JP3515394B2 - ディジタルカメラ - Google Patents

ディジタルカメラ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はディジタルカメラに関
し、特にたとえば、撮影画像を圧縮して記録する、ディ
ジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理の方法の1つに、画像の輪郭部
分にメリハリをつけるエッジ強調がある。これは、画像
信号の高周波成分(輪郭信号)にアパーチャゲインを付
与し、このようなゲインが付与された輪郭信号を画像信
号に加算するものである。従来のディジタルカメラで
も、上述のエッジ強調が撮影画像信号に施されていた
が、輪郭信号に付与するアパーチャゲインは常に一定で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、多くのディジタ
ルカメラでは、JPEGフォーマットに従って撮影画像
を圧縮し、圧縮画像を所定サイズのファイルに収めるよ
うにしている。このJPEGは非可逆圧縮であり、記録
時の圧縮率が高いほど、再生時の伸長画像にブロックノ
イズやモスキートノイズが発生してしまう。したがっ
て、従来技術のようにアパーチャゲインが一定である
と、画像信号に含まれる高周波成分に応じて圧縮率を高
めなければ、圧縮画像を所定サイズに収めることができ
ない。この結果、高周波成分が増えるにつれて、伸長時
に発生するブロックノイズやモスキートノイズが多くな
るという問題があった。
【0004】つまり、被写体がたとえばカラーバーであ
れば、撮影画像に含まれる高周波成分は少ない。このた
め、圧縮率が小さくても圧縮画像は所定サイズに収ま
り、再生時の伸長画像に現れるノイズも少ない。しか
し、被写体がたとえば樹木であれば、撮影画像は多くの
高周波成分を含むため、圧縮率を大きくしなければ圧縮
画像を所定サイズに納めることはできない。この結果、
再生時にノイズが顕著に発生してしまう。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、被
写体像に含まれる高周波成分が多いときでも伸長時に発
生するノイズを抑えることができる、ディジタルカメラ
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、撮影画像を
圧縮して記録するディジタルカメラにおいて、被写体像
を撮影して撮影画像信号を生成する撮影手段、撮影画像
信号の高周波成分を検出する検出手段、高周波成分に基
づいて撮影画像信号にエッジ強調を施すエッジ強調手
段、および高周波成分に基づいてエッジ強調度を制御す
る制御手段を備え、制御手段は、高周波成分を積分する
積分手段、および積分手段から出力された積分信号に応
じてアパーチャゲインを制御するアパーチャゲイン制御
手段を含み、アパーチャゲイン制御手段は、積分信号の
値が大きいほど前記アパーチャゲインを小さくし、積分
信号の値に係わらず撮影画像信号を所定サイズに圧縮す
る圧縮率を一定とすることを特徴とする、ディジタルカ
メラである。
【0007】
【作用】撮影手段から被写体像に対応する撮影画像信号
が出力されると、撮影画像信号の高周波成分が検出手段
によって検出される。エッジ強調手段は撮影画像信号に
エッジ強調を施すが、このときのエッジ強調度は、同じ
高周波成分に基づいて制御手段によって制御される。こ
のようにしてエッジ強調が施された撮影画像信号が、圧
縮処理を経て記録媒体に記録される。
【0008】そして、制御手段において、積分手段が高
周波成分を積分し、アパーチャゲイン制御手段が積分信
号に応じてアパーチャゲインを制御する。なお、アパー
チャゲイン制御手段は、積分信号の値が大きいほどアパ
ーチャゲインを小さくし、積分信号の値に係わらず撮影
画像信号を所定サイズに圧縮する圧縮率を一定としてい
る。エッジ強調手段では、アパーチャゲイン付与手段が
高周波成分にアパーチャゲインを付与し、加算手段がア
パーチャゲイン付与手段の出力を撮影画像信号に加算す
る。
【0009】この発明の他の局面では、圧縮手段は、エ
ッジ強調手段から出力された撮影画像信号に非可逆圧縮
を施す。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、撮影画像信号から検
出した高周波成分に基づいてエッジ強調度を制御するよ
うにしたため、被写体像に含まれる高周波成分が多いと
きでも伸長時に発生するノイズを抑えることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1を参照して、この実施例のディジタルカ
メラ10は、CCDイメージャ12を含む。CCDイメ
ージャ12の受光面には、図示しない色フィルタが装着
され、被写体像は、この色フィルタを介してCCDイメ
ージャ12に照射される。CCDイメージャ12は、シ
ャッタボタン34の操作に応答してカメラ信号を生成
し、生成したカメラ信号をCDS/AGC回路14に与
える。CDS/AGC回路14は、入力されたカメラ信
号に周知のノイズ除去およびレベル調整を施す。このよ
うな処理を施されたカメラ信号は、その後A/D変換器
16でディジタル信号に変換される。
【0012】色分離回路18は、A/D変換器16から
出力されたカメラ信号に補間処理を施し、その後、輝度
信号および色差信号(撮影画像信号)を生成する。生成
された輝度信号および色差信号は、いずれも加算回路2
4に入力される。輝度信号はハイパスフィルタ(HP
F)20にも入力され、HPF20によって高周波成分
が抽出される。抽出された高周波成分は、ゲイン調整回
路22に含まれる掛け算器22aに与えられ、マイコン
28から出力されたアパーチャゲイン信号(エッジ強調
度信号)と掛け算される。つまり、高周波成分にアパー
チャゲインが付与される。掛け算器22aの出力は、そ
の後加算回路24に与えられる。
【0013】加算回路24は、輝度信号に掛け算器22
aの出力を加算し、加算信号つまりエッジ強調が施され
た輝度信号をJPEGエンコーダ30に与える。一方、
色差信号については、そのままJPEGエンコーダ30
に与える。JPEGエンコーダ30では、このような輝
度信号および色差信号にJPEG圧縮がかけられる。そ
して、所定サイズまで圧縮された圧縮画像信号が、メモ
リカード32に記録される。
【0014】HPF20から出力された高周波成分は積
分回路26にも与えられ、これによって1画面分の高周
波成分が積分される。積分回路26で算出された積分信
号はマイコン28に入力される。マイコン28は、シャ
ッタボタン34の操作に応答して図2に示すフロー図を
処理し、積分信号に基づいてアパーチャゲインを制御す
る。
【0015】マイコン28はまずステップS1で圧縮率
を初期化し、ステップS2で積分回路26から積分信号
を取り込む。次に、ステップS3で、図3に示すルック
アップテーブル(LUT)28を参照して、積分回路2
6から取り込んだ積分信号に対応するアパーチャゲイン
を検出する。つまり、LUT28aには、複数の積分値
および複数のアパーチャゲインが1対1対応で書き込ま
れており、マイコン28は、取り込んだ積分信号が示す
積分値に対応するアパーチャゲインをLUT28aから
読み出す。そして、ステップS5で、読み出したアパー
チャゲインをゲイン調整回路22の掛け算器22aに与
える。この結果、輝度信号にエッジ強調が施される。つ
まり、撮影画像信号の輪郭が補正される。
【0016】ステップS7ではJPEGエンコーダ30
に圧縮指令を与える。これによって、撮影画像信号が所
定の圧縮率で圧縮される。マイコン28は、この圧縮処
理で生成された圧縮画像信号のサイズをステップS9で
検出し、ステップS11で検出サイズと所定ファイルサ
イズとを比較する。検出サイズが所定ファイルサイズと
等しくなければ、マイコン28はステップS11で“N
O”と判断し、ステップS12で圧縮率を更新してから
ステップS7に戻る。このため、検出サイズが所定ファ
イルサイズと等しくなるまで、ステップS7およびS9
の処理が繰り返される。検出サイズが所定ファイルサイ
ズと等しくなると、マイコン28はステップS11で"
YES"と判断し、ステップS13で圧縮画像信号のメ
モリカード32への記録をJPEGエンコーダ30に指
示する。そして、処理を終了する。この結果、所定のフ
ァイルサイズまで圧縮された圧縮画像信号が、メモリカ
ード32に記録される。
【0017】LUT28aに書き込まれた積分値および
アパーチャゲインは、図4に示す特性を持つ。図4によ
れば、アパーチャゲインは積分値が大きくなる程小さく
なる。このような特性を有する結果、高周波成分を多く
含む画像に対するエッジ強調度は、高周波成分が少ない
画像に対するエッジ強調度よりも小さい。従来は、圧縮
画像信号を所定サイズに抑えるために、積分値(高周波
成分)が大きくなる程圧縮率を大きくしていた。つま
り、積分値および圧縮率は、従来図6に示す関係にあっ
た。これに対して、この実施例では、撮影画像に含まれ
る高周波成分が多くなる程アパ−チャゲインが抑えら
れ、撮影画像信号のデータ量も抑えられる。このため、
撮影画像信号を所定サイズに圧縮するための圧縮率は、
図5に示すように積分値に拘わらず一定となる。つま
り、再生時に得られる伸長画像に現れるブロックノイズ
やモスキートノイズは、被写体像に含まれる高周波成分
に関係なく均一となる。
【0018】なお、上述の圧縮率は、DCT変換に続く
量子化処理の際に量子化係数Qを変更することで増減さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を示すブロック図である。
【図2】図1実施例の動作の一部を示すフロー図であ
る。
【図3】図1実施例の一部を示す図解図である。
【図4】積分値とアパーチャゲインとの関係を示すグラ
フである。
【図5】積分値と圧縮率との関係を示すグラフである。
【図6】従来技術における積分値と圧縮率との関係を示
すグラフである。
【符号の説明】
10 …ディジタルカメラ 20 …HPF 21 …エッジ強調回路 22 …ゲイン調整回路 24 …加算回路 26 …高周波検出回路 28 …マイコン 30 …JPEGエンコーダ 32 …メモリカード

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影画像を圧縮して記録するディジタルカ
    メラにおいて、 被写体像を撮影して撮影画像信号を生成する撮影手段、 前記撮影画像信号の高周波成分を検出する検出手段、 前記撮影画像信号にエッジ強調を施すエッジ強調手段、
    および 前記高周波成分に基づいてエッジ強調度を制御する制御
    手段を備え、 前記制御手段は、前記高周波成分を積分する積分手段、
    および前記積分手段から出力された積分信号に応じてア
    パーチャゲインを制御するアパーチャゲイン制御手段を
    含み、 前記アパーチャゲイン制御手段は、前記積分信号の値が
    大きいほど前記アパーチャゲインを小さくし、前記積分
    信号の値に係わらず前記撮影画像信号を所定サイズに圧
    縮する圧縮率を一定とすることを特徴とする、ディジタ
    ルカメラ。
  2. 【請求項2】前記エッジ強調手段は、前記高周波成分に
    前記アパーチャゲインを付与するアパーチャゲイン付与
    手段、および前記アパーチャゲイン付与手段の出力を前
    記撮影画像信号に加算する加算手段を含む、請求項1記
    載のディジタルカメラ。
  3. 【請求項3】前記エッジ強調手段から出力された撮影画
    像信号に非可逆圧縮を施す圧縮手段をさらに備える、請
    求項1または2に記載のディジタルカメラ。
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