JP2000345327A - スパッタリングターゲット、電極膜、および電子部品 - Google Patents
スパッタリングターゲット、電極膜、および電子部品Info
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Abstract
タの電極形成などに用いられるRuまたはRu合金から
なるスパッタリングターゲットにおいて、Ru膜やRu
合金膜の膜厚分布や膜質の均一性を高めると共に、下地
に対する付着力を向上させる。 【解決手段】RuまたはRu合金からなるスパッタリン
グターゲットであって、ターゲット表面においてX線回
折法で測定された積分強度値における(002)面の結
晶方位含有比を0.05以上とする。さらに、ターゲッ
ト表面においてX線回折法で測定された積分強度値にお
ける{I(002)/35}/{I(101)/100}の比を3.0以上とし、
かつターゲットの各部位における{I(002)/35}/{I(101)/
100}の比のばらつきを±30%以内とする。
Description
に用いられる薄膜キャパシタの電極形成に好適なスパッ
タリングターゲット、およびそれを用いた電極膜と電子
部品に関する。
に伴い、大容量のDRAMや不揮発性の強誘電体メモリ
(FRAM)が用いられるようになってきている。これ
らDRAMやFRAMには薄膜キャパシタが搭載されて
おり、さらなる大容量化、小型化のために高誘電性材料
や強誘電性材料の研究、またこれら高誘電性材料や強誘
電性材料に適した電極の開発などが進められている。
料としては、SrTiO3 やBa1- x Srx TiO3 な
どのペロブスカイト型酸化物が用いられている。
る誘電体膜を有する薄膜キャパシタにおいては、高純度
RuやRu合金、あるいはこれらの酸化物を電極として
使用することが記載されている。このようなRu系電極
膜の形成には主としてスパッタ法が利用されており、例
えばAr+O2 の混合ガスを用いた反応性スパッタによ
りRu系の電極膜を形成することが行われている。この
ようなスパッタ法を適用したRu系電極膜の形成には、
高純度RuターゲットやRu合金ターゲットが用いられ
る。
8インチから12インチへと大型化されつつあり、また
例えばDRAMに関しては64Mから256M、さらに
は1Gと大容量化が進められている。半導体素子の容量
はさらに増大する一方で、素子面積は減少させることが
求められていることから、電極や配線の微細化などが積
極的に進められている。このような電極膜に用いられる
スパッタ膜には、膜質や膜厚分布が均一で、かつ下地に
対して付着力に優れるなどの特性が要求される。
RuまたはRu合金からなるスパッタリングターゲット
では、ウエハ面内の膜厚分布やシート抵抗などが均一に
なりやすく、安定した特性を有する電極膜を得ることが
難しいという問題がある。特に、Ar+O2 の混合ガス
雰囲気を用いた反応性スパッタを適用した場合に、膜厚
分布やシート抵抗のばらつきが問題となっている。
や膜厚分布のばらつきについては、ターゲットの表面お
よび内部の結晶方位がスパッタ放射角度に影響を及ぼし
ていることが考えられる。そこで、従来のRu基のスパ
ッタリングターゲットでは、結晶組織の微細化やある程
度の結晶面の制御などにより膜質や膜厚分布を均一化す
ることが試みられているが、十分な結果を得るまでには
至っていない。
を用いたRu系電極膜は、下地に対する付着力が不十分
であり、例えばペロブスカイト型酸化物からなる誘電体
膜を用いたDRAMやFRAMなどの信頼性を低下させ
る原因となっている。また、従来のスパッタリングター
ゲットを用いた場合には、スパッタ時にパーティクルが
発生しやすく、回路の断線や短絡の原因となっている。
スパッタガスとして用いる理由は、下地としてのSi酸
化膜やSi窒化膜などに対するRu系電極膜の付着力を
向上させることにあるが、従来のスパッタリングターゲ
ットでは付着力の十分な向上が実現されておらず、Ru
系電極膜の膜剥がれなどを招いている。
なされたもので、RuやRu合金あるいはこれらの酸化
物を用いて、例えば誘電体膜としてペロブスカイト型酸
化物を有する薄膜キャパシタの電極などをスパッタ法で
形成する際に、電極膜の膜厚分布や膜質の均一性を高め
るとともに、下地に対する付着力を向上させたスパッタ
リングターゲット、さらにはパーティクルの発生を低減
させることを可能にしたスパッタリングターゲットを提
供することを目的としており、またそのようなスパッタ
リングターゲットを用いることによって、特性や付着力
などを向上させた電極膜およびそれを用いた電子部品を
提供することを目的としている。
リングを用いて形成されるRu系電極膜の膜厚分布や膜
質の均一性、および下地に対する付着力を改善するため
に、RuまたはRu合金からなるスパッタリングターゲ
ットの結晶方位やその配向性などについて検討を行っ
た。
による主ピークは(110)面であることが知られてい
るが、上述した目的に対してはRuの(002)面と
(101)面が重要であり、これらの結晶面の配向性を
制御することによって、熱的に安定なターゲット結晶組
織が得られることを見出した。
たものであって、本発明のスパッタリングターゲット
は、請求項1に記載したように、RuまたはRu合金か
らなるスパッタリングターゲットであって、ターゲット
表面においてX線回折法で測定された積分強度値におけ
る(002)面の結晶方位含有比が0.05以上である
ことを特徴としている。
面の結晶方位含有比を0.05以上とすることによっ
て、Ru系電極膜の下地に対する付着力を向上させるこ
とができ、また膜厚分布や膜質の均一性も高めることが
可能となる。さらに、パーティクルの発生も抑制するこ
とができる。
らに請求項3に記載したように、RuまたはRu合金か
らなるスパッタリングターゲットであって、ターゲット
表面においてX線回折法で測定された積分強度値におけ
る{I(002)/35}/{I(101)/100}の比が3.0以上であるこ
とを特徴としている。この際、請求項4に記載したよう
に、ターゲットの各部位における{I(002)/35}/{I(101)/
100}の比のばらつきは±30%以内とすることが好まし
い。
02)/35}/{I(101)/100}の比を3.0以上とすることによ
って、スパッタ時のターゲット組織を安定化させること
ができ、これに基づいてRu系電極膜の膜厚分布や膜質
の均一性を高めることができ、また下地に対する付着力
も向上する。さらに、パーティクルの発生も抑制するこ
とができる。
トは、請求項5に記載したように、結晶組織として再結
晶組織を有することが好ましい。また、請求項6に記載
したように、ターゲット全体としての平均結晶粒径が1
00μm以下であることが好ましい。この際、請求項7
に記載したように、ターゲットの各部位における平均結
晶粒径は、ターゲット全体の平均結晶粒径に対してその
バラツキが±25%以内であることが好ましい。
うに、上記した本発明のスパッタリングターゲットを用
いて、スパッタ成膜してなるRu膜またはRu合金膜を
有することを特徴としている。
記載したように、上記した本発明の電極膜を具備するこ
とを特徴としている。本発明の電子部品の具体例として
は、例えば請求項11に記載したように、下部電極と、
前記下部電極上に配置された誘電体膜と、前記誘電体膜
上に配置された上部電極とを具備し、前記下部電極およ
び上部電極の少なくとも一方が上記した本発明の電極膜
からなる薄膜キャパシタが挙げられる。
態について説明する。
uまたはRu合金からなるものである。
度は例えば99.99%以上というように高純度である
ことが好ましい。
は、Ruに各種金属元素(合金化元素)を1種または2
種以上含有させたものを用いることができる。例えば、
Ti、Zr、Ta、Pt、Ir、Ni、Cr、Mo、
W、Nbなどの金属元素を0.01〜20重量%の範囲
で含有させたRu合金を用いることができる。これら合
金化元素は耐熱性、耐腐食性などに寄与するものであ
る。
述したようなRuまたはRu合金からなるターゲットの
表面において、X線回折法で測定された積分強度値にお
ける(002)面の結晶方位含有比を0.05以上とし
ている。(002)面の結晶方位含有比は図1に示す式
により計算される値を示すものである。
面の測定強度であり、R(002)は(002)面の相
対強度比(補正値)である。本発明で規定するX線回折
法による各結晶面の強度値は、たとえば以下のようにし
て測定する。まず、X線としてCu−Kα線を使用し、
測定試料の表面層を研磨などで処理した後、X線回折装
置を用いて表面の各結晶方位の積分強度値(測定強度
値)を求める。
各結晶面からの回折強度が完全にランダムに配向してい
る粉末の回折強度で正規化した補正強度値を用いる。す
なわち、JCPDS CARDなどの値で測定強度値を
補正して積分強度値を求め、これらから各結晶面の結晶
方位含有比を算出する。なお、(002)面及び(10
1)面の積分強度値(補正強度)の算出方法を表1に示
す。
表面において、X線回折法で測定された積分強度値にお
ける(002)面の結晶方位含有比を0.05以上とす
ることによって、得られるスパッタ膜(Ru膜、Ru合
金膜、あるいはこれらの酸化膜)の下地に対する密着性
を向上させることができる。この(002)面の結晶方
位含有比は0.08以上であることがさらに好ましい。
らにターゲット表面においてX線回折法で測定された積
分強度値における{I(002)/35}/{I(101)/100}の比を3.
0以上としている。この際、ターゲットの各部位におけ
る{I(002)/35}/{I(101)/100}の比のばらつきは±30%
以内とすることが好ましい。
定強度値、35は(002)面の相対強度比(補正
値)、I(101)は(101)面の測定強度値、10
0は(101)面の相対強度比(補正値)である。これ
らから求められる{I(002)/35}/{I(101)/100}の比は、
(002)面と(101)面との結晶方位含有比を表す
ものである。
グターゲットの表面において、X線回折法で測定される
結晶面は多数挙げられているが、特に(002)面と
(101)面が熱的に安定なターゲット組織を得るため
の指標として重要である。そこで、本発明では上記した
ように{I(002)/35}/{I(101)/100} の比を3.0以上と
している。このような条件を満足させることによって、
ターゲット組織の熱的安定性を高めることができるた
め、得られるスパッタ膜(Ru系電極膜)の膜厚分布や
膜質の均一性を向上させることが可能となり、さらには
パーティクルの発生を抑制することができる。
/100} の比が3.0%未満であるということは、スパッ
タリングターゲットの結晶組織が加工組織や部分的な再
結晶組織であることを意味しスパッタリングターゲット
の温度上昇に伴って再結晶組織が回復、あるいは部分的
に再結晶化するおそれが大きい。このようなスパッタリ
ングターゲットの結晶組織の変質に伴って、得られるス
パッタ膜の膜質や膜厚分布などが変化する。また、異常
放電などの突発的な現象が生じ、パーティクルの発生量
も増加する。
(101)/100} の比を3.0以上とすることによって、タ
ーゲット組織の回復や部分的な再結晶化を防ぐことがで
きる。このように、ターゲット結晶組織の熱的安定性を
高めることによって、得られるスパッタ膜(Ru系電極
膜)の膜厚分布や膜質の均一性を向上させることが可能
となり、さらにはパーティクルの発生を抑制することが
できる。スパッタリングターゲットの{I(002)/35}/{I
(101)/100} の比は4.5以上とすることがさらに好ま
しい。
位において、{I(002)/35}/{I(101)/100} の比のバラツ
キを±30%以内とすることによって、各部位で均一な
スパッタリング効果が得られ、より一層スパッタ膜(R
u系電極膜)の膜厚分布や膜質の均一性を向上させるこ
とができる。スパッタリングターゲットの各部位におけ
る結晶方位含有比のバラツキが±30%を超えると、各
部位における熱的安定性が異なることになり、スパッタ
粒子の放出特性が変化してしまう。これは膜厚分布や膜
質の変動要因となる。{I(002)/35}/{I(101)/100} の比
のばらつきは±15%以内とすることがさらに好まし
い。
述したように結晶組織として再結晶組織を有することが
好ましい。加工組織ではスパッタリングターゲットの温
度上昇により結晶組織が回復あるいは部分再結晶化する
ことがあり、このスパッタリングターゲットの結晶組織
の変質に伴い膜質などが変動したり、異常放電などが起
こりパーティクルが増発するおそれがある。一方、スパ
ッタリングターゲットが再結晶組織を有する場合には、
結晶組織の回復や部分再結晶化、また異常放電などを防
ぐことができ、安定した膜質を再現性よく得ることがで
きる。
においては、ターゲット全体としての平均結晶粒径が1
00μm以下であることが好ましく、さらに各部位での
平均結晶粒径のばらつきがターゲット全体での平均結晶
粒径の±25%以内であることが好ましい。ターゲット
全体としての平均結晶粒径は50μm以下とすることが
より好ましく、さらには10μm以下とすることが望ま
しい。
り大きいと、スパッタ時に各結晶粒からの原子の放出特
性の違いが顕著になり、膜厚分布が不均一になるおそれ
がある。さらに、平均結晶粒径が100μmより大きい
とスパッタ時にターゲット表面付近の電界が局部的に乱
れ、異常放電が起こりやすくなる。このような領域のタ
ーゲット物質は液状もしくはクラスター状となってター
ゲットから飛散し、これらの物質が核となってダストが
発生する。
きがターゲット全体としての平均結晶粒径の±25%の
範囲を超えると、各部位での原子などの放出特性の違い
が顕著になり、膜質が不安定となるおそれがある。各部
位での平均結晶粒径のばらつきはターゲット全体として
の平均結晶粒径の±15%以内とすることがさらに好ま
しい。なお、各部位での平均結晶粒径の測定は、JIS
H0501に記載されている切断法を適用して実施す
るものとする。
末冶金法、溶解法、急冷凝固法などの公知の方法によっ
て作製することができる。例えば、Ru粉末単体、もし
くはRu粉末に例えばTi、Ta、Zr、Pt、Ir、
Ni、Cr、Mo、W、Nbなどの粉末を所定量混合し
た粉末や合金粉末を、ホットプレス法やHIP法で燒結
することにより作製される。この際、ホットプレスやH
IPは再結晶温度以上の温度で実施する。ホットプレス
やHIP時の温度が再結晶温度未満であると、本発明で
規定するRuの(002)面の結晶方位含有比、あるい
は(002)面と(101)面との結晶方位含有比を満
足させることができない。
末すなわちRu粉末、Ru合金粉末Ruと合金化元素と
の混合粉末などとしては、所定の粉末粒径のものを使用
する。具体的には30μm以下の粒径を有する原料粉末
を用いることが好ましい。このような原料粉末を用いる
ことによって、ターゲット全体としての平均結晶粒径、
さらには各部位での平均結晶粒径のばらつきを所望範囲
に制御することができる。ターゲット素材に塑性加工お
よび熱処理を施す場合には、その際の条件によっても結
晶粒径を制御することができる。
ゲット素材を作製した後に、塑性加工を施す場合には、
その際の処理温度を再結晶温度以上とすることによって
も、本発明で規定する(002)面の結晶方位含有比、
あるいは(002)面と(101)面との結晶方位含有
比を満足させることができる。また、塑性加工後に施す
熱処理温度を再結晶温度以上とすることによっても同様
である。溶解法や急冷凝固法などでターゲット素材を作
製した場合についても同様である。
度はおおよそ1000〜1600℃程度であるため、上
記したホットプレスやHIP時の温度、あるいは塑性加
工やその後の熱処理温度は1200℃以上とすることが
好ましい。特に、これらの処理温度を1300℃以上と
することによって、(002)面の結晶方位含有比や
(002)面と(101)面との結晶方位含有比をより
一層高めることができる。 上述したような方法により
得られたターゲット素材を所望形状に機械加工した後、
バッキングプレートと接合することによって、本発明の
スパッタリングターゲットが得られる。
のスパッタリングターゲットを用いてスパッタ成膜する
ことにより得られるRu膜またはRu合金膜を有する。
本発明のスパッタリングターゲットを用いた成膜は、通
常のArガスを用いて実施してもよいし、またAr+O
2 の混合ガスをスパッタガスとして用いた反応性スパッ
タにより実施してもよい。
て成膜したRu系電極膜は、膜質、シート抵抗、膜厚分
布などが均一で、かつSi基板、その表面に形成される
Si酸化膜やSi窒化膜などの下地に対して良好な付着
力を示し、剥がれなどが生じにくいため、それを用いた
各種電子部品の特性、信頼性、耐久性などを向上させる
ことができる。また、スパッタ時のパーティクル発生を
抑制することができるため、回路の断線や短絡を防ぐこ
とができると共に、配線の微細化などに対しても大きく
貢献する。
た成膜によれば、酸素を含むRu膜またはRu合金膜が
得られる。このような酸素を含むRu膜やRu合金膜
は、特に下地に対して優れた密着性を示す。本発明にお
いては、このような酸素を含むRu膜またはRu合金膜
と、通常のスパッタ法により成膜したRu膜またはRu
合金膜との積層膜を電極膜として用いてもよい。この
際、酸素を含むRu膜またはRu合金膜は、下地に対す
る密着性の向上に寄与すると共に、下地の拡散を防ぐバ
リア材としても機能する。
用可能であるが、特にSrTiO3やBa1-x Srx T
iO3 などのペロブスカイト型酸化物からなる誘電体膜
を有する薄膜キャパシタの電極として好適である。薄膜
キャパシタの具体的な構造としては、Si基板などの上
に下部電極を形成し、下部電極上に誘電体膜および上部
電極を順に形成した構造が挙げられ、このような下部電
極または上部電極の少なくとも一方に本発明の電極膜が
用いられる。このような薄膜キャパシタは、例えば大容
量DRAMやFRAMなどの半導体記憶素子に適用され
る。
価結果について述ぺる。
用意し、これら粉末をRu単体、Ru−10at%W、
Ru−12at%Mo、Ru−5at%Pt、Ru−2
0at%Taとなるように調合した。
℃、保持時間 4時間、加圧加重2500Pa、10P
a以下の真空雰囲気の条件下でホットプレスし、直径1
27mm、厚さ5mmの寸法を有するRuターゲットお
よびRu合金ターゲットをそれぞれ10枚ずつ作製し
た。これらのうち、それぞれ5枚のターゲットについて
は、ホットプレス後に1800〜2000℃で3〜5時
間保持し、結晶粒径の調節を行った。
ぞれ平均結晶粒径が100μm以下のスパッタリングタ
ーゲットを5枚と、100μmを超えるスパッタリング
ターゲットを5枚作製した。なお、表2の試料No1〜
No5のスパッタリングターゲットは平均結晶粒径が1
00μm以下のものであり、試料No6〜No10のス
パッタリングターゲットは平均結晶粒径が100μmを
超えるものである。
結晶方位含有比をX線回折法により測定した。結晶方位
含有比は、試料表面の変質層を研磨して除去した後、X
線回折計で各結晶方位に対応する回折線の積分強度を測
定し、得られた強度値を相対強度値(JCPDS CA
RD参照)で補正した後、図1の式を用いて算出した。
表2に各ターゲットの(002)結晶方位含有比、平均
結晶粒径のばらつき、(002)/(101)結晶方位
含有比およびそのばらつきを示す。
ットは(002)結晶方位含有比が0.05以上であ
り、試料No6〜No10の各ターゲットは(002)
結品方位含有比が0.05以下である。また、平均結晶
粒径のばらつきは試料No1〜No5の各ターゲットが
25%以下であるのに対して、試料No6〜No10の
各ターゲットは25%以上となっている。
(002)/(101)結晶方位含有比は3以上であ
り、そのばらつきは±30%以内であった。
トを用いて、温度: 20℃(室温)、DC出力:0.5
kW、スパッタガス:ArとO2 の混合ガス( Ar:O
2 =16:4)、圧力:l.3×10-3Pa以下、スパ
ッタ時間:l分、の条件で、それぞれスパッタリングを
行い、Siウェーハ上にRu膜またはRu合金膜を成膜
した。
膜の膜厚分布およびダスト数を測定した。さらに、得ら
れた薄膜の密着性をピール試験により評価した。膜厚分
布の測定は膜厚測定機(alpha−step200)
を用いて行い、図2に示すSiウェーハの各部位につい
て実施した。膜中のダスト数はダストカウンタ装置(V
M−3)を用いて測定した。ピール試験においては、図
2に示すSiウェーハの各部分から5mm角のサンプル
を10個採取した後、ピール試験用のテープを薄膜に接
着し、このテープを剥がした際に薄膜がテープにつくか
つかないかで密着性の度合いを評価した。
タリングターゲットを用いた薄膜の膜厚分布を表3に示
す。平均結晶粒径が100μm以下で(002)結晶方
位含有比が0.05以上の試料Nol〜No5の各スパ
ッタリングターゲットを用いた場合には、膜厚のばらつ
きをその平均膜厚の±5%以内に収めることができるこ
とが分かる。一方、結晶粒径が100μm以上で(00
2)結晶方位含有比が0.05未満の試料No6〜No
10の各スパッタリングターゲットを用いた場合には、
膜厚のばらつきがその平均膜厚の±5%を超えているこ
とが分かる。
均結晶粒径が100μm以下で(002)結晶方位含有
比が0.05以上の試料No1〜No5の各スパッタリ
ングターゲットを用いた場合には、どの大きさのダスト
も少なく、特に100μm以上のダストは全ての場合に
おいて1桁台と少なくなっていることが分かる。一方、
結晶粒径が100μm以上で(002)結晶方位含有比
が0.05未満の試料No6〜No10の各スパッタリ
ングターゲットを用いた場合、ダストが非常に多くなっ
ていることが分かる。
て説明する。表5はピール試験の結果を示したものであ
る。平均結晶粒径が100μm以下で(002)結晶方
位含有比が0.05以上の試料No1〜No5の各スパ
ッタリングターゲットを用いて成膜したRu膜またはR
u合金膜は、薄膜がテープに付着した割合が1桁台であ
った。一方、結晶粒径が100μm以上で(002)結
晶方位含有比が0.05未満の試料No6〜No10の
各スパッタリングターゲットを用いて成膜したRu膜ま
たはRu合金膜は、薄膜がテープに付着した割合が試料
No1〜No5により成膜した薄膜に比べてl桁多かっ
た。この結果から、本発明のスパッタリングターゲット
を用いることによって、薄膜の付着力が大幅に改善され
ることが確認された。
部電極膜と上部電極膜として薄膜キャパシタを構成し
た。誘電体膜にはBa1-x Srx TiO3 膜を用いた。
このような薄膜キャパシタは、いずれも信頼性および特
性に優れるものであった。
の粉末を用意し、これら各粉末を表6に示す各組成とな
るように調合した。これら各粉末を10Pa以下の真空
雰囲気下で表6に示す条件でホットプレスし、さらに直
径127mm、厚さ5mmに機械加工した後、Cu製バ
ッキングプレートに接合することによって、平均結晶粒
径および結晶方位含有比の異なる10種類のRuターゲ
ットおよびRu合金ターゲットを作製した。
ばらつき、およびターゲット表面の(002)/(10
1)結晶方位含有比とそのばらつきを測定した。これら
の結果を併せて表6に示す。
温度:20℃(室温)、DC出力: 0.5kW、スパッ
タガス:ArとO2 の混合ガス(Ar:O2 =16:
4)、圧力:1.3×10-3Pa以下、スパッタ時間:
1分、の条件で、それぞれスパッタリングを行い、Si
ウェーハ上にRu膜またはRu合金膜を成膜した。得ら
れたRu膜およびRu合金膜について、実施例1と同様
にしてピール試験を実施した。
径が100μm以下で、平均粒径のばらつきが±25%
以内であり、ターゲット表面においてX線回折法で測定
された積分強度値を用いて計算される{(002)/35}/{(1
01)/100 }が3.0以上であり、さらにはターゲットの
各部位における(002)/(101) 結晶方位含有比のばらつき
が±30%以内であるスパッタリングターゲットを用い
て成膜したRu膜およびRu合金膜は、付着力に優れて
いることが分かる。
をそれぞれ下部電極膜と上部電極膜として薄膜キャパシ
タを構成した。誘電体膜にはBa1-x Srx TiO3 膜
を用いた。このような薄膜キャパシタは、いずれも信頼
性および特性に優れるものであった。
リングターゲットによれば、膜厚分布や膜質が均一で、
かつ下地に対して優れた付着力を示すRu膜やRu合金
膜を再現性よく得ることができる。このようなRu膜や
Ru合金膜は各種電子部品の電極膜として有用である
が、特に誘電体膜としてペロプスカイト型酸化物を有す
る薄膜キャパシタの電極に好適である。このような本発
明の電極膜およびそれを用いた電子部品によれば、その
信頼性や特性の向上を図ることができる。
位含有比の計算方法を示す図である。
晶粒径および付着力を測定した各部位を示す図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 RuまたはRu合金からなるスパッタリ
ングターゲットであって、ターゲット表面においてX線
回折法で測定された積分強度値における(002)面の
結晶方位含有比が0.05以上であることを特徴とする
スパッタリングターゲット。 - 【請求項2】 請求項1記載のスパッタリングターゲッ
トにおいて、 前記ターゲット表面においてX線回折法で測定された積
分強度値における{I(002)/35}/{I(101)/100}の比が3.
0以上であり、かつターゲットの各部位における前記{I
(002)/35}/{I(101)/100}の比のばらつきが±30%以内
であることを特徴とするスパッタリングターゲット。 - 【請求項3】 RuまたはRu合金からなるスパッタリ
ングターゲットであって、ターゲット表面においてX線
回折法で測定された積分強度値における{I(002)/35}/{I
(101)/100}の比が3.0以上であることを特徴とするス
パッタリングターゲット。 - 【請求項4】 請求項3記載のスパッタリングターゲッ
トにおいて、 ターゲットの各部位における前記{I(002)/35}/{I(101)/
100}の比のばらつきが±30%以内であることを特徴と
するスパッタリングターゲット。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
記載のスパッタリングターゲットにおいて、 結晶組織が再結晶組織であることを特徴とするスパッタ
リングターゲット。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
記載のスパッタリングターゲットにおいて、 ターゲット全体としての平均結晶粒径が100μm以下
であることを特徴とするスパッタリングターゲット。 - 【請求項7】 請求項6記載のスパッタリングターゲッ
トにおいて、 ターゲットの各部位における平均結晶粒径は、前記ター
ゲット全体の平均結晶粒径に対してそのばらつきが±2
5%以内であることを特徴とするスパッタリングターゲ
ット。 - 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれか1項
記載のスパッタリングターゲットにおいて、 前記Ru合金は、Ti、Zr、Ta、Pt、Ir、N
i、Cr、Mo、WおよびNbから選ばれる少なくとも
1種の元素を0.01〜20重量%の範囲で含むことを
特徴とするスパッタリングターゲット。 - 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれか1項
記載のスパッタリングターゲットを用いて、スパッタ成
膜してなるRu膜またはRu合金膜を有することを特徴
とする電極膜。 - 【請求項10】 請求項9記載の電極膜を具備すること
を特徴とする電子部品。 - 【請求項11】 下部電極と前記下部電極上に配置され
た誘電体膜と、前記誘電体膜上に配置された上部電極と
を具備する薄膜キャパシタにおいて、 前記下部電極および上部電極の少なくとも一方は、請求
項9記載の電極膜からなることを特徴とする薄膜キャパ
シタ。
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