JP2002166588A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2002166588A
JP2002166588A JP2000362768A JP2000362768A JP2002166588A JP 2002166588 A JP2002166588 A JP 2002166588A JP 2000362768 A JP2000362768 A JP 2000362768A JP 2000362768 A JP2000362768 A JP 2000362768A JP 2002166588 A JP2002166588 A JP 2002166588A
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JP2000362768A
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Munehisa Sakamoto
宗久 坂本
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字開始部分と印字終了部分とでの印字品質
を一定に保つことができるサーマルプリンタを提供す
る。 【解決手段】 発熱抵抗体に対する通電時間を決定する
ストローブ長を1文字列毎に算出し(ステップS15〜
S16)、印字バッファに格納された印字データに対応
する発熱抵抗体をこの算出されたストローブ長に従って
選択的に発熱駆動することでライン毎の印字を行う。こ
れにより、1文字列毎の印字濃度を一定にすることがで
きるので、印字開始部分と印字終了部分とでの印字品質
を一定に保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の発熱抵抗体
をライン状に配設したサーマルヘッドを備え、発熱抵抗
体への選択的な通電によって発熱抵抗体を発熱させて印
字を行うサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、小型で可搬性を有する携帯型のプ
リンタには、静寂性に優れたライン型のサーマルヘッド
を備えたサーマルプリンタを用いたものがある。このサ
ーマルプリンタは、具体的には、ライン型のサーマルヘ
ッドを構成する多数の発熱抵抗体の配列方向に直交する
方向に感熱複写紙(記録媒体)からなる納品書や領収書
等を順次紙送りさせながら、ドット印字を行う構造とさ
れている。
【0003】また、この種のサーマルプリンタは、サー
マルヘッドの温度を常時検出するサーミスタを備えてお
り、印字開始時にサーミスタによって検出されたサーマ
ルヘッドの温度情報や発熱抵抗体の抵抗値等に基づきこ
のサーマルヘッドの発熱抵抗体に対する適正なストロー
ブ長(通電時間)を設定するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
感熱複写紙からなる納品書や領収書等に印字するサーマ
ルプリンタは、印字開始時に設定したストローブ長で感
熱紙一枚分の印字を行っているため、ヘッド自体の温度
や前回の印字動作に伴う発熱による保温層の蓄熱(熱履
歴)などの温度条件によって発熱抵抗体の発熱状態が変
化し、この変化が印字濃度の変化として現れることによ
り、感熱紙の印字開始部分と印字終了部分とでは印字品
質に差が生じてしまうという問題がある。また、このよ
うな印字濃度の変化による印字品質の差は、空白ライン
が連続した場合にも生じてしまう。
【0005】本発明の目的は、印字開始部分と印字終了
部分とでの印字品質を一定に保つことができるサーマル
プリンタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
多数の発熱抵抗体をライン状に配設したサーマルヘッド
と、このサーマルヘッドの温度を検出するサーマルヘッ
ド温度センサと、前記サーマルヘッドの周囲温度を検出
する周囲温度センサと、前記サーマルヘッド温度センサ
及び前記周囲温度センサからの検出値をそれぞれ参照し
て前記発熱抵抗体に対する通電時間を決定するストロー
ブ長を算出するストローブ長算出手段と、1ライン分の
印字データを順次格納する印字バッファと、この印字バ
ッファに格納された印字データに対応する前記発熱抵抗
体を前記ストローブ長に従って選択的に発熱駆動し、か
つ、前記サーマルヘッドと記録媒体とを相対的に移動さ
せてライン毎に印字を行うライン印字手段と、このライ
ン印字手段によるライン印字が1文字列の印字開始ライ
ンであるか否かを判断する開始ライン判断手段と、この
開始ライン判断手段によって1文字列の印字開始ライン
であると判断した場合、前記ストローブ長算出手段を再
度実行するストローブ長再算出手段と、を備える。
【0007】したがって、発熱抵抗体に対する通電時間
を決定するストローブ長が1文字列毎に算出され、印字
バッファに格納された印字データに対応する発熱抵抗体
がこの算出されたストローブ長に従って選択的に発熱駆
動されることでライン毎の印字が行われる。これによ
り、1文字列毎の印字濃度が一定になるので、印字開始
部分と印字終了部分とでの印字品質を一定に保つことが
可能になる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のサ
ーマルプリンタにおいて、前記ライン印字手段による印
字ライン数が所定のライン数に達した場合にも前記スト
ローブ長再算出手段を実行する。
【0009】したがって、発熱抵抗体に対する通電時間
を決定するストローブ長が所定の印字ライン数毎にも算
出されるので、文字列以外のデータを広範囲に印字する
際にも、印字品質を一定に保つことが可能になる。
【0010】請求項3記載の発明は、多数の発熱抵抗体
をライン状に配設したサーマルヘッドと、このサーマル
ヘッドの温度を検出するサーマルヘッド温度センサと、
前記サーマルヘッドの周囲温度を検出する周囲温度セン
サと、前記サーマルヘッド温度センサ及び前記周囲温度
センサからの検出値をそれぞれ参照して前記発熱抵抗体
に対する通電時間を決定するストローブ長を算出するス
トローブ長算出手段と、1ライン分の印字データを順次
格納する印字バッファと、この印字バッファに格納され
た印字データに対応する前記発熱抵抗体を前記ストロー
ブ長に従って選択的に発熱駆動し、かつ、前記サーマル
ヘッドと記録媒体とを相対的に移動させてライン毎に印
字を行うライン印字手段と、このライン印字手段による
印字ライン数が所定のライン数に達したか否かを判断す
るライン数到達判断手段と、このライン数到達判断手段
によって印字ライン数が所定のライン数に達したと判断
した場合、前記ストローブ長算出手段を再度実行するス
トローブ長再算出手段と、を備える。
【0011】したがって、発熱抵抗体に対する通電時間
を決定するストローブ長が所定の印字ライン数毎に算出
され、印字バッファに格納された印字データに対応する
発熱抵抗体がこの算出されたストローブ長に従って選択
的に発熱駆動されることでライン毎の印字が行われる。
これにより、所定の印字ライン数毎に印字濃度が補正さ
れるので、印字開始部分と印字終了部分とでの印字品質
を一定に保つことが可能になる。
【0012】請求項4記載の発明は、多数の発熱抵抗体
をライン状に配設したサーマルヘッドと、このサーマル
ヘッドの温度を検出するサーマルヘッド温度センサと、
前記サーマルヘッドの周囲温度を検出する周囲温度セン
サと、前記サーマルヘッド温度センサ及び前記周囲温度
センサからの検出値をそれぞれ参照して前記発熱抵抗体
に対する通電時間を決定するストローブ長を算出するス
トローブ長算出手段と、1ライン分の印字データを順次
格納する印字バッファと、この印字バッファに格納され
た印字データに対応する前記発熱抵抗体を前記ストロー
ブ長に従って選択的に発熱駆動し、かつ、前記サーマル
ヘッドと記録媒体とを相対的に移動させてライン毎に印
字を行うライン印字手段と、このライン印字手段による
印字ライン数が所定のライン数に達した後に空白ライン
が出現したか否かを判断する空白ライン出現判断手段
と、この空白ライン出現判断手段によって印字ライン数
が所定のライン数に達した後に空白ラインが出現したと
判断した場合、前記ストローブ長算出手段を再度実行す
るストローブ長再算出手段と、を備える。
【0013】したがって、発熱抵抗体に対する通電時間
を決定するストローブ長が所定のライン数に達した後に
空白ラインが出現する度に算出され、印字バッファに格
納された印字データに対応する発熱抵抗体がこの算出さ
れたストローブ長に従って選択的に発熱駆動されること
でライン毎の印字が行われる。これにより、印字が継続
している間は印字濃度が補正されずに、所定のライン数
に達した後に空白ラインが出現する度に印字濃度が補正
されるので、印字途中で印字品質を急激に変化させるこ
となく、印字開始部分と印字終了部分とでの印字品質を
一定に保つことが可能になる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか一記載のサーマルプリンタにおいて、前記印
字データに含まれる文字データに対応するキャラクタ
が、1ライン毎にスペースを設け、かつ、印字カスレが
発生する部分に補強ドットを追加するとともに印字ツブ
レが発生する部分のドットを削除したものである。
【0015】したがって、このようなキャラクタが用い
られることにより、記録媒体として感熱紙で構成される
複写伝票等を用いた場合に生じる印字カスレや印字ツブ
レを改善することが可能になり、文字単位の印字品質を
高めることが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。本実施の形態のサーマ
ルプリンタは、小型で可搬性を有する携帯型のプリンタ
ヘの適用例である。
【0017】ここで、図1は本実施の形態のサーマルプ
リンタ1の外観を示す平面図、図2はサーマルプリンタ
1の内部構造を一部を切り欠いて概略的に示す右側面図
である。図1に示すように、サーマルプリンタ1の本体
ケース2の上面手前左側には、液晶ディスプレイ(LC
D:Liquid Crystal Display)3が設けられている。液
晶ディスプレイ3は、操作状況や各種情報の表示に用い
られる。また、液晶ディスプレイ3の表面には、タッチ
パネル4が備えられている。そして、本体ケース2の上
面手前右側には、キーボード5が設けられている。
【0018】また、図2に示すように、本体ケース2内
には、印字部6が上方へ寄せて設けられている。印字部
6へ記録媒体である印字用紙を取り込む給紙口7は、本
体ケース2の背面に形成されていて、印字用紙を排出す
る排紙口8は、本体ケース2の上面奥に形成されてい
る。排紙口8の縁には、印字用紙としてロール紙などの
連続紙が用いられた場合にそれを切断するためのカッタ
9が設けられている。
【0019】印字部6の構造について説明する。まず、
排紙口8の用紙搬送方向上流側に、サーマルヘッド10
とプラテンローラ11とが配設されている。このプラテ
ンローラ11の外周面を利用して、給紙口7から排紙口
8まで形成されて印字用紙が搬送される用紙搬送路12
が略U字型に屈曲形成されている。これにより、排紙口
8から排出される印字用紙は、液晶ディスプレイ3及び
キーボード5を覆わないように、上方奥側へ向かって排
出され、さらに、印字面を上向きにして排出される。こ
こで、排紙動作は、印字用紙の最後端をサーマルヘッド
10とプラテンローラ11とに噛まれた状態で停止する
よう制御されている。これにより、印字用紙を落下させ
てしまうことがない。
【0020】この印字部6は、印字用紙(記録媒体)と
して、一枚の感熱紙からなる伝票等の定形用紙だけでな
く、二枚ないし四枚の感熱紙が綴られた複写伝票等の複
写式定形用紙にも印字可能であり、感熱紙が一又は二枚
の場合と三又は四枚の場合とでプラテンローラ11への
サーマルヘッド10の圧接力を変える切換機構13を備
えている。
【0021】サーマルヘッド10は用紙幅方向に沿って
多数配列された発熱抵抗体(図示せず)を備え、印字す
るドットに対応する発熱抵抗体を発熱させる。サーマル
ヘッド10は、本体ケース2に対して回動自在である軸
14で支持されており、回動に従ってプラテンローラ1
1に発熱抵抗体が接離する。サーマルヘッド10のプラ
テンローラ11の反対側の面には、サーマルヘッド10
をプラテンローラ11に圧接する方向へ付勢する板バネ
15が接している。この板バネ15は、スプリングプレ
ート16に取り付けられていて、スプリングプレート1
6は、本体ケース2に対して回動自在である軸17で支
持されている。
【0022】スプリングプレート16のサーマルヘッド
10の反対側の面には、カム18が接している。カム1
8は、本体ケース2に対して、その軸心を中心に回動自
在である被操作部としての回動軸19に取り付けられて
いる。
【0023】本体ケース2の右側面には、回動軸19が
突出しており、この突出部分(図示せず)に、回動軸1
9と一体となって回動可能に、操作部である切換レバー
20(図1参照)が取り付けられている。切換レバー2
0は、サーマルヘッド10のプラテンローラ11に対す
る圧接力を変更するために回動軸19を回動させること
によってカム18を回動させるのに用いられる。
【0024】本体ケース2内の底面側には、このサーマ
ルプリンタ1を制御する制御系を構成する部材が搭載さ
れたプリンタ制御回路基板21が設けられている。な
お、プリンタ制御回路基板21には、感熱紙の温度に代
えられる周囲温度として本体ケース2内の温度を検出す
る周囲温度センサ22が備えられている。また、サーマ
ルヘッド10には、サーマルヘッド10の温度を検出す
るサーマルヘッド温度センサ23が備えられている。
【0025】次に、サーマルプリンタ1が備える制御系
24を含む各部の電気的接続について図3を参照して説
明する。制御系24には各種の演算処理を実行し各部を
集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)
25が備えられており、このCPU25には、ROM
(Read Only Memory)26及びRAM(Random AccessM
emory)27がシステムバス28を介してバス接続され
ている。ROM26は、サーマルプリンタ1の制御プロ
グラムを格納した媒体であり、この制御プログラムに従
ってCPU25が各部を制御する。RAM27は、各種
の可変情報を一時的に格納する。また、RAM27の一
部領域は、印字バッファ、各種のカウンタ領域、データ
フラグ等に利用される。
【0026】CPU25には、液晶ディスプレイ3、タ
ッチパネル4、キーボード5、サーマルヘッド10、周
囲温度センサ22、サーマルヘッド温度センサ23、プ
ラテンローラ11を回転駆動するモータ29、用紙検出
センサ30、ホスト機との通信などに用いられる外部イ
ンターフェース31が、システムバス28を介して接続
されている。
【0027】さらに、CPU25には、各種の文字等に
対応するコード毎にキャラクタを設定するキャラクタジ
ェネレータ32と、イメージデータを展開するイメージ
バッファ33とが、システムバス28を介して接続され
ている。
【0028】ここで、図4はキャラクタジェネレータ3
2に設定されるキャラクタCの一例を示す説明図であ
る。図4に示すように、本実施の形態のキャラクタジェ
ネレータ32に設定されるキャラクタCは、従来のキャ
ラクタとは異なり、1ライン毎にスペースを設け、か
つ、印字カスレが発生する部分に補強ドットを追加する
とともに印字ツブレが発生する部分のドットを削除した
ものである。このようなキャラクタCを用いることによ
り、印字用紙(記録媒体)として感熱紙で構成された複
写伝票等の複写式定形用紙を用いた場合に生じる印字カ
スレや印字ツブレを改善することができる。これによ
り、文字単位の印字品質を高めることが可能になる。
【0029】このような構成において、ROM26に格
納された制御プログラムに基づくCPU25による印字
動作の制御の流れを図5に示すフローチャートを参照し
て説明する。図5に示すように、外部インターフェース
31を介してホスト機から送信された印字データやタッ
チパネル4やキーボード5により入力された印字データ
の受信が認識されると(ステップS1のY)、受信した
印字データをイメージバッファ33に展開し、伝票イメ
ージを作成する(ステップS2)。なお、この際、印字
データに文字データ等のコードデータが含まれている場
合には、コードデータに対応するキャラクタCがキャラ
クタジェネレータ32から呼び出され、このキャラクタ
Cがイメージバッファ33に展開される。
【0030】次いで、周囲温度センサ22により周囲温
度の検出を行うとともにサーマルヘッド温度センサ23
によるサーマルヘッド10の温度の検出を行う(ステッ
プS3)。そして、検出された周囲温度及びヘッド温度
と、ヘッド抵抗値と、分割数とに基づく周知の手法によ
り、最適なストローブ長を算出して設定する(ステップ
S4:ストローブ長算出手段)。
【0031】続くステップS5においては、各種初期設
定を実行する。ここでは、空白ライン数のカウンタ領域
“K”の値と、ライン数のカウンタ領域“L”の値とを
ゼロクリアする。
【0032】続いてイメージバッファ33から1ライン
分のデータを取り出し、印字バッファに転送する(ステ
ップS6)。
【0033】ここで、CPU25は、印字バッファに転
送された1ライン分のデータ中に印字ドットが有るか否
かを判断する(ステップS7)。印字バッファに転送さ
れた1ライン分のデータ中に印字ドットが無い場合には
(ステップS7のN)、その1ライン分のデータは空白
のライン(スペースライン)であると認識し、空白ライ
ン数のカウンタ領域“K”の値と、ライン数のカウンタ
領域“L”の値とをそれぞれ1ずつインクリメントした
後(ステップS8)、モータ29を駆動してプラテンロ
ーラ11を回転させて感熱紙を1ライン分副走査方向に
フィードする(ステップS9:ライン印字手段)。
【0034】一方、印字バッファに転送された1ライン
分のデータ中に印字ドットが有る場合には(ステップS
7のY)、空白ライン数のカウンタ領域“K”の値が予
め設定されている空白ライン数を超えているか否かを判
断する(ステップS10:開始ライン判断手段)。ここ
で、予め設定されている空白ライン数は、文字列間のラ
イン数である。
【0035】空白ライン数のカウンタ領域“K”の値が
予め設定されている空白ライン数を超えていない場合に
は(ステップS10のY)、印字バッファに転送された
1ライン分のデータ中に印字ドットが有ることから空白
ライン数のカウンタ領域“K”の値をゼロクリアした後
(ステップS11)、ステップS12に進み、ライン数
のカウンタ領域“L”の値が予め設定されているライン
数を超えているか否かを判断する。ここで、予め設定さ
れているライン数は、例えば100ラインである。
【0036】ライン数のカウンタ領域“L”の値が予め
設定されているライン数に達していない場合には(ステ
ップS12のY)、ライン数のカウンタ領域“L”の値
を1インクリメントした後(ステップS13)、印字バ
ッファに転送された1ライン分のデータの印字処理を実
行する(ステップS14:ライン印字手段)。具体的に
は、印字バッファに転送された1ライン分のデータに基
づいてサーマルヘッド10の発熱抵抗体を選択的に駆動
させて発熱させて感熱紙にドットを選択的に形成すると
ともに、モータ29を駆動してプラテンローラ11を回
転させて感熱紙を1ライン分副走査方向にフィードする
ことにより、1ライン分のデータの印字処理を実行する
ことになる。
【0037】一方、空白ライン数のカウンタ領域“K”
の値が予め設定されている空白ライン数を超えた場合に
は(ステップS10のN)、または、ライン数のカウン
タ領域“L”の値が予め設定されているライン数を超え
た場合には(ステップS12のN)、周囲温度センサ2
2により周囲温度の検出を行うとともにサーマルヘッド
温度センサ23によるサーマルヘッド10の温度の検出
を行った後(ステップS15)、検出された周囲温度及
びヘッド温度と、ヘッド抵抗値と、分割数とに基づく周
知の手法により、最適なストローブ長を算出して設定す
る(ステップS16:ストローブ長算出手段)。つま
り、ステップS15〜S16において、ストローブ長再
算出手段の機能が実行される。
【0038】このようにストローブ長を再度設定するの
は、空白ライン数のカウンタ領域“K”の値が予め設定
されている空白ライン数を超えた場合には(ステップS
10のN)、現在の印字ラインが文字列の先頭ラインで
あるものと判断して各文字列毎の印字品質を一定に保つ
ことを目的とするものであり、ライン数のカウンタ領域
“L”の値が予め設定されているライン数を超えた場合
には(ステップS12のN)、文字以外のデータを広範
囲に印字する際の印字品質を一定に保つことを目的とす
るものである。
【0039】その後、空白ライン数のカウンタ領域
“K”の値と、ライン数のカウンタ領域“L”の値とを
ゼロクリアし(ステップS17)、印字バッファに転送
された1ライン分のデータの印字処理を実行する(ステ
ップS14)。
【0040】以上のステップS6〜S17の処理は、全
印字データが印字されるまで(ステップS18のY)、
繰り返される。
【0041】ここに、発熱抵抗体に対する通電時間を決
定するストローブ長が1文字列毎に算出され、印字バッ
ファに格納された印字データに対応する発熱抵抗体がこ
の算出されたストローブ長に従って選択的に発熱駆動さ
れることでライン毎の印字が行われる。これにより、1
文字列毎の印字濃度が一定になるので、印字開始部分と
印字終了部分とでの印字品質を一定に保つことが可能に
なる。また、発熱抵抗体に対する通電時間を決定するス
トローブ長が所定の印字ライン数毎にも算出されるの
で、文字列以外のデータを広範囲に印字する際にも、印
字品質を一定に保つことが可能になる。
【0042】次に、本発明の第二の実施の形態を図6に
基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施の形態に
おいて説明した部分と同一部分については同一符号を用
い、説明も省略する。本実施の形態は、前述した第一の
実施の形態とは、印字動作の制御の流れが異なるもので
ある。
【0043】本実施の形態のROM26に格納された制
御プログラムに基づくCPU25による印字動作の制御
の流れを図6に示すフローチャートを参照して説明す
る。図6に示すように、外部インターフェース31を介
してホスト機から送信された印字データやタッチパネル
4やキーボード5により入力された印字データの受信が
認識されると(ステップS21のY)、受信した印字デ
ータをイメージバッファ33に展開し、伝票イメージを
作成する(ステップS22)。なお、この際、印字デー
タに文字データ等のコードデータが含まれている場合に
は、コードデータに対応するキャラクタCがキャラクタ
ジェネレータ32から呼び出され、このキャラクタCが
イメージバッファ33に展開される。
【0044】次いで、周囲温度センサ22により周囲温
度の検出を行うとともにサーマルヘッド温度センサ23
によるサーマルヘッド10の温度の検出を行う(ステッ
プS23)。そして、検出された周囲温度及びヘッド温
度と、ヘッド抵抗値と、分割数とに基づく周知の手法に
より、最適なストローブ長を算出して設定する(ステッ
プS24:ストローブ長算出手段)。
【0045】続くステップS25においては、各種初期
設定を実行する。ここでは、ライン数のカウンタ領域
“L”の値をゼロクリアする。
【0046】続いてイメージバッファ33から1ライン
分のデータを取り出して印字バッファに転送し(ステッ
プS26)、ライン数のカウンタ領域“L”の値を1イ
ンクリメントする(ステップS27)。
【0047】ここで、CPU25は、印字バッファに転
送された1ライン分のデータ中に印字ドットが有るか否
かを判断する(ステップS28)。印字バッファに転送
された1ライン分のデータ中に印字ドットが無い場合に
は(ステップS28のN)、その1ライン分のデータは
空白のライン(スペースライン)であると認識し、モー
タ29を駆動してプラテンローラ11を回転させて感熱
紙を1ライン分副走査方向にフィードする(ステップS
29:ライン印字手段)。
【0048】一方、印字バッファに転送された1ライン
分のデータ中に印字ドットが有る場合には(ステップS
28のY)、ライン数のカウンタ領域“L”の値が予め
設定されているライン数を超えているか否かを判断する
(ステップS30:ライン数到達判断手段)。ここで、
予め設定されているライン数は、例えば100ラインで
ある。
【0049】ライン数のカウンタ領域“L”の値が予め
設定されているライン数に達していない場合には(ステ
ップS30のY)、印字バッファに転送された1ライン
分のデータの印字処理を実行する(ステップS31:ラ
イン印字手段)。
【0050】一方、ライン数のカウンタ領域“L”の値
が予め設定されているライン数を超えた場合には(ステ
ップS30のN)、周囲温度センサ22により周囲温度
の検出を行うとともにサーマルヘッド温度センサ23に
よるサーマルヘッド10の温度の検出を行った後(ステ
ップS32)、検出された周囲温度及びヘッド温度と、
ヘッド抵抗値と、分割数とに基づく周知の手法により、
最適なストローブ長を算出して設定する(ステップS3
3:ストローブ長算出手段)。つまり、ステップS32
〜S33において、ストローブ長再算出手段の機能が実
行される。
【0051】このように予め設定されているライン数
(ここでは、100ライン)毎にストローブ長を再度設
定することにより、予め設定されているライン数(ここ
では、100ライン)毎の印字品質を一定に保つことが
可能になる。
【0052】その後、ライン数のカウンタ領域“L”の
値をゼロクリアし(ステップS34)、印字バッファに
転送された1ライン分のデータの印字処理を実行する
(ステップS31)。
【0053】以上のステップS26〜S34の処理は、
全印字データが印字されるまで(ステップS35の
Y)、繰り返される。
【0054】ここに、発熱抵抗体に対する通電時間を決
定するストローブ長が所定の印字ライン数毎に算出さ
れ、印字バッファに格納された印字データに対応する発
熱抵抗体がこの算出されたストローブ長に従って選択的
に発熱駆動されることでライン毎の印字が行われる。こ
れにより、所定の印字ライン数毎に印字濃度が補正され
るので、印字開始部分と印字終了部分とでの印字品質を
一定に保つことが可能になる。
【0055】次に、本発明の第三の実施の形態を図77
に基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施の形態
において説明した部分と同一部分については同一符号を
用い、説明も省略する。本実施の形態は、前述した第一
の実施の形態とは、印字動作の制御の流れが異なるもの
である。
【0056】本実施の形態のROM26に格納された制
御プログラムに基づくCPU25による印字動作の制御
の流れを図7に示すフローチャートを参照して説明す
る。図7に示すように、外部インターフェース31を介
してホスト機から送信された印字データやタッチパネル
4やキーボード5により入力された印字データの受信が
認識されると(ステップS41のY)、受信した印字デ
ータをイメージバッファ33に展開し、伝票イメージを
作成する(ステップS42)。なお、この際、印字デー
タに文字データ等のコードデータが含まれている場合に
は、コードデータに対応するキャラクタCがキャラクタ
ジェネレータ32から呼び出され、このキャラクタCが
イメージバッファ33に展開される。
【0057】次いで、周囲温度センサ22により周囲温
度の検出を行うとともにサーマルヘッド温度センサ23
によるサーマルヘッド10の温度の検出を行う(ステッ
プS43)。そして、検出された周囲温度及びヘッド温
度と、ヘッド抵抗値と、分割数とに基づく周知の手法に
より、最適なストローブ長を算出して設定する(ステッ
プS44:ストローブ長算出手段)。
【0058】続くステップS45においては、各種初期
設定を実行する。ここでは、ライン数のカウンタ領域
“L”の値をゼロクリアするとともに、データフラグに
“0”を立てる。
【0059】続いてイメージバッファ33から1ライン
分のデータを取り出して印字バッファに転送し(ステッ
プS46)、ライン数のカウンタ領域“L”の値を1イ
ンクリメントする(ステップS47)。
【0060】ここで、CPU25は、印字バッファに転
送された1ライン分のデータ中に印字ドットが有るか否
かを判断する(ステップS48)。印字バッファに転送
された1ライン分のデータ中に印字ドットが無い場合に
は(ステップS48のN)、その1ライン分のデータは
空白のライン(スペースライン)であると認識し、モー
タ29を駆動してプラテンローラ11を回転させて感熱
紙を1ライン分副走査方向にフィードするとともに(ス
テップS49:ライン印字手段)、印字バッファに転送
された1ライン分のデータ中に印字ドットが無いことを
示す“0”をデータフラグに立てる(ステップS5
0)。
【0061】一方、印字バッファに転送された1ライン
分のデータ中に印字ドットが有る場合には(ステップS
48のY)、ステップS51に進み、ライン数のカウン
タ領域“L”の値が予め設定されているライン数を超え
ているか否かを判断する。ここで、予め設定されている
ライン数は、例えば100ラインである。
【0062】ライン数のカウンタ領域“L”の値が予め
設定されているライン数に達していない場合には(ステ
ップS51のY)、印字バッファに転送された1ライン
分のデータの印字処理を実行した後(ステップS52:
ライン印字手段)、印字バッファに転送された1ライン
分のデータ中に印字ドットが有ることを示す“1”をデ
ータフラグに立てる(ステップS53)。
【0063】一方、ライン数のカウンタ領域“L”の値
が予め設定されているライン数を超えた場合には(ステ
ップS51のN)、ステップS54に進み、データフラ
グが“1”であるか否かを判断する。データフラグが
“1”である場合は(ステップS54のY)、前回の1
ライン分のデータには印字ドットが有ったことを示して
いることから、そのままステップS52に進み、印字バ
ッファに転送された1ライン分のデータの印字処理を実
行する。
【0064】一方、データフラクが“0”である場合は
(ステップS54のN)、前回の1ライン分のデータに
は印字ドットが無かったことを示していることからその
1ライン分のデータは空白のライン(スペースライン)
であるので、周囲温度センサ22により周囲温度の検出
を行うとともにサーマルヘッド温度センサ23によるサ
ーマルヘッド10の温度の検出を行った後(ステップS
55)、検出された周囲温度及びヘッド温度と、ヘッド
抵抗値と、分割数とに基づく周知の手法により、最適な
ストローブ長を算出して設定する(ステップS56:ス
トローブ長算出手段)。つまり、ステップS51及びS
54において空白ライン出現判断手段の機能が実行さ
れ、ステップS55〜S56においてストローブ長再算
出手段の機能が実行される。
【0065】このように予め設定されているライン数
(ここでは、100ライン)の経過後であって最初に空
白ラインか出現した後にストローブ長を再度設定するこ
とにより、文字の途中で印字品質を変えることなく予め
設定されているライン数(ここでは、100ライン)毎
の印字品質を一定に保つことが可能になる。
【0066】その後、ライン数のカウンタ領域“L”の
値をゼロクリアし(ステップS57)、印字バッファに
転送された1ライン分のデータの印字処理を実行する
(ステップS52)。
【0067】以上のステップS46〜S57の処理は、
全印字データが印字されるまで(ステップS58の
Y)、繰り返される。
【0068】ここに、発熱抵抗体に対する通電時間を決
定するストローブ長が所定のライン数に達した後に空白
ラインが出現する度に算出され、印字バッファに格納さ
れた印字データに対応する発熱抵抗体がこの算出された
ストローブ長に従って選択的に発熱駆動されることでラ
イン毎の印字が行われる。これにより、印字が継続して
いる間は印字濃度が補正されずに、所定のライン数に達
した後に空白ラインが出現する度に印字濃度が補正され
るので、印字途中で印字品質を急激に変化させることな
く、印字開始部分と印字終了部分とでの印字品質を一定
に保つことが可能になる。
【0069】なお、各実施の形態においては、従来のキ
ャラクタとは異なる特殊なキャラクタCを用いたが、記
録媒体として感熱紙で構成される複写伝票等の複写式定
形用紙を用いない場合には、従来のキャラクタを用いる
ようにしても良い。
【0070】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、多数の発
熱抵抗体をライン状に配設したサーマルヘッドと、この
サーマルヘッドの温度を検出するサーマルヘッド温度セ
ンサと、前記サーマルヘッドの周囲温度を検出する周囲
温度センサと、前記サーマルヘッド温度センサ及び前記
周囲温度センサからの検出値をそれぞれ参照して前記発
熱抵抗体に対する通電時間を決定するストローブ長を算
出するストローブ長算出手段と、1ライン分の印字デー
タを順次格納する印字バッファと、この印字バッファに
格納された印字データに対応する前記発熱抵抗体を前記
ストローブ長に従って選択的に発熱駆動し、かつ、前記
サーマルヘッドと記録媒体とを相対的に移動させてライ
ン毎に印字を行うライン印字手段と、このライン印字手
段によるライン印字が1文字列の印字開始ラインである
か否かを判断する開始ライン判断手段と、この開始ライ
ン判断手段によって1文字列の印字開始ラインであると
判断した場合、前記ストローブ長算出手段を再度実行す
るストローブ長再算出手段と、を備え、発熱抵抗体に対
する通電時間を決定するストローブ長を1文字列毎に算
出し、印字バッファに格納された印字データに対応する
発熱抵抗体をこの算出されたストローブ長に従って選択
的に発熱駆動することでライン毎の印字を行うことによ
り、1文字列毎の印字濃度を一定にすることができるの
で、印字開始部分と印字終了部分とでの印字品質を一定
に保つことができる。
【0071】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のサーマルプリンタにおいて、前記ライン印字手段に
よる印字ライン数が所定のライン数に達した場合にも前
記ストローブ長再算出手段を実行することにより、発熱
抵抗体に対する通電時間を決定するストローブ長が所定
の印字ライン数毎にも算出されるので、文字列以外のデ
ータを広範囲に印字する際にも、印字品質を一定に保つ
ことができる。
【0072】請求項3記載の発明によれば、多数の発熱
抵抗体をライン状に配設したサーマルヘッドと、このサ
ーマルヘッドの温度を検出するサーマルヘッド温度セン
サと、前記サーマルヘッドの周囲温度を検出する周囲温
度センサと、前記サーマルヘッド温度センサ及び前記周
囲温度センサからの検出値をそれぞれ参照して前記発熱
抵抗体に対する通電時間を決定するストローブ長を算出
するストローブ長算出手段と、1ライン分の印字データ
を順次格納する印字バッファと、この印字バッファに格
納された印字データに対応する前記発熱抵抗体を前記ス
トローブ長に従って選択的に発熱駆動し、かつ、前記サ
ーマルヘッドと記録媒体とを相対的に移動させてライン
毎に印字を行うライン印字手段と、このライン印字手段
による印字ライン数が所定のライン数に達したか否かを
判断するライン数到達判断手段と、このライン数到達判
断手段によって印字ライン数が所定のライン数に達した
と判断した場合、前記ストローブ長算出手段を再度実行
するストローブ長再算出手段と、を備え、発熱抵抗体に
対する通電時間を決定するストローブ長を所定の印字ラ
イン数毎に算出し、印字バッファに格納された印字デー
タに対応する発熱抵抗体をこの算出されたストローブ長
に従って選択的に発熱駆動することでライン毎の印字を
行うことにより、所定の印字ライン数毎に印字濃度を補
正することができるので、印字開始部分と印字終了部分
とでの印字品質を一定に保つことができる。
【0073】請求項4記載の発明によれば、多数の発熱
抵抗体をライン状に配設したサーマルヘッドと、このサ
ーマルヘッドの温度を検出するサーマルヘッド温度セン
サと、前記サーマルヘッドの周囲温度を検出する周囲温
度センサと、前記サーマルヘッド温度センサ及び前記周
囲温度センサからの検出値をそれぞれ参照して前記発熱
抵抗体に対する通電時間を決定するストローブ長を算出
するストローブ長算出手段と、1ライン分の印字データ
を順次格納する印字バッファと、この印字バッファに格
納された印字データに対応する前記発熱抵抗体を前記ス
トローブ長に従って選択的に発熱駆動し、かつ、前記サ
ーマルヘッドと記録媒体とを相対的に移動させてライン
毎に印字を行うライン印字手段と、このライン印字手段
による印字ライン数が所定のライン数に達した後に空白
ラインが出現したか否かを判断する空白ライン出現判断
手段と、この空白ライン出現判断手段によって印字ライ
ン数が所定のライン数に達した後に空白ラインが出現し
たと判断した場合、前記ストローブ長算出手段を再度実
行するストローブ長再算出手段と、を備え、発熱抵抗体
に対する通電時間を決定するストローブ長を所定のライ
ン数に達した後に空白ラインが出現する度に算出し、印
字バッファに格納された印字データに対応する発熱抵抗
体をこの算出されたストローブ長に従って選択的に発熱
駆動することでライン毎の印字を行うことにより、印字
が継続している間は印字濃度を補正せずに、所定のライ
ン数に達した後に空白ラインが出現する度に印字濃度を
補正することができるので、印字途中で印字品質を急激
に変化させることなく、印字開始部分と印字終了部分と
での印字品質を一定に保つことができる。
【0074】請求項5記載の発明によれば、請求項1な
いし4のいずれか一記載のサーマルプリンタにおいて、
前記印字データに含まれる文字データに対応するキャラ
クタが、1ライン毎にスペースを設け、かつ、印字カス
レが発生する部分に補強ドットを追加するとともに印字
ツブレが発生する部分のドットを削除したものであるこ
とにより、記録媒体として感熱紙で構成される複写伝票
等を用いた場合に生じる印字カスレや印字ツブレを改善
することができ、文字単位の印字品質を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のサーマルプリンタ
の外観を示す平面図である。
【図2】サーマルプリンタの内部構造を一部を切り欠い
て概略的に示す右側面図である。
【図3】サーマルプリンタが備える制御系を含む各部の
電気的接続を示すブロック図である。
【図4】キャラクタジェネレータに設定されるキャラク
タの一例を示す説明図である。
【図5】印字動作の制御の流れを示すフローチャートで
ある。
【図6】本発明の第二の実施の形態の印字動作の制御の
流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第三の実施の形態の印字動作の制御の
流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 サーマルプリンタ 10 サーマルヘッド 22 周囲温度センサ 23 サーマルヘッド温度センサ 27 印字バッファ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の発熱抵抗体をライン状に配設した
    サーマルヘッドと、 このサーマルヘッドの温度を検出するサーマルヘッド温
    度センサと、 前記サーマルヘッドの周囲温度を検出する周囲温度セン
    サと、 前記サーマルヘッド温度センサ及び前記周囲温度センサ
    からの検出値をそれぞれ参照して前記発熱抵抗体に対す
    る通電時間を決定するストローブ長を算出するストロー
    ブ長算出手段と、 1ライン分の印字データを順次格納する印字バッファ
    と、 この印字バッファに格納された印字データに対応する前
    記発熱抵抗体を前記ストローブ長に従って選択的に発熱
    駆動し、かつ、前記サーマルヘッドと記録媒体とを相対
    的に移動させてライン毎に印字を行うライン印字手段
    と、 このライン印字手段によるライン印字が1文字列の印字
    開始ラインであるか否かを判断する開始ライン判断手段
    と、 この開始ライン判断手段によって1文字列の印字開始ラ
    インであると判断した場合、前記ストローブ長算出手段
    を再度実行するストローブ長再算出手段と、を備えるサ
    ーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記ライン印字手段による印字ライン数
    が所定のライン数に達した場合にも前記ストローブ長再
    算出手段を実行する請求項1記載のサーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】 多数の発熱抵抗体をライン状に配設した
    サーマルヘッドと、 このサーマルヘッドの温度を検出するサーマルヘッド温
    度センサと、 前記サーマルヘッドの周囲温度を検出する周囲温度セン
    サと、 前記サーマルヘッド温度センサ及び前記周囲温度センサ
    からの検出値をそれぞれ参照して前記発熱抵抗体に対す
    る通電時間を決定するストローブ長を算出するストロー
    ブ長算出手段と、 1ライン分の印字データを順次格納する印字バッファ
    と、 この印字バッファに格納された印字データに対応する前
    記発熱抵抗体を前記ストローブ長に従って選択的に発熱
    駆動し、かつ、前記サーマルヘッドと記録媒体とを相対
    的に移動させてライン毎に印字を行うライン印字手段
    と、 このライン印字手段による印字ライン数が所定のライン
    数に達したか否かを判断するライン数到達判断手段と、 このライン数到達判断手段によって印字ライン数が所定
    のライン数に達したと判断した場合、前記ストローブ長
    算出手段を再度実行するストローブ長再算出手段と、を
    備えるサーマルプリンタ。
  4. 【請求項4】 多数の発熱抵抗体をライン状に配設した
    サーマルヘッドと、 このサーマルヘッドの温度を検出するサーマルヘッド温
    度センサと、 前記サーマルヘッドの周囲温度を検出する周囲温度セン
    サと、 前記サーマルヘッド温度センサ及び前記周囲温度センサ
    からの検出値をそれぞれ参照して前記発熱抵抗体に対す
    る通電時間を決定するストローブ長を算出するストロー
    ブ長算出手段と、 1ライン分の印字データを順次格納する印字バッファ
    と、 この印字バッファに格納された印字データに対応する前
    記発熱抵抗体を前記ストローブ長に従って選択的に発熱
    駆動し、かつ、前記サーマルヘッドと記録媒体とを相対
    的に移動させてライン毎に印字を行うライン印字手段
    と、 このライン印字手段による印字ライン数が所定のライン
    数に達した後に空白ラインが出現したか否かを判断する
    空白ライン出現判断手段と、 この空白ライン出現判断手段によって印字ライン数が所
    定のライン数に達した後に空白ラインが出現したと判断
    した場合、前記ストローブ長算出手段を再度実行するス
    トローブ長再算出手段と、を備えるサーマルプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記印字データに含まれる文字データに
    対応するキャラクタが、1ライン毎にスペースを設け、
    かつ、印字カスレが発生する部分に補強ドットを追加す
    るとともに印字ツブレが発生する部分のドットを削除し
    たものである請求項1ないし4のいずれか一記載のサー
    マルプリンタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7446789B2 (en) 2005-03-30 2008-11-04 Fujifilm Corporation Heat accumulation correcting method, thermal printer, and computer-executable program
CN110774773A (zh) * 2018-07-31 2020-02-11 卡西欧计算机株式会社 热敏打印机及计算机可读取的记录介质
CN117465149A (zh) * 2023-11-09 2024-01-30 广州市森扬电子科技有限公司 一种打印跳白图案的uv灯控制方法、设备及存储介质

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