JPH0610482A - 役物パターン及び床敷体の施工方法 - Google Patents

役物パターン及び床敷体の施工方法

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JPH0610482A
JPH0610482A JP19025692A JP19025692A JPH0610482A JP H0610482 A JPH0610482 A JP H0610482A JP 19025692 A JP19025692 A JP 19025692A JP 19025692 A JP19025692 A JP 19025692A JP H0610482 A JPH0610482 A JP H0610482A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来技術の問題点を解決し、床面が複雑な形
状であっても、又、熟練者でなくても床敷体を正確且つ
容易に床面に貼着する技術を提供すること。 【構成】 線分DAと線分DCとからなる内角が90°
の頂点を少なくとも1個有する多角形又は曲線を含む任
意の形状の板状体あって、頂点Dから線分DA上の距離
Hにある点をGとし、頂点Dから線分DC上の距離Hに
ある点をFとし、点Gから線分DCに平行に延びる線と
点Fから線分DAに平行に延びる直線との交点をIと
し、線分IDが切断線であり、線分GIと線分FIには
折り曲げ用の切り込みが設けられていることを特徴とす
る床敷体施工に使用する役物パターン、及び該役物パタ
ーンを使用する床敷体の施工方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床敷体施工用役物パタ
ーン及び床敷体の施工方法に関し、更に詳しくは、室内
等の床面に床敷体を貼着施工する際に有用な役物パター
ンとこれを用いる簡便な床敷体の施工方法の提供を目的
とする。
【0002】
【従来の技術】従来、住居、事務所、学校、病院等の多
くの建造物の床面には、合成樹脂製の長尺床敷体が貼着
され、床面の保護、クッション性、室内の装飾等の目的
に広く使用されている。上記建造物の床面が矩形等の如
く単純な形状である場合には、床敷体を床面に整合させ
て貼着することはそれほど困難ではないが、図2にその
一部を示す様に床と壁との境界であって、多くの出隅
(a’)及び入隅(b’〜d’)が存在する場合、特に
台所、厨房、クリーンルーム等の場合には、床敷体を床
面から壁面に沿ってある程度の高さに立ち上げることが
必要である。しかしながら、該床面及び壁面とからなる
出隅及び入り隅の形状に正確に合わせて長尺床敷体を裁
断することは非常に困難である。従来は熟練者の経験と
感と技能により、床敷体を床面と壁面との境界のライン
に押し当てて合わせてカッターナイフ等により裁断して
施工していた。
【0003】
【発明が解決しようとしている問題点】しかしながら、
熟練者であっても出隅及び入り隅部の床敷体のコーナー
部を正確な形状に裁断することは容易ではなく、まして
や現在の様に熟練者の少なくなった時代には、床敷体の
施工が非常にコスト高になるという問題が顕著になって
きた。従って本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、床面が複雑な形状であっても、又、熟練者でな
くても床敷体を正確且つ容易に床面に貼着する技術を提
供することである。
【0004】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、線分DAと線分
DCとからなる内角が90°の頂点を少なくとも1個有
する多角形又は曲線を含む任意の形状の板状体あって、
頂点Dから線分DA上の距離Hにある点をGとし、頂点
Dから線分DC上の距離Hにある点をFとし、点Gから
線分DCに平行に延びる線と点Fから線分DAに平行に
延びる直線との交点をIとし、線分IDが切断線であ
り、線分GIと線分FIには折り曲げ用の切り込みが設
けられていることを特徴とする床敷体施工に使用する役
物パターン等、及び多角形の床面に、壁面に沿った立ち
上げ部を設けて床敷体を施工するに際し、床面と壁面と
の間の出隅角又は入り隅角の位置に前記の少なくとも1
種の役物パターンのI点又はI点〜L点上の点を押し当
て、該役物パターン上に床敷体を被覆させて役物パター
ンの粘着剤層と接着させ、しかる後床敷体を裏返して役
物パターンの一部の外周線に沿って床敷体を裁断し、役
物パターンを剥離し、裁断された床敷体を床面及び壁面
に固定することを特徴とする床敷体の施工方法である。
【0005】
【作用】本発明の役物パターンを使用することによっ
て、床面と壁面の出隅及び入り隅部が複雑な形状であっ
ても、又、熟練者でなくても床敷体を正確且つ容易に床
面及び壁面に貼着することが出来る。
【0006】
【実施例】次に図面に示す実施例に基づいて本発明を更
に詳細に説明する。本発明の役物パターンの1例は、そ
の平面図である図1に示す様に、例えば、aの場合、線
分DAと線分DCとからなる内角が90°の頂点を少な
くとも1個有する多角形又は曲線を含む任意の形状の板
状体あって、頂点Dから線分DA上の距離Hにある点を
Gとし、頂点Dから線分DC上の距離Hにある点をFと
し、点Gから線分DCに平行に延びる線と点Fから線分
DAに平行に延びる直線との交点をIとし、線分IDが
切断線であり、線分GIと線分FIには折り曲げ用の切
り込みが設けられていることを特徴としている。
【0007】又、他の実施例の役物パターンは、図1b
〜gに示す様に、上記図1aと同様な板状体において、
矩形GIFDが切り取られており(b)、又、2等辺三
角形IDKが切り取られており(c)、又、2等辺三角
形IDJが切り取られており(d)、又、略矩形IGD
Fが切り取られており(e)、又、略2等辺三角形LD
Kが切り取られており(f)、又、略2等辺三角形LJ
Dが切り取られている(g)形状を有している。又、好
ましい実施態様では、更にその少なくとも一方の面の少
なくとも一部に粘着剤層、覗き穴、目印等が設けられて
いる。粘着剤層の作用効果は後述の通りであり、覗き穴
又は目印は、床敷体の施工に際し床面に仮に設けた基準
線(図2a’参照)に役物パターンを正確に位置合わせ
する作用効果を奏する。上記図1に示した実施例におい
て、板状体の外周を構成する線分AD及びDC以外の外
周線は、図示の様に直線でも曲線でもよいが、この外周
線が点Iより外側にあることは当然である。
【0008】次に本発明の更に好ましい実施態様を説明
する。これらの実施態様は、その平面図と使用方法を示
す図2及び図3に例示されている。その1例(a)は、
頂点A、B、C及びDからなる矩形板状体であって、線
分ABの頂点Aから距離Hにある点Eから線分DAと平
行に延びる直線が線分DCと交わる点をFとし、線分D
Aの頂点DからHの距離にある点Gから線分DCに対し
て平行に延びる直線と線分BCとの交点をMとし、上記
線分EFと線分GMとの交点をIとし、線分IDが切断
線であり、線分GIと線分FIには折り曲げ用の切り込
みが設けられていることを特徴としている。
【0009】又、他の実施例の役物パターンは、図2及
び図3に示す様に、上記図2aと同様な板状体におい
て、矩形GIFDが切り取られており(図2b)、又、
2等辺三角形IDKが切り取られており(図2c)、
又、2等辺三角形IDJが切り取られており(図2
d)、又、略矩形LGDFが切り取られており(図3
b)、又、略2等辺三角形LKDが切り取られており
(図3d)、又、略2等辺三角形LJDが切り取られて
いる(図3e)形状を有している。又、好ましい実施態
様では、更にその少なくとも被覆される床敷体の表とな
る面の少なくとも一部に粘着剤層が設けられ、又、線分
IDの延長線上の基準線上に覗き穴や、基準線の板状体
の端部に基準点を設けることも可能である。粘着剤層の
作用効果は後述の通りであり、覗き穴は床敷体の施工に
際し床面に仮に設けた基準線に役物パターンを正確に位
置合わせする作用効果を奏する。又、図2及び図3の実
施例では、板状体の頂点Bを予め床面に付された基準線
に合わせることによって、役物パターンを正確に位置合
わせすることが出来る。
【0010】上記役物パターンは、上記の夫々の形状を
有する様に、厚紙、薄板、プラスチックシート、金属シ
ート等の如く有る程度の強度を有するシート状物を裁断
して形成することが出来る。最も好ましい材料は、既に
裁断して使用した床敷体から生じる端切れであって、こ
れらの端切れを使用するのが最も経済的である。裁断自
体は所定の抜き型を作成しておくのみで、極めて容易に
大量生産可能である。尚、図2の実施例において一枚の
矩形の板状体の2隅以上に、図2a〜d及び図3b、
d、eの主要な隅形状を幾つか組み合わせて形成して、
多目的な役物パターンとすることも出来る。又、折り曲
げ用の切り込みは板状体が折り曲げ容易で切り離されな
い程度の深さであればよく、例えば、板状体の厚みの1
/3〜3/4程度の深さに単純に切断、V字カット、U
字カットして設ければよい。
【0011】上記役物パターンのサイズについては特に
限定されず、床敷体を貼着すべき床面のサイズに応じて
調整すればよい。但し、一般的には板状体は、矩形、特
に正方形状であることが良く、例えば、好ましい矩形の
1例のサイズとしては、一辺の長さが200〜500m
mで、Hの長さが50〜200mm程度であり、厚みは
2〜3mm程度である。ここでHは床面に立ち上げ貼着
される床敷体の高さに相当する。又、上記役物パターン
は、使用時には、被覆される床敷体の表となる面に粘着
剤層を有することが必要であるが、該粘着剤層は予め形
成しておいてもよいし、又、施工場所や他の場所或は使
用時に両面粘着テープ等を貼着して形成してもよい。こ
れらの粘着剤層は、粘着剤を表面に塗布乾燥した後、そ
の表面に離型紙を貼着させておいてもよいし、上記の如
き両面粘着テープを用いてもよい。又、両面に粘着剤層
を形成する場合には、床面に接する面の粘着強度は反対
面に形成する粘着剤層の粘着強度よりも小さくしておく
ことが必要である。この様にしておけば、床敷体の貼着
施工に際し役物パターンが床面でずれることがない。
【0012】次に上記役物パターンを用いる本発明の床
敷体の施工方法を図2の例を代表例として説明する。図
2a’〜d’の如き出隅及び入り隅に、役物パターンa
〜dを用いて床面と壁面とのコーナー部に立ち上げを有
する施工方法を模式的に示す。先ず、出隅a’を施工す
る場合には役物パターンaを使用し、被覆すべき床面と
壁面の面積におおよそ対応し、且つ10〜100mm程
度の端切れ発生する形状に床敷体(不図示)を粗く裁断
する。この床敷体の各コーナー周辺には接着剤が塗布さ
れていない(感熱接着剤等の如く常温では接着しない感
熱接着剤等であれば塗布されていてもよい)が、各コー
ナーの周辺部以外の床敷体の中央部分では床敷体は床面
に接着固定されている。
【0013】上記の状態において、次いで床面の直角な
出隅a’の部分に被っている床敷体を持ち上げ、出隅
a’の床面に上記役物パターンaを置き壁に押し当てて
役物パターンのI点が床面より壁面に沿って若干立ち上
がる様に壁面に押し当てる。この時役物パターンaの線
分GI及び線分IFには折り曲げ等の切り込みが背面に
設けられているので、三角形部分GID及びIDFは壁
面に沿って立ち上がる。この際床面に予め正確な基準線
を設けておき、この基準線に役物パターンの頂点Bを当
てるか、覗き穴から基準線が見える様にすることによっ
て、左右の立ち上げ部を正確に左右対称形とすることが
出来る。この状態で床敷体を役物パターン上に被せ、床
敷体と役物パターンaとを接着させる。接着後床敷体の
出隅a’の部分を部分的に折返し、役物パターンaの線
分ID部分と線分DCの延長線部分と線分DAの延長線
部分の床敷体を必要に応じて直線定規等を用いてカッタ
ーナイフ等の適当な裁断手段で床敷体を裁断する。
【0014】この様にすることによって、出隅a’に正
確に一致する床敷体の形状とすることが出来る。続いて
役物パターンを剥離した後、出隅a’では接着剤を用い
て床敷体を床面及び壁面に固定する(床敷体の背面に感
熱接着剤が予め塗布されている場合には加熱のみで接着
する)。この時、床敷体の出隅部分は折り曲がった三角
形状の不足部分が生じる。この部分には敷接された床敷
体の切れ端等の余り部分を用い、この形状(中央部が折
り曲がった2等辺三角形)に合わせて補充する。この補
充部分と床敷体とは溶接により接合させることが好まし
く、点Iが出隅角より若干立ち上がっていると溶接がし
易くなり、施工性が良くなる。
【0015】又、図2b’に示す入り隅部には、役物パ
ターンbを用い、上記と同様な操作を経由して床敷体が
床面及び壁面に貼着される。この場合には図2b’に示
す様に左右の壁面と壁面との境界部が溶接部(目地)と
なり、溶接部が目立たなくなるり見映えが良いという長
所を有するが、90°の角度で溶接されるので互いの床
敷体同士を溶接するのが難しいという施工上の問題も有
する。又、図2c’又はd’主視線が図示の方向である
場合、夫々c又はdの役物パターンを用いて施工するこ
とが出来る。主視線とは人の視線が集まり易い方向
(面)のことを云い、例えば、その部屋の出入り口に立
って、部屋の中を見た目線等のことで、c’又はd’は
夫々主視線から目立たない面側の壁面部に溶接部がくる
様にc又はdを選択して施工する。c’又はd’の方法
では溶接部分が壁面の平面部分で行えるので溶接施工性
が良いという長所を有する。
【0016】図2bの役物パターンを使用した場合、被
覆された床敷体は、役物パターンbの点AGIFCを結
ぶ線に沿って切断され、更に必要に応じて線分AG又は
FCの延長線部も直線的に切断する。図2cの役物パタ
ーンを使用した場合、点AKIDCを結ぶ線で、又、図
2cの場合は、点ADIJCに沿って床敷体を切断す
る。以上の如く、幾つかの役物パターンを組み合わせて
出隅及び入り隅を床敷体によって簡便且つ正確に立ち上
げ被覆及び固定することが可能となる。
【0017】図3に本発明の別の実施例を示す。図3a
は、床面と壁面とのコーナーがR面木等によってR面を
形成している場合を示している。かかるR面に図2b’
〜d’に示す如く床敷体を立ち上げ施工する為の役物パ
ターンとその施工方法を以下に説明する。R面木は約3
0mmの半径Rの曲面を有する断面図3cの様な形状の
もので、床面と壁面との境界部(入り隅部)に用いられ
るもので、特にコンピューターやIC工場等のクリーン
ルームにおいて使用されることが多い。クリーンルーム
では、埃や塵が全くない状態が好ましいが、床面と壁面
との間の入り隅部内角が90°の状態では、その部分に
埃や塵が溜り易いという不都合が生じ、又、入り隅部が
90°では部屋の空気の流れが乱れ易いということ等か
ら、入り隅部にR面木が用いられる。この様なR面木が
設置されたクリーンルーム等の部屋に床敷体を立ち上げ
て施工を行う場合、床敷体の溶接部がだぶつきなく奇麗
に仕上がる為、図3に示す様な点Iが線分IB上に若干
移動し、点Lが尖った夫々の形状に切断された役物パタ
ーンを使用する。
【0018】R面木のある部分の床敷体の施工は、基本
的には前記R面木のない場合の施工方法と同様である
が、特に注意する点は、切り込まれた点LはR面木の上
端部乃至上から2/3の間の位置に来る様に立ち上がる
様に合わせて施工を行う点である。上端部より上に点L
を合わせると接合するシートにだぶつきが生じ、又、上
から2/3の位置よりも下に点Lを合わせると接合する
シートが不足したりして好ましくない。特に好ましくは
上から1/3の位置に点Lを合わせるのが良い。又、R
面木のある場合はR面木との接触部分には折り曲げ用の
切り込みを設ける必要はない。R面木の半径は一般的に
は10〜50mmである。図3bは図2bに相当する役
物パターンを示しており、頂点Iが線分IB上に若干移
動し、L点が尖った形状の略矩形GLFDが切り取られ
ている。
【0019】かかる役物パターンは、図3cに示す如く
して形成することが出来る。即ち、施工すべき面のコー
ナーの曲率をR(mm)とした場合、頂点BDの対角線
cの両側に対角線cからR=R’の位置に平行線d及び
eを引き、一方、直線aからRの距離に平行な線a’を
引き、且つ線bからR’の位置に平行線b’を引く。線
a’と線dとの交点o、及び線b’と線eとの交点o’
を中心とする夫々半径Rの半円を描き、該半円同士の接
点をLとする。この様に線引きされた矩形ABDCか
ら、点Lが尖った形状の略矩形GLFDを切り取ること
によって形成される。上記役物パターンbは図2b’に
相当するR面に対して前記と同様にして使用される。図
3に示す役物パターンd及びeは、図2c及びdに相当
しており、前記と同様にR面を有するコーナー部に床敷
体を施工する場合に同様に使用され、立ち上げ部を有す
る床敷体が正確に床面及び壁面に貼着施工される。
【0020】以上の説明では、各コーナーの裁断に続い
て各コーナー毎に順次床敷体を床面に接着する場合を説
明したが、場合によっては、床敷体を上記の如く各コー
ナーに合わせて裁断した後に最後に全体を床面に接着固
定してもよく、施工場所の条件を考慮していずれか適当
な方法を採用すればよい。又、以上の説明では、コーナ
ー周辺部以外は床敷体を予め床面に固定した状態でコー
ナー部の施工を行ったのは、施工中に床敷体がずれるの
を防止する為である。従って、施工条件によっては、例
えば、狭い場所等では、床面に合わせて上記の様に正確
に床敷体を裁断後に、これを床面に貼着することも出
来、本発明はかかる態様も包含する。
【0021】以上で使用する床敷体は、多くの場合に軟
質合成樹脂シートであるが、有る程度の可撓性を有する
ものである限り、合成樹脂シートに限定されず、例え
ば、織物や編物製の床敷体であってもよい。又、約物パ
ターンは、矩形、特に正方形が最も好ましく、正方形で
ある場合には、使用する役物パターンの対角線上の頂点
を基準点とすることが出来る。又、役物パターンの最も
好ましい素材は敷設される床敷体と同質の物で、軟質塩
化ビニルシート、エチレン・酢酸ビニル共重合体シー
ト、合成ゴムシートで、厚さは2〜5mm程度が良い。
これらの材料は床敷体に追随して折り曲がる様な可撓性
を有するものが特に良い。例えば、ポリ塩化ビニル製の
正方形のタイルを使用すると、簡単に本発明の役物パタ
ーンを作製することが出来る。又、本発明は建造物の床
面の施工に限定されず、公園等の露天における場所であ
ってもよいのは当然である。
【0022】
【効果】本発明の役物パターンを使用することによっ
て、床面と壁面の出隅及び入り隅部が複雑な形状であっ
ても、又、熟練者でなくても床敷体を正確且つ容易に床
面及び壁面に貼着することが出来る。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の役物パターンの形状を説明す
る図。
【図2】本発明の実施例の役物パターンとその施工方法
説明する図。
【図3】本発明の実施例の役物パターンとその施工方法
説明する図。
【符号の説明】
a〜g:役物パターン

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線分DAと線分DCとからなる内角が9
    0°の頂点を少なくとも1個有する多角形又は曲線を含
    む任意の形状の板状体あって、頂点Dから線分DA上の
    距離Hにある点をGとし、頂点Dから線分DC上の距離
    Hにある点をFとし、点Gから線分DCに平行に延びる
    線と点Fから線分DAに平行に延びる直線との交点をI
    とし、線分IDが切断線であり、線分GIと線分FIに
    は折り曲げ用の切り込みが設けられていることを特徴と
    する床敷体施工に使用する役物パターン。
  2. 【請求項2】 線分DAと線分DCとからなる内角が9
    0°の頂点を少なくとも1個有する多角形又は曲線を含
    む任意の形状の板状体あって、頂点Dから線分DA上の
    距離Hにある点をGとし、頂点Dから線分DC上の距離
    Hにある点をFとし、点Gから線分DCに平行に延びる
    線と点Fから線分DAに平行に延びる直線との交点をI
    とし、矩形GIFDが切り取られており、線分GIと線
    分FIの板状体内の延長線部分には折り曲げ用の切り込
    みが設けられていることを特徴とする床敷体施工に使用
    する役物パターン。
  3. 【請求項3】 線分DAと線分DCとからなる内角が9
    0°の頂点を少なくとも1個有する多角形又は曲線を含
    む任意の形状の板状体あって、頂点Dから線分DA上の
    距離Hにある点をGとし、頂点Dから線分DC上の距離
    Hにある点をFとし、点Gから線分DCに平行に延びる
    線と点Fから線分DAに平行に延びる直線との交点をI
    とし、線分IDの点Iから線分IDに対して垂直に延び
    る線と線分DAとの交点をKとし、2等辺三角形IDK
    が切り取られており、線分GIの板状体内の延長線部分
    と線分FIとその板状体内の延長線部分には折り曲げ用
    の切り込みが設けられていることを特徴とする床敷体施
    工に使用する役物パターン。
  4. 【請求項4】 線分DAと線分DCとからなる内角が9
    0°の頂点を少なくとも1個有する多角形又は曲線を含
    む任意の形状の板状体あって、頂点Dから線分DA上の
    距離Hにある点をGとし、頂点Dから線分DC上の距離
    Hにある点をFとし、点Gから線分DCに平行に延びる
    線と点Fから線分DAに平行に延びる直線との交点をI
    とし、点Iから線分IDに対して垂直に延びる線と線分
    DCとの交点をJとし、2等辺三角形IDJが切り取ら
    れており、線分GIと板状体内の延長線部分と線分FI
    の板状体内の延長線部分には折り曲げ用の切り込みが設
    けられていることを特徴とする床敷体施工に使用する役
    物パターン。
  5. 【請求項5】 線分DAと線分DCとからなる内角が9
    0°の頂点を少なくとも1個有する多角形又は曲線を含
    む任意の形状の板状体あって、頂点Dから線分DA上の
    距離Hにある点をGとし、頂点Dから線分DC上の距離
    Hにある点をFとし、点Gから線分DCに平行に延びる
    線と点Fから線分DAに平行に延びる直線との交点をI
    とし、点Iが線分DIの延長線上に若干移動した点をL
    とし、先端Lが尖った略矩形LGDFが切り取られてい
    ることを特徴とする床敷体施工に使用する役物パター
    ン。
  6. 【請求項6】 線分DAと線分DCとからなる内角が9
    0°の頂点を少なくとも1個有する多角形又は曲線を含
    む任意の形状の板状体あって、頂点Dから線分DA上の
    距離Hにある点をGとし、頂点Dから線分DC上の距離
    Hにある点をFとし、点Gから線分DCに平行に延びる
    線と点Fから線分DAに平行に延びる直線との交点をI
    とし、点Iから線分IDに対して垂直に延びる線と線分
    DAとの交点をKとし、点Iが、点Iより線分GIの延
    長線線上に若干移動した点をLとし、先端Lが尖った略
    2等辺三角形LDKが切り取られており、且つ線分IF
    には折り曲げ用の切り込みが設けられていることを特徴
    とする床敷体施工に使用する役物パターン。
  7. 【請求項7】 線分DAと線分DCとからなる内角が9
    0°の頂点を少なくとも1個有する多角形又は曲線を含
    む任意の形状の板状体あって、頂点Dから線分DA上の
    距離Hにある点をGとし、頂点Dから線分DC上の距離
    Hにある点をFとし、点Gから線分DCに平行に延びる
    線と点Fから線分DAに平行に延びる直線との交点をI
    とし、点Iから線分IDに対して垂直に延びる線と線分
    DCとの交点をJとし、点Iが、線分FIの延長線上に
    若干移動した点をLとし、先端Lが尖った略2等辺三角
    形LDJが切り取られており、且つ線分IGには折り曲
    げ用の切り込みが設けられていることを特徴とする床敷
    体施工に使用する役物パターン。
  8. 【請求項8】 頂点A、B、C及びDからなる矩形板状
    体であって、線分ABの頂点Aから距離Hにある点Eか
    ら線分DAと平行に延びる直線が線分DCと交わる点を
    Fとし、線分DAの頂点DからHの距離にある点Gから
    線分DCに対して平行に延びる直線と線分BCとの交点
    をMとし、上記線分EFと線分GMとの交点をIとし、
    線分IDが切断線であり、線分GIと線分FIには折り
    曲げ用の切り込みが設けられていることを特徴とする床
    敷体施工に使用する役物パターン。
  9. 【請求項9】 頂点A、B、C及びDからなる矩形板状
    体であって、線分ABの頂点Aから距離Hにある点Eか
    ら線分DAと平行に延びる直線が線分DCと交わる点を
    Fとし、線分DAの頂点DからHの距離にある点Gから
    線分DCと平行に延びる線分と線分BCとの交点をMと
    し、上記線分EFと線分GMとの交点をIとし、矩形G
    IFDが切り取られており、線分EIと線分MIには折
    り曲げ用の切り込みが設けられていることを特徴とする
    床敷体施工に使用する役物パターン。
  10. 【請求項10】 頂点A、B、C及びDからなる矩形板
    状体であって、線分ABの頂点Aから距離Hにある点E
    から線分DAと平行に延びる直線が線分DCと交わる点
    をFとし、線分DAの頂点DからHの距離にある点Gか
    ら線分DAと平行に延びる直線と線分BCとの交点をM
    とし、上記線分EFと線分GMとの交点をIとし、点I
    から線分IDに対して垂直に延びる線と線分DAとの交
    点をKとし、2等辺三角形IDKが切り取られており、
    線分EFと線分MIには折り曲げ用の切り込みが設けら
    れていることを特徴とする床敷体施工に使用する役物パ
    ターン。
  11. 【請求項11】 頂点A、B、C及びDからなる矩形板
    状体であって、線分ABの頂点Aから距離Hにある点E
    から線分DAに対して平行に延びる直線が線分DCと交
    わる点をFとし、線分DAの頂点DからHの距離にある
    点Gから線分ABと平行に延びる直線と線分BCとの交
    点をMとし、上記線分EFと線分GMとの交点をIと
    し、点Iから線分IDに対して垂直に延びる線と線分D
    Cとの交点をJとし、2等辺三角形IDJが切り取られ
    ており、線分EIと線分GMには折り曲げ用の切り込み
    が設けられていることを特徴とする床敷体施工に使用す
    る役物パターン。
  12. 【請求項12】 頂点A、B、C及びDからなる矩形板
    状体であって、線分ABの頂点Aから距離Hにある点E
    から線分DAに対して平行に延びる直線が線分DCと交
    わる点をFとし、線分DAの頂点DからHの距離にある
    点Gから線分ABに対して平行に延びる直線と線分BC
    との交点をMとし、上記線分EFと線分GMとの交点を
    Iとし、点Iが、線分IB上に若干移動し点をLとし、
    点Lが尖った略矩形GLFDが切り取られていることを
    特徴とする床敷体施工に使用する役物パターン。
  13. 【請求項13】 頂点A、B、C及びDからなる矩形板
    状体であって、線分ABの頂点Aから距離Hにある点E
    から線分DAに対して平行に延びる直線が線分DCと交
    わる点をFとし、線分DAの頂点DからHの距離にある
    点Gから線分ABに対して平行に延びる直線と線分BC
    との交点をMとし、上記線分EFと線分GMとの交点を
    Iとし、点Iから線分IDに対して垂直に延びる線と線
    分DAとの交点をKとし、点Iが、線分IM上に若干移
    動し点をLとし、点Lが尖った略2等辺三角形LDKが
    切り取られており、且つ線分IFには折り曲げ用の切り
    込みが設けられていることを特徴とする床敷体施工に使
    用する役物パターン。
  14. 【請求項14】 頂点A、B、C及びDからなる矩形板
    状体であって、線分ABの頂点Aから距離Hにある点E
    から線分DAに対して平行に延びる直線が線分DCと交
    わる点をFとし、線分DAの頂点DからHの距離にある
    点Gから線分ABに対して平行に延びる直線と線分BC
    との交点をMとし、上記線分EFと線分GMとの交点を
    Iとし、点Iから線分IDに対して垂直に延びる線と線
    分DCとの交点をJとし、点Iが、線分IE上に若干移
    動した点をLとし、点Lが尖った略2等辺三角形LDJ
    が切り取られており、且つ線分IGには折り曲げ用の切
    り込みが設けられていることを特徴とする床敷体施工に
    使用する役物パターン。
  15. 【請求項15】 被覆される床敷体の裏面に対向する面
    に少なくとも粘着剤層が形成されている請求項1〜14
    に記載の役物パターン
  16. 【請求項16】 多角形の床面に、壁面に沿った立ち上
    げ部を設けて床敷体を施工するに際し、床面と壁面との
    間の出隅角又は入り隅角の位置に請求項15に記載の少
    なくとも1種の役物パターンのI点を押し当て、該役物
    パターン上に床敷体を被覆させて役物パターンの粘着剤
    層と接着させ、しかる後床敷体を裏返して役物パターン
    の一部の外周線に沿って床敷体を裁断し、役物パターン
    を剥離し、裁断された床敷体を床面及び壁面に固定する
    ことを特徴とする床敷体の施工方法。
  17. 【請求項17】 床面と壁面との間にR面木が施されて
    いる多角形の床面に、壁面に沿った立ち上げ部を設けて
    床敷体を施工するに際し、床面と壁面との間の出隅角又
    は入り隅角の位置で、2方向から延びている2本のR面
    木の交点のR面木上の上端部乃至上から2/3の間の位
    置に、請求項15に記載の少なくとも1種の役物パター
    ンのL点を押し当て、該役物パターン上に床敷体を被覆
    させて役物パターンの粘着剤層と接着させ、しかる後床
    敷体を裏返して役物パターンの一部の外周線に沿って床
    敷体を裁断し、役物パターンを剥離し、裁断された床敷
    体を床面及び壁面に固定することを特徴とする床敷体の
    施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006518A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Net Eagle Kk 枠組壁工法におけるプレカット材の製造装置および製造方法
KR100980703B1 (ko) * 2005-02-28 2010-09-07 파우스 그룹 인코퍼레이티드 대형 바닥 패턴을 가진 바닥 시스템

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