JPS6120011Y2 - - Google Patents

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JPS6120011Y2
JPS6120011Y2 JP18257780U JP18257780U JPS6120011Y2 JP S6120011 Y2 JPS6120011 Y2 JP S6120011Y2 JP 18257780 U JP18257780 U JP 18257780U JP 18257780 U JP18257780 U JP 18257780U JP S6120011 Y2 JPS6120011 Y2 JP S6120011Y2
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JP
Japan
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water
flat yarn
polyolefin resin
knitted fabric
synthetic resin
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JP18257780U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンクリート養生用シートに関する。
詳しくは、コンクリート施行時に、その上面に被
覆して水分の蒸発を防止するコンクリート養生用
シートに関する。
従来、コンクリートを施工した場合、このコン
クリートが固化するまでの間その上面に打ち水を
施し、湿潤状態に保持して養生させて固化させる
ことにより良好な固化が行なわれることは知られ
ている。
そして、この養生のための打ち水はそのままで
は蒸散してしまうので、むしろ、こも等をコンク
リートの上面に敷きつめ水の蒸散を防止してい
る。
しかしながら、このようなむしろ等を用いて蒸
散を防止する方法ではむしろ等が腐つたりして非
衛生的なばかりでなく、むしろ等の敷きつめや、
取除きの手間がかかり大変非能率的であり、また
一度使用したむしろ等は再使用はむずかしく不経
済でもあつた。
本考案者は上記のような従来のコンクリートの
養生に際しての不便を解消するべく鋭意検討した
結果、特殊な構造のシートをコンクリート養生に
用いることにより問題を解決し本考案を完成する
に至つた。
すなわち、本考案の要旨は水浸透性の糸又は紐
を混織したポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン
編織物に合成樹脂フイルムを部分的に積層し閉鎖
部と開放部を形成した構造を有し、水浸透性の糸
又は紐の存在する部分を開放部に位置させたこと
を特徴とするコンクリート養生用シートに存す
る。
以下本考案のコンクリート養生用シートの一例
につき図面を用いて更に詳細に説明する。
第1図及び第2図は本考案のコンクリート養生
用シートの一例を示す縦断面図である。
図中1はコンクリート養生用シート、2はポリ
オレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物、3は水
浸透性の糸又は紐、4は合成樹脂フイルム、をそ
れぞれ示す。
本考案のコンクリート養生用シート1は基本的
にはポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物
2及び合成樹脂フイルム4からなる構造を有す
る。
本考案のポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン
編織物2を構成するポリオレフイン樹脂として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
プロピレン共重合体、ポリプテン−1、エチレン
−酢酸ビニル共重合体等が挙げられ、これらの樹
脂が単独もしくは混合して用いられる。とりわけ
密度0.94〜0.96g/cm2の高密度ポリエチレンが好
ましい。
ポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物2
には、部分的に水浸透性の糸又は紐3が縦糸又は
横糸として混織されている。水浸透性の糸又は紐
とは、例えば木綿、絹、羊毛等の天然繊維からな
る糸や紐等の外ナイロン、テトロン、ビニロン、
ポリプロピレン等をマルチフイラメントヤーン、
ステーブルフイラメントヤーン等として繊維間の
毛細管現象により水浸透性としたものでも良い。
なお、これらの水浸透性の糸又は紐3とは通常
の断面略円形の糸や紐の外、断面が平らな偏平糸
やテープ状の紐をも含むものである。
ポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物2
は、通常太さ100〜10000デニール、好ましくは
1000〜5000デニールのフラツトヤーンを編織した
所謂クロス布が用いられる。
本考案のフラツトヤーンには、テープを多数本
に切り裂いて延伸した所謂スプリツトヤーンやこ
れと同等のものも含むものである。
ポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物2
としては、フラツトヤーンの太さ、用途等により
多少異なるが、例えば、1000デニールのフラツト
ヤーンを用いる場合、1インチ当り3〜16本、好
ましくは7〜12本のフラツトヤーンを縦及び横方
向に打ち込んだクロス布を用いるのが好ましい。
このポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン編織
物2に水浸透性の糸又は紐3を混織する方法とし
てはフラツトヤーンを編織する場合に水浸透性の
糸又は紐3を縦糸又は横糸として適宜の間隔を置
いて設置しておけばよい。
このようにして得られた混織布は、少なくとも
その片面に合成樹脂フイルム4を部分的に積層
し、積層された閉鎖部と積層されない開放部を形
成させる。
合成樹脂フイルム4を構成する樹脂としては、
ポリオレフイン系樹脂が好ましく、その中でもと
りわけ密度0.915〜0.94g/cm2の低密度ポリエチ
レンが、強度、価格等の点から好適に用いられ
る。
また合成樹脂フイルム4としては、その用途等
により若干異なるが通常0.02〜0.5mmの厚さのも
のが好適に用いられ、更にこのフイルムはコンク
リートの固化時の発熱等による温度の上昇等によ
り収縮等を起さないよう配向度の小さいものが好
ましい。
ポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物2
と合成樹脂フイルム4とは接着剤による接着、熱
溶着等任意の方法で積層されるが、好適には予め
編織物2を形成しておき、これに押出機等により
熱可塑性合成樹脂をフイルム状に押出しラミネー
トする所謂押出ラミネート法により行なわれる。
ポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物2
と積層される合成樹脂フイルム4は縦縞状、横縞
状、格子縞状とされており、このような縞状のフ
イルムをポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン編
織物2に積層することにより合成樹脂フイルム4
の積層された部分と積層されない部分を形成す
る。
すなわち、ポリオレフイン樹脂製フラツトヤー
ン編織物2に合成樹脂フイルム4が積層された閉
鎖部と合成樹脂フイルム4が積層されていない開
放部が形成される。そして前記水浸透性の糸又は
紐3は前記開放部に位置するようになされる。
このような本考案のコンクリート養生用シート
1を、コンクリート施行後、コンクリートがある
程度固化しまだコンクリートが乾かないうちにコ
ンクリートの上面に被せると、シート1にはフイ
ルムにより閉鎖されていない透水性部分とフイル
ムにより閉鎖された不透水性部分が形成されてい
ることにより、フイルム部分とコンクリートとの
間に入つた水は容易には蒸散せずに保持され良好
な養生が行なわれる。しかもこのシート1の上面
に打ち水を施せば、この水は透水性部分を通つて
コンクリート面に供給されることとなる。
すなわち、ポリオレフイン樹脂製フラツトヤー
ン編織物2は疎水性であり、編織物自体有孔であ
るが打ち水が少量の場合は水の表面張力により水
がシート1の上面に滞溜しコンクリート面に達し
ない場合がある。しかしながらこの開放部には水
浸透性の糸又は紐3があるので浸透効果がより完
全となる。
積層構造はポリオレフイン樹脂製フラツトヤー
ン編織物2の片面又は両面に合成樹脂フイルム4
を積層した構造やポリオレフイン樹脂製フラツト
ヤーン編織物2枚の間に合成樹脂フイルム4を挾
んだ構造のもの等任意であるが、ポリオレフイン
樹脂製フラツトヤーン編織物2を2枚用いる場合
には一方のポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン
編織物2は水浸透性の糸又は紐3を混織したポリ
オレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物とし、他
のポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物2
を水浸透性の糸又は紐3を混織していないものと
するのが望ましい。このような構造のものを第2
図に示した。
第2図に示した構造コンクリート養生用シート
1の場合には、使用に当たつてシート1の上面に
散布された水は水浸透性の糸又は紐3を通つて2
枚のポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物
2,2の間に入る。下面のポリオレフイン樹脂製
フラツトヤーン編織物2には水浸透性の糸又は紐
3が設けられていないので水はある程度この2枚
のポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物
2,2の間に滞溜することとなり、養生シート1
の保水性が向上し、養生効果が極めて良好とな
る。
コンクリート養生用シート1の合成樹脂フイル
ムが積層されていない部分(開放部)の割合は施
工するコンクリート面の状態によつて異なるが、
通常開放部が、コンクリート養生用シート全体の
1〜50%が可能であり、水の蒸散防止効果を重視
すれば2〜20%の面積を占めるのが好ましい。
更にまた、本考案のコンクリート養生用シート
1には発泡ポリウレタン、不織布、綿状体、麻布
等の保水性、保温性を有するシートを積層しても
良い。
積層構造としては水浸透性の糸又は紐を混織し
たポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物に
上記した保水性、保温性を有するシートを接着剤
等により直接接着しても良いが、合成樹脂フイル
ムをラミネートする際に該合成樹脂フイルムの溶
融接着性を利用して同時に積層してもよい。この
場合の合成樹脂フイルムとしてはエチレン−酢酸
ビニル共重合体等の接着性能の優れたものを用い
るのが好ましい。また、縫製等の手段を用いるこ
ともできる。
積層される保水性、保温性を有するシートとし
ては、発泡ポリウレタンの場合、厚さ1〜20mm、
好ましくは3〜15mm、発泡倍率10〜40倍、好まし
くは20〜30倍程度の連続気泡のものが用いられ
る。
発泡ポリウレタンを積層する場合には発泡ポリ
ウレタンの透水性はあまり良くないので、ある程
度の間隔でスリツトを設けることが望ましい。ス
リツトの幅としては1〜5mm、スリツトとスリツ
トとの間隔は20〜100cmが良い。スリツトの位置
としては水浸透性の糸又は紐3の真下に位置する
のが良いが、水浸透性の糸又は紐3とスリツトと
の間に接着剤層や合成樹脂フイルム4等が介在し
ていなければずれていても良い。
不織布や綿状体の場合には厚さ1〜30mm、好ま
しくは3〜25mmのポリプロピレン、ポリエステ
ル、ナイロン等からなるものが用いられる。麻布
の場合には1〜数枚重ね合せたものを用いれば良
い。
本考案のコンクリート養生用シート1はこのよ
うに極めて良好な通水性を有する部分をコンクリ
ート養生用シートの一部に設けてあり、しかも保
水性、水の蒸散防止効果に優れているので、養生
用シートとして用いて大変良好なものである。
また本考案のコンクリート養生用シートは、ポ
リオレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物を主体
とするものであるから強度的に極めて優れ、施工
時の取扱いが極めて容易である等の利点も合わせ
持つものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案のコンクリート養生
用シートの一例を示す縦断面図である。 図中1はコンクリート養生用シート、2はポリ
オレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物、3は水
浸透性の糸又は紐、4は合成樹脂フイルムをそれ
ぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 水浸透性の糸又は紐を混織したポリオレフイ
    ン樹脂製フラツトヤーン編織物に合成樹脂フイ
    ルムを部分的に積層し閉鎖部と開放部を形成し
    た構造を有し、水浸透性の糸又は紐の存在する
    部分を開放部に位置させたことを特徴とするコ
    ンクリート養生用シート。 (2) 2枚のポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン
    編織物の間に合成樹脂フイルムを介在させた構
    造とした実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載
    のコンクリート養生用シート。 (3) 2枚のポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン
    編織物の一方を水浸透性の糸又は紐を混織した
    ポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物と
    し、他方を水浸透性の糸又は紐を混織していな
    いポリオレフイン樹脂製フラツトヤーン編織物
    とし、この両者の間に合成樹脂フイルムを介在
    させた構造とした実用新案登録請求の範囲第(1)
    項に記載のコンクリート養生用シート。 (4) 合成樹脂フイルムが積層されていない部分
    が、コンクリート養生用シート全面の1〜50%
    とされたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第(1)項乃至第(3)項のいずれか一項に記載の
    コンクリート養生用シート。
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