JP2001226522A - 難燃性フィラー及び難燃性樹脂組成物 - Google Patents
難燃性フィラー及び難燃性樹脂組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、ハロゲン及びリン化合物を含まな
い難燃性に優れた難燃性フィラー及びそれを用いた難燃
性樹脂組成物に関するものである。 【解決手段】 表面帯電量が負のフィラーを平均粒径が
1μm以下の金属水酸化物及び又は層状複水酸化物で表
面処理したことを特徴とする難燃性フィラー及びこれを
樹脂組成物に配合したことを特徴とする難燃性樹脂組成
物。
い難燃性に優れた難燃性フィラー及びそれを用いた難燃
性樹脂組成物に関するものである。 【解決手段】 表面帯電量が負のフィラーを平均粒径が
1μm以下の金属水酸化物及び又は層状複水酸化物で表
面処理したことを特徴とする難燃性フィラー及びこれを
樹脂組成物に配合したことを特徴とする難燃性樹脂組成
物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン及びリン
化合物を含まない難燃性に優れた難燃性フィラー及びそ
れを用いた難燃性樹脂組成物に関するものである。
化合物を含まない難燃性に優れた難燃性フィラー及びそ
れを用いた難燃性樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】環境問題への対応から、ハロゲンを含ま
ない難燃材の開発が盛んに行われている。例えば、難燃
剤として金属水酸化物を高充填したり、リン系の難燃剤
を窒素系難燃剤と併用して用いるなど、様々な方法が提
案されている。しかし、金属水酸化物を高充填すると、
加工性が低下したり、また、薄い成形品にすると、十分
な難燃性を示さないなどの問題が生ずる。また、リン系
の難燃剤は排水規制などが定められるなど、完全に環境
に問題のない難燃剤といえず、さらに製造時の爆発の危
険も生ずる。
ない難燃材の開発が盛んに行われている。例えば、難燃
剤として金属水酸化物を高充填したり、リン系の難燃剤
を窒素系難燃剤と併用して用いるなど、様々な方法が提
案されている。しかし、金属水酸化物を高充填すると、
加工性が低下したり、また、薄い成形品にすると、十分
な難燃性を示さないなどの問題が生ずる。また、リン系
の難燃剤は排水規制などが定められるなど、完全に環境
に問題のない難燃剤といえず、さらに製造時の爆発の危
険も生ずる。
【0003】これらを解決するために、フィラーを微細
に分散させる方法が考えられる。例えば、モンモリロナ
イトをポリアミド樹脂中に剥離した状態で分散させる方
法(特開昭63−230766号公報,特開昭64−1
1157号公報)が提案されており、これらの技術で、
機械特性や若干の難燃性を向上させることが可能である
ことが知られている。しかし、樹脂がポリアミド樹脂で
あること、またフィラーがそれ自体難燃性を発現しない
層状ケイ酸塩であることから難燃剤として十分な効果を
発現するには至っていない。また、金属水酸化物を微分
散することが考えられるが、表面水酸基の影響で凝集が
激しく起こり、これを1次粒径で分散させることは困難
である。
に分散させる方法が考えられる。例えば、モンモリロナ
イトをポリアミド樹脂中に剥離した状態で分散させる方
法(特開昭63−230766号公報,特開昭64−1
1157号公報)が提案されており、これらの技術で、
機械特性や若干の難燃性を向上させることが可能である
ことが知られている。しかし、樹脂がポリアミド樹脂で
あること、またフィラーがそれ自体難燃性を発現しない
層状ケイ酸塩であることから難燃剤として十分な効果を
発現するには至っていない。また、金属水酸化物を微分
散することが考えられるが、表面水酸基の影響で凝集が
激しく起こり、これを1次粒径で分散させることは困難
である。
【0004】さらに、層状複水酸化物にリン酸や臭素を
インターカレートした難燃剤(USP4883533
号,USP5225115号)が提案されているが、ハ
ロゲンやリン系化合物やそれを含有する難燃剤は、上述
したような問題があり、環境への影響を考慮すると使用
するべきではない。以上よりハロゲンやリンを含有しな
い難燃剤の開発が望まれている。
インターカレートした難燃剤(USP4883533
号,USP5225115号)が提案されているが、ハ
ロゲンやリン系化合物やそれを含有する難燃剤は、上述
したような問題があり、環境への影響を考慮すると使用
するべきではない。以上よりハロゲンやリンを含有しな
い難燃剤の開発が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ハロ
ゲン及びリン化合物を含まない難燃性に優れた難燃性フ
ィラー及びそれを用いた難燃性樹脂組成物を提供するこ
とにある。
ゲン及びリン化合物を含まない難燃性に優れた難燃性フ
ィラー及びそれを用いた難燃性樹脂組成物を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、各種フィ
ラーの表面処理を実施し、鋭意検討を進めた結果、表面
帯電量が負のフィラー(以下フィラーと略す)を平均粒
径が1μm以下の金属水酸化物及び/又は層状複水酸化
物で表面処理することにより、高度な難燃性を示すこと
を見いだし、本発明を完成するに至った。すなわち、本
発明は、フィラーを平均粒径が1μm以下の金属水酸化
物及び/又は層状複水酸化物で表面処理したことを特徴
とする難燃性フィラー及びこれを樹脂組成物に配合した
難燃性樹脂組成物である。
ラーの表面処理を実施し、鋭意検討を進めた結果、表面
帯電量が負のフィラー(以下フィラーと略す)を平均粒
径が1μm以下の金属水酸化物及び/又は層状複水酸化
物で表面処理することにより、高度な難燃性を示すこと
を見いだし、本発明を完成するに至った。すなわち、本
発明は、フィラーを平均粒径が1μm以下の金属水酸化
物及び/又は層状複水酸化物で表面処理したことを特徴
とする難燃性フィラー及びこれを樹脂組成物に配合した
難燃性樹脂組成物である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるフィラーと
は、主に、珪素を含有するフィラー、ポリビニルアルコ
ールで処理されたメラミンシアヌレート等が挙げられ
る。珪素を含有するフィラーとしては、シリカ、ガラス
繊維、ウィスカー、ワラストナイト、スメクタイト等が
挙げられる。中でも、表面処理の均一性、樹脂組成物に
配合した場合の流動性の点でシリカが好ましい。フィラ
ーとして、正の表面帯電量を持つフィラーを表面処理し
て負の表面帯電量を示すよう表面改質されたものを用い
ることができる。例えば、負の帯電量を示すよう表面改
質するために用いられる表面処理剤としては、エポキシ
シランカップリング剤等のカップリング剤が挙げられ
る。
は、主に、珪素を含有するフィラー、ポリビニルアルコ
ールで処理されたメラミンシアヌレート等が挙げられ
る。珪素を含有するフィラーとしては、シリカ、ガラス
繊維、ウィスカー、ワラストナイト、スメクタイト等が
挙げられる。中でも、表面処理の均一性、樹脂組成物に
配合した場合の流動性の点でシリカが好ましい。フィラ
ーとして、正の表面帯電量を持つフィラーを表面処理し
て負の表面帯電量を示すよう表面改質されたものを用い
ることができる。例えば、負の帯電量を示すよう表面改
質するために用いられる表面処理剤としては、エポキシ
シランカップリング剤等のカップリング剤が挙げられ
る。
【0008】表面帯電量はブローオフ法を用いた帯電量
測定装置を用いることにより測定できる。ブローオフ法
を用いた帯電量測定装置とは、試料粉体とこれより粒径
の大きい異種の粉体(摩擦相手となる基準粉体)とを混
合した後、分離したときに発生する摩擦帯電量を測定す
るもので、例えば平均粒径が200μmの鉄粉とそれよ
り小さな試料粉体(フィラー)を乳鉢等で適当時間混合
し、これを鉄球より小さな穴を持つフィルターを用いて
エアーにより分離させ、そのときに発生する電圧を測定
することにより測定することができる。
測定装置を用いることにより測定できる。ブローオフ法
を用いた帯電量測定装置とは、試料粉体とこれより粒径
の大きい異種の粉体(摩擦相手となる基準粉体)とを混
合した後、分離したときに発生する摩擦帯電量を測定す
るもので、例えば平均粒径が200μmの鉄粉とそれよ
り小さな試料粉体(フィラー)を乳鉢等で適当時間混合
し、これを鉄球より小さな穴を持つフィルターを用いて
エアーにより分離させ、そのときに発生する電圧を測定
することにより測定することができる。
【0009】本発明で用いられる平均粒径が1μm以下
の金属水酸化物とは、水酸化マグネシウム、水酸化アル
ミニウム等が挙げられ、それらの混合物であっても良
い。また、合成されたものでも、天然物又はその粉砕物
であっても良い。金属水酸化物の平均粒径としては1μ
m以下が好ましく、さらに好ましくは1nm〜0.5μm、
最も好ましくは1nm〜0.1μmである。平均粒径が1
μmを越えると、十分にフィラー表面を被覆することが
できず、単なる混合物となるために十分な難燃効果を発
現しない。所望の平均粒径を得るには、表面処理する前
からこれらの平均粒径であっても、表面処理と同時にこ
の粒径まで粉砕し、最終的にこれらの平均粒径にしても
良い。これらの平均粒径は、静的光散乱や動的光散乱、
電子顕微鏡観察などから測定することができる。金属水
酸化物は部分的に高級脂肪酸、高級脂肪酸金属塩、高級
脂肪酸エステルや、アミノシラン、エポキシシラン等の
シランカップリング剤で表面処理されたものを含んでい
ても良い。
の金属水酸化物とは、水酸化マグネシウム、水酸化アル
ミニウム等が挙げられ、それらの混合物であっても良
い。また、合成されたものでも、天然物又はその粉砕物
であっても良い。金属水酸化物の平均粒径としては1μ
m以下が好ましく、さらに好ましくは1nm〜0.5μm、
最も好ましくは1nm〜0.1μmである。平均粒径が1
μmを越えると、十分にフィラー表面を被覆することが
できず、単なる混合物となるために十分な難燃効果を発
現しない。所望の平均粒径を得るには、表面処理する前
からこれらの平均粒径であっても、表面処理と同時にこ
の粒径まで粉砕し、最終的にこれらの平均粒径にしても
良い。これらの平均粒径は、静的光散乱や動的光散乱、
電子顕微鏡観察などから測定することができる。金属水
酸化物は部分的に高級脂肪酸、高級脂肪酸金属塩、高級
脂肪酸エステルや、アミノシラン、エポキシシラン等の
シランカップリング剤で表面処理されたものを含んでい
ても良い。
【0010】本発明で用いられる平均粒径が1μm以下
の層状複水酸化物とは、金属水酸化物の層が層間にイオ
ンや有機化合物等を介して何層も積み重なって成る化合
物で、例えば、ハイドロタルサイト等が挙げられる。こ
れらの層状複水酸化物の平均粒径は1μm以下が好まし
く、さらに好ましくは1nm〜0.5μm、最も好ましく
は1nm〜0.1μmである。平均粒径が1μmを越える
と、十分にフィラー表面を被覆することができず、単な
る混合物となるために十分な難燃効果を発現しない。所
望の平均粒径を得るには、表面処理する前からこれらの
平均粒径であっても、表面処理と同時にこの粒径まで粉
砕、剥離させて、最終的にこれらの平均粒径にしても良
い。これらの平均粒径は、静的光散乱や動的光散乱、電
子顕微鏡観察などから測定することができる。
の層状複水酸化物とは、金属水酸化物の層が層間にイオ
ンや有機化合物等を介して何層も積み重なって成る化合
物で、例えば、ハイドロタルサイト等が挙げられる。こ
れらの層状複水酸化物の平均粒径は1μm以下が好まし
く、さらに好ましくは1nm〜0.5μm、最も好ましく
は1nm〜0.1μmである。平均粒径が1μmを越える
と、十分にフィラー表面を被覆することができず、単な
る混合物となるために十分な難燃効果を発現しない。所
望の平均粒径を得るには、表面処理する前からこれらの
平均粒径であっても、表面処理と同時にこの粒径まで粉
砕、剥離させて、最終的にこれらの平均粒径にしても良
い。これらの平均粒径は、静的光散乱や動的光散乱、電
子顕微鏡観察などから測定することができる。
【0011】層状複水酸化物としては、表面処理の有無
に関係なく使用可能であり、さらに有機化合物を層間に
インターカレートしたものも用いることができる。表面
処理あるいは層間にインターカレートする有機化合物と
しては、例えば、グリセロール、グリコール、酸無水
物、有機酸、脂肪酸、脂肪酸塩、オリゴマー、エポキシ
樹脂、フェノール樹脂、ポリオレフィン樹脂、無水マレ
イン酸変性ポリオレフィン樹脂等が挙げられ、好ましく
は酸無水物、有機酸であり、最も好ましくは酸無水物で
ある。有機酸としてはシュウ酸、マレイン酸、フタル
酸、アジピン酸、ラウリン酸、サリチル酸、p−ヒドロ
キシ安息香酸等が挙げられ、マレイン酸やフタル酸が好
ましい。酸無水物としては無水マレイン酸や無水フタル
酸が好ましい。
に関係なく使用可能であり、さらに有機化合物を層間に
インターカレートしたものも用いることができる。表面
処理あるいは層間にインターカレートする有機化合物と
しては、例えば、グリセロール、グリコール、酸無水
物、有機酸、脂肪酸、脂肪酸塩、オリゴマー、エポキシ
樹脂、フェノール樹脂、ポリオレフィン樹脂、無水マレ
イン酸変性ポリオレフィン樹脂等が挙げられ、好ましく
は酸無水物、有機酸であり、最も好ましくは酸無水物で
ある。有機酸としてはシュウ酸、マレイン酸、フタル
酸、アジピン酸、ラウリン酸、サリチル酸、p−ヒドロ
キシ安息香酸等が挙げられ、マレイン酸やフタル酸が好
ましい。酸無水物としては無水マレイン酸や無水フタル
酸が好ましい。
【0012】インターカレートの方法としては、層状複
水酸化物と有機酸をメタノールや蒸留水中で攪拌混合す
る方法、層状複水酸化物を約500℃で約2時間、か焼
(Calcine)して、それを有機化合物を含有する水溶液
中で再水和して層間に有機化合物を取り込ませる再水和
法、有機化合物を減圧下加熱し蒸発させ、層間に有機化
合物を取り込ませる真空加熱法、有機化合物と層状複水
酸化物などをク゛ライント゛、すりつぶしにより層間に有機化
合物を取り込ませるク゛ライント゛法、二酸化炭素の超臨界状
態で層間に有機物をインターカレートする超臨界法及び
これらを組み合わせた方法がある。
水酸化物と有機酸をメタノールや蒸留水中で攪拌混合す
る方法、層状複水酸化物を約500℃で約2時間、か焼
(Calcine)して、それを有機化合物を含有する水溶液
中で再水和して層間に有機化合物を取り込ませる再水和
法、有機化合物を減圧下加熱し蒸発させ、層間に有機化
合物を取り込ませる真空加熱法、有機化合物と層状複水
酸化物などをク゛ライント゛、すりつぶしにより層間に有機化
合物を取り込ませるク゛ライント゛法、二酸化炭素の超臨界状
態で層間に有機物をインターカレートする超臨界法及び
これらを組み合わせた方法がある。
【0013】本発明で用いられる表面処理方法として
は、粉砕機や攪拌機を用いて処理する方法が挙げられ
る。表面処理は粉砕機や攪拌機を用いて、乾式で行って
も湿式で行っても良い。粉砕機としては、ヘンシェルミ
キサー、ボールミル、ジェットミル、媒体攪拌型超微粉
砕機等が挙げられ、媒体攪拌型超微粉砕機のような粉
砕、混合能力の大きい粉砕機、攪拌機を用いることが好
ましい。媒体攪拌型超微粉砕機とは、微粒のアルミナや
ジルコニアのビーズを攪拌機の中で攪拌させ、その中に
試料を投入し粉砕混合する方法で、例えば、アイメック
ス社製のウルトラビスコミル(湿式)等が挙げられる。
湿式で処理する場合には、メタノール等のアルコール類
や水などの溶媒を用いることが好ましい。又、フィラー
のアスペクト比、形状を損ないたくない場合は、粉砕、
攪拌条件を調整し、フィラーのアスペクト比、形状を損
なわないよう注意を払う必要がある。粉砕や攪拌による
発熱を抑えるために、冷却しながら粉砕攪拌を実施する
ことが好ましい。
は、粉砕機や攪拌機を用いて処理する方法が挙げられ
る。表面処理は粉砕機や攪拌機を用いて、乾式で行って
も湿式で行っても良い。粉砕機としては、ヘンシェルミ
キサー、ボールミル、ジェットミル、媒体攪拌型超微粉
砕機等が挙げられ、媒体攪拌型超微粉砕機のような粉
砕、混合能力の大きい粉砕機、攪拌機を用いることが好
ましい。媒体攪拌型超微粉砕機とは、微粒のアルミナや
ジルコニアのビーズを攪拌機の中で攪拌させ、その中に
試料を投入し粉砕混合する方法で、例えば、アイメック
ス社製のウルトラビスコミル(湿式)等が挙げられる。
湿式で処理する場合には、メタノール等のアルコール類
や水などの溶媒を用いることが好ましい。又、フィラー
のアスペクト比、形状を損ないたくない場合は、粉砕、
攪拌条件を調整し、フィラーのアスペクト比、形状を損
なわないよう注意を払う必要がある。粉砕や攪拌による
発熱を抑えるために、冷却しながら粉砕攪拌を実施する
ことが好ましい。
【0014】フィラーと平均粒径が1μm以下の金属水
酸化物及び/又は層状複水酸化物の配合比は、重量比で
90:10〜99.9:0.1が好ましく、さらに好ま
しくは95:5〜99.9:0.1、最も好ましくは9
7:3〜99.5:0.5である。平均粒径が1μm以
下の金属水酸化物及び/又は層状複水酸化物の配合量が
10wt%を越えると、粉体流動性が悪くなり、樹脂組
成物を配合したとき凝集が起こり、難燃効果が悪くなる
場合がある。0.1wt%を下回ると十分な表面処理を
行うことができず、十分な難燃性を発現しない。
酸化物及び/又は層状複水酸化物の配合比は、重量比で
90:10〜99.9:0.1が好ましく、さらに好ま
しくは95:5〜99.9:0.1、最も好ましくは9
7:3〜99.5:0.5である。平均粒径が1μm以
下の金属水酸化物及び/又は層状複水酸化物の配合量が
10wt%を越えると、粉体流動性が悪くなり、樹脂組
成物を配合したとき凝集が起こり、難燃効果が悪くなる
場合がある。0.1wt%を下回ると十分な表面処理を
行うことができず、十分な難燃性を発現しない。
【0015】本発明でいう表面処理とは、フィラーに微
細な金属水酸化物、層状複水酸化物がまぶされた状態
で、ある程度、均一にフィラー間に金属水酸化物、層状
複水酸化物を存在させることをいう。フィラーと金属水
酸化物及び/又は層状複水酸化物は、化学的に結合して
いても、吸着のような物理的な結合でも良い。粉砕や混
合が不十分で微細な金属水酸化物、層状複水酸化物が不
均一な状態のままでは十分な難燃性を発現しない。
細な金属水酸化物、層状複水酸化物がまぶされた状態
で、ある程度、均一にフィラー間に金属水酸化物、層状
複水酸化物を存在させることをいう。フィラーと金属水
酸化物及び/又は層状複水酸化物は、化学的に結合して
いても、吸着のような物理的な結合でも良い。粉砕や混
合が不十分で微細な金属水酸化物、層状複水酸化物が不
均一な状態のままでは十分な難燃性を発現しない。
【0016】本発明で用いられる樹脂組成物とは、熱可
塑性樹脂、熱硬化性樹脂のどちらを主成分としても良
い。熱可塑性樹脂は、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)、エチレン−エチルアクリレート共重合体(EE
A)、エチレン−ブチルアクリレート共重合体(EB
A)、エチレン−メチルメタクリレート共重合体(EM
MA)、ポリ−4−メチルペンテン−1、α−オレフィ
ン共重合体等、およびこれらの混合物からなるポリオレ
フィン類、ポリアミド、アクリル系樹脂、スチレン系樹
脂、ポリフェニレンオキサイド、ポリエーテルスルホ
ン、ポリスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリア
リレート樹脂等が挙げられる。また、熱硬化性樹脂は、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。さらに
熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂を併用しても良い。
塑性樹脂、熱硬化性樹脂のどちらを主成分としても良
い。熱可塑性樹脂は、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)、エチレン−エチルアクリレート共重合体(EE
A)、エチレン−ブチルアクリレート共重合体(EB
A)、エチレン−メチルメタクリレート共重合体(EM
MA)、ポリ−4−メチルペンテン−1、α−オレフィ
ン共重合体等、およびこれらの混合物からなるポリオレ
フィン類、ポリアミド、アクリル系樹脂、スチレン系樹
脂、ポリフェニレンオキサイド、ポリエーテルスルホ
ン、ポリスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリア
リレート樹脂等が挙げられる。また、熱硬化性樹脂は、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。さらに
熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂を併用しても良い。
【0017】また、水酸化マグネシウムや水酸化アルミ
ニウム等の金属水酸化物、炭酸カルシウム等の金属炭酸
塩、シリカ、アルミナ、酸化銅、酸化鉄、酸化亜鉛等の
金属酸化物、タルク、ワラストナイト、ガラス繊維、カ
ーボンブラックなどの各種フィラー類、およびこれらの
混合物を含有していても良い。本発明の樹脂組成物とし
ては、熱硬化性樹脂組成物を主成分とするものが好まし
く、さらに好ましくはエポキシ樹脂、フェノール樹脂又
はその混合物を主成分とするものである。
ニウム等の金属水酸化物、炭酸カルシウム等の金属炭酸
塩、シリカ、アルミナ、酸化銅、酸化鉄、酸化亜鉛等の
金属酸化物、タルク、ワラストナイト、ガラス繊維、カ
ーボンブラックなどの各種フィラー類、およびこれらの
混合物を含有していても良い。本発明の樹脂組成物とし
ては、熱硬化性樹脂組成物を主成分とするものが好まし
く、さらに好ましくはエポキシ樹脂、フェノール樹脂又
はその混合物を主成分とするものである。
【0018】本発明の難燃性樹脂組成物は、金属水酸化
物や層状複水酸化物で表面処理されたフィラーと樹脂組
成物とをミキシングロール、バンバリーミキサー、加圧
ニーダ、2軸混練機、KCK混練機等の通常の混練機を
用いて、均一に混合する事により得られる。
物や層状複水酸化物で表面処理されたフィラーと樹脂組
成物とをミキシングロール、バンバリーミキサー、加圧
ニーダ、2軸混練機、KCK混練機等の通常の混練機を
用いて、均一に混合する事により得られる。
【0019】本発明において、高度な難燃性が発現した
機構の詳細は明らかでないが、フィラーの表面に、表面
帯電量が正の微細な金属水酸化物、層状複水酸化物が、
静電相互作用により均質にまぶされ、この金属水酸化
物、層状複水酸化物が微細に分散されたものを樹脂組成
物と混合することにより、微細な金属水酸化物、層状複
水酸化物が樹脂組成物中に微細かつ均質に分散する事が
できたためと考えられる。
機構の詳細は明らかでないが、フィラーの表面に、表面
帯電量が正の微細な金属水酸化物、層状複水酸化物が、
静電相互作用により均質にまぶされ、この金属水酸化
物、層状複水酸化物が微細に分散されたものを樹脂組成
物と混合することにより、微細な金属水酸化物、層状複
水酸化物が樹脂組成物中に微細かつ均質に分散する事が
できたためと考えられる。
【0020】なお、本発明の難燃性組成物には、必要に
応じて本発明の効果を阻害しない範囲で、他の表面処理
剤、銅害防止剤、架橋剤、補強剤、着色剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、加工助剤、滑剤、安定剤等の添加剤
を配合することができる。
応じて本発明の効果を阻害しない範囲で、他の表面処理
剤、銅害防止剤、架橋剤、補強剤、着色剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、加工助剤、滑剤、安定剤等の添加剤
を配合することができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。 <層状複水酸化物の有機酸処理>層状複水酸化物とし
て、平均粒径約0.5μmのハイドロタルサイトを合成
し、これと無水マレイン酸を2:1の重量比で、メタノ
ール中で約1日攪拌した。これにより、無水マレイン酸
がハイドロタルサイトの層間にインターカレートされ、
粉末X線回折により測定した底面間隔値(d003)
が、7.2Åの層状複水酸化物から約20Åの層状複水
酸化物に変化した。 <難燃性フィラーの製造>表1に示す各種材料を直径2
mmのアルミナボールを挿入した媒体攪拌型超微粉砕機
(乾式)で、系内を30℃以下に保ちながら、粉砕、混
合した。生成物を篩い分けし、金属水酸化物あるいは、
層状複水酸化物の粒度を光散乱を用いて測定した結果も
表1に示す。 <難燃性樹脂組成物の製造>表2に示す各種材料を、ミ
キシングロールを用いて約100℃で混合した。
明する。 <層状複水酸化物の有機酸処理>層状複水酸化物とし
て、平均粒径約0.5μmのハイドロタルサイトを合成
し、これと無水マレイン酸を2:1の重量比で、メタノ
ール中で約1日攪拌した。これにより、無水マレイン酸
がハイドロタルサイトの層間にインターカレートされ、
粉末X線回折により測定した底面間隔値(d003)
が、7.2Åの層状複水酸化物から約20Åの層状複水
酸化物に変化した。 <難燃性フィラーの製造>表1に示す各種材料を直径2
mmのアルミナボールを挿入した媒体攪拌型超微粉砕機
(乾式)で、系内を30℃以下に保ちながら、粉砕、混
合した。生成物を篩い分けし、金属水酸化物あるいは、
層状複水酸化物の粒度を光散乱を用いて測定した結果も
表1に示す。 <難燃性樹脂組成物の製造>表2に示す各種材料を、ミ
キシングロールを用いて約100℃で混合した。
【0022】<各種評価> (1)最大基本面間隔(d003):リガク(株)のX
線回折装置RASA-5Rを用いて測定 (2)平均粒径:アルコール溶媒に粉砕、剥離後の金属
水酸化物及び又は層状複水酸化物を抽出し、(株)堀場
製作所のレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置LA−
910又はALV(株)社の動的光散乱装置(DLS−
5000)を用いて測定。測定した平均粒径の妥当性
は、粉砕、剥離後の試料を走査型電子顕微鏡により観察
する事により確認した。 (3)難燃性:175℃で10分間プレスする事によ
り、厚み1mmのプレスシートを作製し、UL94に準
じ、垂直難燃試験を実施した。
線回折装置RASA-5Rを用いて測定 (2)平均粒径:アルコール溶媒に粉砕、剥離後の金属
水酸化物及び又は層状複水酸化物を抽出し、(株)堀場
製作所のレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置LA−
910又はALV(株)社の動的光散乱装置(DLS−
5000)を用いて測定。測定した平均粒径の妥当性
は、粉砕、剥離後の試料を走査型電子顕微鏡により観察
する事により確認した。 (3)難燃性:175℃で10分間プレスする事によ
り、厚み1mmのプレスシートを作製し、UL94に準
じ、垂直難燃試験を実施した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【発明の効果】本発明に従えば、ハロゲン及びリン化合
物を含まない難燃性に優れた難燃性フィラー及びそれを
用いた難燃性樹脂組成物を提供することが可能となる。
物を含まない難燃性に優れた難燃性フィラー及びそれを
用いた難燃性樹脂組成物を提供することが可能となる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 9/06 C08K 9/06 C08L 101/00 C08L 101/00 C09C 1/28 C09C 1/28 3/06 3/06 C09K 21/02 C09K 21/02 Fターム(参考) 4G072 AA38 AA41 BB05 GG02 HH14 JJ30 JJ41 MM02 MM26 QQ06 QQ09 TT01 UU09 4G076 AA10 AA18 AA24 AC10 BA46 BC08 BF02 CA02 CA26 DA05 4H028 AA08 AA42 AB02 AB04 BA03 BA06 4J002 AA001 AA011 AA021 DE047 DE287 DJ016 FB076 FB096 FD136 4J037 AA18 AA30 CA09 CA11 CA12 CB23 DD05 DD10 DD12 EE02 EE29 EE43 EE44 FF13
Claims (4)
- 【請求項1】 表面帯電量が負のフィラーを平均粒径が
1μm以下の金属水酸化物及び/又は層状複水酸化物で
表面処理したことを特徴とする難燃性フィラー。 - 【請求項2】 層状複水酸化物がハイドロタルサイトで
ある請求項1記載の難燃性フィラー。 - 【請求項3】 表面帯電量が負のフィラーがシリカであ
る請求項1又は2記載の難燃性フィラー。 - 【請求項4】 請求項1〜3記載のいずれかの難燃性フ
ィラーを樹脂組成物に配合したことを特徴とする難燃性
樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000039482A JP2001226522A (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | 難燃性フィラー及び難燃性樹脂組成物 |
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---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001226522A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005290345A (ja) * | 2003-08-28 | 2005-10-20 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 処理シリカおよびそれを含むゴム組成物 |
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WO2007096408A1 (en) | 2006-02-24 | 2007-08-30 | Akzo Nobel N.V. | Flameproof composite material |
JP2011042717A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 機能性粒子、充填剤、電子部品用樹脂組成物、電子部品および半導体装置 |
JP2013197543A (ja) * | 2012-03-22 | 2013-09-30 | Dainippon Printing Co Ltd | 半導体発光装置、半導体発光装置用部品、半導体発光装置用反射体、半導体発光装置用反射体組成物、半導体発光装置用反射体の製造方法 |
CN105623679A (zh) * | 2014-10-27 | 2016-06-01 | 武汉凌科达科技有限公司 | 一种阻燃组合物的制备方法 |
CN107107025A (zh) * | 2015-01-06 | 2017-08-29 | Scg化学有限公司 | SiO2层状双氢氧化物微球及它们的制备方法 |
-
2000
- 2000-02-17 JP JP2000039482A patent/JP2001226522A/ja active Pending
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