JP2002176657A - エッジ色消し回路及びその方法 - Google Patents

エッジ色消し回路及びその方法

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JP2002176657A JP2000369887A JP2000369887A JP2002176657A JP 2002176657 A JP2002176657 A JP 2002176657A JP 2000369887 A JP2000369887 A JP 2000369887A JP 2000369887 A JP2000369887 A JP 2000369887A JP 2002176657 A JP2002176657 A JP 2002176657A
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    • H04N9/00Details of colour television systems
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラ信号処理において、γ補正処
理前の直線特性を持つ信号を処理し、輝度を保ったまま
エッジ部分の色成分を抑圧するエッジ色消し回路及びそ
の方法を提供する。 【解決手段】 本発明のエッジ色消し回路は、γ補正を
行う前のRGB信号を輝度信号Yに変換する輝度信号演
算マトリックス回路9と、輝度信号Yからエッジ信号を
抽出するエッジ検出回路10と、エッジ信号を絶対値化
する絶対値化回路11と、絶対値化した信号の利得を調
整する乗算器16と、レベル調整して出力係数αを得る
レベルリミット回路12と、RGB信号と輝度信号とか
ら色差信号を得る減算器17〜19と、色差信号と出力
係数αとを乗算する乗算器13〜15と、その乗算結果
とRGB信号とを演算して色信号R’G’B’を得る減
算器20〜21と、を備える。よって、急激な変化を信
号に与えずエッジの色消しを行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラ信
号処理におけるエッジ色消し回路及びその方法に関し、
特に単板撮像素子を用いたデジタルカメラ信号処理の画
像エッジにおける偽色を除去するエッジ色消し回路及び
その方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、単板の撮像素子を用いたデジタル
カメラにおいて、画像エッジで発生する偽色は、カメラ
の高画質化が進むにつれて無視できない問題となり、高
画質として偽色を抑圧することが要求されている。
【0003】この要求に応えるために、例えば、実開昭
63−070773号公報の「色消しエッジ処理回路」
に開示されているように、輝度信号のエッジ部分でクロ
マ信号の振幅を抑えることにより、画像エッジでの偽色
を抑圧することが提案されている。
【0004】図6は、上記従来例の「色消しエッジ処理
回路」の概略構成を示すブロック図である。図6に示さ
れるように、従来の「色消しエッジ処理回路」は、CC
D(イメージセンサ)45と、AMP(アンプ)46,
52,53と、AGC/γ回路(自動利得調整回路及び
γ変換回路)47と、LPF(ローパスフィルタ)4
8,49と、BPF(バンドパスフィルタ)50と、エ
ッジ抽出回路51と、色分離回路54と、WB回路(ホ
ワイトバランス回路)55と、クロマ変調回路56と、
YC混合回路57と、出力端子58と、を有して構成さ
れる。
【0005】CCD45の出力は、AMP46とAGC
/γ回路47で利得調整とγ補正とが行われる。このA
GC/γ回路47からの出力は、LPF48で帯域制限
されることで高周波成分を多く含む輝度信号YH に変換
され、また、LPF49で帯域制限されることで高周波
成分を多く含まない輝度信号YL に変換され、さらに、
BPF50で帯域制限される。BPF50の出力は、色
分離回路54において、色信号R,Bに変換される。
【0006】色信号R,Bは、WB回路55にて色バラ
ンスがとられ、高周波成分を多く含まない輝度信号YL
と演算され、色差信号R−Y,B−Yに変換される。色
差信号R−Y,B−Yは、クロマ変調回路56において
ビデオ信号のクロマ信号に変換され、AMP53に入力
する。また、高周波成分を多く持たない輝度信号YH
は、エッジ検出回路51においてエッジ信号に変換さ
れ、このエッジ信号は、AMP52において整形され、
AMP53に入力する。AMP53では、エッジ信号の
大きさが小さいほどクロマ信号の振幅を大きく、エッジ
信号の大きさが大きいほどクロマ信号の振幅を小さくす
るように利得制御される。
【0007】このように、従来の「色消しエッジ処理回
路」は、高周波成分の比較的少ない輝度成分からエッジ
成分を抜き出し、この信号でクロマ信号の利得調整を行
うことで偽色を抑圧しようとしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしがら、上記従来
例に示される「色消しエッジ処理回路」においては、ク
ロマ信号に対して輝度のエッジ信号で利得制御を行うた
め、γ補正をかけてしまった非直線の特性を持つ信号に
対して処理を行うこととなり、最終的に画像として再現
した場合、不自然な抑制されたものとなってしまうとい
う問題があった。
【0009】また、色差信号でインタフェースする場
合、クロマ信号から再度デコードして色差信号に戻さな
ければならない。これがNTSC方式のクロマ信号な
ら、色差信号は、ローパスフィルタ及びバンドパスフィ
ルタによって帯域制限を受けていることにより、色の信
号帯域が無くなり、解像度が劣化するという問題があっ
た。
【0010】さらに、エッジ信号のレベルが大きい時、
利得を下げるという乗算とは逆特性になるため、デジタ
ル信号処理する場合、回路規模が大きくなってしまうと
いう問題があった。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みて成されたも
のであり、通常、デジタルカメラ信号処理に使用される
回路を利用し、信号を多重化する回路を採用することで
規模が大きくならず、さらにγ補正を行う前の直線特性
を持つ信号に対して処理することにより出力画像不自然
さがなく、輝度を保ったまま信号の色を消すエッジ色消
し回路及びその方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、γ補正処理前に入力端子群
から入力される第1の色信号を輝度信号に変換する輝度
信号変換手段と、輝度信号と第1の色信号とを演算して
色差信号を得る第1の減算手段と、輝度信号からエッジ
信号を検出するエッジ検出手段と、エッジ信号を絶対値
化する絶対値化手段と、絶対値化された値と入力端子群
から入力された第1の係数信号とを乗算して利得調整す
る第1の乗算手段と、利得調整された値と入力端子群か
ら入力されたリミットレベル設定信号とから第2の出力
係数を得るレベルリミット手段と、第2の出力係数と第
1の減算手段から出力される色差信号とを乗算する第2
の乗算手段と、第2の乗算手段による乗算結果と第1の
色信号とを演算して第2の色信号を得る減算手段と、を
有することを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、γ補正処理前に入
力端子群から入力される第1の色信号と出力端子群の前
段に設けられた第1の減算手段から出力される第2の色
信号とを切り替えて出力する切替手段と、切替手段によ
り切り替えられて入力される第1の色信号または第2の
色信号を輝度信号に変換する輝度信号変換手段と、輝度
信号と切替手段により切り替えられて入力される第1の
色信号または第2の色信号とを演算して色差信号を得る
第1の減算手段と、第1の減算手段により得られた色差
信号を抽出する第1のサンプルホールド手段と、輝度信
号変換手段により出力される輝度信号を抽出する第2の
サンプルホールド手段と、第1のサンプルホールド手段
で抽出された輝度信号からエッジ信号を検出するエッジ
検出手段と、エッジ信号を絶対値化する絶対値化手段
と、絶対値化された値と入力端子群から入力された第1
の係数信号とを乗算して利得調整する第1の乗算手段
と、利得調整された値と入力端子群から入力されたリミ
ットレベル設定信号とから第2の出力係数を得るレベル
リミット手段と、第2の出力係数と第1のサンプルホー
ルド手段により抽出された色差信号とを乗算する第2の
乗算手段と、第2の乗算手段による乗算結果と切替手段
により切り替えられて入力される第1の色信号または第
2の色信号とを演算して第3の色信号を得る第2の減算
手段と、第1のサンプルホールド手段の出力から色差信
号を抽出する第3のサンプルホールド手段と、第2のサ
ンプルホールド手段の出力から輝度信号成分を抽出する
第4のサンプルホールド手段と、を有することを特徴と
する。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、エッジ検出手段は、輝度信号変換
手段により変換された輝度信号を単位時間遅延させて出
力する遅延手段と、遅延手段により遅延された遅延輝度
信号と輝度信号とを演算してエッジ検出信号を出力する
第3の減算手段と、を有することを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれか1項に記載の発明において、入力端子群は、R
信号が入力される第1の端子と、B信号が入力される第
2の端子と、G信号が入力される第3の端子と、第1の
係数信号が入力される第4の端子と、リミットレベル設
定信号が入力される第5の端子と、から構成されること
を特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、第1〜第5の入力
端子と、輝度信号演算手段と、第1〜第6の減算手段
と、第1〜第4の乗算手段と、エッジ検出手段と、絶対
値演算手段と、レベルリミット手段と、第1〜第3の出
力端子と、を有し、第1〜第3の入力端子は、輝度信号
演算手段のR信号入力、G信号入力、B信号入力と、第
1〜第3の減算手段の被減数入力と、第4〜第6の減算
手段の被減数入力に各々接続され、輝度信号演算手段の
出力は、第1〜第3の減算手段の被減数入力と、エッジ
検出手段の入力と、に接続され、第1〜第3の減算手段
の出力は、第1〜第3の乗算手段の一方の入力に接続さ
れ、エッジ検出手段の出力は、絶対値演算手段の入力に
接続され、絶対値演算手段の出力は、第4の乗算手段の
一方の入力に接続され、第4の入力端子または入力端子
群は、第4の乗算手段の他方の入力に接続され、第4の
乗算手段の出力は、レベルリミット手段の入力に接続さ
れ、第5の入力端子は、レベルリミット手段のリミット
レベル入力に接続され、レベルリミット手段の出力は、
第1〜第3の乗算手段の他方の入力に各々接続され、第
1〜第3の乗算手段の出力は、第4〜第6の減算手段の
減数入力に各々接続され、第4〜第6の減算手段の出力
は、第1〜第3の出力端子または出力端子群に接続され
ることを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明は、第1〜第5の入力
端子と、輝度信号演算手段と、第1〜第6の減算手段
と、第1〜第4の乗算手段と、エッジ検出手段と、絶対
値演算手段と、レベルリミット手段と、第1〜第3の2
入力スイッチ手段と、第1〜第8のサンプルホールド手
段と、第1〜第7の出力端子と、を有し、第1〜第3の
2入力スイッチ手段は、一方の入力に第1〜第3の入力
端子からの第1の色信号が入力され、他方の入力に第1
〜第3の減算手段からの第2の色信号が入力され、第1
〜第3の2入力スイッチ手段の出力は、輝度信号変換手
段と第4〜第6の減算手段へ第1の色信号または第2の
色信号を交互に出力し、輝度信号変換手段は、第1の色
信号から変換された第1の輝度信号または第2の色信号
から変換された第2の輝度信号とを交互に、第4〜6の
減算手段と第1のサンプルホールド手段とに出力され、
第4〜第6の減算手段は、第1の色信号と第1の輝度信
号または第2の色信号と第2の輝度信号とを演算して、
それぞれ第1の色差信号または第2の色差信号を第2〜
第4のサンプルホールド手段に出力し、第1のサンプル
ホールド手段は、輝度信号変換手段から出力された輝度
信号をエッジ検出手段と第5のサンプルホールド手段と
に出力し、エッジ検出手段は、輝度信号からエッジ信号
を検出して、当該エッジ信号を絶対値演算手段に出力
し、絶対値演算手段は、エッジ信号を絶対値化して第1
の乗算手段に出力し、第1の乗算手段は、絶対値化され
た値と第4の入力端子から入力される任意の第1の出力
係数とを演算した値をレベルリミット手段に出力し、レ
ベルリミット手段は、第1の乗算手段により演算された
値と第5の入力端子から入力されるレベルリミット設定
信号とから第2の出力係数を算出して第2〜第4の乗算
手段に出力し、第2〜第4の乗算手段は、第2の出力係
数と第2〜第4のサンプルホールド手段から出力される
第1の色差信号または第2の色差信号とを演算して第1
〜第3の減算手段に出力し、第1〜第3の減算手段は、
第2〜第4の乗算手段からの出力と第1の色信号または
第2の色信号とを演算して第3の色信号を第1〜第3の
出力端子に出力し、第5〜第7のサンプルホールド手段
は、第2〜第4のサンプルホールド手段の出力から色差
信号を抽出して第4〜第6の出力端子に出力し、第5の
サンプルホールド手段は、第1のサンプルホールド手段
の出力から輝度信号成分を抽出して第7の出力端子に出
力することを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項5または6
記載の発明において、エッジ検出手段は、入力端子また
は入力端子群、単位時間遅延手段、減算手段、出力端子
または出力端子群を有し、入力端子または入力端子群
は、単位時間遅延手段の入力と減算手段の一方の入力に
接続され、単位時間遅延手段の出力は、減算手段の他方
の入力に接続され、減算手段の出力は、出力端子または
出力端子群に接続されることを特徴とする。
【0019】請求項8記載の発明は、γ補正処理前に入
力端子群から入力されるRGB信号を輝度信号に変換す
る輝度信号変換工程と、輝度信号とRGB信号を演算し
て色差信号を得る第1の減算工程と、輝度信号からエッ
ジ信号を検出するエッジ信号検出工程と、エッジ信号を
絶対値化する絶対値化工程と、絶対値化された値と入力
端子群から入力された第1の係数信号とを乗算して利得
調整を行なう第1の乗算工程と、利得調整された値と入
力端子群から入力されたリミットレベル設定信号とから
第2の出力係数を得るレベルリミット工程と、第2の出
力係数と第1の減算工程により得られた色差信号とを乗
算する第2の乗算工程と、第2の乗算工程による乗算結
果とRGB信号とを演算して色信号を得る減算工程と、
を有することを特徴とする。
【0020】請求項9記載の発明は、γ補正処理前に入
力端子群から入力される第1の色信号と出力端子群の前
段に設けられた第1の減算工程から出力される第2の色
信号とを切り替えて出力する切替工程と、切替工程によ
り切り替えられて入力される第1の色信号または第2の
色信号を輝度信号に変換する輝度信号変換工程と、輝度
信号と切替工程により切り替えられて入力される第1の
色信号または第2の色信号とを演算して色差信号を得る
第1の減算工程と、第1の減算工程により得られた色差
信号を抽出する第1のサンプルホールド工程と、輝度信
号変換工程により出力される輝度信号を抽出する第2の
サンプルホールド工程と、第1のサンプルホールド工程
で抽出された輝度信号からエッジ信号を検出するエッジ
検出工程と、エッジ信号を絶対値化する絶対値化工程
と、絶対値化された値と入力端子群から入力された第1
の係数信号とを乗算して利得調整する第1の乗算工程
と、利得調整された値と入力端子群から入力されたリミ
ットレベル設定信号とから第2の出力係数を得るレベル
リミット工程と、第2の出力係数と第1のサンプルホー
ルド工程により抽出された色差信号とを乗算する第2の
乗算工程と、第2の乗算工程による乗算結果と切替工程
により切り替えられて入力される第1の色信号または第
2の色信号とを演算して第3の色信号を得る第2の減算
工程と、第1のサンプルホールド工程の出力から色差信
号を抽出する第3のサンプルホールド工程と、第2のサ
ンプルホールド工程の出力から輝度信号成分を抽出する
第4のサンプルホールド工程と、を有することを特徴と
する。
【0021】請求項10記載の発明は、請求項8または
9記載の発明において、エッジ信号検出工程は、輝度信
号変換工程により変換された輝度信号を単位時間遅延さ
せて出力する遅延工程と、遅延工程により遅延された遅
延輝度信号と輝度信号とを演算してエッジ検出信号を出
力する第3の減算工程と、を有することを特徴とする。
【0022】〈作用〉本発明によるエッジ色消し回路
は、γ補正処理を行う前のRGB信号を輝度信号に変換
し、この輝度信号からエッジ信号検出し、このエッジ信
号を絶対値化して利得調整し、レベルリミットすること
で出力係数αを求め、当該算出された出力係数αと色差
信号とを演算し、この演算結果と入力された元のRGB
信号とを演算するものである。
【0023】このエッジ色消し回路は、輝度信号のエッ
ジ成分が大きくなり、出力係数αが1に近くなると回路
の出力は全て輝度信号Yが出力することとなり、輝度信
号が小さくなり、出力係数αが0に近くなると回路の出
力はR、G、Bそれぞれがそのまま出力されることとな
る。従って、輝度信号のエッジが大きくなると、R、
G、B、Yに差が無くなり、再現された色は薄くなり偽
色が抑圧されるという効果が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照しながら本
発明の実施形態であるエッジ色消し回路及びその方法を
詳細に説明する。図1から図5を参照すると、本発明に
係るエッジ色消し回路及びその方法の実施の形態が示さ
れている。
【0025】〈第1の実施形態〉図1は、本発明の第1
の実施形態であるエッジ色消し回路の概略構成を示すブ
ロック図である。図1において、本発明の第1の実施形
態であるエッジ色消し回路は、入力端子1〜5と、出力
端子6〜8と、輝度信号演算マトリックス回路9と、エ
ッジ検出回路10と、絶対値化回路11と、レベルリミ
ット回路12と、乗算回路13〜16と、減算回路17
〜22と、を有して構成される。
【0026】入力端子1〜3から入力する色信号R、
G、Bは、輝度信号演算マトリックス回路9に供給さ
れ、輝度信号Yに変換される。その出力は、減算回路1
7〜19において処理され、色差信号R−Y信号、G−
Y信号、B−Y信号に変換される。また、輝度信号演算
マトリックス回路9によって求められた輝度信号Yは、
エッジ検出回路10においてエッジ信号△Yに変換され
る。
【0027】エッジ信号△Yは、絶対値化回路11にお
いて絶対値|△Y|に変換される。絶対値|△Y|は、
乗算回路16において入力端子4から入力する係数信号
βと乗算され信号β|△Y|となる。信号β|△Y|
は、レベルリミット回路12において入力端子5から入
力されるリミットレベル設定信号εでレベルリミットさ
れ出力係数αを得る。
【0028】出力係数αは、乗算回路13〜15におい
て色差信号R−Y、G−Y、B−Yと演算され、出力信
号α(R−Y)、α(G−Y)、α(B−Y)に変換さ
れる。この変換された出力信号α(R−Y)、α(G−
Y)、α(B−Y)は、減算回路20〜22において、
入力端子1〜3からそれぞれ入力される色信号R、G、
Bと演算され、R―α(R−Y)、G―α(G−Y)、
B―α(B−Y)に変換されて出力端子6〜8に供給さ
れ、色信号として出力される。
【0029】図2は、本発明の第1の実施形態における
エッジ検出回路の概略構成を示すブロック図である。図
2を参照すると、本発明の第1の実施形態におけるエッ
ジ検出回路10は、入力端子101と、遅延回路102
と、減算回路103と、出力端子104と、を有して構
成される。
【0030】入力端子101から入力した信号は、遅延
回路102によって単位時間遅延される。その出力信号
と入力端子101から入力信号とは、減算回路103に
おいて演算され、出力端子104から出力される。入力
端子101に入力される輝度信号Yは、このエッジ検出
回路10において、上述されるような処理が実行された
後、エッジ信号(△Y)が後段の絶対値化回路11に出
力される。
【0031】なお、図1に示される輝度信号演算マトリ
ックス回路9、絶対値化回路11、レベルリミット回路
12などは、当業者にとってよく知られており、またそ
の構成が本発明とは直接関係しないので、その詳細な構
成は省略する。
【0032】図3は、本発明の第1の実施形態であるエ
ッジ色消し回路の動作例を示すタイミングチャートであ
る。図3において、入力端子1〜3からそれぞれ色信号
R、G、Bがそれぞれ入力される。これらの入力信号
は、輝度信号演算マトリックス回路9で輝度信号Yに変
換され、エッジ検出回路10において1次差分が取られ
たエッジ信号△Yとなり、絶対値化回路11で負の値が
正の値となり絶対値|△Y|として出力される。次に、
絶対値|△Y|は、乗算回路16で出力係数βと乗算さ
れ、この乗算された値をレベルリミット回路12におい
て、レベルリミット設定信号εに基づきレベル調整が行
われて出力係数αが得られる。
【0033】減算回路17〜19では、入力端子1〜3
から入力されたRGB信号と輝度信号演算マトリックス
回路9により変換された輝度信号Yとを演算し、色差信
号R−Y、G−Y、B−Yを出力する。乗算回路13〜
15では、レベルリミット回路12からの出力である出
力係数αと減算回路17〜18のそれぞれの出力である
(R−Y)、(G−Y)、(B−Y)とが演算され、α
(R−Y)、α(G−Y)、α(B−Y)が得られる。
減算回路20〜22においては、減算回路17〜18の
それぞれの出力である(R−Y)、(G−Y)、(B−
Y)と入力端子1〜3から入力されるRGB信号とが演
算され、R−α(R−Y)、G−α(G−Y)、B−α
(B−Y)が得られる。これらの値が、出力端子6〜8
から出力される。
【0034】レベルリミット回路12から出力される出
力係数αは、エッジ信号の大きさによって連続で変化
し、リミットレベルを1(ε=1)に設定すると、出力
係数αは0から1までの値を取ることになり、αが0の
時は入力がそのまま出力、αが1の時はRGB信号の出
力が全て輝度Yになり無彩色となる。
【0035】このように、輝度信号のエッジ部分で連続
的に無彩色化しているので、自然な画像が得られる。さ
らに、本発明の第1の実施形態では、除算器や逆数演算
回路などを用いていないので、回路規模が大きくならな
いという効果もある。
【0036】〈第2の実施形態〉図4は、本発明の第2
の実施形態であるエッジ色消し回路の概略構成を示すブ
ロック図である。本発明の第2の実施形態であるエッジ
色消し回路は、その基本的構成は上述の第1の実施形態
の通りであるが、輝度信号演算マトリックス回路9、減
算回路17〜19を再利用して、出力をRGBからY、
R−Y、B−Y、G−Yとしている点で相違するもので
ある。
【0037】図4において、本発明の第2の実施形態で
るエッジ色消し回路は、入力端子1〜5と、出力端子6
〜8、37〜40と、輝度信号演算マトリックス回路9
と、エッジ検出回路10と、絶対値化回路11と、レベ
ルリミット回路12と、乗算回路13〜16と、減算回
路17〜22と、2入力スイッチ回路27〜29と、S
/H回路(サンプルホールド回路)30〜36、41
と、を有する。
【0038】入力端子1〜3からの色信号R、G、B
は、2入力スイッチ回路27〜29の一方の入力にそれ
ぞれ入力され、また、2入力スイッチ回路27〜29の
他方の入力には、減算回路20〜22の出力である色信
号R’、G’、B’がそれぞれ入力される。2入力スイ
ッチ回路27〜29において、入力信号となるRGB、
または、R’G’B’は、それぞれ交互に出力されRs
、Gs 、Bs となる。
【0039】出力Rs 、Gs 、Bs は、輝度信号演算マ
トリックス回路9のRGB入力と減算回路17〜19の
一方の入力と接続され、当該減算回路17〜19の出力
は、サンプルホールド回路41〜43に接続される。
【0040】輝度信号演算マトリックス回路9において
入力された信号Rs 、Gs 、Bs は、輝度信号Ys に変
換される。この輝度信号Ys は、R、G、B信号から変
換されたYs 信号とR’、G’、B’信号から変換され
たY’s 信号とが2入力スイッチ回路27〜29の切り
替え動作により交互に出力される。
【0041】輝度信号演算マトリックス回路9の出力
は、減算回路17〜19において色信号R、G、Bと演
算処理され、色差信号Rs −Ys 、Gs −Ys 、Bs −
Ys に変換される。この色差信号は、2入力スイッチ回
路27〜29の切り替え動作により、R−Y信号、G−
Y信号、B−Y信号とR’−Y’信号、G’−Y’信
号、B’−Y’信号とを交互に出力する。輝度信号演算
マトリックス回路9によって求められた輝度信号Yまた
はY’は、S/H回路33を用いてY信号またはY’信
号を抽出され、エッジ検出回路10においてエッジ信号
△Yまたは△Y’に変換される。
【0042】また、Ys は、S/H回路41によってY
信号成分が抽出され、出力端子37から出力される。エ
ッジ信号△Yは、絶対値化回路11において絶対値|△
Y|に変換される。
【0043】絶対値化回路11で変換された絶対値|△
Y|は、乗算回路16において入力端子4から入力され
る係数信号βと乗算され信号β|△Y|となる。この信
号β|△Y|は、レベルリミット回路12において、入
力端子5から入力されるリミットレベル設定信号γでレ
ベルリミットされ出力係数αを得る。出力係数αは、乗
算回路13,14,15において、乗算回路17〜19
で演算された色差信号からS/H回路30〜32によっ
てR−Y、G−Y、B−Y信号を抽出された信号と演算
され、出力信号α(R−Y)、α(G−Y)、α(B−
Y)に変換される。
【0044】乗算回路13〜15の出力信号であるα
(R−Y)、α(G−Y)、α(B−Y)は、減算回路
20〜22において、入力端子1〜3からの色信号R、
G、Bと演算されR―α(R−Y)、G―α(G−Y)
B―α(B−Y)に変換され、R’G’B’として出力
端子6〜8と2入力スイッチ回路27〜29の他方入力
に出力される。
【0045】また、S/H回路30〜31にて抽出され
た色差信号は、S/H回路30〜31とS/H回路34
〜36においてR’−Y’信号、G’−Y’信号、B’
−Y’信号がそれぞれ抽出され、出力端子38〜40に
出力される。
【0046】図5は、本発明の第2の実施形態であるエ
ッジ色消し回路の動作例を示すタイミングチャートであ
る。図3に示される本発明の第1の実施形態と異なる点
は、2入力スイッチ27〜29の出力信号であるRs ,
Gs ,Bs を入力として得られたYs 、さらにS/H回
路30〜32の出力であるR−Y,G−Y, B−Y,
R’−Y',G’−Y',B' −Y',に関するタイミングチ
ャートを示している。
【0047】なお、上述される実施形態は、本発明の好
適な実施形態であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内
において種々変形して実施することが可能である。
【0048】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のエッジ色消し回路及びその方法によれば、急激な変化
を信号に与えることなく、エッジ部分の色消しを行うの
で、画像に不自然さを与えることがない。
【0049】また、本発明のエッジ色消し回路及びその
方法によれば、回路構成に除算器や逆数演算器などを使
用することなく、エッジ部分の色消しを行なうことがで
き、画像に不自然さを与えることがないので、回路規模
を縮小することができる。
【0050】さらに、本発明のエッジ色消し回路及びそ
の方法によれば、デジタルカメラ処理として必要な回路
を構成要素としているため、その回路を再利用すること
でシステムに規模的な負担を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるエッジ色消し回
路の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態におけるエッジ検出回路の概
略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態であるエッジ色消し回
路の動作例を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態であるエッジ色消し回
路の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施形態であるエッジ色消し回
路の動作例を示すタイミングチャートである。
【図6】従来のエッジ色消し回路の概略構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1〜5 入力端子 6〜8 出力端子 9 輝度信号演算マトリックス回路 10 エッジ検出回路 11 絶対値化回路 12 レベルリミット回路 13〜16 乗算回路 17〜22 減算回路 27〜29 2入力スイッチ回路 30〜36 S/H回路(サンプルホールド回路) 37〜40 出力端子 41 S/H回路(サンプルホールド回路)
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Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 γ補正処理前に入力端子群から入力され
    る第1の色信号を輝度信号に変換する輝度信号変換手段
    と、 前記輝度信号と前記第1の色信号とを演算して色差信号
    を得る第1の減算手段と、 前記輝度信号からエッジ信号を検出するエッジ検出手段
    と、 前記エッジ信号を絶対値化する絶対値化手段と、 前記絶対値化された値と前記入力端子群から入力された
    第1の係数信号とを乗算して利得調整する第1の乗算手
    段と、 前記利得調整された値と前記入力端子群から入力された
    リミットレベル設定信号とから第2の出力係数を得るレ
    ベルリミット手段と、 前記第2の出力係数と前記第1の減算手段から出力され
    る前記色差信号とを乗算する第2の乗算手段と、 前記第2の乗算手段による乗算結果と前記第1の色信号
    とを演算して第2の色信号を得る減算手段と、 を有することを特徴とするエッジ色消し回路。
  2. 【請求項2】 γ補正処理前に入力端子群から入力され
    る第1の色信号と出力端子群の前段に設けられた第1の
    減算手段から出力される第2の色信号とを切り替えて出
    力する切替手段と、 前記切替手段により切り替えられて入力される前記第1
    の色信号または前記第2の色信号を輝度信号に変換する
    輝度信号変換手段と、 前記輝度信号と前記切替手段により切り替えられて入力
    される前記第1の色信号または前記第2の色信号とを演
    算して色差信号を得る第1の減算手段と、 前記第1の減算手段により得られた色差信号を抽出する
    第1のサンプルホールド手段と、 前記輝度信号変換手段により出力される輝度信号を抽出
    する第2のサンプルホールド手段と、 前記第1のサンプルホールド手段で抽出された輝度信号
    からエッジ信号を検出するエッジ検出手段と、 前記エッジ信号を絶対値化する絶対値化手段と、 前記絶対値化された値と前記入力端子群から入力された
    第1の係数信号とを乗算して利得調整する第1の乗算手
    段と、 前記利得調整された値と前記入力端子群から入力された
    リミットレベル設定信号とから第2の出力係数を得るレ
    ベルリミット手段と、 前記第2の出力係数と前記第1のサンプルホールド手段
    により抽出された色差信号とを乗算する第2の乗算手段
    と、 前記第2の乗算手段による乗算結果と前記切替手段によ
    り切り替えられて入力される前記第1の色信号または前
    記第2の色信号とを演算して第3の色信号を得る第2の
    減算手段と、 前記第1のサンプルホールド手段の出力から色差信号を
    抽出する第3のサンプルホールド手段と、 前記第2のサンプルホールド手段の出力から輝度信号成
    分を抽出する第4のサンプルホールド手段と、 を有することを特徴とするエッジ色消し回路。
  3. 【請求項3】 前記エッジ検出手段は、 前記輝度信号変換手段により変換された前記輝度信号を
    単位時間遅延させて出力する遅延手段と、 前記遅延手段により遅延された遅延輝度信号と前記輝度
    信号とを演算してエッジ検出信号を出力する第3の減算
    手段と、 を有することを特徴とする請求項1または2記載のエッ
    ジ色消し回路。
  4. 【請求項4】 前記入力端子群は、 R信号が入力される第1の端子と、 B信号が入力される第2の端子と、 G信号が入力される第3の端子と、 前記第1の係数信号が入力される第4の端子と、 前記リミットレベル設定信号が入力される第5の端子
    と、 から構成されることを特徴とする請求項1から3のいず
    れか1項に記載のエッジ色消し回路。
  5. 【請求項5】 第1〜第5の入力端子と、輝度信号演算
    手段と、第1〜第6の減算手段と、第1〜第4の乗算手
    段と、エッジ検出手段と、絶対値演算手段と、レベルリ
    ミット手段と、第1〜第3の出力端子と、を有し、 前記第1〜第3の入力端子は、前記輝度信号演算手段の
    R信号入力、G信号入力、B信号入力と、前記第1〜第
    3の減算手段の被減数入力と、前記第4〜第6の減算手
    段の被減数入力に各々接続され、 前記輝度信号演算手段の出力は、前記第1〜第3の減算
    手段の被減数入力と、前記エッジ検出手段の入力と、に
    接続され、 前記第1〜第3の減算手段の出力は、前記第1〜第3の
    乗算手段の一方の入力に接続され、 前記エッジ検出手段の出力は、前記絶対値演算手段の入
    力に接続され、 前記絶対値演算手段の出力は、前記第4の乗算手段の一
    方の入力に接続され、 前記第4の入力端子または入力端子群は、前記第4の乗
    算手段の他方の入力に接続され、 前記第4の乗算手段の出力は、前記レベルリミット手段
    の入力に接続され、 前記第5の入力端子は、前記レベルリミット手段のリミ
    ットレベル入力に接続され、 前記レベルリミット手段の出力は、前記第1〜第3の乗
    算手段の他方の入力に各々接続され、 前記第1〜第3の乗算手段の出力は、前記第4〜第6の
    減算手段の減数入力に各々接続され、 前記第4〜第6の減算手段の出力は、前記第1〜第3の
    出力端子または出力端子群に接続されることを特徴とす
    るエッジ色消し回路。
  6. 【請求項6】 第1〜第5の入力端子と、輝度信号演算
    手段と、第1〜第6の減算手段と、第1〜第4の乗算手
    段と、エッジ検出手段と、絶対値演算手段と、レベルリ
    ミット手段と、第1〜第3の2入力スイッチ手段と、第
    1〜第8のサンプルホールド手段と、第1〜第7の出力
    端子と、を有し、 前記第1〜第3の2入力スイッチ手段は、一方の入力に
    前記第1〜第3の入力端子からの第1の色信号が入力さ
    れ、他方の入力に前記第1〜第3の減算手段からの第2
    の色信号が入力され、 前記第1〜第3の2入力スイッチ手段の出力は、前記輝
    度信号変換手段と前記第4〜第6の減算手段へ前記第1
    の色信号または前記第2の色信号を交互に出力し、 前記輝度信号変換手段は、前記第1の色信号から変換さ
    れた第1の輝度信号または前記第2の色信号から変換さ
    れた第2の輝度信号とを交互に、前記第4〜6の減算手
    段と前記第1のサンプルホールド手段とに出力され、 前記第4〜第6の減算手段は、前記第1の色信号と前記
    第1の輝度信号または前記第2の色信号と前記第2の輝
    度信号とを演算して、それぞれ第1の色差信号または第
    2の色差信号を前記第2〜第4のサンプルホールド手段
    に出力し、 前記第1のサンプルホールド手段は、前記輝度信号変換
    手段から出力された輝度信号を前記エッジ検出手段と前
    記第5のサンプルホールド手段とに出力し、 前記エッジ検出手段は、前記輝度信号からエッジ信号を
    検出して、当該エッジ信号を前記絶対値演算手段に出力
    し、 前記絶対値演算手段は、前記エッジ信号を絶対値化して
    前記第1の乗算手段に出力し、 前記第1の乗算手段は、前記絶対値化された値と前記第
    4の入力端子から入力される任意の第1の出力係数とを
    演算した値を前記レベルリミット手段に出力し、 前記レベルリミット手段は、前記第1の乗算手段により
    演算された値と前記第5の入力端子から入力されるレベ
    ルリミット設定信号とから第2の出力係数を算出して前
    記第2〜第4の乗算手段に出力し、 前記第2〜第4の乗算手段は、前記第2の出力係数と前
    記第2〜第4のサンプルホールド手段から出力される前
    記第1の色差信号または前記第2の色差信号とを演算し
    て前記第1〜第3の減算手段に出力し、 前記第1〜第3の減算手段は、前記第2〜第4の乗算手
    段からの出力と前記第1の色信号または前記第2の色信
    号とを演算して第3の色信号を前記第1〜第3の出力端
    子に出力し、 前記第5〜第7のサンプルホールド手段は、前記第2〜
    第4のサンプルホールド手段の出力から色差信号を抽出
    して前記第4〜第6の出力端子に出力し、 前記第5のサンプルホールド手段は、前記第1のサンプ
    ルホールド手段の出力から輝度信号成分を抽出して前記
    第7の出力端子に出力することを特徴とするエッジ色消
    し回路。
  7. 【請求項7】 前記エッジ検出手段は、入力端子または
    入力端子群、単位時間遅延手段、減算手段、出力端子ま
    たは出力端子群を有し、 前記入力端子または前記入力端子群は、前記単位時間遅
    延手段の入力と前記減算手段の一方の入力に接続され、 前記単位時間遅延手段の出力は、前記減算手段の他方の
    入力に接続され、 前記減算手段の出力は、前記出力端子または前記出力端
    子群に接続されることを特徴とする請求項5または6記
    載のエッジ色消し回路。
  8. 【請求項8】 γ補正処理前に入力端子群から入力され
    るRGB信号を輝度信号に変換する輝度信号変換工程
    と、 前記輝度信号と前記RGB信号を演算して色差信号を得
    る第1の減算工程と、 前記輝度信号からエッジ信号を検出するエッジ信号検出
    工程と、 前記エッジ信号を絶対値化する絶対値化工程と、 前記絶対値化された値と前記入力端子群から入力された
    第1の係数信号とを乗算して利得調整を行なう第1の乗
    算工程と、 前記利得調整された値と前記入力端子群から入力された
    リミットレベル設定信号とから第2の出力係数を得るレ
    ベルリミット工程と、 前記第2の出力係数と前記第1の減算工程により得られ
    た前記色差信号とを乗算する第2の乗算工程と、 前記第2の乗算工程による乗算結果と前記RGB信号と
    を演算して色信号を得る減算工程と、 を有することを特徴とするエッジ色消し方法。
  9. 【請求項9】 γ補正処理前に入力端子群から入力され
    る第1の色信号と出力端子群の前段に設けられた第1の
    減算工程から出力される第2の色信号とを切り替えて出
    力する切替工程と、 前記切替工程により切り替えられて入力される前記第1
    の色信号または前記第2の色信号を輝度信号に変換する
    輝度信号変換工程と、 前記輝度信号と前記切替工程により切り替えられて入力
    される前記第1の色信号または前記第2の色信号とを演
    算して色差信号を得る第1の減算工程と、 前記第1の減算工程により得られた色差信号を抽出する
    第1のサンプルホールド工程と、 前記輝度信号変換工程により出力される輝度信号を抽出
    する第2のサンプルホールド工程と、 前記第1のサンプルホールド工程で抽出された輝度信号
    からエッジ信号を検出するエッジ検出工程と、 前記エッジ信号を絶対値化する絶対値化工程と、 前記絶対値化された値と前記入力端子群から入力された
    第1の係数信号とを乗算して利得調整する第1の乗算工
    程と、 前記利得調整された値と前記入力端子群から入力された
    リミットレベル設定信号とから第2の出力係数を得るレ
    ベルリミット工程と、 前記第2の出力係数と前記第1のサンプルホールド工程
    により抽出された色差信号とを乗算する第2の乗算工程
    と、 前記第2の乗算工程による乗算結果と前記切替工程によ
    り切り替えられて入力される前記第1の色信号または前
    記第2の色信号とを演算して第3の色信号を得る第2の
    減算工程と、 前記第1のサンプルホールド工程の出力から色差信号を
    抽出する第3のサンプルホールド工程と、 前記第2のサンプルホールド工程の出力から輝度信号成
    分を抽出する第4のサンプルホールド工程と、 を有することを特徴とするエッジ色消し方法。
  10. 【請求項10】 前記エッジ信号検出工程は、 前記輝度信号変換工程により変換された前記輝度信号を
    単位時間遅延させて出力する遅延工程と、 前記遅延工程により遅延された遅延輝度信号と前記輝度
    信号とを演算してエッジ検出信号を出力する第3の減算
    工程と、 を有することを特徴とする請求項8または9記載のエッ
    ジ色消し回路。
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