JP2002168917A - 半導体回路 - Google Patents
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Abstract
く数多くのモニタを搭載可能な試験用半導体回路を提供
することを目的とする。 【解決手段】半導体回路は、検査対象であるモニタを含
み2つの端子を有するテスト回路を端子同士の接続によ
り複数個直列接続した直列接続回路と、直列接続回路の
一方の端に外部から電圧を供給する端子と、直列接続回
路の他方の端を外部グランドに接続する端子と、外部か
ら電位測定可能な測定端子と、直列接続回路から任意の
テスト回路を選択し選択したテスト回路の2つの端子の
うち少なくとも一方を測定端子に接続する選択手段を含
む。
Description
検査のためのモニタに関する。
ス技術を確立するために、実際に半導体回路要素を作成
して試験をする必要がある。また半導体プロセスが立ち
上がった後であっても、製品ロットの監視のため等に、
検査対象として半導体回路要素を作成して試験すること
が必要になる。このような試験目的のために作成される
チップをTEG(Test Element Group)と称し、またT
EG内部の各回路要素をモニタと称する。例えば、トラ
ンジスタを回路要素としてモニタを実際に作成して、種
々の電圧・電流条件下でのトランジスタの特性を試験す
ることで、モニタ作成に使用した半導体プロセスが適当
であるか否かを判断することが出来る。
点や再現性を調べるためには、数多くのモニタを1つの
チップに搭載することが好ましい。しかし一般に、抵
抗、コンデンサ、トランジスタといった回路素子である
モニタには、モニタ毎に少なくとも2つの端子が必要で
あり、例えばM個のモニタを1つのチップに搭載した場
合、2M個の端子に対応して2M個のパッドをチップに設
けることになる。1つのチップに搭載できるパッドの数
は、パッドの面積の為にかなり限られており、充分な数
のモニタを搭載する妨げになる。
ば各モニタの入力側の端子を一つに纏める等、共通化で
きる端子を一つに纏めて単一のパッドに接続すること
で、パッド数を削減するように構成されていた。しかし
この方法では、当然ながら出力側の端子を共通化してし
まうと各モニタの特性を独立に測定出来ないので、出力
側の端子を共通化することは不可能であり、パッド数を
半数にする程度が限界であった。
て制限されること無く数多くのモニタを搭載可能な試験
用半導体チップを提供することを目的とする。
は、検査対象であるモニタを含み2つの端子を有するテ
スト回路を該端子同士の接続により複数個直列接続した
直列接続回路と、該直列接続回路の一方の端に外部から
第1の電圧を供給する端子と、該直列接続回路の他方の
端に外部から第2の電圧を供給する端子と、外部から電
位測定可能な測定端子と、該直列接続回路から任意のテ
スト回路を選択し該選択したテスト回路の該2つの端子
のうち少なくとも一方を該測定端子に接続する選択手段
を含むことを特徴とする。
象のモニタを含む複数のテスト回路を直列に接続し、任
意の1つのテスト回路を選択してその上端接続点の電位
と下端接続点の電位とを選択手段を介して測定可能な構
成とすることで、テスト回路に生じる電圧降下を測定す
ることが出来る。この構成では、テスト回路或いはその
内部のモニタ回路に電気的に接続される端子は、複数の
直列接続されたテスト回路に対する電源電圧端子、グラ
ンド電圧端子、及び測定端子の計3個で済むことにな
り、従来の構成と比較して大幅に端子数ひいてはパッド
数を削減することが可能になる。従って、単一のチップ
に数多くのモニタを搭載することが可能になり、効率的
な試験用半導体チップを生成することが出来る。
を添付の図面を用いて詳細に説明する。
チップを説明するための図である。
は、各々が測定対象のモニタを含む複数のテスト回路1
1−1乃至11−n、選択手段12、及び端子T1乃至
T3を含む。複数のテスト回路11−1乃至11−nは
直列に接続され、直列接続の両端に端子T1及びT2が
それぞれ設けられる。例えば端子T1が高電位に設定さ
れ、端子T2がグランド電位に設定される。選択手段1
2は、直列接続された複数のテスト回路11−1乃至1
1−n間の各々の上端及び下端に接続されており、任意
の接続点を選択して測定端子である端子T3に接続す
る。これによって、測定端子T3に現れる電位を測定す
ることで、テスト回路11−1乃至11−nが直列接続
された回路の選択された位置の電位を測定することが可
能になる。
電位と下端接続点の電位とを測定することで、テスト回
路11−2に生じる電圧降下を測定することが出来る。
これによって、例えば本来開放状態であるはずのモニタ
(試験対象回路素子)が正しく開放状態にあるか否か、
また本来短絡状態であるはずのモニタ(試験対象回路素
子)が正しく短絡状態にあるか否か等を判断することが
出来る。
のモニタ回路に電気的に接続される端子は、端子T1乃
至T3の計3個で済むことになり、従来の構成と比較し
て大幅に端子数ひいてはパッド数を削減することが可能
になる。従って、単一のチップに数多くのモニタを搭載
することが可能になり、効率的な試験用半導体チップを
生成することが出来る。なお現実には、選択手段12の
選択動作を制御する端子が必要になる。例えば63個の
テスト回路11−1乃至11−n(n=63)が設けら
れている場合には、6ビットの情報選択(26=64)
であるので、6つの端子及びパッドが、上記3つの端子
及びパッドに追加されることになる。しかしこの場合で
あっても、従来技術のように63個のテスト回路に対し
て2端子ずつで126端子を搭載する場合、或いは入力
端子の共通化を図って64端子(入力1端子及び出力6
3端子)の場合に比較して、大幅に端子及びパッドの数
を削減することが可能である。
を検査する際の回路構成を示す。
1−nが直列に接続され、直列接続の両端に端子T1及
び端子T2が設けられる。図1の選択手段12は、図2
のスイッチS1乃至S64に対応する。端子Sに入力さ
れる選択信号に基づいてスイッチS1乃至S64の1つ
が導通し、導通先の電位が測定端子T3に現れる。端子
Sは、1つとして図示されるが実際には最低6ビット分
の端子が必要である。
は、モニタMx及び抵抗Rx(xは1乃至63の何れか
の整数)を含む。ここで抵抗R1乃至R63は、その規
格上の抵抗値が既知の抵抗(所定の規格で製造された抵
抗)である。モニタM1乃至M63は、例えばコンデン
サやオフ状態のトランジスタ等のような、正常状態で開
放状態である回路素子である。
グランド電位に設定すると、テスト回路11−1乃至1
1−63の直列接続に電流が流れる。ここでモニタM1
乃至M63は開放状態の素子であるので、正常であれば
殆ど電流は流れない。モニタMxが開放状態であっても
抵抗Rxが並列に接続されているので、電流は抵抗Rx
を介して流れ、次段のテスト回路に供給されることにな
る。モニタMxが正常に製造されていない場合、或いは
電圧印加により許容限界を超えて破壊されてしまった場
合など、開放状態ではなく短絡状態になる。この場合、
対応するテスト回路11−xの両端の電位を測定するこ
とで、モニタMxが短絡状態となっている旨を検出する
と共に、モニタMxの抵抗値(微小な抵抗値)を測定す
ることが出来る。これにより、各モニタを製造する半導
体プロセスを評価することが可能となる。
を検査する際の回路構成を示す。
1−nが直列に接続され、直列接続の両端に端子T1及
び端子T2が設けられる。図1の選択手段12は、図3
のスイッチS1乃至S64に対応する。端子Sに入力さ
れる選択信号に基づいてスイッチS1乃至S64の1つ
が導通し、導通先の電位が測定端子T3に現れる。端子
Sは、1つとして図示されるが実際には最低6ビット分
の端子が必要である。
は、モニタMx、抵抗rx、及び抵抗Rx(xは1乃至
63の何れかの整数)を含む。ここで抵抗rxはモニタ
Mxに直列に接続され、この直列接続に抵抗Rxが並列
に接続される。抵抗r1乃至r63及び抵抗R1乃至R
63は、その規格上の抵抗値が既知の抵抗(所定の規格
で製造された抵抗)である。モニタM1乃至M63は、
例えば抵抗やオン状態のトランジスタ等のような、正常
状態で短絡状態である回路素子である。
グランド電位に設定すると、テスト回路11−1乃至1
1−63の直列接続に電流が流れる。ここで抵抗rxは
抵抗Rxよりはるかに小さい(rx<<Rx)抵抗値を
有するように設計される。モニタM1乃至M63は短絡
状態の素子であるので、正常であれば殆どの電流は、抵
抗Rx側ではなく抵抗rx及びモニタMx側の経路を流
れる。抵抗rxは、短絡状態のモニタを電流が流れて端
子T1及びT2間が短絡してしまい大電流が流れるのを
防ぐ役目を有する。モニタMxが正常に製造されていな
い場合、或いは電圧印加により許容限界を超えて破壊さ
れてしまった場合など、短絡状態ではなく開放状態にな
る。この場合、対応するテスト回路11−xの両端の電
位を測定することで、モニタMxが開放状態となってい
る旨を検出すると共に、モニタMxの抵抗値(大きな抵
抗値)を測定することが出来る。これにより、各モニタ
を製造する半導体プロセスを評価することが可能とな
る。
を検査する際の回路構成の実施例を示す図である。
1−63が直列に接続され、直列接続の両端に端子T1
及び端子T2が設けられる。テスト回路11−1乃至1
1−63の各々は、モニタMx及び抵抗Rx(xは1乃
至63の何れかの整数)の並列接続より構成される。こ
こで抵抗R1乃至R63は、その規格上の抵抗値が既知
の抵抗(所定の規格で製造された抵抗)である。モニタ
M1乃至M63は、例えばコンデンサやオフ状態のトラ
ンジスタ等のような、正常状態で開放状態である回路素
子である。
数のセレクタ回路21よりなる。各セレクタ回路21
は、PMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタよ
りなるトランスファーゲート22及び23と、インバー
タ24を含む。インバータ24には、外部端子からの選
択信号が供給される。この選択信号がHIGHのときに
トランスファーゲート22が開き、選択信号がLOWの
ときにトランスファーゲート23が開く。この動作によ
って、セレクタ回路21に入力される2本の入力線の一
方を選択して、出力線に電気的に接続する。
個設けられており、テスト回路11−1乃至11−63
の直列接続の64点の電圧測定点に接続されている。こ
れら32個のセレクタ回路21の32本の出力信号線
に、端子D1で制御される16個のセレクタ回路21が
接続される。またこれら16個のセレクタ回路21の1
6本の出力信号線に、端子D2で制御される8個のセレ
クタ回路21が接続される。このように順次2対1の比
率で選択をしていき、端子D5で制御される1個のセレ
クタ回路21の出力が、選択手段12の出力端子T3と
なる。この構成によって、テスト回路11−1乃至11
−63の直列接続の64点の電圧測定点のうちの一つを
選択して、出力端子T3に接続することが出来る。
の例を示す図である。
対応して項目0乃至項目9が示される。何れの項目にお
いてもモニタ数は63であり、端子T1及びT2間に2
Vの電圧が印加される。またモニタMxの抵抗値rm
は、通常時に10MΩ(実質的に開放)、異常時に30
0kΩであるとされている。
Ω以上)で、Mxの異常が1つも無い場合に対応する。
この場合、異常モニタが存在しなければ、テスト回路1
1−1乃至11−63の直列接続に流れる電流は0.1058
μAであり、各通常モニタMxの両端に現れる電位差は
31.7460mVである。
100kΩである場合に対応する。項目1は異常なモニタ
の数が1つの場合、項目2は異常なモニタの数が10個
の場合、項目3は異常なモニタの数が15個の場合であ
る。例えば、異常なモニタの数が1つである項目1の場
合、各通常モニタMxの両端に現れる電位差は31.8725
mVであり、異常モニタMxの両端に現れる電位差は2
3.9044mVである。
300kΩである場合に対応する。項目4は異常なモニタ
の数が1つの場合、項目5は異常なモニタの数が10個
の場合、項目6は異常なモニタの数が15個の場合であ
る。例えば、異常なモニタの数が1つである項目4の場
合、各通常モニタMxの両端に現れる電位差は32.0000
mVであり、異常モニタMxの両端に現れる電位差は1
6.0000mVである。
3MΩである場合に対応する。項目7は異常なモニタの
数が1つの場合、項目8は異常なモニタの数が10個の
場合、項目9は異常なモニタの数が15個の場合であ
る。例えば、異常なモニタの数が1つである項目7の場
合、各通常モニタMxの両端に現れる電位差は32.2108
mVであり、異常モニタMxの両端に現れる電位差は2.
9283mVである。
両端に現れる電位差(テスト回路両端の電位差)を測定
すれば、そのモニタが正常状態であるのか異常状態であ
るのかを、測定された電位差から判断することが出来
る。また抵抗Rxは、その規格上の抵抗値が既知である
ので、この抵抗値を基にして、正常時及び異常時の何れ
の場合であっても、測定された電位差からモニタの抵抗
値を算出することが出来る。
の抵抗値が既知であるだけで、実際の抵抗値は不明であ
る。またこの実際の抵抗値は測定することも不可能であ
る。従って、抵抗Rxの実際の抵抗値が規格上の抵抗値
と異なっていた場合には、規格上の抵抗値を用いて測定
された電位差からモニタの抵抗値を算出すると、実際の
モニタの抵抗値とは異なってしまうことになる。
ば実際の抵抗Rxの抵抗値Rが、規格上の抵抗値よりも
20%大きい場合には、規格どおりの場合に比較して異
常モニタの両端の電位差が大きくなってしまう。項目1
の場合には、異常モニタの両端の電位差は27.3193mV
となり、抵抗Rxの抵抗値が規格どおりの場合(23.904
4mV)と比較して増大している。この(抵抗Rxの実
際の抵抗値が規格上の抵抗値とは異なることに起因す
る)異常モニタ両端に生じる電位差の誤差は、規格上の
抵抗Rxの抵抗値Rが大きくなるほど小さくなる。項目
7の場合即ち規格上の抵抗値Rが3MΩの場合には、異
常モニタの両端の電位差は、抵抗値Rが規格どおりの場
合に2.9283mVであるのに対して、抵抗値Rが規格より
20%増の場合には2.9733mVとなっている。このよう
に、規格上の抵抗Rxの抵抗値Rが大きくなるほど、抵
抗Rの誤差による異常モニタの両端の電位差への影響は
小さくなる。
から算出するモニタの抵抗値にも影響を与える。例え
ば、抵抗値Rが規格上の抵抗値よりも20%大きい場合
には、項目1において、異常モニタの両端の電位差は2
7.3193mVである。この電位差を測定して、規格上の抵
抗値である100kΩを用いてモニタの抵抗値を算出する
と600kΩとなる。これは実際の異常モニタの抵抗値で
ある300kΩに比べて約2倍であり、100%の誤差になっ
てしまう。しかしこの誤差は、規格上の抵抗Rxの抵抗
値Rが大きくなるほど小さくなる。例えば、抵抗値Rが
規格上の抵抗値よりも20%大きい場合には、項目7に
おいて、異常モニタの両端の電位差は2.9733mVであ
る。この電位差を測定して、規格上の抵抗値である3M
Ωを用いてモニタの抵抗値を算出すると305kΩとな
る。これは実際の異常モニタの抵抗値である300kΩに
略等しく、約1.7%の誤差しか生じない。
11−1乃至11−nにおいてモニタMxに並列に接続
する抵抗Rxの抵抗値が大きいほど、この抵抗値の規格
上の値からずれる誤差が、算出されたモニタ抵抗値に与
える影響は小さくなる。これは、モニタMxに並列に接
続する抵抗Rxの抵抗値が大きいほど、モニタMxを流
れる電流に比較して抵抗Rx側を流れる電流が小さくな
り、テスト回路両端に現れる電位差はモニタの抵抗値だ
けを反映した電位差に近づくからである。即ち、テスト
回路両端に現れる電位差がモニタの抵抗値だけを反映し
た電位差に近いほど、抵抗Rxの抵抗値の誤差の影響が
小さくなり、正確なモニタ抵抗値を測定することが可能
になる。
面積が大きくなるので、使用可能な面積と測定精度との
兼ね合いを考慮して、例えば測定したいモニタの異常時
の抵抗値をrmとした場合、rm<Rの範囲で抵抗Rx
の抵抗値Rを適当な値に設定すればよい。
ニタを検査する際の回路構成の実施例を示す図である。
図4と同一の要素は同一の参照番号で参照され、その説
明は省略される。
1−63が直列に接続され、直列接続の両端に端子T1
及び端子T2が設けられる。テスト回路11−1乃至1
1−63の各々は、モニタMx、抵抗rx、及び抵抗R
x(xは1乃至63の何れかの整数)を含む。ここで抵
抗rxはモニタMxに直列に接続され、この直列接続に
抵抗Rxが並列に接続される。ここで抵抗R1乃至R6
3及びr1乃至r63は、その規格上の抵抗値が既知の
抵抗(所定の規格で製造された抵抗)である。モニタM
1乃至M63は、例えば抵抗やオン状態のトランジスタ
等のような、正常状態で導通状態である回路素子であ
る。
の例を示す図である。
対応して項目0乃至項目9が示される。何れの項目にお
いてもモニタ数は63であり、端子T1及びT2間に2
Vの電圧が印加される。またモニタMxの抵抗値rm
は、通常時に5Ω(実質的に短絡)、異常時に100Ω
であるとされている。また更に、抵抗Rxの抵抗値Rは
500Ωである。
り、異常モニタが存在しない場合に対応する。この場
合、テスト回路11−1乃至11−63の直列接続に流
れる電流は1.3333μAであり、各通常モニタMxの電位
差は31.7460mVである。
合(r=0)に対応する。項目1は異常なモニタの数が
1つの場合、項目2は異常なモニタの数が10個の場
合、項目3は異常なモニタの数が60個の場合である。
例えば、異常なモニタの数が60個である項目3の場
合、各通常モニタMxの電位差は1.9743mVであり、異
常モニタMxの電位差は33.2346mVである。
5Ωである場合に対応する。項目4は異常なモニタの数
が1つの場合、項目5は異常なモニタの数が20個の場
合、項目6は異常なモニタの数が60個の場合である。
例えば、異常なモニタの数が60個である項目6の場
合、各通常モニタMxの電位差は3.7448mVであり、異
常モニタMxの電位差は33.1461mVである。
20Ωである場合に対応する。項目7は異常なモニタの数
が1つの場合、項目8は異常なモニタの数が20個の場
合、項目9は異常なモニタの数が60個の場合である。
例えば、異常なモニタの数が60個である項目9の場
合、各通常モニタMxの電位差は8.1014mVであり、異
常モニタMxの電位差は32.9283mVである。
て素子を破壊しない役割を果たす。従って、図8に示さ
れるように、テスト回路11−1乃至11−nの直列接
続の一部に抵抗30を直列に挿入するようにすれば、各
テスト回路に抵抗rxを挿入しなくてもよい。但し図8
のような構成においては、抵抗30は、電流にリミット
をかける機能しか果たさないが、図6の抵抗rxには、
電流リミット機能以外の機能も果たしている。
が存在せず異常モニタの数が多い場合には、流れる電流
量が少なくなり、各通常モニタMxの電位差は1.9743m
Vと小さい値となっている。この時、例えば電圧を測定
する電圧計の分解能が2mVであるとすると、1.9743m
Vは丸められて2mVとなってしまう。しかしながら例
えば項目9に示されるように、20Ωの抵抗rxを設けた
場合には、異常モニタの数が多くなり流れる電流量が少
なくなっても、各通常モニタMxの電位差は8.1014mV
となる。従って、少ない電流でも大きな電位差を確保す
ることが可能となる。
値Rに近づけてしまうと、通常モニタの場合と異常モニ
タの場合とで、電位差にそれ程の違いが無くなってしま
う。図9は、抵抗値rを抵抗値Rに近づけた場合の各電
流・電圧値を示す図である。図9に示されるように、抵
抗値rを300Ωとして抵抗値Rの500Ωに近づけた場合、
通常モニタの場合の電位差と異常モニタの場合の電位差
にそれ程の違いがなくなり、抵抗Rxの製造ばらつきに
よる差なのか、或いは実際にモニタの抵抗値が変化した
ために生じた差であるのかが判別できなくなってしま
う。
モニタを検査する際の回路構成においては、抵抗rxを
モニタMxに直列に接続し、この直列接続を抵抗Rxに
並列接続する構成が好ましい。抵抗rxの抵抗値rとし
ては、測定したいモニタの正常時の抵抗値をrmとした
場合、rm<r<Rの値であることが好ましい。例え
ば、抵抗値rは、そのオーダーが抵抗値rmより少なく
とも一桁高く、また抵抗Rxの抵抗値Rより少なくとも
一桁低くなるように設定することが好ましい。
体チップにおいては、各々が測定対象のモニタを含む複
数のテスト回路を直列に接続し、任意の1つのテスト回
路を選択してその上端接続点の電位と下端接続点の電位
とを選択手段を介して測定可能な構成とすることで、テ
スト回路に生じる電圧降下を測定することが出来る。こ
れによって、例えば本来開放状態であるはずのモニタが
正しく開放状態にあるか否か、また本来短絡状態である
はずのモニタが正しく短絡状態にあるか否か等を判断す
ることが出来る。
モニタは同一である必要はなく、それぞれが異なるモニ
タであって構わない。また各テスト回路の抵抗素子の抵
抗値は、全て同一である必要はなく、測定対象のモニタ
に応じて変化させてよい。或いは、各テスト回路の抵抗
素子の抵抗値を全て同一に設定してもよい。
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特
許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能であ
る。
囲の発明を含むものである。
の端子を有するテスト回路を該端子同士の接続により複
数個直列接続した直列接続回路と、該直列接続回路の一
方の端に外部から第1の電圧を供給する端子と、該直列
接続回路の他方の端に外部から第2の電圧を供給する端
子と、外部から電位測定可能な測定端子と、該直列接続
回路から任意のテスト回路を選択し該選択したテスト回
路の該2つの端子のうち少なくとも一方を該測定端子に
接続する選択手段を含むことを特徴とする半導体回路。
状態であり異常時に実質的に導通状態になる回路素子で
あることを特徴とする付記1記載の半導体回路。
状態であり異常時に実質的に高インピーダンス状態とな
ることを特徴とする付記1記載の半導体回路。
とを並列接続した回路であることを特徴とする付記1記
載の半導体回路。
る該モニタの測定対象の抵抗値よりも大きいことを特徴
とする付記4記載の半導体回路。
れた電流制限用の抵抗を含むことを特徴とする付記4記
載の半導体回路。
の抵抗とを直列接続し、該モニタと該第1の抵抗との直
列接続を第2の抵抗と並列接続した回路であることを特
徴とする付記1記載の半導体回路。
おける該モニタの測定対象の抵抗値よりも大きく、該第
2の抵抗の抵抗値は該第1の抵抗の抵抗値よりも大きい
ことを特徴とする付記7記載の半導体回路。
に対してn個の選択用端子を含むことを特徴とする付記
1記載の半導体装置。
は、各々が測定対象のモニタを含む複数のテスト回路を
直列に接続し、任意の1つのテスト回路を選択してその
上端接続点の電位と下端接続点の電位とを選択手段を介
して測定可能な構成とすることで、テスト回路に生じる
電圧降下を測定することが出来る。この構成では、テス
ト回路或いはその内部のモニタ回路に電気的に接続され
る端子は、複数の直列接続されたテスト回路に対する電
源電圧端子、グランド電圧端子、及び測定端子の計3個
で済むことになり、従来の構成と比較して大幅に端子数
ひいてはパッド数を削減することが可能になる。従っ
て、単一のチップに数多くのモニタを搭載することが可
能になり、効率的な試験用半導体チップを生成すること
が出来る。
するための図である。
の回路構成を示す図である。
の回路構成を示す図である。
の回路構成の実施例を示す図である。
である。
る際の回路構成の実施例を示す図である。
である。
る際の回路構成の別の実施例を示す図である。
電圧値を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】検査対象であるモニタを含み2つの端子を
有するテスト回路を該端子同士の接続により複数個直列
接続した直列接続回路と、 該直列接続回路の一方の端に外部から第1の電圧を供給
する端子と、 該直列接続回路の他方の端に外部から第2の電圧を供給
する端子と、 外部から電位測定可能な測定端子と、 該直列接続回路から任意のテスト回路を選択し該選択し
たテスト回路の該2つの端子のうち少なくとも一方を該
測定端子に接続する選択手段を含むことを特徴とする半
導体回路。 - 【請求項2】該モニタは正常時に実質的に開放状態であ
り異常時に実質的に導通状態になる回路素子であること
を特徴とする請求項1記載の半導体回路。 - 【請求項3】該モニタは正常時に実質的に短絡状態であ
り異常時に実質的に高インピーダンス状態となることを
特徴とする請求項1記載の半導体回路。 - 【請求項4】該テスト回路は、該モニタと抵抗とを並列
接続した回路であることを特徴とする請求項1記載の半
導体回路。 - 【請求項5】該抵抗の抵抗値は、異常時における該モニ
タの測定対象の抵抗値よりも大きいことを特徴とする請
求項4記載の半導体回路。 - 【請求項6】該テスト回路は、該モニタと第1の抵抗と
を直列接続し、該モニタと該第1の抵抗との直列接続を
第2の抵抗と並列接続した回路であることを特徴とする
請求項1記載の半導体回路。 - 【請求項7】該第1の抵抗の抵抗値は正常時における該
モニタの測定対象の抵抗値よりも大きく、該第2の抵抗
の抵抗値は該第1の抵抗の抵抗値よりも大きいことを特
徴とする請求項6記載の半導体回路。
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