JP2655824B2 - インピーダンス測定方法およびインピーダンス測定装置 - Google Patents

インピーダンス測定方法およびインピーダンス測定装置

Info

Publication number
JP2655824B2
JP2655824B2 JP3037195A JP3037195A JP2655824B2 JP 2655824 B2 JP2655824 B2 JP 2655824B2 JP 3037195 A JP3037195 A JP 3037195A JP 3037195 A JP3037195 A JP 3037195A JP 2655824 B2 JP2655824 B2 JP 2655824B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measured
impedance
semiconductor switch
operational amplifier
switch element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3037195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08220157A (ja
Inventor
元則 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ADETSUKUSU KK
Original Assignee
ADETSUKUSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ADETSUKUSU KK filed Critical ADETSUKUSU KK
Priority to JP3037195A priority Critical patent/JP2655824B2/ja
Publication of JPH08220157A publication Critical patent/JPH08220157A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2655824B2 publication Critical patent/JP2655824B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、抵抗器、コンデン
サ、コイル等のインピーダンス素子のインピーダンスを
測定する、例えば複数個のインピーダンス素子を同時に
セットし、スイッチによってインピーダンス素子を1個
ずつ選択して個々のインピーダンスを測定する場合に好
適なインピーダンス測定方法およびインピーダンス測定
装置に関するものである。
【0002】例えば、一つのチップに複数個のインピー
ダンス素子を一体化した多素子タイプの電子部品は、各
インピーダンス素子のインピーダンスが測定され、例え
ば各インピーダンス素子のインピーダンスの実測値が公
称値に対してどの程度の誤差があるかが検出され、実測
値が公称値に対して規格を超える誤差があるものは不良
品として廃棄され、良品の電子部品のみが選別されて出
荷される。
【0003】
【従来の技術】現在、特に日本国内における抵抗器、コ
ンデンサ、コイルの生産のほとんど(半数以上)はリー
ド線のないチップタイプであり、ますますチップの比率
が高くなっていくものと思われ、また、一つのチップの
中に複数個の抵抗器、コンデンサ、コイルが内蔵されて
いるものも多い。
【0004】例えば、複数個の抵抗器を1チップにまと
めた電子部品の場合、測定対象の電子部品をインピーダ
ンス測定装置にセットし、スイッチを切り替えることに
より複数個の抵抗器を一つずつ選択して、複数個の抵抗
器のそれぞれの抵抗値を一つずつ測定することになる。
従来、スイッチで例えば被測定抵抗器を順次切り替え
て、各被測定抵抗器の抵抗値を順次測定する場合に、接
触抵抗がきわめて小さく、かつ絶縁抵抗がきわめて大き
いリードリレー等の機構的なスイッチを用いて切り替え
を行うようにしており、切り替えを行うスイッチとして
は、オフ時の絶縁抵抗値が1014Ω(=100000GΩ)以
上のものも作られており、これを使用した場合は、測定
すべき被測定抵抗器の抵抗値が1GΩである場合でも、
測定誤差は0.001%であり、インピーダンス測定装
置に同時にセットされる抵抗器の個数が例えば11個
で、10個の抵抗器がスイッチにより開放されている状
態でも、測定誤差は0.01%にしかならず、高い抵抗
値まで高精度の測定が可能である。
【0005】上記のように、測定精度の点から、抵抗、
コンデンサ、コイル等のインピーダンス素子のインピー
ダンスを、スイッチで切り替えて測定する場合は、検査
速度も比較的速く、寿命も比較的長いリードリレー等の
有接点スイッチを用いるのが一般的であった。ところが
最近は、検査速度を高めるためと、インピーダンス素子
の切り替えのためのスイッチの寿命を長くするために、
リードリレーに代えて、アナログ電流を断続可能な半導
体スイッチ素子(例えば、CMOSのアナログスイッ
チ、フォトモスリレー、V−MOSFET、電界効果ト
ランジスタ等)を使用するケースも多くなっているよう
である。
【0006】図6にアナログスイッチのようなアナログ
電流を断続可能な半導体スイッチ素子を被測定インピー
ダンス素子である被測定抵抗器の選択に用いた従来のイ
ンピーダンス測定装置の回路図を示す。このインピーダ
ンス測定装置は、図6に示すように、非反転入力端子を
接地したオペアンプ(例えば、LF155A;ナショナ
ルセミコンダクタ社製)A1 の反転入力端子に基準抵抗
(入力抵抗)R1 の一端を接続し、基準抵抗R1 の他端
に一定の直流電圧Ed を発生する基準電圧源(直流電圧
源)E1 を接続し、オペアンプA1 の反転入力端子と出
力端子との間に被測定素子選択回路SE1 を設け、オペ
アンプA1 の出力端子の電圧En をインピーダンス対応
電圧として出力するようにしている。基準電圧源E
1 は、抵抗器R4 とツェナーダイオードZDとで構成さ
れて直流電圧Ed を発生する。Em はオペアンプA1
反転入力端子の電圧、Ex はオペアンプA1 の出力端子
と反転入力端子との間の電圧である。
【0007】被測定素子選択回路SE1 は、例えばオペ
アンプA1 の反転入力端子にアナログ電流を断続可能な
半導体スイッチ素子(アナログスイッチ、例えばADG
201;アナログデバイセズ社製:他の半導体スイッチ
素子も同様である)S1 の一端を接続し、オペアンプA
1 の出力端子にアナログ電流を断続可能な半導体スイッ
チ素子S2 の一端を接続してあり、半導体スイッチ素子
1 の他端に被測定抵抗器Rx1の一端が接続され、半導
体スイッチ素子S2 の他端に被測定抵抗器Rx1の他端が
接続される。被測定素子選択回路SE1 には、上記と同
様の半導体スイッチ素子S3 ,S4 および被測定抵抗器
x2よりなる回路、半導体スイッチ素子S5 ,S6 およ
び被測定抵抗器Rx3よりなる回路、‥‥‥、半導体スイ
ッチ素子S2n-1,S2nおよび被測定抵抗器Rxnよりなる
回路が設けられている。
【0008】オペアンプA1 の出力端子の電圧は、オペ
アンプ(例えば、LF155A;ナショナルセミコンダ
クタ社製)A2 および抵抗器R2 ,R3 からなる増幅回
路で増幅して例えば抵抗値目盛を付けた電圧計等で構成
される表示手段DPへ供給され、表示手段DPにて抵抗
値が表示されることになる。図6のインピーダンス測定
装置は、被測定抵抗器Rx1〜Rxnをセットした状態にお
いて、半導体スイッチ素子S1 ,S2 をオンにし、半導
体スイッチ素子S3〜S2nをオフにすると、被測定抵抗
器Rx2〜RxnはオペアンプA1 から開放され、被測定抵
抗器Rx1のみを通してオペアンプA1 の出力端子から反
転入力端子に電流が流れることになり、このときのオペ
アンプA1 の出力端子の電圧En が被測定抵抗器Rx1
抵抗値に比例することになり、オペアンプA1 の出力端
子の電圧En をオペアンプA2 等で増幅して表示手段D
Pへ供給することで、被測定抵抗器Rx1の抵抗値を測
定、つまり表示手段DPにて表示することができる。
【0009】同様にして、半導体スイッチ素子S3 ,S
4 をオンにし、半導体スイッチ素子S1 ,S2 ,S5
2nをオフにすることで、被測定抵抗器Rx2の抵抗値を
表示手段DPにて表示することができる。他の被測定抵
抗器Rx3〜Rxnについても同様である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように半導体ス
イッチ素子を使用して、インピーダンス素子を選択する
場合、前述したように、検査速度を高めることができ、
スイッチ寿命が長くなる等の利点がある反面、半導体ス
イッチ素子のオフ時のリーク電流の影響による測定誤差
がネックとなり、被測定インピーダンス素子が比較的高
いインピーダンスをもっている場合には、測定精度が低
くなってしまい使用が不可能であった。
【0011】ここで、測定精度が低くなる理由につい
て、図7の等価回路を参照して説明する。図7はオペア
ンプA1 と被測定素子選択回路SE1 の部分の等価回路
で、半導体スイッチ素子S1 ,S2 をオンにし、その他
の半導体スイッチ素子S3 〜S 2nをオフにして被測定抵
抗器Rx1の抵抗値を測定する状態を示している。図7の
等価回路では、半導体スイッチ素子S1 ,S2 のオン抵
抗は無視し、半導体スイッチ素子S3 〜S2nのオフ抵抗
をr3 〜r2nで表している。i1 〜in は被測定抵抗器
x1〜Rxn(公称値が同じもの)をそれぞれ流れる電流
であり、ix はオペアンプA1 の出力端子から反転入力
端子へ流れる電流である。
【0012】例えば、半導体スイッチ素子S1 〜S2n
して、上記のようなアナログスイッチ(ADG201:
アナログデバイセズ社製)を例にとると、このアナログ
スイッチは、オフ時のリーク電流(i2 〜in )が1回
路あたり100nA(max)も発生し、それが10回
路分(n=11の場合)であれば1μAになり、被測定
抵抗器Rx1〜Rxnの各抵抗値を1MΩとし、このときの
オペアンプA1 の出力端子の電圧En と反転入力端子の
電圧En との差の電圧Ex を10Vとすれば、被測定抵
抗器Rx1を通して流れる電流i1 が1μAであるので、
リーク電流によって100%の誤差が発生する。誤差を
0.1%におさめるためには、抵抗値が1kΩの抵抗器
の測定にしか実用にならない。
【0013】さらに、抵抗値の低い被測定抵抗器の抵抗
値を測定する場合の誤差を小さくするために、オン抵抗
の小さい半導体スイッチであるフォトモスリレーを使用
した場合は、上記CMOSアナログスイッチの約十倍の
リーク電流が発生し、さらに低い抵抗しか測定できない
ことになる。以上のようなリーク電流による測定誤差の
問題は、さらに高いインピーダンスまで測定可能な、リ
ードリレーに匹敵するような超低リーク電流の半導体ス
イッチ素子が開発されれば解決されるが、現在のとこ
ろ、まだそのようなものは入手できないのが現状であ
る。
【0014】図8にアナログスイッチのようなアナログ
電流を断続可能な半導体スイッチ素子をコイルやコンデ
ンサ等の被測定インピーダンス素子の選択に用いた従来
の他のインピーダンス測定装置の回路図を示す。このイ
ンピーダンス測定装置は、図8に示すように、非反転入
力端子を接地したオペアンプ(例えば、LF155A;
ナショナルセミコンダクタ社製)A1 の反転入力端子に
基準抵抗(入力抵抗)R1 の一端を接続し、基準抵抗R
1 の他端に一定周波数・一定振幅の交流電圧e i を発生
する基準電圧源(交流電圧源)e1 を接続し、オペアン
プA1 の反転入力端子と出力端子との間に被測定素子選
択回路SE2 を設け、オペアンプA1 の出力端子の電圧
n をインピーダンス対応電圧として出力するようにし
ている。em はオペアンプA1 の反転入力端子の電圧、
x はオペアンプA1 の出力端子と反転入力端子との間
の電圧である。
【0015】被測定素子選択回路SE2 は、図6の被測
定素子選択回路SE1 において、被測定抵抗器Rx1〜R
xnに代えて、被測定インピーダンス素子Zx1〜Zxnをセ
ットするようにしたもので、その他の構成は図6と同様
である。オペアンプA1 の出力端子の電圧は、オペアン
プ(例えば、LF155A;ナショナルセミコンダクタ
社製)A2 および抵抗器R2 ,R3 からなる増幅回路で
電圧eo に増幅して出力され、さらに検波回路(交流・
直流変換回路)REにて直流電圧Eo に変換された後、
例えば抵抗値目盛を付けた電圧計等で構成される表示手
段DPへ供給され、表示手段DPにて抵抗値が表示され
ることになる。
【0016】図8のようなインピーダンス測定装置にお
いても、図6のインピーダンス測定装置と同様の問題が
ある。この発明の目的は、半導体スイッチ素子のリーク
電流の影響を受けることなく、高いインピーダンスの被
測定インピーダンス素子まで精度よくインピーダンスの
測定を行うことができるインピーダンス測定方法および
インピーダンス測定装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のインピー
ダンス測定方法は、オペアンプの反転入力端子および出
力端子と複数個の被測定インピーダンス素子の両端との
間にそれぞれ挿入されてアナログ電流を断続可能な素子
選択用半導体スイッチ素子群を選択的にオンオフさせる
ことにより、オペアンプの反転入力端子および出力端子
と複数個の被測定インピーダンス素子のうちの何れか1
個の被測定インピーダンス素子の両端とをそれぞれ導通
させるとともに、複数個の被測定インピーダンス素子の
うちの残りの被測定インピーダンス素子の両端をオペア
ンプの反転入力端子および出力端子から開放し、複数個
の被測定インピーダンス素子のうちの何れか1個の被測
定インピーダンス素子のインピーダンスを選択的に測定
する。
【0018】この際、素子選択用半導体スイッチ素子群
の被測定インピーダンス素子側端子とグラウンドとの間
にそれぞれ接続されてアナログ電流を断続可能な接地用
半導体スイッチ素子群を選択的にオンオフさせることに
より、複数個の被測定インピーダンス素子のうちの何れ
か1個の被測定インピーダンス素子の両端をグラウンド
から開放するととともに、複数個の被測定インピーダン
ス素子のうちの残りの両端とグラウンドとを導通させ
る。
【0019】請求項2記載のインピーダンス測定装置
は、非反転入力端子を接地したオペアンプの反転入力端
子に基準抵抗の一端を接続し、基準抵抗の他端に基準電
圧源を接続し、オペアンプの反転入力端子と出力端子と
の間に被測定素子選択回路を設け、オペアンプの出力端
子の電圧をインピーダンス対応電圧として出力するよう
にしている。
【0020】被測定素子選択回路は、オペアンプの反転
入力端子にアナログ電流を断続可能な第1の半導体スイ
ッチ素子の一端を接続し、第1の半導体スイッチ素子の
他端には被測定インピーダンス素子の一端が接続され、
第1の半導体スイッチ素子の他端にアナログ電流を断続
可能な第2の半導体スイッチ素子の一端を接続し、第2
の半導体スイッチ素子の他端を接地し、オペアンプの出
力端子にアナログ電流を断続可能な第3の半導体スイッ
チ素子の一端を接続し、第3の半導体スイッチ素子の他
端に被測定インピーダンス素子の他端が接続され、第3
の半導体スイッチ素子の他端にアナログ電流を断続可能
な第4の半導体スイッチ素子の一端を接続し、第4の半
導体スイッチ素子の他端を接地している。そして、第1
ないし第4の半導体スイッチ素子を複数組設けている。
【0021】請求項3記載のインピーダンス測定装置
は、非反転入力端子を接地したオペアンプの反転入力端
子に基準抵抗の一端を接続し、基準抵抗の他端に基準電
圧源を接続し、オペアンプの反転入力端子と出力端子と
の間に被測定素子選択回路を設け、オペアンプの出力端
子の電圧をインピーダンス対応電圧として出力するよう
にしている。
【0022】被測定素子選択回路は、オペアンプの反転
入力端子にアナログ電流を断続可能な第1の半導体スイ
ッチ素子の一端を接続し、第1の半導体スイッチ素子の
他端にアナログ電流を断続可能な第2の半導体スイッチ
素子の一端を接続し、第2の半導体スイッチ素子の他端
に被測定インピーダンス素子の一端が接続され、第1の
半導体スイッチ素子の他端にアナログ電流を断続可能な
第3の半導体スイッチ素子の一端を接続し、第3の半導
体スイッチ素子の他端を接地し、オペアンプの出力端子
にアナログ電流を断続可能な第4の半導体スイッチ素子
の一端を接続し、第4の半導体スイッチ素子の他端にア
ナログ電流を断続可能な第5の半導体スイッチ素子の一
端を接続し、第5の半導体スイッチ素子の他端に被測定
インピーダンス素子の他端が接続され、第4の半導体ス
イッチ素子の他端にアナログ電流を断続可能な第6の半
導体スイッチ素子の一端を接続し、第6の半導体スイッ
チ素子の他端を接地している。そして、第1ないし第6
の半導体スイッチ素子を複数組設けている。
【0023】請求項4記載のインピーダンス測定装置
は、請求項2または請求項3記載のインピーダンス測定
装置において、基準電圧源を一定の直流電圧を発生する
直流電圧源としている。請求項5記載のインピーダンス
測定装置は、請求項2または請求項3記載のインピーダ
ンス測定装置において、基準電圧源を一定振幅,一定周
波数の交流電圧を発生する交流電圧源としている。
【0024】
【作用】請求項1記載の発明の構成によれば、複数個の
被測定インピーダンス素子のうちの何れか1個の被測定
インピーダンス素子のインピーダンスを測定する際に、
複数個の被測定インピーダンス素子のうちの残りのそれ
ぞれの両端が接地されることになり、複数個の被測定イ
ンピーダンス素子のうちの残りのそれぞれの両側のオフ
となっている半導体スイッチ素子のリーク電流が複数個
の被測定インピーダンス素子のうちの残りを通してオペ
アンプの出力端子から非反転入力端子へ流れることはな
い。複数個の被測定インピーダンス素子のうちの残りの
それぞれの両側のオフ状態となっている半導体スイッチ
素子のうち、オペアンプの出力端子側の半導体スイッチ
素子は、オペアンプの出力端子とグラウンドの間に挿入
された状態となり、オペアンプの出力インピーダンスが
きわめて小さいので、上記オペアンプの出力端子側の半
導体スイッチ素子のリーク電流の影響は無視できる。ま
た、複数個の被測定インピーダンス素子のうちの残りの
それぞれの両側のオフ状態となっている半導体スイッチ
素子のうち、オペアンプの反転入力端子側の半導体スイ
ッチ素子は、オペアンプの反転入力端子とグラウンドと
の間に挿入された状態となり、オペアンプのオープンル
ープの電圧利得が十分に大きく反転入力端子の電圧はき
わめて小さいので、無視できる。したがって、複数個の
被測定インピーダンス素子のうちの残りのそれぞれの両
側のオフ状態となっている半導体スイッチ素子のリーク
電流の影響をほとんど受けることなく、複数個の被測定
インピーダンス素子のうちの何れか1個の被測定インピ
ーダンス素子のインピーダンスを測定することが可能と
なり、したがって高いインピーダンスの被測定インピー
ダンス素子まで精度よくインピーダンスを測定すること
ができる。
【0025】請求項2記載の発明の構成によれば、被測
定素子選択回路のうちの何れか一つの組の第1および第
3の半導体スイッチ素子をオンにするとともに第2およ
び第4の半導体スイッチ素子をオフにし、被測定素子選
択回路のうちの残りの組の第1および第3の半導体スイ
ッチ素子をオフにするとともに第2および第4の半導体
スイッチ素子をオンにすることで、オペアンプの反転入
力端子および出力端子と被測定素子選択回路のうちの何
れか一つの組の被測定インピーダンス素子の両端とをそ
れぞれ導通させるとともに、被測定素子選択回路のうち
の残りの組の被測定インピーダンス素子の両端をオペア
ンプの反転入力端子および出力端子から開放し、被測定
素子選択回路のうちの何れか一つの組の被測定インピー
ダンス素子の両端をグラウンドから開放するとととも
に、被測定素子選択回路のうちの残りの組の被測定イン
ピーダンス素子の両端とグラウンドとを導通させ、被測
定素子選択回路のうちの何れか一つの組の被測定インピ
ーダンス素子のインピーダンスを選択的に測定する。
【0026】この場合において、被測定素子選択回路の
うちの残りの組の被測定インピーダンス素子の両端が接
地されることになり、被測定素子選択回路のうちの残り
の組の被測定インピーダンス素子の両端のオフとなって
いる第1および第3の半導体スイッチ素子のリーク電流
が被測定素子選択回路のうちの残りの組の被測定インピ
ーダンス素子を通してオペアンプの出力端子から非反転
入力端子へ流れることはない。被測定素子選択回路のう
ちの残りの組の被測定インピーダンス素子の両側のオフ
状態となっている第1および第3の半導体スイッチ素子
のうち、オペアンプの出力端子側の第3の半導体スイッ
チ素子は、オペアンプの出力端子とグラウンドの間に挿
入された状態となり、オペアンプの出力インピーダンス
がきわめて小さいので、上記オペアンプの出力端子側の
半導体スイッチ素子のリーク電流の影響は無視できる。
また、被測定素子選択回路のうちの残りの組の被測定イ
ンピーダンス素子の両側のオフ状態となっている第1お
よび第3の半導体スイッチ素子のうち、オペアンプの反
転入力端子側の第1の半導体スイッチ素子は、オペアン
プの反転入力端子とグラウンドとの間に挿入された状態
となり、オペアンプのオープンループの電圧利得が十分
に大きく反転入力端子の電圧はきわめて小さいので、無
視できる。したがって、被測定素子選択回路のうちの残
りの組の被測定インピーダンス素子の両側のオフ状態と
なっている第1および第3の半導体スイッチ素子のリー
ク電流の影響をほとんど受けることなく、被測定素子選
択回路のうちの何れか一つの組の被測定インピーダンス
素子のインピーダンスを測定することが可能となり、し
たがって高いインピーダンスの被測定インピーダンス素
子まで精度よくインピーダンスを測定することができ
る。
【0027】請求項3記載の発明の構成によれば、被測
定素子選択回路のうちの何れか一つの組の第1,第2,
第4および第5の半導体スイッチ素子をオンにするとと
もに第3および第6の半導体スイッチ素子をオフにし、
被測定素子選択回路のうちの残りの組の第1,第2,第
4および第5の半導体スイッチ素子をオフにするととも
に第3および第6の半導体スイッチ素子をオンにするこ
とで、オペアンプの反転入力端子および出力端子と被測
定素子選択回路のうちの何れか一つの組の被測定インピ
ーダンス素子の両端とをそれぞれ導通させるとともに、
被測定素子選択回路のうちの残りの組の被測定インピー
ダンス素子の両端をオペアンプの反転入力端子および出
力端子から開放し、被測定素子選択回路のうちの何れか
一つの組の被測定インピーダンス素子の両端をグラウン
ドから開放するととともに、被測定素子選択回路のうち
の残りの組の被測定インピーダンス素子の両端とグラウ
ンドとを導通させ、被測定素子選択回路のうちの何れか
一つの組の被測定インピーダンス素子のインピーダンス
を選択的に測定する。
【0028】この場合において、被測定素子選択回路の
うちの残りの組の被測定インピーダンス素子の両端が接
地されることになり、被測定素子選択回路のうちの残り
の組の被測定インピーダンス素子の両端のオフとなって
いる第1,第2,第4および第5の半導体スイッチ素子
のリーク電流が被測定素子選択回路のうちの残りの組の
被測定インピーダンス素子を通してオペアンプの出力端
子から非反転入力端子へ流れることはない。被測定素子
選択回路のうちの残りの組の被測定インピーダンス素子
の両側のオフ状態となっている第1および第4の半導体
スイッチ素子のうち、オペアンプの出力端子側の第4の
半導体スイッチ素子は、オペアンプの出力端子とグラウ
ンドの間に挿入された状態となり、オペアンプの出力イ
ンピーダンスがきわめて小さいので、上記オペアンプの
出力端子側の半導体スイッチ素子のリーク電流の影響は
無視できる。また、被測定素子選択回路のうちの残りの
組の被測定インピーダンス素子の両側のオフ状態となっ
ている第1および第4の半導体スイッチ素子のうち、オ
ペアンプの反転入力端子側の第1の半導体スイッチ素子
は、オペアンプの反転入力端子とグラウンドとの間に挿
入された状態となり、オペアンプのオープンループの電
圧利得が十分に大きく反転入力端子の電圧はきわめて小
さいので、無視できる。したがって、被測定素子選択回
路のうちの残りの組の被測定インピーダンス素子の両側
のオフ状態となっている第1および第4の半導体スイッ
チ素子のリーク電流の影響をほとんど受けることなく、
被測定素子選択回路のうちの何れか一つの組の被測定イ
ンピーダンス素子のインピーダンスを測定することが可
能となり、したがって高いインピーダンスの被測定イン
ピーダンス素子まで精度よくインピーダンスを測定する
ことができる。
【0029】請求項4記載の発明の構成によれば、イン
ピーダンス素子としての抵抗器の抵抗値を測定すること
ができる。請求項5記載の発明の構成によれば、インピ
ーダンス素子としてのコイルおよびコンデンサのインピ
ーダンスを測定することができる。
【0030】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1にアナログスイッチのようなアナログ
電流を断続可能な半導体スイッチ素子を被測定インピー
ダンス素子である被測定抵抗器の選択に用いた、この発
明の第1の実施例のインピーダンス測定装置の回路図を
示す。このインピーダンス測定装置は、図1に示すよう
に、図6における被測定素子選択回路SE1 に代えて、
被測定素子選択回路SE5 を用いたもので、その他の構
成は図6のインピーダンス測定装置と同様である。
【0031】被測定素子選択回路SE3 は、例えばオペ
アンプA1 の反転入力端子にアナログ電流を断続可能な
第1の半導体スイッチ素子(アナログスイッチ、例えば
ADG201;アナログデバイセズ社製:他の半導体ス
イッチ素子も同様である)S 11の一端を接続し、第1の
半導体スイッチ素子S11の他端にアナログ電流を断続可
能な第2の半導体スイッチ素子S12の一端を接続し、第
1の半導体スイッチ素子S11の他端にアナログ電流を断
続可能な第3の半導体スイッチ素子S13の一端を接続
し、第3の半導体スイッチ素子S13の他端を接地し、オ
ペアンプA1 の出力端子にアナログ電流を断続可能な第
4の半導体スイッチ素子S21の一端を接続し、第4の半
導体スイッチ素子S21の他端にアナログ電流を断続可能
な第5の半導体スイッチ素子S22の一端を接続し、第4
の半導体スイッチ素子S21の他端にアナログ電流を断続
可能な第6の半導体スイッチ素子S23の一端を接続し、
第6の半導体スイッチ素子S23の他端を接地し、第2の
半導体スイッチ素子S12の他端に被測定抵抗器Rx1の一
端が接続され、第5の半導体スイッチ素子S22の他端に
被測定抵抗器Rx1の他端が接続される。
【0032】被測定素子選択回路SE3 には、上記と同
様の半導体スイッチ素子S31,S32,S33,S41
42,S43および被測定抵抗器Rx2よりなる回路、半導
体スイッチ素子S51,S52,S53,S61,S62,S63
よび被測定抵抗器Rx3よりなる回路、‥‥‥、半導体ス
イッチ素子S(2n-1)1 ,S(2n-1)2 ,S(2n-1)3 ,S
(2n) 1 ,S(2n)2 ,S(2n)3 および被測定抵抗器Rxn
りなる回路が設けられている。
【0033】ここで、図1のインピーダンス測定装置を
用いたインピーダンス測定方法について説明する。この
インピーダンス測定方法では、オペアンプA1 の反転入
力端子および出力端子と複数個の被測定抵抗器Rx1〜R
xnの両端との間にそれぞれ挿入されてアナログ電流を断
続可能な選択用の半導体スイッチ素子S11〜Sn1,S 12
〜Sn2を選択的にオンオフさせることにより、オペアン
プA1 の反転入力端子および出力端子と複数個の被測定
抵抗器Rx1〜Rxnのうちの何れか1個の両端とをそれぞ
れ導通させるとともに、複数個の被測定抵抗器Rx1〜R
xnのうちの残りの両端をオペアンプA1 の反転入力端子
および出力端子から開放し、複数個の被測定抵抗器Rx1
〜Rxnのうちの何れか1個の抵抗値(直流抵抗)を選択
的に測定する。
【0034】この際、半導体スイッチ素子S11〜Sn1
12〜Sn2の被測定抵抗器側端子とグラウンドとの間に
それぞれ接続されてアナログ電流を断続可能な接地用の
半導体スイッチ素子S13〜Sn3を選択的にオンオフさせ
ることにより、複数個の被測定抵抗器Rx1〜Rxnのうち
の何れか1個の両端をグラウンドから開放するととも
に、複数個の被測定抵抗器Rx1〜Rxnのうちの残りの両
端とグラウンドとを導通させる。
【0035】以下、図1のインピーダンス測定装置を用
いた抵抗値の測定について、具体的に説明する。図1の
インピーダンス測定装置は、被測定抵抗器Rx1〜Rxn
セットした状態において、半導体スイッチ素子S11,S
12,S21,S22をオンにし、半導体スイッチ素子S13
23をオフにし、半導体スイッチ素子S31,S32
41,S42,‥‥‥,S(2n-1)1 ,S(2n-1)2 ,S
(2n)1 ,S(2n)2 をオフにし、半導体スイッチ素子
33,S43,‥‥‥,S(2n-1)3 ,S(2n)3 をオンにす
ると、被測定抵抗器Rx2〜RxnはオペアンプA1 から開
放され、被測定抵抗器Rx1のみを通してオペアンプA1
の出力端子から反転入力端子に電流が流れることにな
り、このときのオペアンプA1 の出力端子の電圧En
被測定抵抗器Rx1の抵抗値に比例することになり、オペ
アンプA1 の出力端子の電圧En をオペアンプA 2 等で
増幅して表示手段DPへ供給することで、被測定抵抗器
x1の抵抗値を測定、つまり表示手段DPにて表示する
ことができる。
【0036】同様にして、半導体スイッチ素子S31,S
32,S41,S42をオンにし、半導体スイッチ素子S33
43をオフにし、半導体スイッチ素子S11,S12
21,S 22,S51,S52,S61,S62,‥‥‥,S
(2n-1)1 ,S(2n-1)2 ,S(2n)1 ,S (2n)2 をオフに
し、半導体スイッチ素子S13,S23,S53,S63,‥‥
‥,S(2 n-1)3 ,S(2n)3 をオンにすることで、被測定
抵抗器Rx2の抵抗値を表示手段DPにて表示することが
できる。他の被測定抵抗器Rx3〜Rxnについても同様で
ある。
【0037】この実施例のインピーダンス測定装置によ
れば、上記したように各半導体スイッチ素子S11
12,S13,‥‥‥,S(2n)1 ,S(2n)2 ,S(2n)3
オンオフを切り替えることで、オペアンプA1 の反転入
力端子および出力端子と被測定素子選択回路SE3 にお
ける例えば被測定抵抗器Rx1の両端とをそれぞれ導通さ
せるとともに、被測定素子選択回路SE3 のうちの残り
の被測定抵抗器Rx2〜Rxnの両端をオペアンプA1 の反
転入力端子および出力端子から開放し、被測定素子選択
回路SE3 のうちの被測定抵抗器Rx1の両端をグラウン
ドから開放するととともに、被測定抵抗器Rx2〜Rxn
両端とグラウンドとを導通させ、被測定抵抗器Rx1の抵
抗値を選択的に測定することができる。この場合におい
て、残りの被測定抵抗器Rx2〜Rxnの両端が接地される
ことになり、残りの被測定抵抗器Rx2〜Rxnの両端のオ
フとなっている第1,第2,第4および第5の半導体ス
イッチ素子S11, 12, 21, 22のリーク電流が残り
の被測定抵抗器Rx2〜Rxnを通してオペアンプA1 の出
力端子から非反転入力端子へ流れることはない。残りの
被測定抵抗器Rx2〜Rxnの両側のオフ状態となっている
第1および第4の半導体スイッチ素子S11,S21のう
ち、オペアンプA1の出力端子側の第4の半導体スイッ
チ素子S21は、オペアンプA1 の出力端子とグラウンド
の間に挿入された状態となり、オペアンプA1 の出力イ
ンピーダンスがきわめて小さいので、上記オペアンプA
1 の出力端子側の半導体スイッチ素子S23のリーク電流
の影響は無視できる。また、残りの被測定抵抗器Rx2
xnの両側のオフ状態となっている第1および第4の半
導体スイッチ素子S11, 21のうち、オペアンプA1
反転入力端子側の第1の半導体スイッチ素子S11は、オ
ペアンプA1 の反転入力端子とグラウンドとの間に挿入
された状態となり、オペアンプA1 のオープンループの
電圧利得が十分に大きく反転入力端子の電圧はきわめて
小さいので、無視できる。したがって、残りの被測定抵
抗器Rx2〜Rxnの両側のオフ状態となっている第1およ
び第4の半導体スイッチ素子S11,S21のリーク電流の
影響をほとんど受けることなく、被測定抵抗器Rx1のイ
ンピーダンスを測定することが可能となり、したがって
高いインピーダンスの被測定インピーダンス素子まで精
度よくインピーダンスを測定することができる。
【0038】ここで、測定精度が高くなる理由につい
て、図2の等価回路を参照して説明する。図2はオペア
ンプA1 と被測定素子選択回路SE3 の部分の等価回路
で、半導体スイッチ素子S11,S12,S21,S22をオン
にし、半導体スイッチ素子S13,S23をオフにし、半導
体スイッチ素子S31,S32,S41,S42,‥‥‥,S(2
n-1)1 ,S(2n-1)2 ,S(2n)1 ,S(2n)2 をオフにし、
半導体スイッチ素子S33,S43,‥‥‥,S(2n-1)3
(2n)3 をオンにして被測定抵抗器Rx1の抵抗値を測定
する状態を示している。図2の等価回路では、半導体ス
イッチ素子S11,S12,S21,S22,S33,S43,‥‥
‥,S(2n-1)3 ,S(2n)3 のオン抵抗は無視し、半導体
スイッチ素子S13,S23,S31,S32,S41,S42,‥
‥‥,S(2 n-1)1 ,S(2n-1)2 ,S(2n)1 ,S(2n)2
オフ抵抗をr13,r23,r31,r32,r41,r42,‥‥
‥,r(2n-1)1 ,r(2n-1)2 ,r(2n)1 ,r(2n)2 で表
している。i1 〜in は被測定抵抗器Rx1〜Rxn(公称
値が同じもの)をそれぞれ流れる電流であり、ix はオ
ペアンプA1 の出力端子から反転入力端子へ流れる電流
である。
【0039】ここで、上記の等価回路において、半導体
スイッチ素子S1 〜S2nとして、上記のようなアナログ
スイッチ(ADG201:アナログデバイセズ社製)を
例にとって、誤差が減少する点を数値を挙げて説明す
る。図2の等価回路に示すように、オフ状態の半導体ス
イッチS23,S41,‥‥‥,S(2n)1 のオフ抵抗r23
41,‥‥‥,r(2n)1 は、すべて並列に、オペアンプ
1 の出力端子とグラウンドとの間に入った状態(合成
抵抗をro とした等価回路を図3に示す)となり、その
影響は無視することができる。
【0040】すなわち、オペアンプA1 として例えばナ
ショナル・セミコンダクタ社製のLF155Aを使用す
る場合を例にとると、直流で閉ループゲインGc=10
とすれば、オペアンプA1 の出力インピーダンスは0.
2Ω以下であり、ro =En/半導体スイッチの合計リ
ーク電流(例えば1μAとすれば)≒10V/1μA=
10MΩであるから、その影響は0.2Ω/10000000Ω
=2/108 であるから、En ≒Ex 、つまり、Em
0と考えることができる。
【0041】また、オフ状態の半導体スイッチS13,S
31,‥‥‥,S(2n-1)1 のオフ抵抗r13,r31,‥‥
‥,r(2n-1)1 は、すべて並列に、オペアンプA1 の反
転入力端子とグラウンドとの間に入った状態(合成抵抗
をri とした等価回路を図3に示す)となり、電流
2 ,i3 ,…,in は、オペアンプA1 の出力端子の
電圧En により、オペアンプA1 の反転入力端子に流れ
込むことはなくなり、合成抵抗ri の影響は、オペアン
プA1 のオープンループの電圧利得G0 が十分大きいか
ら無視することができる。ナショナル・セミコンダクタ
社製LF155Aの場合、G0 =106dB≒200000で
あるので、Ex =10V、Rx =1MΩであれば、i1
=Ex /Rx =10V/1MΩ=10μAであり、ま
た、前述のro と同様に、ri =10MΩと仮定すれ
ば、iri=Em /(G0 ×ri )=10V/200000÷1
0MΩ=0.5×10-5μAであるから、iri/i1
0.5×10 5 /10=0.5×106 の影響であるか
ら、i1 =ix と考えることができる。
【0042】図4にアナログスイッチのようなアナログ
電流を断続可能な半導体スイッチ素子をコイルやコンデ
ンサ等の被測定インピーダンス素子の選択に用いたこの
発明の第2の実施例のインピーダンス測定装置の回路図
を示す。このインピーダンス測定装置は、図4に示すよ
うに、図8における被測定素子選択回路SE2 に代え
て、被測定素子選択回路SE4 を用いたもので、その他
の構成は図8のインピーダンス測定装置と同様である。
【0043】被測定素子選択回路SE4 は、図1の被測
定素子選択回路SE3 において、被測定抵抗器Rx1〜R
xnに代えて、被測定インピーダンス素子Zx1〜Zxnをセ
ットするようにしたもので、その他の構成は図1と同様
である。この実施例のインピーダンス測定装置によれ
ば、コイルやコンデンサ等の被測定インピーダンス素子
x1〜Zxnのインピーダンスを、第1の実施例と同様に
して測定することができ、直流抵抗の測定の場合と同じ
く、要求される測定精度に対し、それに使用する部品
(半導体スイッチ、オペアンプ等)の条件を選定すれ
ば、同様の効果を期待することが可能である。
【0044】なお、上記図1における半導体スイッチ素
子S12,S22,‥‥‥,S(n-1)2,Sn2は、半導体スイ
ッチ素子S13,S23,‥‥‥,S(n-1)3,Sn3のオン抵
抗が完全に零でないことに起因して例えば抵抗器Rx1
測定時に抵抗器Rx2〜Rxnに流れるリーク電流を抑え、
測定誤差を一層少なくするために設けられているが、半
導体スイッチ素子S13,S23,‥‥‥,S(n-1)3,Sn3
としてオン抵抗の十分に小さいものが得られれば、図5
に示すように、半導体スイッチ素子S12,S22,‥‥
‥,S(n-1)2,Sn2を省いた被測定素子選択回路SE5
を用いることも可能である。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載のインピーダンス測定方法
によれば、複数個の被測定インピーダンス素子のうちの
何れか1個の被測定インピーダンス素子のインピーダン
スを測定する際に、複数個の被測定インピーダンス素子
のうちの残りのそれぞれの両端を接地することができ、
複数個の被測定インピーダンス素子のうちの残りのそれ
ぞれの両側のオフ状態となっている半導体スイッチ素子
のリーク電流の影響をほとんど受けることなく、複数個
の被測定インピーダンス素子のうちの何れか1個の被測
定インピーダンス素子のインピーダンスを測定すること
が可能となり、したがって高いインピーダンスの被測定
インピーダンス素子まで精度よくインピーダンスを測定
することができる。
【0046】請求項2記載のインピーダンス測定装置に
よれば、第1の半導体スイッチ素子の他端に一端を接続
し他端を接地した第2の半導体スイッチ素子と、第3の
半導体スイッチ素子の他端に一端を接続し他端を接地し
た第4の半導体スイッチ素子とを設けたので、被測定素
子選択回路のうちの何れか一つの組の被測定インピーダ
ンス素子のインピーダンスを測定するときに、被測定素
子選択回路のうちの残りの組の被測定インピーダンス素
子の両端を接地することができ、被測定素子選択回路の
うちの残りの組の被測定インピーダンス素子の両側のオ
フ状態となっている第1および第3の半導体スイッチ素
子のリーク電流の影響をほとんど受けることなく、被測
定素子選択回路のうちの何れか一つの組の被測定インピ
ーダンス素子のインピーダンスを測定することが可能と
なり、したがって高いインピーダンスの被測定インピー
ダンス素子まで精度よくインピーダンスを測定すること
ができる。
【0047】請求項3記載のインピーダンス測定装置に
よれば、第1の半導体スイッチ素子の他端に一端を接続
し他端に被測定インピーダンス素子の一端が接続される
第2の半導体スイッチ素子と、第1の半導体スイッチ素
子の他端に一端を接続し他端を接地した第3の半導体ス
イッチ素子と、第4の半導体スイッチ素子の他端に一端
を接続し他端に被測定インピーダンス素子の他端が接続
される第5の半導体スイッチ素子と、第4の半導体スイ
ッチ素子の他端に一端を接続し他端を接地した第6の半
導体スイッチ素子とを設けたので、被測定素子選択回路
のうちの何れか一つの組の被測定インピーダンス素子の
インピーダンスを測定するときに、被測定素子選択回路
のうちの残りの組の被測定インピーダンス素子の両端を
接地することができ、被測定素子選択回路のうちの残り
の組の被測定インピーダンス素子の両側のオフ状態とな
っている第1,第2,第4および第5の半導体スイッチ
素子のリーク電流の影響をほとんど受けることなく、被
測定素子選択回路のうちの何れか一つの組の被測定イン
ピーダンス素子のインピーダンスを測定することが可能
となり、したがって高いインピーダンスの被測定インピ
ーダンス素子まで精度よくインピーダンスを測定するこ
とができる。
【0048】請求項4記載のインピーダンス測定装置に
よれば、複数個の被測定インピーダンス素子である抵抗
器の何れか1個を選択するための半導体スイッチ素子の
リーク電流の影響をほとんど受けることなく、高い抵抗
を有する抵抗器まで抵抗値を精度よく測定することがで
きる。請求項5記載のインピーダンス測定装置によれ
ば、複数個の被測定インピーダンス素子であるコイルま
たはコンデンサの何れか1個を選択するための半導体ス
イッチ素子のリーク電流の影響をほとんど受けることな
く、高いインピーダンスを有するコイルまたはコンデン
サまでインピーダンスを精度よく測定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例のインピーダンス測定
装置の構成を示す回路図である。
【図2】図1のインピーダンス測定装置の主要部の等価
回路図である。
【図3】図2の回路の等価回路図である。
【図4】この発明の第2の実施例のインピーダンス測定
装置の構成を示す回路図である。
【図5】インピーダンス測定装置の変形例を示す回路図
である。
【図6】従来の第1のインピーダンス測定装置の構成を
示す回路図である。
【図7】図6のインピーダンス測定装置の主要部の等価
回路図である。
【図8】従来の第2のインピーダンス測定装置の構成を
示す回路図である。
【符号の説明】
1 オペアンプ SE3 被測定素子選択回路 E1 基準電圧源 R1 基準抵抗 S11〜Sn3 半導体スイッチ素子

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペアンプ(A1 )の反転入力端子およ
    び出力端子と複数個の被測定インピーダンス素子(Rx1
    〜Rxn)の両端との間にそれぞれ挿入されてアナログ電
    流を断続可能な素子選択用半導体スイッチ素子群(S11
    〜S(2n)1 )を選択的にオンオフさせることにより、前
    記オペアンプ(A1 )の反転入力端子および出力端子と
    前記複数個の被測定インピーダンス素子(Rx1〜Rxn
    のうちの何れか1個の被測定インピーダンス素子の両端
    とをそれぞれ導通させるとともに、前記複数個の被測定
    インピーダンス素子(Rx1〜Rxn)のうちの残りの被測
    定インピーダンス素子の両端を前記オペアンプ(A1
    の反転入力端子および出力端子から開放し、前記複数個
    の被測定インピーダンス素子(Rx1〜Rxn)のうちの何
    れか1個の被測定インピーダンス素子のインピーダンス
    を選択的に測定するインピーダンス測定方法において、 前記素子選択用半導体スイッチ素子群(S11
    (2n)1 )の被測定インピーダンス素子側端子とグラウ
    ンドとの間にそれぞれ接続されてアナログ電流を断続可
    能な接地用半導体スイッチ素子群(S13〜S(2n)3 )を
    選択的にオンオフさせることにより、前記複数個の被測
    定インピーダンス素子(Rx1〜Rxn)のうちの何れか1
    個の被測定インピーダンス素子の両端をグラウンドから
    開放するととともに、前記複数個の被測定インピーダン
    ス素子(Rx1〜Rxn)のうちの残りの両端と前記グラウ
    ンドとを導通させることを特徴とするインピーダンス測
    定方法。
  2. 【請求項2】 非反転入力端子を接地したオペアンプ
    (A1 )と、 このオペアンプ(A1 )の反転入力端子に一端を接続し
    た基準抵抗(R1 )と、 この基準抵抗(R1 )の他端に接続した基準電圧源(E
    1 )と、 前記オペアンプ(A1 )の反転入力端子と出力端子との
    間に設けた被測定素子選択回路(SE3 )とを備え、 前記被測定素子選択回路(SE3 )は、前記オペアンプ
    (A1 )の反転入力端子に一端を接続し他端に被測定イ
    ンピーダンス素子(Rx1〜Rxn)の一端が接続されアナ
    ログ電流を断続可能な第1の半導体スイッチ素子(S11
    〜S(2n-1)1 )と、前記第1の半導体スイッチ素子(S
    11〜S(2n-1)1 )の他端に一端を接続し他端を接地した
    アナログ電流を断続可能な第2の半導体スイッチ素子
    (S13〜S (2n-1)3 )と、前記オペアンプ(A1 )の出
    力端子に一端を接続し他端に被測定インピーダンス素子
    (Rx1〜Rxn)の他端が接続されアナログ電流を断続可
    能な第3の半導体スイッチ素子(S21〜S(2n)1 )と、
    前記第3の半導体スイッチ素子(S21〜S(2n)1 )の他
    端に一端を接続し他端を接地したアナログ電流を断続可
    能な第4の半導体スイッチ素子(S23〜S(2n)3 )とを
    複数組有し、 前記オペアンプ(A1 )の出力端子の電圧をインピーダ
    ンス対応電圧として出力するようにしたことを特徴とす
    るインピーダンス測定装置。
  3. 【請求項3】 非反転入力端子を接地したオペアンプ
    (A1 )と、 このオペアンプ(A1 )の反転入力端子に一端を接続し
    た基準抵抗(R1 )と、 この基準抵抗(R1 )の他端に接続した基準電圧源(E
    1 )と、 前記オペアンプ(A1 )の反転入力端子と出力端子との
    間に設けた被測定素子選択回路(SE3 )とを備え、 前記被測定素子選択回路(SE3 )は、前記オペアンプ
    (A1 )の反転入力端子に一端を接続したアナログ電流
    を断続可能な第1の半導体スイッチ素子(S11〜S
    (2n-1)1 )と、この第1の半導体スイッチ素子(S11
    (2n-1)1 )の他端に一端を接続し他端に被測定インピ
    ーダンス素子(Rx1〜Rxn)の一端が接続されるアナロ
    グ電流を断続可能な第2の半導体スイッチ素子(S12
    (2n-1)2 )と、前記第1の半導体スイッチ素子(S11
    〜S(2n-1)1 )の他端に一端を接続し他端を接地したア
    ナログ電流を断続可能な第3の半導体スイッチ素子(S
    13〜S (2n-1)3 )と、前記オペアンプ(A1 )の出力端
    子に一端を接続したアナログ電流を断続可能な第4の半
    導体スイッチ素子(S21〜S(2n)1 )と、この第4の半
    導体スイッチ素子(S21〜S(2n)1 )の他端に一端を接
    続し他端に前記被測定インピーダンス素子(Rx1
    xn)の他端が接続されるアナログ電流を断続可能な第
    5の半導体スイッチ素子(S22〜S(2n)2 )と、前記第
    4の半導体スイッチ素子(S21〜S(2n)1 )の他端に一
    端を接続し他端を接地したアナログ電流を断続可能な第
    6の半導体スイッチ素子(S23〜S(2n)3 )とを複数組
    有し、 前記オペアンプ(A1 )の出力端子の電圧をインピーダ
    ンス対応電圧として出力するようにしたことを特徴とす
    るインピーダンス測定装置。
  4. 【請求項4】 基準電圧源を一定の直流電圧を発生する
    直流電圧源とした請求項2または請求項3記載のインピ
    ーダンス測定装置。
  5. 【請求項5】 基準電圧源を一定振幅,一定周波数の交
    流電圧を発生する交流電圧源とした請求項2または請求
    項3記載のインピーダンス測定装置。
JP3037195A 1995-02-20 1995-02-20 インピーダンス測定方法およびインピーダンス測定装置 Expired - Fee Related JP2655824B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3037195A JP2655824B2 (ja) 1995-02-20 1995-02-20 インピーダンス測定方法およびインピーダンス測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3037195A JP2655824B2 (ja) 1995-02-20 1995-02-20 インピーダンス測定方法およびインピーダンス測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08220157A JPH08220157A (ja) 1996-08-30
JP2655824B2 true JP2655824B2 (ja) 1997-09-24

Family

ID=12302021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3037195A Expired - Fee Related JP2655824B2 (ja) 1995-02-20 1995-02-20 インピーダンス測定方法およびインピーダンス測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2655824B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012220399A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Hioki Ee Corp 4端子式測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08220157A (ja) 1996-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5570034A (en) Using hall effect to monitor current during IDDQ testing of CMOS integrated circuits
JPH09218245A (ja) 改良型mdaテスタで使用するためのハイブリッドスキャナ
KR930700855A (ko) 전자 소자 테스트및 리드 검사를 동시에 실행하는 시스템 및 그 방법
US6031386A (en) Apparatus and method for defect testing of integrated circuits
US20130049779A1 (en) Integrated circuit
JPH08271565A (ja) 電源装置の接続状態検査方法及びその方法を用いる電源装置
JP2655824B2 (ja) インピーダンス測定方法およびインピーダンス測定装置
US3448378A (en) Impedance measuring instrument having a voltage divider comprising a pair of amplifiers
JP3558425B2 (ja) 信号切換装置およびスイッチ回路
JP2008107216A (ja) 測定方法、スイッチ装置、および、該スイッチ装置を備える測定システム
JP4735250B2 (ja) 計測装置
JP4480880B2 (ja) 半導体回路
CN111796148A (zh) 一种电阻测试结构
JPH10213616A (ja) 液晶駆動用集積回路およびそのテスト方法
KR100355716B1 (ko) 인서키트테스터에서의 저저항 측정방법
JP3209753B2 (ja) 半導体素子の検査方法
JPS60253883A (ja) 定電流負荷兼定電圧印加電流測定器
US7141984B2 (en) Switching circuit for current measurement range resistor and current measurement apparatus including switching circuit
KR970022342A (ko) 반도체 장치의 테스트 장치
JP3174895B2 (ja) 信号選択回路のテスト方法
JPH04253351A (ja) 接触抵抗の測定方法
JPH10300823A (ja) プローバの点検方法
JPH0827307B2 (ja) プリント配線板の試験装置
WO1991019203A1 (en) Zero impedance switch
JPH0519819Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees