JP2002167628A - リチウム回収装置および方法 - Google Patents

リチウム回収装置および方法

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JP2002167628A
JP2002167628A JP2000361155A JP2000361155A JP2002167628A JP 2002167628 A JP2002167628 A JP 2002167628A JP 2000361155 A JP2000361155 A JP 2000361155A JP 2000361155 A JP2000361155 A JP 2000361155A JP 2002167628 A JP2002167628 A JP 2002167628A
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Japan
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adsorbent
lithium
lithium ions
bed
liquid
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JP2000361155A
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English (en)
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Kenta Oi
健太 大井
Hirobumi Kano
博文 加納
Yoshitaka Miyai
良孝 宮井
Atsushi Honda
淳 本田
Hirotatsu Kameyama
寛達 亀山
Katsuaki Takahashi
克章 高橋
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/84Recycling of batteries or fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃液等からリチウム金属またはその化合物を
回収することができる回収装置を提供する。 【解決手段】 リチウムイオンを選択的に吸着する吸着
剤Mが充填されて中心軸を中心に回転する回転床1と、
この回転床1に被処理液を供給する溶解槽2と、回転床
1の回転方向において被処理液供給位置に対して上流側
および下流側の位置からそれぞれ回転床1に洗浄水を供
給する洗浄水供給機5と、回転床1の回転方向において
洗浄水供給機5による洗浄水供給位置を挟んで被処理液
供給位置と反対側位置から回転床1に酸性水溶液を供給
する酸性水溶液供給機6とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、廃液等からリチ
ウムを回収するための装置および方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、セラミックスや
電池,冷媒吸収剤,医薬品などの多くの分野においてリ
チウム金属およびその化合物の需要が増大してきてい
る。
【0003】そして、このリチウム金属およびその化合
物は、将来、大容量電池やアルミニウム合金材料,核融
金燃料などへの利用が期待されており、その需要がさら
に飛躍的に増大することが予想されている。
【0004】このリチウム金属は希少金属であって、世
界的にも産出量が少なく、日本においてはこのリチウム
金属を含むリチウム鉱石資源が発見されていない。しか
しながら、従来、例えば液晶ガラスの製造工程から排出
される廃塩や廃棄されるリチウム電池,冷温水機に冷媒
として使用される臭化リチウム化合物の廃液などに含ま
れるリチウム化合物は、ほとんど回収されることなくそ
のまま廃棄されている。
【0005】このため、希少金属であり日本ではほとん
ど産出されない重要なリチウム金属を廃液等から回収し
て再利用する技術の開発が、以前から強く望まれてい
た。
【0006】この発明は、上記のような要望に応えるた
めに為されたものである。すなわち、この発明は、廃液
等からリチウム金属またはその化合物を回収することが
できる装置を提供することを第1の目的とする。
【0007】さらに、この発明は、廃液等からリチウム
金属またはその化合物を回収することができる方法を提
供することを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるリチウ
ム回収装置は、上記第1の目的を達成するために、両面
が開放されたケーシング内にリチウムイオンを選択的に
吸着する吸着剤が充填されて中心軸を中心に回転する回
転床と、この回転床の一方の開放面に対向する位置から
回転床に被処理液を供給する被処理液供給部材と、前記
回転床の一方の開放面に対向するとともに回転床の回転
方向において前記被処理液供給部材による被処理液供給
位置に対して上流側および下流側の位置からそれぞれ回
転床に洗浄水を供給する洗浄水供給部材と、前記回転床
の一方の開放面に対向するとともに回転床の回転方向に
おいて前記洗浄水供給部材による洗浄水供給位置を挟ん
で被処理液供給位置と反対側位置から回転床に脱着用水
溶液を供給する脱着用水溶液供給部材とを備えているこ
とを特徴としている。
【0009】この第1の発明によるリチウム回収装置
は、回転床が回転することによって、この回転床の吸着
剤が充填されている各部分を、被処理液からリチウムイ
オンを吸着する位置と、リチウムイオンを吸着した吸着
剤を洗浄する位置と、吸着剤に吸着されたリチウムイオ
ンを脱着する位置と、リチウムイオンが脱着された吸着
剤を洗浄する位置を順次巡回させながら、リチウムイオ
ンの回収を行う。
【0010】すなわち、被処理液供給部材から回転床の
吸着剤が充填されている部分に被処理液が供給され、こ
の被処理液が回転床を通過する際に、この回転床内のリ
チウムイオンを選択的に吸着する吸着剤と被処理液とが
互いに接触することによって、被処理液に含まれるリチ
ウムイオンが吸着剤に吸着される。
【0011】そして、このリチウムイオンを吸着した吸
着剤が充填されている部分が、回転床の回転によって次
の洗浄水供給部材から洗浄水が供給される位置に移動さ
れると、リチウムイオンを吸着している吸着剤に付着し
ている被処理液が洗浄水によって洗い流される。
【0012】次に、この洗浄された吸着剤が充填されて
いる回転床の部分が、回転床の回転によって次の脱着用
水溶液供給部材から脱着用水溶液が供給される位置に移
動されると、この部分に脱着用水溶液供給部材から脱着
用水溶液が供給されて、この脱着用水溶液が回転床を通
過する際に、この回転床内のリチウムイオンを吸着して
いる吸着剤と互いに接触することによって、吸着剤に吸
着されているリチウムイオンが脱着されて、脱着用水溶
液とともに回転床から排出される。
【0013】この後、リチウムイオンが脱着された吸着
剤が充填されている部分が、回転床の回転によって次の
洗浄水供給部材から洗浄水が供給される位置に移動され
ると、吸着剤に付着している脱着用水溶液が洗浄水によ
って洗い流され、さらに回転床の回転によって、この回
転床の洗浄済みの吸着剤が充填されている部分が、再
度、被処理液供給部材から被処理液が供給される位置に
位置されて、被処理液中のリチウムイオンの吸着が繰り
返される。
【0014】以上のように、上記第1の発明によれば、
液晶ガラスの製造工程から排出される廃塩やリチウムイ
オン電池の製造時に出来るコバルトイオン等を含んだリ
チウムイオン廃液,吸収熱温水器の熱吸収剤として使用
された重金属インヒビタなどを含む臭化リチウムや沃化
リチウムの廃液などのように、従来はほとんどそのまま
廃棄されていたような廃棄物から、希少金属であり将来
需要の増加が見込まれるリチウムを容易にかつ効果的に
回収することが出来るようになり、また、例えば液晶ガ
ラスの製造工程において使用される硝酸ナトリウム等の
ように、製造工程において溶けだしたリチウムイオンが
不純物となるために廃棄されていた廃棄物を、リチウム
イオンを回収することによって、製品として再生するこ
とが出来るようになる。
【0015】そして、この発明によれば、回転床の吸着
剤が充填されている各部分が、回転床の回転にともなっ
て順次移動しながら、吸着,洗浄,脱着,洗浄の各工程
を繰り返してゆくので、リチウムイオンの回収を効率的
に行うことが出来るようになる。
【0016】第2の発明によるリチウム回収装置は、前
記第1の目的を達成するために、第1の発明の構成に加
えて、前記回転床のケーシング内が回転床の回転方向に
沿って並ぶ四つの室に区画されていて、それぞれ室に吸
着剤が充填されていることを特徴としており、これによ
って、吸着,洗浄,脱着,洗浄の各工程において、被処
理液と脱着用水溶液と洗浄水とが混合することなく、そ
れぞれの工程における処理が確実に行われるようにな
る。
【0017】第3の発明によるリチウム回収装置は、前
記第1の目的を達成するために、第1の発明の構成に加
えて、前記吸着剤が、中性またはアルカリの環境下にお
いてリチウムイオンを吸着し、酸性の環境下において吸
着していたリチウムイオンを放出する性質を備えている
ことを特徴としている。
【0018】この第3の発明によるリチウム回収装置に
よれば、被処理液を中性またはアルカリになるようにペ
ーハ調整することによって、吸着剤によるリチウムイオ
ンの吸着が行われ、脱着用水溶液を酸性になるようにペ
ーハ調整することによって、吸着剤からのリチウムイオ
ンの脱着が行われる。
【0019】第4の発明によるリチウム回収装置は、前
記第1の目的を達成するために、第3の発明の構成に加
えて、前記吸着剤が、リチウムと酸化マンガンのスピネ
ル構造からなる物質のリチウムイオンを酸による処理に
よって水素イオンと置き換えることにより得られる物質
であることを特徴としている。
【0020】この第4の発明によるリチウム回収装置に
よれば、吸着剤が、アルカリ性の被処理液と接触する
と、酸による処理によってリチウムイオンと置き換わっ
ていた吸着剤中の水素イオンがアルカリの水酸基と反応
して、これにより生成されるホール内に被処理液中のリ
チウムイオンを吸着し、リチウムイオンをアルカリ水溶
液から分離させる。
【0021】そして、このリチウムイオンを吸着してい
る吸着剤が酸性の脱着用水溶液と接触すると、この吸着
剤に吸着されているリチウムイオンが、脱着用水溶液に
含まれる水素イオンと置き換えられて脱着用水溶液中に
放出されることにより吸着剤から脱着される。
【0022】第5の発明によるリチウム回収装置は、前
記第1の目的を達成するために、第1の発明の構成に加
えて、前記被処理液供給部材から回転床に供給される被
処理液にアルカリを添加するアルカリ供給部材をさらに
備えていることを特徴としている。
【0023】この第5の発明によるリチウム回収装置に
よれば、アルカリ供給部材から供給されるアルカリによ
って、回転床に注入される被処理液が、吸着剤がリチウ
ムイオンを吸着するのに必要なペーハ値になるように容
易にペーハ調節される。
【0024】第6の発明によるリチウム回収装置は、前
記第1の目的を達成するために、第1の発明の構成に加
えて、前記脱着用水溶液が酸性水溶液であることを特徴
としており、これによって、酸性の環境下において吸着
剤からリチウムイオンを脱着させることが出来るように
なる。
【0025】第7の発明によるリチウム回収装置は、前
記第1の目的を達成するために、第1の発明の構成に加
えて、前記被処理液供給部材から回転床に供給される被
処理液を濾過する濾過部材をさらに備えていることを特
徴としており、この濾過部材によって回転床への供給前
にあらかじめ被処理液内の固形物が取り除かれるので、
回転床内の吸着剤に異物が混じるのを防止することが出
来る。
【0026】第8の発明によるリチウム回収装置は、前
記第1の目的を達成するために、第1の発明の構成に加
えて、前記回転床を通過した被処理液を乾燥させる乾燥
部材をさらに備えていることを特徴としており、これに
よって、被処理液がリチウムイオンを不純物として含む
廃棄物であるような場合には、リチウムイオンが回収さ
れた被処理液を乾燥部材によって乾燥させることによっ
て、粉末製品として再生させることが出来る。
【0027】第9の発明によるリチウム回収装置は、前
記第2の目的を達成するために、両面が開放されたケー
シング内にリチウムイオンを選択的に吸着する吸着剤が
充填されて中心軸を中心に回転する回転床の所定の回転
位置に位置する部分に被処理液を供給して回転床を通過
させることにより被処理液に含まれるリチウムイオンを
吸着剤に吸着させる吸着工程と、この吸着工程が行われ
る位置から回転床の回転にともなって移動されてくる回
転床の部分に洗浄水を供給してリチウムイオンを吸着し
た吸着剤を洗浄する第1洗浄工程と、この第1洗浄工程
が行われる位置から回転床の回転にともなって移動され
てくる回転床の部分に脱着用水溶液を供給して回転床を
通過させることにより吸着剤に吸着されているリチウム
イオンを脱着させる脱着工程と、この脱着工程が行われ
る位置から回転床の回転にともなって移動されてくる回
転床の部分に洗浄水を供給してリチウムイオンが脱着さ
れた吸着剤を洗浄する第2洗浄工程とを備えていること
を特徴としている。
【0028】この第9の発明によるリチウム回収方法に
よれば、回転床が回転することによって、この回転床の
吸着剤が充填されている各部分が、被処理液からリチウ
ムイオンを吸着する位置と、リチウムイオンを吸着した
吸着剤を洗浄する位置と、吸着剤に吸着されたリチウム
イオンを脱着する位置と、リチウムイオンが脱着された
吸着剤を洗浄する位置を順次巡回し、それぞれの位置に
おいて、吸着工程−第1洗浄工程−脱着工程−第2洗浄
工程が順次行われて、リチウムイオンの回収が行われ
る。
【0029】すなわち、吸着工程において、回転床の吸
着剤が充填されている所定の部分に被処理液が供給さ
れ、この被処理液が回転床を通過する際に、この回転床
内のリチウムイオンを選択的に吸着する吸着剤と被処理
液とが互いに接触して、被処理液に含まれるリチウムイ
オンが吸着剤に吸着される。
【0030】そして、このリチウムイオンを吸着した吸
着剤が充填されている部分が、回転床の回転によって次
の第1洗浄工程が行われる位置に移動されると、リチウ
ムイオンを吸着している吸着剤に付着している被処理液
が洗浄水によって洗い流される。
【0031】次に、この洗浄された吸着剤が充填されて
いる回転床の部分が、回転床の回転によって次の脱着工
程が行われる位置に移動されると、この部分に脱着用水
溶液が供給されて、この脱着用水溶液が回転床を通過す
る際に、この回転床内のリチウムイオンを吸着している
吸着剤と互いに接触し、吸着剤に吸着されているリチウ
ムイオンが脱着されて、脱着用水溶液とともに回転床か
ら排出される。
【0032】この後、リチウムイオンが脱着された吸着
剤が充填されている部分が、回転床の回転によって次の
第2洗浄工程が行われる位置に移動されると、吸着剤に
付着している脱着用水溶液が洗浄水によって洗い流さ
れ、さらに回転床の回転によって、この回転床の洗浄済
みの吸着剤が充填されている部分が、再度、吸着工程が
行われる位置に位置されて、被処理液中のリチウムイオ
ンの吸着が繰り返される。
【0033】以上のように、上記第9の発明によれば、
液晶ガラスの製造工程から排出される廃塩やリチウムイ
オン電池の製造時に出来るコバルトイオン等を含んだリ
チウムイオン廃液,吸収熱温水器の熱吸収剤として使用
された重金属インヒビタなどを含む臭化リチウムや沃化
リチウムの廃液などのように、従来はほとんどそのまま
廃棄されていたような廃棄物から、希少金属であり将来
需要の増加が見込まれるリチウムを容易にかつ効果的に
回収することが出来るようになり、また、例えば液晶ガ
ラスの製造工程において使用される臭化ナトリウム等の
ように、製造工程において溶けだしたリチウムイオンが
不純物となるために廃棄されていた廃棄物を、リチウム
イオンを回収することによって、製品として再生するこ
とが出来るようになる。
【0034】そして、この発明によれば、回転床の吸着
剤が充填されている各部分が、回転床の回転にともなっ
て順次移動しながら、吸着工程,第1洗浄工程,脱着工
程,洗浄工程の各工程が繰り返されてゆくので、リチウ
ムイオンの回収を効率的に行うことが出来るようにな
る。
【0035】第10の発明によるリチウム回収方法は、
前記第2の目的を達成するために、第9の発明の構成に
加えて、前記吸着剤が、中性またはアルカリの環境下に
おいてリチウムイオンを吸着し酸性の環境下において吸
着していたリチウムイオンを放出する性質を備えてお
り、被処理液を中性またはアルカリ性になるようにペー
ハ調節した後に吸着剤に接触させ、リチウムイオンを吸
着した吸着剤に酸性の脱着用水溶液を接触させることを
特徴としている。
【0036】この第10の発明によるリチウム回収方法
によれば、中性またはアルカリになるようにペーハ調整
された被処理液から吸着剤によってリチウムイオンの吸
着が行われ、酸性になるようにペーハ調整された脱着用
水溶液によって、吸着剤からのリチウムイオンの脱着が
行われる。
【0037】第11の発明によるリチウム回収方法は、
前記第2の目的を達成するために、第9の発明の構成に
加えて、前記吸着剤が、リチウムと酸化マンガンのスピ
ネル構造からなる物質のリチウムイオンを酸による処理
によって水素イオンと置き換えることによって得られる
物質であることを特徴としている。
【0038】この第11の発明によるリチウム回収方法
によれば、吸着剤が、アルカリ性の被処理液と接触する
と、酸による処理によってリチウムイオンと置き換わっ
ていた吸着剤中の水素イオンがアルカリの水酸基と反応
して、これにより生成されるホール内に被処理液中のリ
チウムイオンを吸着し、リチウムイオンをアルカリ水溶
液から分離させる。
【0039】そして、このリチウムイオンを吸着してい
る吸着剤が酸性の脱着用水溶液と接触すると、この吸着
剤に吸着されているリチウムイオンが、脱着用水溶液に
含まれる水素イオンと置き換えられて脱着用水溶液に放
出されることにより吸着剤から脱着される。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好適と思わ
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明を行う。
【0041】図1は、この発明によるリチウム回収装置
の実施形態における一例を示す構成図である。
【0042】この図1において、リチウム回収装置は、
内部に後述するような吸着剤Mが充填された円筒形状の
回転床1と、被処理対象物であるリチウム含有物を溶か
して水溶液(以下、被処理液という)にするとともにこ
の被処理液を回転床1に供給する溶解槽2と、この溶解
槽2から回転床1に供給される被処理液から固形物を取
り除く濾過器3と、溶解槽2から回転床1に供給される
被処理液にアルカリを添加するアルカリ供給機4と、回
転床1に洗浄水を供給する洗浄水供給機5と、回転床1
に酸性水溶液を供給する酸性水溶液供給機6を備えてい
る。
【0043】さらに、このリチウム回収装置は、回転床
1から吸着剤と分離されて排出されてきた後述するよう
なリチウムイオンが除去された被処理液を乾燥させる乾
燥機7を備えている。
【0044】上記回転床1は、円筒状の上面と底面が開
放されたケーシング1A内に、仕切板1Bによって、そ
れぞれ中心角度が90度の四つの扇型の吸着剤充填室R
1,R2,R3,R4が形成されており、中心軸(図示
せず)を中心に水平面内において一方向(図示の例では
反時計回り方向)に回転されるようになっている。
【0045】そして、この回転床1に形成された各吸着
剤充填室R1,R2,R3,R4内に吸着剤Mが充填さ
れていて、後述するように、回転床1の上方から供給さ
れる被処理液および洗浄水,酸性水溶液が、この吸着剤
Mの隙間を抜けて下方に排出されるようになっている。
【0046】上記の吸着剤Mとしては種々の吸着材が使
用可能であるが、この例においては、リチウムと酸化マ
ンガンのスピネル構造からなる物質を酸によって処理し
たものが使用されている。
【0047】すなわち、このリチウムと酸化マンガンの
スピネル構造からなる物質は、酸による処理によって物
質中のリチウムイオンが酸の水素イオンと置き換わって
いるために、この吸着剤がアルカリ水溶液と接触する
と、リチウムイオンと置き換わっていた水素イオンがア
ルカリの水酸基と反応して、吸着剤にリチウムイオンが
入るホールが生成されるので、アルカリ水溶液中にリチ
ウムイオンが含まれている場合には、このリチウムイオ
ンを水素イオンが抜けたホール内に吸着して、アルカリ
水溶液から分離させることが出来る。
【0048】溶解槽2から濾過器3を介して供給される
被処理液の供給口(以下、被処理液供給口という)は、
回転床1の吸着剤充填室R1,R2,R3,R4のう
ち、一つの吸着剤充填室(図示の例では、吸着剤充填室
R1)の上方に配置されていて、後述するように、回転
床1の回転に伴って順次その下方に位置される吸着剤充
填室に、被処理液を供給するようになっている。
【0049】さらに、洗浄水供給機5から供給される洗
浄水の供給口(以下、洗浄水供給口という)は、溶解槽
2からの被処理液の供給口に対向する位置にある吸着剤
充填室(図示の例では、吸着剤充填室R1)の下流側と
上流側にある吸着剤充填室(図示の例では、吸着剤充填
室R2とR4)の上方にそれぞれ配置されていて、後述
するように、回転床1の回転に伴って順次その下方に位
置されるそれぞれの吸着剤充填室に、洗浄水を供給する
ようになっている。
【0050】さらに、酸性水溶液供給機6から供給され
る酸性水溶液被処理液の供給口(以下、酸性水溶液供給
口という)は、被処理液供給口に対向する位置にある吸
着剤充填室(図示の例では、吸着剤充填室R1)と回転
床1の中心を挟んで対称位置にある吸着剤充填室(図示
の例では、吸着剤充填室R3)の上方に配置されてい
て、後述するように、回転床1の回転に伴って順次その
下方に位置される吸着剤充填室に、酸性水溶液を供給す
るようになっている。
【0051】上記リチウム回収装置によるリチウムの回
収は、回転床1がその中心軸の回りを水平面内において
回転されることによって、各吸着剤充填室R1,R2,
R3,R4が被処理液供給口および洗浄水供給口,酸性
水溶液供給口,洗浄水供給口の下方を順次通過しなが
ら、下記に述べるような、吸着工程−第1洗浄工程−脱
着工程−第2洗浄工程の各工程を経ることによって行わ
れる。
【0052】すなわち、被処理液供給口の下方に位置さ
れた吸着剤充填室(図示の例では、吸着剤充填室R1)
に対して吸着工程が行われる。
【0053】すなわち、この吸着工程においては、リチ
ウムの回収を行う被処理物が溶解槽2内に入れられ、こ
の被処理物が固形または粉末状のものである場合には、
溶解槽2内に純水が注入されて、被処理物が溶解され
る。
【0054】この被処理物としては、液晶ガラスの製造
工程から排出される廃塩(不純物としてリチウムイオン
を含む臭化ナトリウム),リチウムイオン電池の製造時
に出来るコバルトイオン等を含んだリチウムイオン廃
液,吸収熱温水器の熱吸収剤として使用された重金属イ
ンヒビタなどを含む臭化リチウムや沃化リチウムの廃液
などが代表例として挙げられるが、その他、リチウムイ
オンを含むものであれば、どのような種類のものでも、
処理の対象となる。
【0055】そして、溶解槽2内において被処理物であ
る廃液や被処理物が純水によって溶解された被処理液
は、濾過器3を通されて被処理液中の固形分が除去され
た後、被処理液供給口からその下方に位置している吸着
剤充填室(図示の例では、吸着剤充填室R1)上に散水
される。
【0056】このとき、被処理液には、アルカリ供給機
4から供給されるアルカリ(水酸化ナトリウムまたは揮
発性のアルカリ)が添加されて、被処理液供給口から吸
着剤充填室上に散水される際には、そのペーハが7以上
(中性またはアルカリ性)になるように調節されてい
る。
【0057】このペーハ調節された被処理液は、回転床
1の吸着剤充填室内を下方に向かって通過する際に、こ
の吸着剤充填室内に充填された吸着剤Mと接触し、この
とき、被処理液内に含まれるリチウムイオンが吸着剤M
に吸着される。
【0058】すなわち、前述したように、吸着剤Mは、
リチウムと酸化マンガンのスピネル構造からなる物質の
リチウムイオンが酸による処理によって水素イオンと置
き換えられたものであって、アルカリ水溶液と接触する
と、リチウムイオンと置き換わっていた水素イオンがア
ルカリの水酸基と反応し、これによって生成されるホー
ル内に被処理液中のリチウムイオンを吸着して、アルカ
リ水溶液から分離させる。
【0059】このようにして、吸着剤Mによる吸着によ
ってリチウムイオンが除去された被処理液は、回転床1
の底部から流出される。
【0060】そして、このリチウムイオンが除去された
被処理液は、不純物であるリチウムイオンが除去される
ことによってそのまま製品として再利用されたり、また
は、乾燥機7において乾燥されることにより、粉末製品
として再生される。
【0061】以上のような吸着工程が終了した回転床1
の吸着剤充填室は、回転床1の回転によって、洗浄水供
給口の下方に位置する位置に移動されて第1洗浄工程が
行われる。
【0062】すなわち、この第1洗浄工程において、洗
浄水供給機5から供給される洗浄水である純水が、洗浄
水供給口からその下方に位置している吸着剤充填室(図
示の例では、吸着剤充填室R2)上に散水される。
【0063】これによって、吸着剤充填室内のリチウム
イオンを吸着している吸着剤Mに付着している被処理液
が洗い流される。
【0064】次に、上記のような第1洗浄工程が終了し
た回転床1の吸着剤充填室は、回転床1の回転によっ
て、酸性水溶液供給口の下方に位置する位置に移動され
て脱着工程が行われる。
【0065】すなわち、この脱着工程において、酸性水
溶液供給機6から供給される酸性水溶液(PH<7)が
酸性水溶液供給口からその下方に位置している吸着剤充
填室(図示の例では、吸着剤充填室R3)上に散水され
る。
【0066】これによって、酸性水溶液供給口から散水
された酸性水溶液が回転床1の吸着剤充填室内を下方に
向かって通過する際に、この吸着剤充填室内の吸着剤M
と接触し、このとき、吸着剤Mに吸着されているリチウ
ムイオンが吸着剤Mから脱着される。
【0067】すなわち、この吸着剤Mと酸性水溶液との
接触によって、前述したリチウムと酸化マンガンのスピ
ネル構造からなる物質を酸によって処理する場合と同様
に、吸着剤Mに吸着されているリチウムイオンが、酸性
水溶液に含まれる水素イオンと置き換えられて酸性水溶
液中に放出されることにより、吸着剤Mから脱着され
る。
【0068】このようにして、被処理液中に含まれてい
たリチウムは、酸性水溶液中にリチウムイオンとして含
まれた状態で、回転床1の底部から排出される。
【0069】以上のようにして、回収されたリチウムイ
オンは、酸性水溶液中にリチウムイオンとして含まれた
状態で、または、このリチウムイオンを含む酸性水溶液
がそのまま乾燥されたり、その濃度によっては炭酸塩が
添加されて炭酸リチウムとして分離されることにより、
再利用される。
【0070】次に、上記の脱着工程が終了した回転床1
の吸着剤充填室は、回転床1の回転によって洗浄水供給
口の下方に位置する位置に移動されて、第2洗浄工程が
行われる。
【0071】すなわち、この第2洗浄工程において、洗
浄水供給機5から供給される洗浄水である純水が、洗浄
水供給口からその下方に位置している吸着剤充填室(図
示の例では、吸着剤充填室R4)上に散水される。
【0072】これによって、吸着剤充填室内のリチウム
イオンが脱着された吸着剤Mに付着している酸性水溶液
が洗い流されて、吸着剤Mがリチウムイオンを吸着可能
な状態に再生される。
【0073】そして、この吸着剤充填室が、回転床1の
回転によって最初の被処理液供給口に対向位置する位置
に移動されることにより、吸着工程からの上記各工程が
繰り返される。
【0074】なお、上記の例において、回転床1を各工
程毎に所要の時間停止させ、各工程が終了した後に回転
床1を回転させて各吸着剤充填室R1,R2,R3,R
4を次の工程の位置に移動させるようにしても良いし、
または、回転床1を回転させながら各工程が連続的に行
われるようにしても良い。
【0075】上記の例において、吸着工程において注入
されるPH調整用のアルカリと脱着工程において注入さ
れる酸性水溶液との組み合わせとしては、例えば、以下
の表1に示されるような組み合わせが考えられる。
【0076】
【表1】
【0077】なお、乾燥機7には、スプレドライヤや多
重管式蒸発機等の種々の形式の乾燥機を使用することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における一例を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 …回転床 1A …ケーシング 1B …仕切板 2 …溶解槽(被処理液供給部材) 3 …濾過器(濾過部材) 4 …アルカリ供給機(アルカリ供給部材) 5 …洗浄水供給機(洗浄水供給部材) 6 …酸性水溶液供給機(酸性水溶液供給部材) 7 …乾燥機(乾燥部材) M …吸着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22B 3/24 H01M 6/52 7/00 C22B 3/00 A H01M 6/52 K (72)発明者 加納 博文 香川県高松市林町2217番14 工業技術院四 国工業技術研究所内 (72)発明者 宮井 良孝 香川県高松市林町2217番14 工業技術院四 国工業技術研究所内 (72)発明者 本田 淳 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 亀山 寛達 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 高橋 克章 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 Fターム(参考) 4D024 AA04 AB15 BA14 BC01 BC04 CA01 DA07 DB03 DB20 4G066 AA26B AE01B AE02B BA31 CA45 DA08 GA11 4K001 AA34 BA21 DB35 DB37 5H025 AA03 AA08 BB17 CC01 CC16 CC40 MM10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面が開放されたケーシング内にリチウ
    ムイオンを選択的に吸着する吸着剤が充填されて中心軸
    を中心に回転する回転床と、 この回転床の一方の開放面に対向する位置から回転床に
    被処理液を供給する被処理液供給部材と、 前記回転床の一方の開放面に対向するとともに回転床の
    回転方向において前記被処理液供給部材による被処理液
    供給位置に対して上流側および下流側の位置からそれぞ
    れ回転床に洗浄水を供給する洗浄水供給部材と、 前記回転床の一方の開放面に対向するとともに回転床の
    回転方向において前記洗浄水供給部材による洗浄水供給
    位置を挟んで被処理液供給位置と反対側位置から回転床
    に脱着用水溶液を供給する脱着用水溶液供給部材と、 を備えていることを特徴とするリチウム回収装置。
  2. 【請求項2】 前記回転床のケーシング内が回転床の回
    転方向に沿って並ぶ四つの室に区画されていて、それぞ
    れ室に吸着剤が充填されている請求項1に記載のリチウ
    ム回収装置。
  3. 【請求項3】 前記吸着剤が、中性またはアルカリの環
    境下においてリチウムイオンを吸着し、酸性の環境下に
    おいて吸着していたリチウムイオンを放出する性質を備
    えている請求項1に記載のリチウム回収装置。
  4. 【請求項4】 前記吸着剤が、リチウムと酸化マンガン
    のスピネル構造からなる物質のリチウムイオンを酸によ
    る処理によって水素イオンと置き換えることにより得ら
    れる物質である請求項3に記載のリチウム回収装置。
  5. 【請求項5】 前記被処理液供給部材から回転床に供給
    される被処理液にアルカリを添加するアルカリ供給部材
    をさらに備えている請求項1に記載のリチウム回収装
    置。
  6. 【請求項6】 前記脱着用水溶液が酸性水溶液である請
    求項1に記載のリチウム回収装置。
  7. 【請求項7】 前記被処理液供給部材から回転床に供給
    される被処理液を濾過する濾過部材をさらに備えている
    請求項1に記載のリチウム回収装置。
  8. 【請求項8】 前記回転床を通過した被処理液を乾燥さ
    せる乾燥部材をさらに備えている請求項1に記載のリチ
    ウム回収装置。
  9. 【請求項9】 両面が開放されたケーシング内にリチウ
    ムイオンを選択的に吸着する吸着剤が充填されて中心軸
    を中心に回転する回転床の所定の回転位置に位置する部
    分に被処理液を供給して回転床を通過させることにより
    被処理液に含まれるリチウムイオンを吸着剤に吸着させ
    る吸着工程と、 この吸着工程が行われる位置から回転床の回転にともな
    って移動されてくる回転床の部分に洗浄水を供給してリ
    チウムイオンを吸着した吸着剤を洗浄する第1洗浄工程
    と、 この第1洗浄工程が行われる位置から回転床の回転にと
    もなって移動されてくる回転床の部分に脱着用水溶液を
    供給して回転床を通過させることにより吸着剤に吸着さ
    れているリチウムイオンを脱着させる脱着工程と、 この脱着工程が行われる位置から回転床の回転にともな
    って移動されてくる回転床の部分に洗浄水を供給してリ
    チウムイオンが脱着された吸着剤を洗浄する第2洗浄工
    程と、 を備えていることを特徴とするリチウム回収方法。
  10. 【請求項10】 前記吸着剤が、中性またはアルカリの
    環境下においてリチウムイオンを吸着し酸性の環境下に
    おいて吸着していたリチウムイオンを放出する性質を備
    えており、前記吸着工程において被処理液を中性または
    アルカリ性になるようにペーハ調節した後に吸着剤に接
    触させ、前記脱着工程においてリチウムイオンを吸着し
    た吸着剤に酸性の脱着用水溶液を接触させる請求項9に
    記載のリチウム回収方法。
  11. 【請求項11】 前記吸着剤が、リチウムと酸化マンガ
    ンのスピネル構造からなる物質のリチウムイオンを酸に
    よる処理によって水素イオンと置き換えることによって
    得られる物質である請求項10に記載のリチウム回収方
    法。
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