JP2981162B2 - ラミネ−トクロスシ−ト - Google Patents

ラミネ−トクロスシ−ト

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JP2981162B2
JP2981162B2 JP7296563A JP29656395A JP2981162B2 JP 2981162 B2 JP2981162 B2 JP 2981162B2 JP 7296563 A JP7296563 A JP 7296563A JP 29656395 A JP29656395 A JP 29656395A JP 2981162 B2 JP2981162 B2 JP 2981162B2
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純男 前田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海水浴、運動会、
ピクニック、各種イベント観覧時などに簡易的に敷物と
して用いられるラミネ−トクロスシ−トに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、ラミネ−トクロスシ−トとし
ては、合成樹脂製の糸条を織成したシ−ト基材の片面ま
たは両面に樹脂コ−ティングを施すか、或いはフィルム
を貼合わせた後、方形状や矩形状など所定の形状に裁断
したものが使用されている。このようなラミネ−トクロ
スシ−トは、シ−ト基材に樹脂被覆することで防水性が
付与され、敷物として使用すれば、土壌の水分や汚れが
衣服などに付着することがない。
【0003】ところで、ラミネ−トクロスシ−トは、防
水性のための樹脂被覆層が疎水性で水分を吸収すること
がないために、例えば、海水浴で濡れたり、夏期の運動
で汗ばんだ皮膚が敷物の表面に接触すると、べとつく感
じがしたり、はり付いたりまとわりつくなど不快感や不
便さを感じるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、不透水性を
有し従来同様に敷物として使用することが可能で、且つ
適量の水分吸収性能を付与することで、前述のごとき不
快感や不便さが解消されるラミネ−トクロスシ−トを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリオレフィ
ン系樹脂からなる延伸糸条を経緯に織成した織布の表面
に、樹脂ラミネ−ト層を介して親水性の繊維状不織布を
積層一体化したことを特徴とするラミネ−トクロスシ−
トである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のラミネ−トクロスシ−ト
は、織布と樹脂ラミネ−ト層と繊維状不織布で構成され
る3層構造の積層体である。
【0007】本発明で用いられる織布は、ポリオレフィ
ン系樹脂からなる延伸糸条を織成したものである。ポリ
オレフィン系樹脂は、熱可塑性合成樹脂の中でも連続生
産の安定品質と低廉で経済的に量産が可能な点から選ば
れるもので、エチレン、プロピレン、1−ブテン、4−
メチル−1−ペンテンなどのα−オレフィンの単独重合
体もしくは相互共重合体またはこれらα−オレフィンと
他のコモノマ−の共重合体からなるものである。
【0008】延伸糸条は、これらポリオレフィン系樹脂
を溶融紡糸して得られるもので、その繊維形状として
は、シ−ト基材として充分な強力が得られ、織成時の劣
化が少なく、織成良好なものであればマルチフィラメン
ト、モノフィラメント、偏平モノフィラメント、フラッ
トヤ−ンなど特に限定されるものではないが、高速での
生産効率や加工適性に優れる点でフラットヤ−ンが最も
好適に採用される。
【0009】フラットヤ−ンの成形は、公知の技術を採
用すれば良く、Tダイフラット法やインフレ−ション法
により押出されたフィルムを所定幅でスリットしてテ−
プ状とし、熱板や熱ロ−ルによって縦一軸方向に延伸し
て配向を施し、その後に熱処理を加えて得ることができ
る。フラットヤ−ンの繊度は、通常500〜2,000dr程度で
ある。
【0010】延伸糸条は、サ−キュラ−織機、スル−ザ
−型織機、ウオ−タ−ジェット型織機など公知の織機を
用いて織成され織布となる。
【0011】この織布に積層される繊維状不織布は、長
繊維又は短繊維系の集合体であれば如何なるものでも差
し支えないが、繊維状自体が親水性である綿、麻、レ−
ヨン、パルプなどの不織布、或いは合成樹脂繊維系不織
布に親水処理を施すことによって、吸水性や保水性を有
する不織布である必要がある。また、敷物としてクッシ
ョン性を有することが望ましいこともあり、坪量30〜10
0g/m2程度の不織布が好適に採用される。
【0012】織布と繊維状不織布は、樹脂ラミネ−ト層
を介して積層一体化するが、この積層の方法は、溶融押
出ラミネ−ト法によって、サンド樹脂に低融点で接着性
に良好な低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エチル共重合体、無水マレイン酸ポリオレフィン、
エチレン−プロピレン共重合体などを用いて行われる。
【0013】樹脂ラミネ−ト層は、ラミネ−トクロスシ
−トの表面から裏面への不透水性を付与し、積層体を強
固に接合し、シ−トの機械的強力を向上することを目的
とし、またシ−トとしての柔軟性が必要なことから、通
常20〜50μm程度の層厚みとすることが好ましい。
【0014】このようにして得られる本発明のラミネ−
トクロスシ−トは、シ−ト表面の全面に不織布を配した
もの、部分的に不織布を配したもの、一定間隔で不織布
を配してストライプ柄としたものなど必要に応じて設計
すればよい。
【0015】
【実施例】熱可塑性合成樹脂に高密度ポリエチレン(MI
=1.0、融点129℃)を用い、インフレ−ション法により
溶融温度220℃で円形ダイスから無定形状態で押し出
し、冷却してフィルムを成形した後、細断してテ−プ状
とし、接触熱板延伸方式で延伸温度115℃、アニ−リン
グ温度120℃、延伸倍率5.2倍で延伸して、繊度900drの
フラットヤ−ンを得た。このフラットヤ−ンを経緯糸に
用いて公知のスル−ザ−型織機により織成密度8×8本
/インチの平織組織の織布2を得た。
【0016】繊維状不織布1として、レ−ヨン繊維でウ
エブを構成してジェットボンド法で繊維を交絡せしめた
坪量50g/m2の不織布を選び、一方から繊維状不織布1
を、他方から織布2を繰り出し、サンド樹脂として低密
度ポリエチレン(MI=8.0、融点118℃)を用い、溶融押
出ラミネ−ト法により溶融温度260℃で目付重量30g/m2
の樹脂ラミネ−ト層3を形成してラミネ−トクロスシ−
トとした。
【0017】図1と図2はシ−ト表面の全面に繊維状不
織布を配した実施例1を示し、図3はシ−トの中央に繊
維状不織布の帯体を配した実施例2を示し、図4は繊維
状不織布の細幅の帯体をストライプ状に配した実施例3
を示す。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明のラミネ−トクロ
スシ−トは、高強力を有し柔軟性に富み防水性があり、
敷物としての使用に際し、親水性の繊維状不織布を構成
に含むことでクッション性があり、シ−ト表面のべたつ
き感がなく、使い心地の良い快適なシ−ト体として有効
なものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のラミネ−トクロスシ−トの一部破断
部分拡大平面図である。
【図2】実施例1のラミネ−トクロスシ−トの断面図で
ある。
【図3】実施例2のラミネ−トクロスシ−トの断面図で
ある。
【図4】実施例3のラミネ−トクロスシ−トの断面図で
ある。
【符号の説明】 1 繊維状不織布 2 織布 3 樹脂ラミネ−ト層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂からなる延伸糸条
    を経緯に織成した織布2の表面に、樹脂ラミネ−ト層3
    を介して親水性の繊維状不織布1を積層一体化したこと
    を特徴とするラミネ−トクロスシ−ト。
JP7296563A 1995-11-15 1995-11-15 ラミネ−トクロスシ−ト Expired - Fee Related JP2981162B2 (ja)

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