JP2012100485A - 電源装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】交流直流変換部のスイッチング素子をオン/オフ制御するスイッチング動作制御部15は、オフセット演算部20において、電圧誤差信号(VPI)が予め設定された閾値より低くなると、その差分に基づいて、オフセット値減算演算を行う。時比率演算部23は、減算されたオフセット値により、スイッチング素子を駆動するパルス幅を短くする時比率DUTYの演算制御を行う。
【選択図】図2
Description
このAC−DCコンバータにおける制御では、直流電圧値(出力電圧計測値Vdc)とその目標値(目標出力電圧値Vref)との電圧差分値(Ev)に交流電圧値(入力電圧計測値Vin)を乗算して得られる値に応じて,上記スイッチング素子の導通比(スイッチング素子のスイッチング周期において、スイッチング素子が導通状態となる時間の割合である。時比率DUTYとする)を決定し、力率改善(PFC:Power Factor Correction)を行っている。
図1は、本発明の実施形態における電源装置を示す回路構成図である。
図1に示す電源装置は、商用交流電源(AC電源)に接続される第1、第2の交流入力端子1a、1bの交流電圧を直流電圧に変換して第1及び第2の直流出力端子2a、2bとの間に直流電圧を発生し、これら出力端子間に接続されるDC−DCコンバータ等に直流電圧を供給する電源装置である。
なお、交流電源の正方向電圧期間または負方向電圧期間において、オンオフ動作を求められるのは、上述の通りトランジスタQ1またはQ2のいずれか一方のみであるが、2つのトランジスタを同じゲート信号を用いてオン/オフさせてもよい。
スイッチング動作制御部15は、オフセット演算部20、電圧誤差信号生成部21、電流誤差信号生成部22、時比率演算部23、正規化演算部31〜33、比較器41,43及び乗算器42を有する。
図3は、スイッチング動作制御部15の時比率DUTY更新制御(PWM出力制御)を示すフロー図、図4は、電源装置の動作波形図である。
なお、以下の説明において、電源装置は例えば周波数50HzのAC電源に接続されるものとし、図4においては、1周波数分の入力電圧計測値Vin、電圧誤差信号VPI、電流誤差信号IPI、時比率DUTY及びトランジスタQ1、Q2のゲート・ソース間電圧(Vgs)の変化を示している。
Iref=VPI×NVin…(1)
電流差分値Ei(t)=入力電流設定値Iref−入力電流計測値Iin(t)…(2)
Ui(t)=Kip×Ei(t)+{Kii×Ei(t−1)+Ui(t−1)}+Kid×{Ei(t)−Ei(t−n)}…(3)
IPI=Ui(t)…(4)
ここで、Ui(t)は、今回のPID演算処理で求める電流誤差信号IPIであり、Ui(t−1)は、前回のPID演算処理で求めた電流誤差信号IPIである。また、Ei(t−1)、Ei(t−n)は、それぞれ、1回前、n回前のPID演算処理における電流差分値Eiを示し、Ei(t)は今回の処理結果による値である。また、Kip、Kii、Kidは、ぞれぞれ、PID演算処理における比例(P)係数、積分(I)係数、微分(D)係数を示す。
DUTY=Dmax−IPI×Kcnv…(5)
ここで、Dmaxは時比率DUTYの最大出力値(上限値)であり、最小出力値Dmin(下限値)とともに、予めスイッチング動作制御部15において設定されている値である。また、Kcnvは、電流誤差信号IPIを時比率DUTYに変換する際の係数であり、実験またはシミュレーションにより予め算出されている係数値であり、同じくスイッチング動作制御部15において設定されている値である。
Offset=(THoffset−VPI)×Koffset…(6)
ここで、Koffsetは、実験またはシミュレーションにより予め算出されている係数値であり、スイッチング動作制御部15において設定されている値である。
DUTY(t)=DUTY(t−1)−Offset…(7)
ここで、DUTY(t)は、今回の減算処理で求める時比率DUTYであり、DUTY(t−1)は、前回の時比率DUTY更新制御(PWM出力制御)のステップS5において算出した時比率DUTYである。なお、本減算処理においても、DUTY(t)は、上記最大出力値Dmax(上限値)と最小出力値Dmin(下限値)との間になるように算出される。
また、本実施形態においては、交流電源にダイオードブリッジ回路等の全波整流回路を接続しないブリッジレスブースト方式のPFC制御について説明したが、本発明を、ダイオードブリッジ回路を用いるダイオードブリッジ方式について適用することも勿論可能である。
Claims (6)
- 交流電源の交流電圧から直流電圧を得る少なくともスイッチング素子とインダクタとダイオードからなる交流直流変換部と、
前記交流電源の電流値を検出する入力電流検出部と、前記交流電源の電圧値を検出する入力電圧検出部と、
前記交流直流変換部が出力する直流電圧の電圧値を検出する直流電圧検出部と、
前記入力電流検出部と前記入力電圧検出部と前記直流電圧検出部各々で得られる前記交流電源の電流値、前記交流電源の電圧値及び前記直流電圧の電圧値に基づき、前記直流電圧の電圧値が予め設定された目標出力電圧値になるように前記スイッチング素子をオン/オフ制御するスイッチング動作制御部を備え、
前記スイッチング動作制御部は、
前記直流電圧の電圧値と前記目標出力電圧値との電圧差分値に基づいて電圧誤差信号を生成する電圧誤差信号生成部を有し、
前記スイッチング動作制御部は、前記電圧誤差信号が予め設定された閾値より低くなると、前記スイッチング素子をオンする信号のパルス幅を、前記閾値より高い場合に比べて短くすることを特徴とする電源装置。 - 前記スイッチング動作制御部は、
前記交流電源の電圧値と前記電圧誤差信号とに基づいて入力電流設定値を生成する乗算器と、
前記入力電流設定値と前記交流電源の電流値との電流差分値に基づいて電流誤差信号を生成する電流誤差信号生成部と、
前記電流誤差信号に基づいて前記パルス幅を演算する時比率演算部を有し、
前記電圧誤差信号と前記パルス幅制御の閾値との差分に基づいて、前記パルス幅を演算することを特徴とする請求項1記載の電源装置。 - 前記スイッチング動作制御部は、
前記時比率演算部において、PID演算処理に求めた電流誤差信号IPIによって、
時比率DUTYを、
DUTY=Dmax−IPI×Kcnv(Dmaxは時比率DUTYの最大出力値(上限値)であり、Kcnvは、電流誤差信号IPIを時比率DUTYに変換する際の係数である。)に従って、
演算することを特徴とする請求項2記載の電源装置。 - 前記時比率演算部におけるPID演算処理は、
電流差分値Ei(t)を、
Ei(t)=入力電流設定値Iref−入力電流計測値Iin(t)
により演算し、
PID演算処理で求める電流誤差信号IPI=Ui(t)を、
Ui(t)=Kip×Ei(t)+{Kii×Ei(t−1)+Ui(t−1)}+Kid×{Ei(t)−Ei(t−n)}
(Ui(t−1)は、前回のPID演算処理で求めた電流誤差信号IPIであり、Ei(t−1)、Ei(t−n)は、それぞれ、1回前、n回前のPID演算処理における電流差分値Eiを示し、Ei(t)は今回の処理結果による値であり、Kip、Kii、Kidは、ぞれぞれ、PID演算処理における比例(P)係数、積分(I)係数、微分(D)係数を示す。)
により演算することを特徴とする請求項3記載の電源装置。 - 前記スイッチング動作制御部は、前記時比率演算部におけるオフセット減算処理に用いるオフセット値を生成するオフセット演算部を備え、
このオフセット演算部において、
オフセット判定閾値THoffsetと電圧誤差信号VPIとの差分により、オフセット値Offsetを、
Offset=(THoffset−VPI)×Koffset
(Koffsetは、実験またはシミュレーションにより予め算出されている係数値であり、スイッチング動作制御部において設定されている値である。)
により演算することを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の電源装置。 - 前記時比率演算部において、
前記オフセット値Offsetによって、時比率DUTYを、
DUTY(t)=DUTY(t−1)−Offset
(DUTY(t)は、今回の減算処理で求める時比率DUTYであり、DUTY(t−1)は前回の減算処理で求めた時比率DUTYである。)
により演算することを特徴とする請求項5記載の電源装置。
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