JP2002167938A - クロス切断用下敷きテープ - Google Patents

クロス切断用下敷きテープ

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JP2002167938A
JP2002167938A JP2000366831A JP2000366831A JP2002167938A JP 2002167938 A JP2002167938 A JP 2002167938A JP 2000366831 A JP2000366831 A JP 2000366831A JP 2000366831 A JP2000366831 A JP 2000366831A JP 2002167938 A JP2002167938 A JP 2002167938A
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JP
Japan
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cloth
tape
cutting
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underlay
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JP2000366831A
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Masaki Fujiwara
正毅 藤原
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Sansei Tsusho KK
Original Assignee
Sansei Tsusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の壁面にクロス、壁紙等を貼り付ける際
に、該クロス等の継ぎ合わせ部(ジョイント部)と下地
ボードとの間に挿入して、下地ボードを保護するため
の、比較的軽量で取扱いやすく、しかもクロスの切断時
にナイフの刃先がボードを傷つけにくい下敷きテープを
提供すること。 【解決手段】 下地ボードに貼られたクロスのジョイン
ト部の切断時に該ジョイント部の下側に配置して下地ボ
ードを保護するテープであって、合成樹脂製テープの面
に切断方向と交差する方向の複数の突条を適当な間隔で
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の壁面にクロ
ス、壁紙等を貼り付ける際に、該クロス等の継ぎ合わせ
部(ジョイント部)と下地ボードとの間に挟み込んで、
下地ボードに傷がつかないように保護する下敷きテープ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅等の壁面は、石膏ボード(他のボー
ドでもよい)等を下地として、その上にクロス、壁紙
(まとめて「クロス」と言う)を貼ったものが多い。こ
のクロスは所定の幅をもつ定尺品であるから、広い壁面
に貼り付ける場合は所定面積のクロスを継ぎ合わせなが
ら貼り付けていく。この場合、クロスとクロスのジョイ
ント部は、両クロスの端部同士を重ね合わせたまま貼り
合わせると、その部分が盛り上がって美観を損なうの
で、一旦クロスの端縁部同士を重ね合わせた状態でその
重ね合わせ部を直線状に切断し、両クロスの端部同士を
突き合わせた状態として、継ぎ目が目立たないようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記クロスのジョイン
ト部の切断は、カッターナイフを用いて行っているが、
切断時にカッターナイフの刃先が下地ボードに当たるた
め、ボードに直線状の傷がつき、これがクロス表面に現
れて美観を損ねることが多かった。また、このような傷
が下地ボードにつくと、その部分からクロスが剥れると
いう問題点があった。これを改良するため、クロスのジ
ョイント部を切断する時は、当該クロスの下側に保護用
のテープを敷いてカッターナイフの刃先が直接ボードに
当たらないようにしている。
【0004】従来この目的で使用されてきた下敷きテー
プとしては、薄い合成樹脂フィルムや、合成樹脂製のネ
ットがある。このうち合成樹脂フィルムは、薄くて強度
も低いため、カッターナイフによって容易に切断され、
ボードに傷がつくという問題点があった。また、合成樹
脂フィルムを下敷きテープとして使用すると、上側のク
ロスと広い面で接触するため、当該クロスの糊が下敷き
テープ側に転写され、切断後のクロスの下地ボードに対
する接着強度が低下するという問題点があった。一方、
上記従来の合成樹脂製のネットは、熱融着性を有する合
成樹脂の縦糸と横糸を直交するように配置し、各交差部
を熱融着によって互いに固定したものであるが、縦糸と
横糸との交差点が熱融着によって扁平化し、薄くなって
いるので、クロスの切断時にカッターナイフの刃先が網
目の部分から下地に接触したり、横糸を切断して下地に
接触することがあり、ボードに傷がつきやすかった。ネ
ットを構成する縦糸や横糸に太い糸を使用すれば、この
問題は解消されるが、太い糸で編んだネットは、重量が
増えるとともに、しなやかさが失われるので、取扱いに
くいという問題点があった。そこで本発明は、比較的軽
量で取扱いやすく、しかもクロスに対する接触面積が小
さいものでありながら、切断時にナイフの刃先がボード
を傷つけにくい下敷きテープを提供することを課題とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本
発明にかかるクロス切断用下敷きテープは、下地ボード
に貼られるクロスのジョイント部の切断に際し該ジョイ
ント部の下側に配置して下地ボードを保護するためのテ
ープであって、所定幅の合成樹脂製シートの面に長手方
向と交差する方向の突条が所定間隔で形成されているこ
とを特徴としている。
【0006】この下敷きテープは、合成樹脂製シートで
作られた所定幅のテープの面に、長手方向(すなわちカ
ッターナイフによるクロスの切断方向)と交差する方向
の突条が多数形成されているので、カッターナイフでク
ロスを切断するときに該突条に刃が当たって特有の断続
的抵抗感を生じる。このため、ナイフが下地ボードに接
触しないように押し付け力を加減してクロスを切断する
のが容易であり、下地ボードに連続した線状の傷がつく
ことを防止することができる。また、クロスと接触する
のは突条の部分だけであるから、当該クロスの糊が下敷
きテープ側に取られず、切断後のクロスを確実に下地ボ
ードに接着させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について具体的に説明する。図1は本発明の下敷きテー
プの外観図、図2はその平面拡大図であり、この下敷き
テープ1は合成樹脂製シート(フィルムとも言う)2か
らなる薄くて細長いテープを本体とし、その面に多数の
凹凸模様3が形成されている。下敷きテープ1を構成す
る合成樹脂シート2の材質としては、ポリエステル、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ナイ
ロン、ビニロン、塩化ビニル等、種々のものが考えられ
るが、入手性、加工性、経済性等の観点から、実用的に
はポリエステルとするのが好ましい。図2の模様は、長
手方向の突条と幅方向の突条による碁盤目状の模様とな
っているが、図3に示すような菱形でもよく、他の形状
でもよい。要は、長手方向と交差する方向の凸状が適当
な間隔で設けられていればよい。
【0008】合成樹脂製シート2の厚みは30〜150
ミクロンとするのが好ましい。当該シートの厚みが薄過
ぎるとカッターナイフによる切断時に下地ボードに傷が
つきやすくなり、厚過ぎると重量がかさみ、不経済であ
るほか取扱上不便となる。下敷きテープ1の幅は、クロ
スのジョイント部切断時に当該ジョイント部の下側をカ
バーできる大きさであればよく、一般的には20〜10
0mmとするのが好ましく、20〜50mmとするのが
より好ましい。この幅が小さ過ぎると、施工時のずれに
より切断線上の下地ボードが露出するおそれがあり、大
き過ぎると取扱上不便であるとともに不経済である。こ
の下敷きテープ1は、図1に示すように、十メートル以
上の長尺品をロールに巻いておき、施工現場で必要な長
さに切り出して使用するようにするのが便利である。
【0009】上記凹凸模様3は、下敷きテープ1の幅方
向の突条4,…と長手方向の突条5,…とにより形成さ
れるもので、例えばエンボス加工により形成される。横
方向の突条4と長手方向の突条5は、必ずしも正確に幅
方向または長手方向に平行である必要はなく、これらに
対し適当な角度で傾斜していてもよい。このように傾斜
しているものも含めて幅方向の突条4、長手方向の突条
5と呼ぶ。特に幅方向の突条4,…は、切断時にカッタ
ーナイフの刃先に断続的な抵抗を与えるものであればよ
い。この模様の幅方向の突条4の幅wは、加工が容易で
適当な抵抗感が生じる大きさとするが、一般的には1〜
3mm程度とするのが好ましい。また、突条4,5の高
さhは0.5〜1mm程度とするのが好ましい。この高
さが高すぎると切断時の感触が悪くなり、低過ぎると所
望の抵抗感が得られなくなる。さらに、突条4,4の間
隔dの大きさは、カッターナイフの刃先が入り込みにく
い大きさであり、3〜7mm程度とするのが好ましい。
この間隔dが小さ過ぎると、加工が難しく、しなやかさ
に乏しくなるという問題があり、逆に間隔が大き過ぎる
と、カッターナイフに対する抵抗性が減少し、下地ボー
ドに傷がつきやすくなるので、いずれも好ましくない。
【0010】なお、長手方向の突条5は、必ずしも必要
とは言えないが、これがなくて幅方向の突条ばかりで
は、テープが伸縮し易くなるため使用上不安定となる。
この長手方向の突条5の幅w’は上記幅方向の突条4と
同様に1〜3mm程度とするのが好ましい。また、長手
方向の突条5,5の間隔d’は、5〜10mm程度とす
るのが好ましい。この間隔が広すぎると、テープが柔軟
過ぎて使用感が悪くなる恐れがあり、逆に狭すぎると、
切断線がこの突条と重なる恐れが生じ易い。なお、突条
4,5の面積が大きくなると、クロスに対する接触面積
が増大し、当該クロスの糊(接着材)が突条側に移転す
る量が多くなるので、余り面積を大きくするのは好まし
くない。
【0011】図5は、この下敷きテープ1の使用法を例
示するもので、石膏の下敷きボード10の表面に貼られ
るクロス11,12のジョイント部Jの下側に、該クロ
スの端縁に沿ってこの下敷きテープ1を敷く。この場
合、突条4,5が上を向くように敷き、突条4,5で囲
まれた部分6は下地ボード10の面上に密着させる。こ
の下敷きテープ1の上に両側のクロス11,12の端部
を重ね合わせ、両者が重なり合った部分をクロスの端縁
に沿う切断線Lでカッターナイフ等を用いて切断する。
図中の15はクロスの裏面の糊が下側に転写しないよう
にするための離型紙である。この切断時に、カッターナ
イフは重なり合った両方のクロスを同時に直線状に切断
するが、クロスの下側には下敷きテープ1が敷かれてい
るので、下地であるボード10に刃先が当たりにくく、
ボードに傷がつきにくい。仮に傷がつくとしても連続し
た直線状の傷にはならないので、仕上がりが悪くなるこ
とはない。
【0012】切断を終了すれば、下敷きテープ1と離型
紙15とクロスの切れ端を取り除き、両側のクロス1
1,12の端部を下地ボード10表面に接着する。これ
により、両側のクロスの端部が直線状にきれいに突き合
わされた状態となるので、外見上切断線が目立たない。
【0013】この下敷きテープ1を用いてクロスのジョ
イント部を切断すると、上記の通り下地ボードに従来の
ような直線状の傷がつかない。このため、美麗な仕上が
りが得られるとともに、従来のようなジョイント部の剥
離等が生じない。また、下敷きテープ1は薄いテープで
あるから、軽量でしなやかなものとすることができ、施
工現場での取扱に便利であるのみならず、材料も少なく
てすむので経済的である。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる下敷きテープは、軽量でしなやかなものであ
り、クロスのジョイント部の切断に使用した場合に、美
麗な仕上がりを得ることができるものである。また、下
地ボードに線状の傷がつかないので、従来しばしば生じ
ていたような、切断による下地ボードの傷部分からのク
ロス等の剥離を防止することが可能となった。さらに、
切断時にクロスの糊が下敷きテープ側に大量に転写しな
いので、下地ボードに対するクロスの接着強度が低下し
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の下敷きテープの一例を表す外観図であ
る。
【図2】その凹凸模様を表す平面図である。
【図3】異なる凹凸模様を表す平面図である。
【図4】下敷きテープの断面図である。
【図5】使用法を表す正面図(a)及び模式的断面図
(b)である。
【符号の説明】
1 下敷きテープ 2 合成樹脂テープ 3 凹凸模様 4 幅方向の突条 5 長手方向の突条 10 下地ボード 11,12 クロス 15 離型紙

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地ボードに貼られるクロスのジョイン
    ト部の切断に際し該ジョイント部の下側に配置して下地
    ボードを保護するためのテープであって、所定幅の合成
    樹脂製シートの面に長手方向と交差する方向の突条が所
    定間隔で形成されていることを特徴とするクロス切断用
    下敷きテープ。
  2. 【請求項2】 突条がエンボス加工により形成されてい
    る請求項1に記載のクロス切断用下敷きテープ。
  3. 【請求項3】 合成樹脂がポリエステルである請求項1
    又は2に記載のクロス切断用下敷きテープ。
  4. 【請求項4】 シートの厚みが30〜150ミクロンで
    ある請求項1ないし3のいずれかに記載のクロス切断用
    下敷きテープ。
  5. 【請求項5】 幅が20〜50mmである請求項1又は
    4のいずれかに記載のクロス切断用下敷きテープ。
JP2000366831A 2000-12-01 2000-12-01 クロス切断用下敷きテープ Pending JP2002167938A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014145222A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Sansei Tsusho Kk 合成樹脂シート及びこれを用いた壁紙切断用下敷きシート
JP2015036486A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 ダイヤテックス株式会社 重ね切り用下敷きテープ

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