JP2004346610A - クロス切断用下敷きテープ - Google Patents

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JP2004346610A JP2003145078A JP2003145078A JP2004346610A JP 2004346610 A JP2004346610 A JP 2004346610A JP 2003145078 A JP2003145078 A JP 2003145078A JP 2003145078 A JP2003145078 A JP 2003145078A JP 2004346610 A JP2004346610 A JP 2004346610A
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Masaki Fujiwara
正毅 藤原
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Sansei Tsusho KK
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Sansei Tsusho KK
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Abstract

【課題】建物の壁面にクロス、壁紙等を貼り付ける際に、該クロス等の継ぎ合わせ部(ジョイント部)と下地ボードとの間に挿入して、クロス等の切断時に下地ボードに傷がつかないように保護する下敷きテープであって、比較的軽量で、取扱いやすく、しかもクロスの切断時にボードに直線状の連続した傷をつけにくい下敷きテープを提供する。
【解決手段】複数の柔軟な繊維を所定間隔で横方向に並べ、該繊維の両端部には、該繊維と交差する方向の縦方向の繊維を複数本所定間隔で配置し、これら横方向の繊維群と縦方向の繊維群とを互いに接着固定してなるクロス切断用下敷きテープ。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の壁面にクロス、壁紙等を貼り付ける際に、該クロス等の継ぎ合わせ部(ジョイント部)と下地ボードとの間に挿入して、クロス等の切断時に下地ボードに傷がつかないように保護する下敷きテープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅等の壁面は、石膏ボード等を下地として、その上にクロス、壁紙(以下「クロス」と総称する)を貼ったものが多い。このクロスは所定の幅をもつ定尺品であるから、広い壁面に貼り付ける場合は所定面積のクロスを継ぎ合わせながら貼り付けていく。この場合、クロスとクロスのジョイント部は、両クロスの端部同士を重ね合わせたまま貼り合わせると、その部分が盛り上がって美観を損なうので、一旦クロスの端縁部同士を重ね合わせた状態でその重ね合わせ部を直線状に切断し、両クロスの端部同士を突き合わせた状態として、継ぎ目が目立たないようにしている。
【0003】
上記クロスのジョイント部の切断は、カッターナイフを用いて行っているが、切断時にカッターナイフの刃先が下地ボードに当たるため、ボードに直線状の傷がつき、これがクロス表面に現れて美観を損ねることが多かった。また、このような直線状の連続した傷が下地ボードにつくと、その部分からクロスが剥れるという問題点があった。これを改良するため、クロスのジョイント部を切断する時は、当該クロスの下側に保護用のテープを敷いてカッターナイフの刃先が直接ボードに当たらないようにしている。
【0004】
従来、この目的で使用されてきた下敷きテープとしては、薄い合成樹脂フィルムや、合成樹脂製のネットがある。このうち、従来の合成樹脂製のネットは、熱融着性を有する合成樹脂の縦糸と横糸を直交するように配置し、各交差部を熱融着によって互いに固定したものである。しかしながら、上記合成樹脂フィルムは、薄くて強度も低いため、カッターナイフによって容易に切断され、ボードに直線状の連続傷がつくという問題点があった。また、上記ネットでつくられた下敷きテープは、縦糸と横糸との交差点を熱融着によって扁平化した薄いものであり、カッターナイフが直接ネットに当たるため、クロスの切断時にカッターナイフが横糸を切断して下地に連続的な直線状の傷を付けやすかった。ネットを構成する縦糸や横糸に太い糸を使用すれば、この問題は解消されるが、太い糸で編んだネットは、重量が増えるとともに、しなやかさが失われるので、取扱いにくいという問題点があった。
【0005】
上記従来の下敷きテープの問題点を解決するものとして、本発明者は、合成樹脂繊維又は天然繊維の糸で形成した網状の編物又は織物からなる下敷きテープを開発し、すでに特許出願している(特許文献1及び特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−30799
【0007】
【特許文献2】
特開2002−167938
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1及び特許文献2に記載の下敷きテープは、下敷きボードの保護上すぐれたものであるが、テープ自体が網で形成され、切断時にはクロスとボードに挟まれて固定されているため、カッターナイフの刃先が当たった時に網を構成する糸が切断されやすく、連続的な傷を防止する点で十分に満足できるものとは言えなかった。
【0009】
また、特許文献2に記載の下敷きテープは、合成樹脂製テープの面に切断方向と交差する方向の複数の突条を適当な間隔で形成したものであるが、全体が合成樹脂のシート材で構成されているため、クロスの下に敷いた時に該クロスの糊が該テープに転写して、下地ボードに対するクロスの接着強度が低下するという問題点があった。また、従来の下地テープよりは改良されているものの、クロスの切断時に下地ボードに連続的な傷がつくことを防止する点では、十分満足できるとはいえなかった。
【0010】
そこで本発明は、比較的軽量で、取扱いやすく、しかもクロスの切断時にボードに直線状の連続した傷をつけにくい下敷きテープを提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本発明にかかるクロス切断用下敷きテープは、下地ボードに貼られるクロスのジョイント部の切断に際し該ジョイント部の下側に配置して下地ボードを保護するための下敷きテープであって、複数の柔軟な繊維を所定間隔で横方向に並べ、該繊維の両端部には、該繊維と交差する方向の縦方向の繊維を複数本所定間隔で配置し、これら横方向の繊維群と縦方向の繊維群とを互いに接着固定したことを特徴としている。
【0012】
この下敷きテープは、両端部が縦方向の繊維(以下「縦糸」という)に接着固定された柔軟な横方向の繊維(以下「横糸」という)が、所定間隔で配置されているものであるから、カッターナイフで切ろうとすると、該カッターナイフの刃先が柔軟な横糸に引っ掛かる。このとき、横糸は両端部が固定されているだけで、クロスの切断線の位置は柔軟な横糸が格子状に並べられて配置されているだけであるから、カッターナイフの刃先が当たっても直ちに切断されず、該カッターナイフの刃先に引っ掛かった状態で切断方向へ引っ張られて移動する。横糸がある程度移動した後は、カッターナイフの刃先が当該横糸を乗り越えて切断方向に移動するか、又はいっぱいに引っ張られた緊張状態の横糸が切断されるが、この間カッターナイフの刃先は下地ボードに断続的に当接することになり、該ボードに連続的な傷はつきにくい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について具体的に説明する。
図1は本発明の下敷きテープの平面図であり、この下敷きテープ1は合成樹脂繊維の糸(合成糸)からなる横糸2と縦糸3とで構成される。横糸2は、所定長さ(通常は数十mm)のもので、複数本が適当間隔で切断方向と概略直角な方向に沿うように互いに平行に並べられている。
【0014】
横糸2の両端部には、切断方向に沿う複数の縦糸3が配置され、該横糸2と縦糸3とが互いに接着固定されて網目状の固定部4を構成している。このため、互いに平行に並べられた横糸2の両端部が当該固定部4によって固定されていることになる。
【0015】
横糸2の間隔dは、数mm例えば2〜5mm程度とするのが好ましい。この間隔が小さ過ぎると、しなやかさや軽量性の点で好ましくない。逆に間隔が開き過ぎていると、ボードに連続傷がつきやすい。横糸2と縦糸3の素材である合成糸の材質としては、ナイロン、ビニロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等が使用可能であるが、強度、価格等の見地からナイロンを使用するのが好ましい。場合によっては、天然繊維を用いることもできる。糸はマルチフィラメントやステープルの構造のものが一般的であり、糸の太さは数十デニールから数百デニールのものが好ましく、150〜500デニールのものがより好ましい。場合によっては合成糸としてモノフィラメントの使用も可能である。
【0016】
図2乃至図4は、この下敷きテープ1の使用法を例示するもので、石膏の下地ボード10の表面に貼られるクロス11,12のジョイント部Jの下側に、該クロスの端縁に沿ってこの下敷きテープ1を敷く。この下敷きテープ1の上に両側のクロス11,12の端部を重ね合わせ、両者が重なり合った部分をクロスの端縁に沿う切断線Lでカッターナイフ等を用いて切断する。この時、カッターナイフ20は重なり合った両方のクロスを同時に直線状に切断するが、クロスの下側には下敷きテープ1が敷かれているので、カッターナイフ20の刃先は、このテープ1の横糸に当たることになる。
【0017】
この下敷きテープ1の横糸2にカッターナイフ20の刃先が当たると、該横糸2がカッターナイフによって切断方向に引っ張られる。横糸2は、両端部が縦糸3に接着固定されているが、カッターナイフの刃先が当たる部分は柔軟な横糸のみであるので、カッターナイフの刃先が当該横糸2(比較的切断されにくい)に当たってもすぐには切断されず、図2に示すように、該カッターナイフの刃先20に糸が引っ掛かって該刃先とともに切断方向(カッターの進む方向)へたるんで移動する。この感触はカッターナイフを持つ手に伝わるので、それ以上ナイフを押し付ける力を増やさずにすむ。このため、ボードへの刃先の食い込みが少なく、深い傷がつきにくい。また、糸がたるむことによって、該糸を緊張させる張力がそれほど作用しないので、カッターナイフの刃先が当たっても切断されにくい。
【0018】
カッターナイフの刃先が横糸2を引っ張ってある程度移動した後は、該刃先が当該横糸を切断するか、又は横糸2を乗り越えて移動する。いずれにしても、横糸がカッターナイフを持つ手に抵抗感を与えるので、クロスが切断されたことを認識しやすく、下地ボード10に対するカッターナイフの押し付け力を調節する目安となる。また、横糸が切断される場合でも、傷は連続傷とはならず、糸によって非連続部が形成される。このため、クロスの剥れの問題が生じにくい。
【0019】
クロスの切断を終了すれば、下敷きテープ1とクロスの切れ端を取り除き、両側のクロス11,12の端部を下地ボード10表面に接着する。下敷きテープ1の中央部分は複数の横糸が格子状に配置されているだけであり、両端部は網目状であるから、クロスの糊が下敷きテープ1に転写されにくい。以上により、両側のクロスの端部が直線状にきれいに突き合わされた状態となるので、外見上切断線が目立たない。
【0020】
この下敷きテープ1を用いてクロスのジョイント部を切断すると、上記の通り下地ボードに従来のような直線状の連続傷がつきにくい。このため、美麗な仕上がりが得られるとともに、従来のようなジョイント部の剥離等が生じない。また、下敷きテープ1は、クロスの裏面の糊を取りにくく、ボードに対する切断後のクロスの接着力を低下させないという利点がある。さらに、この下敷きテープ1は、軽量でしなやかなものとすることができるので、施工現場での取扱に便利である。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にかかる下敷きテープは、下地ボードの表面にクロス、壁紙等を貼る場合に、一旦これらのジョイント部の下側に敷いて刃物で切断を行い、切断終了後はこれを取り除いてクロス等を下地ボードに接着することにより、美麗な仕上がりを得ることができる。また、下地ボードに連続的な線状の傷がつきにくいので、従来しばしば生じていたような、切断による下地ボードの連続傷部分からのクロス等の剥離を防止することが可能となった。さらに、この下敷きテープは、軽量でしなやかさに富むものであるから、取扱に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】下敷きテープの平面図である。
【図2】カッターナイフによる切断時の下敷きテープの説明図である。
【図3】使用法を表す平面図である。
【図4】その断面図である。
【符号の説明】
1 下敷きテープ
2 横糸
3 縦糸
4 固定部
10 下地ボード
11,12 クロス

Claims (1)

  1. 下地ボードに貼られるクロスのジョイント部の切断に際し該ジョイント部の下側に配置して下地ボードを保護するための下敷きテープであって、複数の柔軟な繊維を所定間隔で横方向に並べ、該繊維の両端部には、該繊維と交差する方向の縦方向の繊維を複数本所定間隔で配置し、これら横方向の繊維群と縦方向の繊維群とを互いに接着固定したことを特徴とするクロス切断用下敷きテープ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008121249A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Yayoi Chemical Industry Co Ltd 壁紙重ね合わせ切断用下敷きテープ
JP2015036486A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 ダイヤテックス株式会社 重ね切り用下敷きテープ

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