JP2002173049A - 発泡充填材を有するフレームの成形方法およびその構造 - Google Patents

発泡充填材を有するフレームの成形方法およびその構造

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JP2002173049A JP2000372974A JP2000372974A JP2002173049A JP 2002173049 A JP2002173049 A JP 2002173049A JP 2000372974 A JP2000372974 A JP 2000372974A JP 2000372974 A JP2000372974 A JP 2000372974A JP 2002173049 A JP2002173049 A JP 2002173049A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な強度を有するフレームを簡単かつ安価
に製造できるフレームを提供する。 【解決手段】 側辺部にフランジ部9が設けられた断面
ハット状の第1部材3と、第2部材4との間に形成され
た閉断面10内に配設されて第1部材3との間に断面コ
字状の空間部15を形成する中間部材5とを備え、上記
空間部15の左右に位置する両側辺部の途中まで側端部
がそれぞれ膨出する大きさを備えたシート状の未発泡充
填材を、上記第1部材3の底壁部6の内側面に沿って設
置した状態で、この第1部材3と中間部材5と第2部材
4とを接合した後、上記未発泡充填材を加熱して発泡さ
せることにより、上記断面コ字状の空間部15の左右に
位置する両側辺部の端末部分16を除く部分に発泡充填
材17を充填するフレームの成形方法およびその構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレームを強化す
るための発泡充填材を有するフレームの成形方法および
その構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平7−117713号
公報に示されるように、孔部を有する閉断面部分のボデ
ィ構成部材をもち、かつ上記閉断面部分内には熱硬化型
発泡部材が発泡充填されるボディと、上記熱硬化型発泡
部材より反応が早い発泡材からなり、上記孔部と上記発
泡した熱硬化型発泡部材との間に位置して、上記孔部の
開口を塞ぐように設けられ、発泡にしたがって上記孔部
とこれに対向する上記熱硬化型発泡部材との間に上記孔
部からの挿入を許す許容領域を形成する軟質発泡部材と
を具備したシートを設けたボディ構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように自動車等
のボディに設けられた閉断面部分に孔部から熱硬化型発
泡部材を充填した後、この熱硬化型発泡部材を発泡させ
て上記閉断面部分に充満させるように構成した場合に
は、ボディの重量が顕著に増大するのを防止しつつ、そ
の剛性を効果的に増大させることができるとともに、ボ
ディの振動および騒音の伝達を効果的に抑制することが
できる。
【0004】しかし、上記熱硬化型発泡部材をボディの
孔部から注入して発泡させるようにした場合には、上記
孔部から発泡部材が外部にはみ出し易く、このはみ出し
た発泡部材を除去しなければならないという問題があ
る。このため、上記公報に記載された従来技術では、上
記熱硬化型発泡部材よりも反応が早い軟質発泡部材によ
って上記孔部を塞ぐようにしているが、この場合には、
構造が複雑になって作業時間が長くなるとともに、製造
コストがアップするという問題がある。
【0005】また、上記従来技術では、アウタパネルと
インナパネルとによって形成された自動車のセンタピラ
ー等からなるボディの閉断面内の全体に、上記熱硬化型
発泡部材を充満させるように構成されているため、上記
ボディの閉断面が閉塞されて内部に進入した水分の排出
が困難であるとともに、大量の発泡材が必要となって製
造コストがアップするという問題がある。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、十分な強度を有するフレームを簡単かつ安価に
製造することができる発泡充填材を有するフレームの製
造方法およびその構造を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
側辺部にフランジ部が設けられた断面ハット状の第1部
材と、この第1部材に接合されて第1部材との間に閉断
面を形成する第2部材と、上記閉断面内に配設されて第
1部材との間に断面コ字状の空間部を形成する中間部材
とを備えたフレームの成形方法であって、加熱されるこ
とにより発泡して上記断面コ字状の空間部の左右に位置
する側辺部の途中まで側端部がそれぞれ膨出する大きさ
を備えたシート状の未発泡充填材を、上記第1部材を構
成する底壁部の内側面に沿って設置した状態で、この第
1部材と中間部材と第2部材とを接合して上記フレーム
を形成した後、上記未発泡充填材を加熱して発泡させる
ことにより、上記断面コ字状の空間部の左右に位置する
両側辺部の端末部分を除く部分に発泡充填材を充填する
ものである。
【0008】上記構成によれば、第1部材を構成する底
壁部の内側面に沿って設置されたシート状の未発泡充填
材が加熱されて発泡することにより、上記第1部材と中
間部材との間に形成された断面コ字状の空間部の左右に
位置する両側辺部の端末部分を除く部分に、発泡充填材
が充填されて強度が充分に確保されるとともに、上記側
辺部の端末部分がフレーム内に進入した水分の排水部と
なるフレームが成形されることになる。
【0009】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の発泡充填材を有するフレームの成形方法において、自
動車のルーフレールおよびピラーにより略T字状に形成
されたフレームのアウタパネルからなる第1部材と、レ
インフォースメントからなる中間部材とによって断面コ
字状の空間部を形成し、かつ上記ルーフレール内に設置
される水平部と、上記ピラー内に設置される鉛直部とに
よって略T字状に形成されたシート状の未発泡充填材を
上記空間部内に配設するものである。
【0010】上記構成によれば、自動車のルーフレール
およびピラーのアウタパネルからなる第1部材の底壁部
の内側面に沿って設置されたシート状の未発泡充填材が
加熱されて発泡することにより、アウタパネルとレイン
フォースメントとの間に形成された断面コ字状の空間部
の左右に位置する両側辺部の端末部分を除く部分に発泡
充填材が充填され、連結部の強度が充分に確保される略
T字状のフレームが成形されることになる。
【0011】請求項3に係る発明は、上記請求項1また
は2記載の発泡充填材を有するフレームの成形方法にお
いて、シート状の未発泡充填材を、第1部材の内側面に
沿って設置した状態で、この第1部材と中間部材と第2
部材とを溶接することにより車体フレームを形成した
後、このフレームを塗装乾燥工程に搬送し、塗装時の乾
燥熱により上記未発泡充填材を加熱して発泡させるもの
である。
【0012】上記構成によれば、第1部材の底壁部の内
側面に沿って設置されたシート状の未発泡充填材が塗装
の乾燥熱によって加熱されることにより、上記第1部材
と中間部材との間に形成された断面コ字状の空間部の左
右に位置する両側辺部の端末部分を除く部分に、発泡充
填材が充填された車体フレームが成形されることにな
る。
【0013】請求項4に係る発明は、閉断面を形成する
第1部材と第2部材により形成されるとともに、略T字
状のフレームを形成するように互いに連結された第1フ
レームと第2フレームとを有するフレームの成形方法で
あって、加熱されることにより発泡するシート状の未発
泡充填材を上記閉断面内に設置した状態で、少なくとも
上記第1,第2フレームの連結部近傍に位置する第1部
材と第2部材とをレーザ溶接によって接合した後、上記
発泡充填材を加熱して発泡させることにより、上記閉断
面内に発泡充填材を充填したものである。
【0014】上記構成によれば、互いに交差するように
連結された第1フレームとおよび第2フレームの閉断面
内に上記発泡充填材が配設されるとともに、少なくとも
上記両フレームの連結部近傍に位置する第1部材と第2
部材とがレーザ溶接によって接合されることにより、連
結部の剛性が充分に確保されたフレームが成形されるこ
とになる。
【0015】請求項5に係る発明は、側辺部にフランジ
部が設けられた断面ハット状の第1部材と、この第1部
材に接合されて第1部材との間に閉断面を形成する第2
部材と、上記閉断面内に配設されて第1部材との間に断
面コ字状の空間部を形成する中間部材と、この断面コ字
状の空間部内に設置される発泡充填材とを備え、上記断
面コ字状の空間部の左右に位置する両側辺部の端末部分
を除く部分に上記発泡充填材を充填したものである。
【0016】上記構成によれば、上記第1部材と中間部
材との間に形成された断面コ字状の空間部の左右に位置
する両側辺部の端末部分を除く部分に、発泡充填材が充
填されてフレームの強度が充分に確保されるとともに、
上記フレーム内に進入した水分が上記側辺部の端末部分
を通って流動することが許容されることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る発泡充填材
を有するフレーム構造の実施形態を示している。このフ
レーム構造は、自動車のルーパネルの側辺部に沿って前
後方向に延びるルーフレールからなる第1フレーム1
と、この第1フレーム1の略中央部から下方に延びるセ
ンタピラーからなる第2フレーム2とを有し、これらの
第1,第2フレーム1,2が互いに交差するように一体
に連結されることにより、自動車の側面から見て略T字
状に形成されている。
【0018】上記第1フレーム1および第2フレーム2
は、図2に示すように、上記ルーフレールおよびセンタ
ピラーのアウタパネルからなる第1部材3と、この第1
部材3に接合されて第1部材3とともに閉断面を形成す
るアウタパネルからなる第2部材4と、第1部材3と第
2部材4との間に配設されるレインフォースメントから
なる中間部材5とを備えている。
【0019】上記第1部材3は、所定幅の底壁部6およ
び左右一対の側壁部7からなる断面コ字状の本体部8
と、上記両側壁部7の端部からそれぞれ外方に向けて突
設された所定幅のフランジ部9とにより断面ハット状に
形成されている。そして、上記第1部材3のフランジ部
9に、略平板状に形成された第2部材4の側辺部が接合
されることにより、上記第1部材3の本体部8と、第2
部材4とにより閉断面10が形成されるようになってい
る。
【0020】また、上記中間部材5は、第1部材3と同
様に、所定幅の底壁部11および左右一対の側壁部12
からなる断面コ字状の本体部13と、上記両側壁部12
の端部からそれぞれ外方に向けて突設された所定幅のフ
ランジ部14とにより断面ハット状に形成されている。
そして、上記中間部材5のフランジ部14が、第1部材
3のフランジ部9と、第2部材4の側端部との間に配設
された状態で、これらが一体に溶接され、上記第1部材
3の本体部8と、中間部材5の本体部13とによって断
面コ字状の空間部15が形成されるようになっている。
【0021】上記断面コ字状の空間部15には、その左
右に位置する両側辺部の端末部分16を除く部分に、例
えば共和産業社製の商品名「HY−100」等からなる
発泡樹脂材、つまり50重量%のエポキシ樹脂と、15
重量%のポリオレフィン系樹脂と、30重量%の炭酸カ
ルシウム等の無機繊維充填材と、2重量%の硬化剤と、
3重量%の発泡剤とからなる硬質の発泡充填材17が充
填されている。
【0022】上記発泡充填材17は、図1の破線で示す
ように、ルーフレールからなる第1フレーム1内に配設
される水平部18と、センタピラーからなる第2フレー
ム2の上部に配設される鉛直部19とを有するシート状
の未発泡充填材20を、図3に示すように、上記第1部
材3のコ字状本体部8を構成する底壁部6の内側面に沿
って設置した状態で、上記未発泡充填材20を加熱して
発泡させることにより、図2に示すように、上記断面コ
字状の空間部15を構成する左右一対の側辺部の端末部
分16を除く部分に充填されるように構成されている。
【0023】すなわち、上記共和産業社製の商品名「H
Y−100」からなる発泡樹脂材は、約4倍の発泡倍率
を有しているため、この発泡率と、上記断面コ字状の空
間部15の容積とに基づいて、上記シート状の未発泡充
填材20が発泡することにより、その端部が、上記断面
コ字状の空間部15の左右に位置する両側辺部の途中ま
でそれぞれ膨出するように、上記第1部材3の底壁部6
の内側面に沿って設置されるシート材の未発泡充填材2
0の大きさを予め設定することができる。
【0024】図4は、上記フレームの成形方法を示す工
程図であり、この成形方法は、上記アウタパネルからな
る第1部材3の底壁部6の内壁面に沿ってシート状の未
発泡充填材20を設置した状態で、上記第1部材3と中
間部材5とを部分的にスポット溶接する等により仮止め
する工程と、仮止めされた第1部材3および中間部材5
に対して上記第2部材4をスポット溶接する等により上
記フレームを備えた自動車のボディを形成する工程と、
この自動車のボディに電着塗装、中塗り塗装および上塗
り塗装を施して塗装する工程とを有している。
【0025】そして、上記塗装工程の電着塗装時に、上
記フレームが塗料乾燥炉に導入されることにより、上記
シート状の未発泡充填材20が170℃の温度で約30
分間に亘り加熱されて発泡する。この結果、図2に示す
ように、上記第1部材3と中間部材5との間に形成され
た断面コ字状の空間部15の左右に位置する両側辺部の
端末部分16を除く部分に上記発泡充填材17が充填さ
れたフレーム構造が得られることになる。
【0026】上記のように側辺部にそれぞれフランジ部
14が設けられた断面ハット状の第1部材3と、この第
1部材3に接合されて第1部材3との間に閉断面10を
形成する第2部材4と、上記閉断面10内に配設されて
第1部材3との間に断面コ字状の空間部15を形成する
中間部材5とを備えたフレームの成形方法において、加
熱されることにより発泡して上記断面コ字状の空間部1
5の左右に位置する両側辺部の途中まで側端部がそれぞ
れ膨出する大きさを備えたシート状の未発泡充填材20
を、上記第1部材3を構成する底壁部6の内側面に沿っ
て設置した状態で、この第1部材3と中間部材5と第2
部材4とを接合して上記フレームを形成した後、上記未
発泡充填材20を加熱して発泡させることにより、上記
断面コ字状の空間部15の左右に位置する両側辺部の端
末部分16を除く部分に発泡充填材17を充填するよう
に構成したため、十分な強度を有するとともに、排水性
を備えたフレームを簡単かつ安価に製造することができ
る。
【0027】すなわち、上記のようにセンタピラー等の
アウタパネルからなる第1部材3の断面コ字状の本体部
8と、レインフォースメントからなる中間部材5の断面
コ字状の本体部13との間に形成された断面コ字状の空
間部15内に、上記発泡充填材17を充填したため、上
記フレームに曲げ荷重またはねじり荷重等が作用した場
合においても、上記第1部材3と中間部材5との間隔を
略一定に保持することができる。したがって、上記荷重
に応じてフレームが大きく変形することに起因して上記
第1部材3の本体部8と中間部材5の本体部13とが接
触するという事態の発生を効果的に防止し、上記中間部
材5を配設することによる補強作用が損なわれるのを抑
制して上記フレームの強度を効向上させることができ
る。
【0028】また、上記のようにシート状の未発泡充填
材20を、上記第1部材3の底壁部6の内側面に沿って
設置した状態で、上記未発泡充填材20を加熱して発泡
させることにより、上記断面コ字状の空間部15を構成
する左右一対の側辺部の端末部分16を除く部分に発泡
充填材17を充填するようにしたため、フレームに形成
された孔部から未発泡充填剤を注入した場合のように、
この未発泡充填剤の発泡時に、上記孔部から発泡充填剤
がはみ出す等の問題を生じることなく、簡単な構成で、
上記空間部15の必要個所に発泡充填材17を充填する
ことができる。しかも、上記未発泡充填材20の幅寸法
を第1部材3の底壁部6の幅寸法よりも小さな値に設定
することにより、上記未発泡充填材20を上記底壁部6
に沿って設置する場合の位置管理が容易であり、未発泡
充填材20の製造時における寸法精度を正確に管理する
ことなく、その設置位置を自然に修正できる等の利点が
ある。
【0029】さらに、上記未発泡充填材20の発泡に応
じて、側端部が上記断面コ字状の空間部15の左右に位
置する両側辺部の途中までそれぞれ膨出するように、発
泡倍率および上記空間部15の容積に応じて上記未発泡
充填材20の大きさを予め設定することにより、上記空
間部15の全体に発泡充填材を充填した場合のように、
上記第1部材3と中間部材5との接合部等から発泡充填
材がはみ出す等の問題を生じることなく、上記空間部1
5の必要個所に発泡充填材17を充填することができ
る。しかも、上記断面コ字状の空間部15の左右に位置
する両側辺部の端末部分16、つまり上記発泡充填材1
7の未充填部分を、上記空間部15内に進入した水分の
流動路として利用することができるため、この水分を効
果的に排出することが可能であるという利点がある。
【0030】また、上記実施形態に示すように、自動車
のルーフレールからなる第1フレーム1と、センタピラ
ーからなる第2フレーム2とにより略T字状に形成され
たフレームのアウタパネルからなる第1部材3と、レイ
ンフォースメントからなる中間部材5とによって断面コ
字状の空間部15を形成し、かつ上記第1フレーム1内
に設置される水平部18と、上記第2フレーム2内に設
置される鉛直部19とにより略T字状に形成されたシー
ト状の未発泡充填材20を上記空間部15内に配設する
ように構成した場合には、特別な係止手段を設けること
なく、上記未発泡充填材20を吊下した状態で安定して
保持しつつ、このシート状の未発泡充填材20と、上記
第1部材3および中間部材5の壁面との間に隙間を形成
することができるため、上記フレームの電着塗装時に、
上記隙間を介してフレームの各部に電着液を行き渡らせ
ることができるという利点がある。
【0031】そして、上記シート状の未発泡充填材20
を加熱して発泡させることにより、略T字状に形成され
た上記フレームに設けられた断面コ字状の空間部15の
左右に位置する両側辺部の端末部分16を除く部分に、
上記発泡充填材17を充填することができる。したがっ
て、上記第1フレーム1と第2フレーム2との連結部の
強度を充分に確保することができ、自動車の側突時等に
大きな荷重が作用した場合においても、上記連結部が変
形するのを効果的に防止することができる。
【0032】また、上記実施形態では、シート状の未発
泡充填材20を、第1部材3の内側面に沿って設置した
状態で、この第1部材3と中間部材5と第2部材4とを
溶接することにより車体フレームを形成した後、このフ
レームを塗装乾燥工程に搬送し、塗装時の乾燥熱、つま
りフレームに付着した電着液を乾燥させるための乾燥熱
等によって上記未発泡充填材20を約170℃の温度で
30分程度に亘り加熱することにより、特別な加熱工程
を設けることなく、上記第1部材3の内側面に沿って設
置されたシート状の未発泡充填材20を確実に発泡させ
ることができる。したがって、上記第1部材3と中間部
材5との間に形成された断面コ字状の空間部15の左右
に位置する両側辺部の端末部分16を除く部分に、発泡
充填材17を容易かつ確実に充填することができる。
【0033】上記のようにして成形されたフレームの剛
性を確認するために行った実験例について以下に説明す
る。すなわち、1.0mmの板厚を有する軟鋼板(SP
CN1)により図5(a)に示すように、断面の形状お
よび大きさが設定されるとともに、図6(a)に示すよ
うに、全長が設定された第1フレーム1および第2フレ
ーム2によりT字状に形成されたフレームからなるテス
トピースT1〜T4をそれぞれ形成し、各テストピース
T1〜T4には、図6(b)に示すように、全長が設定
された中間部材5を配設した。なお、図6(a)におい
て、21は、第1フレーム1の側端部を試験機の支持部
に保持させるための保持プレートであり、22は、第2
フレーム2の端部を覆う端板である。
【0034】また、図5(a)に示すテストピースT1
は、第1部材3と中間部材5との間に形成された断面コ
字状の空間部15の略全域に、共和産業社製の商品名
「HY−100」からなる発泡充填材17が充填された
本発明例を示している。また、図5(b)に示すテスト
ピースT2は、上記中間部材5と第2部材4との間に形
成された閉断面内に上記発泡充填材17が充填された比
較例を示し、図5(c)に示すテストピースT3は、上
記断面コ字状の空間部の両側辺部を除く中央部分のみに
上記発泡充填材17が充填された比較例を示し、図5
(d)に示すテストピースT4は、上記発泡充填材17
が充填されていない比較例を示している。なお、図5
(b)〜(d)に示すテストピースT2〜T4の断面形
状および大きさは、図5(a)に示すテストピースT1
と同一に設定されている。
【0035】そして、図7に示すように、上記各テスト
ピースT1〜T4の第1フレーム1の側端部を支持した
状態で、その支持中心から0.43mの位置にある第2
フレーム2の端部に一定の荷重Wを作用させ、その変位
量δを測定した後、この変位量δに基づいて上記各テス
トピースT1〜T4のせん断ひずみtanθ(=δ/
0.43)と、そのラジアン角θ′(=θ×π/0.4
3)とを算出するとともに、これらの値に基づいて、上
記各テストピースT1〜T4の剛性(=W×0.43/
θ′(Nm/rad))を算出したところ、図8に示す
ようなデータが得られた。
【0036】上記データから、本発明に係るテストピー
スT1では、その剛性が2.97E×104(Nm/r
ad)となり、上記発泡充填剤17が充填されていない
比較例に係るテストピースT4の剛性(1.53E×1
4(Nm/rad))に比べて、剛性が約2倍に向上
したことが確認された。これに対して上記中間部材5と
第2部材4との間に形成された閉断面内に上記発泡充填
材17が充填された比較例に係るテストピースT2およ
び上記発泡充填材17が断面コ字状の空間部の中央部分
にのみ充填された比較例に係るテストピースT3では、
その剛性がそれぞれ2.30E×104(Nm/ra
d),2.27E×104(Nm/rad)となり、上
記発泡充填剤17が充填されていない比較例に係るテス
トピースT4に比べて、剛性がそれ程向上していないこ
とが確認された。
【0037】なお、上記実施形態では、発泡充填材17
として共和産業社製の商品名「HY−100」を使用し
た例について説明したが、これに限られず、例えばイイ
ダ産業株式会社製の商品名「オロテックス815」また
はヘンケル社製の商品名「テロコア1010A」等から
なる種々の発泡充填材を使用可能である。
【0038】また、本発明に係るフレームの成形方法お
よびその構造は、上記ルーフレールとセンターピラーと
の連結部に限られず、ルールレールとフロントピラーと
の連結部、センターピラーとサイドシルとの連結部また
はセンターピラーの中間部等の各部に適用可能である。
【0039】次に、上記フレームをスポット溶接で成形
した場合と、レーザ溶接により形成した場合とにおいて
フレームの剛性を比較するために行った実験例について
説明する。すなわち、アウタパネルからなる第1部材3
とインナパネルからなる第2部材4が、1.0mmの板
厚を有する軟鋼板(SPCN1)により、図9に示す大
きさおよび形状に形成されるとともに、上記第1部材3
と第2部材4とによって形成された閉断面内に、共和産
業社製の商品名「HY−100」からなる発泡充填材1
7が充填されたテストピースR1〜R3を形成した。
【0040】図10(a)に示す第1テストピースR1
は、斜線で示すように、T字状に形成された第1フレー
ム1と第2フレーム2とからなるフレームの全体をレー
ザ溶接し、図10(b)に示す第2テストピースR2
は、第1フレーム1と第2フレーム2との連結部を、斜
線で示す約40mmの範囲に亘ってレーザ溶接するとと
もに、他の部分を40mm〜50mmのピッチでスポッ
ト溶接し、かつ第3テストピースは、フレームの全体を
40mm〜50mmのピッチでスポット溶接したものを
使用した。
【0041】なお、上記スポット溶接は、ルーフレール
の上辺部に対応する第1フレーム1の一側辺部1aの溶
接ピッチを50mmに設定し、ルーフレールの下辺部に
対応する第1フレーム1の他側辺部の前方側部分1bお
よびセンタピラーのフロント側の側辺辺部に対応する第
2フレーム2の一側辺部2aの溶接ピッチをそれぞれ4
5mmに設定し、かつルーフレールの下辺部に対応する
第1フレーム1の他側辺部の後方側部分1cおよびセン
タピラーのリヤ側の側辺部に対応する第2フレーム2の
他側辺部2bの溶接ピッチをそれぞれ40mmに設定し
た。
【0042】そして、図7に示す実験装置を使用して測
定した上記第1〜第3テストピースR1〜R3の変位量
δに基づき、各テストピースR1〜R3の剛性(=W×
0.43/θ′(Nm/rad))を算出したところ、
図11に示すようなデータが得られた。このデータか
ら、上記フレームをレーザ溶接した場合には、スポット
溶接した場合に比べて優れた剛性が得られることが確認
された。また、上記フレームの全体をレーザ溶接した場
合と、上記第1フレーム1と第2フレーム2との連結部
のみをレーザ溶接した場合とでは、その剛性の差がわず
かであり、図10(b)に示すように、少なくとも上記
第1フレーム1と第2フレーム2との連結部近傍をレー
ザ溶接することにより、優れた剛性が得られることが確
認された。
【0043】なお、上記実験例では、アウタパネルから
なる第1部材3とインナパネルからなる第2部材4によ
りフレームを形成した例について説明したが、図1に示
すように、第1部材3と第2部材4との間に中間部材5
を配設するとともに、この中間部材5と第2部材4との
間に形成された断面コ字状の空間部15内に上記発泡充
填材17が充填されたフレームにおいて、少なくとも上
記第1フレーム1と第2フレーム2との連結部近傍をレ
ーザ溶接した構造とした場合においても、同様の効果が
得られる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、側辺部
にフランジ部が設けられた断面ハット状の第1部材と、
この第1部材に接合されて第1部材との間に閉断面を形
成する第2部材と、上記閉断面内に配設されて第1部材
との間に断面コ字状の空間部を形成する中間部材とを備
えたフレームの成形方法であって、加熱されることによ
り発泡して上記断面コ字状の空間部の左右に位置する両
側辺部の途中まで側端部がそれぞれ膨出する大きさを備
えたシート状の未発泡充填材を、上記第1部材を構成す
る底壁部の内側面に沿って設置した状態で、この第1部
材と中間部材と第2部材とを接合して上記フレームを形
成した後、上記未発泡充填材を加熱して発泡させること
により、上記断面コ字状の空間部の左右に位置する両側
辺部の端末部分を除く部分に発泡充填材を充填するよう
にしたため、十分な強度を有するとともに、排水性を備
えたフレームを簡単かつ安価に製造できるという利点が
ある。
【0045】また、本発明は、閉断面を形成する第1部
材と第2部材により形成されるとともに、略T字状のフ
レームを形成するように互いに連結された第1フレーム
と第2フレームとを有するフレームの成形方法であっ
て、加熱されることにより発泡するシート状の未発泡充
填材を上記閉断面内に設置した状態で、少なくとも上記
第1,第2フレームの連結部近傍に位置する第1部材と
第2部材とをレーザ溶接によって接合した後、上記発泡
充填材を加熱して発泡させることにより、上記閉断面内
に発泡充填材を充填したため、簡単な構成で上記フレー
ムの剛性を効果的に向上させることができるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレーム構造の実施形態を示す側
面図である。
【図2】本発明に係るフレーム構造の実施形態を示す断
面図である。
【図3】上記フレームの製造過程を示す断面図である。
【図4】上記フレームの製造工程を示す説明図である。
【図5】実験例に使用したテストピースの形状を示す断
面図である。
【図6】実験例に使用したテストピースの形状を示す説
明図である。
【図7】実験装置の具体例を示す説明図である。
【図8】実験データを示すグラフである。
【図9】実験例に使用したテストピースの形状を示す断
面図である。
【図10】実験例に使用したテストピースの形状を示す
説明図である。
【図11】実験データを示すグラフである。
【符号の説明】
1 第1フレーム 2 第2フレーム 3 第1部材 4 第2部材 5 中間部材 6 底壁部 9 フランジ部 10 閉断面 15 空間部 17 発泡充填材 20 シート状の未発泡充填材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 25/06 B29C 67/22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側辺部にフランジ部が設けられた断面ハ
    ット状の第1部材と、この第1部材に接合されて第1部
    材との間に閉断面を形成する第2部材と、上記閉断面内
    に配設されて第1部材との間に断面コ字状の空間部を形
    成する中間部材とを備えたフレームの成形方法であっ
    て、加熱されることにより発泡して上記断面コ字状の空
    間部の左右に位置する両側辺部の途中まで側端部がそれ
    ぞれ膨出する大きさを備えたシート状の未発泡充填材
    を、上記第1部材を構成する底壁部の内側面に沿って設
    置した状態で、この第1部材と中間部材と第2部材とを
    接合して上記フレームを形成した後、上記未発泡充填材
    を加熱して発泡させることにより、上記断面コ字状の空
    間部の左右に位置する両側辺部の端末部分を除く部分に
    発泡充填材を充填することを特徴とする発泡充填材を有
    するフレームの成形方法。
  2. 【請求項2】 自動車のルーフレールおよびピラーによ
    り略T字状に形成されたフレームのアウタパネルからな
    る第1部材と、レインフォースメントからなる中間部材
    とによって断面コ字状の空間部を形成し、かつ上記ルー
    フレール内に設置される水平部と、上記ピラー内に設置
    される鉛直部とによって略T字状に形成されたシート状
    の未発泡充填材を上記空間部内に配設することを特徴と
    する請求項1記載の発泡充填材を有するフレームの成形
    方法。
  3. 【請求項3】 シート状の未発泡充填材を、第1部材の
    内側面に沿って設置した状態で、この第1部材と中間部
    材と第2部材とを溶接することにより車体フレームを形
    成した後、この車体フレームを塗装乾燥工程に搬送し、
    塗装の乾燥熱により上記未発泡充填材を加熱して発泡さ
    せることを特徴とする請求項1または2記載の発泡充填
    材を有するフレームの成形方法。
  4. 【請求項4】 閉断面を形成する第1部材と第2部材に
    より形成されるとともに、略T字状のフレームを形成す
    るように互いに連結された第1フレームと第2フレーム
    とを有するフレームの成形方法であって、加熱されるこ
    とにより発泡するシート状の未発泡充填材を上記閉断面
    内に設置した状態で、少なくとも上記第1,第2フレー
    ムの連結部近傍に位置する第1部材と第2部材とをレー
    ザ溶接によって接合した後、上記発泡充填材を加熱して
    発泡させることにより、上記閉断面内に発泡充填材を充
    填したことを特徴とする発泡充填材を有するフレームの
    成形方法。
  5. 【請求項5】 左右両側辺部にフランジ部が設けられた
    断面ハット状の第1部材と、この第1部材に接合されて
    第1部材との間に閉断面を形成する第2部材と、上記閉
    断面内に配設されて第1部材との間に断面コ字状の空間
    部を形成する中間部材と、上記断面コ字状の空間部内に
    設置される発泡充填材とを備え、上記断面コ字状の空間
    部の左右に位置する両側辺部の端末部分を除く部分に上
    記発泡充填材を充填したことを特徴とする発泡充填材を
    有するフレーム構造。
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