JP2002168037A - 折れ戸装置 - Google Patents

折れ戸装置

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JP2002168037A
JP2002168037A JP2000362240A JP2000362240A JP2002168037A JP 2002168037 A JP2002168037 A JP 2002168037A JP 2000362240 A JP2000362240 A JP 2000362240A JP 2000362240 A JP2000362240 A JP 2000362240A JP 2002168037 A JP2002168037 A JP 2002168037A
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JP
Japan
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door
parent
link
folding
folding door
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Application number
JP2000362240A
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English (en)
Inventor
Makoto Kadoi
誠 角井
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Comany Inc
Original Assignee
Comany Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒンジ等を介して回転可能に取付けた子ドア
と親ドアを折畳み出来るように連結して成る折れ戸であ
って、折畳んだ時に親ドア先端部が通路側へ突出するこ
となく、しかも折れ戸の開閉操作が面倒でない折れ戸装
置の提供。 【解決手段】 親ドア1の上端先端部には概略X型をし
たリンク装置6を取付け、上レール4と親ドア1はこの
リンク装置6の2本のリンク7,8を介して繋がれ、親
ドア1の先端持ち手を押圧するならばリンク7,8の交
差角を拡大して折畳まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は折れ戸が折畳まれた
際にドアの先端部が通路側へはみ出さないようにした折
れ戸装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の一般的な折れ戸の開閉動作
を示し、該折れ戸は親ドア(イ)と子ドア(ロ)から成って
互いに折畳み出来るように間には蝶番などの継手が設け
られている。そして子ドア(ロ)は吊元側に設けている軸
(ハ)に回転自在に取付けられ、親ドア(イ)の上端に設け
ているスライダーが上レールに沿って移動することが出
来、その為に同図に示すような軌跡を伴って開閉するこ
とが出来る。
【0003】出入り口に装着されて開閉する折れ戸は開
き戸に比較して開閉操作が容易である。特に出入り口の
幅が大きな場合、開き戸を装着するならば開き戸の先端
持ち手を握って開閉する場合、吊元の軸を中心とする回
転半径が大きくなって操作がし難い。これに対して折れ
戸であれば、図7に示すように上レールに沿っての移動
である為に比較的操作が簡単となる。
【0004】又、開き戸は吊元の継手を中心として回転
する為に、開いた場合には出入り口から大きくはみ出し
てしまい、これが邪魔になる。一方、出入り口を開閉す
る装置として引き戸が多用されているが、これは出入り
口を開くことで引き戸が収まる戸袋等の引き込みスペー
スを必要とし、空間的に余裕のない所では引き戸を装着
するには問題がある。
【0005】ところで、本発明が対象とする折れ戸は図
7に示すように親ドア(イ)と子ドア(ロ)から成って、そ
の開閉操作は比較的容易であるが、折畳んだ場合には親
ドア(イ)の先端部は通路側へはみ出してしまい、開き戸
ほどではないがこのはみ出し部分が邪魔になる。これは
親ドア(イ)の上端にはスライダーが取付けられ、このス
ライダーは上レールに沿って移動し、折畳まれた状態で
は親ドア(イ)が上レールに対してほぼ垂直方向を向く為
に、該スライダーの位置より先端部が通路側へ突出する
ことになる。
【0006】そこで、スライダーを親ドア(イ)の先端に
取着するならば該親ドア先端部が通路側へはみ出すこと
はないが、折畳む際に持ち手(ニ)を手前に引いても開く
ことは出来ない。この場合には親ドア(イ)と子ドア(ロ)
の継手部を奥へ押してある程度折畳んだところで親ドア
(イ)の先端を上レールに沿って子ドア側へスライドさせ
ることが必要となり、開閉操作が非常に面倒になってし
まう。すなわち親ドア(イ)の持ち手(ニ)を引いたり押し
たりして折畳むには先端部がスライダーから突出してい
ることが必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の折
れ戸には上記のごとき問題がある。本発明が解決しよう
とする課題はこの問題点であり、折畳んだ際に親ドア先
端部が通路側へ突出することなく、しかも折り戸の開閉
操作が面倒にならない折れ戸装置を提供する。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明の折れ戸装置は親ド
アと子ドアから成って、互いに折畳み出来るように継手
を介して連結され、子ドアの吊元側は回転可能に軸支さ
れている。そして親ドアの上端には概略X型をしたリン
ク装置が取付けられ、上レールと親ドアはリンク装置を
介して繋がれている。このリンク装置は2本のリンクが
軸を介して連結されたものであり、該リンク装置の一方
リンクの両端にはスライダーが取付けら、そして片方の
スライダーは上レールに沿ってスライド可能に遊嵌さ
れ、他方のスライダーは親ドア上端に形成したガイド溝
にスライド可能に遊嵌している。
【0009】そしてリンク装置の他方リンクの片端は親
ドア上端に揺動可能に連結し、他端にはスライダーを設
けると共に該スライダーは上レールにスライド可能に遊
嵌している。そこで親ドアの先端に設けている持ち手を
押圧するならば、上記リンク装置のリンクの交差角は拡
大して折畳むことが出来る。又、リンク装置を親ドア先
端部に取付けるならば、折畳んだ際に先端部が通路側へ
はみ出すことはない。以下、本発明に係る実施例を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0010】
【実施例】図1(a)、(b)は折れ戸が閉じている場合を
示しており、(a)は正面図、(b)は横断面拡大図を示
し、同図の1は親ドア、2は子ドアを表わし、親ドア1
と子ドア2は蝶番などの継手3を介して折畳み出来るよ
うに連結されている。そして子ドア2の吊元側はヒンジ
に軸支されて該子ドア2は回転することが出来、親ドア
1の上端先端部にはリンク装置が取付けられ、該リンク
装置に設けているスライダーは上レール4に沿ってスラ
イドし、その為に折れ戸は折畳まれる。
【0011】図2は本発明の折れ戸の開閉軌跡を示して
いるが、折れ戸が折畳まれて入口が開口した状態では親
ドア1の先端部が通路側へはみ出していない。すなわち
図7に示している従来の折れ戸とは異なる。子ドア2は
軸5を中心として回転し、この子ドア2と連結している親
ドア1は回転しながら子ドア2側へ移動して入口が開かれ
る。親ドアは1a→1b→1c→1d→1eのように動
き、完全に折畳まれた状態では先端が上レール上に位置
し、先端部が通路側へはみ出すことはない。
【0012】図3(a)、(b)は親ドア1の上端に取付け
られているリンク装置6を示している。このリンク装置6
は親ドア1が閉じている状態であるが、2本のリンク7,
8を有し、両リンク7,8は軸ネジ9によって連結さ
れ、軸ネジ9を中心として回転してX型を成すことが出
来る。上側に位置するリンク7の一方端は親ドア1の上
端に軸ネジ10を介して連結・止着され、他方端には軸
11を起立し、先端にはスライダーとしてのローラ12
を回転自在に取付けている。そしてこのローラ12は上
レール4に形成しているガイド溝に移動可能に遊嵌す
る。
【0013】下側に位置するリンク8の一方端には軸1
3を起立して上端にはスライダーとしてのローラ14が
回転自在に取付けられると共に上レール4のガイド溝に
遊嵌することが出来、他方端には軸15を下方へ延ば
し、先端にはスライダーとしてのローラ16を回転自在
に取付けている。そしてこのローラ16は親ドア1の上
端に形成しているガイド溝に移動可能に遊嵌する。ここ
で、上側のリンク7は長くなって親ドア上端に連結され
ている、先端に設けたローラ12の位置は下側リンク8
の先端ローラ16と同じ位置に設けている。
【0014】図4(a)は図3のA−A断面を示している
が、上レール4のガイド溝17にはリンク7の先端に設け
ているローラ12が遊嵌し、親ドア1のガイド溝18に
はリンク8の先端に設けているローラ16が遊嵌してい
る。そしてこれら各ローラ12,16は折れ戸が折畳ま
れる際にはガイド溝17,18に沿って移動することが
出来る。
【0015】図4(b)には図3のB−B断面を示してい
るように、2本の両リンク7,8は互いに重なり合って
軸ネジ9にて連結され、リンク7,8は軸ネジ9を中心と
して回転可能としている。又図4(c)は図3のC−C断
面を示しているが、上レール4のガイド溝17にはリン
ク8の他端に設けたローラ14が遊嵌してスライドする
ことが出来る。そしてリンク7の他端は軸ネジ10を介
して親ドア上端に連結している。
【0016】図5(a)〜(c)は折れ戸の折畳み操作をリ
ンク装置の動きと共に示している。本発明に係る折れ戸
の親ドア1には上記リンク装置6が取付けられ、このリ
ンク装置6の両リンク7,8の回転・スライド運動を介
して折れ戸は開閉することが出来る。そこで、親ドア1
の先端部に押圧力を作用するならば親ドア1は後退し、
図 5(a)に示すように平行に重なり合っていた両リン
ク7,8は軸ネジ9を中心として回転してX状となる。
【0017】この場合、両リンク7,8の一方端に設け
ているローラ12,14は上レールのガイド溝17に嵌
っている為にガイド溝内をスライドする。又、親ドア上
端のガイド溝18に嵌っているローラ16も矢印方向へ
スライドする。ここで、一方のリンク7の一端は親ドア
上端に連結している為に、この軸ネジ10を基点として
リンク装置6の両リンク7,8はX状に変形するが、親
ドア1と上レール4のガイド溝17との位置関係を両リ
ンク7,8のX状の形態(両リンクの交差角)によって規
制することが出来る。
【0018】そして親ドア1が完全に完全に折畳まれた
場合には、その先端部が上レール4から通路側へはみ出
さないようにリンク装置6が取付けられている。すなわ
ち、リンク装置6の取付け位置によっては先端部がはみ
出すことになる。図6(a)は親ドア1が僅かに押し開か
れた状態でのリンク装置6、図6(b)は親ドア1が完全
に折畳まれた状態でのリンク装置6である。
【0019】以上述べたように、本発明に係る折れ戸は
親ドアの上端先端部にリンク装置を取付けて上レールと
親ドアを規制したものであり、次のような効果を得るこ
とが出来る。
【0020】
【発明の効果】本発明の折れ戸装置は親ドアの上端先端
部にリンク装置を取付け、該リンク装置はX状を成す両
リンクを有し、これらリンクは上レールと親ドアを規制
することが出来る。従って、完全に折畳まれた状態では
親ドア先端部が上レールに位置して通路側へはみ出すこ
とはない。しかも、折れ戸を折畳んで入口を開く場合、
親ドア先端に設けている持ち手を押圧することで簡単に
開くことが出来、開閉操作は従来と同じである。
【図面の簡単な説明】
【図1】折れ戸が閉じている折れ戸装置の正面図、及び
横断面拡大図。
【図2】本発明の折れ戸の折畳み軌跡。
【図3】親ドアの上端に取付けられるリンク装置。
【図4】(a)は図3のAA断面図、(b)は図3のB−B
断面図、(c)は図3のC−C断面図。
【図5】折れ戸が折畳まれる場合のリンク装置の動き。
【図6】(a)は親ドアが僅かに押し開かれた場合のリン
ク装置、(b)は折れ戸が完全に折畳まれた場合のリンク
装置。
【図7】従来の折れ戸の折畳み軌跡。
【符号の説明】
1 親ドア 2 子ドア 3 継手 4 上レール 5 軸 6 リンク装置 7 リンク 8 リンク 9 軸ネジ 10 軸ネジ 11 軸 12 ローラ 13 軸 14 ローラ 15 軸 16 ローラ 17 ガイド溝 18 ガイド溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒンジ等を介して回転可能に取付けた子
    ドアと親ドアを折畳み出来るように連結した折れ戸にお
    いて、親ドアの上端先端部には2本のリンクのほぼ中央
    部を軸ネジにて繋いだリンク装置を備え、そこで一方の
    リンク一端は親ドア上端に軸ネジを介して連結されると
    共に他端には軸を起立して上レールのガイド溝を移動す
    るスライダーを取付け、他方のリンク一端には軸を起立
    して上レールのガイド溝を移動するスライダーを取付け
    ると共に他端には軸を下方へ延ばして親ドア上端に設け
    たガイド溝に遊嵌されて移動するスライダーを取付けた
    ことを特徴とする折れ戸装置。
  2. 【請求項2】 折れ戸が閉じられた状態において、両リ
    ンクの先端に設けて上レールのガイド溝及び親ドアのガ
    イド溝に遊嵌するスライダーは親ドアのほぼ先端に位置
    し、そして親ドア上端に軸ネジを介して連結するリンク
    は他方のリンクより長くした請求項1記載の折れ戸装
    置。
JP2000362240A 2000-11-29 2000-11-29 折れ戸装置 Pending JP2002168037A (ja)

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