方向に制御し、逆に、フィードバック
信号が大きい場合は、直流出力電圧を減少する方向に制
御している。電源回路は、このような原理で動作してい
るため、直流出力電圧を検出する分割抵抗が破損するな
どの異常が発生してフィードバック信号の入力がショー
トしてしまった場合に、直流出力電圧が増加する方向に
のみ制御することになり、危険な状態となる。この危険
な状態を防止するため、従来は外付けの比較器でフィー
ドバック信号を監視し、フィードバック信号が所定の値
より小さくなると、乗算器に入力される誤差増幅器の出
力を強制的にゼロになるようにする。これにより、乗算
器から出力されるピーク値は非常に小さくなり、結果的
にRSフリップフロップをリセットし、スイッチング素
子をオフにするようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】力率制御を行う電源回
路において、交流入力電圧は全波整流された正弦波であ
るため波形の谷間の部分で電圧はほぼゼロとなり、した
がって、このとき、電源回路の出力電圧は当然ゼロとな
るべきである。しかしながら、従来の電源回路では、乗
算器の出力オフセット電圧やセンス電流比較器の入力オ
フセット電圧により、センス電流比較器や乗算器から多
少の電流が出力されてしまい、入力電圧と同じゼロとす
ることができないという問題点があった。特に、軽負荷
の場合には、平均電流の正弦波のピーク値が小さいため
に正弦波の谷間で出力されてしまってゼロとなりきれな
い電流値が残ってしまい、これが力率を悪化させる原因
となっている。
【0011】また、起動回路を内蔵した従来の電源回路
では、外部のスイッチング素子の駆動状態を記憶するR
Sフリップフロップの出力をタイマ回路が監視してい
て、リセット状態にあるRSフリップフロップの出力が
所定時間以上経過すると、RSフリップフロップをセッ
ト状態にして再起動するようにしているが、タイマ回路
の動作が電源回路の出力変化に対して遅れてしまう場合
があるという問題点があった。
【0012】さらに、従来の電源回路では、外付け部品
でフィードバック信号のショートを検出して電源回路の
動作を停止する構成をとっているため、自励型電源回路
のコストが高くなるという問題点があった。
【0013】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、軽負荷時の力率を改善した電源回路を提供す
ることを目的とする。また、本発明は、始動または再起
動に関して、外付け部品を必要とせず、かつ出力状態の
変化に迅速に対応することができる起動回路を持った電
源回路を提供することを目的とする。
【0014】さらに、本発明は、フィードバック信号の
ショート検出用の回路に関して、外部部品数を低減でき
る電源回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、全波整流された交流入力電圧をスイッチ
ングして所望の直流電圧を得る電源回路において、軽負
荷時にオフセット調整電流を生成するオフセット調整電
流生成手段と、前記交流入力電圧に比例した信号と前記
交流ライン電流の信号とを比較してリセット信号を生成
するとともに、前記オフセット調整電流生成手段によっ
て生成された前記オフセット調整電流を入力することに
よりオフセットをキャンセルする側に調整可能なセンス
電流比較器と、を備えていることを特徴とする電源回路
が提供される。
【0016】このような電源回路によれば、軽負荷時に
オフセット調整電流生成手段によって生成されたオフセ
ット調整電流をセンス電流比較器に注入してセンス電流
比較器の入力オフセット電圧をキャンセルするようなオ
フセットをセンス電流比較器に持たせるようにした。こ
れにより、軽負荷時の出力特性が補正され、力率を向上
させることができる。
【0017】また、本発明では、全波整流された交流入
力電圧をスイッチングして所望の直流電圧を得る電源回
路において、軽負荷時にオフセット調整電流を生成し、
リアクトルに流れる電流の基準信号を作り出す乗算器に
注入して、その乗算器の出力オフセット電圧をキャンセ
ルするオフセット調整電流生成手段を備える構成にし
た。これにより、軽負荷時に交流入力電圧の正弦波の波
形の谷間で乗算器のオフセットにより出力されてしまう
電流の値をキャンセルすることができ、軽負荷時の力率
を改善することができる。
【0018】また、本発明によれば、ゼロクロス入力信
号を監視して前記ゼロクロス入力信号が所定時間ない場
合に始動および再起動信号を発生するタイマと、外部の
スイッチング素子を駆動するためのオン・オフ信号を出
力するRSフリップフロップの出力に設けられて前記タ
イマの始動および再起動信号との論理和信号を出力する
論理和ゲートとを備えるようにした。これにより、外付
け部品を必要とせず、かつ出力状態の変化に迅速に対応
することができる起動回路を備えた電源回路とすること
ができる。
【0019】さらに、本発明によれば、フィードバック
信号の入力を監視して前記フィードバック信号が所定値
以下になった場合にショート検出信号を出力するショー
ト検出回路と、前記ショート検出信号を受けて外部のス
イッチング素子を駆動するためのオン・オフ信号を遮断
する論理積ゲートとを備えるようにした。これにより、
外付け部品によるショート検出回路を不要とした電源回
路にすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、力
率制御回路に適用した場合を例に図面を参照して詳細に
説明する。
【0021】図1は本発明を適用した力率制御回路の構
成を示す機能ブロック図である。この力率制御回路1
は、各機能を一体にした集積回路によって構成され、電
源電圧入力用のVCC端子、グランド接続用のGND端
子、交流入力電圧に比例した電圧入力用のMUL端子、
フィードバック信号入力用のFB端子、誤差信号出力用
のCOMP端子、センス電流信号入力用のIS端子、ゼ
ロクロス信号入力用のZCD端子、および出力用のDO
端子を有している。
【0022】力率制御回路1は、非反転入力に基準電圧
VREFを受け、反転入力にFB端子が接続された誤差
増幅器2を有している。この誤差増幅器2の出力は、C
OMP端子および乗算器3の第1入力に接続されてい
る。乗算器3の第2の入力はMUL端子に接続され、出
力はセンス電流比較器4の反転入力に接続されている。
センス電流比較器4の非反転入力はIS端子に接続さ
れ、出力はRSフリップフロップ5のリセット入力に接
続されている。RSフリップフロップ5の出力は、OR
ゲート6の第1入力に接続され、このORゲート6の出
力はANDゲート7の第1入力に接続されている。AN
Dゲート7の出力は駆動部8の入力に接続され、この駆
動部8の出力は、この力率制御回路1の出力であるDO
端子に接続されている。
【0023】力率制御回路1は、非反転入力にZCD端
子が接続され、反転入力に基準電圧VZCDを受けるゼ
ロクロス入力用比較器9を有している。このゼロクロス
入力用比較器9の出力は、RSフリップフロップ5のセ
ット入力とタイマ10の入力とに接続されている。タイ
マ10の出力は、ORゲート6の第2入力に接続されて
いる。力率制御回路1は、また、オフセット調整電流生
成用比較器11およびショート検出用比較器12を有し
ている。オフセット調整電流生成用比較器11は、基準
電圧VOSを受ける非反転入力、誤差増幅器2の出力が
接続された反転入力およびセンス電流比較器4のオフセ
ット調整電流入力用のIOS端子に接続された出力を有
している。ショート検出用比較器12は、基準電圧VS
Pを受ける反転入力、FB端子に接続された非反転入力
およびANDゲート7の第2入力に接続された出力を有
している。さらに、力率制御回路1は、VCC端子に受
ける電源電圧から基準電圧VREF,VZCD,VO
S,VSPを出力する基準電圧部13を有している。
【0024】以上の構成の力率制御回路1によれば、始
動時はZCD端子にはゼロクロス入力信号の入力はな
く、したがって、ゼロクロス入力用比較器9の出力はロ
ーレベルである。この時点からタイマ10が起動し、漸
増する出力信号を出力する。このタイマ10の出力信号
が、ORゲート6の動作しきい値電圧を越えると、OR
ゲート6はハイレベルの信号を出力する。力率制御回路
1の始動直後には、FB端子にフィードバック信号が入
力されているので、ショート検出用比較器12はハイレ
ベルの信号を出力している。これにより、ANDゲート
7の出力はハイレベルの信号を出力し、駆動部8はスイ
ッチング素子駆動用の始動信号を出力し、スイッチング
素子をオンにする。
【0025】スイッチング素子がオンになって交流ライ
ン電流が流れると、IS端子の交流ライン電流に比例し
た電圧信号が高くなってくる。この電圧信号が乗算器3
からのピーク電圧値と等しくなると、センス電流比較器
4はリセット信号を出力し、スイッチング素子をオフに
する。以下、これを繰り返す。
【0026】このように、タイマ10は、力率制御回路
1の出力を直接監視し、出力が一定時間オフである場合
に、出力をオンとすることができる。これにより、外部
起動回路を必要とせず、また、出力状態の変化に迅速に
対応できる起動回路を構成することができる。
【0027】次に、センス電流比較器4およびオフセッ
ト調整電流生成用比較器11の詳細について説明する。
図2はセンス電流比較器の例を示す回路図、図3はセン
ス電流比較器のオフセット調整時の入出力特性を示す図
である。
【0028】センス電流比較器4は、差動入力段を構成
する4つのトランジスタ21〜24および電流源25
と、ソースフォロワレベルシフタを構成するトランジス
タ26,28および電流源27,29と、出力バッファ
を構成するトランジスタ30,32および電流源31,
33とを備えている。
【0029】反転入力側のトランジスタ22の能動負荷
には、オフセット調整電流入力用のIOS端子が設けら
れ、これによって、センス電流比較器4は、オフセット
調整電流を注入することでオフセット調整可能な比較器
を構成している。
【0030】入力部のトランジスタ26,28からなる
ソースフォロワレベルシフタは、グランドレベルまで入
力範囲を広げるためのもので、これにより、センス電流
比較器4の反転入力は、IS端子のセンス電流の入力を
グランドレベルから検出するようにしている。したがっ
て、センス電流比較器4は、図3に示したように、オフ
セット調整電流IOSが入力されないときには、反転入
力が0のときを境にして出力が反転するが、オフセット
調整電流IOSの入力が増えるにつれて、入力オフセッ
ト電圧がマイナス側に増えるような特性となる。
【0031】図4はオフセット調整電流生成用比較器の
例を示す回路図、図5はオフセット調整電流生成用比較
器の入出力特性を示す図である。オフセット調整電流生
成用比較器11は、差動入力段を構成するトランジスタ
41〜44および電流源45と、反転入力側の能動負荷
とカレントミラー回路を構成するトランジスタ46と、
出力段のカレントミラー回路を構成するトランジスタ4
7,48とを備えている。非反転入力には、基準電圧V
OS(=0.5ボルト)を受け、反転入力には誤差増幅
器2の出力であるCOMP端子の電圧VCOMPを受け
る。
【0032】このオフセット調整電流生成用比較器11
は、差動段の能動負荷をダイオード接続したトランジス
タ44で構成し、そのダイオード接続した能動負荷をカ
レントミラー回路で折り返すことでソース電流を供給す
る構成にしたことにより、図5に示したように、電圧V
COMPが1.5ボルト以上では、オフセット調整電流
IOSは出力せず、1.5ボルト以下となる軽負荷状態
においてオフセット調整電流IOSを出力するような入
出力特性となる。
【0033】次に、力率制御回路1の軽負荷時の動作に
ついて説明する。軽負荷時には、FB端子へ入力される
フィードバック信号の値が大きくなるので、誤差増幅器
2の出力レベルが下がり、COMP端子の電圧VCOM
Pはほぼゼロまで減少する。このCOMP端子の電圧V
COMPを監視しているオフセット調整電流生成用比較
器11は、図5の入出力特性から、COMP端子の電圧
VCOMPが1.5ボルト以下のときを軽負荷状態と判
定し、COMP端子の電圧VCOMPに応じたオフセッ
ト調整電流を生成する。
【0034】センス電流比較器4は、そのIOS入力に
オフセット調整電流IOSを注入することによりオフセ
ットを調整することができる。図3の入出力特性から判
るように、センス電流比較器4は、そのIOS入力に注
入するオフセット調整電流IOSを16μAにすると入
力オフセット電圧が−100mVとなる。この値は、乗
算器3の出力オフセット電圧の最悪値とセンス電流比較
器4の入力オフセット電圧の最悪値とを加えた値が10
0mV程度であることから決められた。ここで、乗算器
3の出力オフセット電圧をキャンセルせずにセンス電流
比較器4の入力オフセットのみ調整するのは、乗算器3
の出力オフセット電圧がセンス電流比較器4に入力され
ているため、結果的にセンス電流比較器4の入力オフセ
ットの変化として現れることによる。
【0035】このように、軽負荷時に最大16μAのオ
フセット調整電流IOSをセンス電流比較器4に入力し
て、その入力オフセットを100mV調整することで、
軽負荷時に入力電圧がゼロのときに出力電圧をゼロにす
ることができ、力率を改善することができる。
【0036】また、この力率制御回路1では、FB端子
に供給されるフィードバック信号を監視するショート検
出用比較器12を備えている。このショート検出用比較
器12は、その反転入力にショート検出電圧として約
0.3ボルトの基準電圧VSPを受けており、直流出力
電圧が所定の電圧を出力していてフィードバック信号が
ショート検出電圧より高いときには、ハイレベルの信号
を出力し、直流出力電圧を検出する分割抵抗のショート
事故などでフィードバック信号がショート検出電圧より
低いときには、ローレベルのショートプロテクト信号を
出力する。ショート検出用比較器12がショートプロテ
クト信号を出力した場合には、ANDゲート7の出力が
ローレベルの信号となり、駆動部8への入力を遮断する
ことができる。
【0037】次に、以上のような構成の力率制御回路1
のピーク電流モード制御の自励型電源回路への応用例に
ついて説明する。図6は自励型電源回路の構成例を示す
回路図である。
【0038】自励型電源回路は、商用電源を全波整流す
る全波整流器51を有し、その出力は、トランス52の
1次巻線の一端に接続される。このトランス52の1次
巻線の他端は、ダイオード53およびコンデンサ54か
らなる整流平滑回路を介して直流出力電圧を出力する出
力端子55に接続されている。トランス52の1次巻線
の他端は、また、スイッチング素子とする出力トランジ
スタ56のドレインに接続されている。出力トランジス
タ56のソースは、電流検出抵抗57を介してグランド
に接続され、ゲートは力率制御回路1のDO端子に接続
されている。出力トランジスタ56のソースと電流検出
抵抗57との共通接続点は力率制御回路1のIS端子に
接続されている。
【0039】全波整流器51の出力とグランドとの間に
は、抵抗58,59からなる分割抵抗に接続され、その
分割抵抗の出力は力率制御回路1のMUL端子に接続さ
れている。全波整流器51の出力は、抵抗60およびコ
ンデンサ61を介してグランドに接続され、それらの共
通接続点は力率制御回路1のVCC端子に接続されてい
る。抵抗60とコンデンサ61との共通接続点は、ま
た、逆流防止用のダイオード62を介してトランス52
の2次巻線の一端に接続され、そのトランス52の2次
巻線の他端はグランドに接続されている。トランス52
の2次巻線の一端は、また、力率制御回路1のZCD端
子に接続されている。
【0040】出力端子55とグランドとの間には、抵抗
63,64からなる分割抵抗に接続され、その分割抵抗
の出力は力率制御回路1のFB端子に接続されている。
そして、力率制御回路1のCOMP端子はコンデンサ6
5に接続され、GND端子はグランドに接続されてい
る。
【0041】ここで、商用電源が投入されると、力率制
御回路1のタイマ10が始動し、所定時間後に駆動信号
を出力して出力トランジスタ56をオンする。これによ
り全波整流した交流ライン電流が出力トランジスタ56
を通ってグランドへ流れ、そのときの電流エネルギはト
ランス52に蓄えられる。センス電流比較器4は、電流
検出抵抗57によって検出された交流ライン電流と乗算
器3からの交流入力電圧に比例したピーク電流値とを比
較しており、交流ライン電流が交流入力電圧に比例した
ピーク電流値に等しくなると、RSフリップフロップ5
がリセットされ、出力トランジスタ56をオフさせる。
【0042】出力トランジスタ56がオフすることによ
り、トランス52に蓄えられた電流エネルギがダイオー
ド53を介してコンデンサ54に供給される。出力トラ
ンジスタ56がオフのとき、トランス52の2次巻線か
らのゼロクロス入力信号がハイレベルになり、これが基
準電圧VZCDを越えると、RSフリップフロップ5が
セットされ、出力トランジスタ56をオンさせる。この
出力トランジスタ56のオン・オフを繰り返すことによ
り、コンデンサ54によって平滑された直流出力電圧が
出力端子55より出力される。
【0043】この自励型電源回路が軽負荷状態になる
と、抵抗63,64によって検出された直流出力電圧の
フィードバック信号が高くなる。これにより、誤差増幅
器2の出力電圧が低くなり、コンデンサ65の端子電圧
が1.5ボルト以下になると、オフセット調整電流生成
用比較器11はオフセット調整電流をセンス電流比較器
4に注入して入力オフセットをマイナス側にずらすよう
調整し、オフセット調整電流生成用比較器11の入力オ
フセット電圧をキャンセルすることで、軽負荷時の力率
を向上させることができる。
【0044】また、FB端子に入力されるフィードバッ
ク信号をショート検出用比較器12で監視し、フィード
バック信号の電圧がショート検出電圧の約0.3ボルト
以下に低下すると、ショート検出用比較器12はFB端
子の入力はショート状態にあると判断し、出力トランジ
スタ56を強制的にオフするようにしている。
【0045】図7は本発明を適用した別の力率制御回路
の構成を示す機能ブロック図である。この力率制御回路
71は、各機能を一体にした集積回路によって構成さ
れ、電流誤差増幅器出力用のIFB端子、電流誤差増幅
器反転入力用のIIN−端子、乗算記入緑葉のVDET
端子、過電圧保護入力用のOVP端子、電圧誤差増幅器
出力用のVFB端子、電圧誤差増幅器反転入力用のVI
N−端子、グランド接続用のGND端子、出力用のOU
T端子、駆動部電源用のVC端子、電源入力用のVCC
端子、ソフトスタート回路用のCS端子、オン/オフ制
御入力用のON/OFF端子、基準電圧用のREF端
子、発振器同期入力用のSYNC端子、発振器タイミン
グコンデンサ用のCT端子、および電流誤差増幅器非反
転入力用のIDET端子を有している。
【0046】力率制御回路71は、非反転入力に基準電
圧を受け、反転入力にVIN−端子が接続されて直流出
力電圧を監視する電圧誤差増幅器72を有している。こ
の電圧誤差増幅器72の出力は、増幅度設定用の素子を
接続するVFB端子および電流基準信号を発生する乗算
器73の第1入力に接続されている。乗算器73の第2
の入力は交流入力電圧を監視するVDET端子に接続さ
れ、第3の入力はオフセット調整を行うオフセット調整
電流生成用比較器74の出力に接続されている。オフセ
ット調整電流生成用比較器74は、その非反転入力に基
準電圧を受け、反転入力には電圧誤差増幅器72の出力
およびVFB端子が接続されている。乗算器73の出力
は、IIN−端子および電流誤差増幅器75の反転入力
に接続されている。電流誤差増幅器75の非反転入力
は、交流ライン電流を検出するIDET端子に接続され
ている。このIDET端子は、また、基準電圧と比較す
る過電流検出用比較器76の入力に接続され、その出力
はRFフリップフロップ77の第1のセット端子に接続
されている。このRFフリップフロップ77のリセット
端子は、インバータ78を介して発振器79の出力に接
続され、第2のリセット端子は、過電圧検出用比較器8
0の出力に接続されている。この過電圧検出用比較器8
0の入力は、基準電圧と直流出力電圧の過電圧検出用の
OVP端子とに接続されている。
【0047】力率制御回路71は、また、ON/OFF
端子に接続されて外部信号によりオン・オフ制御を行う
オン・オフ制御部81と、VCC端子および基準電圧用
のREF端子に接続されて内部回路の基準電圧を発生す
る基準電圧部82と、VCC端子に接続されてVCC端
子に印加される電圧が有効な電圧値になるまで内部回路
が異常動作をしないよう制御する不足電圧ロックアウト
部83と、ソフトスタート回路用のCS端子および定電
流部84に接続されて不足電圧ロックアウト部83の出
力信号によりオン・オフ制御されるソフトスタート回路
リセット用のスイッチ部85とを有している。
【0048】力率制御回路71は、さらに、第1入力に
発振器79の出力が接続され、第2入力にソフトスター
ト回路用のCS端子が接続され、第3入力に電流誤差増
幅器75の出力および位相補正回路素子用のIFB端子
が接続されたPWM比較器86を有し、その出力はAN
Dゲート87に入力されている。このANDゲート87
は、オン・オフ制御部81の出力、不足電圧ロックアウ
ト部83の出力、発振器79の出力およびRFフリップ
フロップ77の出力を受けるよう接続され、出力は駆動
部88を介してOUT端子に接続されている。駆動部8
8は、その電源用のVC端子およびGND端子にも接続
されている。
【0049】この力率制御回路71によれば、発振器7
9の出力としてCT端子から三角波がPWM比較器86
に入力されており、この三角波と電流誤差増幅器75の
出力とを比較することでPWM信号を生成し、ANDゲ
ート87および駆動部88を介してOUT端子に接続さ
れたスイッチング素子を駆動する。PWM比較器86に
は、CS端子も入力されている。このCS端子には、起
動時に定電流部84によって充電される後述のコンデン
サが接続され、PWM比較器86では、電流誤差増幅器
75の出力電圧とコンデンサの充電電圧の低い方が優先
されてソフトスタートが行なわれる。
【0050】電流誤差増幅器75は、その非反転入力に
IDET端子を介して交流ライン電流を入力し、反転入
力にその交流ライン電流の基準信号として乗算器73の
出力が入力されている。乗算器73は、直流出力電圧の
誤差信号を電圧誤差増幅器72から受け、VDET端子
から交流入力電圧を受けてそれらを乗算した信号を電流
誤差増幅器75に供給している。
【0051】この乗算器73には、また、オフセット調
整電流生成用比較器74の出力を入力しており、電圧誤
差増幅器72からの電圧誤差が所定値より大きくなる軽
負荷時において、直流出力電圧の誤差信号に基づいて生
成されたオフセット調整電流を乗算器73に注入して、
乗算器73の出力オフセット電圧をキャンセルするよう
にオフセット調整を行う。
【0052】なお、ANDゲート87は、外部信号によ
りこの力率制御回路71をオン・オフ制御したり、VC
C端子における電圧が有効な値以下のとき、過電流検出
用比較器76が過電流を検出したとき、過電圧検出用比
較器80が過電圧を検出したときにこの力率制御回路7
1をシャットダウンしたり、さらに、発振器79におい
てRFフリップフロップ77のリセット信号の逆相信号
としてあるタイミングで生成される矩形波信号を受け
て、出力のデューティマックスを決定するようにしてい
る。
【0053】次に、以上のような構成の力率制御回路7
1の平均電流モード制御の自励型電源回路への応用例に
ついて説明する。図8は自励型電源回路の構成例を示す
回路図である。
【0054】自励型電源回路は、商用電源を全波整流す
る全波整流器91を有し、その出力は、リアクトル92
の一端に接続される。このリアクトル92の他端は、ダ
イオード93およびコンデンサ94からなる整流平滑回
路を介して直流電圧を出力する出力端子95に接続され
ている。リアクトル92の他端とダイオード93との接
続点は、スイッチング素子とする出力トランジスタ96
のドレインに接続されている。出力トランジスタ96の
ソースは、グランド端子97,98および力率制御回路
71のGND端子に接続されるとともに、電流検出抵抗
99を介して全波整流器91に接続され、ゲートは力率
制御回路71のOUT端子に接続されている。リアクト
ル92の2次巻線は、ダイオード100,101および
コンデンサ102,103からなる倍電圧整流回路に接
続され、その整流出力は、力率制御回路71のVCC端
子およびVCC出力端子104に接続され、また、抵抗
105を介して力率制御回路71のVC端子に接続され
ている。
【0055】全波整流器91の出力とグランド端子97
との間には、抵抗106,107からなる分割抵抗に接
続され、その分割抵抗の出力は力率制御回路71のVD
ET端子に接続されている。出力端子95とグランド端
子97との間には、抵抗108,109からなる分割抵
抗に接続され、その分割抵抗の出力は力率制御回路71
のOVP端子に接続されている。また、出力端子95と
グランド端子97との間には、抵抗110,111から
なる分割抵抗に接続され、その分割抵抗の出力は抵抗1
12を介して力率制御回路71のVIN−端子に接続さ
れている。このVIN−端子は、抵抗113およびコン
デンサ114の並列回路を介して力率制御回路71のV
FB端子に接続されている。
【0056】力率制御回路71において、そのIFB端
子およびIIN−端子には、抵抗115およびコンデン
サ116,117の直並列回路が接続されている。ま
た、IDET端子は、抵抗118を介して電流検出抵抗
99と全波整流器91との接続点に接続されるととも
に、コンデンサ119を介してグランド端子97に接続
されている。CT端子とREF端子との間には、抵抗1
20が接続され、CT端子は、コンデンサ121を介し
てグランド端子97に接続されている。CS端子は、コ
ンデンサ122を介してグランド端子97に接続されて
いる。そして、ON/OFF端子は、ON/OFF信号
入力端子123に接続されている。
【0057】次に、乗算器73およびオフセット調整電
流生成用比較器74の詳細について説明する。図9は乗
算器の例を示す回路図、図10は乗算器の入出力特性を
示す図、図11はオフセット調整時の乗算器特性を示す
図である。
【0058】乗算器73は、一方の入力端子に電圧誤差
増幅器72の出力の電圧Vyを受け、他方の入力端子に
基準電圧Vthm(=1.5V)を受ける差動入力構成
のブロックAと、一方の入力端子に交流入力電圧に比例
した電圧Vxを受け、他方の入力端子にグランドレベル
の電圧を受ける差動入力構成のブロックBと、ブロック
AおよびブロックBでの比較結果をシングルエンド出力
に変換するブロックCと、変換された出力を電流信号と
して取り出すカレントミラー回路のブロックDと、IO
S端子にオフセット調整電流生成用比較器74のからの
オフセット調整電流iosを受けてオフセット調整を行
うブロックEと、ブロックDの電流信号にオフセット調
整電流iosを加算する出力段のブロックFとから構成
されている。
【0059】この乗算器73の入出力特性を示す図10
は、ブロックAのVFB端子に電圧誤差増幅器72の出
力の電圧Vyを受けているときのブロックBのVDET
端子に印加される交流入力電圧に比例した電圧Vxの変
化に対する乗算器出力電圧の変化を示している。ブロッ
クAでは、基準電圧としてVthm(=1.5V)を受
けているので、電圧Vy=1.5Vのときが基準になっ
ており、このときの乗算器出力電圧は、1.25Vであ
り、交流入力電圧が増えるに連れて漸減する特性を有し
ている。
【0060】オフセット調整時の乗算器73の入出力特
性を示す図11は、Vthm=1.5V,Vx=0V,
Vy=1.5Vのときのオフセット調整電流iosの変
化に対する乗算器出力電圧の変化を示している。ここ
で、ios=0μAのとき、乗算器出力電圧は1.25
Vであり、ios=10μAのときには、乗算器出力電
圧は1.35Vであって、オフセット調整電流iosを
調整することにより+100mVまでオフセット調整が
可能であることを表わしている。これは、乗算器73の
出力オフセット電圧の最悪値が100mV程度であるこ
とに基づくもので、乗算器73の出力オフセットを10
0mV程度調整することができれば、軽負荷時の力率を
改善できることを示している。
【0061】図12はオフセット調整電流生成用比較器
の例を示す回路図、図13はオフセット調整電流生成用
比較器の入出力特性を示す図である。オフセット調整電
流生成用比較器74は、非反転入力端子に基準電圧(=
1.5V)を受け、反転入力端子に電圧誤差増幅器72
の出力の電圧Vyを受ける差動入力構成のブロックA1
と、このブロックA1の反転入力側の能動負荷とカレン
トミラー回路を構成するブロックB1と、出力段のカレ
ントミラー回路を構成するブロックC1とから構成さ
れ、出力のIOS端子は、乗算器73のIOS端子に接
続される。
【0062】このオフセット調整電流生成用比較器74
は、差動入力段の能動負荷をカレントミラー回路で折り
返すことでソース電流を供給する構成にしたことによ
り、図13に示したように、電圧Vyが1.5V以上で
は、オフセット調整電流iosは出力せず、1.5V以
下となる軽負荷状態においてオフセット調整電流ios
を出力するような入出力特性となる。このオフセット調
整電流iosの最大値は、乗算器73の出力オフセット
電圧の最悪値である100mVをキャンセルすることが
できる約10μAに設定されている。
【0063】次に、図8〜図13を参照しながら軽負荷
時における力率制御回路71の動作について説明する。
軽負荷時には、直流出力電圧が高くなるので、その電圧
を監視しているVIN−端子の電圧値が大きくなり、電
圧誤差増幅器72の出力が低下する。これにより、VF
B端子の電圧はほぼゼロとなる。したがって、本発明で
はVFB端子が1.5V以下のときを軽負荷状態と判定
する。これは、オフセット調整電流生成用比較器74が
その非反転入力端子に基準電圧(=1.5V)を与える
ことで判断し、図13に示したように、VFB端子の電
圧が1.5V以下では、0〜10μAのオフセット調整
電流iosを出力する。
【0064】このオフセット調整電流iosは、乗算器
73のIOS端子に注入され、オフセットの調整が行わ
れる。この乗算器73は、ブロックAのVthm入力お
よびVy入力を1.5Vとし、Vx入力が0Vのとき、
図10に示したように、乗算器出力はおよそ1.25V
となり、この電圧が軽負荷時におけるオフセット調整動
作の開始点になっている。
【0065】ここで、軽負荷時に乗算器73の出力オフ
セット電圧が最大で100mVになったとき、最大10
μAのオフセット調整電流iosを乗算器73のIOS
端子に注入し、オフセットの調整をすることで乗算器7
3の出力オフセット電圧をキャンセルする。すなわち、
乗算器73の出力が約1.25Vからマイナス方向に変
化する特性であるため、オフセット調整電流iosを加
算することによるプラス方向のオフセット調整が、乗算
器73の出力オフセット電圧に対してはマイナス方向の
オフセットとして働き、乗算器73の出力オフセット電
圧がキャンセルされることになる。これにより、軽負荷
時の力率が改善される。
【0066】なお、図8では、図7に示した力率制御回
路71を平均電流モード制御の自励型電源回路へ適用し
た場合を例に示したが、図6に示したようなピーク電流
モード制御の自励型電源回路にも同様に適用することが
できる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、軽負
荷時に、センス電流比較器をマイナス側にオフセット調
整できるように構成した。これにより、軽負荷時におい
て、センス電流比較器におけるプラス側の入力オフセッ
ト電圧がキャンセルされ、軽負荷時の力率を向上させる
ことができる。
【0068】また、本発明では、軽負荷時に、乗算器を
プラス側にオフセット調整できるように構成した。これ
により、軽負荷時において、乗算器の出力オフセット電
圧がキャンセルされ、軽負荷時の力率を向上させること
ができる。
【0069】また、本発明では、ゼロクロス入力信号を
内蔵のタイマで監視し、出力が一定時間オフになってい
てゼロクロス入力信号がローレベルである場合に、出力
トランジスタをオンにするように構成した。これによ
り、起動用の外付け部品を必要とせず、また、出力状態
の変化に迅速に対応できる電源回路の起動回路とするこ
とができる。
【0070】さらに、本発明では、直流出力電圧のフィ
ードバック信号を監視するショート検出用比較器を備え
たことにより、外部にショート検出回路が不要となり、
外部部品を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した力率制御回路の構成を示す機
能ブロック図である。
【図2】センス電流比較器の例を示す回路図である。
【図3】センス電流比較器のオフセット調整時の入出力
特性を示す図である。
【図4】オフセット調整電流生成用比較器の例を示す回
路図である。
【図5】オフセット調整電流生成用比較器の入出力特性
を示す図である。
【図6】自励型電源回路の構成例を示す回路図である。
【図7】本発明を適用した別の力率制御回路の構成を示
す機能ブロック図である。
【図8】自励型電源回路の構成例を示す回路図である。
【図9】乗算器の例を示す回路図である。
【図10】乗算器の入出力特性を示す図である。
【図11】オフセット調整時の乗算器特性を示す図であ
る。
【図12】オフセット調整電流生成用比較器の例を示す
回路図である。
【図13】オフセット調整電流生成用比較器の入出力特
性を示す図である。
【符号の説明】
1 力率制御回路 2 誤差増幅器 3 乗算器 4 センス電流比較器 5 RSフリップフロップ 6 ORゲート 7 ANDゲート 8 駆動部 9 ゼロクロス入力用比較器 10 タイマ 11 オフセット調整電流生成用比較器 12 ショート検出用比較器 13 基準電圧部 71 力率制御回路 72 電圧誤差増幅器 73 乗算器 74 オフセット調整電流生成用比較器 75 電流誤差増幅器 76 過電流検出用比較器 77 RSフリップフロップ 78 インバータ 79 発振器 80 過電圧検出用比較器 81 オン・オフ制御部 82 基準電圧部 83 不足電圧ロックアウト部 84 定電流部 85 スイッチ部 86 PWM比較器 87 ANDゲート 88 駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 栄寿 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 城山 博伸 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 5H006 AA02 CA02 CA07 CB00 CB01 CC01 CC02 DB01 DC02 DC05 5H730 AA15 AA18 AS04 BB14 BB52 CC01 DD04 DD26 EE59 FD03 FD13 FD43 FG01 ZZ00

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全波整流された交流入力電圧をスイッチ
    ングして所望の直流電圧を得る電源回路において、 軽負荷時にオフセット調整電流を生成するオフセット調
    整電流生成手段と、 前記交流入力電圧に比例した信号と前記交流ライン電流
    の信号とを比較してリセット信号を生成するとともに、
    前記オフセット調整電流生成手段によって生成された前
    記オフセット調整電流を入力することによりオフセット
    をキャンセルする側に調整可能なセンス電流比較器と、 を備えていることを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】 全波整流された交流入力電圧に対して、
    交流ライン電流の平均を正弦波に維持するとともに交流
    入力電圧と同相に維持する力率制御回路として集積化さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  3. 【請求項3】 前記オフセット調整電流生成手段は、直
    流出力電圧に比例したフィードバック信号を増幅する誤
    差増幅器の出力信号を監視し、前記誤差増幅器の出力信
    号が所定値以下となる軽負荷時に前記オフセット調整電
    流を生成することを特徴とする請求項1記載の電源回
    路。
  4. 【請求項4】 前記オフセット調整電流生成手段は、ダ
    イオード接続の能動負荷を持った差動入力回路と、前記
    差動入力回路の反転入力が所定の基準電圧を受ける非反
    転入力より低い場合に前記反転入力側の前記能動負荷か
    ら前記オフセット調整電流を出力するカレントミラー回
    路とを備えていることを特徴とする請求項3記載の電源
    回路。
  5. 【請求項5】 前記センス電流比較器は、差動入力回路
    と出力バッファ回路とを備え、前記差動入力回路の反転
    入力側の能動負荷と前記出力バッファ回路との接続点に
    前記オフセット調整電流を供給する入力端子を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  6. 【請求項6】 ゼロクロス入力信号を監視して前記ゼロ
    クロス入力信号が所定時間ない場合に始動および再起動
    信号を発生するタイマと、外部のスイッチング素子を駆
    動するためのオン・オフ信号を出力するRSフリップフ
    ロップの出力に設けられて前記タイマの始動および再起
    動信号との論理和信号を出力する論理和ゲートとを備え
    ていることを特徴とする請求項2記載の電源回路。
  7. 【請求項7】 フィードバック信号の入力を監視して前
    記フィードバック信号が所定値以下になった場合にショ
    ート検出信号を出力するショート検出回路と、前記ショ
    ート検出信号を受けて外部のスイッチング素子を駆動す
    るためのオン・オフ信号を遮断する論理積ゲートとを備
    えていることを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  8. 【請求項8】 全波整流された交流入力電圧をスイッチ
    ングして所望の直流電圧を得る電源回路において、 軽負荷時にオフセット調整電流を生成するオフセット調
    整電流生成手段と、 前記交流入力電圧に比例した信号と前記交流ライン電流
    の信号とを比較してリセット信号を生成するとともに、
    前記オフセット調整電流生成手段によって生成された前
    記オフセット調整電流を入力することによりオフセット
    をキャンセルする側に調整可能なセンス電流比較器と、 ゼロクロス入力信号を監視して前記ゼロクロス入力信号
    が所定時間ない場合に始動および再起動信号を発生する
    タイマと、 外部のスイッチング素子を駆動するためのオン・オフ信
    号を出力するRSフリップフロップの出力に設けられて
    前記タイマの始動および再起動信号との論理和信号を出
    力する論理和ゲートと、 フィードバック信号の入力を監視して前記フィードバッ
    ク信号が所定値以下になった場合にショート検出信号を
    出力するショート検出回路と、 前記ショート検出信号を受けて前記外部のスイッチング
    素子を駆動するためのオン・オフ信号を遮断する論理積
    ゲートと、 を備えていることを特徴とする電源回路。
  9. 【請求項9】 全波整流された交流入力電圧に対して、
    交流ライン電流の平均を正弦波に維持するとともに交流
    入力電圧と同相に維持する力率制御回路として集積化さ
    れていることを特徴とする請求項8記載の電源回路。
  10. 【請求項10】 全波整流された交流入力電圧をスイッ
    チングして所望の直流電圧を得る電源回路において、 軽負荷時にオフセット調整電流を生成し、リアクトルに
    流れる電流の基準信号を作り出す乗算器に注入して、前
    記乗算器の出力オフセット電圧をキャンセルするオフセ
    ット調整電流生成手段を備えていることを特徴とする電
    源回路。
  11. 【請求項11】 全波整流された交流入力電圧に対し
    て、交流ライン電流の平均を正弦波に維持するとともに
    交流入力電圧と同相に維持する力率制御回路として集積
    化されていることを特徴とする請求項10記載の電源回
    路。
  12. 【請求項12】 前記オフセット調整電流生成手段は、
    直流出力電圧に比例したフィードバック信号を増幅する
    電圧誤差増幅器の出力信号を監視し、前記電圧誤差増幅
    器の出力信号が所定値以下となる軽負荷時に前記オフセ
    ット調整電流を生成することを特徴とする請求項10記
    載の電源回路。
  13. 【請求項13】 前記オフセット調整電流生成手段は、
    反転入力に前記電圧誤差増幅器の出力信号を受け、非反
    転入力に前記所定値の基準電圧を受ける差動入力回路
    と、前記差動入力回路の前記反転入力側の能動負荷に接
    続されて前記電圧誤差増幅器の出力信号が前記基準電圧
    の所定値より低い場合に前記オフセット調整電流を出力
    するカレントミラー回路とを備えていることを特徴とす
    る請求項12記載の電源回路。
  14. 【請求項14】 前記乗算器は、基準電圧と前記電圧誤
    差増幅器の出力信号とを比較する第1の差動入力回路
    と、前記交流入力電圧に比例した信号とグランドレベル
    とを比較する第2の差動入力回路と、前記第1の差動入
    力回路および前記第2の差動入力回路の比較結果を乗算
    してシングルエンド出力に変換する変換回路と、前記変
    換回路の出力を電流信号として取り出す第1のカレント
    ミラー回路と、前記オフセット調整電流生成手段からの
    オフセット調整電流を受ける第2のカレントミラー回路
    と、前記第1および第2のカレントミラー回路の出力電
    流を加算する抵抗回路とを有することを特徴とする請求
    項10記載の電源回路。
  15. 【請求項15】 全波整流された交流入力電圧をスイッ
    チングして所望の直流電圧を得る電源回路において、 前記所望の直流電圧に対応する基準電圧と比較して直流
    出力電圧に比例した電圧を監視する電圧誤差増幅器と、 前記電圧誤差増幅器の出力信号および交流入力電圧に比
    例した信号を乗算する乗算器と、 電圧誤差増幅器の出力信号が所定値以上となる軽負荷時
    に前記乗算器の出力オフセット電圧をキャンセルするよ
    うなオフセット調整電流を生成するオフセット調整電流
    生成用比較器と、 前記乗算器の出力信号を基準信号として交流ライン電流
    との差を出力する電流誤差増幅器と、 スイッチング用の発振信号を出力する発振器と、 前記発振信号と前記電流誤差増幅器の出力信号とを比較
    してパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調比較器
    と、 前記パルス幅変調信号を外部のスイッチング素子へ出力
    する駆動部と、 前記交流ライン電流に対応した電圧信号を所定の基準電
    圧と比較して過電流状態を検出する過電流検出用比較器
    と、 直流出力電圧に比例した電圧信号を所定の基準電圧と比
    較して過電圧状態を検出する過電圧検出用比較器と、 前記過電流検出用比較器および前記過電圧検出用比較器
    の検出信号を受けて保持するRSフリップフロップと、 電源の有効な値以下の状態を検出する不足電圧ロックア
    ウト部と、 外部信号によりオン・オフ動作状態を制御するオン・オ
    フ制御部と、 前記パルス幅変調比較器と前記駆動部との間に配置され
    て前記RSフリップフロップ、前記不足電圧ロックアウ
    ト部および前記オン・オフ制御部の出力信号によって前
    記パルス幅変調信号を無効にするように制御する論理積
    ゲートと、 を備えていることを特徴とする電源回路。
  16. 【請求項16】 全波整流された交流入力電圧に対し
    て、交流ライン電流の平均を正弦波に維持するとともに
    交流入力電圧と同相に維持する力率制御回路として集積
    化されていることを特徴とする請求項15記載の電源回
    路。
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