JP2002167668A - スパッタリングターゲット - Google Patents

スパッタリングターゲット

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JP2002167668A JP2000364514A JP2000364514A JP2002167668A JP 2002167668 A JP2002167668 A JP 2002167668A JP 2000364514 A JP2000364514 A JP 2000364514A JP 2000364514 A JP2000364514 A JP 2000364514A JP 2002167668 A JP2002167668 A JP 2002167668A
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隆 石上
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Yukinobu Suzuki
幸伸 鈴木
Yasuo Kosaka
泰郎 高阪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラグやバリアメタルのような下地に対する
密着力が高く、かつ電極として用いた場合、比抵抗が小
さいRu膜あるいはRu酸化物の薄膜をスパッタリング
により成膜することが可能なスパッタリングターゲット
を提供する。 【解決手段】 X元素1〜50原子%、残部が実質的に
Ruであって、前記X元素は、[X元素の原子量÷Ru
の原子量(101.07)]=0.2〜2の範囲で、か
つ比抵抗が60μΩcm以下のIVa族、Va族、VIa
族、VIII族、Ib族、IIb族およびIIIb族の元素から
選ばれる少なくとも1種の元素からなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSIや液晶、P
DP等のエレクトロニクス分野、磁気記録分野の膜形成
に用いられるスパッタリングターゲットに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、DRAM等の半導体メモリ開発に
おいてペロブスカイト構造を有するBaTi複合酸化物
薄膜、SrTi複合酸化物薄膜、BaSrTi複合酸化
物やTaOxなどの薄膜をメモリのキャパシタとして使
用する研究が進んでいる。
【0003】上述したような複合酸化物薄膜を半導体メ
モリのキャパシタと使用する場合、上部および下部の電
極はRuからなるターゲットを用いてArやArとO2
との混合ガス雰囲気中で成膜したRuもしくはRu酸化
物の薄膜を使用することが検討されている。
【0004】一方、前述した方法により形成されるキャ
パシタは、下部に形成された電極や配線とコンタクトす
ることにより半導体素子として機能する。一般的には、
配線材料は、Al−Cu合金やCu、Cu合金、Agが
使用されている。また、配線とのコンタクト部、つまり
プラグ材料はWやAl、もしくはCuが用いられてい
る。また、このプラグと電極との間にはバリアメタルが
形成される場合もある。バリアメタルの材料は、Tiや
TiN、Ta、TaN、TiAlもしくはTiAlNが
用いられる。
【0005】このようなことから、前記キャパシタはプ
ラグ上もしくはバリアメタル上に前述した方法によりR
uもしくはRu酸化物の下部電極を形成した後、キャパ
シタ材料を形成し、その上にさらに上部電極を形成した
構造を有する。
【0006】近年、RuやRu酸化物を形成するために
使用されてきたRuターゲットは、半導体デバイスヘの
信頼性を向上させるため、NaやKに代表されるアルカ
リ金属の低減化や、U、Thなどの放射線元素から放出
されるα線によるソフトエラーを防ぐ目的で更なる放射
性元素の低減化など極力不純物を低減化する方向へ進ん
でいる。
【0007】例えば、特開平11−50163号公報に
はアルカリ金属元素各1ppm未満、アルカリ土類金属
各1ppm未満、遷移金属元素各1ppm未満、放射性
元素各10ppb未満、炭素およびガス成分の合計が5
00ppm未満、ガス成分を除いた純度が99.995
%以上であるRuターゲットが開示されている。
【0008】また、特開平8−199350号公報には
Na、K、Ca、Mgの合計が5ppm以下でありかつ
Fe、Ni、Coのうち1種または2種以上の合計が
0.5〜50ppm含有し、U、Thならびに放射性同
位元素の含有量を5ppb以下にした、Fe、Ni、C
oを除く元素で99.999%以上の純度を特徴とする
Ruターゲットが開示されている。
【0009】このような高純度であるRuターゲットを
用いて電極となるRuもしくはRu酸化物をW、Al−
Cu、CuまたはAgからなるプラグ上もしくはTi、
TiN、Ta、TaN、TiAlまたはTiAlNから
なるバリアメタル上に形成した場合、10nmを超える
厚さにすると、下地(プラグまたはバリアメタル)と電
極との密着力が弱いため、剥がれるという問題が生じて
しまう。このような剥がれが生じると、半導体デバイス
は全く駆動せず、不良品として廃棄しなければならな
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プラグやバ
リアメタルのような下地に対する密着力が高く、かつ電
極として用いた場合、比抵抗が小さいRu膜あるいはR
u酸化物の薄膜をスパッタリングにより成膜することが
可能なスパッタリングターゲットを提供しようとするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスパッタリ
ングターゲットは、X元素1〜50原子%、残部が実質
的にRuであって、前記X元素は、[X元素の原子量÷
Ruの原子量(101.07)]=0.2〜2の範囲
で、かつ比抵抗が60μΩcm以下のIVa族、Va族、
VIa族、VIII族、Ib族、IIb族およびIIIb族の元素
から選ばれる少なくとも1種の元素からなることを特徴
とするものである。
【0012】このようなターゲットをスパッタリングし
てW、Al−Cu、CuまたはAgからなるプラグ上も
しくはTi、TiN、Ta、TaN、TiAlまたはT
iAlNからなるバリアメタル上に成膜することによっ
て、前記プラグ材またはバリアメタルに対して高い密着
力を有し、かつ電極に適用した場合、十分に小さい比抵
抗を有するRuまたはRu酸化物の薄膜を得ることが可
能になる。
【0013】すなわち、従来の高純度Ruターゲットを
用いてスパッタリングした場合、成膜条件を問わず、膜
厚が例えば10nmを超えると剥がれが生じる。これ
は、プラグやバリアメタル上にRuもしくはRuOxが
マイグレーションを起こさずに成膜されるため、高い内
部応力を保持した状態で、後工程から受ける熱影響、例
えば絶縁膜やキャパシタを形成するCVD処理時におけ
る加熱等によって膜の内部応力が開放されクラック、割
れが生じることに起因する。
【0014】このようなことから、本発明者らは電極の
比抵抗に悪影響を及ぼさず、かつ下地材料とRuもしく
はRu酸化物とのマイグレーション効果について種々検
討した結果、X元素1〜50原子%、残部が実質的にR
uである組成、ここでX元素は[X元素の原子量÷Ru
の原子量(101.07)]=0.2〜2の範囲で、か
つ比抵抗が60μΩcm以下のIVa族、Va族、VIa
族、VIII族、Ib族、IIb族およびIIIb族の元素から
選ばれる少なくとも1種の元素、からなるスパッタリン
グターゲットを用いることによって、電極の比抵抗に悪
影響を及ぼさず、かつスパッタリングによってはじき出
される粒子に大きなエネルギーを付加させて、下地材料
上でマイグレーション効果が大きくなリ、その結果前記
下地に対して高い密着力を有し、例えば厚さを10nm
以上に厚くして剥離を生じないRuもしくはRu酸化物
の薄膜を成膜できることを見出した。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0016】本発明のスパッタリングターゲットは、X
元素1〜50原子%、残部が実質的にRuからなる組成
を有する。このX元素は、[X元素の原子量÷Ruの原
子量(101.07)]=0.2〜2の範囲で、かつ比
抵抗が60μΩcm以下のIVa族、Va族、VIa族、VI
II族、Ib族、IIb族およびIIIb族の元素から選ばれ
る少なくとも1種の元素からなる。
【0017】(X元素の原子量÷Ruの原子量)の値が
0.2未満のX元素では、Ruの原子量に対して原子量
が小さいため下地材料上でマイグレーションを十分に起
こさすことが困難になる。一方、(X元素の原子量÷R
uの原子量)の値が2を超えるX元素ではRuの原子量
に対して大きいため、スパッタリングすると下地膜中に
打ち込まれて、下地材料の特性に悪影響を及ぼす虞があ
る。より好ましい(X元素の原子量÷Ruの原子量)の
値は、0.4〜1.6、最も好ましい前記値は0.6〜
1.2である。
【0018】前記X元素の比抵抗が60μΩcmを超え
ると、得られたターゲットをスパッタリングして成膜さ
れたRuもしくはRu酸化物の薄膜の比抵抗が極端に大
きな値を示し、電極として用いることが困難になる。
【0019】前記(X元素の原子量÷Ruの原子量)の
値と比抵抗を満たすX元素を以下に具体的に例示する。
【0020】IVa族元素;Ti,Zr,Hf、Va族元
素;V,Nb,Ta、VIa族元素;Cr,Mo,W、VI
II族元素;Fe,Ni,Co,Rh,Pd,Os,I
r,Pt、Ib族元素;Cu,Ag,Au、IIb族元
素;Zn,Cd、IIIb族;Al,Ga,In。
【0021】前記X元素は、特にRh,Pd,Ir,P
t,Cu,Ag,Auが好ましい。これらの元素は、イ
オン加工率が高く、マイグレーションを起こし易くなる
ために好適である。
【0022】前記X元素の量を1原子%未満にすると、
下地膜上へのスパッタリング時においてマイグレーショ
ンが殆ど起きず、成膜されたRu,Ru酸化物の薄膜が
剥離し易くなる虞がある。一方、前記X元素の量が50
原子%を超えると、スパッタリングにより成膜された薄
膜の格子歪が増大する、つまり内部応力が増大して薄膜
が剥離し易くなる虞がある。より好ましい前記X元素の
量は、2〜30原子%、最も好ましいX元素の量は3〜
10原子%である。
【0023】本発明に係るスパッタリングターゲット
は、通常の高純度金属材料と同程度の不純物を含むこと
を許容する。ただし、不純物元素があまりにも多いと、
例えばリーク電流が増大したり、比抵抗が高くなるなど
特性の低下したりする虞がある。したがって、本発明に
係るスパッタリングターゲットは不純物元素としてのN
a、K、Ca、Mg、U、Thの合計含有量が500p
pm以下の高純度Ru合金で構成することが好ましい。
換言すれば、Na、K、Ca、Mg、U、Thの各含有
量(重量%)の合計量を100%から引いた値[100
−(Na+K+Ca+Mg+U+Th)が99.95%
以上の高純度Ru合金を用いることが好ましい。
【0024】本発明に係るスパッタリングターゲット
は、例えば以下のような方法により製造することができ
る。
【0025】例えば、市販されているRu粉末と所定量
の添加元素(X元素)の粉末を、ボールミルやアトライ
タなどに代表されるメカニカルアロインクなどの混合を
施した粉末やプラズマ溶融法により合金化した粉末を、
ターゲットサイズにあわせたカーボン型などに充填し、
ホットプレス、熱間静水圧プレスもしくはプラズマ放電
焼結により加圧焼結する。
【0026】前記ホットプレスでは、例えば600℃〜
900℃の温度で最低1時間以上脱ガス処理を施すこと
が好ましい。これは、ホットプレス温度を600℃未満
にすると脱ガスが困難になる。一方、前記ホットプレス
温度が900℃を超えると焼結が進行し、内部にガスが
残留し、この残留ガスが脱ガスされ難くなる。前記プラ
ズマ放電焼結では、例えば600℃〜900℃の温度で
最低5分間以上脱ガス処理を施すことが好ましい。これ
は、原料粉末に付着している吸着酸素や他の不純物元素
を除去するためである。雰囲気は、真空中(1Pa以
下)、もしくは水素雰囲気中が好ましい。
【0027】前記脱ガス処理を実施した後に、ホットプ
レスでは加圧しながら1300℃〜1700℃の焼結温
度の範囲で最低3時間以上、プラズマ放電焼結では同温
度で最低10分以上保持することが好ましい。
【0028】前記焼結工程を実施した後に、例えば加圧
を解除し、冷却速度10℃/min以上で冷却すること
が好ましい。また、加圧焼結された焼結体をHIP処理
してもよい。HIP処理温度は、1300℃〜1700
℃、加圧力は150MPa以上とすることが好ましい。
このようなHIP処理を行うことによって、より一層緻
密な焼結体を得ることが可能となる。
【0029】次いで、前記加圧焼結工程によって得られ
たターゲット材料を機械加工し、これにCu、Al、も
しくはそれらの合金からなるバッキングプレートと接合
する。バッキングプレートの接合は、ソルダー接合や拡
散接合などが適用される。ソルダー接合は、公知のIn
系やSn系の接合材を使用して実施する。拡散接合時の
温度は、600℃以下にすることが好ましい。これは、
バッキングプレートの材料であるAlの融点が660℃
であるためである。得られたターゲット素材を所定サイ
ズに機械加工することによって、スパッタリングターゲ
ットを製造する。
【0030】本発明に係るスパッタリングターゲットを
スパッタリングして成膜され、パターニングされたRu
もしくはRu酸化物の下部電極、上部電極を有するキャ
パシタを備えた半導体装置を以下に図1を参照して説明
する。
【0031】n型(100)シリコン基板1表面には、
pウェル2が形成されている。BOX(buried oxide)法
等により形成された素子分離用酸化膜3は、前記pウェ
ル2に形成され、隣接するセル間を分離している。n+
型ソース、ドレイン領域4,5は、前記素子分離用酸化
膜3で囲まれた前記pウェル2表面に互いに電気的に分
離して形成されている。ワード線を兼ねたゲート電極6
は、前記n+型ソース、ドレイン領域4,5間のチャン
ネル領域を含む前記pウェル2表面にゲート絶縁膜7を
介して形成されている。
【0032】第1層間絶縁膜8は、前記ゲート電極6を
含む前記pウェル2上に形成されている。コンタクトホ
ール91,92は、前記n+型ソース、ドレイン領域4,
5に位置する前記第1層間絶縁膜8部分にそれぞれ開口
されている。例えばWからなるプラグ101,102は、
前記コンタクトホール91,92にそれぞれ埋込まれ、か
つ前記ドレイン領域5と接続されるプラグ102上には
例えばPtからなるバリア層11が形成されている。
【0033】第2層間絶縁膜12は、前記プラグ101
および前記バリア層11を含む前記第1層間絶縁膜8上
に形成されている。コンタクトホール13は、前記バリ
ア層11が位置する前記第2層間絶縁膜12部分に開口
されている。下部電極14は、前記コンタクトホール1
3の内面に形成され、前記バリア層11と接続されてい
る。この下部電極14は、本発明に係るスパッタリング
ターゲットをスパッタリングして例えばRu酸化物薄膜
を成膜した後、この薄膜をパターニングすることにより
形成される。例えばBa0.5Sr0.5TiO3のようなペ
ロブスカイト型高誘電体からなるキャパシタ絶縁膜15
は、前記下部電極14を含む前記第2層間絶縁膜12上
に形成されている。上部電極16は、後述するビット線
用の配線が埋込まれるコンタクトホールおよびその周囲
を除く前記キャパシタ絶縁膜16上に形成されている。
この上部電極16は、本発明に係るスパッタリングター
ゲットをスパッタリングして例えばRu酸化物薄膜を成
膜した後、この薄膜をパターニングすることにより形成
される。
【0034】第3層間絶縁膜17は、前記上部電極16
を含む前記キャパシタ絶縁膜15上に形成されている。
コンタクトホール18は、前記プラグ101上に位置す
る前記第2層間絶縁膜12,前記キャパシタ絶縁膜15
および前記第3層間絶縁膜17を貫通して開口されてい
る。ビット線用の配線19は、前記コンタクトホール1
8内を含む前記第3層間絶縁膜17上に形成され、前記
コンタクトホール18の埋込み部で前記プラグ101
電気的に接続されている。
【0035】このような構成において、前記下部電極1
4はX元素1〜50原子%、残部が実質的にRuである
組成(ここでX元素はX元素の原子量÷Ruの原子量
(101.07)=0.2〜2の範囲で、かつ比抵抗が
60μΩcm以下のIVa族、Va族、VIa族、VIII族、
Ib族、IIb族およびIIIb族の元素から選ばれる少な
くとも1種の元素)からなるスパッタリングターゲット
をスパッタリングしてRuまたはRu酸化物の薄膜を成
膜し、この薄膜をパターニングすることにより形成さ
れ、前記プラグ102上のバリア層11に対して高い密
着力を有し、かつ十分に小さい比抵抗を有するため、高
信頼性のキャパシタを備えた半導体装置を実現すること
が可能になる。
【0036】なお、本発明に係るスパッタリングターゲ
ットを用いてスパッタリングして成膜した被膜の適用例
として、この被膜を有するキャパシタを備えた半導体装
置を説明したが、図1に示す構成に限らず、バリア層1
1を有さない構造など、各所構造にに対して本発明のス
パッタリングターゲットを適用することができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を詳細に説明
する。
【0038】(実施例1) (1-1)まず、純度3NのRu粉末をカーボン型内に充填
してホットプレス装置にセットし、1Pa以下の真空雰
囲気中にて600℃、保持時間3時間の脱ガス処理を行
った。つづいて、同様な真空雰囲気中で25MPaの圧
力を加えつつ、昇温速度10℃/min、1400℃で
5時間保持して焼結体を作製した。焼結後の冷却は雰囲
気をArで置換し、かつ10℃/minの冷却速度で行
った。ひきつづき、得られた焼結体を直径127mm、
厚さ5mmに機械加工した後、Cu製バッキングプレー
トにろう付け接合することによって、Ruターゲットを
製造した。
【0039】(1-2)まず、純度3NのRu粉末と所定量
の純度4NのTi粉末をRu−0.1原子%Ti、Ru
−5原子%Ti、Ru−20原子%Ti、Ru−40原
子%Ti、Ru−70原子%Tiになるように配合し、
これらの粉末をAr雰囲気中ボールミルで10時間混合
した。これらの粉末をカーボン型内にそれぞれ充填し、
ホットプレス装置にセットし、1Pa以下の真空雰囲気
中にて600℃、保持時間3時間の脱ガス処理を実施し
た。つづいて、同様な真空雰囲気中で25MPaの圧力
を加えつつ、昇温違度10℃/min、1400℃で5
時間保持することにより5種の焼結体を作製した。焼結
後の冷却は、雰囲気をArで置換し、かつ10℃/mi
nの冷却速度で実施した。ひきつづき、得られた各焼結
体を直径127mm、厚さ5mmに機械加工した後、C
u製バッキングプレートにろう付け接合することによっ
て、5種類のRuTiターゲットを製造した。
【0040】(1-3)まず、純度3NのRu粉末と純度5
NのW粉末をRu−0.5原子%W、Ru−10原子%
W、Ru−30原子%W、Ru−55原子%W、Ru−
80原子%Wになるように配合した。この粉末をアトラ
イタで10時間混合した。これらの粉末をカーボン型内
にそれぞれ充填してホットプレス装置にセットし、1P
a以下の真空雰囲気中にて900℃、保持時間3時間の
脱ガス処理を行った。つづいて、同様な真空雰囲気中で
25MPaの圧力を加えつつ、昇温速度10℃/mi
n、1650℃で5時間保持して5種の焼結体を作製し
た。焼結後の冷却は、雰囲気をArで置換し、かつ10
℃/minの冷却速度で実施した。ひきつづき、得られ
た各焼結体を直径127mm、厚さ5mmに機械加工し
た後、Cu製バッキングプレートにろう付け接合するこ
とによって、5種類のRuWターゲットを製造した。
【0041】(1-4)まず、純度3NのRu粉末と純度3
NのY粉末をRu−0.2at%Y、Ru−5at%
Y、Ru−22at%Y、Ru−49at%Y、Ru−
75at%Yになるように配合した。この粉末をAr雰
囲気中ボールミルで10時間混合した。これら粉末をカ
ーボン型内にそれぞれ充填し、プラズマ放量焼結装置に
セットし、1Pa以下の真空雰囲気中にて900℃、保
持時間10分の脱ガス処理を行った。つづいて、同様な
真空雰囲気中で25MPaの圧力を加えつつ、昇温速度
30℃/min、1300℃で5時間保持して5種の焼
結体を作製した。焼結後の冷却は、雰囲気をArで置換
し、かつ10℃/minの冷却速度で実施した。ひきつ
づき、得られた各焼結体を直径127mm、厚さ5mm
に機械加工した後、Cu製バッキングプレートにろう付
け接合することによって、5種類のRuYターゲットを
製造した。
【0042】前記(1-2)〜(1-4)で製造したRu合金ター
ゲット中の各元素の含有量について、ICP−MASS
(セイコーインスツルメント社製商品名;SPQ900
0)を用いて測定した。その結果を下記表1に示す。
【0043】また、前記(1-1)で製造したRuターゲト
および前記(1-2)〜(1-4)で製造したRu合金ターゲット
を予めW膜が被覆された5枚の直径4インチのSiウェ
ハ上(W膜上)にそれぞれ下記条件でスパッタし、10
nmの厚さのRu薄膜、Ru合金薄膜を成膜した。
【0044】<スパッタ条件> スパッタ方式:マグネトロンスパッタ、 背圧:1×l0-5(Pa)、 出力DC:2(kW)、 Ar:0.5Pa。
【0045】得られた各ウェハを真空中、450℃×3
0minの熱処理を施した後、ウェハの中央部、端部お
よび中央部と端部の間から30mm角のサンプルを合計
5個取出し、比抵抗測定および膜剥がれの状態を調べ
た。
【0046】前記比抵抗は、四端針装置(ナブソン社製
商品名;抵抗率測定器RT−8A)を用い、前記サンプ
ルを測定針の直下に設置し、その上で針を直接サンプル
に接触させる。この装置は、自動的にサンプルの比抵抗
値が得られる。なお、比抵抗値はウェハ5枚でサンプル
各5個の合計25個のサンプルの平均値として算出し
た。
【0047】前記膜剥がれの測定は、前記30mm角の
サンプルの薄膜上に5mm角の升目をダイヤモンドペン
で切り込み、この薄膜上にカプトンテープを直接貼着
し、テープ側から2〜3回擦って薄膜とテープの密着さ
せた後、テープを剥がす。剥がしたテープを透過する方
眼紙に付着させ、画像処理により30mm角内に確認さ
れる薄膜の付着量から以下の式に従って剥がれ量を算出
する。
【0048】 剥がれ量(%)=(付着膜面積/30mm角)×100 このような剥がれ量の算出を前述した5枚のウェハの5
箇所から切出したサンプル全てに行い、それらの平均値
から次のように評価した。
【0049】A:全く剥がれなし、 B:0を超え、5%以下の剥がれあり、 C:5%を超え、30%以下の剥がれあり、 D:30%を超える剥がれあり。
【0050】これらの結果を下記表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】前記表1から明らかのようにX元素1〜5
0原子%、残部が実質的にRuである組成(ここで、X
元素はX元素の原子量÷Ruの原子量=0.2〜2の範
囲で、かつ比抵抗が60μΩcm以下のIVa族、Va
族、VIa族、VIII族、Ib族、IIb族およびIIIb族の
元素から選ばれる少なくとも1種の元素、つまりTi,
W)からなるNo.3〜No.5,No.8〜No.1
0のスパッタリングターゲットをスパッタリングするこ
とにより成膜されたRu合金薄膜は、下地膜であるW膜
に対して高い密着力を有することがわかる。
【0053】(実施例2) (2-1)まず、純度3NのRu粉末と所定量の純度3Nの
Pt粉末をRu−0.6at%Pt、Ru−8at%P
t、Ru−19at%Pt、Ru−48at%Pt、R
u−90at%Ptになるように配合した。これらの粉
末をプラズマ溶融法により合金化した粉末を作製した。
これら合金粉末をカーボン型内に充填してプラズマ焼結
装置にセットし、1Pa以下の真空雰囲気中にて600
℃、保持時間15分の脱ガス処理を行った。つづいて、
同様な真空雰囲気中で25MPaの圧力を加えつつ、昇
温速度25℃/min、1500℃で5時間保持するこ
とにより5種の焼結体を作製した。焼結後の冷却は、雰
囲気をArで置換し、かつ10℃/minの冷却速度で
実施した。ひきつづき、得られた各焼結体を直径127
mm、厚さ5mmに機械加工した後、Cu製バッキング
プレートにろう付け接合することによって、5種類のR
uPtターゲットを製造した。
【0054】(2-2)まず、純度3NのRu粉末と純度3
NのNb粉末をRu−0.1at%Nb、Ru−3at
%Nb、Ru−25at%Nb、Ru−40at%N
b、Ru−65at%Nbになるように配合した。これ
らの粉末をアトライタ法で10時間混合した。これらの
粉末をカーボン型内に充填してホットプレス装置にセッ
トし、1Pa以下の真空雰囲気中にて900℃、保持時
間3時間の脱ガス処理を行った。つづいて、同様な真空
雰囲気中で25MPaの圧力を加えつつ、昇温速度10
℃/min、1650℃で5時間保持することにより5
種の焼結体を作製した。焼結後の冷却は雰囲気をArで
置換し、かつ10℃/minの冷却速度で実施した。ひ
きつづき、得られた各焼結体を直径127mm、厚さ5
mmに機械加工した後、Cu製バッキングプレートにろ
う付け接合することによって、5種類のRuNbターゲ
ットを製造した。
【0055】(2-3)まず、純度3NのRu粉末と純度3
NのSc粉末をRu−0.3at%Sc、Ru−5at
%Sc、Ru−30at%Sc、Ru−46at%S
c、Ru−85at%Scになるように配合した。これ
らの粉末をプラズマ溶融法により合金化させた粉末を作
製した。これらの合金粉末をカーボン型内に充填してホ
ットプレス装置にセットし、1Pa以下の真空雰囲気中
にて600℃、保持時間3時間の脱ガス処理を行った。
つづいて、同様な真空雰囲気中で25MPaの圧力を加
えつつ、昇温速度10℃/min、1000℃で5時間
保持することにより5種の焼結体を作製した。焼結後の
冷却は、雰囲気をArで置換し、かつ10℃/minの
冷却速度で実施した。ひきつづき、得られた各焼結体を
直径127mm、厚さ5mmに機械加工した後、Cu製
バッキングプレートにろう付け接合することによって、
5種類のRuScターゲットを製造した。
【0056】前記(2-1)〜(2-3)で製造したRu合金ター
ゲット中の各元素の含有量について、ICP−MASS
(セイコーインスツルメント社製商品名;SPQ900
0)を用いて測定した。その結果を下記表2に示す。
【0057】また、実施例1の(1-1)で製造したRuタ
ーゲットおよび前記(2-1)〜(2-3)で製造したRu合金タ
ーゲットを予めAl−0.5wt%Cu膜が被覆された
5枚の直径4インチのSiウェハ上(Al−0.5wt
%Cu膜上)にそれぞれ実施例1と同様な条件でスパッ
タし、10nmの厚さのRu薄膜、Ru合金薄膜を成膜
した。
【0058】得られた各ウェハを真空中、450℃×3
0minの熱処理を施した後、ウェハの中央部、端部お
よび中央部と端部の間から30mm角のサンプルを取出
し、実施例1と同様の方法により比抵抗測定および膜剥
がれの状態を調べた。これらの結果を下記表2に示す。
【0059】
【表2】
【0060】前記表2から明らかのようにX元素1〜5
0原子%、残部が実質的にRuである組成(ここで、X
元素はX元素の原子量÷Ruの原子量=0.2〜2の範
囲で、かつ比抵抗が60μΩcm以下のIVa族、Va
族、VIa族、VIII族、Ib族、IIb族およびIIIb族の
元素から選ばれる少なくとも1種の元素、つまりPt,
Nb)からなるNo.3〜No.5,No.8〜No.
10のスパッタリングターゲットをスパッタリングする
ことにより成膜されたRu合金薄膜は、下地膜であるA
l−0.5wt%Cu膜に対して高い密着力を有するこ
とがわかる。
【0061】(実施例3) (3-1)まず、純度3NのRu粉末と所定量の純度4Nの
Ag粉末をRu−0.4at%Ag、Ru−10at%
Ag、Ru−25at%Ag、Ru−38at%Ag、
Ru−59at%Agになるように配合した。これらの
粉末をAr雰囲気中ボールミルで10時間混合した。こ
れらの粉末をカーボン型内に充填してホットプレス装置
にセットし、1Pa以下の真空雰囲気中にて600℃、
保持時間3時間の脱ガス処理を行った。つづいて、同様
な真空雰囲気中で25MPaの圧力を加えつつ、昇温速
度10℃/min、900℃で5時間保持することによ
り5種の焼結体を作製した。焼結後の冷却は、雰囲気を
Arで置換し、かつ10℃/minの冷却速度で実施し
た。ひきつづき、得られた各焼結体を直径127mm、
厚さ5mmに機械加工した後、Cu製バッキングプレー
トにろう付け接合することによって、5種類のRuAg
ターゲットを製造した。
【0062】(3-2)まず、純度3NのRu粉末と純度5
NのCo粉末をRu−0.3at%Co、Ru−4at
%Co、Ru−22at%Co、Ru−47at%C
o、Ru−69at%Coになるように配合した。これ
らの粉末をAr雰囲気中ボールミルで10時間混合し
た。得られた各粉末をカーボン型内に充填してホットプ
レス装置にセットし、1Pa以下の真空雰囲気中にて9
00℃、保持時間3時間の脱ガス処理を行った。つづい
て、同様な真空雰囲気中で25MPaの圧力を加えつ
つ、昇温速度10℃/min、1300℃で5時間保持
することにより5種の焼結体を作製した。焼結後の冷却
は、雰囲気をArで置換し、かつ10℃/minの冷却
速度で実施した。ひきつづき、得られた各焼結体を直径
127mm、厚さ5mmに機械加工した後、Cu製バッ
キングプレートにろう付け接合することによって、5種
類のRuCoターゲットを製造した。
【0063】(3-3)まず、純度3NのRu粉末と純度4
NのC粉末をRu−0.01at%C、Ru−10at
%C、Ru−30at%C、Ru−47at%C、Ru
−85at%Cになるように配合した。これらの粉末を
アトライタ法で10時間混合し、得られた各粉末をカー
ボン型内に充填してプラズマ放電焼結装置にセットし、
1Pa以下の真空雰囲気中にて900℃、保持時間8分
の脱ガス処理を行った。つづいて、同様な真空雰囲気中
で25MPaの圧力を加えつつ、昇温速度20℃/mi
n、1750℃で5時間保持することにより5種の焼結
体を作製した。焼結後の冷却は、雰囲気をArで置換
し、かつ10℃/minの冷却速度で実施した。ひきつ
づき、得られた各焼結体を直径127mm、厚さ5mm
に機械加工した後、Cu製バッキングプレートにろう付
け接合することによって、5種類のRuCターゲットを
製造した。
【0064】前記(3-1)〜(3-3)で製造したRu合金ター
ゲット中の各元素の含有量について、ICP−MASS
(セイコーインスツルメント社製商品名;SPQ900
0)を用いて測定した。その結果を下記表3に示す。
【0065】また、実施例1の(1-1)で製造したRuタ
ーゲトおよび前記(3-1)〜(3-3)で製造したRu合金ター
ゲットを予めTiN膜が被覆された5枚の直径4インチ
のSiウェハ上(TiN膜上)にそれぞれ実施例1と同
様な条件でスパッタし、10nmの厚さのRu薄膜、R
u合金薄膜を成膜した。
【0066】得られた各ウェハを真空中、450℃×3
0minの熱処理を施した後、ウェハの中央部、端部お
よび中央部と端部の間から30mm角のサンプルを取出
し、実施例1と同様の方法により比抵抗測定および膜剥
がれの状態を調べた。これらの結果を下記表3に示す。
【0067】
【表3】
【0068】前記表3から明らかのようにX元素1〜5
0原子%、残部が実質的にRuである組成(ここで、X
元素はX元素の原子量÷Ruの原子量=0.2〜2の範
囲で、かつ比抵抗が60μΩcm以下のIVa族、Va
族、VIa族、VIII族、Ib族、IIb族およびIIIb族の
元素から選ばれる少なくとも1種の元素、つまりAg,
Co)からなるNo.3〜No.5,No.8〜No.
10のスパッタリングターゲットをスパッタリングする
ことにより成膜されたRu合金薄膜は、下地膜であるT
iNに対して高い密着力を有することがわかる。
【0069】(実施例4) (4-1)まず、純度3NのRu粉末と所定量の純度4Nの
Pd粉末をRu−0.1at%Pd、Ru−5at%P
d、Ru−30at%Pd、Ru−45at%Pd、R
u−60at%Pdになるように配合した。これらの粉
末をAr雰囲気中ボールミルで10時間混合した。得ら
れた各粉末をカーボン型内に充填してホットプレス装置
にセットし、1Pa以下の真空雰囲気中にて600℃、
保持時間3時間の脱ガス処理を行った。つづいて、同様
な真空雰囲気中で25MPaの圧力を加えつつ、昇温速
度10℃/min、1450℃で5時間保持することに
より5種の焼結体を作製した。焼結後の冷却は、雰囲気
をArで置換し、かつ10℃/minの冷却速度で実施
した。ひきつづき、得られた各焼結体を直径127m
m、厚さ5mmに機械加工した後、Cu製バッキングプ
レートにろう付け接合することによって、5種類のRu
Pdターゲットを製造した。
【0070】(4-2)まず、純度3NのRu粉末と純度5
NのAu粉末をRu−0.7at%Au、Ru−10a
t%Au、Ru−30at%Au、Ru−45at%A
u、Ru−65at%Auになるように配合した。この
粉末をプラズマ溶融法により合金化させた粉末を作製し
た。得られた各粉末をカーボン型内に充填してホットプ
レス装置にセットし、1Pa以下の真空雰囲気中にて9
00℃、保持時間3時間の脱ガス処理を行った。つづい
て、同様な真空雰囲気中で25MPaの圧力を加えつ
つ、昇温速度10℃/min、1650℃で5時間保持
することにより5種の焼結体を作製した。焼結後の冷却
は、雰囲気をArで置換し、かつ10℃/minの冷却
速度で実施した。ひきつづき、得られた各焼結体を直径
127mm、厚さ5mmに機械加工した後、Cu製バッ
キングプレートにろう付け接合することによって、5種
類のRuAuターゲットを製造した。
【0071】(4-3)まず、純度3NのRu粉末と純度3
NのMn粉末をRu−0.01at%Mn、Ru−2a
t%Mn、Ru−28at%Mn、Ru−42at%M
n、Ru−72at%Mnになるように配合した。これ
らの粉末をAr雰囲気中ボールミルで10時間混合し
た。得られた各粉末をカーボン型内に充填してホットプ
レス装置にセットし、1Pa以下の真空雰囲気中にて1
650℃、保持時間3時間の脱ガス処理を行った。つづ
いて、同様な真空雰囲気中で25MPaの圧力を加えつ
つ、昇温速度10℃/min、1300℃で5時間保持
することにより5種の焼結体を作製した。焼結後の冷却
は、雰囲気をArで置換し、かつ10℃/minの冷却
速度で実施した。ひきつづき、得られた各焼結体を直径
127mm、厚さ5mmに機械加工した後、Cu製バッ
キングプレートにろう付け接合することによって、5種
類のRuMnターゲットを製造した。
【0072】前記(4-1)〜(4-3)で製造したRu合金ター
ゲット中の各元素の含有量について、ICP−MASS
(セイコーインスツルメント社製商品名;SPQ900
0)を用いて測定した。その結果を下記表4に示す。
【0073】また、実施例1の前記(1-1)で製造したR
uターゲトおよび前記(4-1)〜(4-3)で製造したRu合金
ターゲットを予めTiAlN膜が被覆された5枚の直径
4インチのSiウェハ上(TiAlN膜上)にそれぞれ
下記条件でスパッタし、10nmの厚さのRu酸化物薄
膜、Ru合金酸化物薄膜を成膜した。
【0074】10nmの厚さに成膜した。
【0075】<スパッタ条件> スパッタ方式:マグネトロンスパッタ、 背圧:1×l0-5(Pa)、 出力DC:2(kW)、 Ar:0.5Pa、 O2:0.5Pa。
【0076】得られた各ウェハを真空中、450℃×3
0minの熱処理を施した後、ウェハの中央部、端部お
よび中央部と端部の間から30mm角のサンプルを取出
し、実施例1と同様な方法により比抵抗測定および膜剥
がれの状態を調べた。その結果を下記表4に示す。
【0077】
【表4】
【0078】前記表4から明らかのようにX元素1〜5
0原子%、残部が実質的にRuである組成(ここで、X
元素はX元素の原子量÷Ruの原子量=0.2〜2の範
囲で、かつ比抵抗が60μΩcm以下のIVa族、Va
族、VIa族、VIII族、Ib族、IIb族およびIIIb族の
元素から選ばれる少なくとも1種の元素、つまりPd,
Au)からなるNo.3〜No.5,No.8〜No.
10のスパッタリングターゲットをスパッタリングする
ことにより成膜されたRu合金酸化物薄膜は、下地膜で
あるTiAlN膜に対して高い密着力を有することがわ
かる。
【0079】(実施例5) (5-1)まず、純度3NのRu粉末と所定量の純度4Nの
Al粉末をRu−0.4at%Al、Ru−3at%A
l、Ru−26at%Al、Ru−40at%Al、R
u−70at%Alになるように配合した。これらの粉
末をAr雰囲気中ボールミルで10時間混合した。得ら
れた各粉末をカーボン型内に充填してホットプレス装置
にセットし、1Pa以下の真空雰囲気中にて300℃、
保持時間3時間の脱ガス処理を行った。つづいて、同様
な真空雰囲気中で25MPaの圧力を加えつつ、昇温速
度10℃/min、850℃で5時間保持することによ
り5種の焼結体を作製した。焼結後の冷却は、雰囲気を
Arで置換し、かつ10℃/minの冷却速度で実施し
た。ひきつづき、得られた各焼結体を直径127mm、
厚さ5mmに機械加工した後、Cu製バッキングプレー
トにろう付け接合することによって、5種類のRuAl
ターゲットを製造した。
【0080】(5-2)まず、純度3NのRu粉末と純度4
NのTa粉末をRu−0.1at%Ta、Ru−5at
%Ta、Ru−18at%Ta、Ru−43at%T
a、Ru−54at%Taになるように配合した。これ
らの粉末をプラズマ溶融法により合金化させた粉末を作
製した。得られた各粉末をカーボン型内に充填してホッ
トプレス装置にセットし、1Pa以下の真空雰囲気中に
て900℃、保持時間3時間の脱ガス処理を行った。つ
づいて、同様な真空雰囲気中で25MPaの圧力を加え
つつ、昇温速度10℃/min、1850℃で5時間保
持することによ5種の焼結体を作製した。焼結後の冷却
は、雰囲気をArで置換し、かつ10℃/minの冷却
速度で実施した。ひきつづき、得られた各焼結体を直径
127mm、厚さ5mmに機械加工した後、Cu製バッ
キングプレートにろう付け接合することによって、5種
類のRuTaターゲットを製造した。
【0081】(5-3)まず、純度3NのRu粉末と純度3
NのTh粉末をRu−0.8at%Th、Ru−6at
%Th、Ru−29at%Th、Ru−38at%T
h、Ru−71at%Thになるように配合した。これ
らの粉末をAr雰囲気中ボールミルで10時間混合し
た。得られた各粉末をカーボン型内に充填してプラズマ
放電焼結装1にセットし、1Pa以下の真空雰囲気中に
て900℃、保持時間10分の脱ガス処理を行った。つ
づいて、同様な真空雰囲気中で25MPaの圧力を加え
つつ、昇温速度40℃/min、1700℃で5時間保
持することにより5種の焼結体を作製した。ひきつづ
き、得られた各焼結体を直径127mm、厚さ5mmに
機械加工した後、Cu製バッキングプレートにろう付け
接合することによって、5種類のRuThターゲットを
製造した。
【0082】前記(5-1)〜(5-3)で製造したRu合金ター
ゲット中の各元素の含有量について、ICP−MASS
(セイコーインスツルメント社製商品名;SPQ900
0)を用いて測定した。その結果を下記表5に示す。
【0083】また、実施例1の(1-1)で製造したRuタ
ーゲトおよび前記(5-1)〜(5-3)で製造したRu合金ター
ゲットを予めCuN膜が被覆された5枚の直径4インチ
のSiウェハ上(Cu膜上)にそれぞれ実施例4と同様
な条件でスパッタし、10nmの厚さのRu酸化物薄
膜、Ru合金酸化物薄膜を成膜した。
【0084】得られた各ウェハを真空中、450℃×3
0minの熱処理を施した後、ウェハの中央部、端部お
よび中央部と端部の間から30mm角のサンプルを取出
し、実施例1と同様の方法により比抵抗測定および膜剥
がれの状態を調べた。これらの結果を下記表5に示す。
【0085】
【表5】
【0086】前記表5から明らかのようにX元素1〜5
0原子%、残部が実質的にRuである組成(ここで、X
元素はX元素の原子量÷Ruの原子量=0.2〜2の範
囲で、かつ比抵抗が60μΩcm以下のIVa族、Va
族、VIa族、VIII族、Ib族、IIb族およびIIIb族の
元素から選ばれる少なくとも1種の元素、つまりAl,
Ta)からなるNo.3〜No.5,No.8〜No.
10のスパッタリングターゲットをスパッタリングする
ことにより成膜されたRu合金酸化物薄膜は、下地膜で
あるCu膜に対して高い密着力を有することがわかる。
【0087】また、前述した図1の半導体装置において
前記実施例1〜4のNo.3〜No.5,No.6〜N
o.10のスパッタリングターゲットおよび実施例5の
No.3〜No.5,No.8〜No.10のスパッタ
リングターゲットをスパッタリングしてRu合金薄膜ま
たはRu合金酸化物薄膜を成膜し、これら薄膜をパター
ニングすることによって、プラグ102上のバリア層1
1に対して高い密着力を有し、かつ小さい比抵抗を有す
る下部電極14を形成することができた。
【0088】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればプ
ラグやバリアメタルのような下地に対する密着力が高
く、膜剥がれを防止でき、かつ電極として用いた場合、
比抵抗が小さいRu膜あるいはRu酸化物の薄膜をスパ
ッタリングにより成膜することが可能なスパッタリング
ターゲットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスパッタリングターゲットをスパ
ッタし、パターニングすることにより形成された下部電
極(キャパシタの下部電極)を備えた半導体装置を示す
断面図。
【符号の説明】
1…n型シリコン基板、 2…pウェル、 4…n+型ソース領域、 5…n+型ドレイン領域、 6…ゲート電極、 101,102…プラグ、 11…バリア層、 14…下部電極、 15…キャパシタ絶縁膜、 16…上部電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/285 301 H01L 21/285 301Z 21/316 21/316 Y 27/108 27/10 621C 21/8242 (72)発明者 石上 隆 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 矢部 洋一郎 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 東 芝電子エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 渡辺 高志 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 鈴木 幸伸 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 高阪 泰郎 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 4K029 AA06 BA21 BA50 BD01 BD02 CA05 CA06 DC03 DC04 DC09 4M104 BB04 BB36 BB38 BB39 DD40 GG16 HH08 5F058 BA11 BC03 BF12 5F083 AD24 GA18 GA25 JA06 JA14 JA31 JA36 JA37 JA38 JA39 JA40 JA43 MA06 MA17 PR22 5F103 AA08 BB14 BB22 DD27 LL01 LL14 RR05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X元素1〜50原子%、残部が実質的に
    Ruであって、 前記X元素は、[X元素の原子量÷Ruの原子量(10
    1.07)]=0.2〜2の範囲で、かつ比抵抗が60
    μΩcm以下のIVa族、Va族、VIa族、VIII族、Ib
    族、IIb族およびIIIb族の元素から選ばれる少なくと
    も1種の元素からなることを特徴とするスパッタリング
    ターゲット。
  2. 【請求項2】 前記X元素は、ロジウム、パラジウム、
    イリジウム、白金、銅、銀および金から選ばれる少なく
    とも1種の元素であることを特徴とする請求項1記載の
    スパッタリングターゲット。
  3. 【請求項3】 前記X元素の含有量は、2〜30原子%
    であることを特徴とする請求項1記載のスパッタリング
    ターゲット。
  4. 【請求項4】 不純物元素としてのナトリウム、カリウ
    ム、カルシウム、マグネシウム、ウランおよびトリウム
    の各元素の合計含有量が500ppm以下であることを
    特徴とする請求項1または2記載のスパッタリングター
    ゲット。
  5. 【請求項5】 Cu、Alもしくはこれらの合金材のバ
    ッキングプレートが拡散接合もしくはソルダー接合され
    ていることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載
    のスパッタリングターゲット。
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