JP2002167219A - 水酸化マグネシウム微粉末、その製造方法及び難燃性樹脂組成物 - Google Patents

水酸化マグネシウム微粉末、その製造方法及び難燃性樹脂組成物

Info

Publication number
JP2002167219A
JP2002167219A JP2000364884A JP2000364884A JP2002167219A JP 2002167219 A JP2002167219 A JP 2002167219A JP 2000364884 A JP2000364884 A JP 2000364884A JP 2000364884 A JP2000364884 A JP 2000364884A JP 2002167219 A JP2002167219 A JP 2002167219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
magnesium hydroxide
particle size
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000364884A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Yasuda
直樹 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc filed Critical Ajinomoto Co Inc
Priority to JP2000364884A priority Critical patent/JP2002167219A/ja
Priority to CN 01142497 priority patent/CN1356361A/zh
Publication of JP2002167219A publication Critical patent/JP2002167219A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fireproofing Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水酸化マグネシウムを湿式粉砕する際のス
ラリー粘度上昇、乾燥時の2次凝集及び固着を抑制し、
同時に水酸化マグネシウム粒子表面の疎水化処理を行う
ことにより、樹脂に充填した際に微細に分散させて物性
や外観に優れた低コストの水酸化マグネシウムを提供す
る。 【解決手段】 天然ブルーサイト及び/又は焼成マグネ
シア100重量部に対して、ポリカルボン酸系分散剤
0.01〜20重量部、脂肪酸金属塩0.01〜20重
量部、水10〜1,000重量部を混合し、湿式粉砕し
て平均粒径10ミクロン以下の水酸化マグネシウム微粉
末を製造し、得られた微粉末を難燃剤及び/又は難燃助
剤として、熱可塑性樹脂組成物に配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然鉱石を原料と
した水酸化マグネシウム微粉末、その製造方法、及びハ
ロゲンを含有しない安価で性能の優れた難燃化熱可塑性
樹脂組成物に関するものであり、難燃性が要求される分
野に広く利用することができる。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱可塑性樹脂の難燃化には、ハ
ロゲン系化合物、リン化合物、三酸化アンチモンや水酸
化マグネシウム等の難燃剤又は難燃助剤を添加する方法
が従来から行なわれており、特に最近では焼却時にダイ
オキシンが発生しにくく、燃焼時にハロゲン化水素など
の有毒ガスを発生しない等の環境視点から、水酸化マグ
ネシウムや水酸化アルミニウムなどの水酸化物が注目さ
れている。この水酸化物は、燃焼時に熱分解して水を放
出して吸熱するため、プラスチックなどの難燃剤として
使用されており、水酸化アルミニウムは分解温度が20
0〜350℃、水酸化マグネシウムの分解温度が340
〜490℃である。近年、上記の環境視点などから含ハ
ロゲン樹脂からの代替材料としてポリオレフィンが使用
されているが、その難燃化には、特公昭57−1089
8号公報に見られるように、ポリオレフィンに分解温度
が近い水酸化マグネシウムが使用される場合が多い。
【0003】このような中、例えば電線、ケーブル用樹
脂においては、従来使用されていたポリ塩化ビニル樹脂
やハロゲン系難燃剤に替わり、ポリオレフィン系樹脂お
よび水酸化マグネシウムを用いた難燃性樹脂が開発され
ている。水酸化マグネシウムを使用する場合、樹脂の耐
熱老化性などに影響する鉄分などの不純物が少なく、樹
脂の物性や外観に影響する粒径が小さいという利点のあ
る海水由来の水酸化マグネシウムが使用されている。し
かしながら、高純度にするための精製に大きなコストを
要し、より低コスト化が求められている。
【0004】天然鉱物由来の水酸化マグネシウムを利用
する試みも幾つか行われており、天然ブルーサイト等の
水酸化マグネシウムを主成分とする天然鉱物を粉砕した
ものを、脂肪酸のアンモニウム塩またはアミン塩などで
表面処理したもの(特公平7−42461号公報参
照)、脂肪酸、カップリング剤等で表面処理したもの
(特開平5−17692号公報参照)などが報告されて
いる。また、天然鉱物を利用する方法としては、炭酸マ
グネシウムが主成分であるマグネサイトなどを焼成して
酸化マグネシウムとした後、これを水と反応させて水酸
化マグネシウムとする方法がある。
【0005】天然鉱物由来の水酸化マグネシウム粉末を
製造する場合には粉砕工程が必要であるが、ボールミル
などで粉砕する場合、水などの分散媒を使用しない乾式
粉砕と、分散媒を使用する湿式粉砕がある。乾式粉砕は
乾燥工程が必要ないことなどから、天然鉱物由来の水酸
化マグネシウムを粉砕する場合に一般的に使用されてい
るが、粉砕効率が悪く、コストが見合う平均粒径は2〜
3ミクロンが限界と言われている。このため、樹脂に充
填した際の外観や強度に影響を与える欠点がある。
【0006】一方、湿式粉砕は粉砕効率が良いため、通
常の無機物の場合には平均粒径を1ミクロン付近にまで
粉砕することが可能である。しかしながら、水酸化マグ
ネシウムを湿式粉砕すると以下の問題が発生する。 (1) 粉砕が進んで粒径が小さくなるに従って、スラ
リー粘度が上昇し、粉砕が困難になる。また、乾燥する
までスラリーを保管している間にも、スラリー粘度が上
昇して、スラリー輸送やスプレー乾燥ができないなどの
問題が発生する。 (2) 粉砕スラリーを乾燥すると、一次粒子同士が凝
集して固着するので、見掛けの粒子径(二次粒子径)が
大きくなってしまう。 (3) 上記(1)を避けるには粒子表面を親水化する
方法が良いが、一方、樹脂に良く分散させる為には、表
面を疎水化する必要がある。 上記の問題を解決する為に、既存の技術で使用されてい
る表面処理剤配合を試みたが、良い結果が得られなかっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、粉砕効率の良い湿式粉砕で水酸化マグネシ
ウムを粉砕する際に、スラリー粘度上昇、乾燥時の2次
凝集及び固着を抑制し、同時に水酸化マグネシウム粒子
表面の疎水化処理を行うことにより、樹脂に充填した際
に微細に分散させて物性や外観に優れた難燃性樹脂組成
物を得ることができる、低コストの水酸化マグネシウム
微粉末を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、鋭意検討した結果、天然鉱石由来の水酸化マグネシ
ウム製造工程中の湿式粉砕時に、ポリカルボン酸系分散
剤及び脂肪酸金属塩を併用して粒子の表面処理を行うこ
とにより、スラリー粘度上昇抑制、スラリー乾燥時の2
次粒子固着防止、及び乾燥後の疎水性付与を達成できる
ことを見出し、本発明の完成に至った。すなわち本発明
は、以下の内容で構成される。 (1)天然ブルーサイト及び/又は焼成マグネシア10
0重量部に対して、ポリカルボン酸系分散剤0.01〜
20重量部、脂肪酸金属塩0.01〜20重量部、水1
0〜1,000重量部を混合し、湿式粉砕して得られる
平均粒径10ミクロン以下の水酸化マグネシウム微粉
末。 (2)焼成マグネシアが、天然マグネサイトを焼成して
得られたものである(1)記載の水酸化マグネシウム微
粉末。 (3)天然ブルーサイト及び/又は焼成マグネシア10
0重量部に対して、ポリカルボン酸系分散剤0.01〜
20重量部、脂肪酸金属塩0.01〜20重量部、水1
0〜1,000重量部を混合し、湿式粉砕することを特
徴とする水酸化マグネシウム微粉末の製造方法。 (4)焼成マグネシアが、天然マグネサイトを焼成して
得られたものである(3)記載の水酸化マグネシウム微
粉末の製造方法。 (5)熱可塑性樹脂100重量部に対して(1)又は
(2)に記載の水酸化マグネシウム微粉末5〜300重
量部を配合した難燃性熱可塑性樹脂組成物。 (6)熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂である
(5)記載の難燃性熱可塑性樹脂組成物。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で使用される天然ブルーサ
イトは、主成分が水酸化マグネシウムである天然鉱石で
ある。樹脂の難燃性付与の観点からは、水酸化マグネシ
ウムの含有量が高いほど良く、通常は80%以上のも
の、望ましくは90%以上のものが良い。また本発明で
使用される焼成マグネシアは、炭酸マグネシウム、水酸
化マグネシウム、塩化マグネシウムなどを通常800℃
以上で焼成して得られ、1,500℃以下で焼成する軽
焼マグネシアと、1,500℃以上で焼成する死焼マグ
ネシアとがあるが、本発明の目的には、軽焼マグネシア
で充分である。
【0010】ポリカルボン酸系分散剤としては、一般に
市販されているもので良く、オレフィン−マレイン酸塩
共重合体、オレフィン−無水マレイン酸共重合体、ポリ
アクリルアミド部分加水分解物、スチレン−マレイン酸
塩系、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−
マレイン酸エステル系、アクリル酸−アクリル酸エステ
ル系、アクリル酸塩−アクリル酸エステル系、ポリアク
リル酸塩系、アクリル酸エステル部分架橋ポリマー系、
スチレン−マレイン酸−アリルエーテル系、アリルエー
テル−マレイン酸エステル系などのポリマー類を挙げる
ことができ、これらは単独で又は2種以上を組み合わせ
て使用することができる。構造中のカルボン酸の形態
は、フリー体の他、ナトリウムやカルシウム等の金属
塩、アンモニウム塩、アミン塩などを挙げることができ
るが、水共存化で湿式粉砕を行う場合には、水溶性の観
点からフリー体以外の形態が望ましく、金属塩の場合に
はナトリウム塩などのアルカリ金属塩が望ましい。
【0011】ポリカルボン酸系分散剤の添加量は、天然
ブルーサイト及び/又は焼成マグネシア100重量部に
対して0.01〜20重量部であり、0.01重量部よ
り小さいと水系分散媒中での水酸化マグネシウムの分散
性が低下してスラリー粘度が上昇する。一方、20重量
部よりも大きいと乾燥時の2次凝集を起しやすくなり、
また乾燥後に水酸化マグネシウム表面が親水性となり、
樹脂中での分散性が悪くなる。これらの観点から、望ま
しくは0.1〜10重量部、さらに好ましくは0.5〜
5重量部の範囲で添加する。湿式粉砕工程におけるポリ
カルボン酸系分散剤の添加時期であるが、通常は予め系
に添加し、場合によりスラリー粘度の上昇度合いを見な
がら何回かに分けて粉砕中に添加する。
【0012】本発明で使用する脂肪酸金属塩であるが、
疎水化付与及び2次凝集防止に必要なアルキル基の長さ
から、炭素数8以上の飽和又は不飽和脂肪酸の金属塩が
望ましく、オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸、ミリス
チン酸、ベヘニン酸、パルミチン酸、イソステアリン
酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソノナン酸、アラキ
ン酸などの金属塩を挙げることができる。また、ヤシ油
脂肪酸、牛脂脂肪酸、大豆油脂肪酸、パーム油脂肪酸、
硬化油脂肪酸等の混合脂肪酸の金属塩を使用してもよ
い。疎水性付与の観点からは、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、オレイン酸などの金属塩が好まし
い。また、対イオンとなる金属は、ナトリウム、カリウ
ム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム等のア
ルカリ土類金属の他、亜鉛、アルミニウムなどを挙げる
ことができるが、水溶性の観点からはアルカリ金属が望
ましい。従って、これらの脂肪酸金属塩の中では、ステ
アリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、パルミチ
ン酸ナトリウムなどが好ましく、特にオレイン酸ナトリ
ウムはポリカルボン酸系分散剤と併用することにより、
水酸化マグネシウム表面の疎水化だけでなく、スラリー
粘度低下効果が大きいので好適である。これらの脂肪酸
金属塩は単独で、又は2種以上を組み合わせて使用する
ことができる。
【0013】脂肪酸金属塩の添加量は、天然ブルーサイ
ト及び/又は焼成マグネシア100重量部に対して0.
01〜20重量部であり、0.01重量部より小さいと
乾燥時の2次凝集を起しやすくなり、また乾燥後に水酸
化マグネシウム表面の疎水化が不充分となり、樹脂中で
の分散性が悪くなる。20重量部よりも大きいと、系の
スラリー粘度が上昇する。これらの観点から、望ましく
は0.1〜10重量部、さらに好ましくは0.5〜5重
量部の範囲で添加する。また、ポリカルボン酸系分散剤
の添加量よりも多い方が望ましい。湿式粉砕工程におけ
る脂肪酸金属塩の添加時期であるが、予め系に添加する
か、スラリー粘度の上昇度合いを見ながら何回かに分け
て粉砕中に添加する。
【0014】添加する水の量は天然ブルーサイト及び/
又は焼成マグネシア100重量部に対して10〜1,0
00重量部であり、10重量部より小さいとスラリー粘
度が高く粉砕が困難になり、1,000重量部より大き
いと系の被粉砕物の濃度が低下して粉砕効率が低下す
る。これらの観点からは、望ましくは50〜500重量
部、さらに好ましくは100〜200重量部の水を添加
する。水は、通常は予め系に添加するが、スラリー粘度
上昇の度合いを見ながら、何回かに分けて粉砕途中に添
加しても差し支えない。なお、添加する水は、他の水溶
性媒体と混合したものであっても差し支えない。
【0015】使用する粉砕機は、湿式で使用できるもの
であれば特に限定されないが、通常はボールミルが使用
される。材質も特に限定されないが、鉄などの材質由来
の不純物混入を防止するには、珪石、アルミナ、ゴムな
どで内部をライニングしたボールミルに、アルミナやジ
ルコニアなどのボール状メディアを使用すると良い。本
発明では、得られる水酸化マグネシウムの平均粒径は1
0ミクロン以下とする。これより大きいと、樹脂に充填
した場合に外観不良、引張強度低下などの悪影響を及ぼ
す。これらの観点からは、望ましくは5ミクロン以下、
さらに好ましくは2ミクロン以下に調整するのが良い。
【0016】本発明で得られる水酸化マグネシウム粉末
は、熱可塑性樹脂の難燃剤及び/又は難燃助剤として好
適に用いられる。本発明で得られる水酸化マグネシウム
を充填する熱可塑性樹脂としては、熱可塑性を示す樹脂
であれば良く、塩化ビニル、塩化ビニリデンなどの塩素
含有樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−エチルアクリレート共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのポリオレ
フィン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンナフタレートなどのポリエステル樹脂、アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリスチレンな
どのポリスチレン系樹脂、6ナイロン、66ナイロンな
どのポリアミド系樹脂、ポリフェニレンエーテル、ポリ
フェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン
等のエンジニアリングプラスチック、その他、複合材料
の分野で使用できる熱可塑性樹脂を挙げることができ、
これらの中から複数の樹脂を併用することもできる。こ
れらの中で、水酸化マグネシウムによる難燃効果が大き
いことから、ポリオレフィン樹脂が好適である。
【0017】熱可塑性樹脂100重量部に対する水酸化
マグネシウムの添加量は5〜300である。水酸化マグ
ネシウム単体で難燃性を付与する場合には、通常50重
量部以上の添加が必要であるが、他の難燃剤との併用も
しくは難燃助剤として使用する場合には、5〜50重量
部の添加量もあり得る。300重量部以上の添加は、加
工性低下や引張強度低下などの物性への悪影響が出るた
め好ましくない。さらに、本発明の熱可塑性樹脂組成物
には、必要に応じて本発明の特徴を損なわない範囲で、
その他の添加剤、安定剤、有機または無機の顔料、染
料、可塑剤、滑剤、整泡剤、発泡剤、難燃剤、紫外線吸
収剤、帯電防止剤、増核剤等を1種または複数併用して
添加することができる。
【0018】
【本発明の作用】本発明により得られる効果は、以下の
機構で発現するものと考えられる。本発明で使用される
ポリカルボン酸系分散剤は水酸化マグネシウム表面に吸
着し、さらに遊離してくるマグネシウムイオンを捕捉し
て、湿式粉砕時のスラリー粘度上昇を抑制する。また、
脂肪酸金属塩は、恐らく乾燥時に水酸化マグネシウムの
表面に吸着して表面を疎水化し、樹脂に充填する際の分
散性を向上させる。脂肪酸金属塩のみを処理剤として使
用するとスラリー粘度が上昇するが、ポリカルボン酸系
分散剤の共存下では、スラリー粘度上昇が抑制される。
また、ポリカルボン酸系分散剤のみ、もしくは脂肪酸金
属塩のみを処理剤として使用すると、乾燥後の2次凝集
体が固くなり、容易に一次粒子化できないが、両者を併
用することにより一次粒子同士の凝集がゆるやかにな
り、非常に小さいせん断力で一次粒子化することができ
るようになるので、何らかの協働作用が働いていると推
定される。
【0019】
【実施例】次に、本発明について、その内容を実施例及
び比較例を挙げて詳細に説明する。なお、以下の実施例
は本発明の範囲を限定するものではなく。本発明の内容
をより明確に示すために記載されたものである。 (実施例1)水酸化マグネシウムの調製(1) 天然ブルーサイトの粗粉砕物(平均粒径約0.1mm)
100重量部、市販のポリカルボン酸系分散剤(商品名
「マイティ150」、花王(株)製)2重量部、ステア
リン酸ナトリウム(特級、純正(株)製)2重量部、水
100重量部をボールミルに入れ、5mm径のアルミナ
製メディア100重量部にて6時間湿式粉砕を行った。
得られたスラリーは流動性があり、濾過にて固形分を濾
別、120℃で2時間乾燥し、ケーキ状の水酸化マグネ
シウム1を得た。この乾燥ケーキは非常に脆く、スパテ
ュラでつぶすと容易に細かい粉体になり、この粉体は水
に浮き撥水性を示した。また、レーザー回折式粒度分布
測定装置にて粒度分布を測定したところ、平均粒径は
1.8ミクロンであった。
【0020】(実施例2)水酸化マグネシウムの調製
(2) 天然ブルーサイトの粗粉砕物(平均粒径約0.1mm)
100重量部、市販のポリカルボン酸系分散剤(商品名
「マイティ3000」、花王(株)製)2重量部、オレ
イン酸ナトリウム(特級、純正(株)製)2重量部、水
100重量部をボールミルに入れ、5mm径のアルミナ
製メディア100重量部にて6時間湿式粉砕を行った。
得られたスラリーは流動性があり、濾過にて固形分を濾
別して、120℃で2時間乾燥、ケーキ状の水酸化マグ
ネシウム2を得た。この乾燥ケーキは非常に脆く、スパ
テュラでつぶすと容易に細かい粉体になり、この粉体は
水に浮き撥水性を示した。また、レーザー回折式粒度分
布測定装置にて粒度分布を測定したところ、平均粒径は
1.6ミクロンであった。
【0021】(実施例3)水酸化マグネシウムの調製
(3) 軽焼マグネシアの粗粉砕物(平均粒径約0.1mm)1
00重量部、市販のポリカルボン酸系分散剤(商品名
「ポイズ535」、花王(株)製)2重量部、ステアリ
ン酸ナトリウム(特級、純正(株)製)2重量部、水1
00重量部をボールミルに入れ、5mm径のアルミナ製
メディア100重量部にて6時間湿式粉砕を行った。途
中2時間粉砕後に上記ポリカルボン酸系分散剤を2重量
部、4時間後にオレイン酸ナトリウム2重量部を添加し
て粉砕を続けた。得られたスラリーを濾過にて固形分を
濾別して、120℃で2時間乾燥し、ケーキ状の水酸化
マグネシウム3を得た。この乾燥ケーキは非常に脆く、
スパテュラでつぶすと容易に細かい粉体になり、この粉
体は水に浮き撥水性を示した。また、レーザー回折式粒
度分布測定装置にて粒度分布を測定したところ、平均粒
径は1.6ミクロンであった。
【0022】(実施例4)水酸化マグネシウムの調製
(4) 軽焼マグネシアの粗粉砕物(平均粒径約0.1mm)1
00重量部、市販のポリカルボン酸系分散剤(商品名
「ポイズ535M」、花王(株)製)2重量部、オレイ
ン酸ソーダ(特級、純正(株)製)2重量部、水100
重量部をボールミルに入れ、5mm径のアルミナ製メデ
ィア100重量部にて6時間湿式粉砕を行った。途中2
時間粉砕後に上記ポリカルボン酸系分散剤を2重量部、
4時間後にオレイン酸ナトリウム2重量部を添加して粉
砕を続けた。得られたスラリーを濾過にて固形分を濾別
して、120℃で2時間乾燥し、ケーキ状の水酸化マグ
ネシウム4を得た。この乾燥ケーキは非常に脆く、スパ
テュラでつぶすと容易に細かい粉体になり、この粉体は
水に浮き撥水性を示した。また、レーザー回折式粒度分
布測定装置にて粒度分布を測定したところ、平均粒径は
1.5ミクロンであった。
【0023】(比較例1)水酸化マグネシウムの調製
(5) 天然ブルーサイトの粗粉砕物(平均粒径約0.1mm)
100重量部、市販のポリカルボン酸系分散剤(商品名
「マイティ150」、花王(株)製)4重量部、水10
0重量部をボールミルに入れ、5mm径のアルミナ製メ
ディア100重量部にて6時間湿式粉砕を行った。得ら
れたスラリーは流動性があり、濾過にて固形分を濾別、
120℃で2時間乾燥し、ケーキ状の水酸化マグネシウ
ム5を得た。この乾燥ケーキは非常に固く、スパテュラ
でつぶそうとしても解砕は困難であった。少量得られた
粉体を水に入れたところ、沈んでしまい撥水性がなかっ
た。また、レーザー回折式粒度分布測定装置にて粒度分
布を測定したところ、平均粒径は8ミクロンであった。
【0024】(比較例2)水酸化マグネシウムの調製
(6) 天然ブルーサイトの粗粉砕物(平均粒径約0.1mm)
100重量部、ステアリン酸ナトリウム(特級、純正
(株)製)4重量部、水100重量部をボールミルに入
れ、5mm径のアルミナ製メディア100重量部にて6
時間湿式粉砕を行おうとしたところ、粉砕2時間でスラ
リーの流動性がなくなり、粉砕の続行ができなくなっ
た。スパテュラで粘土状の固形分を取出し、120℃で
2時間乾燥し、ケーキ状の水酸化マグネシウム6を得
た。この乾燥ケーキは非常に固く、スパテュラでつぶそ
うとしても解砕は困難であった。少量得られた粉体は水
に浮き撥水性を示したが、レーザー回折式粒度分布測定
装置にて粒度分布を測定したところ、平均粒径は40ミ
クロンであった。
【0025】(比較例3)水酸化マグネシウムの調製
(7) 軽焼マグネシアの粗粉砕物(平均粒径約0.1mm)1
00重量部、市販のポリカルボン酸系分散剤(商品名
「ポイズ535」、花王(株)製)4重量部、水100
重量部をボールミルに入れ、5mm径のアルミナ製メデ
ィア100重量部にて6時間湿式粉砕を行った。得られ
たスラリーは流動性があり、濾過にて固形分を濾別、1
20℃で2時間乾燥し、ケーキ状の水酸化マグネシウム
7を得た。この乾燥ケーキは非常に固く、スパテュラで
つぶそうとしても解砕は困難であった。少量得られた粉
体を水に入れたところ、沈んでしまい撥水性がなかっ
た。またレーザー回折式粒度分布測定装置にて粒度分布
を測定したところ、平均粒径は5ミクロンであった。
【0026】(比較例4)水酸化マグネシウムの調製
(8) 軽焼マグネシアの粗粉砕物(平均粒径約0.1mm)1
00重量部、ステアリン酸ナトリウム(特級、純正
(株)製)4重量部、水100重量部をボールミルに入
れ、5mm径のアルミナ製メディア100重量部にて6
時間湿式粉砕を行おうとしたところ、粉砕1時間でスラ
リーの流動性がなくなり、粉砕の続行ができなくなっ
た。スパテュラで粘土状の固形分を取出し、120℃で
2時間乾燥し、ケーキ状の水酸化マグネシウム8を得
た。この乾燥ケーキは非常に固く、スパテュラでつぶそ
うとしても解砕は困難であった。少量得られた粉体は約
半量が水に浮き、半量が沈んだ。レーザー回折式粒度分
布測定装置にて粒度分布を測定したところ、平均粒径は
45ミクロンであった。
【0027】(実施例5)実施例1で得られた水酸化マ
グネシウム粉末125重量部、ステアリン酸カルシウム
1重量部、エチレン−エチルアクリレート共重合体(日
本ポリオレフィン(株)製、「J−REX A115
0」)100重量部を混合し、熱ロールにて140℃で
10分間混練、得られたシート状混練物を140℃10
分間、熱プレス成形して厚さ3mmの成形物を得た。得
られた成形物中には水酸化マグネシウムが均一に分散し
ていた。また、難燃性評価としてJIS K7201に
準拠して酸素指数を測定したところ(以下、同様)、2
7.1であった。
【0028】(実施例6)実施例2で得られた水酸化マ
グネシウム粉末125重量部、ステアリン酸カルシウム
1重量部、実施例5で使用したエチレン−エチルアクリ
レート共重合体100重量部を混合し、熱ロールにて1
40℃で10分間混練、得られたシート状混練物を14
0℃10分間、熱プレス成形して厚さ3mmの成形物を
得た。得られた成形物中には水酸化マグネシウムが均一
に分散していた。また、難燃性評価として酸素指数を測
定したところ、27.0であった。
【0029】(実施例7)実施例3で得られた水酸化マ
グネシウム粉末125重量部、ステアリン酸カルシウム
1重量部、実施例5で使用したエチレン−エチルアクリ
レート共重合体100重量部を混合し、熱ロールにて1
40℃で10分間混練、得られたシート状混練物を14
0℃10分間、熱プレス成形して厚さ3mmの成形物を
得た。得られた成形物中には水酸化マグネシウムが均一
に分散していた。また、難燃性評価として酸素指数を測
定したところ、27.3であった。
【0030】(実施例8)実施例4で得られた水酸化マ
グネシウム粉末125重量部、ステアリン酸カルシウム
1重量部、実施例5で使用したエチレン−エチルアクリ
レート共重合体100重量部を混合し、熱ロールにて1
40℃で10分間混練、得られたシート状混練物を14
0℃10分間、熱プレス成形して厚さ3mmの成形物を
得た。得られた成形物中には水酸化マグネシウムが均一
に分散していた。また、難燃性評価として酸素指数を測
定したところ、27.1であった。
【0031】(比較例5)比較例1で得られた水酸化マ
グネシウム粉末125重量部、ステアリン酸カルシウム
1重量部、実施例5で使用したエチレン−エチルアクリ
レート共重合体100重量部を混合し、熱ロールにて1
40℃で10分間混練、得られたシート状混練物を14
0℃10分間、熱プレス成形して厚さ3mmの成形物を
得た。得られた成形物中には、水酸化マグネシウムが凝
集したブツが見られた。また、難燃性評価として酸素指
数を測定したところ、26.0であった。
【0032】(比較例6)比較例2で得られた水酸化マ
グネシウム粉末125重量部、ステアリン酸カルシウム
1重量部、実施例5で使用したエチレン−エチルアクリ
レート共重合体100重量部を混合し、熱ロールにて1
40℃で10分間混練、得られたシート状混練物を14
0℃10分間、熱プレス成形して厚さ3mmの成形物を
得た。得られた成形物中には、水酸化マグネシウムが凝
集したブツが見られ、表面はザラザラしていた。また、
難燃性評価として酸素指数を測定したところ、25.4
であった。
【0033】(比較例7)比較例3で得られた水酸化マ
グネシウム粉末125重量部、ステアリン酸カルシウム
1重量部、実施例5で使用したエチレン−エチルアクリ
レート共重合体100重量部を混合し、熱ロールにて1
40℃で10分間混練、得られたシート状混練物を14
0℃10分間、熱プレス成形して厚さ3mmの成形物を
得た。得られた成形物中には、水酸化マグネシウムが凝
集したブツが見られた。また、難燃性評価として酸素指
数を測定したところ、25.8であった。
【0034】(比較例8)比較例4で得られた水酸化マ
グネシウム粉末125重量部、ステアリン酸カルシウム
1重量部、実施例5で使用したエチレン−エチルアクリ
レート共重合体100重量部を混合し、熱ロールにて1
40℃で10分間混練、得られたシート状混練物を14
0℃10分間、熱プレス成形して厚さ3mmの成形物を
得た。得られた成形物中には、水酸化マグネシウムが凝
集したブツが見られ、表面はザラザラしていた。また難
燃性評価として酸素指数を測定したところ、25.5で
あった。
【0035】(実施例9)実施例1で得られた水酸化マ
グネシウム粉末150重量部、ステアリン酸カルシウム
1重量部、直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE:
三井化学製「Ultzex15100C」)100重量
部を混合し、熱ロールにて140℃で10分間混練、得
られたシート状混練物を140℃10分間、熱プレス成
形して厚さ3mmの成形物を得た。得られた成形物中に
は水酸化マグネシウムが均一に分散していた。また、難
燃性評価として酸素指数を測定したところ、27.4で
あった。
【0036】(実施例10)実施例2で得られた水酸化
マグネシウム粉末150重量部、ステアリン酸カルシウ
ム1重量部、実施例9で使用したL−LDPE100重
量部を混合し、熱ロールにて140℃で10分間混練、
得られたシート状混練物を140℃10分間、熱プレス
成形して厚さ3mmの成形物を得た。得られた成形物中
には水酸化マグネシウムが均一に分散していた。また、
難燃性評価として酸素指数を測定したところ、27.5
であった。
【0037】(実施例11)実施例3で得られた水酸化
マグネシウム粉末150重量部、ステアリン酸カルシウ
ム1重量部、実施例9で使用したL−LDPE100重
量部を混合し、熱ロールにて140℃で10分間混練、
得られたシート状混練物を140℃10分間、熱プレス
成形して厚さ3mmの成形物を得た。得られた成形物中
には水酸化マグネシウムが均一に分散していた。また、
難燃性評価として酸素指数を測定したところ、27.4
であった。
【0038】(実施例12)実施例4で得られた水酸化
マグネシウム粉末150重量部、ステアリン酸カルシウ
ム1重量部、実施例9で使用したL−LDPE100重
量部を混合し、熱ロールにて140℃で10分間混練、
得られたシート状混練物を140℃10分間、熱プレス
成形して厚さ3mmの成形物を得た。得られた成形物中
には水酸化マグネシウムが均一に分散していた。また、
難燃性評価として酸素指数を測定したところ、27.4
であった。
【0039】(比較例9)比較例1で得られた水酸化マ
グネシウム粉末150重量部、ステアリン酸カルシウム
1重量部、実施例9で使用したL−LDPE100重量
部を混合し、熱ロールにて140℃で10分間混練、得
られたシート状混練物を140℃10分間、熱プレス成
形して厚さ3mmの成形物を得た。得られた成形物中に
は、水酸化マグネシウムが凝集したブツが見られた。ま
た、難燃性評価として酸素指数を測定したところ、2
6.5であった。
【0040】(比較例10)比較例2で得られた水酸化
マグネシウム粉末150重量部、ステアリン酸カルシウ
ム1重量部、実施例9で使用したL−LDPE100重
量部を混合し、熱ロールにて140℃で10分間混練、
得られたシート状混練物を140℃10分間、熱プレス
成形して厚さ3mmの成形物を得た。得られた成形物中
には、水酸化マグネシウムが凝集したブツが見られ、表
面はザラザラしていた。また、難燃性評価として酸素指
数を測定したところ、25.8であった。
【0041】(比較例11)比較例3で得られた水酸化
マグネシウム粉末150重量部、ステアリン酸カルシウ
ム1重量部、実施例9で使用したL−LDPE100重
量部を混合し、熱ロールにて140℃で10分間混練、
得られたシート状混練物を140℃10分間、熱プレス
成形して厚さ3mmの成形物を得た。得られた成形物中
には、水酸化マグネシウムが凝集したブツが見られた。
また、難燃性評価として酸素指数を測定したところ、2
5.6であった。
【0042】(比較例12)比較例4で得られた水酸化
マグネシウム粉末150重量部、ステアリン酸カルシウ
ム1重量部、実施例9で使用したL−LDPE100重
量部を混合し、熱ロールにて140℃で10分間混練、
得られたシート状混練物を140℃10分間、熱プレス
成形して厚さ3mmの成形物を得た。得られた成形物中
には、水酸化マグネシウムが凝集したブツが見られ、表
面はザラザラしていた。また難燃性評価として酸素指数
を測定したところ、25.9であった。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明の水酸化マグネシ
ウム微粉末は、低コストで製造することができるととも
に、湿式粉砕時にスラリーの粘度上昇を抑制して微細な
粒子となり、乾燥時の一次粒子固着を防止し、樹脂に充
填した際には良好な分散性を示すことがわかる。また、
この微粉末を配合した樹脂組成物は、良好な難燃性を有
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G076 AA10 AB02 AB21 BA37 BA46 BB08 CA04 CA05 CA26 DA05 4H028 AA10 AA42 AB04 BA03 BA06 4J002 BB031 BB061 BB071 BB121 BB151 BC031 BD041 BD101 BN151 CF061 CF071 CF081 CG001 CH071 CH091 CL011 CL031 CN011 DE076 FD136

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然ブルーサイト及び/又は焼成マグネ
    シア100重量部に対して、ポリカルボン酸系分散剤
    0.01〜20重量部、脂肪酸金属塩0.01〜20重
    量部、水10〜1,000重量部を混合し、湿式粉砕し
    て得られる平均粒径10ミクロン以下の水酸化マグネシ
    ウム微粉末。
  2. 【請求項2】 焼成マグネシアが、天然マグネサイトを
    焼成して得られたものである請求項1記載の水酸化マグ
    ネシウム微粉末。
  3. 【請求項3】 天然ブルーサイト及び/又は焼成マグネ
    シア100重量部に対して、ポリカルボン酸系分散剤
    0.01〜20重量部、脂肪酸金属塩0.01〜20重
    量部、水10〜1,000重量部を混合し、湿式粉砕す
    ることを特徴とする水酸化マグネシウム微粉末の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 焼成マグネシアが、天然マグネサイトを
    焼成して得られたものである請求項3記載の水酸化マグ
    ネシウム微粉末の製造方法。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂100重量部に対して請求
    項1又は2に記載の水酸化マグネシウム微粉末5〜30
    0重量部を配合した難燃性熱可塑性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂で
    ある請求項5記載の難燃性熱可塑性樹脂組成物。
JP2000364884A 2000-11-30 2000-11-30 水酸化マグネシウム微粉末、その製造方法及び難燃性樹脂組成物 Pending JP2002167219A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364884A JP2002167219A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 水酸化マグネシウム微粉末、その製造方法及び難燃性樹脂組成物
CN 01142497 CN1356361A (zh) 2000-11-30 2001-11-30 氢氧化镁超细粉末、其制备方法及其燃性树脂组合物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364884A JP2002167219A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 水酸化マグネシウム微粉末、その製造方法及び難燃性樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002167219A true JP2002167219A (ja) 2002-06-11

Family

ID=18835747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000364884A Pending JP2002167219A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 水酸化マグネシウム微粉末、その製造方法及び難燃性樹脂組成物

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2002167219A (ja)
CN (1) CN1356361A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005077829A1 (en) * 2004-02-06 2005-08-25 Imerys Minerals Limited Ultrafine natural ground brucite
WO2007049090A1 (en) * 2005-10-27 2007-05-03 Prysmian Cavi E Sistemi Energia S.R.L. Low-smoke self-extinguishing cable and flame-retardant composition comprising natural magnesium hydroxide
JP2013103854A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Sakai Chem Ind Co Ltd ハイドロタルサイトとその製造方法
WO2015051482A1 (zh) * 2013-10-11 2015-04-16 河北联合大学 菱镁矿制备片状单分散纳米氢氧化镁的方法
CN112126779A (zh) * 2020-08-21 2020-12-25 后英集团海城市水泉滑石矿有限公司福海分公司 镁矿加工粉尘回收利用制作球团方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100453464C (zh) * 2006-10-31 2009-01-21 桂林工学院 水镁石湿法制备超细氢氧化镁

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005077829A1 (en) * 2004-02-06 2005-08-25 Imerys Minerals Limited Ultrafine natural ground brucite
WO2007049090A1 (en) * 2005-10-27 2007-05-03 Prysmian Cavi E Sistemi Energia S.R.L. Low-smoke self-extinguishing cable and flame-retardant composition comprising natural magnesium hydroxide
US8097809B2 (en) 2005-10-27 2012-01-17 Prysmian Cavi E Sistemi Energia S.R.L. Low-smoke self-extinguishing cable and flame-retardant composition comprising natural magnesium hydroxide
AU2005337762B2 (en) * 2005-10-27 2012-04-26 Prysmian Cavi E Sistemi Energia S.R.L. Low-smoke self-extinguishing cable and flame-retardant composition comprising natural magnesium hydroxide
JP2013103854A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Sakai Chem Ind Co Ltd ハイドロタルサイトとその製造方法
WO2015051482A1 (zh) * 2013-10-11 2015-04-16 河北联合大学 菱镁矿制备片状单分散纳米氢氧化镁的方法
CN104968605A (zh) * 2013-10-11 2015-10-07 华北理工大学 菱镁矿制备片状单分散纳米氢氧化镁的方法
CN112126779A (zh) * 2020-08-21 2020-12-25 后英集团海城市水泉滑石矿有限公司福海分公司 镁矿加工粉尘回收利用制作球团方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1356361A (zh) 2002-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7528191B2 (en) Composition based on pre-exfoliated nanoclay and use thereof
KR101780720B1 (ko) 화학적으로 변형된 재탄화 레드머드에 기초한 새로운 무할로겐 무기 방염제
JP4997704B2 (ja) 表面被覆難燃性粒子及びその製造方法、並びに難燃性樹脂組成物及びその製造方法
KR100200082B1 (ko) 합성금속 수산화물 및 이를 함유하는 물
TWI593787B (zh) 難燃劑、難燃性組成物及成形體
JP2009062214A (ja) 水酸化マグネシウム微粒子及びその製造方法
JP2002167219A (ja) 水酸化マグネシウム微粉末、その製造方法及び難燃性樹脂組成物
JP5027385B2 (ja) 多孔質フィルム用填剤及び該填剤を配合してなる多孔質フィルム
JP4303724B2 (ja) 水酸化マグネシウム、その製造方法及びその水酸化マグネシウムからなる難燃剤並びにその水酸化マグネシウムを含む難燃性樹脂組成物
JP4455911B2 (ja) 無水炭酸マグネシウムフィラー及びその製造方法、樹脂組成物
JP5211301B2 (ja) 難燃化助剤
JP3499716B2 (ja) 耐酸性水酸化マグネシウム粒子難燃剤および難燃性樹脂組成物
JP6144341B2 (ja) 難燃無機充填剤及び難燃ポリマー組成物
JP3778492B2 (ja) 水酸化マグネシウム系難燃剤及びその製造方法
JP4071943B2 (ja) 水酸化マグネシウム系難燃剤及びその製造方法とそれを用いた耐水性難燃性樹脂組成物
JP2001226522A (ja) 難燃性フィラー及び難燃性樹脂組成物
JP3607196B2 (ja) 水酸化マグネシウム系難燃剤及びその製造方法と、それを用いた難燃性樹脂組成物
JPWO2018047841A1 (ja) 微粒子複合金属水酸化物、その焼成物、その製造方法及びその樹脂組成物
JP3616861B2 (ja) 樹脂充填用水酸化アルミニウムおよびその製造方法
JP2772671B2 (ja) 水酸化マグネシウム粒子
JP2006160979A (ja) フィラー及びその製造方法、樹脂組成物
JP2004359839A (ja) 水酸化マグネシウム系難燃剤及びその製造方法とそれを用いた難燃性樹脂組成物
JP3882583B2 (ja) 難燃助剤とそれを配合してなる難燃性樹脂組成物
JP3123803B2 (ja) 消煙性に優れた塩素含有重合体用難燃剤組成物及びその製法
JPH03190965A (ja) 熱硬化性樹脂組成物