JP4016593B2 - エッジ色消し回路及びその方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ信号処理におけるエッジ色消し回路及びその方法に関し、特に単板撮像素子を用いたデジタルカメラ信号処理の画像エッジにおける偽色を除去するエッジ色消し回路及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、単板の撮像素子を用いたデジタルカメラにおいて、画像エッジで発生する偽色は、カメラの高画質化が進むにつれて無視できない問題となり、高画質として偽色を抑圧することが要求されている。
【0003】
この要求に応えるために、例えば、実開昭63−070773号公報の「色消しエッジ処理回路」に開示されているように、輝度信号のエッジ部分でクロマ信号の振幅を抑えることにより、画像エッジでの偽色を抑圧することが提案されている。
【0004】
図6は、上記従来例の「色消しエッジ処理回路」の概略構成を示すブロック図である。図6に示されるように、従来の「色消しエッジ処理回路」は、CCD(イメージセンサ)45と、AMP(アンプ)46,52,53と、AGC/γ回路(自動利得調整回路及びγ変換回路)47と、LPF(ローパスフィルタ)48,49と、BPF(バンドパスフィルタ)50と、エッジ抽出回路51と、色分離回路54と、WB回路(ホワイトバランス回路)55と、クロマ変調回路56と、YC混合回路57と、出力端子58と、を有して構成される。
【0005】
CCD45の出力は、AMP46とAGC/γ回路47で利得調整とγ補正とが行われる。このAGC/γ回路47からの出力は、LPF48で帯域制限されることで高周波成分を多く含む輝度信号YH に変換され、また、LPF49で帯域制限されることで高周波成分を多く含まない輝度信号YL に変換され、さらに、BPF50で帯域制限される。BPF50の出力は、色分離回路54において、色信号R,Bに変換される。
【0006】
色信号R,Bは、WB回路55にて色バランスがとられ、高周波成分を多く含まない輝度信号YL と演算され、色差信号R−Y,B−Yに変換される。色差信号R−Y,B−Yは、クロマ変調回路56においてビデオ信号のクロマ信号に変換され、AMP53に入力する。また、高周波成分を多く持たない輝度信号YH は、エッジ検出回路51においてエッジ信号に変換され、このエッジ信号は、AMP52において整形され、AMP53に入力する。AMP53では、エッジ信号の大きさが小さいほどクロマ信号の振幅を大きく、エッジ信号の大きさが大きいほどクロマ信号の振幅を小さくするように利得制御される。
【0007】
このように、従来の「色消しエッジ処理回路」は、高周波成分の比較的少ない輝度成分からエッジ成分を抜き出し、この信号でクロマ信号の利得調整を行うことで偽色を抑圧しようとしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしがら、上記従来例に示される「色消しエッジ処理回路」においては、クロマ信号に対して輝度のエッジ信号で利得制御を行うため、γ補正をかけてしまった非直線の特性を持つ信号に対して処理を行うこととなり、最終的に画像として再現した場合、不自然な抑制されたものとなってしまうという問題があった。
【0009】
また、色差信号でインタフェースする場合、クロマ信号から再度デコードして色差信号に戻さなければならない。これがNTSC方式のクロマ信号なら、色差信号は、ローパスフィルタ及びバンドパスフィルタによって帯域制限を受けていることにより、色の信号帯域が無くなり、解像度が劣化するという問題があった。
【0010】
さらに、エッジ信号のレベルが大きい時、利得を下げるという乗算とは逆特性になるため、デジタル信号処理する場合、回路規模が大きくなってしまうという問題があった。
【0011】
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、通常、デジタルカメラ信号処理に使用される回路を利用し、信号を多重化する回路を採用することで規模が大きくならず、さらにγ補正を行う前の直線特性を持つ信号に対して処理することにより出力画像不自然さがなく、輝度を保ったまま信号の色を消すエッジ色消し回路及びその方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、γ補正処理前に入力端子群から入力される第1の色信号を輝度信号に変換する輝度信号変換手段と、輝度信号と第1の色信号とを演算して色差信号を得る第1の減算手段と、輝度信号からエッジ信号を検出するエッジ検出手段と、エッジ信号を絶対値化する絶対値化手段と、絶対値化された値と入力端子群から入力された第1の係数信号とを乗算して利得調整する第1の乗算手段と、利得調整された値と入力端子群から入力されたリミットレベル設定信号とから第2の出力係数を得るレベルリミット手段と、第2の出力係数と第1の減算手段から出力される色差信号とを乗算する第2の乗算手段と、第2の乗算手段による乗算結果と第1の色信号とを演算して第2の色信号を得る減算手段と、を有することを特徴とする。
【0013】
請求項2記載の発明は、γ補正処理前に入力端子群から入力される第1の色信号と出力端子群の前段に設けられた第1の減算手段から出力される第2の色信号とを切り替えて出力する切替手段と、切替手段により切り替えられて入力される第1の色信号または第2の色信号を輝度信号に変換する輝度信号変換手段と、輝度信号と切替手段により切り替えられて入力される第1の色信号または第2の色信号とを演算して色差信号を得る第1の減算手段と、第1の減算手段により得られた色差信号を抽出する第1のサンプルホールド手段と、輝度信号変換手段により出力される輝度信号を抽出する第2のサンプルホールド手段と、第1のサンプルホールド手段で抽出された輝度信号からエッジ信号を検出するエッジ検出手段と、エッジ信号を絶対値化する絶対値化手段と、絶対値化された値と入力端子群から入力された第1の係数信号とを乗算して利得調整する第1の乗算手段と、利得調整された値と入力端子群から入力されたリミットレベル設定信号とから第2の出力係数を得るレベルリミット手段と、第2の出力係数と第1のサンプルホールド手段により抽出された色差信号とを乗算する第2の乗算手段と、第2の乗算手段による乗算結果と切替手段により切り替えられて入力される第1の色信号または第2の色信号とを演算して第3の色信号を得る第2の減算手段と、第1のサンプルホールド手段の出力から色差信号を抽出する第3のサンプルホールド手段と、第2のサンプルホールド手段の出力から輝度信号成分を抽出する第4のサンプルホールド手段と、を有することを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、エッジ検出手段は、輝度信号変換手段により変換された輝度信号を単位時間遅延させて出力する遅延手段と、遅延手段により遅延された遅延輝度信号と輝度信号とを演算してエッジ検出信号を出力する第3の減算手段と、を有することを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、入力端子群は、R信号が入力される第1の端子と、B信号が入力される第2の端子と、G信号が入力される第3の端子と、第1の係数信号が入力される第4の端子と、リミットレベル設定信号が入力される第5の端子と、から構成されることを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の発明は、第1〜第5の入力端子と、輝度信号演算手段と、第1〜第6の減算手段と、第1〜第4の乗算手段と、エッジ検出手段と、絶対値演算手段と、レベルリミット手段と、第1〜第3の出力端子と、を有し、第1〜第3の入力端子は、輝度信号演算手段のR信号入力、G信号入力、B信号入力と、第1〜第3の減算手段の被減数入力と、第4〜第6の減算手段の被減数入力に各々接続され、輝度信号演算手段の出力は、第1〜第3の減算手段の被減数入力と、エッジ検出手段の入力と、に接続され、第1〜第3の減算手段の出力は、第1〜第3の乗算手段の一方の入力に接続され、エッジ検出手段の出力は、絶対値演算手段の入力に接続され、絶対値演算手段の出力は、第4の乗算手段の一方の入力に接続され、第4の入力端子または入力端子群は、第4の乗算手段の他方の入力に接続され、第4の乗算手段の出力は、レベルリミット手段の入力に接続され、第5の入力端子は、レベルリミット手段のリミットレベル入力に接続され、レベルリミット手段の出力は、第1〜第3の乗算手段の他方の入力に各々接続され、第1〜第3の乗算手段の出力は、第4〜第6の減算手段の減数入力に各々接続され、第4〜第6の減算手段の出力は、第1〜第3の出力端子または出力端子群に接続されることを特徴とする。
【0017】
請求項6記載の発明は、第1〜第5の入力端子と、輝度信号演算手段と、第1〜第6の減算手段と、第1〜第4の乗算手段と、エッジ検出手段と、絶対値演算手段と、レベルリミット手段と、第1〜第3の2入力スイッチ手段と、第1〜第8のサンプルホールド手段と、第1〜第7の出力端子と、を有し、第1〜第3の2入力スイッチ手段は、一方の入力に第1〜第3の入力端子からの第1の色信号が入力され、他方の入力に第1〜第3の減算手段からの第2の色信号が入力され、第1〜第3の2入力スイッチ手段の出力は、輝度信号変換手段と第4〜第6の減算手段へ第1の色信号または第2の色信号を交互に出力し、輝度信号変換手段は、第1の色信号から変換された第1の輝度信号または第2の色信号から変換された第2の輝度信号とを交互に、第4〜6の減算手段と第1のサンプルホールド手段とに出力され、第4〜第6の減算手段は、第1の色信号と第1の輝度信号または第2の色信号と第2の輝度信号とを演算して、それぞれ第1の色差信号または第2の色差信号を第2〜第4のサンプルホールド手段に出力し、第1のサンプルホールド手段は、輝度信号変換手段から出力された輝度信号をエッジ検出手段と第5のサンプルホールド手段とに出力し、エッジ検出手段は、輝度信号からエッジ信号を検出して、当該エッジ信号を絶対値演算手段に出力し、絶対値演算手段は、エッジ信号を絶対値化して第1の乗算手段に出力し、第1の乗算手段は、絶対値化された値と第4の入力端子から入力される任意の第1の出力係数とを演算した値をレベルリミット手段に出力し、レベルリミット手段は、第1の乗算手段により演算された値と第5の入力端子から入力されるレベルリミット設定信号とから第2の出力係数を算出して第2〜第4の乗算手段に出力し、第2〜第4の乗算手段は、第2の出力係数と第2〜第4のサンプルホールド手段から出力される第1の色差信号または第2の色差信号とを演算して第1〜第3の減算手段に出力し、第1〜第3の減算手段は、第2〜第4の乗算手段からの出力と第1の色信号または第2の色信号とを演算して第3の色信号を第1〜第3の出力端子に出力し、第5〜第7のサンプルホールド手段は、第2〜第4のサンプルホールド手段の出力から色差信号を抽出して第4〜第6の出力端子に出力し、第5のサンプルホールド手段は、第1のサンプルホールド手段の出力から輝度信号成分を抽出して第7の出力端子に出力することを特徴とする。
【0018】
請求項7記載の発明は、請求項5または6記載の発明において、エッジ検出手段は、入力端子または入力端子群、単位時間遅延手段、減算手段、出力端子または出力端子群を有し、入力端子または入力端子群は、単位時間遅延手段の入力と減算手段の一方の入力に接続され、単位時間遅延手段の出力は、減算手段の他方の入力に接続され、減算手段の出力は、出力端子または出力端子群に接続されることを特徴とする。
【0019】
請求項8記載の発明は、γ補正処理前に入力端子群から入力されるRGB信号を輝度信号に変換する輝度信号変換工程と、輝度信号とRGB信号を演算して色差信号を得る第1の減算工程と、輝度信号からエッジ信号を検出するエッジ信号検出工程と、エッジ信号を絶対値化する絶対値化工程と、絶対値化された値と入力端子群から入力された第1の係数信号とを乗算して利得調整を行なう第1の乗算工程と、利得調整された値と入力端子群から入力されたリミットレベル設定信号とから第2の出力係数を得るレベルリミット工程と、第2の出力係数と第1の減算工程により得られた色差信号とを乗算する第2の乗算工程と、第2の乗算工程による乗算結果とRGB信号とを演算して色信号を得る減算工程と、を有することを特徴とする。
【0020】
請求項9記載の発明は、γ補正処理前に入力端子群から入力される第1の色信号と出力端子群の前段に設けられた第1の減算工程から出力される第2の色信号とを切り替えて出力する切替工程と、切替工程により切り替えられて入力される第1の色信号または第2の色信号を輝度信号に変換する輝度信号変換工程と、輝度信号と切替工程により切り替えられて入力される第1の色信号または第2の色信号とを演算して色差信号を得る第1の減算工程と、第1の減算工程により得られた色差信号を抽出する第1のサンプルホールド工程と、輝度信号変換工程により出力される輝度信号を抽出する第2のサンプルホールド工程と、第1のサンプルホールド工程で抽出された輝度信号からエッジ信号を検出するエッジ検出工程と、エッジ信号を絶対値化する絶対値化工程と、絶対値化された値と入力端子群から入力された第1の係数信号とを乗算して利得調整する第1の乗算工程と、利得調整された値と入力端子群から入力されたリミットレベル設定信号とから第2の出力係数を得るレベルリミット工程と、第2の出力係数と第1のサンプルホールド工程により抽出された色差信号とを乗算する第2の乗算工程と、第2の乗算工程による乗算結果と切替工程により切り替えられて入力される第1の色信号または第2の色信号とを演算して第3の色信号を得る第2の減算工程と、第1のサンプルホールド工程の出力から色差信号を抽出する第3のサンプルホールド工程と、第2のサンプルホールド工程の出力から輝度信号成分を抽出する第4のサンプルホールド工程と、を有することを特徴とする。
【0021】
請求項10記載の発明は、請求項8または9記載の発明において、エッジ信号検出工程は、輝度信号変換工程により変換された輝度信号を単位時間遅延させて出力する遅延工程と、遅延工程により遅延された遅延輝度信号と輝度信号とを演算してエッジ検出信号を出力する第3の減算工程と、を有することを特徴とする。
【0022】
〈作用〉
本発明によるエッジ色消し回路は、γ補正処理を行う前のRGB信号を輝度信号に変換し、この輝度信号からエッジ信号検出し、このエッジ信号を絶対値化して利得調整し、レベルリミットすることで出力係数αを求め、当該算出された出力係数αと色差信号とを演算し、この演算結果と入力された元のRGB信号とを演算するものである。
【0023】
このエッジ色消し回路は、輝度信号のエッジ成分が大きくなり、出力係数αが1に近くなると回路の出力は全て輝度信号Yが出力することとなり、輝度信号が小さくなり、出力係数αが0に近くなると回路の出力はR、G、Bそれぞれがそのまま出力されることとなる。従って、輝度信号のエッジが大きくなると、R、G、B、Yに差が無くなり、再現された色は薄くなり偽色が抑圧されるという効果が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明の実施形態であるエッジ色消し回路及びその方法を詳細に説明する。図1から図5を参照すると、本発明に係るエッジ色消し回路及びその方法の実施の形態が示されている。
【0025】
〈第1の実施形態〉
図1は、本発明の第1の実施形態であるエッジ色消し回路の概略構成を示すブロック図である。図1において、本発明の第1の実施形態であるエッジ色消し回路は、入力端子1〜5と、出力端子6〜8と、輝度信号演算マトリックス回路9と、エッジ検出回路10と、絶対値化回路11と、レベルリミット回路12と、乗算回路13〜16と、減算回路17〜22と、を有して構成される。
【0026】
入力端子1〜3から入力する色信号R、G、Bは、輝度信号演算マトリックス回路9に供給され、輝度信号Yに変換される。その出力は、減算回路17〜19において処理され、色差信号R−Y信号、G−Y信号、B−Y信号に変換される。また、輝度信号演算マトリックス回路9によって求められた輝度信号Yは、エッジ検出回路10においてエッジ信号△Yに変換される。
【0027】
エッジ信号△Yは、絶対値化回路11において絶対値|△Y|に変換される。絶対値|△Y|は、乗算回路16において入力端子4から入力する係数信号βと乗算され信号β|△Y|となる。信号β|△Y|は、レベルリミット回路12において入力端子5から入力されるリミットレベル設定信号εでレベルリミットされ出力係数αを得る。
【0028】
出力係数αは、乗算回路13〜15において色差信号R−Y、G−Y、B−Yと演算され、出力信号α(R−Y)、α(G−Y)、α(B−Y)に変換される。この変換された出力信号α(R−Y)、α(G−Y)、α(B−Y)は、減算回路20〜22において、入力端子1〜3からそれぞれ入力される色信号R、G、Bと演算され、R―α(R−Y)、G―α(G−Y)、B―α(B−Y)に変換されて出力端子6〜8に供給され、色信号として出力される。
【0029】
図2は、本発明の第1の実施形態におけるエッジ検出回路の概略構成を示すブロック図である。図2を参照すると、本発明の第1の実施形態におけるエッジ検出回路10は、入力端子101と、遅延回路102と、減算回路103と、出力端子104と、を有して構成される。
【0030】
入力端子101から入力した信号は、遅延回路102によって単位時間遅延される。その出力信号と入力端子101から入力信号とは、減算回路103において演算され、出力端子104から出力される。入力端子101に入力される輝度信号Yは、このエッジ検出回路10において、上述されるような処理が実行された後、エッジ信号(△Y)が後段の絶対値化回路11に出力される。
【0031】
なお、図1に示される輝度信号演算マトリックス回路9、絶対値化回路11、レベルリミット回路12などは、当業者にとってよく知られており、またその構成が本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成は省略する。
【0032】
図3は、本発明の第1の実施形態であるエッジ色消し回路の動作例を示すタイミングチャートである。図3において、入力端子1〜3からそれぞれ色信号R、G、Bがそれぞれ入力される。これらの入力信号は、輝度信号演算マトリックス回路9で輝度信号Yに変換され、エッジ検出回路10において1次差分が取られたエッジ信号△Yとなり、絶対値化回路11で負の値が正の値となり絶対値|△Y|として出力される。次に、絶対値|△Y|は、乗算回路16で出力係数βと乗算され、この乗算された値をレベルリミット回路12において、レベルリミット設定信号εに基づきレベル調整が行われて出力係数αが得られる。
【0033】
減算回路17〜19では、入力端子1〜3から入力されたRGB信号と輝度信号演算マトリックス回路9により変換された輝度信号Yとを演算し、色差信号R−Y、G−Y、B−Yを出力する。乗算回路13〜15では、レベルリミット回路12からの出力である出力係数αと減算回路17〜18のそれぞれの出力である(R−Y)、(G−Y)、(B−Y)とが演算され、α(R−Y)、α(G−Y)、α(B−Y)が得られる。減算回路20〜22においては、減算回路17〜18のそれぞれの出力である(R−Y)、(G−Y)、(B−Y)と入力端子1〜3から入力されるRGB信号とが演算され、R−α(R−Y)、G−α(G−Y)、B−α(B−Y)が得られる。これらの値が、出力端子6〜8から出力される。
【0034】
レベルリミット回路12から出力される出力係数αは、エッジ信号の大きさによって連続で変化し、リミットレベルを1(ε=1)に設定すると、出力係数αは0から1までの値を取ることになり、αが0の時は入力がそのまま出力、αが1の時はRGB信号の出力が全て輝度Yになり無彩色となる。
【0035】
このように、輝度信号のエッジ部分で連続的に無彩色化しているので、自然な画像が得られる。さらに、本発明の第1の実施形態では、除算器や逆数演算回路などを用いていないので、回路規模が大きくならないという効果もある。
【0036】
〈第2の実施形態〉
図4は、本発明の第2の実施形態であるエッジ色消し回路の概略構成を示すブロック図である。本発明の第2の実施形態であるエッジ色消し回路は、その基本的構成は上述の第1の実施形態の通りであるが、輝度信号演算マトリックス回路9、減算回路17〜19を再利用して、出力をRGBからY、R−Y、B−Y、G−Yとしている点で相違するものである。
【0037】
図4において、本発明の第2の実施形態でるエッジ色消し回路は、入力端子1〜5と、出力端子6〜8、37〜40と、輝度信号演算マトリックス回路9と、エッジ検出回路10と、絶対値化回路11と、レベルリミット回路12と、乗算回路13〜16と、減算回路17〜22と、2入力スイッチ回路27〜29と、S/H回路(サンプルホールド回路)30〜36、41と、を有する。
【0038】
入力端子1〜3からの色信号R、G、Bは、2入力スイッチ回路27〜29の一方の入力にそれぞれ入力され、また、2入力スイッチ回路27〜29の他方の入力には、減算回路20〜22の出力である色信号R’、G’、B’がそれぞれ入力される。2入力スイッチ回路27〜29において、入力信号となるRGB、または、R’G’B’は、それぞれ交互に出力されRs 、Gs 、Bs となる。
【0039】
出力Rs 、Gs 、Bs は、輝度信号演算マトリックス回路9のRGB入力と減算回路17〜19の一方の入力と接続され、当該減算回路17〜19の出力は、サンプルホールド回路41〜43に接続される。
【0040】
輝度信号演算マトリックス回路9において入力された信号Rs 、Gs 、Bs は、輝度信号Ys に変換される。この輝度信号Ys は、R、G、B信号から変換されたYs 信号とR’、G’、B’信号から変換されたY’s 信号とが2入力スイッチ回路27〜29の切り替え動作により交互に出力される。
【0041】
輝度信号演算マトリックス回路9の出力は、減算回路17〜19において色信号R、G、Bと演算処理され、色差信号Rs −Ys 、Gs −Ys 、Bs −Ys に変換される。この色差信号は、2入力スイッチ回路27〜29の切り替え動作により、R−Y信号、G−Y信号、B−Y信号とR’−Y’信号、G’−Y’信号、B’−Y’信号とを交互に出力する。輝度信号演算マトリックス回路9によって求められた輝度信号YまたはY’は、S/H回路33を用いてY信号またはY’信号を抽出され、エッジ検出回路10においてエッジ信号△Yまたは△Y’に変換される。
【0042】
また、Ys は、S/H回路41によってY信号成分が抽出され、出力端子37から出力される。エッジ信号△Yは、絶対値化回路11において絶対値|△Y|に変換される。
【0043】
絶対値化回路11で変換された絶対値|△Y|は、乗算回路16において入力端子4から入力される係数信号βと乗算され信号β|△Y|となる。この信号β|△Y|は、レベルリミット回路12において、入力端子5から入力されるリミットレベル設定信号γでレベルリミットされ出力係数αを得る。出力係数αは、乗算回路13,14,15において、乗算回路17〜19で演算された色差信号からS/H回路30〜32によってR−Y、G−Y、B−Y信号を抽出された信号と演算され、出力信号α(R−Y)、α(G−Y)、α(B−Y)に変換される。
【0044】
乗算回路13〜15の出力信号であるα(R−Y)、α(G−Y)、α(B−Y)は、減算回路20〜22において、入力端子1〜3からの色信号R、G、Bと演算されR―α(R−Y)、G―α(G−Y)B―α(B−Y)に変換され、R’G’B’として出力端子6〜8と2入力スイッチ回路27〜29の他方入力に出力される。
【0045】
また、S/H回路30〜31にて抽出された色差信号は、S/H回路30〜31とS/H回路34〜36においてR’−Y’信号、G’−Y’信号、B’−Y’信号がそれぞれ抽出され、出力端子38〜40に出力される。
【0046】
図5は、本発明の第2の実施形態であるエッジ色消し回路の動作例を示すタイミングチャートである。図3に示される本発明の第1の実施形態と異なる点は、2入力スイッチ27〜29の出力信号であるRs ,Gs ,Bs を入力として得られたYs 、さらにS/H回路30〜32の出力であるR−Y,G−Y, B−Y, R’−Y',G’−Y',B' −Y',に関するタイミングチャートを示している。
【0047】
なお、上述される実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明のエッジ色消し回路及びその方法によれば、急激な変化を信号に与えることなく、エッジ部分の色消しを行うので、画像に不自然さを与えることがない。
【0049】
また、本発明のエッジ色消し回路及びその方法によれば、回路構成に除算器や逆数演算器などを使用することなく、エッジ部分の色消しを行なうことができ、画像に不自然さを与えることがないので、回路規模を縮小することができる。
【0050】
さらに、本発明のエッジ色消し回路及びその方法によれば、デジタルカメラ処理として必要な回路を構成要素としているため、その回路を再利用することでシステムに規模的な負担を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるエッジ色消し回路の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態におけるエッジ検出回路の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態であるエッジ色消し回路の動作例を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態であるエッジ色消し回路の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施形態であるエッジ色消し回路の動作例を示すタイミングチャートである。
【図6】従来のエッジ色消し回路の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1〜5 入力端子
6〜8 出力端子
9 輝度信号演算マトリックス回路
10 エッジ検出回路
11 絶対値化回路
12 レベルリミット回路
13〜16 乗算回路
17〜22 減算回路
27〜29 2入力スイッチ回路
30〜36 S/H回路(サンプルホールド回路)
37〜40 出力端子
41 S/H回路(サンプルホールド回路)
Claims (10)
- γ補正処理前に入力端子群から入力される第1の色信号を輝度信号に変換する輝度信号変換手段と、
前記輝度信号と前記第1の色信号とを演算して色差信号を得る第1の減算手段と、
前記輝度信号からエッジ信号を検出するエッジ検出手段と、
前記エッジ信号を絶対値化する絶対値化手段と、
前記絶対値化された値と前記入力端子群から入力された第1の係数信号とを乗算して利得調整する第1の乗算手段と、
前記利得調整された値と前記入力端子群から入力されたリミットレベル設定信号とから第2の出力係数を得るレベルリミット手段と、
前記第2の出力係数と前記第1の減算手段から出力される前記色差信号とを乗算する第2の乗算手段と、
前記第2の乗算手段による乗算結果と前記第1の色信号とを演算して第2の色信号を得る減算手段と、
を有することを特徴とするエッジ色消し回路。 - γ補正処理前に入力端子群から入力される第1の色信号と出力端子群の前段に設けられた第1の減算手段から出力される第2の色信号とを切り替えて出力する切替手段と、
前記切替手段により切り替えられて入力される前記第1の色信号または前記第2の色信号を輝度信号に変換する輝度信号変換手段と、
前記輝度信号と前記切替手段により切り替えられて入力される前記第1の色信号または前記第2の色信号とを演算して色差信号を得る第1の減算手段と、
前記第1の減算手段により得られた色差信号を抽出する第1のサンプルホールド手段と、
前記輝度信号変換手段により出力される輝度信号を抽出する第2のサンプルホールド手段と、
前記第1のサンプルホールド手段で抽出された輝度信号からエッジ信号を検出するエッジ検出手段と、
前記エッジ信号を絶対値化する絶対値化手段と、
前記絶対値化された値と前記入力端子群から入力された第1の係数信号とを乗算して利得調整する第1の乗算手段と、
前記利得調整された値と前記入力端子群から入力されたリミットレベル設定信号とから第2の出力係数を得るレベルリミット手段と、
前記第2の出力係数と前記第1のサンプルホールド手段により抽出された色差信号とを乗算する第2の乗算手段と、
前記第2の乗算手段による乗算結果と前記切替手段により切り替えられて入力される前記第1の色信号または前記第2の色信号とを演算して第3の色信号を得る第2の減算手段と、
前記第1のサンプルホールド手段の出力から色差信号を抽出する第3のサンプルホールド手段と、
前記第2のサンプルホールド手段の出力から輝度信号成分を抽出する第4のサンプルホールド手段と、
を有することを特徴とするエッジ色消し回路。 - 前記エッジ検出手段は、
前記輝度信号変換手段により変換された前記輝度信号を単位時間遅延させて出力する遅延手段と、
前記遅延手段により遅延された遅延輝度信号と前記輝度信号とを演算してエッジ検出信号を出力する第3の減算手段と、
を有することを特徴とする請求項1または2記載のエッジ色消し回路。 - 前記入力端子群は、
R信号が入力される第1の端子と、
B信号が入力される第2の端子と、
G信号が入力される第3の端子と、
前記第1の係数信号が入力される第4の端子と、
前記リミットレベル設定信号が入力される第5の端子と、
から構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のエッジ色消し回路。 - 第1〜第5の入力端子と、輝度信号演算手段と、第1〜第6の減算手段と、第1〜第4の乗算手段と、エッジ検出手段と、絶対値演算手段と、レベルリミット手段と、第1〜第3の出力端子と、を有し、
前記第1〜第3の入力端子は、前記輝度信号演算手段のR信号入力、G信号入力、B信号入力と、前記第1〜第3の減算手段の被減数入力と、前記第4〜第6の減算手段の被減数入力に各々接続され、
前記輝度信号演算手段の出力は、前記第1〜第3の減算手段の被減数入力と、前記エッジ検出手段の入力と、に接続され、
前記第1〜第3の減算手段の出力は、前記第1〜第3の乗算手段の一方の入力に接続され、
前記エッジ検出手段の出力は、前記絶対値演算手段の入力に接続され、
前記絶対値演算手段の出力は、前記第4の乗算手段の一方の入力に接続され、
前記第4の入力端子または入力端子群は、前記第4の乗算手段の他方の入力に接続され、
前記第4の乗算手段の出力は、前記レベルリミット手段の入力に接続され、
前記第5の入力端子は、前記レベルリミット手段のリミットレベル入力に接続され、
前記レベルリミット手段の出力は、前記第1〜第3の乗算手段の他方の入力に各々接続され、
前記第1〜第3の乗算手段の出力は、前記第4〜第6の減算手段の減数入力に各々接続され、
前記第4〜第6の減算手段の出力は、前記第1〜第3の出力端子または出力端子群に接続されることを特徴とするエッジ色消し回路。 - 第1〜第5の入力端子と、輝度信号演算手段と、第1〜第6の減算手段と、第1〜第4の乗算手段と、エッジ検出手段と、絶対値演算手段と、レベルリミット手段と、第1〜第3の2入力スイッチ手段と、第1〜第8のサンプルホールド手段と、第1〜第7の出力端子と、を有し、
前記第1〜第3の2入力スイッチ手段は、一方の入力に前記第1〜第3の入力端子からの第1の色信号が入力され、他方の入力に前記第1〜第3の減算手段からの第2の色信号が入力され、
前記第1〜第3の2入力スイッチ手段の出力は、前記輝度信号変換手段と前記第4〜第6の減算手段へ前記第1の色信号または前記第2の色信号を交互に出力し、
前記輝度信号変換手段は、前記第1の色信号から変換された第1の輝度信号または前記第2の色信号から変換された第2の輝度信号とを交互に、前記第4〜6の減算手段と前記第1のサンプルホールド手段とに出力され、
前記第4〜第6の減算手段は、前記第1の色信号と前記第1の輝度信号または前記第2の色信号と前記第2の輝度信号とを演算して、それぞれ第1の色差信号または第2の色差信号を前記第2〜第4のサンプルホールド手段に出力し、
前記第1のサンプルホールド手段は、前記輝度信号変換手段から出力された輝度信号を前記エッジ検出手段と前記第5のサンプルホールド手段とに出力し、
前記エッジ検出手段は、前記輝度信号からエッジ信号を検出して、当該エッジ信号を前記絶対値演算手段に出力し、
前記絶対値演算手段は、前記エッジ信号を絶対値化して前記第1の乗算手段に出力し、
前記第1の乗算手段は、前記絶対値化された値と前記第4の入力端子から入力される任意の第1の出力係数とを演算した値を前記レベルリミット手段に出力し、
前記レベルリミット手段は、前記第1の乗算手段により演算された値と前記第5の入力端子から入力されるレベルリミット設定信号とから第2の出力係数を算出して前記第2〜第4の乗算手段に出力し、
前記第2〜第4の乗算手段は、前記第2の出力係数と前記第2〜第4のサンプルホールド手段から出力される前記第1の色差信号または前記第2の色差信号とを演算して前記第1〜第3の減算手段に出力し、
前記第1〜第3の減算手段は、前記第2〜第4の乗算手段からの出力と前記第1の色信号または前記第2の色信号とを演算して第3の色信号を前記第1〜第3の出力端子に出力し、
前記第5〜第7のサンプルホールド手段は、前記第2〜第4のサンプルホールド手段の出力から色差信号を抽出して前記第4〜第6の出力端子に出力し、
前記第5のサンプルホールド手段は、前記第1のサンプルホールド手段の出力から輝度信号成分を抽出して前記第7の出力端子に出力することを特徴とするエッジ色消し回路。 - 前記エッジ検出手段は、入力端子または入力端子群、単位時間遅延手段、減算手段、出力端子または出力端子群を有し、
前記入力端子または前記入力端子群は、前記単位時間遅延手段の入力と前記減算手段の一方の入力に接続され、
前記単位時間遅延手段の出力は、前記減算手段の他方の入力に接続され、
前記減算手段の出力は、前記出力端子または前記出力端子群に接続されることを特徴とする請求項5または6記載のエッジ色消し回路。 - γ補正処理前に入力端子群から入力されるRGB信号を輝度信号に変換する輝度信号変換工程と、
前記輝度信号と前記RGB信号を演算して色差信号を得る第1の減算工程と、
前記輝度信号からエッジ信号を検出するエッジ信号検出工程と、
前記エッジ信号を絶対値化する絶対値化工程と、
前記絶対値化された値と前記入力端子群から入力された第1の係数信号とを乗算して利得調整を行なう第1の乗算工程と、
前記利得調整された値と前記入力端子群から入力されたリミットレベル設定信号とから第2の出力係数を得るレベルリミット工程と、
前記第2の出力係数と前記第1の減算工程により得られた前記色差信号とを乗算する第2の乗算工程と、
前記第2の乗算工程による乗算結果と前記RGB信号とを演算して色信号を得る減算工程と、
を有することを特徴とするエッジ色消し方法。 - γ補正処理前に入力端子群から入力される第1の色信号と出力端子群の前段に設けられた第1の減算工程から出力される第2の色信号とを切り替えて出力する切替工程と、
前記切替工程により切り替えられて入力される前記第1の色信号または前記第2の色信号を輝度信号に変換する輝度信号変換工程と、
前記輝度信号と前記切替工程により切り替えられて入力される前記第1の色信号または前記第2の色信号とを演算して色差信号を得る第1の減算工程と、
前記第1の減算工程により得られた色差信号を抽出する第1のサンプルホールド工程と、
前記輝度信号変換工程により出力される輝度信号を抽出する第2のサンプルホールド工程と、
前記第1のサンプルホールド工程で抽出された輝度信号からエッジ信号を検出するエッジ検出工程と、
前記エッジ信号を絶対値化する絶対値化工程と、
前記絶対値化された値と前記入力端子群から入力された第1の係数信号とを乗算して利得調整する第1の乗算工程と、
前記利得調整された値と前記入力端子群から入力されたリミットレベル設定信号とから第2の出力係数を得るレベルリミット工程と、
前記第2の出力係数と前記第1のサンプルホールド工程により抽出された色差信号とを乗算する第2の乗算工程と、
前記第2の乗算工程による乗算結果と前記切替工程により切り替えられて入力される前記第1の色信号または前記第2の色信号とを演算して第3の色信号を得る第2の減算工程と、
前記第1のサンプルホールド工程の出力から色差信号を抽出する第3のサンプルホールド工程と、
前記第2のサンプルホールド工程の出力から輝度信号成分を抽出する第4のサンプルホールド工程と、
を有することを特徴とするエッジ色消し方法。 - 前記エッジ信号検出工程は、
前記輝度信号変換工程により変換された前記輝度信号を単位時間遅延させて出力する遅延工程と、
前記遅延工程により遅延された遅延輝度信号と前記輝度信号とを演算してエッジ検出信号を出力する第3の減算工程と、
を有することを特徴とする請求項8または9記載のエッジ色消し回路。
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