JP5903454B2 - 密閉型アルミニウム製ハニカム構造補強材 - Google Patents

密閉型アルミニウム製ハニカム構造補強材 Download PDF

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Description

本発明は、補強材を備える中空部材で構成された車体に関する。
車両設計において、燃費向上を図るために車両が軽量化される傾向にある。また同時に、製造業者らが求める構造性能基準もさらに厳しいものが要求されている。車体の形成に使用される中空断面部材に軽量のものを使用すると、車体のさまざまな場所に強化材を追加する必要が生じる。よく知られているように、一般に、防食流体槽に車体を通して、電気分解により車体に防食コーティングを形成する電着塗装プロセスが車体に施される。引き続き、車体は、コーティングを金属に焼き付けるために加熱される。したがって、強化材が、電着塗装プロセスによって中空部材の内面上に防食コーティングを施す妨げにならないことが望ましい。
車体の中空断面部材内に長手強化構造体を設けることが知られている。この構造体には、典型的に、2つの表面上に膨張性接着剤が設けられ、この膨張性接着剤は、中空部材の2つの対向する壁に梁をつなぐために、加熱されると発泡可能である。しかしながら、この技術は、表面全体にわたった適切な電着塗装を妨げて、腐食領域が局所的に生じてしまう可能性があるため、上述した電着塗装プロセスにおける使用に適していない。別の既知の強化材として、軽量かつ高強度のアルミニウムハニカムがある。しかしながら、中空部材内に強化材を正確に位置付けるとともに、防食流体でハニカムが充填されて重量が増してしまう事態を防ぐために、アルミニウムと鋼中空部材とを隔離することは困難である。また、中空部材内に発泡可能なプラスチック成形品を設けることも知られており、このプラスチック成形品は、例えば、電着塗装プロセスの焼き付けステップによって与えられるように、熱が加わると発泡し、断面を充填して吸音性を与える発泡壁を設けることができる。これらのインサートは、音響壁および封止材を提供するために使用され得る。
本発明の1つの概念によれば、車体は、内面を有する中空構造部材を備える。中空構造部材は、第1の金属または金属合金を含む。中空構造部材内には、構造強化部材が配置される。構造強化部材は、第1の金属または金属合金とは異なる第2の金属または金属合金を含む補強材を備える。補強材と中空構造部材の内面との間には隙間が設けられる。補強材に接着剤が固定される。接着剤は、活性化前は実質的に指触乾燥状態であるが、隙間の少なくとも一部分を充填するために内面の方へ膨張するように活性化可能である。接着剤の膨張前に隙間を維持するためにフレームが補強材と中空構造部材の内面との間に配置され、補強材に固定される。フレームは、補強材を中空構造部材から絶縁するように為されている。
本発明の別の概念によれば、内面を有する中空構造部材を備える車体用の構造強化部材は、補強材と内面との間に隙間がある状態で中空構造部材に差し込み可能な補強材を備える。補強材は、複数の開口を有するハニカム構造を備える。補強材は、開口が中空構造部材の長手軸に対して実質的に垂直に向けられるように、中空構造部材内に配置される。接着剤は、ハニカム構造の複数の開口の対向する開端部を閉じるように配置され、補強材に直接固定される。接着剤は、活性化前は実質的に指触乾燥状態であるが、隙間の少なくとも一部分を充填するために内面の方へ膨張するように活性化可能である。接着剤の膨張前に隙間を維持するために、フレームが補強材と中空構造部材の内面との間に配置され、補強材に固定される。フレームの一部分は、中空構造部材の内面の形状に実質的に合うように構成される。
本発明の更なる別の概念によれば、車両の中空構造部材を強化する方法は、複数の開口を有するハニカム構造を備える補強材を設けるステップと、補強材から外向きに膨張して中空構造部材の内面の一部分と係合するように活性化可能な接着剤を補強材に固定するステップと、一部分が中空構造部材の内面の形状に実質的に合うように構成されるフレームを補強材に固定するステップと、中空構造部材にフレームとともに補強材を差し込むステップと、接着剤の活性化前に、接着剤と中空構造部材の内面との間に隙間を設けるステップと、を含む。
車体の一部分の概略図。 本開示の第1の実施形態による例示的な強化部材を含む、図1の線2−2に沿った図1の車体部分の第1の構造部材の1つの態様の断面斜視図。 第1の構造部材に取り付ける前の図2の構造強化部材を示す図。 第1の構造部材に固着された図2の構造強化部材を示す図。 図2の構造強化部材の斜視図。 図5の構造強化部材の分解部分斜視図。 本開示の第2の実施形態の態様による例示的な強化部材を含む、図1の線7−7に沿った図1の車体部分の第2の構造部材の断面斜視図。 第2の構造部材に取り付ける前の図7の構造強化部材を示す図。 第2の構造部材に固着された図7の構造強化部材を示す図。 図7の構造強化部材の斜視図。 図10の構造強化部材の分解部分斜視図。 本開示の第3の実施形態による例示的な強化部材を含む、図7に類似した第2の構造部材の断面図。 図12の構造強化部材の斜視図。 本開示の第4の実施形態による例示的な強化部材を含む、図1の車体部分の第1の構造部材の別の態様の断面図。 図14の構造強化部材の分解部分斜視図。 本開示の第5の実施形態による例示的な強化部材の分解斜視図。 図16の構造強化部材の斜視図。 図17の構造強化部材の第1の取り付け部分の拡大斜視図。 図17の構造強化部材の第1の取り付け部分の拡大斜視図。 図17の構造強化部材の第1の取り付け部分の拡大斜視図。 図17の構造強化部材の第1の取り付け部分の拡大斜視図。 図17の構造強化部材の第2の取り付け部分の拡大斜視図。 図17の構造強化部材の第2の取り付け部分の拡大斜視図。 図1の車体部分の第1の構造部材のさらなる別の態様に取り付けられた、図17の構造強化部材の斜視図。 図1の車体部分の第1の構造部材のさらなる別の態様に取り付けられた、図17の構造強化部材の斜視図。 本開示の第6の実施形態による例示的な強化部材の分解斜視図。 図26の構造強化部材の斜視図。 図26の構造強化部材の斜視図。 図26の構造強化部材の第1の取り付け部分の拡大斜視図。 図26の構造強化部材の第1の取り付け部分の拡大斜視図。 図26の構造強化部材の第2の取り付け部分の拡大斜視図。 図1の車体部分の第2の構造部材の別の態様に取り付けられた図26の強化部材の斜視図。 図32の断面斜視図。
本明細書における記載および図面は例示的なものにすぎず、本開示から逸脱することなく、開示された構造体にさまざまな修正および変更が加えられ得ることは言うまでもないことを理解されたい。一般に、例示的な構造強化部材の図は一定の縮尺のものではない。また、本明細書に開示される例示的な構造強化部材のさまざまな特定のコンポーネントは、製造業者ごとに異なることもある技術用語にすぎず、本開示を制限するものと見なされるべきものではないことを認識されたい。
以下、同様の番号が複数の図において同様の部品をさす図面を参照すると、図1は、車体100の一部を示す。車体100の一部は、フレーム108を画成するように接合されているサイドシル102、Aピラー104、Bピラー106などの概ね中空構造部材で形成される。構造部材102、104、106の各々は、以下にさらに詳細に記載するように、構造部材の中空またはキャビティ部分に設置された例示的な構造強化部材で強化される。構造強化部材は、構造部材102、104内に適切に配置されると、強化部材が、電着塗装プロセスによって中空構造部材102、104の内面に防食コーティングの妨げにならないようになっている。
図2から図4は、例示的な強化部材120が設置された例示的な構造部材またはサイドシル102を示す。構造部材またはサイドシル102は、内側パネル部材124に接合された外側パネル部材122で形成されており、外側および内側パネル部材122、124は、細長いキャビティ126を画成する。外側パネル部材122は、側壁130と、上壁132と、下壁134と、を備える。フランジ136は、上壁132の端部分から外向きに延伸し、フランジ138は、下壁134の端部分から外向きに延伸する。同様に、内側パネル部材124は、側壁140と、上壁142と、下壁144と、を備える。フランジ146は、上壁142の端部分から外向きに延伸し、フランジ148は、下壁144の端部分から外向きに延伸する。外側パネル部材122のフランジ136、138は、内側パネル部材124の対応するフランジ146、148に(例えば、溶接によって)固着される。図示されているように、例示的なサイドシル102は、外側パネル部材122の側壁130に画成されている長手方向に延伸するチャネル160を更に備える。構造部材またはサイドシル102は、第1の金属または金属合金を含み、鋼または合金鋼で形成され得る。
例示的な構造強化部材120は、中空構造部材またはサイドシル102のキャビティ126に差し込まれて配置される。図5を参照すると、強化部材120は、補強材170と、補強材170に固定された接着剤172と、補強材170に固定されたフレーム174と、を備える。補強材170は、上面180と、下面182と、外側側面184と、内側側面186と、を備える。図6を参照すると、補強材170は、複数の開口192が画成されているハニカム構造190を備える。ハニカム構造190は、補強材170によって強化される中空構造部材102の一部分の断面に実質的に合う形状を有する。補強材170は、サイドシル102の第1の金属または金属合金とは異なる第2の金属または金属合金を含み、本発明の概念によれば、補強材170は、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成され得る。図示した実施形態において、接着剤172は、補強材の外側側面184および内側側面186の両方に設けられ、補強材は、ハニカム構造190の開口192の両側に接着剤172を配置する。
フレーム174は、補強材170の側面の1つに付着され、図示した実施形態において、フレームは、接着剤172を介して外側側面184に付着される。フレーム174は、中空構造部材またはサイドシル102の内面の形状に実質的に合うように構成され、サイドシル102の内面の一部分に取り付けられるように構成される。本発明の概念によれば、フレーム174は側面200を備えており、側面200は、該側面200から外向きに延伸する少なくとも1つの突出部202を有する。突出部202は、サイドシル102の外側パネル部材122に画成されたチャネル160に収容される寸法を有する。図示するように、フレーム174は、側面200に沿って配列された複数の離間した突出部202を備えるが、これは必須ではない。あるいは、フレーム174は、フレーム側面200の実質的に長手方向に沿って延伸する単一の細長い突出部202を備える。接着剤172は、各突出部202の外面に沿って設けられ、図示した実施形態において、帯状の接着剤172は、突出部202上にわたってフレーム側面200に垂直方向に設けられる。フレーム174は、種々の材料で形成されてもよい。材料は、例として、ポリマー材料(例えば、プラスチック、エラストマー、熱可塑性物質、熱硬化性物質、これらの組み合わせなど)を含む。また、フレーム174の材料は、無機物、繊維材料(例えば、ガラス、炭素またはナイロン繊維)、これらの組み合わせなどで強化してもよい。サイドシル102および補強材170の材料が異なる場合、サイドシル102の内面と補強材170とが接触することで、ガルバニック腐食を生じる可能性がある。フレーム174の材料は、サイドシル102の内面から補強材170を絶縁するように、選択され、ガルバニック腐食が防止される。
図3および図4を再度参照すると、強化部材120は、サイドシル102のキャビティ126内に配置され、突出部202は、外側パネル部材122の側壁130に画成されたチャネル160にスライド可能に収容される。ハニカム構造190は、開口192がサイドシルの長手軸に対して実質的に垂直に向けられるように、サイドシル102内に配置される。再度言うが、接着剤172は、電着塗料などの防食流体が接着剤で通過できないように、ハニカム構造190の開端部に付着される。フレーム174の側面200に設置された接着剤172と外側パネル部材122の内面との間には隙間210が設けられており、対応する隙間212が、補強材170の内側側面186に固定された接着剤172と内側パネル部材124の内面との間に設けられている。隙間210、212を設けることによって、強化部材120とサイドシル102の内面との間には防食流体が流れる。
接着剤172は、所望の条件下で活性化可能になるように選択されている。本明細書において使用される場合、活性化可能とは、接着剤172が、ある条件にさらされると、軟化(例えば、溶融)、硬化、膨張、発泡またはこれらの組み合わせの状態になることを意味する。このように、一の実施形態によれば、接着剤172は、発泡可能な特性を有する熱活性化および/またはエポキシ系の樹脂であってもよい。接着剤172は、他の条件または刺激によって活性化されてもよいことは言うまでもない。使用する接着剤172の選択は、典型的に、性能の要件及び特定の用途および要件の経済的側面に従って決められる。本開示によれば、接着剤は、活性化前は実質的に指触乾燥状態であるが、車体100が塗装プロセスに送られ接着剤が高温にさらされると、サイドシル102の内面の方へ膨張するように活性化し、隙間210、212の少なくとも一部分を充填する。また、接着剤172は、補強材170の全長手軸に沿って荷重を良好に分散させるための高い延性を備えている。接着剤172を補強材170に固定するために、接着剤は、粘着性のものにするために適した温度まで予熱され得るが、その温度は、接着剤の硬化温度または膨張温度を超えない低温のものである。
図7から図9は、中空構造部材またはAピラー104内に配置された強化部材220を示す。図示されるように、Aピラー104は、外側パネル部材222と、内側パネル部材224と、補強材226と、を備える。外側パネル部材222は、側壁230と、上壁232と、下壁234と、を備える。フランジ236は、上壁232の端部分から延伸し、フランジ238は、下壁234の端部分から延伸する。内側パネル部材224は、側壁240の上端部分および下端部分からそれぞれ延伸するフランジ242、244を有する側壁240を備える。補強材226は、外側パネル部材222と内側パネル部材224との間に介在され、外側パネル部材222の形状に類似した形状を有している。特に、補強材226は、側壁250の両縁部分から外向きに延伸する上側および下側フランジ252、254を有する側壁250を備える。Aピラー104を形成するために、上側フランジ252がフランジ236、242の間に挟まれ、下側フランジ254がフランジ238、244の間に挟まれるように、外側パネル部材222と内側パネル部材224との間に補強材226が設けられている。次に、フランジは、例えば、溶接によって互いに固着される。Aピラー104には、強化部材220を収容する寸法の細長いチャネル260が画成されている。
図10および図11を参照すると、強化部材220は、補強材270と、補強材に直接固定された接着剤272と、を備える。接着剤272は、活性化前は実質的に指触乾燥状態であるが、塗装プロセス中に、Aピラー104の内面の方へ膨張するように活性化可能であるように接着剤172に類似したものである。補強材170と同様に、補強材270は、複数の開口282を有するハニカム構造280を備える。ハニカム構造280は、補強材によって強化される中空構造部材104の部分の断面に実質的に合う形状を有し、接着剤272は、防食流体が貫流しないように、ハニカム構造280の複数の開口282の両開端部を閉じるように配置されている。Aピラー104が鋼または合金鋼などの第1の金属または金属合金で形成され、強化部材220のハニカム構造280がアルミニウムまたはアルミニウム合金などの第2の金属または金属合金で形成され、ハニカム構造280の両側に設けられた接着剤272は、ハニカム構造280をAピラー104の内面から隔離する。
図8は、接着剤272の活性化前にAピラー104のキャビティ260に差し込まれる強化部材220を示す。ハニカム構造280の一方側に固定された接着剤272と補強材226の内面との間には隙間290が設けられ、ハニカム構造280の他方側に固定された接着剤272と補強材226の内面との間には対応する隙間292が設けられる。補強材270は、ハニカム構造280の開口282がAピラー104の長手軸に対して実質的に垂直に向けられるように、キャビティ260内に配置されている。図9は、塗装プロセス後のAピラー104を示す。接着剤272は、補強材226の内面に向かって膨張し、強化部材220と補強材226の内面との間に設けられた隙間290、292の少なくとも一部分を充填している。さらに、ハニカム構造280の開口282に取り込まれた電着塗料が接着剤272の活性化前にハニカム構造から逃げることができるように、強化部材220には、開口282の軸に対して実質的に垂直な方向にハニカム構造280を通って延伸するボア(穴)300が設けられる(図10を参照)。
Aピラー104によって画成されたキャビティ260に強化部材220を確実に設置するために、接着剤272の膨張前に隙間290、292を維持するために、補強材270とAピラー104の補強材226の内面との間にフレーム302が配置されて補強材270に固定される。図12および図13に示すように、フレーム302は、第1のフレーム部品304と、第2のフレーム部品306と、を備える。フレーム302は、フレーム302がハニカム構造280の両側に固定される接着剤272に対して実質的に垂直になるように、補強材270に配置される。詳しくは、第1のフレーム部品304は、Aピラー104の補強材226と補強材270との間に設けられ、第2のフレーム部品306は、Aピラー104の内側パネル部材224と補強材270との間に設けられる。第1および第2のフレーム部品304、306を補強材270に固定するために接着剤308が使用される。接着剤308は、接着剤は熱活性化されるように接着剤272に類似したものであり得るが、これは必須ではない。
第1のフレーム部品304は、Aピラー104の補強材226の内面と係合するために第1のフレーム部品から外向きに延伸する少なくとも1つのスペーサ部材310を備える。図示されるように、スペーサ部材310は、複数の離間した突出部によって構成されるが、これは必須ではない。同様に、第2のフレーム部品306は、Aピラー104の内側パネル部材224の内面と係合するために第2のフレーム部品から外向きに延伸する少なくとも1つのスペーサ部材312を備える。スペーサ部材310と同様に、スペーサ部材312は、複数の離間した突出部によって構成される。スペーサ部材310、312の別の構成も想定されることを認識されたい。例えば、スペーサ部材310、312の各々は、第1および第2のフレーム部品304、306のそれぞれの長手方向に沿って延伸する単一の細長い突出部によって構成される。
図14および図15は、車体100のフレーム108のサイドシル320の別の構成を示す。この態様によれば、サイドシル320は、内側パネル部材324に固定された外側パネル部材322を備え、キャビティ326を形成する。しかしながら、サイドシル102とは異なり、例示的な強化部材330をキャビティ326に確実に設置するためのチャネルがパネル部材322、324の一方に設けられていない。前述した強化部材と同様に、強化部材330は、複数の開口(図示せず)を有するハニカム構造334を備える補強材332を備える。接着剤336は、補強材332に直接固定され、ハニカム構造334の複数の開口の両端部を閉じるように配置される。接着剤336は、接着剤172および272に類似した特性を有し得る。
フレーム340は、補強材332に固定されているとともに、接着剤336に対して実質的に垂直に配置されている。フレーム340は、接着剤336の膨張前に強化部材330と内面との間の隙間を維持するために、補強材332とサイドシル320の内面との間に設置される。フレーム340は、第1のフレーム部品342と、第2のフレーム部品344と、を備える。第1のフレーム部品342は、基部350と、基部350から延伸する側壁352、354と、を備える。側壁352、354の各々には、係合部材356、358が設けられる。側壁352、354の間隔は、係合部材356、358が補強材332と係合した状態で基部350上に補強材332を接着剤336とともに設置できるような間隔である。スペーサ部材360は、基部350から延伸し、サイドシル320の内面と係合する寸法にされている。同様に、第2のフレーム部品344は、基部370と、補強材332と係合するように構成された対向する側壁372、374と、サイドシル320の内面と係合する寸法にされたスペーサ部材380と、を備える。強化部材の前述の実施形態と同様に、フレーム340は、サイドシル320の内面の形状に実質的に合うように構成され、サイドシルの内面に沿って電着塗料が再び自由に流れることができる接着剤336の膨張前に、強化部材330とサイドシル320の内面との間の隙間を維持する。
図16および図17は、中空構造部材またはサイドシル102に差し込むための強化部材400の別の実施形態を示す。強化部材120と同様に、強化部材400は、サイドシル102の長手軸に対して実質的に垂直に向けられた複数の開口を有するハニカム構造404を備える補強材402を備えている。接着剤406は、補強材402の外側および内側側面410、412に固定され、接着剤172に類似している。サイドシル102の内面の形状に実質的に合うように構成されたフレーム420は、補強材402に固定されており、基壁422と、基壁に接続された対向する側壁424、426と、を備える。1つの態様によれば、側壁424、426の各々は、フレーム420を組み立てやすいようにする基壁422にヒンジ接続され得る。
基壁422は、互いに離間した長手部材430、432と、長手部材430、432の間にまたがり互いに離間した複数の横部材434と、を備える。基壁422の周の選択部分の周囲には、補強材402と係合するために外向きに延伸するフランジ440が設けられている。側壁424は、側壁の長さに沿って配列された複数の互いに離間した切り欠き450を備えてもよく、また、基壁の周の選択部分の周囲には、補強材402と係合するために外向きに延伸するフランジ452が備えられている。側壁426は、互いに離間した長手部材460、462と、長手部材の間にまたがる複数の横部材464と、によって画成される。側壁424と同様に、側壁426の周の少なくとも一部分に沿って、補強材402と係合するために外向きに延伸するフランジが設けられている。
強化部材400を組み立てるために、補強材402は、補強材に固定された接着剤406とともに、フレーム420の基壁422に配置されている。基壁422にヒンジ接続されている側壁424、426は、基壁422に対して揺動して基壁に対して実質的に垂直になる。この垂直な位置において、側壁424、426は、接着剤406に隣接し、フランジ452、466は、補強材402と係合する。図16から図18に示すように、例示的なフレーム420は、側壁424、426に取り付けられるブラケット470を更に備える。詳しくは、側壁424には、複数の第1のロック部材480が設けられ、側壁426には、複数の第2のロック部材482が設けられる。第1および第2のロック部材480、482は、ブラケット470を側壁424、426に取り付けることを支援する。図示した実施形態において、第1および第2のロック部材は、側壁424、426に設けられたフランジ452、466のそれぞれに取り付けられた締り嵌めタイプのファスナ(例えば、矢じり型ファスナ)である。第1および第2のロック部材480、482は、ブラケット470にある対応する開口490を通って突出する。ブラケット470が側壁424、426に固定された状態で、フレーム420は、補強材402と補強材に固定された接着剤406とを実質的に取り囲む。
以下、図19から図21を参照すると、前述したように、フレーム406の基壁422は、横部材434を備える。選択された横部材434にクリップハウジング500が設けられている。クリップハウジング500の各々は、上壁502と、対向する側壁504、506と、を備える。側壁504は、ファスナまたはクリップ516を保持するように構成された溝開口510を有する。ファスナ516は、サイドシル102に関連付けられた補強材522に設けられた開口520に固定される。サイドシル102のキャビティ126にフレーム420をさらに固定するために、ブラケット470の各々は、サイドシル102に関連付けられた補強材522の縁部分532と係合するための取り付けクリップ530を備える(図22および図23を参照)。図24および図25は、サイドシル102に関連付けられた補強材522への強化部材400の取り付けを示す。図示されているように、クリップハウジング500に設けられたファスナ516は、補強材522に設けられた開口520を通して差し込まれる。補強材522の縁部分532は、補強材402に設けられた切り欠きに差し込まれ、ブラケット470に設けられた取り付けクリップ530に係合される。
強化部材120と同様に、フレーム406は、側壁424から外向きに延伸する少なくとも1つの突出部540を備える。突出部540は、サイドシル102の外側パネル部材122に画成されているチャネル160に収容される寸法となっている。図示するように、フレーム406に沿って複数の互いに離間した突出部540が配列されているが、これは必須ではない。あるいは、フレーム406は、フレームの実質的に長手方向に沿って延伸する単一の細長い突出部を備える。接着剤406は、突出部540の外面に設けられる。
図26および図27を参照すると、構造部材またはAピラー104用の強化部材560の別の実施形態が示されている。強化部材220と同様に、強化部材560は、Aピラー104の長手軸に対して実質的に垂直に向けられた複数の開口を有するハニカム構造を備える補強材562を備えている。補強材562に接着剤566が固定される。接着剤566は、接着剤272に類似している。フレーム570は、補強材562に固定される。フレーム570は、基壁572と、基壁572に接続された対向する側壁574、576と、を備える。1つの態様によれば、側壁574、576は、基壁572にヒンジ接続されるが、これは必須ではない。基壁572は、一対の互いに離間した長手部材580、582と、長手部材580、582間に延伸する複数の横部材584と、によって画成されている。タブ586は、長手部材582から外向きに延伸する。
少なくとも1つのベースクリップ590は、補強材562をフレーム570に固定するために基壁572に設けられている。図示されているように、一対のベースクリップ590が基壁572に設けられており、各ベースクリップ590は、基壁572に形成された切り欠き592内に設置される。各ベースクリップ590は、可動部材596によって基壁572に接続されている。可動部材596は、ベースクリップ590をフレーム570から離れる方向に移動させて補強材562をフレームに配置できるようにするとともに、ベースクリップ590をフレーム570に向かう方向に移動させて補強材562と係合状態にするように構成される(図29および図30)。図示されているように、各可動部材596は、ボウタイ(蝶ネクタイ)形状であるとともに、クリップ590を基壁572から離れる方向に移動させることができる一対の対向するループ部材600、602によって画成されている。ループ部材600、602は、少なくとも部分的に弾性のものであるため、伸張したときのループ部材は基壁572の方へ戻る。補強材562を基壁572に配置するために、補強材562の縁部はタブ586に配置される。ベースクリップ590は、フレーム570から離れる方向に移動され、その後、補強材は、下方向に揺動して基壁572の上に置かれる。ベースクリップ590が解除され、伸張したループ部材600、602が初期位置に戻ることによって、ベースクリップ590は補強材562と係合する。
フレーム570の側壁574、576の各々は、補強材562に設けられた接着剤566の位置に対して横断する位置で補強材562と係合するように構成されている。前述したように、側壁574、576は、基壁572にヒンジ接続され、側壁の少なくとも1つは、基壁572に対して実質的に垂直な状態を維持するためにロック装置を備える。詳しくは、図31に示す側壁574を参照すると、側壁574は、可動部610と、固定部612と、を備える。可動部610は、固定部612を収容するサイズの切り欠き614を有するとともに、補強材560と係合するために可動部から延伸するフランジ616を有する。ロック装置620は、切り欠き614に隣接した可動部610に設けられる。1つの態様によれば、ロック装置620には、切り欠き614内に延伸するクリップ622が設けられ、それは、固定部612に設けられた対応する開口624に少なくとも部分的に収容される。固定部612は、可動部610が基壁672に対して上向きに移動して補強材560と係合状態になると、ロック装置620のクリップ622が開口624内に容易にスライドできるようにする傾斜部626を備える。
図32および図33は、Aピラー104の一部分に固定された強化部材560を示す。フレーム570の基壁572は、内側パネル部材224に設けられた開口632を通って突出する矢じり型ファスナなどのファスナ630を備える。これにより、強化部材560は、Aピラー104内に置かれる。
本開示は、車体の中空構造部材を強化する方法であって、複数の開口を有するハニカム構造を備える補強材を設けるステップと、中空構造部材の内面の一部分と係合するために、補強材から外向きに膨張するように活性化可能な接着剤を補強材に固定するステップと、一部分が中空構造部材の内面の形状に実質的に合うように構成されたフレームを補強材に固定するステップと、補強材をフレームとともに中空構造部材に差し込むステップと、接着剤の活性化前に接着剤と中空構造部材の内面との間に隙間を設けるステップと、を含む方法を更に提供する。この方法は、中空構造部材の長手軸に対して実質的に垂直にハニカムの開口を向けるステップを更に含む。
前述の記載から、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されたハニカム構造を使用することで、軽量特性を維持しながら、構造部材に高い強度を与えることを認識されたい。ハニカム構造の開口を覆う手段として接着剤を使用すると、ハニカム構造内の電着塗装の蓄積を防止することによって、強化部材を軽量に維持できる。強化部材の補強材上の接着剤により、接着剤がなければ接触状態にあった補強材の材料と構造部材の材料との間に障壁が生じる。また、接着剤は、補強材の全長手軸に沿って荷重を良好に分散させるための高い延性を備える。一例として、高い延性により、強化部材に設けられた接着剤は、サイドシルへの側面衝撃など、構造部材へ衝撃がかかると圧縮し得る。接着剤のこの圧縮は、構造部材の内面および強化部材の補強材への接着剤の付着を維持する。これにより、接着剤は、補強材を通して衝撃荷重を分散させることができる。構造部材の荷重を増加する補強材は、構造部材を通して荷重を分散し得る。また、フレームは、さまざまな目的に適うものであり得る。第1の目的は、接着剤を抑制し、高温の流れを防止することである。第2の目的は、システム全体を組み立て、接着剤の表面特性を損なうことなく取り扱うことができるようにすることである。第3の目的は、ガルバニック腐食を防止するために、アルミニウムまたはアルミニウム合金のハニカム構造を、構造部材の鋼または合金鋼の内面から隔離することである。最後に、第4の目的は、構造部材のキャビティ内にアセンブリを容易に配置し、強化部材と内面との間に電着塗料を流すための隙間を設けることである。
上記開示されたおよび他の特徴ならびに機能のさまざまなもの、またはそれらの代替となるものが、多くの他の異なるシステムまたは応用に組み合わせられることが望ましい場合もあることを認識されたい。また、本開示において現在予見または予期されていないさまざまな代替、修正、変更または改良は、特許請求の範囲によって包含されることが意図された当業者によって引き続き行われてもよい。

Claims (20)

  1. 車体であって、
    第1の金属または金属合金を含み内面を有する中空構造部材と、
    前記中空構造部材内に配置された構造強化部材と、
    を備えており、
    前記構造強化部材は、
    補強材と、
    接着剤と、
    フレームと、
    を備えており、
    前記補強材は、前記第1の金属または金属合金とは異なる第2の金属または金属合金を含んでおり、前記補強材と前記中空構造部材の前記内面との間には隙間が設けられており、
    前記接着剤は、前記補強材に固定されており、前記接着剤は、活性化前は実質的に指触乾燥状態であるとともに、前記隙間の少なくとも一部分を充填するために前記内面に向かって膨張するように活性化可能であり、
    前記フレームは、前記接着剤の膨張前に前記隙間を維持するために、前記補強材に固定されているとともに前記補強材と前記中空構造部材の前記内面との間に配置されており、前記フレームは、前記補強材を前記中空構造部材から絶縁するように為されていることを特徴とする車体。
  2. 前記補強材は、複数の開口が画成されているハニカム構造を備えており、前記接着剤は、前記ハニカム構造の前記複数の開口の両側に配置されている請求項1に記載の車体。
  3. 前記補強材は、前記ハニカム構造の前記複数の開口が前記中空構造部材によって画成される長手軸に対して実質的に垂直に向けられるように、前記中空構造部材に差し込まれている請求項2に記載の車体。
  4. 前記フレームは、基壁と、前記基壁に移動可能に接続された対向する側壁と、を備えており、前記フレームの一部分は、前記中空構造部材の前記内面の形状に実質的に合うように構成されている請求項1に記載の車体。
  5. 前記対向する側壁の各々の第1の端部分は、前記基壁にヒンジ接続されており、前記フレームは、前記対向する側壁の第2の端部分の間に跨がるとともに前記第2の端部分にま接続されている少なくとも1つのブラケットを更に備える請求項4に記載の車体。
  6. 前記フレームの前記基壁は、前記中空構造部材の前記内面の一部分に取り付けられるように構成されている請求項4に記載の車体。
  7. 前記フレームは、可動部材によって前記基壁に接続されたクリップを更に備え、前記可動部材は、前記クリップを前記基壁から離れる方向に移動させて前記補強材に前記フレームを配置し、前記基壁に向かう方向に前記クリップを移動させて前記補強材と係合するように構成されている請求項4に記載の車体。
  8. 前記フレームは、前記対向する側壁の1つを前記基壁に対して実質的に垂直な状態に維持するためのロック装置を更に備える請求項4に記載の車体。
  9. 前記ハニカム構造は、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されており、前記中空構造部材は、鋼または合金鋼で形成されている請求項に記載の車体。
  10. 前記フレームは、強化プラスチック材料で形成されており、前記フレームは、ガルバニック腐食を防止するために前記ハニカム構造と前記中空構造部材との間に絶縁材料を提供している請求項に記載の車体。
  11. 前記中空構造部材は、前記車体のピラー及びサイドシルの一方であり、前記サイドシルの内面は、長手方向に延伸するチャネルを備えており、前記フレームは、前記チャネルの形状に対応する突出部を備える請求項1に記載の車体。
  12. 前記補強材は、第1の表面と、前記第1の表面に対して実質的に垂直に向けられている第2の表面と、を有しており、前記フレームは、前記中空構造部材の前記内面の第1の部分と係合するように前記第1の表面から延伸しており、前記接着剤は、前記中空構造部材の前記内面の第2の部分と係合するように前記第2の表面から外向きに膨張するように活性化可能である請求項1に記載の車体。
  13. 内面を有する中空構造部材を備える車体用の構造強化部材であって、
    補強材と、
    接着剤と、
    フレームと、
    を備えており、
    前記補強材は、前記補強材と前記内面との間に隙間が形成された状態で前記中空構造部材に差し込み可能であり、前記補強材は、複数の開口を有するハニカム構造を備えており、前記補強材は、前記複数の開口が前記中空構造部材の長手軸に対して実質的に垂直に向けられるように前記中空構造部材内に配置されており、
    前記接着剤は、前記補強材に直接固定されているとともに、前記ハニカム構造の前記複数の開口の両側の開端部を閉じるように配置されており、前記接着剤は、活性化前は実質的に指触乾燥状態であり、前記隙間の少なくとも一部分を充填するために前記内面に向かって膨張するように活性化可能であり、
    前記フレームは、前記補強材に固定されているとともに、前記接着剤の膨張前に前記隙間を維持するために、前記補強材と前記中空構造部材の前記内面との間に配置されており、前記フレームの一部分は、前記中空構造部材の前記内面の形状に実質的に合うように構成されていることを特徴とする構造強化部材。
  14. 前記中空構造部材は、前記内面に画成された長手方向に延伸するチャネルを備えており、前記フレームは、前記チャネル内に少なくとも部分的に延伸する突出部を備えている請求項13に記載の構造強化部材。
  15. 前記接着剤は、更に、前記フレーム突出部に固定されているとともに、前記フレームと前記中空構造部材の前記内面との間に配置されている請求項14に記載の構造強化部材。
  16. 前記フレームは、基壁と、前記基壁にヒンジ接続される対向する側壁と、を備えており、前記突出部は、前記基壁および前記側壁の一方に設置されている請求項14に記載の構造強化部材。
  17. 前記フレームには可動部材によってクリップが接続されており、前記可動部材は、前記クリップを前記フレームから離れる方向に移動させて前記フレームを前記補強材に配置できるようにするとともに、前記クリップを前記フレームに向かう方向に移動させて前記補強材と係合状態にするように構成されている請求項13に記載の構造強化部材。
  18. 前記フレームは、前記接着剤に対して実質的に垂直に前記補強材に配置されている請求項13に記載の構造強化部材。
  19. 車両の中空構造部材の強化方法であって、
    複数の開口を有するハニカム構造を備える補強材を設けるステップと、
    前記補強材から外向きに膨張して前記中空構造部材の内面の一部分と係合するように活性化可能な接着剤を前記補強材に固定するステップと、
    前記中空構造部材の前記内面の形状に実質的に合うように一部分が構成されるフレームを前記補強材に固定するステップと、
    前記中空構造部材内に前記フレームとともに前記補強材を差し込むステップと、
    前記接着剤の活性化前に、前記接着剤と前記中空構造部材の前記内面との間に隙間を設けるステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  20. 前記中空構造部材の長手軸に対して実質的に垂直に前記ハニカム構造の前記開口を向けるステップを含む請求項19に記載の方法。
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