JPS5844404Y2 - 安定化電源回路 - Google Patents

安定化電源回路

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JPS5844404Y2
JPS5844404Y2 JP2894577U JP2894577U JPS5844404Y2 JP S5844404 Y2 JPS5844404 Y2 JP S5844404Y2 JP 2894577 U JP2894577 U JP 2894577U JP 2894577 U JP2894577 U JP 2894577U JP S5844404 Y2 JPS5844404 Y2 JP S5844404Y2
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resistor
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JP2894577U
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元臣 後藤
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ヤマハ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は安定化電源回路に係り、更に詳述すれば起動
時における非安定時間を短縮した安定化電源回路に関す
るものである。
安定化電源回路としては、一例として第1図に示すよう
な閉回路型の安定化電源回路が一般によく知られている
この閉回路型安定化電源回路でT r 2が交流電源A
Cからの交播出力を全波整回路FRCで整流し、コンデ
ンサC1で平滑した非安定直流出力を通過させ、定電圧
を制御するトランジスタTr3が負荷端子電圧を抵抗R
4,R5で分圧し、この電圧と定電圧ダイオードDzで
与えられる基準電圧と比較し電源変動を検出するトラン
ジスタT r 1がトランジスタT r 2の励振電流
を供給し、更に検出用トランジスタTr3のコレクタ電
流を供給するトランジスタ、 CC2はトランジスタT
r1のエミッタ抵抗として動く定電流源、cclはトラ
ンジスタTr1のベース供給電圧を安定化させるための
定電圧回路を構成する定電流源、R1は定電流源CC1
による安定な両端電圧を作りだすための抵抗、Rはトラ
ンジスタT r 2のベース暗電流を吸収し、前記トラ
ンジスタの熱的安定性を増大させるための抵抗、R3は
ツェナーダイオードDzに逆方向直流電流を供給するた
めの抵抗、R、Rは出力電圧を分割しトランジスタTr
35 のベースに出力の分圧電圧を供給するための分割抵抗、
C2はツェナーダイオードDzの動作に起因して生じる
雑音をバイパスするためのコンデンサ、C3は安定化電
源の出力インピーダンスを低下させるためのコンデンサ
である。
このような従来の回路では安定化電源の出力端子十B、
E間に接続される負荷RLに対しこの安定化電源回路の
整流端側(BS端)の容量が十分大であるならば前記出
力端子+B t E間の出力電圧の立上り特性は略抵抗
R3とコンデンサC2の充電特性で決定される。
それはコンデンサC1゜C3で決定される充電特性に比
して抵抗R3、コンデンサC2の充電特性が時定数的に
極めて大きいからである。
モトモと、ツェナーダイオードDzはその両端電圧を作
る動作をし、前記トランジスタT r 3のベース・エ
ミッタ間の微少変化を増幅し、トランジスタT r 2
に供給して安定化電源回路の出力端子+B、E間の電圧
の安定化を保持するわけである。
しかるに、ツェナーダイオードDzは逆方向電流の多少
によりその両端電圧が微少に変化する。
その傾向は殊に電流が極端に微少な時に顕著で、一般的
には5〜10mA程度で動作させるのが普通である。
その際ツェナーダイオードDzに固有の特性として指示
されたあるいは許容された電力の損失を越えてはならな
いことはいう壕でもないことである。
したがって、第1図に示す従来の安定化電源回路の場合
、ツェナーダイオードDzにはトランジスタT r 3
のエミッタ電流分と抵抗R3による固定電流分の和の電
流が逆電流として流れる。
所で、ツェナーダイオードDzはその動作の結果として
かなり多量の雑音を発生し、この雑音はトランジスタT
r aで検出されて安定化電源回路の出力端子子B、
E間へ出力されるため、この多量の雑音をコンデンサC
2で平滑する必要がある。
以上の如〈従来の安定化電源回路では安定化を計る目的
で設けられているツェナーダイオードの動作に起因して
発生する多量の雑音の発生を抑止するために設けられた
コンデンサが原因で安定化出力電圧の立上り特性が悪化
するという欠点があった。
この考案は上述した欠点を除去することを目的とするも
ので、その特徴とするところは、基準電圧を発生するツ
ェナーダイオードDzに並列接続された雑音除去用のコ
ンデンサC2を充電するにあたり、従来のごとく、前記
ツェナーダイオードDzへの動作電流のみによらず、電
源投入時の過渡期のみ前記コンデンサC2を急速充電す
る別の充電系を付加し、もって安定化電源回路の起動初
期にも・ける非安定時間の短縮を計ることにある。
以下この考案の安定化電源回路を図に示す一実施例につ
いて詳述する。
第2図はこの考案の安定化電源回路の構成を示すもので
、第1図の構成と異なる点はトランジスタTr のバ
イアス回路を構成する抵抗R□、定電流源ccmの直列
回路中に抵抗Rxを挿入し、前記抵抗Rxと定電流源C
Ctとの接続点にベースを接続したトランジスタT r
4のコレクタを全波整流回路FRCの出力端(BS端
)に、エミッタをベース・エミッタ間のダイオード極性
と同じ極性のダイオードD1を介してコンデンサC2の
正側すなわちツェナーダイオードDZ1 )ランジスタ
Tr のエミッタち・よび抵抗R3との共通接続点に
接続し、電源投入時の過渡期のみコンデンサC2を急速
充電する充電回路を設けた点である。
この構成において、定常状態に達したツェナーダイオー
ドDzの両端電圧をVzとし、トランジスタT r 4
のベース電圧をVBとし、また、抵抗R1とRxの和抵
抗の値をRt、定電流源cc、の定電流値をI ce
、 、定常状態に達した全波整流回路FRCの出力端B
Sの電圧値(すなわちこの安定化電源回路の非安定化直
流入力電圧の概略値)をVi nとすれば、トランジス
タTr4のベース電圧VBは、VB−Vin−Rt・■
cc1となり、あらかじめこの電圧VBが、VBくVZ
となるように設定しておけば、定常状態に達した時には
、トランジスタT r 4およびダイオードD1は逆方
向にバイアスされることになり、この時、トランジスタ
Tr4のコレクタ電流は流れない。
これに対して、非安定化電源である交流電源ACがオン
された瞬間には、このツェナーダイオードDzの両端電
圧Vzは、コンデンサC2が並列接続されているため、
未だ殆どOボルトであるが、全波整流回路FRCの出力
端BSの電圧Vinは既に急速に立ち上っているため、
前記トランジスタTr4のベース電圧VBも同様に急速
に立ち上っており、したがってトランジスタT r 4
は工□ツタ電流を急激にコンデンサC2に流し込んで充
電することになり、この動作はコンデンサC2の両端電
圧が所定値(前記ツェナーダイオードDzのツェナー電
圧Vz近くの値に設定されている)に達する1で持続す
る。
この動作はBS端に微少電圧が現れると即座に効果を表
わし、トランジスタT r 3のエミッタ電流分よび抵
抗R3による第1の充電回路からの充電を待つことなく
極めて速やかである。
しかもトランジスタT r 4のベース電圧にて決定さ
れる定電圧的な動作であり、コンデンサC1以外に時定
数要素を介さない。
また、コンデンサC2の両端電圧が前記トランジスタT
r 4の定常時のベース電圧VB近く1で達するとト
ランジスタT r 4 。
ダイオードD1が遮断され抵抗R3の第1の充電回路か
らの当初の充電に切換わる。
この場合、BS端電圧についてベース電圧VBを適切に
制御できるようにしてむけば、具体的には、電源投入直
後は定電流源CC1の定電流値ICC1が小さく、その
後所定の大きさに増加していくように、この定電流源C
C1に時定数特性を付与しておけば、充電時間すなわち
安定化電源の出力電圧の立上り時間の短縮効果は更に大
きくなる。
第3図はコンデンサC1を1000μF、=+ンデンサ
C2を200μF1コンデンサC3を1000μFに設
定し、抵抗R3を5.6にΩ、全波整流回路FRCの出
力電圧vB3を35v1安定化電源電圧十Bを24V1
ツエナー電圧Vzを13Vとした場合の出力電圧Voの
立上り特性で特性■は第1図に示す従来の電源回路のも
の、特性@は第2図に示すこの考案の電源回路のもので
十B/2 tでの立上り時間t1に対し従来のものは
t2と立上り時間を1/2に短縮できる。
なおこの考案の電源回路では非安定化電源である入力交
流電圧が大幅に上昇したような場合にBS端電圧が上昇
し、トランジスタT r 4がオフしないようなトラブ
ルが考えられるが、このことについては予めマージンを
見て抵抗R1t Rxの和抵抗の値Rtと定電流源cc
1の定電流値Icc1の積を設定すればよい。
捷た、定電流源CCtの値を可変することにより簡単に
動作点のオフセットができこのことは抵抗Rxを可変し
ても同様である。
以上述べたようにこの考案は非安定化直流入力電圧が印
加される入力端子と、安定化直流出力電圧が出力される
出力端子と、これら入力端子と出力端子との間にコレク
ターエミッタ間が接続されベースに動作電流が供給され
る制御用トランジスタと、前記出力端子と接地点との間
の分圧電圧がベースに印加されコレクタが前記制御用ト
ランジスタのベースに接続される検出用トランジスタと
、この検出用トランジスタのエミッタと前記接地点との
間にカソード−アノード間が接続されかつこのカソード
に動作電流が供給されるツェナーダイオードと、とのツ
ェナーダイオードの両端に並列接続される雑音除去用の
コンデンサと、前記入力端子と接地点との間に順次直列
に接続される抵抗および定電流源と、この抵抗と定電流
源との接続点にベースが接続され前記入力端子にコレク
タが接続され前記ツェナーダイオードのカソードにエミ
ッタが接続される充電用トランジスタとを具備し、前記
非安定化直流入力電圧の印加開始時点のみ前記充電用ト
ランジスタによって前記雑音除去用のコンデンサを急速
充電させるようにしたので、起動時にち・ける非安定時
間を短縮し得、特にプレーヤのモータ駆動電源として用
いた場合、安定でかつ立上り特性の良好な動作が得られ
、その横取が簡単でかつ安価にできる等の効果を有する
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の閉回路型安定化電源回路の構成図、第2
図はこの考案の一実施例である閉回路型安定化電源回路
の構成図、第3図は起動特性を示す説明図である。 BS・・・入力端子(全波整流回路FRCの出力端)十
B・・・出力端子、E・・・接地点、T r 2・・・
制御用トランジスタ、Tr3・・・検出用トランジスタ
、Tr ・・・充電用トランジスタ、DZ・・・ツェ
ナーダイオード、C2・・・雑音除去用のコンデンサ、
R1,Rx・・・抵抗、cc 1・・・定電流源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非安定化直流入力電圧が印加される入力端子と、安定化
    直流出力電圧が出力される出力端子と、これら入力端子
    と出力端子との間にコレクターエミッタ間が接続されベ
    ースに動作電流が供給される制御用トランジスタと、前
    記出力端子と接地点との間の分圧電圧がベースに印加さ
    れコレクタが前記制御用トランジスタのベースに接続さ
    れる検出用トランジスタと、この検出用トランジスタの
    エミッタと前記接地点との間にカソード−アノード間が
    接続されかつこのカソードに動作電流が供給されるツェ
    ナーダイオードと、とのツェナーダイオードの両端に並
    列接続される雑音除去用のコンデンサと、前記入力端子
    と接地点との間に順次直列に接続される抵抗および定電
    流源と、この抵抗と定電流源との接続点にベースが接続
    され前記入力端子にコレクタが接続され前記ツェナーダ
    イオードのカソードにエミッタが接続される充電用トラ
    ンジスタとを具備してなり、前記非安定化直流入力電圧
    の印加開始時点のみ前記充電用トランジスタによって前
    記雑音除去用のコンデンサを急速充電させるようにした
    ことを特徴とする安定化電源回路。
JP2894577U 1977-03-10 1977-03-10 安定化電源回路 Expired JPS5844404Y2 (ja)

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JPS53123441U JPS53123441U (ja) 1978-09-30
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