JP2002175830A - バナジウムレドックスフロー電池用電解液の製造方法 - Google Patents
バナジウムレドックスフロー電池用電解液の製造方法Info
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- Y02E60/50—Fuel cells
Abstract
ル含有するレドックスフロー電池電解液を製造する方
法。 【解決手段】(a)V4+の製造:燃焼煤を水中(pH
=1〜3)に懸濁し、還元濾過してV4+含有水溶液を
得、アンモニアでpH=4.2〜4.8に調整し、オキ
シ水酸化バナジウム水和物V4+を析出させ、濾過す
る。 (b)V3+の製造:電解液中のV1モル数当り、V
4+/モルと、硫黄5〜30モルの混合物を攪拌下、3
80〜445℃に加熱還元して得られる析出合物に4〜
10モル/Lの硫酸1.7〜3.5モルを添加し、11
0〜140℃に加熱し、析出物を溶解させ、必要により
硫黄を濾過除去してV3+溶液を取得する。 (c)電解液の製造:V3+溶液に、V4+を添加し、
V3+とV4+を等モルに調整し、硫酸および水でバナ
ジウムおよびSO4 2- の濃度を調整し、必要により濾過
する。
Description
クスフロー電池用電解液の製造方法に関する。さらに詳
しくは、バナジウムレドックスフロー電池の正極および
負極のスタート用電解液として好適に使用しうるバナジ
ウムレドックスフロー電池用電解液の製造方法に関す
る。
では、正極区画室には5価〜4価のレドックス系電解液
が使用され、また負極区画室には3〜2価のレドックス
系電解液が使用されているので、正極室には4価のバナ
ジウム電解液、負極には3価のバナジウム電解液がチャ
ージされている。しかし、最近では、スタート時に正極
室および負極室に使用される電解液を共通化することに
より、合理化を図ることが考えられている。このような
電解液としては、4価バナジウムと3価バナジウムとを
等モル含有する電解液が提案されている。この電解液に
使用されている3価バナジウムの原料として、酸化バナ
ジウム(III) が使用されている。
ては、液相法が知られている(Inorg. Sy nth. 7,p.9
2) 。この方法によれば、V2 O5 を化学量論量の7.
67倍、すなわち12.4重量倍という多量の硫酸中
で、化学量論量の1.5倍の硫黄とともに170〜20
0℃で16時間加熱して還元した後、濾過・水洗し、得
られた物質を50%エタノール水溶液中に懸濁し、これ
に二硫化炭素を注ぎ、過剰量の硫黄を層状にして分離す
ることにより、固体のV2(SO4)3 が得られる。このV
2(SO4)3 を電解液の原料とした場合、該V2(SO4)3
1モルを硫酸1モル/Lの水溶液1L中で120〜15
0℃に加熱溶解させることにより、V3+濃度が2モル/
L、SO4 2- 濃度が4モル/LのIII 価のバナジウム電
解液が得られる。
の製造方法およびそれを用いた電解液の製造方法には、
種々の欠点がある。特に、固体のV2(SO4)3 の製造方
法には、以下の4つの大きな欠点がある。
る点 固体のV2(SO4)3 を取得するために、多量の濃厚
な硫酸溶液の濾過を必要とする点 多量の硫酸廃液が発生する点 過剰量で使用された硫黄の除去を要する点
体のV2(SO4)3 および硫黄を含む溶液を次の硫酸によ
る溶解工程に使用し、例えば、 III価バナジウム化合物
の硫酸4モル/L溶液を調製した後、この溶液から硫黄
を濾過により除去する方法を採用することにより、回避
することができる。しかしながら、前記〜の欠点
は、未だ充分に回避されていない。
場合、電池の性能に悪影響を及ぼすおそれがある。した
がって、例えば、化石燃料を燃焼させる際に発生した燃
焼煤を原料とする場合、この燃焼煤の処理工程で得られ
る不純物を含有するメタバナジン酸アンモニウムを再
度、溶解・析出させる方法で精製し、これを高温に加熱
して脱水・脱アンモニア化を行なうという煩雑な工程を
要するという欠点がある。
術に鑑みてなされたものであり、化石燃料の燃焼の際に
発生した燃焼煤の最も簡単な処理方法で得られる不純物
含量が少ないバナジウム化合物を使用し、極めて有利な
方法で4価バナジウムと3価バナジウムを等モルで含有
する電解液を製造しうる方法を提供することを目的とす
る。
は、(a)化石燃料の燃焼の際に発生した燃焼煤をpH
を1〜3に調整した水中に懸濁した状態で還元剤を作用
させた後、濾過して不溶性残渣を除去し、4価のバナジ
ウムを含有する水溶液を得る工程、(b)前記工程
(a)で得られた4価のバナジウムを含有する水溶液
に、アンモニアまたはアンモニア水を添加し、該水溶液
のpHを4.2〜4.8に調整し、オキシ水酸化バナジ
ウム水和物を析出させる工程、(c)前記工程(b)で
析出したオキシ水酸化バナジウム水和物を濾過し、取得
する工程、(d)目的とする電解液中のバナジウムのモ
ル数がAであるとき、前記工程(c)で得られたオキシ
水酸化バナジウム水和物Aモルと、硫黄5A〜30Aモ
ルとを混合し、得られた混合物を攪拌下に380〜44
5℃に加熱して還元する工程、
物に濃度4〜10モル/Lの硫酸1.7A〜3.5Aモ
ルを添加し、110〜140℃に加熱して析出している
バナジウム化合物を溶解させ、必要により硫黄を濾過に
より除去する工程、(f)前記工程(e)で得られた溶
液に、前記工程(c)で取得したオキシ水酸化バナジウ
ム水和物を添加し、3価バナジウムと4価バナジウムと
の割合を等モルに調整し、必要により硫黄を濾過により
除去する工程、および(g)前記工程(f)で得られた
溶液に、硫酸および水を添加し、バナジウムおよびSO
4 2- の濃度を所望の値に調整し、得られた水溶液を必要
により濾過して残渣を除去する工程からなる3価バナジ
ウムと4価バナジウムとの割合を等モルで含有するバナ
ジウムレドックスフロー電池用電解液の製造方法に関す
る。
る。まず、工程(a)について説明する。本発明に使用
される化石燃料としては、例えば、瀝青質鉱物、重油、
タール、アスファルトなどをはじめ、これらをエマルジ
ョン化した燃料などが挙げられる。また、燃焼煤は、こ
れらの化石燃料を燃焼することによって発生したもので
あればよく、特に限定がない。この燃焼煤を水中に懸濁
すると、4価のバナジウムイオンおよび5価のバナジウ
ムイオン、Fe、Ni、Cr、Mg、Naなどの金属イ
オン、ならびに珪酸イオンとを含有し、水不溶性物質を
懸濁した水溶液が得られる。使用する水の量は燃焼煤中
の水可溶性物質を溶解し、水不溶性物質を懸濁・攪拌す
るに足りる量であれば良い。該水溶液のpHは、4価の
バナジウムを高濃度でかつ安定して得ることができるよ
うにするために、1〜3とされる。
還元剤が使用される。かかる還元剤としては、例えば、
SO2 およびその塩類、ヒドラジン、その水和物および
その塩類、ならびにヒドロキシルアミンおよびその塩類
からなる群より選ばれた少なくとも1種が挙げられる。
還元剤の具体例としては、亜硫酸ガスおよび亜硫酸アン
モニウムなどの亜硫酸の塩類、ヒドラジンまたはヒドラ
ジンの水和物、あるいは硫酸ヒドラジンなどのヒドラジ
ンの塩類、ヒドロキシルアミンまたは硫酸ヒドロキシル
アミン、塩酸ヒドロキシルアミンなどのヒドロキシルア
ミンの塩類などが挙げられ、これらは単独でまたは2種
以上を混合して用いることができる。その選択は、還元
を達成するのに必要な量と還元剤の入手可能な単価との
積から経済性を判断して定めることが望ましい。その
際、還元剤として金属を含有しないものを選ぶことが重
要である。
る酸素による酸化や消耗を考慮して、懸濁液中に存在し
ている5価のバナジウム化合物の還元に必要な化学量論
量の1.1〜1.2倍とすることが好ましい。
含まれている5価のバナジウム化合物が迅速に4価のバ
ナジウムイオンに還元され、不溶性物質に含まれている
殆どのバナジウムがこの懸濁液中に溶解する。
に残存している不溶性残渣を濾別し、除去することがで
きる。
ムを含有する水溶液は、次に、工程(b)で使用され
る。
する水溶液に、アンモニアまたはアンモニア水を添加
し、該水溶液のpHを4.2〜4.8に調整し、オキシ
水酸化バナジウム水和物を析出させる。
4.8に調整する点に1つの大きな特徴がある。このよ
うにpHを調整した場合には、水溶液中のバナジウムイ
オンをオキシ水酸化バナジウム水和物として効率よく、
例えば、70〜80%の収率で析出させることができる
という、格別顕著に優れた効果が発現される。
合、オキシ水酸化バナジウム水和物を析出させることが
できる。しかし、オキシ水酸化バナジウム水和物を濾過
し、取得したときのの収率は、バナジウムに対して高々
30%程度である。
に調整した場合、バナジウムに対する収率が90%程度
と高くなる。しかし、析出したオキシ水酸化バナジウム
水和物におけるFe、Niなどの金属の含量が著しく増
加するようになる。さらに、前記水溶液のpHが6.0
を超えると、該水溶液中に含有されているバナジウムに
対する収率が殆ど定量的になるが、析出したオキシ水酸
化バナジウム水和物におけるFe、Niなどの金属の含
量がより一層著しくなる。
4.2〜4.8とされているので、驚くべきことに、こ
れらの欠点が解消され、不純物たるFe、Ni、Cr、
Mg、Naなどの金属イオンや、珪酸イオンからの析出
物などの含量の低減が図られ、しかも高収率でオキシ水
酸化バナジウム水和物を得ることができるという、格別
顕著に優れた効果が奏される。
ム水和物」は、一説によれば、酸化バナジウム(IV)の含
水物VO2 ・2H2 Oであるとされている。しかし、GM
ELINS HANDBUCH DER ANORG. CHEMIE. V[B].S.65 〜72に
記載されている赤外吸収スペクトルにおける−OH吸収
帯の現れ方を根拠とする学説に則り、本発明者らは、前
記「オキシ水酸化バナジウム水和物」は、式: VO(OH)2 ・nH2 O (式中、nは約1を示す)で表される化合物であると推
定する。以下、本明細書においては、この化合物をオキ
シ水酸化バナジウム水和物と称する。
シ水酸化バナジウム水和物は、次に、工程(c)で使用
される。
たオキシ水酸化バナジウム水和物を濾過することによ
り、取得する。
例えば、吸引濾過などの通常の濾過方法によって行なう
ことができる。
は、必要により、洗浄水で洗浄してもよい。なお、洗浄
の際に、pHが高い水を使用した場合、取得したケーキ
状のオキシ水酸化バナジウム水和物に含まれている夾雑
金属イオンから析出物が生じるおそれがある。他方、p
Hが低い水を使用した場合、析出物の一部が溶解するよ
うになる。これらのことから、洗浄の際に使用する洗浄
水のpHは、前記濾過時におけるpHの範囲内にあるこ
とが好ましい。
ム水和物を濾過し、洗浄した場合には、ケーキ状のオキ
シ水酸化バナジウム水和物を高純度で得ることができ
る。
酸化バナジウム水和物は、工程(d)で使用される。
ナジウムのモル数がAであるとき、前記工程(c)で得
られたオキシ水酸化バナジウム水和物Aモルと、硫黄5
A〜30Aモルとを混合し、得られた混合物を攪拌下に
380〜445℃に加熱して還元する。
るものと考えられる。 4VO(OH)2・H2 O+S → 2V2 O3 +8H2
O+SO2
キシ水酸化バナジウム水和物〔VO(OH)2・H2 O〕
1モルあたり、硫黄1/4モルを使用することにより、
該オキシ水酸化バナジウム水和物を酸化バナジウム(II
I) 〔V2 O3 〕に還元することができる。
例えば、ロータリー・キルン型の反応機を用いて行なう
ことができる。しかし、かかる反応機を用いた場合に
は、操作中に発生する水およびSO2 によって反応混合
物が発泡するのに対し、反応混合物の攪拌は、転動で行
なわれるだけであるので、これに対処できないため、操
作が困難となる。
を、例えば、攪拌機付きの反応器などの反応器に仕込
み、攪拌・混合する。硫黄には、いくつかの変態が存在
するが、いずれの変態の硫黄をも溶融させために、反応
器には、130〜150℃の温度に保持した硫黄用の還
流冷却器を兼ねた排気管を設置することが好ましい。か
かる排気管は、発生する水蒸気およびSO2 の排出に利
用することができる。
く、攪拌を容易にする溶剤としても機能する。
ジウム(III) 〔V2 O3 〕に還元するのに要する硫黄の
量は、理論的には、オキシ水酸化バナジウム水和物Aモ
ルあたり、0.25Aモルである。しかし、攪拌性、な
らびに生産性および硫黄のリサイクル性の観点から、硫
黄の量は、5A〜30Aモル、好ましくは10A〜20
Aモルとなるように調整される。
ナジウム水和物は空気中で酸化しやすいので、乾燥品は
若干の5価バナジウムを含有する。しかし、5価バナジ
ウム化合物も以下の硫黄による還元を容易に受けるの
で、支障はない。
キシ水酸化バナジウム水和物をこの反応に使用すること
は硫酸の濃度を著しく引き下げることになるため好まし
くない。
混合・攪拌しながら、徐々に昇温すると、110℃付近
の温度で水蒸気が発生し、また140℃付近の温度でS
O2ガスが顕著に発生するようになる。したがって、か
かる気体による発泡に注意を要する。SO2 ガスの発生
速度は、温度が高いほど大となるが、硫黄の沸点は、常
圧では444.7℃であるので、その温度よりも高い温
度にまで加熱する場合には、加圧が必要である。
比率は、オキシ水酸化バナジウム水和物と硫黄との混合
物を加熱する際の加熱温度によって左右される。
て、3価バナジウムの比率が高くなる。加熱温度が38
0℃未満である場合には、3価バナジウムの比率が小さ
くなり、4価バナジウムの比率が高くなる。
バナジウムとを等モルで含有する電解液を得ることを目
的としていることから、3価バナジウムと4価バナジウ
ムとを等モルとするために、3価バナジウムの比率が4
価バナジウムのそれより低い場合には、別途、調製した
V2(SO4)3 またはV2 O3 を添加しなければならなく
なる。
には、加圧が必要となるので、設備費が大となる。
発明の目的とする電解液用の中間体として充分に使用し
うる3価バナジウム/4価バナジウムの値が1以上、例
えば、0.55/0.45=1.22である酸化バナジ
ウムを得ることができる。
45℃、好ましくは420〜445℃に調整される。
混合物を加熱することにより、オキシ水酸化バナジウム
水和物の還元が進行し、還元開始から4〜5時間経過後
にはSO2 ガスの発生が殆ど停止する。この時点を還元
反応の終点とすることができる。より精密には、120
〜130℃の温度で反応混合物を40〜60%H2 SO
4 中に加熱溶解した溶液を吸光スペクトル法などで分析
し、3価バナジウムと4価バナジウムとの割合(モル
比)が約55:45となった時点を終点とすることがで
きる。なお、還元反応の時間をかかる終点よりも延長し
たとしても、それ以上には還元反応が進行しがたい。
は、還元反応によって生成したV2 O 3 、還元までには
至らず、オキシ水酸化バナジウム水和物が脱水して生成
したVO2 などのバナジウム化合物および過剰量の硫黄
が存在している。したがって、次の工程(e)におい
て、硫酸水溶液を添加して反応混合物中で析出している
バナジウム化合物などを溶解させる。
濃度およびその量は、目的とする電解液中のバナジウム
およびSO4 2- の濃度に支配され、さらには工程(g)
における濃度調整が可能な範囲内としなくてはならな
い。
ー電池の電解液の組成については、次のようなことが知
られている。
中に溶解している成分の析出に対する抵抗値(析出し難
いことを意味する)、電解液の蓄電能力などの性能を色
々な角度から検討が行われた。それによると、電解液中
のバナジウムの濃度をAモル/L、SO4 2- の濃度をB
モル/Lとするとき、Aが1.8〜3.5であり、Bが
3.6〜7.0であり、かつB/Aが1.8〜3.5、
好ましくは2.0〜3.0である組成が適当である。さ
らに、これらの値の中で最も屡用いられるのは、Aが
2.0であり、Bが4.0であるものである。
度4〜10モル/Lの硫酸1.7A〜3.5Aモルを添
加し、110〜140℃に加熱して析出しているバナジ
ウム化合物を溶解させ、必要により硫黄を濾過により除
去する。反応混合物に硫酸を添加する前には、反応混合
物に含まれている硫黄が固化するのを回避し、また硫酸
が沸騰するのを回避するために、硫黄の固化温度(12
0℃)以上の温度で、かつ前記硫酸水溶液の沸点以下の
温度、すなわち130〜150℃の温度に、反応混合物
を冷却することが好ましい。
(g)において、硫酸および水を添加することにより、
SO4 2- の濃度を所望の値に調整することを考慮して、
目的とする電解液のSO4 2- の濃度よりやや高い値とす
る。しかし、硫酸の濃度が高すぎる場合、例えば、硫酸
の濃度が12モル/L以上である場合には、反応混合物
に含まれているV2 O3 が固体のV2(SO4)3 となって
溶解しなくなる。
の工程(g)において、前記目的とする電解液における
AおよびBに達成しえない事態も発生する。これらの事
情を考慮して、硫酸の濃度は、4〜10モル/L、好ま
しくは4.5〜6.5モル/Lである。
は、V2 O3 の溶解に極めて長時間を要する。一方、加
熱温度が140℃を超える場合には、硫酸の濃度によっ
ては硫酸の常圧での沸点を越えることがあり、また沸点
を超えないにしても、V2 O3から固体のV2(SO4)3
を生成して、却って溶解が困難となるので好ましくな
い。
しているバナジウム化合物が溶解するまでであればよ
い。
る未溶解残渣が存在する。したがって、この溶液から、
濾過などの方法により、必要に応じて、未溶解残渣を除
去してもよい。なお、この濾過は、この段階で行なうの
ではなく、工程(f)および/または工程(g)で行な
ってもよい。また、濾過をこの段階で行なうとともに、
工程(f)および/または工程(g)で行なってもよ
い。
ジウムと4価バナジウムのモル比は、0.55:0.4
5程度である。このモル比は、オキシ水酸化バナジウム
水和物と硫黄との比率、温度範囲およびその温度におけ
る保持時間によって大きな変動は認められない。また、
この段階で得られた溶液中の3価バナジウムの量をX 0
モル、4価バナジウムの量をY0 モルとすると、工程
(d)で仕込んだオキシ硫酸バナジウム水和物Aモルの
この段階までの損失は、工程(e)で硫黄を濾過除去し
た場合の損失、通常、約1%だけであるので、その説明
を簡単にするためにその損失の計算を省略すると、 X0 +Y0 =A となる。
フロー電池の正極室および負極室の双方のスタート用電
解液として使用することを目的としているので、かかる
モル比は、1:1とすることが蓄電容量を充分に発揮さ
せるために不可欠である。
(f)において、この溶液に添加して3価バナジウムの
量X1 と4価バナジウムの量Y1 とを一致させる、すな
わちX1=Y1 とするのに必要なオキシ水酸化バナジウ
ムのモル数は、αモルとなる。該オキシ水酸化バナジウ
ム水和物を溶液に溶解させることは、比較的容易である
が、迅速に溶解させるためには、60〜120℃に加熱
することが好ましい。通常、100〜110℃の温度で
は、2時間以内に該オキシ水酸化バナジウム水和物の溶
解が完了する。
れている5価バナジウム化合物は、3価バナジウム化合
物と容易に反応して4価バナジウム化合物となるので、
それを考慮した量のオキシ水酸化バナジウム水和物を使
用すればよい。
遊離の水分を有している場合には、後の水などの添加に
よる溶液濃度の調整工程で添加する水分を前記水分に相
当するだけ減らすようにすれば、目的が達せられる。し
たがって、該オキシ水酸化バナジウム水和物の乾燥は、
省略することができる。
ウムαモルを添加・溶解した後のバナジウムの総モル数
をZとすると、 Z=A+α となる。また、工程(f)で得られた溶液には、工程
(e)で使用した目的の電解液におけるよりも量的には
少なく、濃度的には濃厚である硫酸がもたらされてい
る。
の電解液において必要とされる量のバナジウムを含有す
る量の工程(f)で得られた溶液を採取し、水および硫
酸を添加し、バナジウムおよび硫酸の濃度を調整する。
そのためには、例えば、次のようにして行なう。
+α)/A〕モルとなるように硫酸の計算量を追加添加
する。 この硫酸を添加して得られた溶液には、バナジウム
(A+α)モル、硫酸B×〔(A+α)/A〕モルが含
まれているので、この溶液の中から、全バナジウムAモ
ルおよび硫酸Bモルを含有している分、すなわち(全溶
液量)×A/(A+α)に相当する量を採取し、これに
水を添加して、当初予定していた液量とする。
(f)での濾過を省略した場合には、この工程(g)で
合成繊維製濾過布、メンブレンフィルターなどを用いて
濾過して、存在している硫黄などからなる析出物を除去
する必要がある。
(f)で濾過を行なった場合であっても、電解液の品質
を向上させる観点から、再度、濾過することが望まし
い。この濾過の際には、メンブレンフィルターを用いる
ことが好ましい。
レドックスフロー電池用電解液が得られる。
に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。
L、SO4 2- 濃度:4mol/L、3価バナジウム濃
度:4価バナジウム濃度の比=1:1の電解液の調製〕
塵機灰〔湿潤重量:5031g〕(水分:19.00
%、乾燥品の重量:4075g、乾燥品の分析値:V
2.50%、N15.75%、S22.60%、C0.
35%、Fe0.12%、Ni0.43%、Cr0.0
1%、Mg6.15%)〔バナジウム含有量:101.
88g(2.00mol)〕を40℃の水20Lに添加
し、攪拌して懸濁させた。得られた懸濁液のpHは2.
25であり、溶液中のV5+/総V(モル比)は0.41
3であった。
温で20分間で吹き込み、微量の酸、アルカリでpHを
2〜2.3に調整し、30分間保持した。
ン)を水125mLで2回洗浄した。残渣の乾燥重量
は、16.6gであった。
し、この溶液を窒素ガス置換した容器中に保存した。こ
の溶液を分析すると、バナジウム含有率が0.376
%、すなわち95.88gであり、原料灰からのバナジ
ウムの収率は94.1%であり、溶液の色は4価バナジ
ウムの存在を示す青色であった。
936g(バナジウム含有量:90g)を窒素ガス置換
した装置の中の容器に入れ、50±3℃でアンモニア水
を徐々に添加し、pH4.7で30分間保持した。
窒素ガス置換した装置の中で減圧濾過し、SO2 ガスを
バブリングし、pH4.2〜4.8に調整した水250
0mLで3回洗浄し、減圧下に乾燥した。
一部を湿潤状態のまま、窒素置換した容器中に残して保
存し、その他を乾燥した。
82.26g、バナジウム含有率43.70%、バナジ
ウム含有量:79.65g、溶液からのバナジウム収
率:88.5%
のとおりである。 Fe:0.012%、Ni:0.016%、Cr:0.
010%
4++V5+)=0.045で示された。
7.33%であった。
4++V5+)=0.011で示された。
による還元 前記で得られたオキシ水酸化バナジウム水和物の硫黄
による還元を行なった。
機、温度計、130〜150℃に保温したガラス製の硫
黄用還流冷却器兼水蒸気およびSO2 の排出管ならびに
N2 ガス吹き込み管を取付け、これに、オキシ水酸化バ
ナジウム水和物(バナジウム43.70%)11.65
g〔バナジウムとして5.09g(0.1当量)〕およ
び硫黄(粉末)32.10g(1.0モル)を仕込み、
窒素ガス0.3L/minをフラスコ内に流しながら、
攪拌下に430〜440℃まで2時間で昇温した。この
間、135〜260℃で水蒸気の発生に伴う泡立ちが認
められた。
2 ガスが含まれていることが認められ、300℃以上で
はその量が著しくなった。
てから、4時間その温度範囲に保ったところ、排出され
たN2 ガス中のSO2 ガスの濃度は、20ppmとなっ
た。この時点を還元反応の終点とした。
に冷却し、これに濃度5モル/L(490g/L、比重
1.290、重量濃度38%)の硫酸40mL(H2 S
O4 として0.2モル)を添加し、110〜115℃に
6時間加熱し、反応混合物中のバナジウム酸化物を溶解
した。
の除去 前記工程で得られた溶液には、硫黄を主とする未溶解
残渣が存在していた。したがって、この溶液を吸引濾過
し、硫黄を主体とする残渣を除去した。また、生成した
ケーキを水2mLで洗浄した残渣のケーキの量は30.
6gであった。この残渣のケーキは、次回の還元にリサ
イクル使用することができた。
ウム濃度の調整 前記工程で得られた濾液中の3価バナジウム4価バナ
ジウムのモル比を分析によって調べたところ、その値は
0.549:0.451であった。
と4価バナジウムとが等モルとなるように、オキシ水酸
化バナジウム水和物〔湿潤品、バナジウム分析値17.
33%〕〔空気酸化による酸化の程度:V5+/(V4++
V5+)=0.011〕2.8g(バナジウムとして0.
0095モル)を添加し、これを溶解させた。
ジウムとのモル比を分析によって調べたところ、その値
は1.000:1.003であり、電解液として適当で
あった。
5モル(0.1+0.0095モル)および硫酸約0.
2モルが含まれている。この溶液から、バナジウム濃
度:2mol/L、SO4 2- 濃度:4mol/L、3価
バナジウム:4価バナジウム(モル比)=1:1の電解
液を正確に調製するために、次の操作を行なった。
を2×(0.1+0.0095)モルとした。
0.0095)に相当する部分を採り、メスフラスコを
用いて50mLとした。
として使用することもできる。しかし、更に品質を向上
させるために、メンブレンフィルターでこの溶液を濾過
して製品とした。
分:45.5%、バナジウム含有量:30.0g(0.
589mol)〕(乾燥品の重量:2400g、乾燥品
の分析値:V1.25%、N9.5%、S11.9%、
C46.5%、Fe0.13%、Ni0.22%、Cr
<0.01%、Mg0.11%)を40℃の水1000
0mLに仕込み、攪拌して懸濁させた。得られた懸濁液
のpHは2.8を呈し、溶液中のV5+含有量/総V含有
量(モル比)は0.310であった。
0分間で吹き込み、40±2℃の温度に30分間保持し
た。
分:カーボン)を水1500mLずつで2回洗浄した。
残渣の乾燥重量は1150gであった。
gとし、得られた溶液を窒素ガス置換した容器中に保存
した。この溶液を分析すると、バナジウム含有率が0.
199重量%、バナジウム含有量が27.86gであ
り、原料灰からのバナジウム収率は92.9%であり、
溶液は4価バナジウムの存在を示す青色であった。
コ内に仕込み、これに攪拌下に40±3℃でアンモニア
水を徐々に添加して、pHを4.6±0.1に保持し、
30分間経過後、析出したオキシ水酸化バナジウム水和
物を濾過し、得られたケーキを濾過時と同じpH4.6
±0.1に調整した水250mLずつで3回洗浄し、減
圧下に乾燥した。
率:43.50重量%、バナジウム含有量:21.73
g、溶液からのバナジウム収率:78.0%であった。
のとおりであった。 Fe:0.006重量%、Ni:0.006重量%、C
r:0.001重量%
4++V5+)=0.06で示された。
による還元 前記で得られたオキシ水酸化バナジウム水和物の硫黄
による還元を行なった。
温度計、130〜150℃に保温したガラス製の硫黄用
還流冷却器兼水蒸気およびSO2 の排出管ならびにN2
ガス吹き込み管を取付け、これに前記工程で得られた
オキシ水酸化バナジウム水和物〔バナジウム含有率4
3.50重量%)11.70g〔バナジウムとして5.
09g(0.1当量)〕および硫黄(粉末)25.6g
(0.8モル)を仕込み、窒素ガス0.3L/minを
フラスコ内に流しながら、攪拌下に430〜440℃ま
で3時間で昇温した。
に伴う泡立ちが認められた。また、150℃付近から
は、排気中にSO2 ガスが含まれていることが認めら
れ、300℃以上ではその量が著しくなった。
た後、その温度範囲に6時間保ったところ、排出された
N2 ガス中のSO2 ガスの濃度は20ppmとなった。
この時点を還元反応の終点とした。
溶解 還元反応終了後、フラスコの内容物を125〜135℃
に冷却し、これに濃度5モル/L(490g/L、比重
1.290、重量濃度38%)の硫酸40mL(H2 S
O4 として0.2モル)を添加し、110〜115℃に
6時間加熱し、反応混合物中のバナジウム酸化物を溶解
した。
残渣が存在していた。従って、この溶液を吸引濾過し、
硫黄を主体とする残渣を除去した。また、この残渣ケー
キを水2mLで洗浄した。残渣のケーキの量は乾燥後、
23.2gであった。この残渣ケーキは、次回の還元に
リサイクル使用することができた。
ウム濃度の調整 前記工程で得られた濾液中の3価バナジウムと4価バ
ナジウムのモル比を分析によって調べたところ、その値
は0.560:0.440であった。
と4価バナジウムとが等モルとなるように、前記工程
で得られたオキシ水酸化バナジウム水和物(バナジウム
含有率43.50%)〔空気酸化による酸化の程度:V
5+/(V4++V5+)=0.06〕1.17g(バナジウ
ムとして0.01モル)を添加し、100〜120℃に
1時間保持して、これを溶解させた。
ジウムのモル比を分析によって調べたところ、その値は
1.000:1.001であった。
0.01=0.11モルおよび硫酸約0.2モルが含ま
れている。この溶液からバナジウム濃度:2モル/L、
SO4 2- 濃度:4モル/L、3価バナジウム:4価バナ
ジウム(モル比)=1:1の電解液をできるだけ正確に
調製するために、次の操作を行なった。
を2×0.11モルとした。次に、得られた溶液の一部
をバナジウムが0.1モル含まれるように採り、これに
水を加えて全量を50mLとした。
として使用することもできる。しかし、更に品質を向上
させるために、メンブランフィルターでこの溶液を濾過
して製品とした。
燃焼の際に発生した燃焼煤の最も簡単な処理方法で得ら
れる不純物含量が少ないバナジウム化合物を使用し、極
めて有利な方法で4価バナジウムと3価バナジウムを等
モルで含有する電解液を製造することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)化石燃料の燃焼の際に発生した燃
焼煤をpHを1〜3に調整した水中に懸濁した状態で還
元剤を作用させた後、濾過して不溶性残渣を除去し、4
価のバナジウムを含有する水溶液を得る工程、(b)前
記工程(a)で得られた4価のバナジウムを含有する水
溶液に、アンモニアまたはアンモニア水を添加し、該水
溶液のpHを4.2〜4.8に調整し、オキシ水酸化バ
ナジウム水和物を析出させる工程、(c)前記工程
(b)で析出したオキシ水酸化バナジウム水和物を濾過
し、取得する工程、(d)目的とする電解液中のバナジ
ウムのモル数がAであるとき、前記工程(c)で得られ
たオキシ水酸化バナジウム水和物Aモルと、硫黄5A〜
30Aモルとを混合し、得られた混合物を攪拌下に38
0〜445℃に加熱して還元する工程、(e)前記工程
(d)で得られた反応混合物に濃度4〜10モル/Lの
硫酸1.7A〜3.5Aモルを添加し、110〜140
℃に加熱して析出しているバナジウム化合物を溶解さ
せ、必要により硫黄を濾過により除去する工程、(f)
前記工程(e)で得られた溶液に、前記工程(c)で取
得したオキシ水酸化バナジウム水和物を添加し、3価バ
ナジウムと4価バナジウムとの割合を等モルに調整し、
必要により硫黄を濾過により除去する工程、および
(g)前記工程(f)で得られた溶液に、硫酸および水
を添加し、バナジウムおよびSO4 2- の濃度を所望の値
に調整し、得られた水溶液を必要により濾過して残渣を
除去する工程からなる3価バナジウムと4価バナジウム
との割合を等モルで含有するバナジウムレドックスフロ
ー電池用電解液の製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2001297764A JP4567254B2 (ja) | 2000-09-29 | 2001-09-27 | バナジウムレドックスフロー電池用電解液の製造方法 |
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JP2000299362 | 2000-09-29 | ||
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KR101180770B1 (ko) * | 2009-12-07 | 2012-09-07 | 한국에너지기술연구원 | 레독스 흐름전지 전해액 및 그 제조방법과 그것으로 제조된 레독스 흐름전지 |
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2001
- 2001-09-27 JP JP2001297764A patent/JP4567254B2/ja not_active Expired - Lifetime
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