JP2001514980A - 密閉マット - Google Patents

密閉マット

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JP2001514980A
JP2001514980A JP2000508862A JP2000508862A JP2001514980A JP 2001514980 A JP2001514980 A JP 2001514980A JP 2000508862 A JP2000508862 A JP 2000508862A JP 2000508862 A JP2000508862 A JP 2000508862A JP 2001514980 A JP2001514980 A JP 2001514980A
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sealing
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JP2000508862A
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アレクシーブ、ディミター
プリンツ、ハイコ
ペトゾルト、ヘルマン
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フエスカー・ジュンテーティク・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D31/00Protective arrangements for foundations or foundation structures; Ground foundation measures for protecting the soil or the subsoil water, e.g. preventing or counteracting oil pollution
    • E02D31/002Ground foundation measures for protecting the soil or subsoil water, e.g. preventing or counteracting oil pollution
    • E02D31/004Sealing liners

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Paleontology (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Carpets (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】密閉マットの下層及び/又は上層に対するより高い付着摩擦を有する密閉マットを製造すること。 【解決手段】支持層(1)と、この支持層に付着されかつ膨脹可能な粘土(特にベントナイト)からなる層(2)と、被覆層(3)とにより構成され、2つの層(1及び3)は繊維層であり、前記被覆層(3)は、前記粘土層(2)を貫通しかつ前記2つの繊維層(1及び3)を間隔をあけて保持している複数のシーム(4)によって、前記支持層(1)と結合されている。繊維層(1,3)が織物又はスクリムであるとき、地面に対する付着摩擦を高めるために、織物又はスクリムの外面が丈夫な構造になっており、表面に亘って均等に分布されかつ少なくとも0,2mm突出している複数の突起を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、支持層と、この支持層に付着されかつ膨脹可能な粘土、特にベント
ナイトからなる層と、被覆層とにより構成され、2つの層は繊維層であり、被覆
層は、粘土層を貫通しかつ2つの繊維層を間隔をあけて保持している複数のシー
ムによって、支持層と結合されている、密閉マットに関する。
【0002】
【従来の技術】
このタイプの密閉マットは米国特許第4,565,468号及び第5,564,864号から公知
である。一方では、繊維製の支持層又は繊維製の被覆層は防塵ではないので、他
方では、縫製工程で、ベトナイト粉末が、縫製過程の最中に生じた複数の穿孔か
ら出るので、このような充填層の外面はベントナイトダストで被覆されている。
組み込まれた状態では水が上から又は下からも密閉層に作用するとき、ベントナ
イトダスト層は密閉マットの外面で膨脹し、かくて、液膜を形成する。この液膜
によって、密閉マットに載っている地面が斜面で滑り落とされ、あるいは、この
地面が密閉マットと共に滑り落とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
密閉マットの下層及び/又はその上層に対するより高い付着摩擦を有する密閉
マットを製造するという課題が本発明の基礎になっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この課題は、本発明に基づき、少なくとも1つの層が繊維層であり、これの少
なくとも外面が、付着摩擦を高めるために、丈夫な構造になっており、表面に亘
って均等に分布されかつ少なくとも0,2mm突出している複数の突起又はリブ
を有すること、により解決される。
【0005】 本発明に係わる密閉マットでは、密閉マットの外面にある複数の突起又はリブ
は形状係合で地面にあるので、複数のリブと突起との間には液膜があるとしても
、これらの外面における地面の良好な保持性が保証されている。本発明に係わる
突起又はリブによって、密閉マットがその上に載ることができるかあるいは密閉
マットを覆う地盤用プラスチックフォイルに対する、密閉マットの保持性も改善
される。
【0006】 特に費用の理由から、織物層は、ポリプロピレンストリップ又はポリエチレン
ストリップから形成されるテープ状織物であってもよい。
【0007】 粉末状の膨脹粘土の、織った支持層又は織った被覆層からの流出しを最小限に
するために、密度を増大させるための織物層は熱及び圧力を用いて圧延されてい
る。圧延の際には、織り込まれた糸の間にある複数の穴が塞がる。地面に対する
保持性を高めるために、テープ状織物では、熱及び圧力を用いて、一部は縦糸方
向に一部は横糸方向に延びる溝が刻まれている。
【0008】 複数の溝を形成するために、例えば30又は50mmの間隔で、少なくとも0
,5mmの太さの縦糸及び/又は横糸が織物層に織り込まれていることができる
。複数の突起又は溝を形成する縦糸及び横糸は、撚った紐であってもよい。
【0009】 本発明の好都合な実施の形態は、織物層の外面に砂粒が貼着されていることに
ある。粗粒状の砂又は鋭角の砕石粒が保たれている、ラテックス又は他の結合剤
からなるストリップ又はスポットが、織物層の外面に付けられていることができ
る。
【0010】 中間層の膨潤可能な粘土は、エアロフリース(Aerovlies)又は連続気泡材料層 に挿入され、支持層、中間層及び被覆層は、密閉マットの縦方向に延びかつ例え
ば20乃至50mmの間隔を有するシームによって、互いに結合されている。
【0011】 支持層の織物及び/又は被覆層の織物は、ラテックス又はプラスチック、特に
ポリプロピレン又はポリウレタンからなる密閉層で、全面的に被覆されているこ
とができる。このマットでは、支持層及び被覆層も密閉作用を有し、ベトナイト
からなる中間層は、シームの刺し穴を通る水を吸収し、膨脹後にこれらのシーム
を密閉するために用いられる。
【0012】 本発明の基礎になっている課題は、少なくとも1つの織物層が、平行な糸から
なる第1の層と、この第1の層の糸と交差する平行な糸からなる第2の層とによ
って形成されているスクリムであり、これらの層はシームによって互いに固定さ
れていること、及び、スクリムの少なくとも外面は、丈夫な構造になっており、
表面に亘って均等に分布されかつ好ましくは0,4mm突出している複数の突起
又はリブを有すること、によっても解決されることができる。
【0013】 複数の突起を形成するためには、加熱された液状のプラスチック、特に、PP
,PE又はPVCも、滴の形で、スクリムの外面に付着されていることができる
【0014】 複数のリブを形成するためには、このスクリムの場合でも、例えば10乃至5
0mmの間隔で、少なくとも0,5mmの太さの糸が、交差し合う層の中に挿入
されていることができる。これらの比較的太い糸は複数のリブを形成し、太い糸
の交差点で複数の突起も形成する。
【0015】 本発明の基礎になっている課題は、本発明の他の実施の形態では、少なくとも
1つの繊維層が、1mm乃至25mmの網目の大きさを有する繊維格子、例えば
、格子状織物又はラッシェル製品であること、及び、膨脹粘土からなる中間層と
、繊維格子との間に、プラスチックフォイルが設けられていること、によって解
決されることができる。この密閉マットでは、繊維格子は、地面に押し込まれる
複数のリブを形成している。繊維格子をPVC又は類似のプラスチックで被覆す
ることによって、場合によっては密閉マットがその上に載るかあるいは密閉マッ
トを覆うプラスチックフォイルに対する、付着摩擦も著しく改善される。
【0016】 支持層又は被覆層あるいは好ましくは2つの層が織物であるとき、かくて形成
された密閉マットは高い引張り力を吸収することができる。この場合、突出して
いる複数のリブを形成している比較的太い糸は、同時に補強糸であってもよい。
かなり大きな引張り力を吸収するこれらの織物及び格子状織物を用いるとき、密
閉マットが、引張り力を導入すべく、斜面の上縁に固定されることができるとい
う他の利点が生じる。
【0017】 織物は不織布よりも薄いので、不織布からなる支持層及び被覆層を有する密閉
マットに比べて、中間層の厚さが同じある場合に、密閉マットの厚さが著しく薄
く、これに応じて、リールの直径が定められている場合でも、著しく長い密閉マ
ットがリールに巻き付けられることができる、という利点がある。更に、本発明
に係わる密閉マットは、その厚さが同じ場合、膨脹可能な粘土からなる中間層が
著しく厚くて、このことによって、より良好な密閉が達成されるか、余り膨脹し
ない粘土もナトリウムベントナイトとして用いられることができるという利点を
有する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下の記述において、複数の図面を参照して本発明の複数の実施の形態を詳述
する。
【0019】 図1及び2は、支持層1と、この支持層に付着されかつ膨脹可能な粘土からな
る層2と、間隔を保っている複数のシーム4によって支持層1と互いに結合され
ている被覆層3とにより構成される密閉マットの、その部分断面図を示している
。支持層1及び被覆層3は織物層であって、これらの織物層の外側は丈夫な構造
になっており、地面に対するより良好な保持性を得るための複数のリブ6を有し
ている。これらのリブ6は例えば30又は60mmの間隔で織り込まれた縦糸及
び横糸によって形成されることができる。
【0020】 図3では、被覆層3の外面には、熱可塑性樹脂を滴下して付着することによっ
て形成されている複数の突起5がある。
【0021】 図4は、平行な糸からなる第1の層11と、この第1の層11の糸と交差する
平行な糸からなる第2の層12とによって形成されているスクリム10を示して
いる。2つの層11及び12は、縫合せ又はステッチボンディングによって製造
される複数のシーム13によって、互いに結合されている。層11及び12の糸
はプラスチックストリップ、特に、ポリプロピレン又はポリエチレンテープであ
ってもよい。複数のリブ6を形成するために、例えば40mmの間隔で、太い糸
14及び15はスクリム10の層11及び12の中に挿入されていることができ
る。糸の、交差し合う層11,12を、固定する複数のシーム13は、比較的太
いプラスチック製モノフィラメント糸によって形成されることができる。モノフ
ィラメント糸の外面は複数のリブ状の突起を形成している。シーム13及びリブ
状の突起は90度の角度で交差する2つの方向に延びていることができる。シー
ム13用のプラスチック糸が3角形又は4角形であることは好ましい。糸のこの
ような断面は地面に対するテープ状織物又はスクリムの保持性を高める。
【0022】 図6は、支持層1と、ベントナイトからなる中間層2と、複数のシーム4によ
って支持層1と結合されている被覆層3と、を具備する密閉マットを示している
。ここでは、示した平面図で最上の層すなわち被覆層3は、3層すべてが見える
ように、左側3分の1が切り取られ、中間層2は左側6分の1が切り取られてい
る。支持層1及び被覆層3は、外面に、粗粒状の砂又は鋭角の砕石(Splittkoerp
er)が含まれている、ラテックスのスポット8を有する。同様に、プラスチック テープからなるスクリム10も、その外面に、砂粒又は砕片粒が含まれているラ
テックスのスポット8を有することができる。ラテックス又は他の結合剤のスポ
ット8の代わりに、シーム4を付ける際に、噴霧ノズルによって、結合剤の、シ
ーム4に平行に延びるストリップも、支持層1及び被覆層3に付けられ、サンド
ブラストノズルによって砂がこれらのストリップに付けられることができる。結
合剤の硬化は吹き掛けられる熱気によって加速されることができる。
【0023】 図7は平面図で上方から下方に密閉マットの個々の層が切り取られている描写
を示している。最上の被覆層3の下にはプラスチックフォイル19があって、こ
の下には膨脹可能な粘土からなる中間層2が続き、次に、別のプラスチックフォ
イル19及び支持層1が続く。支持層1及び被覆層3は約10mmの網目開口部
を有する格子状織物からなる。支持層1の内側及び被覆層3の内側には、複数の
プラスチックフォイル19が設けられており、これらのプラスチックフォイルの
間には膨脹可能な粘土からなる中間層2が保持されている。3つの層は互いに縫
い合わされている。シーム4は縫付技術で、ステッチボンディングで又はラッセ
ル編み技術で付けられることができる。格子状織物の代わりに、格子状のスクリ
ムも用いられることができる。繊維格子(織物又はスクリム)はPVC又は類似
のプラスチックで被覆されることができる。このことによって、地盤用プラスチ
ックフォイルに対する付着摩擦が著しく増大される。
【0024】 支持層1及び被覆層3の格子構造は地面に対し非常に良好な保持性を引き起こ
す。
【0025】 支持層1及び/又は被覆層3が外面の滑らかな織物又はスクリムからなるとき
は、図8が示すように、下層及び上層の地面に対する保持性は、織物又はスクリ
ムが、プラスチック製の、太い、特にモノフィラメントの糸で20で刺し子縫い
されて(uebernaeht)おり、刺し子縫い用糸20が、1つのステッチにつき3乃至
6mmの区間に亘って、織物又はスクリムの外側を覆うことによって、著しく改
善されることができる。プラスチック糸はステッチボンディングで又はラッセル
編みで取り付けられ、図示のように、魚の背骨の模様を形成することができる。
より良い保持性を引き起こすプラスチック糸はステッチボンディングでメリヤス
編みを用いて付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる密閉層の横断面図である。
【図2】 本発明に係わる密閉層の平面図である。
【図3】 本発明に係わる密閉マットの第2の実施の形態の平面図である。
【図4】 スクリムからなる被覆層の平面図である。
【図5】 図4の切断線VーVに沿った図である。
【図6】 ラテックススポットを有する、本発明に係わる密閉マットの平面図である。
【図7】 支持層と格子状織物からなる被覆層とを有する、本発明に係わる密閉マットの
平面図である。
【図8】 魚の背骨の模様で刺し子縫いされた被覆層を有する密閉マットの平面図である
【符号の説明】
1 支持層 2 膨脹可能な粘土からなる中間層 3 被覆層 4 シーム 5 突起 6 リブ 8 スポット 10 スクリム 11 第1の層 12 第2の層 13 シーム 14 糸 15 糸 18 繊維格子 19 プラスチックフォイル
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月1日(2000.3.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 密閉マット
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、支持層と、この支持層に付着されかつ膨脹可能な粘土、特にベント
ナイトからなる層と、被覆層とにより構成され、2つの層は繊維層であり、被覆
層は、粘土層を貫通しかつ2つの繊維層を間隔をあけて保持している複数のシー
ムによって、支持層と結合されており、少なくとも1つの繊維層は織物層又はス
クリムであり、この織物層又はスクリムの少なくとも外面は、付着摩擦を高める
ために、表面に亘って均等に分布されかつ少なくとも0,2mm突出している複
数の突起を有している、密閉マットに関する。
【0002】
【従来の技術】 このタイプの密閉マットはEP 0 611 850 A1から公知である。被覆層は、ベン トナイト層を貫通する複数のシームによって、支持層と結合されている。大きな
付着摩擦を有する支持層が路床に載っているように、シームは、支持層の下面に
複数のパイルループを有するタフトによって形成される。これらのパイルループ
は溶かし付けられるので、良好な保持性を引き起こす複数の突起が生じる。
【0003】 WO96-06987Aからは対応の密閉マットが公知である。この密閉マットでは、複 数の結合するプラスチック糸が通されて、支持層の下及び被覆層の上にループを
形成して、これらのループは加熱装置によって熱して溶かされるので、密閉マッ
トの両外面には、付着摩擦を著しく改善する複数の突起が生じる。
【0004】 付着摩擦を改善するための知られた処置はかなりコストがかかる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 密閉マットの下層及び/又はその上層に対する良好な付着摩擦を有する冒頭に
記載の密閉マットを、簡単な手段を用いて製造するという課題が本発明の基礎に
なっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この課題は、本発明に基づき、複数の突起を形成するために、織物層又はスク
リムの外面に、砂粒又は砕石粒が貼着されていることにより、解決される。
【0007】 本発明に係わる密閉マットでは、密閉マットの外面にある複数の砂粒又は砕石
粒は形状係合で地面にあるので、複数のリブと突起との間には液膜があるとして
も、これらの外面における地面の良好な保持性が保証されている。密閉マットが
その上に載ることができるかあるいは密閉マットを覆う地盤用プラスチックフォ
イルに対する、密閉マットの保持性も改善される。
【0008】 粗粒状の砂又は鋭角の砕石粒が保たれている、ラテックス又は他の結合剤から
なるストリップ又はスポットが、織物層の外面に付けられていることができる。
【0009】 支持層の織物及び/又は被覆層の織物は、ラテックス又はプラスチック、特に
ポリプロピレン又はポリウレタンからなる密閉層で、全面的に被覆されているこ
とができる。このマットでは、支持層及び被覆層も密閉作用を有し、ベトナイト
からなる中間層は、シームの刺し穴を通る水を吸収し、膨脹後にこれらのシーム
を密閉するために用いられる。
【0010】 特に費用の理由から、織物層は、ポリプロピレンストリップ又はポリエチレン
ストリップから形成されるテープ状織物であってもよい。粉末状の膨脹粘土の、
織った支持層又は織った被覆層からの流出しを最小限にするために、密度を増大
させるための織物層は熱及び圧力を用いて圧延されている。圧延の際には、織り
込まれた糸の間にある複数の穴が塞がる。地面に対する保持性を高めるために、
テープ状織物では、熱及び圧力を用いて、一部は縦糸方向に一部は横糸方向に延
びる溝が刻まれている。
【0011】 中間層の膨潤可能な粘土は、エアロフリース(Aerovlies)又は連続気泡材料層 に挿入され、支持層、中間層及び被覆層は、密閉マットの縦方向に延びかつ例え
ば20乃至50mmの間隔を有するシームによって、互いに結合されている。
【0012】
【発明の実施の形態】 以下の記述において、図面を参照して本発明の複数の実施の形態を詳述する。
図面は本発明に係わる密閉マットの平面を示している。
【0013】 図1は、支持層1と、ベントナイトからなる中間層2と、複数のシーム4によ
って支持層1と結合されている被覆層3と、を具備する密閉マットを示している
。ここでは、示した平面図で最上の層すなわち被覆層3は、3層すべてが見える
ように、左側3分の1が切り取られ、中間層2は左側6分の1が切り取られてい
る。支持層1及び被覆層3は、外面に、粗粒状の砂又は鋭角の砕石(Splittkoerp
er)が含まれている、ラテックスのスポット8を有する。同様に、プラスチック テープからなるスクリム10も、その外面に、砂粒又は砕片粒が含まれているラ
テックスのスポット8を有することができる。ラテックス又は他の結合剤のスポ
ット8の代わりに、シーム4を付ける際に、噴霧ノズルによって、結合剤の、シ
ーム4に平行に延びるストリップも、支持層1及び被覆層3に付けられ、サンド
ブラストノズルによって砂がこれらのストリップに付けられることができる。結
合剤の硬化は吹き掛けられる熱気によって加速されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ラテックススポットを有する、本発明に係わる密閉マットの平面図である。
【符号の説明】 1 支持層 2 膨脹可能な粘土からなる中間層 3 被覆層 4 シーム 8 スポット
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペトゾルト、ヘルマン ドイツ連邦共和国、デー − 08107 コ ナースドルフ、キルヒバーガー・シュトラ ーセ 29 Fターム(参考) 2D018 DA02 4F100 AC03B AC06D AK01A AK01C AK01E AK07A AK07C AK51A AK51C AS00D AT00A BA04 BA05 BA07 BA10D DC21D DC30D DE01D DG01A DG01C DG01D DG12A DG12C EC09 GB08 GB71 GB90 JD01 JK16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持層(1)と、この支持層に付着されかつ膨脹可能な粘土
    、特にベントナイトからなる層(2)と、被覆層(3)とにより構成され、2つ
    の層(1及び3)は繊維層であり、前記被覆層(3)は、前記粘土層(2)を貫
    通しかつ前記2つの繊維層(1及び3)を間隔をあけて保持している複数のシー
    ム(4)によって、前記支持層(1)と結合されており、少なくとも1つの層(
    1,3)は織物層又はスクリム(10)であり、これの少なくとも外面は、付着
    摩擦を高めるために、表面に亘って均等に分布されかつ少なくとも0,2mm突
    出している複数の突起(5)を有している、密閉マットにおいて、 前記織物層(1及び/又は3)又は前記スクリム(10)の外面には、砂粒が
    貼着されていること、を特徴とする密閉マット。
  2. 【請求項2】 粗粒状の砂又は鋭角の砕石粒が含まれている、ラテックス又
    は他の結合剤からなるストリップ又はスポット(8)が、前記織物層(1及び/
    又は3)又は前記スクリム(10)の外面に、保たれていること、を特徴とする
    請求項1に記載の密閉マット。
  3. 【請求項3】 前記織物層(1及び/又は3)又は前記スクリム(10)は
    、ラテックス又はプラスチック、特にポリプロピレン又はポリウレタンからなる
    密閉層で、全面的に被覆されていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の
    密閉マット。
  4. 【請求項4】 前記織物層(1又は3)はポリプロピレン(PP)からなる
    ストリップ又はポリエチレンからなるテープ状織物であること、を特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1に記載の密閉マット。
  5. 【請求項5】 密度を増大させるための前記織物層(1及び/又は3)は、
    粉末状の膨脹粘土の流出を防ぐために、熱及び圧力を用いて圧延されていること
    、を特徴とする請求項4に記載の密閉マット。
  6. 【請求項6】 前記織物層(1及び/又は3)又は前記スクリム(10)と
    、膨脹可能な粘土からなる前記層(2)との間には、プラスチックフォイルが設
    けられていること、を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の密閉層。
  7. 【請求項7】 支持層(1)と、この支持層に付着されかつ膨脹可能な粘土
    、特にベントナイトからなる層(2)と、被覆層(3)とにより構成され、2つ
    の層(1及び3)は繊維層であり、前記被覆層(3)は、前記粘土層(2)を貫
    通しかつ前記2つの繊維層(1及び3)を間隔をあけて保持している複数のシー
    ム(4)によって、前記支持層(1)と結合されている、密閉マットにおいて、
    突起(5)又はリブ(6)を形成するために、前記織物層(1,3)又はスクリ
    ム(10)は3角形又は4角形のプラスチック糸で刺し子縫いされていること、
    を特徴とする密閉マット。
  8. 【請求項8】 前記刺し子縫いは魚の背骨の模様を形成していること、を特
    徴とする請求項7に記載の密閉マット。
  9. 【請求項9】 前記中間層(2)の前記膨脹可能な粘土はエアロフリース又
    は連続気泡材料層に挿入され、前記支持層(1)は、前記中間層(2)及び前記
    被覆層(3)を、間隔を保ちかつ密閉マットの縦方向に延びるシーム(4)によ
    って、互いに結合されること、を特徴とする請求項1乃至8のいずれか1に記載
    の密閉マット。
  10. 【請求項10】 支持層(1)と、この支持層に付着されかつ膨脹可能な粘
    土、特にベントナイトからなる層(2)と、被覆層(3)とにより構成されてお
    り、2つの層(1及び3)は繊維層であり、前記被覆層(3)は、前記粘土層(
    2)を貫通しかつ前記2つの織物層(1及び3)を間隔をあけて保持している複
    数のシーム(4)によって、前記支持層(1)と結合されている、密閉マットに
    おいて、少なくとも1つの繊維層(1,3)は1mm乃至25mmの網目の大き
    さを有する繊維格子(18)であること、及び、膨脹可能な粘土からなる前記中
    間層(2)と前記繊維格子(18)との間に、密閉形のプラスチックフォイル(
    19)又は織物層が設けられていること、を特徴とする密閉マット。
JP2000508862A 1997-09-01 1998-08-31 密閉マット Pending JP2001514980A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

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DE19738169A DE19738169A1 (de) 1997-09-01 1997-09-01 Dichtungsmatte
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