JPS6033141Y2 - 防草シ−ト - Google Patents

防草シ−ト

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Publication number
JPS6033141Y2
JPS6033141Y2 JP16943380U JP16943380U JPS6033141Y2 JP S6033141 Y2 JPS6033141 Y2 JP S6033141Y2 JP 16943380 U JP16943380 U JP 16943380U JP 16943380 U JP16943380 U JP 16943380U JP S6033141 Y2 JPS6033141 Y2 JP S6033141Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weed control
control sheet
polyolefin resin
water
knitted fabric
Prior art date
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Expired
Application number
JP16943380U
Other languages
English (en)
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JPS5790824U (ja
Inventor
二男 斎藤
Original Assignee
三菱化学株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱化学株式会社 filed Critical 三菱化学株式会社
Priority to JP16943380U priority Critical patent/JPS6033141Y2/ja
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は防草シートに関する。
詳しくは、道路や歩道の造成、海岸、河川等の護岸の造
成時にコンクリートやアスファルト等の不敷きとして埋
設し、雑草の育成を防止するのに用いる防草シートに関
する。
従来、道路や歩道の造成、海岸、河川等の護岸の造成等
に当ってアスファルト、コンクリ−,ト、コンクリート
ブロック等を施工することが行なわれているが、これら
の施工径長期間を経過するとアスファルトやコンクリー
トの割れ目やコンクリートブロックの継ぎ目から雑草が
脅威し、好ましくない。
近年に至り、この雑草の脅威を防止するため、アスファ
ルトやコンクリートの施工前に雑草剤を散布したり、ビ
ニールシートを敷いたりしているが、まだ完全なものと
はいい難い。
特に、ビニールシートを下敷きとして施工する方法は防
草効果が認められ注目されつつある。
従来用いられているビそ−ルシート等は不透水性である
ため、例えば湿地帝、湧水地帯、海岸、河川等で用いる
場合、このシートと地面との間に水が溜まり、この水の
溜まった部分が大きくなると上部のアスファルトやコン
クリートとの間に空隙が形成されることとなるため、路
面の陥没等を起すこともある。
また、このようなビニールシートは強度的にも問題があ
り、施工時の取扱いに注意しないと破れたりすることと
なる。
、。本考案はこのような従来の防草シートの欠点を解
消したある程度の通水性を有し、強度的にも極めて優れ
た防草シートを提供することを目的とするものである。
すなわち、本考案の要旨は水浸透性の糸又は紐を混繊し
たポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物からなる
防草シートに存する。
以下本考案の防草シートの一例につき図面を用いて更に
詳細に説明する。
第1図〜第3図は本考案の防草シートの一例を示す縦断
面図である。
図中1は防草シート、2はポリオレフィン樹脂製フラッ
トヤーン編織物、3は水浸透性の糸又は紐、4は合成樹
脂フィルム、をそれぞれ示す。
本考案の防草シート1は基本的にはポリオレフィン樹脂
製フラットヤーン編織物2からなる構造を有する。
本考案のポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物2
を構成するポリオレフィン樹脂としては、ポリエチレン
、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポ
リブテン−1、エチレン−酢酸ビニル共重合体等が挙げ
られ、これらの樹脂が単独もしくは義金して用いられる
とりわけ密度0.94〜0.96fi/CFjの高密度
ポリエチレンが好ましい。
ポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物2には、部
分的に水浸透性の糸又は紐3が縦糸又は横糸として混繊
されている。
水浸透性の糸又は紐とは、例えば木綿、絹、羊毛等の天
然繊維からなる糸や紐等の外ナイロン、テトロン、ビニ
ロン、ポリプロピレン等をマルチフィラメントヤーン、
ステープルフィラメントヤーン等として繊維間の毛細管
現象により水浸透性としたものでも良い。
なお、これらの水浸透性の糸又は紐3とは通常の断面略
円形の糸や紐の外、″断面が平らな偏平糸やテープ状の
紐をも含むものである。
ポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物2は、通常
太さ100〜10000デニニル、好ましくは1000
〜50007’ニールのフラットヤーンを編織し゛た所
謂クロス布が用いられる。
本願考案のフラットヤーンには、テープを多数本に切り
裂いて延伸した所謂スプリットヤーンやこれと同等のも
のも含むものである。
ポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物′2として
は、フラットヤーンの太さ、用途等により多少異なるが
、例えば、10007’ニールのフラットヤーンを用い
る場合、1インチ当り3〜1昧、好ましくは7〜1鉢の
フラットヤーンを縦及び横方向に打ち込んだクロス布を
用いるのが好ましい。
このポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物2に水
浸透性の糸又は紐3を混繊する方法としではフラットヤ
ーンを編織する場合に水浸透性の糸又は紐3を縦糸又は
横糸として適宜め間隔を置いて設置しておけばよい。
このようにして得られた混繊布を防草シート1として使
用すれば、ポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物
だけで構成゛シた防草シートに比べ、例えば表面張力等
でフラット□ヤーン編織物2を通過しきれずに残存する
微量の水分も毛細管現象により良好に排出される。
この表面張力等で残存する微量の水は例えば冬期にこの
水分が凍結すると、コンクリートやアスファルトを破壊
する原因となり排出されるのが望ましいのである。
上記したポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物2
に水浸透性の糸又は紐3を混繊した防草シート1は、そ
のまま防草シートとして用いても良いが、少なくともそ
の片面に合成樹脂フィルム4が積層されていることが望
ましい。
−合成樹脂フィルム4を構成する樹脂としては、ポリオ
レフイア系樹脂が好ましく、その中でもとりわけ密度0
.915〜0.949/CTNの低密度ポリエチレンが
、強度、価格等の点から好適に用いられる。
r また合成樹脂フィルム4としては、その用途等によ
り若干異なるが通常0.02〜0.511allの厚さ
のものが好適に用いられ、更にこのフィルムは地温の上
昇等により収縮等を起さないよう配向度の小さいものが
好ましい。
ポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物2と合成樹
脂フィルム4とは接着剤による接着、熱溶着等任意の方
法で積層されるが、好適には予め編織物2を形成してお
き、これに押出機等により熱可塑性合成樹脂をフィルム
状に押出しラミネートする所謂押出ラミネート法により
行なわれる。
ポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物2と積層さ
れる合成樹脂フィルム4は縦縞状、横縞状、格子縞状と
されており、このような縞状のフィルムをポリオレフィ
ン樹脂製フラットヤーン編織物2に積層することにより
合成樹脂フィルム4の積層された部分と積層されない部
分を形成する。
すなわち、ポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物
2に合成樹脂フィルム4が積層された閉鎖部と合成樹脂
フィルム4が積層されていない開放部が形成される。
そして前記水浸透性の糸又は紐3は前記開放部に位置す
るようになされる。
このように、本考案の防草シート1はフィルムにより閉
鎖されていない透水性部分とフィルムにより閉鎖された
不透水性部分が形成されているので、道路、歩道、護岸
等に使用した場合地中の水分がこの透水性部分を通って
排水されることとなる。
′しかし、ポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編
織物2は疎水性であり、水が少量の場合は有孔であって
も水の表面張力により水が滞溜することもあるが、この
開放部には水浸透性の糸又は紐3があるので排水効果が
より完全となる。
積層構造はポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物
2の片面又は両面に合成樹脂フィルム4を積層した構造
やポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物2枚の間
に合成樹脂フィルム4を挾んだ構造のもの等任意である
が、ポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物2を複
数枚用いる場合にはポリオレフィン樹脂製フラットヤー
ン編織物2に混繊された水浸透性の糸又は紐3が同一位
置にくるようにして互いに接触し水浸透性が保たれるよ
うにするのが望ましい。
コンクリートやアスファルト等の舗装を防草シート1の
上面に施工する場合には通水性のコンクリートや通水性
のアスファルト(ポーラスアスファルト)等によること
となる。
防草シート1の合成樹脂フィルムが積層されていない部
分(開放部)の割合は施工する地面の状態、すなわち地
中にどの程度水が含まれているか、どの程度雑草が育威
し易い状態にあるか否か等によって異なるが、通常開放
部が、防草シート全体の1〜50%が可能であり、防草
効果を重視すれば2〜20%の面積を占めるのが好まし
い。
本考案の防草シート1はこのように道路、歩道、護岸等
の雑草の育成を防止すると共に通水性を保つという効果
を奏するが、防草シート1の透水性部分はポリオレフィ
ン樹脂製フラットヤーン編織物からなり雑草がその隙間
から育成する可能性がある。
このため、本考案の防草シートにおいてはポリオレフィ
ン樹脂製フラットヤーン編織物2を黒色に着色し、雑草
の育成を抑制することが好ましい。
ポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物2を着色す
るには編織物を構成する原糸を着色した後、編織しても
編織物とした後着色しても良いが、フラットヤーンを押
出成形する時に原料樹脂にカーボンブラック等を0.1
〜3重量%好ましくは0.5〜1重量%添加することに
より着色するのが良い。
このように本考案の防草シート1によれば透水性の開放
部と不透水性の閉鎖部が形成された構造を有するもので
あるから、例えば湿地帯、湧水地帯、海岸、河川等の水
分の多い地面の舗装や護岸工事等に用いることにより防
草効果と排水効果を極めて良好に奏するものであり、実
用上極めて有用である。
また本考案の防草シートは、ポリオレフィン樹脂製フラ
ットヤーン編織物を主体とするものであるから強度的に
極めて優れ、施工時の取扱いが極めて容易である等の点
も合わせ持つものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の防草シートの一例を示す縦断
面図である。 図中1は防草シート、2はポリオレフィン樹脂製フラッ
トヤーン編織物、3は水浸透性の糸又は紐、4は合成樹
脂フィルムをそれぞれ示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 水浸透性の糸又は紐を混繊したポリオレフィ
    ン樹脂製フラットヤーン編織物からなる防草シート。
  2. (2)ポリオレフィン樹脂製フラットヤーン編織物の少
    なくとも1枚は黒色に着色されたものであることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の防草シー
    ト。 ・ 。(3) 着色はポリオレフィ
    ン樹脂製フラットヤーン編織物にカーボンブラックを混
    入することにより行なわれたものであることも特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第2項に記載の防草シート。
JP16943380U 1980-11-26 1980-11-26 防草シ−ト Expired JPS6033141Y2 (ja)

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JP16943380U JPS6033141Y2 (ja) 1980-11-26 1980-11-26 防草シ−ト

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JPS5790824U JPS5790824U (ja) 1982-06-04
JPS6033141Y2 true JPS6033141Y2 (ja) 1985-10-03

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JPS5790824U (ja) 1982-06-04

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