JP2002030779A - クロス切断用下敷きテープ - Google Patents

クロス切断用下敷きテープ

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JP2002030779A
JP2002030779A JP2000216306A JP2000216306A JP2002030779A JP 2002030779 A JP2002030779 A JP 2002030779A JP 2000216306 A JP2000216306 A JP 2000216306A JP 2000216306 A JP2000216306 A JP 2000216306A JP 2002030779 A JP2002030779 A JP 2002030779A
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JP
Japan
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cloth
tape
underlaying
board
cutting
Prior art date
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Application number
JP2000216306A
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English (en)
Inventor
Masaki Fujiwara
正毅 藤原
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Sansei Tsusho KK
Original Assignee
Sansei Tsusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の壁面にクロス、壁紙等を貼り付ける際
に、該クロス等の継ぎ合わせ部(ジョイント部)と下地
ボードとの間に挿入して、下地ボードを保護するため
の、比較的軽量で取扱いやすく、しかもクロスの切断時
にナイフの刃先がボードを傷つけにくい下敷きテープを
提供すること。 【解決手段】 下地ボードに貼られたクロスのジョイン
ト部の切断時に該ジョイント部の下側に配置して下地ボ
ードを保護するテープであって、合成樹脂繊維又は天然
繊維の糸で形成した網状の編物又は織物からなる下敷き
テープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の壁面にクロ
ス、壁紙等を貼り付ける際に、該クロス等の継ぎ合わせ
部(ジョイント部)と下地ボードとの間に挿入して、下
地ボードに傷がつかないように保護する下敷きテープに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅等の壁面は、石膏ボード等を下地と
して、その上にクロス、壁紙(まとめて「クロス」と言
う)を貼ったものが多い。このクロスは所定の幅をもつ
定尺品であるから、広い壁面に貼り付ける場合は所定面
積のクロスを継ぎ合わせながら貼り付けていく。この場
合、クロスとクロスのジョイント部は、両クロスの端部
同士を重ね合わせたまま貼り合わせると、その部分が盛
り上がって美観を損なうので、一旦クロスの端縁部同士
を重ね合わせた状態でその重ね合わせ部を直線状に切断
し、両クロスの端部同士を突き合わせた状態として、継
ぎ目が目立たないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記クロスのジョイン
ト部の切断は、カッターナイフを用いて行っているが、
切断時にカッターナイフの刃先が下地ボードに当たるた
め、ボードに直線状の傷がつき、これがクロス表面に現
れて美観を損ねることが多かった。また、このような傷
が下地ボードにつくと、その部分からクロスが剥れると
いう問題点があった。これを改良するため、クロスのジ
ョイント部を切断する時は、当該クロスの下側に保護用
のテープを敷いてカッターナイフの刃先が直接ボードに
当たらないようにしている。
【0004】従来この目的で使用されてきた下敷きテー
プとしては、薄い合成樹脂フィルムや、合成樹脂製のネ
ットがある。このうち、従来の合成樹脂製のネットは、
熱融着性を有する合成樹脂の縦糸と横糸を直交するよう
に配置し、各交差部を熱融着によって互いに固定したも
のである。しかしながら、上記合成樹脂フィルムは、薄
くて強度も低いため、カッターナイフによって容易に切
断され、ボードに傷がつくという問題点があった。ま
た、上記ネットでつくられた下敷きテープは、縦糸と横
糸との交差点を熱融着によって扁平化した薄いものであ
るから、クロスの切断時にカッターナイフの刃先が網目
の部分から下地に接触したり、横糸を切断して下地に接
触することがあり、ボードに傷がつきやすかった。ネッ
トを構成する縦糸や横糸に太い糸を使用すれば、この問
題は解消されるが、太い糸で編んだネットは、重量が増
えるとともに、しなやかさが失われるので、取扱いにく
いという問題点があった。そこで本発明は、比較的軽量
で、取扱いやすく、しかもクロスの切断時にナイフの刃
先がボードを傷つけにくい下敷きテープを提供すること
を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本
発明にかかるクロス切断用下敷きテープは、下地ボード
に貼られるクロスのジョイント部の切断に際し該ジョイ
ント部の下側に配置して下地ボードを保護するためのテ
ープであって、合成樹脂繊維又は天然繊維で形成した網
状の編物又は織物からなることを特徴としている。
【0006】この下敷きテープは、合成樹脂繊維からな
る糸を編んで作った編物又は織物からなる網状のもの
(ネット)で、熱融着によって糸の交差部を接着させた
ものではなく、糸と糸との交差部は糸同士が絡み合った
状態となっている。このため、細い糸を用いて製造して
も交差部の厚みが大きく、カッターナイフが下地ボード
に接触しにくいのみならず、糸と糸との交差部が切断さ
れにくい。このため、クロスの切断時に下地ボードに傷
がつきにくい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について具体的に説明する。図1は本発明の下敷きテー
プの外観図であり、この下敷きテープ1は合成樹脂繊維
の糸(合成糸)2を編んで作った網状の編物として形成
されている。図1の網目は菱形であるが、図3に示すよ
うな四角でもよい。また、網目の大きさdは、カッター
ナイフの刃先が入り込みにくい大きさであり、1〜3m
m以下とするのが好ましい。網目の大きさdが小さ過ぎ
ると、しなやかさや軽量性の点で好ましくなくなる。こ
のテープ1の幅は、クロスのジョイント部切断時に当該
ジョイント部の下側をカバーできる大きさであればよ
く、一般的には20〜100mmとするのが好ましく、
20〜50mmとするのがより好ましい。この幅が小さ
過ぎると、施工時のずれにより切断線上の下地ボードが
露出するおそれがあり、大き過ぎると取扱上不便である
とともに不経済である。この下敷きテープは長尺品をロ
ールに巻いておき、施工現場で必要な長さに切り出して
使用するようにするのが便利である。
【0008】図2はこの下敷きテープ1を編物とする場
合の編み方の例を表すもので、このように編むことによ
り、糸2,2の交差部3の太さが増し、切断されにくく
なる。また、得られる編物は、縦方向及び横方向に共に
伸度があるので、使い勝手がよい。素材である合成糸の
材質としては、ナイロン、ビニロン、ポリエステル、ポ
リプロピレン、ポリエチレン等が使用可能であるが、強
度、価格等の見地からナイロンを使用するのが最も好ま
しい。場合によっては、天然繊維を用いることもでき
る。糸はマルチフィラメントやステープルの構造のもの
が一般的であり、糸の太さは数十デニールから数百デニ
ールのものが好ましく、150〜500デニールものが
より好ましい。場合によっては合成糸としてモノフィラ
メントの使用も可能である。
【0009】下敷きテープを織物として形成する場合
は、上記合成糸のうち適当なものを縦糸と横糸に用いて
織ればよい。図3は織物で作られた下敷きテープ1’を
表すもので、この織物の場合も網目の大きさdは3mm
以下とするのが好ましい。なお、編機で編まれる編物や
織機で織られる織物に適当な樹脂、例えばポリビニルア
ルコール、アクリル、メラミン等の収束剤を含浸させて
編目が崩れないようにするのが好ましい。また、必要な
場合は含浸後に熱処理を施しておく。織物の場合も同様
である。
【0010】図4は、この下敷きテープ1の使用法を例
示するもので、石膏の下敷きボード10の表面に貼られ
るクロス11,12のジョイント部Jの下側に、該クロ
スの端縁に沿ってこの下敷きテープ1を敷く。この下敷
きテープ1の上に両側のクロス11,12の端部を重ね
合わせ、両者が重なり合った部分をクロスの端縁に沿う
切断線Lでカッターナイフ等を用いて切断する。この
時、カッターナイフは重なり合った両方のクロスを同時
に直線状に切断するが、クロスの下側には下敷きテープ
1が敷かれているので、下地であるボード10に刃先が
当たりにくく、ボードに傷がつきにくい。仮に傷がつく
としても連続した直線状の傷にはならないので、仕上が
りが悪くなることはない。
【0011】切断を終了すれば、下敷きテープ1とクロ
スの切れ端を取り除き、両側のクロス11,12の端部
を下地ボード10表面に接着する。これにより、両側の
クロスの端部が直線状にきれいに突き合わされた状態と
なるので、外見上切断線が目立たない。
【0012】この下敷きテープ1を用いてクロスのジョ
イント部を切断すると、上記の通り下地ボードに従来の
ような直線状の傷がつかない。このため、美麗な仕上が
りが得られるとともに、従来のようなジョイント部の剥
離等が生じない。また、下敷きテープ1は網状であるか
ら、軽量でしなやかなものとすることができ、施工現場
での取扱に便利であるのみならず、材料も少なくてすむ
ので経済的である。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる下敷きテープは、下地ボードの表面にクロス、
壁紙等を貼る場合に、一旦これらのジョイント部の下側
に敷いて刃物で切断を行い、切断終了後はこれを取り除
いてクロス等を下地ボードに接着することにより、美麗
な仕上がりを得ることができる。また、下地ボードに線
状の傷がつかないので、従来しばしば生じていたよう
な、切断による下地ボードの傷部分からのクロス等の剥
離を防止することが可能となった。さらに、この下敷き
テープは、軽量でしなやかさに富むものであるから、取
扱に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の下敷きテープの一例を表す外観図
(a)及び編目の詳細図(b)である。
【図2】その編組織の説明図である。
【図3】下敷きテープが織物である場合の外観図であ
る。
【図4】使用法を表す正面図(a)及び模式的断面図
(b)である。
【符号の説明】
1,1’ 下敷きテープ 2 合成樹脂又は天然繊維の糸 3 交差部 10 下地ボード 11,12 クロス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D04B 21/10 D04B 21/10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地ボードに貼られるクロスのジョイン
    ト部の切断に際し該ジョイント部の下側に配置して下地
    ボードを保護するためのテープであって、合成樹脂繊維
    又は天然繊維で形成した網状の編物又は織物からなるク
    ロス切断用下敷きテープ。
  2. 【請求項2】 合成樹脂繊維がナイロン繊維である請求
    項1に記載のクロス切断用下敷きテープ。
  3. 【請求項3】 幅が20〜50mmである請求項1又は
    2に記載のクロス切断用下敷きテープ。
JP2000216306A 2000-07-17 2000-07-17 クロス切断用下敷きテープ Pending JP2002030779A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009248250A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Okura Ind Co Ltd 下敷きテープ
JP2016017528A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 マツダ株式会社 自動変速機の制御装置
JP2020128627A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 三正通商株式会社 複層型下敷きテープ

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